JPH06308844A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH06308844A
JPH06308844A JP5101194A JP10119493A JPH06308844A JP H06308844 A JPH06308844 A JP H06308844A JP 5101194 A JP5101194 A JP 5101194A JP 10119493 A JP10119493 A JP 10119493A JP H06308844 A JPH06308844 A JP H06308844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
current
voltage
image
transfer voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5101194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Yamamoto
雅志 山本
Akira Shimada
島田  昭
Akira Sasaki
暁 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5101194A priority Critical patent/JPH06308844A/ja
Publication of JPH06308844A publication Critical patent/JPH06308844A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周囲環境の変化や記録媒体の種類及びその状
態に係りなく、常時最適な転写電圧で可視画像の記録媒
体10への転写を行える画像形成装置を提供。 【構成】 像担持体1と、像担持体1上に静電潜像を形
成する露光手段3と、静電潜像を現像して可視画像を形
成する可視画像形成手段4と、可視画像を記録媒体10
に転写する転写手段5とを備えた画像形成装置におい
て、出力電圧値が多段階に可変できる制御可能な転写電
圧発生手段と、転写手段5を流れる転写電流を測定する
電流測定手段と、出力電圧値の各々に対する転写電流と
最適転写電圧とを示す特性曲線に基づき次の出力電圧値
を制御設定する転写電圧設定手段とを備え、電流測定手
段は一定時間間隔毎に転写電流の測定を行い、転写電圧
設定手段は転写電流が測定される度毎に特性曲線上にお
ける測定された転写電流値から転写電圧発生手段の次の
出力電圧値の制御設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を用いた
画像形成装置に係わり、特に、転写部において像担持体
と記録媒体と接触させ、前記像担持体上に形成した可視
画像を前記記録媒体上に転写させる際に、前記記録媒体
の状態に応じて転写電圧を変化させることにより、高品
位の画像記録を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いた画像形成装
置においては、転写ローラ方式や転写ベルト方式等のよ
うに、転写電圧を印加した転写手段を像担持体に接触さ
せ、前記転写手段と像担持体との間の転写部に記録用紙
等の記録媒体を通過させることにより、像担持体上の可
視画像(トナー画像)を記録媒体に転写する形式のもの
が知られている。この形式のものは、前記転写手段、記
録媒体、像担持体の全てが前記転写部において接触する
ように構成されているため、温度や湿度等の周囲環境が
変化すると、前記転写手段、記録媒体、像担持体の各抵
抗値が変化し、前記可視画像(トナー画像)の転写を最
適に行うための最適転写電圧対転写電流(負荷電流)の
関係を示す特性曲線が変更される。
【0003】ここで、図9は、前記最適転写電圧と転写
電流(負荷電流)との関係の一例を示す特性曲線図であ
る。
【0004】図9に示されるように、低温で、低湿の周
囲環境時においては、常温で、常湿の周囲環境時に比べ
て、最適転写電圧の値は大きくなり、転写電流の値はや
や小さくなる。逆に、高温で、高湿の周囲環境時におい
ては、常温で、常湿の環境時に比べて、最適転写電圧は
小さくなり、転写電流の値はかなり増大するようにな
る。このように、ある周囲環境下において最適な転写電
圧が設定されたとしても、周囲環境が変化したときに
は、前記転写電圧は前記変化した周囲環境下においては
もはや最適なものでなくなり、前記転写電圧を続けて転
写手段に印加して、画像記録を行えば、画像記録の品質
が著しく低下するという障害を生じる。
【0005】ところで、こうした弊害の発生を除去する
ため、像担持体と、前記像担持体に圧接する転写手段と
を備え、前記像担持体と前記転写手段とが圧接される転
写部位に記録媒体を供給するとともに、前記転写手段を
定電圧制御してなる画像形成装置において、前記転写部
位が非画像領域である場合には、予め設定した電圧で定
電圧制御を行い、このとき流れる電流を検知手段によっ
て検知し、一方、前記転写部位が画像領域である場合に
は、前記検知した電流によって新たに設定された電圧で
定電圧制御を行うようにした手段が、特開平2−287
381号に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記開示による画像形
成装置は、前記弊害を有する画像形成装置に比べれば、
一応、あらゆる周囲環境下において、記録媒体のサイズ
に関係なく、常時、安定して良好な転写性が得られ、良
質の画像記録を行うことができるようになる。
【0007】しかるに、記録用紙等の記録媒体は、その
ときの周囲環境に完全になじむためには比較的長い時間
を要するもので、前記記録媒体の抵抗値も、その材質の
種類や以前の周囲環境の状態によってさまざまな値を示
すことになる。そして、記録媒体として記録用紙の例を
見れば、以下に示すように、高温で、高湿の周囲環境下
の状態の個所に開封状態で数日間積層放置したときであ
っても、全部の記録用紙が同様な吸湿状態になるとは限
らないものである。
【0008】図10は、記録用紙の以前置かれていた状
態と、その吸湿状態との関係の一例を示す説明図であっ
て、(a)は記録用紙を開封状態で放置していた場合、
(b)は記録用紙を包装が不完全の状態で放置していた
場合を示す。
【0009】図10(a)及び(b)を見れば明らかな
ように、高湿の状態下において、記録用紙を開封状態で
放置していた場合、上方にある記録用紙は、ほぼ全面が
同様の吸湿状態にあるが、中程にある記録用紙は、端部
のみが吸湿状態にあって、中央部が未だ乾燥状態にあ
る。一方、包装が不完全の状態で放置していた場合、各
記録用紙は、外気に触れるところから順に吸湿状態にな
り、それ以外のところは未だ乾燥状態にある。また、低
湿の状態下においては、前記の場合と全く逆であって、
記録用紙を開封状態で放置していた場合、上方にある記
録用紙は、ほぼ全面が同様の乾燥状態にあるが、中程に
ある記録用紙は、端部のみが乾燥状態にあって、中央部
が未だ非乾燥出状態にある。一方、包装が不完全の状態
で放置していた場合、各記録用紙は、外気に触れるとこ
ろから乾燥状態になり、それ以外のところは未だ非乾燥
状態にある。このように、記録用紙の抵抗値は、以前放
置されていた状態によって異なるだけでなく、記録用紙
の部分部分によっても異なるものである。
【0010】そして、前記開示による画像形成装置にお
いては、このような状態の記録用紙を用いて画像記録を
行うとき、例えば、非画像形成領域となる端部のみが吸
湿状態にあって、画像形成領域となる中央部が乾燥状態
にある記録用紙を用いたときには、転写電圧の制御を行
