JPH05345166A - 既設配管の内面ライニング方法 - Google Patents

既設配管の内面ライニング方法

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JPH05345166A
JPH05345166A JP17926992A JP17926992A JPH05345166A JP H05345166 A JPH05345166 A JP H05345166A JP 17926992 A JP17926992 A JP 17926992A JP 17926992 A JP17926992 A JP 17926992A JP H05345166 A JPH05345166 A JP H05345166A
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JP
Japan
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pipe
pig
lining
resin liquid
air flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP17926992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Toyoda
繁 豊田
Soubun Satou
左右文 佐藤
Takashi Shigefuji
隆 重藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05345166A publication Critical patent/JPH05345166A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工管内への送風を小流量、低圧の送風気流
でライニングが可能にして、小型の送風機により大口径
の長延長管に対し均一厚さのライニング塗膜を適正に形
成することを目的とする。 【構成】 施工管1の管内に、その一端開口部1aより
所要粘度の樹脂液2と、この樹脂液2の開口部側に位置
して外径寸法が管内径との間に所要の間隙を有するよう
小径に形成されたビグ3とを導入する。上記ピグ3は、
施工管1の一端開口部1aより管内に繰り出される移動
規制用の線体4と連結して、送風機6から施工管1の管
内に送風される送風気流によりピグ3が推進される時、
送風気流がピグ3の周辺間隙において流速が増加しピグ
3の進行方向前側に乱流を生起させ、この乱流により樹
脂液2が舞い上がって管内壁の上部側に付着するよう
に、上記ピグ3移動速度を規制している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス配管,水道配管な
どの既設配管の管路内面を更生修理する目的から管内に
樹脂液を導入して内面をライニングするための管内面ラ
イニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中等に永年にわたり敷設されている既
設配管は、腐蝕の発生により管が老朽化して漏洩現象が
起ることから、管路を漏洩修理あるいは予防保全する目
的から管内に樹脂液を導入して内壁面に塗布するライニ
ング施工が行われている。このライニング工法として、
従来、種々の提案がなされているが、一般的に実用化さ
れている工法としては、図3に示す気流法と、図4に示
すピグを用いた液相法とが知られている。
【0003】上記の図3に示す気流法は、例えば、特開
昭54−127941号公報、特開昭54−15604
6号公報等によって開示された先行技術のように、施工
管Aの管内に、その一端開口側より送風機Bを用いて高
速空気流を流し、この空気流に樹脂混合器Cより送られ
る比較的低粘度の樹脂液を空気と混合して管内に吹き込
むことにより管内面に付着する樹脂気流で塗膜Dを形成
するようにした工法を基本としている。
【0004】また上記の図4に示す液相法は、例えば、
特開昭55−44320号公報に開示された先行技術の
ように、施工管Aの管内に、その一端開口側より比較的
高粘度の樹脂液Eと、これを押動するピグF(図では2
個のものを示す)とを導入し、そのピグFをコンプレッ
サGからの高圧気体により他端側へ移動させて行く行程
でピグFの周面間隙より後方へ流出する樹脂により管内
面に塗膜Dを形成する工法を基本としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の図3
に示す気流法によってライニングを行う場合、樹脂液を
送風気流に混合して管内に吹き込む関係から、次のよう
な問題点があった。 .施工管の口径が比較的に大きい大口径管で長延長の
場合、管内周の上部側に樹脂気流が付着しにくい傾向が
起り、塗膜の厚さが下部側は厚く、上部側は薄く不均一
になること。 .施工管の口径が大きく長延長になると、気流の流
量,圧力を大きく必要とし送風機が大型化して実用性が
低下すること。 .施工管の口径が大きく長延長になると、気流の流
