JPH05343623A - 半導体装置の抵抗値調整方法 - Google Patents

半導体装置の抵抗値調整方法

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JPH05343623A
JPH05343623A JP14966892A JP14966892A JPH05343623A JP H05343623 A JPH05343623 A JP H05343623A JP 14966892 A JP14966892 A JP 14966892A JP 14966892 A JP14966892 A JP 14966892A JP H05343623 A JPH05343623 A JP H05343623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zener diode
zap
resistor
potential
cathode
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14966892A
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English (en)
Inventor
Mamoru Sofue
護 祖父江
Katsuya Shimizu
勝哉 清水
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は半導体装置を構成する基板上に形成さ
れた抵抗の抵抗値を、ツェナーダイオードをザップする
か否かにより調整可能とした半導体装置において、前記
ツェナーダイオードを確実にザップ可能とし、かつザッ
プ後の抵抗には回路設計上の制約を生じさせない抵抗値
の調整方法を提供することを目的とする。 【構成】抵抗値調節用抵抗に直列に接続されたツェナー
ダイオードのカソードに定電圧が供給され、前記ツェナ
ーダイオードのアノードからザップ装置を介して前記カ
ソードにザップ電流が流されて該ツェナーダイオードが
ザップされることにより、前記抵抗値調節用抵抗が被調
節抵抗に並列に接続されて該被調節抵抗の抵抗値が調整
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体基板上に形成さ
れる抵抗の抵抗値調整方法に関するものである。
【0002】近年の半導体装置はその動作の高速化及び
高精度化が益々要求されている。従って、その半導体装
置を構成する半導体基板上に形成される抵抗の抵抗値の
精度を向上させる必要がある。
【0003】
【従来の技術】半導体装置における抵抗値の調整方法の
従来例を図3〜図6に従って説明すると、図3に示すよ
うに被調整抵抗R1には抵抗値調整用抵抗R2とツェナ
ーダイオードZD1との直列回路と、抵抗値調整用抵抗
R3とツェナーダイオードZD2との直列回路が並列に
接続されている。
【0004】前記ツェナーダイオードZD1,ZD2の
降伏電圧は電源Vccより充分高い電圧に設定され、同ツ
ェナーダイオードZD1,ZD2が正常に動作する状態
おいて、この回路が電源Vccに基づいて動作している場
合には、抵抗R2,R3には電流は流れず、従って抵抗
R2,R3が抵抗R1に対し並列に接続されない状態と
なる。
【0005】一方、ツェナーダイオードZD1,ZD2
のいずれかあるいは両方のカソード・アノード間に降伏
電圧より充分高い電圧を印加して同ツェナーダイオード
ZD1,ZD2のいずれかあるいは両方を破壊すること
により導通状態とする(以下ザップという)と、抵抗R
1に対し抵抗R2,R3のいずれかあるいは両方が並列
に接続された状態となる。
【0006】従って、抵抗R1に対し抵抗R2,R3の
抵抗値を充分大きな値とすれば、抵抗R1に対し抵抗R
2,R3のいずれかあるいは両方を並列に接続すること
により、同抵抗R1の抵抗値を微調整することができ
る。
【0007】上記のようにツェナーダイオードZD1,
ZD2をザップする場合において、例えばツェナーダイ
オードZD1をザップする場合には、同ツェナーダイオ
ードZD1のカソードに接続されたパッド1aにはザッ
プ装置としての電流源4からザップ電流Iaを供給し、
ツェナーダイオードZD1のアノードに接続されたパッ
ド1bをグランドGNDに接続する。
【0008】そして、アノード・カソード間に充分な高
電圧を印加してザップ電流Iaを流すようにする。とこ
ろが、上記のようなザップ方法では、抵抗R2に寄生す
るダイオードD1により、ツェナーダイオードZD1の
カソードの電位VA を充分に引き上げることができない
ため、同ツェナーダイオードZD1をザップすることが
できない。
【0009】すなわち、図5に示すように抵抗R1はN
型拡散領域2内に形成されたP型拡散領域3aの両端部
に端子4a,4bが形成され、一方の端子4aが前記ツ
ェナーダイオードZD1のカソードに接続される。
【0010】しかし、前記P型拡散領域3aとN型拡散
領域2とのPN接合によりダイオードD1が寄生するた
め、N型拡散領域2の電位VH を電源Vccのレベルとす
ると、ツェナーダイオードZD1のカソード電位VA は
電位VH よりダイオードD1の順方向電圧降下VD1分高
い電位にクランプされてしまう。
【0011】すなわち、前記電流源4から供給されるザ
ップ電流Iaは抵抗R2を構成するP型拡散領域3aか
らその周囲のN型拡散領域2を介して電源Vccに流れる
ため、ツェナーダイオードZD1を確実にザップするこ
とができない。
【0012】そこで、図4に示すように前記ザップ電流
IaがダイオードD1を介して電位VH に向かって逆流
しないように、ダイオードD2を介在させる構成が提案
されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示す構
成ではツェナーダイオードZD1をザップして抵抗R1
に対し抵抗R2が並列に接続された状態とした後は、そ
のカソード電位VA が前記電位VH より前記ダイオード
D2の順方向電圧降下VD2分低い電圧より高くならない
ようにする必要がある。
【0014】すなわち、カソード電位VA が前記電位V
H より前記ダイオードD2の順方向電圧降下VD2分低い
電圧より高くなると、寄生ダイオードD1に順方向電流
が流れて抵抗R1,R2で設定された合成抵抗の抵抗値