う際に、前記端部の吸湿状態を検出しているので、全体
が吸湿状態にある記録用紙が給紙されるものと判断し、
転写手段には低めに設定した転写電圧が印加されること
になる。ところが、前記記録用紙の画像形成領域は乾燥
状態にあるため、画像形成に必要な最適な転写電圧が得
られず、転写抜け等記録画像に欠陥が生じるという問題
を有している。
【0011】また、前記開示による画像形成装置を含む
種々の既知の画像形成装置においては、中間転写方式の
ように、中間転写体上に多色カラーの可視画像を形成し
た後、一度に記録媒体に転写する画像形成装置を構成さ
せた場合に、前記中間転写体上に1色部分や2色部分等
のようにトナーの層厚の異なる部分が混在しているた
め、可視画像を記録媒体に転写する際に、最適な転写電
圧幅のマージンは狭くなり、周囲環境や記録媒体の種類
が変更されたときに、直ちに、画像形成に必要な最適な
転写電圧が得られなくなり、転写抜け等記録画像に欠陥
が生じるという問題を有している。
【0012】本発明は、前記問題点を除去するものであ
って、その目的は、周囲環境の変化や、記録媒体の種類
及びその状態に係りなく、常時、最適な転写電圧をもっ
て可視画像の記録媒体への転写を行える画像形成装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、像担持体と、前記像担持体上に静電潜像
を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像して可視画
像を形成する可視画像形成手段と、前記可視画像を記録
媒体に転写する転写手段とを備えた画像形成装置におい
て、出力電圧値が多段階に可変できる制御可能な転写電
圧発生手段と、前記転写手段を流れる転写電流を測定す
る電流測定手段と、前記出力電圧値の各々に対する転写
電流と最適転写電圧とを示す特性曲線に基づいて次の出
力電圧値を制御設定する転写電圧設定手段とを備え、前
記電流測定手段は、一定時間間隔毎に前記転写電流の測
定を行い、前記転写電圧設定手段は、前記転写電流が測
定される度毎に、前記特性曲線上における前記測定され
た転写電流値から前記転写電圧発生手段の次の出力電圧
値の制御設定を行う第1の手段を備える。
【0014】また、前記目的を達成するために、本発明
は、像担持体と、前記像担持体上に静電潜像を形成する
露光手段と、前記静電潜像を複数の色現像機により順次
現像して各色の可視画像を形成する可視画像形成手段
と、前記像担持体に部分的に接触し、前記各色の可視画
像を順に重ね合わせてカラー可視画像を形成する中間転
写体と、前記中間転写体上の前記カラー可視画像を記録
媒体に転写する転写手段とを備えた画像形成装置におい
て、出力電圧値が多段階に可変できる制御可能な転写電
圧を転写手段に供給する転写電圧発生手段と、前記転写
手段を流れる転写電流を測定する電流測定手段と、前記
記録媒体の種類を検出する記録媒体検出手段と、前記出
力電圧値の各々に対する転写電流と最適転写電圧とを示
し、かつ、前記記録媒体の種類別の特性曲線に基づいて
次の出力電圧値を制御設定する転写電圧設定手段とを備
え、前記記録媒体検出手段は、検出出力によって用いら
れる前記特性曲線を決定し、前記電流測定手段は、一定
時間間隔毎に前記転写電流の測定を行い、前記転写電圧
設定手段は、前記転写電流が測定される度毎に、前記決
定された特性曲線上における前記測定された転写電流値
から前記転写電圧発生手段の次の出力電圧値の制御設定
を行う第2の手段を備える。
【0015】
【作用】前記第1の手段によれば、像担持体と転写手段
とが接触している転写部に、記録媒体が給送されてきた
場合、一定時間間隔毎に、前記記録媒体の各部の抵抗値
を転写手段に流れる転写電流値から求め、ここで求めた
転写電流値に基づいて、常時、転写手段に最適な転写電
圧が印加されるように制御設定を行っている。
【0016】このため、前記記録媒体の端部のみが吸湿
状態にあり、かつ、残部が乾燥状態にあるときや、連続
して供給される記録媒体毎にその吸湿状態が異なってい
るとき等、前記各記録媒体の吸湿状態が不均一である場
合であっても、前記記録媒体の各部の吸湿状態の変化
を、各部の転写電流値を測定することによって求め、前
記測定された転写電流値に変化が生じたときに、次の転
写電圧をその電流値に合わせて変化させるようにしてい
るので、周囲環境や前記記録媒体の吸湿状態に関係な
く、常時、安定に可視画像の転写を行うことが可能にな
り、高品位な記録画像を得ることができるものである。
【0017】前記第2の手段によれば、前記第1の手段
において発揮される作用の他に、記録媒体の種類別に、
転写手段に最適な転写電圧が印加されるように制御設定
を行っている。
【0018】このため、記録媒体の種類が、記録用紙か
らOHPシート等に突然変更された場合であっても、そ
の記録媒体の種類の変更の検出出力と、前記記録媒体の
抵抗値の変化の検出出力の双方を基にして次の転写電圧
を変化させるようにしているので、周囲環境及び前記記
録媒体の種類や状態に関係なく、常時、安定に可視画
像、特に、カラー化可視画像の転写を行うことが可能に
なり、高品位な記録画像を得ることができるものであ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0020】図1は、本発明に係わる画像形成装置の第
1の実施例の構成を示す断面構成図である。
【0021】図1において、1は感光体ドラム(像坦持
体)、2は帯電器、3は露光手段、4は現像機(可視画
像形成手段)、5は転写ローラ(転写手段)、6はドラ
ムクリーナ、7はイレーズランプ、8は転写電圧制御回
路、9は給紙カセット、10は記録用紙、11はピック
アップローラ、12はレジストローラ、13は定着器、
14は排紙ローラである。
【0022】そして、感光体ドラム1は、図示の矢印方
向に回転するように構成され、感光体ドラム1の周囲
に、順に、帯電器2、露光手段3、現像機4、転写ロー
ラ5、ドラムクリーナ6、イレーズランプ7が配置され
る。この感光体ドラム1の下方には、記録用紙10を収
納した給紙カセット9が配置され、前記給紙カセット9
から転写ローラ5を経て排紙ローラ14に到る記録用紙
搬送路に沿って、順に、ピックアップローラ11、レジ
ストローラ12、定着器13が配置され、前記感光体ド
ラム1と給紙カセット9の間には、転写電圧制御回路8
が配置される。また、帯電器2はコロナワイヤー放電器
からなり、露光手段3はレーザ光発生ダイオード、レン
ズ、ポリゴンミラー、駆動モータ等からなるレーザ光学
系を有している。現像器4は、感光体ドラム1上に回転
接触される現像ローラを備え、転写ローラ5は金属軸及
び所定の抵抗値、例えば、104 乃至1010Ωを持つ弾
性層からなる。なお、感光体ドラム1と転写ローラ5の
接触部は、転写部を形成している。ドラムクリーナ6は
感光体ドラム1に接触する弾性ブレードとトナー回収容
器からなり、イレーズランプ7は、感光体ドラム1を照
射する発光ダイオードからなっている。
【0023】前記構成に係わる画像形成装置の動作は、
概要、次のとおりである。
【0024】いま、画像記録を行うために、感光体ドラ
ム1が回転を開始すると、まず、帯電器2は、感光体ド
ラム1の表面を一様に帯電させ、続いて、露光手段3
は、この一様に帯電した感光体ドラム1を画像信号に対
応して露光させ、感光体ドラム1上に静電潜像を形成さ
せる。次に、現像器4は、感光体ドラム1に形成された
前記静電潜像をトナー現像し、可視画像(トナー画像)
に変換させた後、前記可視画像は前記転写部に送られ
る。また、前記感光体ドラム1の回転に合わせて、ピッ
クアップローラ11やレジストローラ12が回転を始
