JPH0534474U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0534474U
JPH0534474U JP8377891U JP8377891U JPH0534474U JP H0534474 U JPH0534474 U JP H0534474U JP 8377891 U JP8377891 U JP 8377891U JP 8377891 U JP8377891 U JP 8377891U JP H0534474 U JPH0534474 U JP H0534474U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
leak
heat exchanger
bypass
partition
Prior art date
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Pending
Application number
JP8377891U
Other languages
English (en)
Inventor
宗一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
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Publication date
Application filed by Bosch Corp filed Critical Bosch Corp
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Publication of JPH0534474U publication Critical patent/JPH0534474U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構造で、タンク内部のバイパス洩れを
容易に検査できるようにする。 【構成】 タンク6内部を仕切る仕切部30,31を内
部に空間を有する二重構造とし、該仕切部30,31内
部の空間にタンク内部のバイパス洩れを検出する検出通
路33を構成すると共に、前記検出通路33を囲むタン
クの所定位置(例えば一方のキャップ5)に、該検出通
路33に連通し熱交換器外部に開口する洩れ検出孔35
を1つ以上形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主に車両用空調装置に用いられる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タンクの小型化を図るために、積層されたチューブエレメントの出入口 部に別体のタンクを接続するようにした熱交換器が開発されるようになってきた (例えば、実開昭63−154962号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行技術においては、タンク内部を仕切る仕切部をエンド プレートに当接してろう付け固定するものであるが、仕切部とエンドプレートと が完全にろう付けされたか否か若しくはタンクを塞ぐキャップと仕切部とが完全 にろう付けされたか否か(仕切部を介してタンク内部にバイパス洩れがないか否 か)を複雑な装置及び手数をかけて検査しなければならないという不具合を有し ていた。
【0004】 そこで、この考案は上記問題点に鑑み、簡易な構造で、タンク内部のバイパス 洩れを容易に検査できるように図った熱交換器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案に係る熱交換器は、チューブエレメント の積層方向に延びるタンクの内部が仕切部を介して入口タンクと出口タンクとに 区画されて成る熱交換器であって、前記タンク内部を仕切る仕切部を内部に空間 を有する二重構造とし、該仕切部内部の空間にタンク内部のバイパス洩れを検出 する検出通路を構成すると共に、前記検出通路を囲むタンクの所定位置に、該検 出通路に連通し熱交換器外部に開口する洩れ検出孔を1つ以上形成したものであ る。
【0006】
【作用】
したがって、バイパス洩れ検査において熱交換器内部に所定の空気圧力を加え ると、タンク内部にバイパス洩れがあれば、二重構造の仕切部の間に画成された 検出通路を介して洩れ検出孔から圧力洩れがあってバイパス洩れが検出され、圧 力洩れがないとバイパス洩れがないことが確認されるもので、これにより上記課 題を解決することができる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0008】 図1乃至図3において、熱交換器は、チューブエレメント1とコルゲート状の フィン2とを交互に複数段積層し、積層されたチューブエレメント1の出入口側 を出入口パイプ3,3を有するタンク部材4に挿入固定すると共に、該タンク部 材4の両端の開口部をキャップ5,5で塞いで該キャップ5,5とタンク部材4 とでタンク6を構成し、組付られている。
【0009】 チューブエレメント1は、例えば下記する2枚の成形プレート10を最中合わ せに接合して構成されるもの(所謂ラミネートタイプのもの)である。なお、こ れに限らず、押し出し成形したものや、パイプを偏平状にした偏平チューブであ っても良い。