量,圧力を大きく必要とし腐蝕等により耐圧性が低下し
高い圧力に耐えられない施工管に対しては施工が不可に
なること。 .施工管の口径が大きく長延長になると、気流の流
量,圧力を大きく必要とし施工管に腐蝕孔が発生してい
る場合、その腐蝕孔より樹脂気流が外部に吹き抜けを起
して閉塞性が低下し、修理効果が完全でないこと。 .施工管の口径が大きく長延長になると大きな空気流
量が必要となるため、施工管の排出側が小口径管に連な
っている場合で、その排出側に大きな開口面積が確保で
きない場合にも施工不能の事態が起ること。 .管内周の下部側に樹脂がダレる傾向が生じて樹脂液
の無駄が多く、樹脂液の使用量が多く必要となること。
【0006】一方、図4に示すピグを用いた液相法の場
合にも、高圧気体を必要とする関係から、次のような問
題点があった。 .高い圧力気体を必要とするため、高圧気体を発生で
きるコンプレッサが必要となり、作業周辺への騒音が大
きく、取扱いにも格別の注意を要すること。 .高圧気体を必要とするため、腐蝕等により耐圧性が
低下し高い圧力に耐えられない施工管に対しては施工が
不可になること。 .高圧気体を必要とするため腐蝕孔がある場合も、樹
脂液が外部に吹き抜けを起して腐蝕孔の閉塞性が低下
し、修理効果が低いこと。
【0007】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
み、施工管内への送風を小流量、低圧の送風気流でライ
ニングが可能にして、小型の送風機であっても大口径の
長延長管に対して管内面に均一厚さのライニング塗膜を
適正に形成できるライニング方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、施工管の管内に、その一端開口部より導
入された所要粘度の樹脂液と、該樹脂液の開口部側に位
置して外径寸法が管内径との間に所要の間隙を有するよ
う小径に形成されたライニングビグとを導入し、上記ラ
イニングピグは、施工管の一端開口部より管内に繰り出
される移動規制用の線体と連結して、送風機より管内に
送風される送風気流によりライニングピグが推進される
時、送風気流がピグの周辺間隙において流速が増加しピ
グの進行方向前側に生起される乱流により樹脂液が舞い
上がって管内壁の上部側に付着するように、上記ピグの
移動速度を規制してなることを特徴とする。
【0009】
【作 用】上述のようなライニング方法によると、施工
管の管内に送風される送風気流はピグの周辺間隙におい
て流速が増加し、その流速の増加によりピグの進行方向
前側に乱流が生起して樹脂液を管内壁の上部側にも付着
するように舞い上げる作用が得られるから、管内への送
風気流は小流量、低圧にでき、この結果、比較的に口径
が大きい大口径管で長延長の施工管であっても小型の送
風機で施工が可能となる。
【0010】これにより腐蝕等により耐圧性が低下した
老朽管や、腐蝕孔が生起した老朽管に対してもライニン
グ施工が可能となり、また、樹脂液が乱流により管内壁
の上部側にも舞い上がって付着するから、管内周壁の上
部側、下部側に形成される塗膜の厚さが均一になり、均
一厚さのライニング塗膜を適正に形成できることから樹
脂液の無駄も少なくなり樹脂液の使用量を低下できる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2は本発明の一実施例を示し、符号
1は補修対象となる施工管である。この施工管1は所定
長さを補修区間として、その一端側に設けられた開口部
1aにダクト5を介して送風機6が接続されている。ま
た施工管1の管内には上記開口部1aより導入された所
要粘度の樹脂液2と、この樹脂液2の開口部側に位置し
て球状のライニングピグ3とが導入されている。
【0012】上記ライニングピグ3は、図2に示されて
いるように、外径寸法yが、管内径xに対し、所要のク
リアランスzを周辺に有するように小径寸法に形成され
てあり、またライニングピグ3は、施工管1の一端開口
部1aより管内に繰り出される移動規制用のワイヤ―4
(線体という)と連結されている。この線体4の他端部
は、施工管1の開口部1aより外に引き出されて図示し
ていないが繰出し機構に連結され、後述のようにピグ3
の移動速度を規制できる構成としている。
【0013】ライニング施工に際し、送風機6からダク
ト5を介して施工管1の管内に送風気流が吹き込まれ、
この送風気流によりピグ3に推進力が作用して樹脂液2
と共に管内を移動する行程で、ピグ3の周辺クリアラン
スより流出する樹脂液2により管内壁に所要膜厚のライ
ニング塗膜が形成される。
【0014】この移動行程時、ライニングピグ3は、管
内に繰り出される線体4により移動が規制されているこ
とから、送風気流はピグ3の周辺クリアランスにおいて
流速が増加する。この流速の増加によって、ピグ3の進
行方向前側には矢印に示すように気流の乱れが生起し
て、その乱流によりピグ3の前側を押されて進む樹脂液
2は一部が管内壁の上部側に付着するように舞い上がる
現象が起り、このような現象を起すようにライニング3