め、給紙カセット9内の記録用紙10が回転を始めたピ
ックアップローラ11に係合して記録用紙搬送路に送出
され、次いで、前記記録用紙10は、前記可視画像の前
記転写部への搬送に同期して、回転するレジストローラ
12を介して前記転写部に搬送される。このとき、前記
転写部においては、転写ローラ5に加わる転写電圧によ
って感光体ドラム1上の可視画像を記録用紙10上に転
写させ、続いて、記録用紙10は、定着器13で前記転
写された可視画像を記録用紙10上に定着させた後、排
紙ローラ14から画像形成装置の外部に送出される。ま
た、感光体ドラム1は、可視画像を記録用紙10上に転
写させた後に、ドラムクリーナ6で感光体ドラム1上に
残留するトナーが回収され、続いて、イレーズランプ7
で感光体ドラム1上の残留電位が除去されて、一連の画
像形成動作工程が一巡する。
【0025】次に、図2は、図1に示された実施例に用
いられる転写電圧制御回路8の具体的構成の一例を示す
ブロック構成図である。
【0026】図2において、15は可変出力電源(制御
可能な転写電圧発生手段)、16は電流測定部(電流測
定手段)、17はCPU(転写電圧設定手段)であり、
その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素には同
じ符号を付けている。
【0027】そして、可変出力電源15は第1及び第2
の端子T151 、T152 を、電流測定部16は第1乃至第
3の端子T161 、T162 、T163 を、CPU17は第1
及び第2の端子T171 、T172 をそれぞれ有しており、
可変出力電源15の第1の端子T151 はCPU17の第
1の端子T171 に、可変出力電源15の第2の端子T
152 は電流測定部16の第1の端子T161 にそれぞれ接
続される。電流測定部16の第2の端子T162 は転写ロ
ーラ5に接続され、電流測定部16の第3の端子T163
はCPU17の第2の端子T172 に接続される。
【0028】前記構成による転写電圧制御回路8は、大
略、次のように動作する。
【0029】可変出力電源15は、CPU17の第1の
端子T171 から供給される電圧信号に応答して、電圧値
が多段階に可変可能な出力電圧の中から前記電圧信号に
対応した電圧値の転写電圧を第2の端子T152 に出力す
る。電流測定部16は、第3の端子T163 に印加される
電流測定タイミング信号に応答して、第1及び第2の端
子T161 、T162 間を流れる転写電流の値を測定し、そ
のとき得られた測定転写電流の値を第3の端子T163
らCPU17の第2の端子T172 に供給する。また、C
PU17は、転写ローラ5に印加される転写電圧(以
下、これを印加転写電圧という)をパラメータとして、
測定転写電流と最適転写電圧との関係を示す複数の特性
曲線が内部にプログラムされていて、前記測定転写電流
の値が第2の端子T172 に印加されると、前記印加転写
電圧に対応した特性曲線上の前記測定転写電流の値から
次の出力転写電圧値を設定する電圧信号を第1の端子T
171から可変出力電源15に供給し、可変出力電源1
5の出力転写電圧を新たな値の印加転写電圧に設定し直
す。
【0030】ここで、図3は、CPU17の内部にプロ
グラムされている、前記印加転写電圧をパラメータとし
たときの測定転写電流と最適転写電圧との関係を示す複
数の特性曲線図である。
【0031】図3において、横軸は測定転写電流(μ
A)、縦軸は最適転写電圧(KV)を示し、a乃至iは
前記印加転写電圧を、各々1.1KV、1.2KV、
1.4KV、1.6KV、1.8KV、2.0KV2.
2KV、2.4KV、2.5KVに設定したときの前記
特性曲線である。
【0032】また、図4は、図1及び図2に示された構
成における各部の信号状態の変化の一例を示すタイミン
グチャートである。
【0033】図4において、(a)はレジストローラ1
2の駆動信号、(b)は電流測定タイミング信号、
(c)は可変出力電源15の出力転写電圧、(d)は転
写ローラ5に流れる転写電流、(e)は転写ローラ5の
印加転写電圧である。
【0034】ここで、図3及び図4を用い、図1に示さ
れた実施例における、転写手段の印加転写電圧を最適な
転写電圧値に制御設定する際の動作について説明する。
【0035】図4に示すように、画像形成装置の起動当
初の時間Tには、レジストローラ12に駆動電圧が
供給され、レジストローラ12が回転を開始する。
【0036】次いで、時間T1 には、転写電圧制御回路
8のCPU17が予め初期設定している電圧信号S0
可変出力電源15に供給し、可変出力電源15はその電
圧信号S0 に応答してそれに対応した転写電圧V0 を出
力する。前記転写電圧V0 が出力されると、電流測定部
16を通して、転写ローラ5に供給される転写電流I 0
が流れる。この場合、可変出力電源15の出力転写電圧
0 は、0から次第に増大し、図示の時間T2 頃に一定
値に安定化するものであり、同様に、電流測定部16に
流れる転写電流I0 も、電流の流れ始めに一時的に増大
し、前記時間T2 頃に一定値に安定化するものである。
【0037】続く、前記時間T2 には、CPU17から
電流測定部16に電流測定タイミング信号M0 が供給さ
れ、電流測定部16はこのタイミング信号M0 に応答し
て、可変出力電源15から転写ローラ5に流れる転写電
流I0 の値の測定を行い、そのときの測定転写電流(電
流信号)I0 をCPU17に供給する。CPU17は、
前記測定転写電流(電流信号)I0 を受けると、前記印
加転写電圧V0 をパラメータとする1つの特性曲線上
の、前記測定転写電流I0 の値に対応する最適転写電圧
を求め、その求めた結果に基づき可変出力電源15の次
の印加転写電圧V1 を設定する電圧信号S1 を選定す
る。この場合、前記時間T1 と前記時間T2とのタイミ
ング関係は、前記時間T1 及び前記時間T2 において、
既に記録用紙10が前記転写部に到達しる場合、前記時
間T2 において、記録用紙10が前記転写部に到達して
いるものの、前記時間T1 には記録用紙10が前記転写
部に到達していない場合、前記時間T1 と前記時間T2
において、未だ前記転写部に記録用紙10が到達してい
ない場合のいずれでもよい。また、前記時間T1 から前
記時間T2 までの時間、即ち、転写電圧V0 を転写ロー
ラ5に印加してから転写電流を測定するまでの時間は、
可変出力電源15の出力転写電圧の過渡的な状態が解消
して安定状態になり、かつ、転写電流波形も過渡的な状
態が解消して安定するまでの時間、具体的には1000
分の1秒乃至1秒程度に選ぶのが好ましい。
【0038】次いで、時間T3 には、CPU17が選定
している前記電圧信号S1 を可変出力電源15に供給
し、可変出力電源15はその電圧信号S1 に応答してそ
れに対応した転写電圧V1 を出力する。前記転写電圧V
1 が出力されると、電流測定部16に転写電流I1 が流
れる。この場合も、可変出力電源15が出力する転写電
圧V1 は、0から次第に増大し、やがて一定値に安定化
するものであり、電流測定部16に流れる転写電流I1
も、電流の流れ始めに一時的に増大し、やがて一定値に
安定化するものである。
【0039】続いて、時間T4 には、CPU17から再
び電流測定部16に電流測定タイミング信号M1 が供給
され、電流測定部16はこのタイミング信号M1 に応答
し、可変出力電源15から転写ローラ5に流れる転写電
流I1 の値の測定を行い、その測定転写電流(電流信
号)I1 をCPU17に供給する。CPU17は、前記
測定転写電流(電流信号)I1 を受けると、前記印加転
写電圧V1 をパラメータとする特性曲線上の、前記測定
