JPH0534425Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は自動車などのトルコンインジケータ
のポジシヨンプレートに係るものである。

従来の技術 従来のトルコンインジケータのポジシヨンプレ
ートは実開昭61−46239号公報に記載され、第５
図から第７図に図示したようにアクリル樹脂の透
明板からなる細長状に彎曲し、その裏面にはシフ
トレバー２２のポジシヨンを赤色の指針２３で表
示する文字、例えばＰ，Ｒ，Ｎ，Ｄ，２，１のよ
うな文字が刻設されており、このポジシヨンプレ
ート２１の１側縁下端部に一定巾の採光部２１′
を形成するとともにポジシヨンプレート２１の１
側縁上端部２１″をほぼ45度に傾斜して形成した
ものである。

考案が解決しようとする問題点 この従来のトルコンインジケータのポジシヨン
プレート２１は１側縁下端部に形成した採光部２
１′が一定巾であるとともに光源２４がこのプレ
ート２１下の中央の１か所であるためにポジシヨ
ンプレート２１のトルコンインジケータの前後方
向の中央部に刻設された文字は明るく表示される
のに対してトルコンインジケータの前後方向端部
に刻設された文字は光源２４から次第に遠くなる
ので中央部の文字に較べて徐々に光量が不足し、
このため暗く表示されて、見栄えが悪いばかりで
なく、機能的にもポジシヨンプレート２１の表示
が見にくいという欠点があつた。

この考案は従来のトルコンインジケータのポジ
シヨンプレートが有するこれらの欠点を解消して
ポジシヨンプレートに刻設された文字をトルコン
インジケータの前後方向の中央部でも前後端部で
もほぼ同じような明るさで表示することなどを目
的としたものである。

問題点を解決するための手段 この考案のトルコンインジケータのポジシヨン
プレートは透明板からなるポジシヨンプレートの
１側縁上端部をほぼ45度に傾斜して形成するとと
もに１側縁下端部端面にトルコンインジケータの
前後方向の前端部から後端部まで採光部を形成
し、このポジシヨンプレートに文字などを表示し
てポジシヨンプレートの前端部と後端部とのほぼ
中央の下に光源を設けてなるトルコンインジケー
タのポジシヨンプレートにおいて、このポジシヨ
ンプレートの１側縁下端部の端面に形成した採光
部の巾をトルコンインジケータの前後方向の中央
から前端部および後端部にかけて徐々に水平方向
に巾広くしたものである。

作 用 この考案のトルコンインジケータのポジシヨン
プレートはポジシヨンプレートの１側縁下端部の
採光部の巾をトルコンインジケータの前後方向の
中央から前端部および後端部にかけて徐々に水平
方向に巾広くしたことによりポジシヨンプレート
の中央の下に設けた光源からの光量が中央から端
部にかけて単位面積当たりの採光量が徐々に減少
するが、採光面積が徐々に増大するためにポジシ
ヨンプレートの中央から前端部、後端部まで採光
量がほぼ均一化されてポジシヨンプレートに刻設
された文字がトルコンインジケータの前後方向の
中央部から前端部、後端部までほぼ同じような明
るさで表示される。

実施例 次にこの考案のトルコンインジケータのポジシ
ヨンプレートを実施例について図面とともに説明
する。

第１図から第２図に図示したように、ポジシヨ
ンプレート１は透明なアクリル樹脂からなり、そ
の１側縁下端部の端面にトルコンインジケータの
前後方向の中央から前端部および後端部にかけて
ポジシヨンプレート１の採光部１′の外側を円孤
形状に彎曲させて徐々に水平方向に巾広くした採
光部１′を形成する。

このポジシヨンプレート１の１側縁上端部にほ
ぼ45度の傾斜側面１″を形成したものである。

この実施例のトルコンインジケータのポジシヨ
ンプレート１をシフトレバー２と連動する指針３
の上方に設けてケース４に取付けて使用すると、
従来と同様にポジシヨンプレート１の前端部と後
端部とのほぼ中央の下に設けた光源ランプ５から
の光源は遮光板６により囲まれているので遮光板
６の上側スリツト７よりポジシヨンプレート１の
１側縁下端部に形成した採光部１′に照射される。

ポジシヨンプレート１のトルコンインジケータ
の前後方向の中央部では採光部１′より所定の光
量が光源ランプ５から採光されて所定の明るさで
ポジシヨンプレートの中央部の文字を表示する。

ポジシヨンプレート１のトルコンインジケータ
の前後方向の前端部、後端部では光源ランプ５か
ら遠いため単位面積当りの光量が中央部より少な
いが、採光部１′の巾を中央部より巾広くして採
光面積を大きくしたので採光量が中央部とほぼ同
じで所定の明るさでポジシヨンプレートの端部の
文字を表示する。

ポジシヨンプレート１のトルコンインジケータ
の前後方向の中央部と前後端部との中間部では採
光部１′を徐々に水平方向に巾広くしたので前記
と同様に採光量が中央部とほぼ同じで所定の明る
さでポジシヨンプレート１の中間部の文字を表示
する。

第４図に図示したポジシヨンプレート１１は別
の実施例で、ポジシヨンプレート１１の１側縁下
端部の端面にトルコンインジケータの前後方向の
中央から前端部および後端部にかけて採光部１
１′の内側を円孤形状に彎曲させ、外側を直線状
にさせて徐々に水平方向に巾広くした採光部１
１′を形成し、ポジシヨンプレート１１の１側縁
上端部にほぼ45度の傾斜側面を形成したものであ
る。

考案の効果 この考案のトルコンインジケータのポジシヨン
プレートは透明板からなるポジシヨンプレートの
１側縁上端部をほぼ45度に傾斜して形成するとと
もに１側縁下端部の端面にトルコンインジケータ
の前後方向の前端部から後端部まで採光部を形成
し、このポジシヨンプレートの前端部と後端部と
のほぼ中央の下に光源を設けてなるトルコンイン
ジケータにおいて、このポジシヨンプレートの１
側縁下端部の端面に形成した採光部の巾をトルコ
ンインジケータの前後方向の中央から前端部およ
び後端部にかけて徐々に水平方向に巾広くしたか
ら、ポジシヨンプレートに刻設された文字をトル
コンインジケータの前後方向の中央部から前後端
部までほぼ同じような明るさで表示することがで
きて、トルコンインジケータのポジシヨンプレー
トを見やすくすることができるとともにポジシヨ
ンプレートの全体をほぼ同じ明るさに照明してポ
ジシヨンプレートの使用時の見栄えを良くするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案品の斜視図、第２図は同じく拡
大底面図、第３図は同じく使用時の断面図、第４
図は別の本考案の底面図、第５図は従来品の斜視
図、第６図は第５図の拡大Ａ−Ａ断面図、第７図
は同じく使用時の断面図である。 １はポジシヨンプレート、１′は採光部、１″は
傾斜側面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 透明板からなるポジシヨンプレートの１側縁上
   端部をほぼ45度に傾斜して形成するとともに１側
   縁下端部の端面にトルコンインジケータの前後方
   向の前端部から後端部までの採光部を形成し、該
   ポジシヨンプレートに文字などを表示して該ポジ
   シヨンプレートの前端部と後端部とのほぼ中央の
   下に光源を設けてなるトルコンインジケータのポ
   ジシヨンプレートにおいて、該ポジシヨンプレー
   トの１側縁下端部の端面に形成した採光部の巾を
   トルコンインジケータの前後方向の中央から前端
   部および後端部にかけて徐々に水平方向に巾広く
   したことを特徴とするトルコンインジケータのポ
   ジシヨンプレート。