が実質的に変化してしまう。
【0015】従って、図4に示す構成では抵抗R1,R
2を並列抵抗として回路内にレイアウトする場合、カソ
ード電位VA は、
【0016】
【数1】VA <VH −VD2 とする必要があり、回路設計上の制約があるという問題
点がある。
【0017】また、図4に示す構成では、抵抗R2,R
3のレイアウトによっては図6に示すように隣接する抵
抗R2,R3を構成するP型拡散領域3a,3bとその
間のN型拡散領域2との間にPNPトランジスタTr が
寄生する。
【0018】そして、ツェナーダイオードZD1のザッ
プ時にそのカソード電位VA が上昇すると、前記PNP
トランジスタTr がオンされてザップ電流Iaを吸収す
るため、ツェナーダイオードZD1を確実にザップする
ことができないという問題点がある。
【0019】この発明の目的は、半導体装置を構成する
基板上に形成された抵抗の抵抗値を、ツェナーダイオー
ドをザップするか否かにより調整可能とした半導体装置
において、前記ツェナーダイオードを確実にザップ可能
とし、かつザップ後の抵抗には回路設計上の制約を生じ
させない抵抗値の調整方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、抵抗値調節用
抵抗に直列に接続されたツェナーダイオードのカソード
に定電圧が供給され、前記ツェナーダイオードのアノー
ドからザップ装置を介して前記カソードにザップ電流が
流されて該ツェナーダイオードがザップされることによ
り、前記抵抗値調節用抵抗が被調節抵抗に並列に接続さ
れて該被調節抵抗の抵抗値が調整される。
【0021】
【作用】ツェナーダイオードのアノードからザップ装置
にザップ電流を引くことにより、ツェナーダイオードの
アノード電位が低下して同ツェナーダイオードのカソー
ドからアノードにザップ電流が流れ、同ツェナーダイオ
ードが確実にザップされる。
【0022】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
に従って説明する。なお、前記従来例と同一構成部分は
同一符号を付して説明する。
【0023】抵抗R1には抵抗R2とツェナーダイオー
ドZD1との直列回路と、抵抗R3とツェナーダイオー
ドZD2との直列回路が並列に接続されている。そし
て、ツェナーダイオードZD1のカソードにはパッド1
aが接続されるとともに、ツェナーダイオードZD1,
ZD2のアノードにはパッド1bが接続され、ツェナー
ダイオードZD2のカソードにはパッド1cが接続され
ている。
【0024】また、抵抗R2の島電位として供給される
電位VH は電源Vccが供給されている。このような構成
において、ツェナーダイオードZD1をザップする場合
にはパッド1a,1b間に電流源4を接続し、パッド1
aはグランドGNDに接続してパッド1bからグランド
GNDに向かってザップ電流Icを流す。
【0025】すると、ツェナーダイオードZD1のカソ
ードはグランドGNDの電位に維持されるのに対し、ツ
ェナーダイオードZD1のアノード電位はグランドGN
Dの電位より大きく低下する。
【0026】この結果、ツェナーダイオードZD1のカ
ソードからアノードに充分なザップ電流が流れ、同ツェ
ナーダイオードZD1がザップされる。従って、上記の
ようなザップ方法によりツェナーダイオードZD1が確
実にザップされ、抵抗R1に対し抵抗R2が並列に接続
された状態となって同抵抗R1の抵抗値が微調整され
る。
【0027】そして、前記図4に示す従来例におけるダ
イオードD2はこのザップ方法では不要となるため、前
記従来例において存在したツェナーダイオードZD1の
カソード電位VA の回路設計上の制約はなくなる。
【0028】また、図2に示すようにツェナーダイオー
ドZD1,ZD2のアノード側に抵抗R2,R3を接続
した場合でも、ツェナーダイオードZD1をザップする
場合には同ツェナーダイオードZD1のカソードに接続
されたパッド1dと同ツェナーダイオードZD1のアノ
ードに接続されたパッド1eとの間に電流源4を接続
し、同パッド1dをグランドGNDに接続する。
【0029】そして、パッド1eから電流源4を介して
グランドGNDに向かってザップ電流Icを流すことに
より図1に示す実施例と同様にツェナーダイオードZD
1を確実にザップすることができる。
【0030】なお、前記実施例ではザップしようとする
ツェナーダイオードのカソードをグランドGNDに接続
したが、必ずしもグランドGNDに接続する必要はな
く、任意の定電圧であればよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は半導体
装置を構成する基板上に形成された抵抗の抵抗値を、ツ
ェナーダイオードをザップするか否かにより調整可能と
した半導体装置において、前記ツェナーダイオードを確
実にザップ可能とし、かつザップ後の抵抗には回路設計
上の制約を生じさせない抵抗値の調整方法を提供するこ
とができる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す回路図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】別の従来例を示す回路図である。
【図5】従来例の抵抗を示す断面図である。
【図6】従来例の抵抗を示す断面図である。
【符号の説明】
R2,R3 抵抗値調整用抵抗 R1 被調整抵抗 ZD1,ZD2 ツェナーダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗値調節用抵抗に直列に接続されたツ
    ェナーダイオードのカソードに定電圧を供給し、前記ツ
    ェナーダイオードのアノードからザップ装置を介して前
    記カソードにザップ電流を流して該ツェナーダイオード
    をザップすることにより前記抵抗値調節用抵抗を被調節
    抵抗に並列に接続して該被調節抵抗の抵抗値を調整する
    ことを特徴とする半導体装置の抵抗値調整方法。
JP14966892A 1992-06-09 1992-06-09 半導体装置の抵抗値調整方法 Withdrawn JPH05343623A (ja)

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