転写電流I1 の値に対応した最適転写電圧を求め、その
求めた結果に基づき可変出力電源15のさらに次の印加
転写電圧V2 を設定する電圧信号S2 を選定する。
【0040】そして、前記選定された電圧信号S2 が可
変出力電源15に供給され、可変出力電源15の次回の
出力転写電圧V2 が制御設定されるが、それ以後の動作
は、既に述べた動作の繰返しであって、CPU17から
電流測定部16に電流測定タイミング信号M2 、M3
4 、…、…が供給される度ごとに、電流測定部16は
転写電流I2 、I3 、I4 、…、…の測定を行ない、そ
の測定値に基づいてCPU17は次の出力転写電圧
3 、V4 、V5 、…、…を制御設定するための電圧信
号S3 、S4 、S5 、…、…を可変出力電源15に供給
し、可変出力電源15は前記電圧信号S3 、S4
5 、…、…に応答して、出力転写電圧V3 、V4 、V
5 、…、…を発生させるものである。
【0041】次に、図3を用いて、前記転写電圧の制御
設定の動作時におけるCPU17の内部機能について説
明する。
【0042】いま、CPU17が電圧信号S0 を予め初
期設定しており、その場合に、前記電圧信号S0 に対応
した可変出力電源15の出力転写電圧V0 が、例えば
1.2kVであって、可変出力電源15から1.2kV
の印加転写電圧V0 が転写ローラ5に供給されたとすれ
ば、このときに用いられる特性曲線は、前記印加転写電
圧が1.2kVである特性曲線bになる。そして、前記
時間T2 のタイミングに、電流測定部16において、例
えば9μAの転写電流値が測定され、その測定転写電流
の値がCPU17に供給されたとすれば、CPU17
は、前記測定転写電流9μAに対応した前記特性曲線b
上の最適転写電圧値を調べ、その値が約1.6KVであ
る(点A)ことを求めると、次の可変出力電源15の出
力転写電圧V1 が1.6KVになるように、可変出力電
源15に供給する電圧信号S1 を選定する。
【0043】次いで、前記印加転写電圧V1 が1.6K
Vに変わり、その1.6KVの電圧が転写ローラ5に供
給されると、今度用いられる特性曲線は、特性曲線dに
なる。そして、再び、前記時間T4 のタイミングに、電
流測定部16において、例えば12μAの転写電流値が
測定され、その測定転写電流の値がCPU17に供給さ
れたとすれば、CPU17は、前記測定転写電流12μ
Aに対応した前記特性曲線d上の最適転写電圧値を調
べ、その値が約1.4KVである(点B)ことを求める
と、さらに次の可変出力電源15の出力印加転写電圧V
2 が1.4KVになるように、可変出力電源15に供給
する電圧信号S2 を選定する。
【0044】続いて、前記印加転写電圧V1 が1.4K
Vに変わり、その1.4KVの電圧が転写ローラ5に印
加されると、今度用いられる特性曲線は、特性曲線cに
なる。この場合も、時間T5 のタイミングに、電流測定
部16において、転写電流値が測定され、CPU17
は、その測定転写電流に対応した前記特性曲線c上の最
適転写電圧値に基づいて、次回の可変出力電源15の出
力印加転写電圧の制御設定を行う。
【0045】それ以後の動作は、前記動作と全く同じ動
作が繰り返されるもので、新たに印加転写電圧の制御設
定が行われる度ごとに、用いられる特性曲線が選定さ
れ、電流測定部16で測定転写電流が得られると、前記
選定された特性曲線から次の印加転写電圧の制御設定を
行うようにしているものである。
【0046】以上の説明は、画像形成装置の置かれてい
る周囲環境の急変を考慮したものではないが、ときに
は、前記周囲環境に急変が生じることも考えられるの
で、続いて、前記周囲環境が急変する場合の動作につい
て説明する。
【0047】いま、転写ローラ5への印加転写電圧が
1.2KVであって、その印加転写電圧に対応した特性
曲線bが用いられているときに、画像形成装置の置かれ
ている周囲環境が高温、高湿の状態に変わると、転写ロ
ーラ5、感光体ドラム1、記録媒体10の各抵抗値が低
くなる。この状態のとき、次の電流測定タイミング信号
のMn の供給時に測定された測定転写電流の値が、例え
ば16μAであったとすれば、CPU17は、前記特性
曲線bから最適転写電圧の値が1.1kVである(点
C)ことを求め、次の可変出力電源15の出力印加転写
電圧Vn+1 が1.1kVになるように、可変出力電源1
5に供給する電圧信号Sn+1 を選定する。
【0048】一方、同じく、前記特性曲線bが用いられ
ているときに、画像形成装置の置かれている周囲環境が
低温、低湿の状態に変わると、今度は、転写ローラ5、
感光体ドラム1、記録媒体10の各抵抗値が高くなる。
この状態のとき、次の電流測定タイミング信号Mm の供
給時に測定された測定転写電流の値が、例えば3μAで
あったとすれば、CPU17は、前記特性曲線bから最
適転写電圧の値が2.2kVである(点D)ことを求
め、次の可変出力電源15が出力する印加転写電圧V
m+1 が2.2kVになるように、可変出力電源15に供
給する電圧信号Sm+ 1 を選定する。
【0049】これまでの説明は、最初の電流測定タイミ
ング信号M0 が供給された時点に、記録用紙10の先端
が既に転写部に給送されている場合であったが、例え
ば、画像形成装置が高速プリンタを構成しているとき等
において、前記時間T1 から前記時間T2 に到るまでの
時間、即ち、転写電圧V0 が出力されてから電流測定タ
イミング信号M0 が供給されるまでの時間に比べて、記
録用紙10の先端の余白部分が転写部を通過する時間よ
り長いときには、次の印加転写電圧V1 が制御設定され
る前に、前記転写電圧V0 によって記録用紙10上にト
ナーの転写が行われたり、あるいは、吸湿した記録用紙
10を用いたときに、電荷のリークにより前記先端の余
白部分に前記転写電圧V0 の影響が現われたりすること
がある。
【0050】かかる前記転写電圧V0 による悪影響を除
くためには、記録用紙10の先端が転写部に給送される
時点を前記時間T3 以降にする、即ち、記録用紙10の
先端が転写部に給送される以前に、数回の印加転写電圧
の制御設定を行うようにすればよく、その制御設定の回
数は、せいぜい1回乃至2回行えば足りる。
【0051】このように、本実施例によれば、画像形成
装置の置かれている周囲環境が急変しても、その変化に
応じて、直ちに印加転写電圧が最適値になるように制御
設定することができる。
【0052】そして、記録用紙10が部分的に吸湿状態
にあるような場合、または、記録用紙10毎にその吸湿
状態が異なるような場合であっても、一定の周期間隔で
供給される電流測定タイミング信号に応答して転写電流
値を測定し、その測定転写電流の値に基づいて、現在用
いられている前記特性曲線上の最適転写電圧の値を求
め、この値から次の印加転写電圧を制御設定するように
しているので、常時、周囲環境の状態に係りなく、最適
な転写電圧によって可視画像の転写を行うことができる
ものである。
【0053】なお、前述の実施例において、前記電流測
定タイミング信号を発生させる回数は、それが多い程、
記録媒体10の吸湿状態の変化にこまめに対応させるこ
とができるものの、あまり多く行っても意味がないの
で、通常、1つの電流測定タイミング信号の発生から次
の電流測定タイミング信号の発生までの時間間隔は、ト
ナーがニップ部を通過する時間、即ち、その時間は、高
速プリンタで1000分の2秒、低速プリンタで2秒で
あることから、1000分の2秒乃至2秒の間に選ぶの
が好ましい。
【0054】また、前述の実施例では、CPU17で予
め初期設定している電圧信号S0 に対応した転写電圧V
0 を1.2KVとしたが、前記転写電圧V0 は1.2K
Vに限定されるものではなく、他の値、例えば、1.6
