JPH08166727A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08166727A
JPH08166727A JP6310225A JP31022594A JPH08166727A JP H08166727 A JPH08166727 A JP H08166727A JP 6310225 A JP6310225 A JP 6310225A JP 31022594 A JP31022594 A JP 31022594A JP H08166727 A JPH08166727 A JP H08166727A
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JP6310225A
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Masashi Yamamoto
雅志 山本
Toru Miyasaka
徹 宮坂
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】トナー像担持体上に異なる複数色のトナー像を
重ね合わせた多色画像を形成し、これを転写手段5,1
3により1回の転写で記録媒体9に転写する画像形成装
置で、高圧電源の出力を周期的に変化させる。 【効果】画像パターン境界部の転写抜けを、環境条件の
変化,記録媒体の種類に関わらず防止することができ、
高品位な画像形成装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタ,フ
ァックスなどの電子写真方式を用いた画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年のカラー画像を扱う環境が充実する
のに伴い、複写機,プリンタなどの画像形成装置のカラ
ー化が進められている。このため、電子写真方式でもカ
ラー化に対応した様々な方式が提案されている。例え
ば、特開平2−141778 号公報に記載の用紙やOHPシー
トなどの記録媒体を転写ドラムに巻き付けて記録媒体上
に直接カラー画像を形成する転写ドラム方式,特開平5
−188789 号公報に説明されている中間転写体を用いる
中間転写方式,特開平2−139584 号公報に述べられてい
る感光体上に複数色のトナーを直接現像する感光体上色
重ね方式などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらのうち、中間転
写方式,感光体上色重ね方式は、中間転写体上もしくは
感光体上に複数色のトナーが重ね合わされたトナー画像
が形成される。これらのトナー画像は、同一画像内に、
再現する色に応じて数色のトナーが重なった部分や、1
色のトナーのみが存在する部分が混在することになる。
このため同一画像内でトナーの厚さが不均一となるが、
これを1回の転写で記録媒体に転写しなくてはならな
い。このとき、トナーが数色重なったパターンと1色し
かないパターンが隣接していると、トナーが1色しかな
いパターンの境界部では記録媒体がトナー像に密着せ
ず、空隙が生じる。このため、トナーに加わる転写電界
が弱くなり、転写抜けが発生するという問題が生じる。
これは、黒1色のべた画像の中に青(マゼンタトナーと
シアントナーの重ね合わせ)文字を印字すると青文字の
境界部の黒べたの部分が青文字を縁取りしたように白く
抜けてしまうというものである。このように、トナーの
付着量の異なる二つの画像の境界部分では、付着量の少
ない方の画像に抜けが発生しやすく、画像品位が低下し
てしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、トナー像を保持するトナー像担持体と、
記録媒体をトナー像担持体に押し付けトナー像を静電的
に記録媒体を転写させる転写手段と、前記転写手段に加
える出力を任意に変えられる高圧電源を有するととも
に、トナー像担持体上に異なる複数色のトナー像を重ね
合わせた多色画像を形成し、これを前記転写手段により
1回の転写で記録媒体に転写する画像形成装置で、前記
高圧電源の出力を周期的に変化させることを特徴とす
る。
【0005】
【作用】本発明によれば、多少なりともトナー像と記録
媒体の間に空隙ができるようなことがあっても、転写電
界をトナーに加えることができ、転写が良好となる。こ
の結果、転写抜けが防止され、高品位な画像を形成でき
る画像形成装置が得られる。
【0006】
【実施例】
(実施例1)以下に本発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。図1は、本発明を用いた画像形成装置の
断面図を示したものである。本体奥側には、プリンタを
制御するコントローラ(図示せず)がある。このコント
ローラ内には、画像信号処理部とプリント指令制御部が