【0010】 前記チューブエレメント1を構成する成形プレート10は、図2に示すように 略矩形状のもので、その一端側に熱交換媒体の出入口部構成用凹部11,12が 突出及び膨出形成されていると共に、該出入口部構成用凹部11,12の間から 他端側に向けて突条13が延設され、この突条13の周縁に前記出入口部構成用 凹部11,12に通じる略U字状の熱交換媒体通路構成用凹部14が膨出形成さ れている。また、この成形プレート10の他端側にはチューブエレメント突当部 15が外方に向けてほぼ直角に曲折形成されている。
【0011】 この成形プレート10を2枚最中合わせに接合することでチューブエレメント 1が構成され、その一端側では相対する出入口部構成用凹部11,12から熱交 換媒体の出入口部20,21が構成され、その内部では相対する熱交換媒体通路 構成用凹部14から略U字状の熱交換媒体通路22が構成されると共に、前記出 入口部20,21は熱交換媒体通路22を介して連通するようになっている。
【0012】 かかる構造のチューブエレメント1は、図1に示すように隣接するチューブエ レメント間で各チューブエレメント突当部15を当接させて複数段積層され、積 層された各チューブエレメント間及び積層方向両端のチューブエレメントの熱交 換面にフィン2を配するようになっている。そしてこの積層されたチューブエレ メント1の各出入口部20,21は、下記するタンク部材4のチューブエレメン ト挿入部25,26に挿入固定されるようになっている。
【0013】 タンク部材4は、チューブエレメントの積層方向に延びた箱状のもので、例え ば押し出し成形により成形され、両端部が開口されていると共に、その底面に積 層された各チューブエレメント1の出入口部20,21を挿入固定するためのチ ューブエレメント挿入部25,26が所定距離を隔てて等間隔に複数穿設されて いる。また、このタンク部材4の両端の開口部は下記するキャップ5,5により 閉塞されるようになっており、該タンク部材4とキャップ5,5とでタンク6が 構成される。そしてこのタンク部材4の略中央には、タンク6内部を入口タンク 27と出口タンク28とに区画する二重構造の仕切部30,31が形成され、こ の仕切部30,31内部の空間と下記するキャップ5,5とにより囲まれる空間 にタンク6内部のバイパス洩れ(仕切部30,31とキャップ5,5との接合部 分において入口タンク27と出口タンク28との間に洩れがないか否か)を検出 するための検出通路33が構成されるようになっている。なお、このタンク部材 4の所定位置には、入口タンク27及び出口タンク28にそれぞれ連通する出入 口パイプ3,3が設けられている。
【0014】 キャップ5,5は、タンク6の両端の開口部を閉塞するためのもので、タンク 部材4の両端に被せて装着されるようになっている。そしてこのキャップ5,5 の一方(この実施例においては図示前方側のキャップであるが、図示後方側のキ ャップであても良い)には、その所定位置に洩れ検出孔35が穿設されており、 該洩れ検出孔35は、上記検出通路33に連通し熱交換器外部に開口するように なっている。なお、この洩れ検出孔35は、熱交換器の組付後になされるタンク 6のバイパス洩れ検査の時は開口されているが、検査終了後には、例えばトウチ ろう付け等によって閉塞されるようになっている。
【0015】 かかる構成の熱交換器は、その構成部材である例えば成形プレート、タンク部 材及びキャップ等がアルミニウムを主材料とするアルミニウム合金板の外側にろ う材がクラッドされたクラッド材で製造され、治具で固定されて炉中でろう付け され、組付られる。
【0016】 次に、この熱交換器のタンクのバイパス洩れ検査の方法について述べる。
【0017】 バイパス洩れ検査を行なうには、先ず、出入口パイプ3,3の一方(例えば出 口タンク28側のパイプ)を塞ぎ、それから他方(例えば入口タンク27側のパ イプ)から所定の圧力の空気圧を熱交換器に加える。タンク6内部において、仕 切部30,31とキャップ5,5との接合部分における入口タンク27と出口タ ンク28との間にバイパス洩れがなければ、圧力は低下せず、バイパス洩れがな いことが確認される。
【0018】 仕切部30,31とキャップ5,5との接合部分においてろう付けが良好にな されず、図3の矢印Aに示すようにバイパス洩れが生じている場合には、タンク 6の仕切部30,31とキャップ5,5との間に構成された検出通路33を介し てそれに連通する洩れ検出孔35から空気圧洩れが生じ、圧力が低してバイパス 洩れが検出され、このバイパス洩れが検出された熱交換器は不良品として扱われ る。
【0019】 また、洩れ検出孔35から空気圧洩れが生じずにバイパス洩れがない場合にあ って圧力低下がみられたら、熱交換器の他の部位(例えばタンク部材5とチュー ブエレメント1との間)において気密洩れが生じていることが確認できる。
【0020】 上記バイパス洩れ検査及び気密洩れ検査において良品と判定された場合には、 キャップ5の洩れ検出孔35はトウチろう付け等によって塞がれ、製品化される ようになっている。
【0021】 なお、この熱交換器に設けられる洩れ検出孔35は、図1の一点鎖線及び図4 に示されるように、タンク部材4の上下の一方又は双方に設けても良いし、複数 設けても良い。