KVに置き換えてもよいことは勿論である。
【0055】さらに、前述の実施例では、最適転写電圧
と測定転写電流との関係を示す連続した特性曲線を用い
ているが、このような連続した特性曲線を用いる代わり
に、やや精度を低下させてもよい場合は、最適転写電圧
を、例えば1.1kVから2.5kVの範囲を200V
刻みにして数段階に固定し、得られた測定転写電流の値
に対して最も近接した最適転写電圧を求めるようにして
もよく、測定転写電流と印加転写電圧とから適当な計算
式を用いて、最適転写電圧を導くようにしてもよい。
【0056】次に、図5は、本発明に係わる画像形成装
置の第2の実施例の構成を示す断面構成図であり、画像
形成装置としてカラーレーザプリンタが構成されている
例を示すものである。
【0057】図5において、18は感光体ベルト、19
は帯電器、20は露光手段、21は現像機、21Yはイ
エロー色現像機、21Mはマゼンタ色現像機、21Cは
シアン色現像機、21Bはブラック色現像機、22は除
電ランプ、23はベルトクリーナ、24は回転軸、25
は中間転写ドラム、26は帯電器、27は転写ローラ、
28は除電器、29はドラムクリーナであり、その他、
図1に示された構成要素と同じ構成要素には同じ符号を
付けている。
【0058】そして、感光体ベルト18は、表面が感光
層(例えば、OPC)、下側が導電層(例えば、アルミ
ニウム)の2層構造のもので、3本の回転軸24によっ
て張架されており、図示の矢印方向に走行するように構
成される。感光体ベルト18の周囲には、順に、帯電器
19、露光手段20、現像機21、中間転写ドラム2
5、除電ランプ22、ベルトクリーナ23が配置され
る。中間転写ドラム25は、図示の矢印方向に回転する
ように構成され、この中間転写ドラム25の周囲には、
順に、帯電器26、転写ローラ27、除電器28、ドラ
ムクリーナ29が配置される。前記感光体ベルト18の
下方には、記録用紙10を収納した給紙カセット9が配
置され、前記給紙カセット9から転写ローラ27を経て
排紙ローラ14に到る記録用紙搬送路に沿って、順に、
ピックアップローラ11、レジストローラ12、定着器
13が配置され、前記中間転写ドラム25の側方には、
転写電圧制御回路8が配置される。
【0059】この場合、帯電器19は、コロトロンワイ
ヤー放電を行うコロトロン帯電器からなり、露光手段2
0は、レーザ光発生ダイオード、レンズ、ポリゴンミラ
ー、駆動モータ等からなるレーザ光学系を有している。
現像機21は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
色のトナーがそれぞれ収納されたイエロー色現像機21
Y、マゼンタ色現像機21M、シアン色現像機21C、
ブラック色現像機21Bの4つの色現像機からなる。中
間転写ドラム25は、例えば、直径80乃至150mm
の円筒状のもので、導電性の円筒基体(例えば、アルミ
ニウム)とその上に形成された絶縁層(例えば、フッ素
樹脂)の2層構造からなり、導電性の円筒基体は接地さ
れている。なお、中間転写ドラム25と感光体ベルト1
8は、適当な圧力で押しつけられていて、約5乃至20
mmのニップ幅をもって接触している。双方が駆動され
ても、一方が駆動され、他方が従動であってもよい。転
写ローラ27は、金属軸及び所定の抵抗値、例えば、1
4 乃至1010Ωを持つ弾性層からなる。
【0060】前記構成に係わる画像形成装置の動作は、
概要、次のとおりである。
【0061】画像記録を行うに際して、感光体ベルト1
8が移行を開始し、中間転写ドラム25が回転を開始す
ると、帯電器19は、感光体ベルト18の表面を一様に
帯電させ、続いて、露光手段20は、前記一様帯電した
感光体ベルト18を画像信号に対応して露光させ、感光
体ベルト18上に静電潜像を形成させる。次に、現像機
21は、その中の1つの色現像機、例えば、イエロー色
現像機21Yによるイエロー色トナーで現像を行い、イ
エロー色の色可視画像(トナー画像)を形成させた後、
その色可視画像は感光体ベルト18と中間転写ドラム2
5とが接触しているニップ部において中間転写ドラム2
5上に転写される。その後、感光体ベルト18は、除電
ランプ22で感光体ベルト18上の残留電位が除去さ
れ、次いで、ベルトクリーナ23で転写されずに感光体
ベルト18上に残ったイエロートナーが除去される。次
いで、再び、感光体ベルト18は、帯電器19により帯
電、露光手段20により露光され、感光体ベルト18上
に静電潜像が形成される。そして、現像機21の配置個
所に達すると、例えば、今度はマゼンタ色現像機21M
によるマゼンタ色トナーで現像を行い、マゼンタ色の色
可視画像(トナー画像)を形成させた後、前記色可視画
像は前記ニップ部において中間転写ドラム25上に重ね
合わせ転写される。以下同様にして、シアン色現像機2
1Cによるシアン色トナーの現像及びブラック色現像機
21Bによるブラック色トナーの現像により、順次、シ
アン色の色可視画像及びブラック色の色可視画像が形成
され、これら色可視画像は、相次いで前記ニップ部にお
いて中間転写ドラム25上に重ね合わせ転写されて、感
光体ベルト18上には前記4色からなるカラー可視画像
(トナー画像)が形成され、前記カラー可視画像は、中
間転写ドラム22と転写ローラ25とが接触している転
写部に送られる。
【0062】また、前記感光体ベルト18の移行の開
始、及び、中間転写ドラム25の回転と相俟って、ピッ
クアップローラ11やレジストローラ12が回転を始
め、給紙カセット9内の記録用紙10が回転を始めたピ
ックアップローラ11に係合して記録用紙搬送路に送出
され、次いで、前記記録用紙10は、回転するレジスト
ローラ12を介して、中間転写ドラム25上のカラー可
視画像が前記転写部へ搬送されるタイミングに同期して
前記転写部に搬送される。そして、前記転写部において
は、転写ローラ27に加わる転写電圧によって中間転写
ドラム25上のカラー可視画像を記録用紙10上に転写
させ、続いて、記録用紙10は、除電器28で除電、剥
離され、定着器13で前記転写されたカラー可視画像を
記録用紙10上に定着させた後、排紙ローラ14から画
像形成装置の外部に送出される。
【0063】中間転写ドラム25は、カラー可視画像を
記録用紙10に転写させると、ドラムクリーナ29で中
間転写ドラム25上に残留するトナーが除去されて、一
連の画像形成動作工程が一巡する。
【0064】前記一連の動作に際して、ドラムクリーナ
29は、中間転写ドラム25上に少なくとも何等かの可
視画像が形成されている間、待避位置に移動している。
帯電器26は、中間転写ドラム7上のカラー可視画像を
記録用紙10に転写させる直前だけ作動し、トナー電位
を揃えるように働く。同様に、転写ローラ27は、中間
転写ドラム25に何等かの可視画像が形成されている
間、待避位置に移動し、中間転写ドラム25と無接触状
態にある。なお、転写電圧制御回路8としては、図2に
示された構成とほぼ同様のものが用いられる。
【0065】次に、図6は、図5に示された実施例にお
いて、CPU17の内部にプログラムされている、印加
転写電圧をパラメータとしたときの測定転写電流と最適
転写電圧との関係を示す複数の特性曲線図であり、
(a)は除電器28が不作動時の特性曲線、(b)は除
電器28が作動時の特性曲線である。
【0066】図6において、横軸は測定転写電流(μ
A)、縦軸は最適転写電圧(KV)を示し、a乃至gは
印加転写電圧を、各々1.1KV、1.2KV、1.4
KV、1.6KV、1.8KV、2.0KV、2.2K
Vに設定したときの特性曲線である。ただし、説明の便
宜上、図6(a)においては、前記印加転写電圧を1.