内蔵されている。本体右寄り中央部に三つの回転可能な
軸によって張架されたベルト上の感光体1が設けられて
いる。この感光体ベルト1は、表面に感光層(例えばO
PC)があり、その下に導電層(例えばアルミ)とを持つ
二層構造になっている。感光体ベルト1は、Y方向に走
行するようになっている。感光体ベルト1の近くには、
Y方向に沿って順番に帯電器2,露光器3,現像器4
a,4b,4c,4d,中間転写ドラム5,イレーズラ
ンプ6,感光体クリーナ7が設けられている。また、中
間転写ドラム5には、クリーナ8が設けられている。帯
電器2は、コロトロン帯電器であり、コロトロンワイヤ
の放電によって感光体を帯電する。露光器3は、レーザ
ダイオード,ポリゴンミラー,モータ,fθレンズとそ
れらを納めたケースによりなる。現像器4a,4b,4
c,4dの4台の現像装置は、同型のものであるがそれ
ぞれに異なる色のトナー例えば、イエロー,マゼンタ,
シアン,ブラックが収納されており、各色を現像する。
また、それぞれは独立に作動するようになっている。中
間転写ドラム5は、直径80〜150mmの円筒で、導電
性の円筒基体(例えばアルミのドラム)とそれを覆う表
面層(フッ素樹脂やシリコンゴム,ウレタンゴムなどの
材質からなる)から構成されている。導電性の円筒基体
は、アースに接続されている。中間転写ドラム5は、感
光体ベルト1と適当な圧力で押しつけられていて、ニッ
プ幅5〜20mmで接触し、感光体ベルト1上に形成され
たトナーは、ニップ部で感光体ベルト1の導電層に印加
した電圧により中間転写ドラム5上に転写される。感光
体ベルト1と中間転写ドラム5は、両方駆動していて
も、一方が他方の従動であってもよい。イレーズランプ
6は、転写後感光体ベルト1上の残留電位を光照射によ
り除去する。感光体クリーナ7は、転写後に感光体ベル
ト1上に残っている残留トナーを除去する。クリーナ8
は、中間転写ドラム5上に記録媒体転写後残留している
トナーを除去する。クリーナ8は、中間転写ドラム5上
にトナー画像が形成されている間は、上方に待避するよ
うになっている。感光体ベルト1下方には、用紙カセッ
ト10が設けられている。用紙カセット10上方には、
ピックアップローラ11があり、これによって、記録媒
体9は用紙カセット10から引き出され、レジストロー
ラ12,転写ローラ13,除電器14,定着器15を通
って排出される。レジストローラ12は、記録媒体9の
先端を揃える為のものである。転写ローラ13は、中間
転写ドラム5上に形成されたトナー画像を記録媒体9上
に転写するためのもので、金属軸と適当な抵抗値の(1
k〜10GΩ)の弾性層より構成されている。金属軸に
は、転写のための電圧が印加されるが、その電圧印加の
させ方に本発明の特徴がある。また、転写ローラ13
は、中間転写ドラム5上にトナー画像が形成されている
間は、退避して中間転写ドラム5上には接触しないよう
になっている。除電器14は、記録媒体9を除電し、定
着器15は、記録媒体9上のトナーを定着する。
【0007】本発明の特徴は、中間転写ドラム5から記
録媒体9にトナー像を転写する際、転写ローラ13に印
加する電圧を周期的に変化させることである。すなわ
ち、転写ローラ13には、転写用高圧電源が接続されて
いる。この高圧電源は、図2(a)のような直流を重畳
させた交流電圧を出力するように構成されている。高圧
電源の出力する直流電圧成分Vdは、800V程度が適
当であるが、この値は、装置の置かれた環境条件や記録
媒体9の種類によって200V〜3kV程度まで変化さ
せても良い。交流電圧成分Vaの振幅は、このVdの電
圧値に対して20%から200%程度が適当である。V
aの周期Tは、記録媒体9が転写ローラ13と中間転写
ドラム5の接触するニップの幅と中間転写ドラム5の回
転速度によって決められ、記録媒体9上のある1点がニ
ップ部分を通過する時間内に複数周期の出力変動を持て
ば効果がある。このため、Vaの周期は、 (周期)=1/(周波数)≦(ニップ幅)/(中間転写ドラム
の回転速度)/2 なるように設定される。本実施例の画像形成装置の場合
は、ニップ幅が2mm、中間転写ドラム5の回転速度が約
70mm/sであるので、上記の式より、周期約14ms
以下,周波数70Hz以上が適当である。
【0008】ところで、高圧電源の出力として図2
(b)のような鋸形状の波形を加えても転写不良をなく
す効果がある。この場合は、先の例と同様に200V〜
3kVの直流電圧成分Vdを重畳し、振幅がVdの20
%から200%程度に、周期は少なくともニップ時間内
に2周期以上となるように設定される。
【0009】また、図2(c)のような方形波を用いて
も効果がある。この場合も、200V〜3kVの直流電
圧成分Vdを重畳し、振幅がVdの20%から200%
程度に、周期は少なくともニップ時間内に2周期以上と
なるように設定される。