の進行速度が規制される。
【0015】このようにライニングピグ3の移動速度が
規制されていると、送風気流はピグ3の周辺クリアラン
スにおいて流速が増加することから、施工管1内への送
風気流は小流量、低圧であってもライニング施工が可能
となり、この結果、比較的に口径が大きい大口径管で且
つ長延長の施工管でも送風機は小型にでき、小型の送風
機でもって大口径管,長延長管へのライニング施工が可
能となる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、以上に説明したように
施工管内への送風気流が小流量、低圧であってもライニ
ング施工が可能となるから、従来技術の気流法、液相法
に対して次の効果が得られる。
【0017】(1).施工管内に吹込まれる送風気流は、ピ
グの周辺において、その流速が局部的に増加してピグの
進行方向前側に生起する乱流により樹脂液が管内壁の上
部側に舞い上がるように付着することで、口径が大きい
大口径管で長延長の施工管に対しても管内壁の上部側,
下部側に均一厚さのライニング塗膜が適正に形成できる
ようになり、よって、従来技術では実用化が不可能とさ
れていた大口径の長延長管に対するライニング施工が可
能となる効果が得られる。
【0018】(2).また小流量、低圧の送風気流でライニ
ング施工ができるから、送風機を小型化でき、高圧気体
を発生するコンプレッサが不要となることで作業周辺へ
の騒音問題も解消できる。
【0019】(3).さらに小流量、低圧の送風気流でライ
ニング施工ができるから、腐蝕等により耐圧性が低下し
た老朽管や、腐蝕孔が生起した管に対してもライニング
施工が可能となり、また腐蝕孔より樹脂気流が外部に吹
き抜けを起す現象も少なくなるから閉塞性が高く、修理
効果を高めることができる。
【0020】(4).また小流量の送風気流にて施工可能の
ため、施工管の排出側が小口径管に連なっている事情等
により排出側に大きな開口面積が確保できない場合にも
施工が可能となる。
【0021】(5).加えて管内壁の上部側,下部側に均一
厚さのライニング塗膜が適正に形成できることで、樹脂
液の無駄も少なく、樹脂液の使用量を少なくできて施工
コストを低下できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す管内面ライニング方法
の説明図。
【図2】同上説明図の一部を拡大して示す断面図。
【図3】従来技術のライニング工法における気流法の説
明図。
【図4】従来技術のライニング工法における液相法の説
明図。
【符号の説明】
1 施工管 2 樹脂液 3 ライニン
グピグ 4 線体(ワイヤ―) 5 ダクト 6 送風機 x 施工管の内径 y ライニングピグの外径
z クリアランス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工管の管内に、その一端開口部より導
    入された所要粘度の樹脂液と、該樹脂液より開口部側に
    位置して外径寸法が管内径との間に所要の間隙を有する
    よう小径に形成されたライニングビグとを導入し、 上記ライニングピグは、施工管の一端開口部より管内に
    繰り出される移動規制用の線体と連結して、送風機から
    管内に送風される送風気流によりピグが推進される時、
    送風気流がピグの周辺間隙において流速が増加しピグの
    進行方向前側に生起される乱流により樹脂液が舞い上が
    って管内壁の上部側に付着するように、上記ピグの移動
    速度を規制してなることを特徴とする既設配管の内面ラ
    イニング方法。
JP17926992A 1992-06-12 1992-06-12 既設配管の内面ライニング方法 Pending JPH05345166A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254946A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Tsumarinuki 24:Kk 管内ライニング施工具
JP2009254947A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Tsumarinuki 24:Kk 管内ライニング施工具
CN109016305A (zh) * 2018-09-06 2018-12-18 陈烈 一种耐高压的管道衬里成型装置及其成型方法

Cited By (4)

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CN109016305A (zh) * 2018-09-06 2018-12-18 陈烈 一种耐高压的管道衬里成型装置及其成型方法
CN109016305B (zh) * 2018-09-06 2023-05-12 陈烈 一种耐高压的管道衬里成型装置及其成型方法

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