2KVに設定したときの特性曲線bだけを図示してい
る。
【0067】また、図7は、図5に示された構成におけ
る各部の信号状態の変化の一例を示すタイミングチャー
トである。
【0068】図7において、(a)はレジストローラ1
2の駆動信号、(b)は電流測定タイミング信号、
(c)は除電器28の動作信号、(d)は可変出力電源
15の出力転写電圧、(e)は転写ローラ27に流れる
転写電流、(f)は転写ローラ27に印加される転写電
圧である。
【0069】ところで、図5に示された実施例におい
て、転写手段の印加転写電圧を最適な転写電圧値に制御
設定する際の動作は、前記第1の実施例の動作と殆んど
同じであるので、以下、その要点だけを述べ、詳しい動
作説明は省略する。
【0070】まず、CPU17は、時間T1 に、予め初
期設定している電圧信号S0 を可変出力電源15に供給
し、可変出力電源15から印加転写電圧V0 を出力させ
る。次に、前記印加転写電圧V0 が安定化された時間T
2 に、CPU17は、電流測定部16に電流測定タイミ
ング信号M0 を供給し、その信号M0 に応答して電流測
定部16は可変出力電源15から転写ローラ27に流れ
る転写電流I0 の電流値の測定を行い、そのときの測定
転写電流(電流信号)I0 をCPU17に供給する。C
PU17は、前記測定転写電流(電流信号)I0 から、
前記印加転写電圧V0 をパラメータとする1つの特性曲
線の、前記測定転写電流I0 の値に対応した最適転写電
圧を求め、その求めた結果に基づき可変出力電源15の
次の印加転写電圧V1 を設定する電圧信号S1 を選定す
る。続く、時間T3 に、CPU17は、選定した前記電
圧信号S1 を可変出力電源15に供給し、可変出力電源
15から印加転写電圧V1 を出力させる。この印加転写
電圧V1 が供給されている間の時間T4 に、除電器28
が作動を開始するが、この除電器28の作動時は、転写
電流I1 の値が若干変動する。前記転写電流I1 の変動
幅は、記録用紙10の吸湿状態により左右されるもの
で、例えば、吸湿量が高いときに大きくなる。そして、
転写電流I1 が大きく変動したときには、印加転写電圧
1 が降下し、それにより転写不良を発生させることが
あるので、前記転写電流I1 の変動時点に印加転写電圧
の制御設定をし直すことが望ましい。
【0071】そこで、本実施例は、記録用紙10の先端
が除電器28の除電領域に達し、除電器28が作動を開
始した時間、即ち、前記転写電流I1 が変動した直後の
時間T5 に、CPU17は、電流測定部16に電流測定
タイミング信号M1 を供給し、それにより電流測定部1
6は転写電流I1 の電流値の測定を行って、その測定転
写電流(電流信号)I1 をCPU17に供給する。CP
U17は、前記測定転写電流(電流信号)I1 から、前
記印加転写電圧V1 をパラメータとする1つの特性曲線
の、前記測定転写電流I1 の値に対応する最適転写電圧
を求め、その求めた結果から可変出力電源15の次の印
加転写電圧V2 を設定する電圧信号S2を選定する。続
く、時間T6 に、CPU17は、前記選定した電圧信号
2 を可変出力電源15に供給し、可変出力電源15か
ら新たに制御設定された印加転写電圧V2 を出力させ
る。
【0072】その後、可変出力電源15から新たな印加
転写電圧V2 が出力された後の動作は、前述の動作の繰
返しであって、CPU17から電流測定部16に電流測
定タイミング信号M2 、M3 、M4 、…、…が供給され
る度ごとに、電流測定部16は転写電流I2 、I3 、I
4 、…、…の測定を行ない、その測定値に基づいてCP
U17は次の出力転写電圧V3 、V4 、V5 、…、…を
制御設定するための電圧信号S3 、S4 、S5 、…、…
を可変出力電源15に供給し、可変出力電源15は前記
電圧信号S3 、S4 、S5 、…、…に応答して、出力転
写電圧V3 、V4 、V5 、…、…を発生させるものであ
る。
【0073】続いて、図6(a)、(b)を用いて、前
記転写電圧の制御設定の動作時におけるCPU17の内
部機能について述べる。
【0074】いま、CPU17が電圧信号S0 を予め初
期設定しており、前記電圧信号S0に対応した可変出力
電源15の出力印加転写電圧V0 が、例えば1.2KV
であるとすれば、このとき用いられる特性曲線は、除電
器28の不作動時であるので、図6(a)に示された印
加転写電圧が1.2KVである特性曲線bになる。この
状態のとき、始めに、周囲環境に十分なじんだ記録用紙
10が給紙され、例えば11μAの転写電流値が測定さ
れたとすると、前記特性曲線bの前記測定転写電流の値
11μAに対応した最適転写電圧は約1.2kVになる
(点A)ので、次の印加転写電圧V1 を設定変更させる
必要はなく、次の印加転写電圧V1 も同じ1.2KVに
維持設定される。次に、前記時間T4 になり、除電器2
8が動作を開始すると、用いられる特性曲線は、図6
(b)のものに変更される。この状態のとき、不均一な
吸湿状態にある記録用紙10が供給され、しかも、前記
時間T5 における電流測定タイミング信号M1 の供給時
に、記録用紙10における比較的大きな吸湿量を持つ部
分が検出され、それによって除電器28の動作開始によ
る影響を受けた比較的大きな電流、例えば40μAの転
写電流値が測定されたとすれば、前記特性曲線bの前記
測定転写電流の値40μAに対応した最適転写電圧は約
1.4kVになる(点B)ので、次の印加転写電圧V2
を1.4KVに設定変更させる必要があり、転写ローラ
24における電圧降下を見越して次の印加転写電圧V2
が1.4KVに制御設定される。一方、前記時間T5
電流測定タイミング信号M1 の供給時に、記録用紙10
における比較的小さい吸湿量を持つ部分が検出され、そ
れによって除電器28の動作開始による影響をあまり受
けない比較的小さな電流、例えば11μAの転写電流値
が測定されたとすれば、前記特性曲線bの前記測定転写
電流の値11μAに対応した最適転写電圧も約1.4k
Vになる(点C)ので、この場合も次の印加転写電圧V
2 を1.4KVに設定変更させる必要があり、次の印加
転写電圧V2 は1.4KVに制御設定される。以下、同
様に、電流測定タイミング信号M2 、M3 、M4 、…、
…が供給される度ごとに転写電流が測定され、その測定
時における印加転写電圧に対応した各特性曲線を用い
て、新たな印加転写電圧V3 、V4 、V5 、…、…を制
御設定させることにより、その時点において最適な転写
電圧を得るという手順が繰返し実行される。
【0075】ところで、画像形成装置には、記録媒体と
して、主に、記録用紙10が用いられる他、OHPシー
トが用いられることも稀ではない。この場合、OHPシ
ートは、記録用紙10に比べ体積抵抗値や表面抵抗値を
大きく異にしているので、OHPシートを用いた場合に
は、記録用紙10を用いた場合の転写条件と異なる転写
条件を選択することが好ましく、本実施例においても、
内部に記録媒体の種類を検出する記録媒体検出手段(図
示なし)を設け、その検出出力を用いて記録媒体の種類
を判定し、記録媒体の種類に応じて転写条件を異ならせ
るようにしている。
【0076】図8は、OHPシートが用いられたときの
CPU17の内部にプログラムされている、印加転写電
圧をパラメータとしたときの測定転写電流と最適転写電
圧との関係を示す複数の特性曲線図である。
【0077】図8において、横軸は測定転写電流(μ
A)、縦軸は最適転写電圧(KV)を示し、a乃至dは
印加転写電圧を、各々1.6KV、1.8KV、2.0
KV、2.2KVに設定したときの特性曲線である。
【0078】ここで、本実施例に用いられている記録媒