【0010】以下に上記の様に構成された電子写真装置
の動作について説明する。まず、コンピータからのプリ
ント指令がコントローラに入力されると、感光体ベルト
1が動き始め、帯電器2によって帯電された感光体ベル
ト1上に露光器3から露光が開始され、潜像が形成され
る。この潜像は、まず現像器4aによって現像される。
現像されたトナー画像は、中間転写ドラム5上に転写さ
れる。次に再び感光体ベルト1は帯電,露光され、今度
は現像器4bにより現像が行われる。そして現像された
トナー画像は中間転写ドラム5上に先の画像に重ねて転
写される。この工程を以後現像器4c,4dと繰り返し
て行い、中間転写ドラム5上に複数色のトナー画像を形
成する。中間転写ドラム5上に形成されたトナー画像
は、ピックアップローラ11で用紙カセット10から引
き出された記録媒体9に、転写ローラ13によって一度
に転写される。このとき、転写ローラ13に印加する電
圧を周期的に変化させることで、トナーの付着量の異な
る画像パターンが隣接した部分でも転写抜けが発生せ
ず、高品位の画像が得られる。そして除電器14により
記録媒体9が除電,剥離され、定着器15に送られて定
着される。
【0011】(実施例2)本発明の二つめの実施例の画
像形成装置は、概略構成は実施例1の画像形成装置と同
じであるが、以下に説明する転写電圧のかけ方が実施例
1と異なる。
【0012】従来より、ローラ転写方式では、高圧電源
として電圧一定型の電源が用いられることが多い。これ
は、記録媒体の吸湿によって記録媒体の電気抵抗が低く
なると、転写電荷がリークして電流が不安定になりやす
く、電流一定型の電源を用いることができないためであ
る。しかし、ローラ転写方式のように、転写ローラ,記
録媒体,トナー,トナー像担持体の転写系を構成するす
べての要素が接触状態にある場合は、それらのインピー
ダンスが環境条件の変化などによって変わると転写が良
好に行われる電圧が変わり、転写が不安定になりやす
い。例えば、高温・高湿環境では、記録媒体,転写ロー
ラなどの抵抗は低くなる傾向にある。このとき、転写が
良好に行われる電圧は、常温・常湿環境で転写が良好に
行われる電圧よりも低くなる。逆に、低温・低湿環境で
は記録媒体、転写ローラなどの抵抗は高くなるため、転
写に必要な電圧は、逆に常温・常湿の電圧より高くな
る。このため、転写電圧は、これら転写系を構成する物
の抵抗変化に応じて設定し直すことが必要である。
【0013】この転写電圧を変化させる方法は、特開平
1−265282 号公報に記載されているような装置の置かれ
た環境条件を温・湿度センサにより検出し、その出力に
応じて転写電圧を変化させるものがある。しかし、転写
ローラや用紙などの記録媒体は環境条件が変化してもな
じむまでは数時間から数日必要とするため、制御が有効
に働かないことがある。
【0014】このため、転写電圧を制御する際には、以
下に示すような転写系を構成するもののインピーダンス
を直接測定して電圧を制御する転写電圧制御機構が好適
である。図3は、本実施例の特徴である転写電圧制御機
構の構成を示したものである。本制御機構は、出力のレ
ベルを可変できる高圧電源16と転写ローラを流れる電
流を検出する電流検出部17,電流検出部17の出力信
号に応じて転写電圧を決定する電圧制御部18により構
成される。
【0015】この制御方式を用いる場合の制御のタイミ
ングを図4を用いて説明する。この場合は、高圧電源1
6の出力の交流電圧成分Vaと周期Tは一定にして直流
電圧成分のみを変化させて環境変動に対応する例を示
す。図中の転写のタイミングとは、転写ローラ13と中
間転写ドラム5の接触するニップ部にトナーが存在し、
転写を行わなくてはならないタイミングを表している。
まず、中間転写ドラム上にトナー画像のない時間T0
で、転写ローラ13を転写ドラムに接触させ、予め決め
られた直流電圧成分V0の出力を転写ローラ13に印加
するようにV0に対応した電圧信号SV0が電圧制御部
18から高圧電源16に送られる。これにより、高圧電
源16は、転写ローラ13に直流電圧成分V0の出力を
印加し、その結果転写ローラ13に電流I0が流れる。
時間T1で、電流検出部17が電流I0を検出し、電流
I0を電流信号SI0に変換、電圧制御部20にSI0
を送る。次に、電圧制御部18は、この電流信号SI0
に基づき転写を行う際に転写ローラに印加する出力の直
流電圧成分V1を決定する。転写ローラ13と転写ドラ
ム5の間のニップ部分に、トナー画像が到達する直前の
時間T2に、電圧制御部18は、この電圧V1に対応し
た電圧信号SV1を高圧電源16に送る。以後、高圧電
源16は直流電圧成分V1の出力を転写ローラ13に印
加し、転写が行われる。高圧電源16の最初の出力の直
流電圧成分V0は、予め設定してあり、200〜3kV
が望ましく、本画像形成装置の場合は直流電圧成分1.
