JPH05343967A - 保護回路 - Google Patents

保護回路

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JPH05343967A
JPH05343967A JP14930792A JP14930792A JPH05343967A JP H05343967 A JPH05343967 A JP H05343967A JP 14930792 A JP14930792 A JP 14930792A JP 14930792 A JP14930792 A JP 14930792A JP H05343967 A JPH05343967 A JP H05343967A
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JP
Japan
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transistor
load
circuit
short
current
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14930792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Tsujimoto
裕一 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、トランジスタの過電流に起因する
損傷を防止するための保護回路に関し、負荷が短絡状態
になったときでも、熱破壊等の支障を来さない程度の電
流をトランジスタに流し続け、負荷の短絡状態が解消し
たときに速やかに本来のスイッチング動作に移れること
が可能となる保護回路を提供することを目的とする。 【構成】 負荷2をスイッチングするトランジスタ1
と、このトランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧と予
め定められた参照電圧Vref とを比較するコンパレータ
4と、このコンパレータ4の出力に基づいて前記負荷2
が短絡状態となったときに前記トランジスタ1が熱破壊
しない程度のほぼ一定のコレクタ電流を前記トランジス
タに流すよう制御回路10の制御信号により電子スイッ
チ5及び電子スイッチ8の状態を選択し、その結果、前
記トランジスタ1とトランジスタ7との協同でカーレン
トミラー回路が構成されて保護回路が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランジスタ、例えば、
パワートランジスタの過電流に起因する損傷を防止する
ための保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタのスイッチング回路では、
トランジスタがオン状態になっているときにはベース電
流がベースに供給されているため、このような状況のも
とで、負荷が何らかの原因で短絡状態になると、そのト
ランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧が高くなり、そ
のベース電流に相応した大きなコレクタ電流が前記トラ
ンジスタに流れる。このとき、前記トランジスタでの消
費電力はコレクタ・エミッタ間電圧とコレクタ電流との
積で求まる電力であり、前記トランジスタは熱破壊され
るおそれがある。そのため、負荷のショート時にトラン
ジスタを熱破壊から保護する必要がある。
【0003】それで、従来からトランジスタのスイッチ
ング回路では、負荷が短絡状態になった場合、トランジ
タをオフさせてトランジタが熱破壊されないようにする
ために、保護回路が付設されることが多い。
【0004】一方、例えば、電気自動車のモータを制御
する場合には、スイッチング用のトランジスタを完全に
オフさせると、特別な配慮を払わない限り、再度オンさ
せるときの応答性が鈍くなったり、電気自動車の走行時
に衝撃があると云った理由から、負荷が短絡状態である
ときにはトランジスタを完全にオフさせるのではなく、
熱破壊等の支障を来さない程度の電流を流し続けるよう
にするスイッチング回路の実現が要望されている。
【0005】図3は保護回路を含む従来のスイッチング
回路の概略構成を示す回路構成図である。同図におい
て、トランジスタはインダクティブ負荷をスイッチング
できるよう構成されており、トランジスタのコレクタ・
エミッタ間電圧と基準電圧Vref とはコンパレータで比
較されている。このコンパレータの出力は制御回路に入
力しており、この制御回路の出力によって前記トランジ
スタのベースに接続されるスイッチが制御されるように
なっている。なお、前記トランジスタのベースにはベー
ス電流源から前記トランジスタが飽和可能なベース電流
が供給され、前記インダクティブ負荷には並列に回生用
のダイオードが接続されている。
【0006】この回路において、前記トランジスタがオ
ンしているときに、前記インダクティブ負荷が何らかの
原因で短絡状態になると、前記トランジスタのコレクタ
・エミッタ間電圧が前記基準電圧Vref よりも高くな
る。それに伴い前記トランジスタのベースに接続されて
いるスイッチが閉成されて、前記トランジスタがオフす
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すスイッチング回路に採用されている保護回路は、負
荷が短絡状態になってトランジスタをオフさせたとき
に、コレクタ電流は完全に流されない状態であるので、
負荷の応答性を向上させ得るよう負荷が短絡状態である
ときに、破壊等の支障を来さない程度の電流をトランジ
スタに流し続けるようにするには不向きである。
【0008】そこで、本発明は、負荷が短絡状態になっ
たときでも、破壊等の支障を来さない程度の電流をトラ
ンジスタに流し続け、負荷の短絡状態が解消したときに
速やかに本来のスイッチング動作に移れることが可能と
なる保護回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、負荷電流をス
イッチングするトランジスタと該トランジスタのコレク
タ・エミッタ間電圧と予め定められた参照電圧とを比較
する電圧比較手段と該電圧比較手段の出力に基づいて前
記負荷が短絡状態となったときに前記負荷が非短絡状態
にあったときのコレクタ電流よりも小さいコレクタ電流
を前記トランジスタに流すよう制御する電流制限手段と
を具備する保護回路を構成する。
【0010】
【作用】トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧と予
め定められた参照電圧とは電圧比較手段により比較され
ており、前記トランジスタがオン状態になっているとき
に、負荷が短絡状態になると、前記参照電圧よりも前記
トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧の方が高くな