体検出手段は、画像形成装置の制御部(ホストコンピュ
ータ)からのプリント命令による判別、画像形成装置に
記録媒体の種類を選択することによる判別、使用する用
紙カセットから記録媒体の種類を判断することによる判
別、光センサを用いて光の反射や透過を見ることによる
判別のいずれかの手段により、記録媒体にOHPシート
が選択されたことを検出し、OHPシートの選択が検出
が行われたときには、CPU17は、図6(a)、
(b)に示された各特性曲線を用いる代わりに、図8に
示された各特性曲線を用いて最適転写電圧の制御設定を
行うようにしているものである。
【0079】なお、図8に示された各特性曲線を用いて
最適転写電圧の制御設定を行う場合の動作は、既に述べ
た最適転写電圧の制御設定の際の動作と殆んど同じであ
るので、これ以上の詳しい動作説明は省略する。
【0080】このように、本実施例によれば、一定の周
期間隔で供給される電流測定タイミング信号に応じて転
写電流値を測定し、その測定転写電流の値に基づいて、
現在用いられている前記特性曲線の最適転写電圧の値を
求め、この値から次の印加転写電圧を制御設定するよう
にしているので、常時、周囲環境の状態如何に係りな
く、最適な転写電圧によってカラー可視画像の転写を行
うことができる。
【0081】また、本実施例によれば、除電器28の作
動時と不作動時に、それぞれ異なる測定転写電圧と最適
転写電圧との関係を示す特性曲線を用いて次の印加転写
電圧の制御設定を行うだけでなく、記録媒体の種類に応
じて、異なる測定転写電圧と最適転写電圧との関係を示
す特性曲線を用いて次の印加転写電圧の制御設定を行っ
ているので、種々の記録媒体に対して、常時、最適な転
写条件でカラー可視画像の転写を行うことができる。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、像
担持体1と転写手段5とが接触している転写部に、記録
媒体10が給送されてきた場合、一定時間間隔毎に、前
記記録媒体10の各部の抵抗値を転写手段5に流れる転
写電流値から求め、ここで求めた転写電流値に基づい
て、常時、転写手段5に最適な転写電圧が印加されるよ
うに制御設定を行っているので、周囲環境や前記記録媒
体10の吸湿状態等に関係なく、常時、安定に可視画像
の転写を行うことが可能になり、高品位な記録画像を得
ることができるという効果がある。
【0083】また、本発明によれば、記録媒体10の種
類別に、転写手段27に最適な転写電圧が印加されるよ
うに制御設定を行っているので、周囲環境及び前記記録
媒体10の種類やその状態に関係なく、常時、安定にカ
ラー化可視画像の転写を行うことが可能になり、高品位
なカラー記録画像を得ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の第1の実施例の
構成を示す断面構成図である。
【図2】図1に示された実施例に用いられる転写電圧制
御回路の具体的構成の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図3】CPUの内部にプログラムされている、印加転
写電圧をパラメータとしたときの測定転写電流と最適転
写電圧との関係を示す複数の特性曲線図である。
【図4】図1及び図2に示された構成における各部の信
号状態の変化の一例を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明に係わる画像形成装置の第2の実施例の
構成を示す断面構成図である。
【図6】図5に示された実施例において、CPUの内部
にプログラムされている、印加転写電圧をパラメータと
したときの測定転写電流と最適転写電圧との関係を示す
複数の特性曲線図である。
【図7】図5に示された構成における各部の信号状態の
変化の一例を示すタイミングチャートである。
【図8】OHPシートが用いられたときのCPUの内部
にプログラムされている、印加転写電圧をパラメータと
したときの測定転写電流と最適転写電圧との関係を示す
複数の特性曲線図である。
【図9】最適転写電圧と対転写電流(負荷電流)との関
係の一例を示す特性曲線図である。
【図10】記録用紙の以前置かれていた状態と、その吸
湿状態との関係の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(像坦持体) 2 帯電器 3 露光手段 4 現像機(可視画像形成手段) 5 転写ローラ(転写手段) 6 ドラムクリーナ 7 イレーズランプ 8 転写電圧制御回路 9 給紙カセット 10 記録用紙(記録媒体) 11 ピックアップローラ 12 レジストローラ 13 定着器 14 排紙ローラ 15 可変出力電源(制御可能な転写電圧発生手段) 16 電流測定部(電流測定手段) 17 CPU(転写電圧設定手段) 18 感光体ベルト 19 帯電器 20 露光手段 21 現像機 21Y イエロー色現像機 21M マゼンタ色現像機 21C シアン色現像機 21B ブラック色現像機 22 除電ランプ 23 ベルトクリーナ 24 回転軸 25 中間転写ドラム 26 帯電器 27 転写ローラ 28 除電器 29 ドラムクリーナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体上に静電潜像
    を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像して可視画
    像を形成する可視画像形成手段と、前記可視画像を記録
    媒体に転写する転写手段とを備えた画像形成装置におい
    て、出力電圧値が多段階に可変できる制御可能な転写電
    圧発生手段と、前記転写手段を流れる転写電流を測定す
    る電流測定手段と、前記出力電圧値の各々に対する転写
    電流と最適転写電圧とを示す特性曲線に基づいて次の出
    力電圧値を制御設定する転写電圧設定手段とを備え、前
    記電流測定手段は、一定時間間隔毎に前記転写電流の測
    定を行い、前記転写電圧設定手段は、前記転写電流が測
    定される度毎に、前記特性曲線上における前記測定され
    た転写電流値から前記転写電圧発生手段の次の出力電圧
    値の制御設定を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、前記像担持体上に静電潜像
    を形成する露光手段と、前記静電潜像を複数の色現像機
    により順次現像して各色の可視画像を形成する可視画像
    形成手段と、前記像担持体に部分的に接触し、前記各色
    の可視画像を順に重ね合わせてカラー可視画像を形成す
    る中間転写体と、前記中間転写体上で前記カラー可視画
    像を記録媒体に転写する転写手段とを備えた画像形成装
    置において、出力電圧値が多段階に可変できる制御可能
    な転写電圧を転写手段に供給する転写電圧発生手段と、
    前記転写手段を流れる転写電流を測定する電流測定手段
    と、前記記録媒体の種類を検出する記録媒体検出手段
    と、前記出力電圧値の各々に対する転写電流と最適転写
    電圧とを示し、かつ、前記記録媒体の種類別の特性曲線
    に基づいて次の出力電圧値を制御設定する転写電圧設定
    手段とを備え、前記記録媒体検出手段は、検出出力によ
    って用いられる前記特性曲線を決定し、前記電流測定手
    段は、一定時間間隔毎に前記転写電流の測定を行い、前
    記転写電圧設定手段は、前記転写電流が測定される度毎
    に、前記決定された特性曲線上における前記測定された
    転写電流値から前記転写電圧発生手段の次の出力電圧値