2kV に設定してある。転写時に印加する直流電圧成
分V1は、電流検出部17で検出された電流I0から図
5のグラフに基づき設定される。図5は、横軸にV0が
1.2kVの時の電流I0、縦軸に高圧電源16の直流電
圧成分V1をとり、I0とV1の関係を示したものであ
る。今仮に、転写ローラに8μA流れたとすると(I0
=8μA)、転写時に高圧電源16が出力すべき直流電
圧成分V1は、図より1.4kVとなる。もしI0が1
4μAならば、V1は1.0kVとなる。このとき、こ
のグラフで表されたI0とV1の関係は、予め環境条件
と転写ローラ,転写ドラムのインピーダンスのばらつき
を様々に振って実験した結果より決定される。
【0016】次に、実際の印字プロセスの中で、本制御
をいつ動作させるかについて説明すると、制御は、印字
毎に行ってもよいし、ある決められた印字枚数おきに行
ってもよい。またコントローラがプリント指令を受けて
から1枚目についてのみ制御しても良い。
【0017】本実施例では、転写用電源としてAC電圧
などの、周期的に出力が変化する電源を用いることが特
徴である。このため、電流の測定方法は、図6に示す方
法が用いられる。図6(a)は、I0の波形を示したも
のであるが、これは、電流の検出をT1からT1′まで
数周期〜数十周期の間行い、このとき転写ローラを流れ
る電流の総量から平均値や最小値,最大値などを求めて
電流を算出する方法である。この電流検出方法ならば、
高圧電源16の出力波形に関係なく、正確に電流が測定
できる。
【0018】しかし、印字速度が速い場合や、比較的長
い周期を出力する高圧電源を用いて安価に制御を行う必
要のある時には、上記のように電荷量を平均するほどの
周期数をサンプルできないことがある。この場合は、図
6(b),(c),(d),(e)の方法が行われる。図6
(b),(c),(d)は、常に波形のある一点でそのと
きの電流を観測する方法である。これは、例えば、連続
で印字を行ったとき、高圧電源16の出力に対して電流
検出のタイミングT1が常に波形の同じ部分に設定され
るようにするものである。この方法では、出力の位相と
電流検出のタイミングT1がずれないように高圧電源の
周期と位相を電源の外部からコントロールなどの位相制
御が必要である。次に図6(e)の例であるが、電流を
検出する際には、必ずしも高圧電源16の出力を周期的
に変化させる必要はない。よって、トナーを転写する時
間T2までの間は、高圧電源16は、交流電圧成分を転
写時より小さくあるいは図6(e)のように0にした直
流電圧成分のみを印加することで、電流の検出を容易に
行えるようになる。ところで、上記すべての電流検出法
について当てはまるのであるが、電流検出時では実施例
1のところで述べたようなトナー画像のある一点がニッ
プを通過する時間内に複数周期の出力変動をさせる必要
がないので、時間T0とT2の間のだけ任意の長さに周
期を長くすることで電流検出の精度を高めることができ
る。
【0019】上記転写制御は電源出力の直流電圧成分の
み制御を行った制御であったが、電流検出部17の電流
信号に基づいて交流電圧成分の振幅を変化させても何ら
問題ない。
【0020】ところで、印字プロセスの上、転写電圧の
制御を行うタイミングは、中間転写ドラム5上トナー画
像がない領域であればどこでも良い。しかし、必要な転
写電圧が変動するのは、転写ローラ,記録媒体,転写ド
ラムの三つのインピーダンス変化が原因である。このた
め、それら三つが重なる記録媒体9の先端余白部分に電
流検出部17の電流検出を行うタイミングT1を設定す
ると、極めて正確な制御を行うことができ、転写が良好
となる。
【0021】また、本実施例の画像形成装置が除電器1
4を持つように、記録媒体の裏面の転写電荷を、ACコ
ロナ放電やトナーと同極性の直流コロナ放電により除電
して剥離する画像形成装置では、これら除電器の動作に
伴い、大きなノイズや、リーク電流が発生する恐れがあ
る。このため、上記転写電圧制御の電流検出が行われる
タイミングT1には、これらの除電器を動作させないこ
とで、制御の信頼性を高めることができる。