る。その結果、前記トランジスタのベースへスイッチン
グ動作時の電流供給状態から電流制限手段による電流供
給状態に変更され、前記トランジスタは熱破壊等の支障
を来さない程度のコレクタ電流を流した状態に維持され
る。そして、前記負荷の短絡状態が解消すると速やかに
元のスイッチング動作に復帰する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について詳細に説明する。図1は本発明の保護回路をを
含むインダクティブ負荷(例えば、モータであるが、以
下、単に負荷という)をスイッチングするスイッチング
回路の概略構成を示す回路構成図である。同図におい
て、負荷をスイッチングするトランジスタ1のコレクタ
は負荷2と回生用のダイオード3を介してプラス電源ラ
インVccに接続されると共にコンパレータ4の反転入力
端子に接続されている。また、前記トランジスタ1のベ
ースは電子スイッチ5とベース電流源6を介して前記プ
ラス電源ラインVccに接続されている。更に、前記トラ
ンジスタ1のベースはトランジスタ7のベース及びコレ
クタに接続すると共に電子スイッチ8を介してグランド
に接続されている。そして、トランジスタ7のエミッタ
はグランドに接続されている。
【0012】前記トランジスタ7のコレクタは抵抗9を
介して前記電源ラインVccに接続されており、前記トラ
ンジスタ7のエミッタはグランドに接続されている。前
記コンパレータ4の非反転入力端子とグランド間には参
照電圧Vref を得るための電圧源を接続しており、前記
コンパレータ4の出力は制御回路10に入力している。
また、この制御回路10には前記電子スイッチ5と前記
電子スイッチ8を制御する制御出力があり、それぞれは
前記電子スイッチ5と前記電子スイッチ8の制御信号入
力端子に入力している。なお、前記制御回路10の入力
端子11は前記トランジスタ1を駆動するパルス信号を
入力する端子である。また、図1に示す回路構成は負荷
2を除き、全体をIC化して一つのパッケージ内に収納
して半導体装置を形成することができる。そして、トラ
ンジスタはPNPトランジスタより構成することもでき
る。
【0013】而して、前記トランジスタ1にスイッチン
グ動作を行わせる際には、前記電子スイッチ5をオンと
し、前記入力端子11へ入力する入力パルス信号に対応
する前記制御回路10の出力によって前記電子スイッチ
8をオン、オフする。即ち、前記電子スイッチ5がオン
の状態で前記電子スイッチ8がオンのとき前記トランジ
スタ1はオフとなり、逆に、前記電子スイッチ8がオフ
のとき前記トランジスタ1はオンとなる。このように、
通常時は前記入力パルス信号の変化に追随して前記メイ
ントランジスタ1はスイッチング動作を行う。
【0014】何らかの原因で前記負荷2が短絡状態にな
ると前記トランジスタ1のコレクタ・エミッタ間電圧V
ceが高くなる。そのため、前記コンパレータ4の反転入
力端子への印加電圧が前記参照電圧Vref よりも高くな
り、前記コンパレータ4の出力状態が逆転する。それに
伴い、前記制御回路10は前記電子スイッチ8と前記電
子スイッチ5を共にオフさせるよう制御する。その結
果、前記トランジスタ1は前記トランジスタ7との協同
によりカーレントミラー回路が構成され、前記トランジ
スタ1のベースには前記抵抗9の抵抗値で定まる一定電
流が流されるようになる。即ち、この回路構成は前記負
荷2の短絡状態における前記トランジスタ1のコレクタ
電流を制限する電流制限手段として機能する。前記負荷
2の短絡状態が解消すると前記コンパレータ4の出力状
態が元に戻され、通常のスイッチング動作に戻る。な
お、前記電子スイッチ5と前記電子スイッチ8は図にお
いてはリレーの接点の如く示しているが、実際にはトラ
ンジスタやFETその他の半導体スイッチング素子で構
成される。
【0015】図2はスイッチング動作時に負荷2が短絡
状態になったときとのコレクタ電流対コレクタ・エミッ
タ間電圧と負荷2が短絡状態の下でコレクタ電流が制限
されたときのコレクタ電流対コレクタ・エミッタ間電圧
の関係を示す変移特性曲線図である。同図において、曲
線αは前記ベース電流源6からベース電流が供給された
状態での変移特性であり、曲線βは電流制限手段により
決定されたベース電流が供給された状態での変移特性で
ある。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、負荷が短絡状態になったときでも、熱破壊等の支
障を来さない程度の電流をトランジスタに流し続けるよ
うにしたので、負荷の短絡状態が解消したときに速やか
にスイッチング動作に移れることが可能となり、電気自
動車のモータ制御に適用した場合には、負荷への電流を
遮断してしまう場合に比べ、その変化に伴い受けること
のある衝撃を緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護回路を含む負荷をスイッチングす
るスイッチング回路の概略構成を示す回路構成図であ
る。
【図2】スイッチング動作時に負荷が短絡状態になった
とき(保護回路がない場合)のコレクタ電流対コレクタ
・エミッタ間電圧と、負荷が短絡状態の下でコレクタ電
流が制限されたときのコレクタ電流対コレクタ・エミッ
タ間電圧の関係を示す変移特性曲線図である。
【図3】保護回路を含む従来のスイッチング回路の概略
構成を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1 トランジスタ 2 負荷 4 コンパレータ 5 電子スイッチ 6 ベース電流源 7 トランジスタ 8 電子スイッチ 9 抵抗 10 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷電流をスイッチングするトランジス
    タと該トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧と予め
    定められた参照電圧とを比較する電圧比較手段と該電圧
    比較手段の出力に基づいて前記負荷が短絡状態となった
    ときに前記トランジスタが破壊しない程度のコレクタ電
    流を前記トランジスタに流すよう制御する電流制限手段
    とを具備することを特徴とする保護回路。
JP14930792A 1992-06-09 1992-06-09 保護回路 Withdrawn JPH05343967A (ja)

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JP14930792A JPH05343967A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 保護回路

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831