    の制御設定を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写電圧発生手段の出力電圧値の制
    御設定は、記録媒体が転写手段に到達する以前にも数回
    行うことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記電流測定手段の転写電流の測定は、
    前記転写手段への転写電圧の印加後、1000分の1秒
    乃至1秒が経過した後に最初に行うことを特徴とする請
    求項1乃至2のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記電流測定手段の転写電流の測定は、
    2000分の1秒乃至2秒の間隔毎に行うことを特徴と
    する請求項1乃至2のいずれかに記載の画像形成装置。
JP5101194A 1993-04-27 1993-04-27 画像形成装置 Pending JPH06308844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5101194A JPH06308844A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5101194A JPH06308844A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06308844A true JPH06308844A (ja) 1994-11-04

Family

ID=14294146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5101194A Pending JPH06308844A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06308844A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6047144A (en) * 1998-04-20 2000-04-04 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device
US6636708B2 (en) * 2001-08-21 2003-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and system with a transfer device having an adjustable transfer bias
KR100441244B1 (ko) * 1997-06-19 2005-04-06 삼성전자주식회사 전사전압제어방법
US6954605B2 (en) 2002-10-10 2005-10-11 Sharp Kabushiki Kaisha Transfer device having casing with elastic member
US7376366B2 (en) 2004-08-09 2008-05-20 Brother Kagyo Kabushiki Kaisha Image-forming device with power supplying unit
US8059979B2 (en) * 2007-12-27 2011-11-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Control of a power supply for a transfer unit in an image forming apparatus
JP2019101414A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441244B1 (ko) * 1997-06-19 2005-04-06 삼성전자주식회사 전사전압제어방법
US6047144A (en) * 1998-04-20 2000-04-04 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device
US6636708B2 (en) * 2001-08-21 2003-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and system with a transfer device having an adjustable transfer bias
US6954605B2 (en) 2002-10-10 2005-10-11 Sharp Kabushiki Kaisha Transfer device having casing with elastic member
US7376366B2 (en) 2004-08-09 2008-05-20 Brother Kagyo Kabushiki Kaisha Image-forming device with power supplying unit
US8059979B2 (en) * 2007-12-27 2011-11-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Control of a power supply for a transfer unit in an image forming apparatus
JP2019101414A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0298506B1 (en) An image forming apparatus
US20190137910A1 (en) Image forming apparatus
JPH1145012A (ja) 制御方法及び画像形成装置
US5300984A (en) Image forming apparatus having controlled transfer unit
JP2000330401A (ja) 画像形成方法及び装置
JP4393212B2 (ja) 画像形成装置
JPH06308844A (ja) 画像形成装置
JPH08166727A (ja) 画像形成装置
US5402218A (en) System for reducing a surface potential of an image bearing member in an image forming apparatus
JPH08220902A (ja) 画像形成装置
JP3346091B2 (ja) トナー像転写装置及びこれを用いた転写電圧制御方法
JPH07230223A (ja) 画像形成装置
JPH05289463A (ja) 画像形成装置
JPH09236964A (ja) 画像形成装置の制御方式
JPH0627831A (ja) 画像形成装置
JPH10142953A (ja) 画像形成装置
JPH0973242A (ja) 画像形成装置
JPH0635337A (ja) 画像形成装置
JPH05303289A (ja) 画像形成装置
JP2023081505A (ja) 画像形成装置
JPH05100534A (ja) 画像形成装置
JPH08190254A (ja) 電荷処理装置
JPH05303292A (ja) 画像形成装置
JPH10133495A (ja) 画像形成装置
JPH11223968A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100118

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees