JPH0534464U - オイルクーラ - Google Patents

オイルクーラ

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JPH0534464U
JPH0534464U JP8482691U JP8482691U JPH0534464U JP H0534464 U JPH0534464 U JP H0534464U JP 8482691 U JP8482691 U JP 8482691U JP 8482691 U JP8482691 U JP 8482691U JP H0534464 U JPH0534464 U JP H0534464U
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潔 佐々木
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東洋ラジエーター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンブロック外面に直接取付けられるオ
イルクーラにおいて、その取付け高さを可及的に小さく
したバイパス弁付きのものを提供する。 【構成】 センタパイプの一端にケーシングよりも突出
する突出部が形成され、その突出部外周に環状の溝を有
するバイパス部が突設される。そしてその環状溝の開口
端に弁座が設けられ、その弁座に環状のバイパス弁が接
離自在に着座する。それと共に、バイパス部内でセンタ
パイプにバイパス孔が形成され、バイパス部がエンジン
ブロックの凹陥部に嵌入する。さらに、その凹陥部がオ
イル流通孔に連通されたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用又は自動二輪車用エンジンブロックに着脱自在に取付けられ る円筒形オイルクーラであって、オイルクーラ内の目詰まり等の際にオイルをバ イパスすることができるバイパス弁付きのものに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のオイルクーラは、ケーシングが中空なドーナツ状に形成され、内部に 偏平なドーナツ状のエレメントが多数積層されている。そして、このエレメント 内にオイルを導き、エレメントの外周に冷却水を流通させ、オイルを冷却するも のが一般的である。このようなオイルクーラにおいて、コア内部に目詰まりが生 じたり、或いは冬季においてエンジン始動時等の如くオイル温度が低温の場合に は、バイパス弁を介してオイルをエンジンブロックに直接還流するように構成し ていた。このバイパス弁は、ケーシング内部に設けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようなバイパス弁付きオイルクーラは、そのバイパス構造が比 較的スペースを要し、結果としてコア及びケーシングが大きくなる欠点があった 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、特に取付け高さの低いコンパクトなオイルクーラを提供する ことを目的とし、その目的達成のために次の構成をとる。 本考案のオイルクーラは、ケーシング8がセンタパイプ4を中心にして中空な ドーナツ状に形成されると共に、エンジンブロック側の端面にオイル孔5が形成 される。そして、そのケーシング8に内装するコア6は、夫々の内部に冷却水が 流通する偏平なドーナツ状に形成された複数のエレメント2の積層体からなる。 そして、中空ボルト11がケーシング8のセンタパイプ4内に貫通し、その一端フ ランジ部がケーシング端面に当接すると共に、他端部がエンジンブロック7のオ イル流入孔9に螺着される。そして、オイル12がエンジンブロック7のオイル流 出孔13より、ケーシング8のオイル孔5を介してそのケーシング8内に流入し、 夫々のエレメント2外周を放射方向に流通して、中空ボルト11よりエンジンブロ ック7にオイルが還流するものに関する。
【0005】 ここにおいて本考案の特徴とするところは、エンジンブロック7側でセンタパ イプ4の一端にケーシング8よりも突出する突出部14が形成され、その突出部14 外周に環状溝15を有するバイパス部16が突設される。そして、その溝の開口端に 設けられた弁座にバイパス弁18が接離自在に着座すると共に、バイパス部16内で センタパイプ4および、中空ボルト11にバイパス孔17,17が形成される。そして 、バイパス部16がエンジンブロック7の凹陥部25に嵌入すると共に、その凹陥部 25がオイル流出孔13に連通されたものである。
【0006】
【作用】
本考案のオイルクーラによれば、その下端中央に突出されたバイパス部16がオ イル流出孔13に連通する凹陥部25内に嵌着される。従って、オイルクーラ全体の 取付け高さを小さくすることができる。係る状態で、オイル12はエンジンブロッ ク7のオイル流出孔13から流出し、図1の矢印の如くコア6の各エレメント2外 周を放射方向に流通し、オイル還流孔22より中空ボルト11内に導かれてエンジン ブロック7内に還流する。 次に、コア6のアウターフィン10に目詰まりが生じたとき、或いは冬季のエン ジン始動時においてオイル12の温度が低温のときには、凹陥部25内のオイルの圧 力が高まり、コイルスプリング19に抗してバイパス弁18が上昇し、図2の如くオ イル12は凹陥部25からバイパス孔17を介し中空ボルト11にバイパスされる。
【0007】
【実施例】
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。 図1は本考案のオイルクーラの使用状態を示す縦断面説明図であり、図2はそ のバイパス弁18が開放された状態を示す。又、図3はコア6の構成部品であるエ レメント2の分解説明図であり、図4はケーシング8の平面図である。 この実施例のオイルクーラは、アルミニューム又はその合金よりなり、ケーシ ング8とその内部に設けられたコア6とその下端に突設されたバイパス部16とを 具備し、それらが中空ボルト11を介してエンジンブロック7に螺着締結されるも のである。ケーシング8は、センタパイプ4の回りに中空なドーナツ状に形成さ れ、その下端にオイル孔5が設けられている。又、センタパイプ4はその下端部 がケーシング8から突出して突出部14を形成する。さらに、突出部14の外周に環 状溝15を介してバイパス部16が形成されている。
【0008】 この環状溝15内には、コイルスプリング19により下方に付勢された環状のバイ パス弁18が設けられ、そのバイパス弁18下端が環状溝15の下端開口に形成された 弁座を開閉自在に閉塞する。このバイパス弁18には、その内面に軸方向外方へ弾 発するコイルスプリング19の一端が着座すると共に、そのコイルスプリング19の 他端が環状溝15の底部に当接する。 次にセンタパイプ4は、ケーシング8内の中央に鍔状の仕切り部20が突出され ている。そして、この仕切り部20がコア6の中央位置のエレメント2端面に当接 するものである。 次にコア6は、そのエレメント2が図3に示す如く一対の皿状に形成された円 形金属板1aとアウターフィン10とからなる。この金属板1aは中心に中心孔1 bを有すると共に、その中心孔1bの口縁部及び外周縁が立ち上げられて、そこ にフランジ部を形成する。さらに、その中心孔1bのフランジ部と外周縁のフラ ンジ部の間を連結する仕切り部1fが形成される。そして、仕切り部1fの両側 にオイル孔1が穿設され且つ、そのオイル孔1周縁部が外側に膨出し、そこにフ ランジ部1eを形成したものである。このようにしてなる一対の金属板1aは、 アルミニューム合金板の両面にろう材が予めクラッドされている。
【0009】 次にアウターフィン10は金属板1aのオイル孔1の口縁に形成されたフランジ 部1eに整合する一対の孔10aが穿設されると共に、中央に孔10bが穿設されて いる。このようにしてなるエレメントを多数積層し、その最下端にはオイル孔1 の存在しない閉塞板が配置される。そして、最上段のオイル孔1は、ケーシング 8の冷却水管23の開口端に整合される。そしてこれらの各部品は、ろう付け(ハ ンダ付の場合もある)により互いに液密に接合される。 次に中空ボルト11はその上端にフランジ部を形成すると共に、該フランジ部の 下面側に環状の溝部が形成され、そこにOリング24が嵌着される。この中空ボル ト11には、夫々センタパイプ4のオイル還流孔22及びバイパス孔17に整合する位 置に、同様のオイル還流孔22及びバイパス孔17が穿設されている。又、中空ボル ト11の下端外周にはネジが螺刻され、それがエンジンブロック7のオイル流入孔 9内面に螺着されるように構成されている。
【0010】 このようにしてなるオイルクーラは、ケーシング8のセンタパイプ4に中空ボ ルト11を貫通し、ケーシング8下面にOリング24を嵌着してエンジンブロック7 に螺着締結される。このとき、エンジンブロック7の凹陥部25にバイパス部16が 嵌入される。この凹陥部25の中心には、前記オイル流入孔9が形成されると共に 、凹陥部25の縁部にオイル流出孔13が連通するものである。 しかして、一対の冷却水管23(図4)の一方から冷却水をコア6の各エレメン ト2(図1)内に流入させ、エレメント2内を環状に流通して他方の冷却水管23 よりそれを流出させる。又、エンジンブロック7のオイル流出孔13から流出した オイル12は、ケーシング8のオイル孔5から図1矢印の如くコア6の下半分を放 射方向外方に流通する。即ち、オイル12はセンタパイプ4の環状仕切り部20より 下方に位置する各エレメント2の夫々のアウターフィン10を流通し、ケーシング 8の内周に達する。そして、そのオイル12は上方に移動し、上部の夫々のエレメ ント2を矢印の如く放射方向内方に移動し、センタパイプ4及び中空ボルト11の 夫々のオイル還流孔22より中空ボルト11内に流入し、エンジンブロック7のオイ ル流入孔9に導かれる。そして、オイル12は夫々のエレメント2外面を流通する 間に、エレメント内の冷却水21により冷却されるものである。
【0011】 次にエレメント2のアウターフィン10に目詰まりが生じた時には、エンジンブ ロック7の凹陥部25のオイルの内圧が高まり、バイパス弁18がコイルスプリング 19に抗して上昇する。すると、図2の如くオイル12はバイパス孔17から中空ボル ト11にバイパスされる。このバイパス量は、アウターフィン10の目詰まり量に応 じる。 又、冬季等のエンジン始動時の如く、オイル12の温度が低温であり粘性が高い 場合にも凹陥部25のオイル内圧が高まり、前記同様にバイパス弁18が開放され、 オイル12はバイパス孔17よりバイパスされる。
【0012】
【考案の効果】
本考案のオイルクーラは、以上のような構成からなり、バイパス部16がケーシ ング8の中心部外面に突出し且つ、そのバイパス部16がエンジンブロック7の凹 陥部25に嵌入するように構成したから、オイルクーラの取付け高さを低くし、コ ンパクトなオイルクーラとなる。 さらにこのバイパス部16が、エンジンブロック7の凹陥部25に嵌入するため、 コア目詰まり時や、オイルの粘度が高い低温始動時等にそのオイルを最短距離で バイパスさせ、循環タイムロスを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のオイルクーラの縦断面説明図。
【図2】同オイルクーラのバイパス弁18の作動状態を示
す説明図。
【図3】本オイルクーラのエレメント2の分解斜視図。
【図4】ケーシング8の平面図。
【符号の説明】
1 オイル孔 2 エレメント 4 センタパイプ 5 オイル孔 6 コア 7 エンジンブロック 8 ケーシング 9 オイル流入孔 10 アウターフィン 11 中空ボルト 12 オイル 13 オイル流出孔 14 突出部 15 環状溝 16 バイパス部 17 バイパス孔 18 バイパス弁 19 コイルスプリング 20 仕切り部 21 冷却水 22 オイル還流孔 23 冷却水管 24 Oリング 25 凹陥部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタパイプ(4)を中心にして中空な
    ドーナツ状に形成されると共に、エンジンブロック側の
    端面にオイル孔(5)が形成されたケーシング(8)
    と、夫々内部に冷却水が流通する偏平なドーナツ状に形
    成された複数のエレメント(2)の積層体からなり、前
    記ケーシング(8)に内装されるコア(6)と、前記セ
    ンタパイプ(4)内に貫通し、一端フランジ部がケーシ
    ング端面に当接すると共に、他端部がエンジンブロック
    (7)のオイル流入孔(9)に螺着される中空ボルト
    (11)と、を具備し、オイル(12)が前記エンジンブロ
    ック(7)のオイル流出孔(13)よりケーシング(8)
    の前記オイル孔(5)を介してそのケーシング(8)内
    に流入し、夫々の前記エレメント(2)外周を放射方向
    に流通して前記中空ボルト(11)よりエンジンブロック
    (7)にオイルが還流するオイルクーラにおいて、前記
    エンジンブロック(7)側で前記センタパイプ(4)の
    一端が前記ケーシング(8)よりも突出する突出部(1
    4)が形成され、該突出部(14)外周に環状溝(15)を
    有するバイパス部(16)が突設され、その溝の開口端に
    設けられた弁座に環状のバイパス弁(18)が接離自在に
    着座すると共に、前記バイパス部(16)内で前記センタ
    パイプ(4)および、前記中空ボルト(11)にバイパス
    孔(17)(17)が形成され、前記バイパス部(16)が前
    記エンジンブロック(7)の凹陥部(25)に嵌入すると
    共に、その凹陥部(25)が前記オイル流出孔(13)に連
    通されたことを特徴とするオイルクーラ。
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