【0022】 しかるに、この熱交換器にあっては、タンク内部のバイパス洩れをタンク6の 二重構造で形成された仕切部30,31の間に画成された検出通路33を介して それに連通する洩れ検出孔35から検出するようにしているので、簡易な構造で あり、容易にバイパス洩れを検査することができ、同時に気密洩れの検査も行う ことができるようになっている。
【0023】 なお、この実施例においてはタンクが一体で押し出し成形により成形されるも のの例を示したが、これに限らず、タンクがタンク部材とエンドプレートとの接 合によって構成されるものや、タンクがチューブエレメントと一体に構成されて いるものであっても、同様の設定でタンク内部のバイパス洩れを検出することが 可能である。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、タンク内部のバイパス洩れをタンクに 二重構造で形成された仕切部の間に画成された検出通路を介してそれに連通する 洩れ検出孔から検出するようにしているから、簡易な構造であり、容易にバイパ ス洩れを検査することができ、同時に気密洩れの検査も行うことができるように なっている。また、タンク内部を二重構造で形成された仕切部を介して区画して いるから、入口タンクと出口タンクとの間を断熱する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱交換器の斜視図である。
【図2】成形プレートの平面図である。
【図3】図1のA−A線断面の拡大図である。
【図4】他の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 チューブエレメント 4 タンク部材 5 キャップ 6 タンク 27 入口タンク 28 出口タンク 30,31 仕切部 33 検出通路 35 洩れ検出孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブエレメントの積層方向に延びる
    タンクの内部が仕切部を介して入口タンクと出口タンク
    とに区画されて成る熱交換器であって、 前記タンク内部を仕切る仕切部を内部に空間を有する二
    重構造とし、該仕切部内部の空間にタンク内部のバイパ
    ス洩れを検出する検出通路を構成すると共に、前記検出
    通路を囲むタンクの所定位置に、該検出通路に連通し熱
    交換器外部に開口する洩れ検出孔を1つ以上形成したこ
    とを特徴とする熱交換器。
JP8377891U 1991-09-18 1991-09-18 熱交換器 Pending JPH0534474U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8377891U JPH0534474U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 熱交換器

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JP8377891U JPH0534474U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 熱交換器

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JPH0534474U true JPH0534474U (ja) 1993-05-07

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JP8377891U Pending JPH0534474U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 熱交換器

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JP (1) JPH0534474U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0805330A2 (en) 1996-04-30 1997-11-05 Sanden Corporation Heat exchanger enabling leak test of chambers in tank separated by single partition
WO2001061264A1 (fr) * 2000-02-21 2001-08-23 Zexel Valeo Climate Control Corporation Echangeur thermique
JP2019184128A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 ダイキン工業株式会社 熱交換器及びそれを備えた熱交換ユニット

Cited By (3)

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WO2001061264A1 (fr) * 2000-02-21 2001-08-23 Zexel Valeo Climate Control Corporation Echangeur thermique
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