【0022】以上、本実施例で説明の転写制御を用いる
と、環境条件の変化、多種多様な記録媒体に対してもト
ナーの付着している量が異なる隣接した画像パターンの
境界部分に転写抜けが発生することがなく、高品位な画
像を出力する画像形成装置が得られた。
【0023】
【発明の効果】トナー像担持体上に異なる複数色のトナ
ー像を重ね合わせた多色画像を形成し、これを転写手段
により1回の転写で記録媒体に転写する画像形成装置
で、前記高圧電源の出力を周期的に変化させることで、
トナーの付着している量が異なる隣接した画像パターン
の境界部分に、転写抜けが発生せず高品位の画像が得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である画像形成装置の断
面図。
【図2】図1の画像形成装置の電源の出力波形図。
【図3】本発明の第2の実施例である画像形成装置の転
写制御機構のブロック図。
【図4】本制御機構のタイミングチャート。
【図5】本制御機構における電流I0と転写電圧V1の
関係を示した特性図。
【図6】本制御機構における電流測定の方法を示した波
形図。
【符号の説明】
1…感光体ベルト、2…帯電器、3…露光器、4a,4
b,4c,4d…現像器、5…中間転写ドラム、6…イ
レーズランプ、7…感光体クリーナ、8…クリーナ、9
…記録媒体、10…用紙カセット、11…ピックアップ
ローラ、12…レジストローラ、13…転写ローラ、1
4…除電器、15…定着器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を保持するトナー像担持体と、記
    録媒体を前記トナー像担持体に押し付け前記トナー像を
    静電的に前記記録媒体を転写させる転写手段を有し、前
    記トナー像担持体上に異なる複数色のトナー像を重ね合
    わせた多色画像を形成し、これを前記転写手段により1
    回の転写で前記記録媒体に転写する画像形成装置におい
    て、前記転写手段に加える出力を任意に変えられる高圧
    電源を有するとともに、前記高圧電源の出力を周期的に
    変化させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記高圧電源の出力
    が、前記記録媒体と前記トナー像の接触する一点が前記
    転写手段と前記記録媒体の接触するニップ領域を通過す
    る間に複数周期変動する画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記転写手段
    に流れる電流値を検出する検出手段と、前記検出手段の
    出力に応じて周期的に変化する高圧電源の出力値のレベ
    ルを変化させる電圧制御手段を有するとともに、前記ト
    ナー像担持体上の非トナー画像領域において前記電流検
    出手段による電流検出を行い、トナー画像領域では、こ
    の電流に応じた出力を前記高圧電源に出力させる画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記検出手段が前記転
    写手段を流れる電流を検出する際には、前記高圧電源の
    出力の交流成分の振幅が前記トナー像を記録媒体に転写
    する時の振幅より小さい画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4において、前記検出手段
    による前記転写手段を流れる電流の検出が、前記記録媒
    体の余白部分で行われる画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項3,4または5において、前記記録
    媒体の裏面の転写電荷をAC電圧もしくはトナーの帯電
    極性と逆極性のDC電圧によるコロナ放電によって減少
    させる除電手段を有し、前記検出手段が転写手段を流れ
    る電流を検出する際には、前記除電手段を動作させない
    画像形成装置。
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