JPH05343303A - 半導体装置の製造におけるパターン描画方法 - Google Patents

半導体装置の製造におけるパターン描画方法

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JPH05343303A
JPH05343303A JP15230592A JP15230592A JPH05343303A JP H05343303 A JPH05343303 A JP H05343303A JP 15230592 A JP15230592 A JP 15230592A JP 15230592 A JP15230592 A JP 15230592A JP H05343303 A JPH05343303 A JP H05343303A
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JP
Japan
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address
design data
pattern
image
semiconductor device
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Pending
Application number
JP15230592A
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English (en)
Inventor
Yasuro Tosaka
康郎 遠坂
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半導体装置の製造におけるホトマ
スクなどへのラスタースキャン方式によるパターン描画
方法に関するもので、45°斜め線に対するパターンが
設計データ(目標図形)と仕上がりパターンとの間に生
じる誤差を低減する方法を提供するものである。 【構成】 前記目的のため本発明は、電子ビーム照射の
アドレス1を45°斜め線部2に対応する部分を1個お
きにオン、オフとしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置の製造に
おいて、スポットビーム(電子ビーム)によるラスター
スキャン方式でホトマスクなどにパターンを描画する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、半導体装置(LSI)の規模が大
きくなるに従ってホトマスクや半導体基板へのパターン
を描画する方法として、電子ビームを使用するようにな
ってきた。その方法の一つとして、電子ビーム(以下単
にビームと称す)をオン、オフしながら所定の領域をス
キャンしてパターンを描画していく方法があり、それを
周知のように前述のようにラスタースキャン方式と称し
ている。
【0003】図2ないし図4は、従来のラスタースキャ
ン方式によるホトマスクへのパターンの描画方法を示す
もので、マスクパターンの設計者が意図したものと比
べ、45°の斜辺において、ラスタースキャンの原理上
誤差が出ることは避けられないことであった。この誤差
について以下に説明する。
【0004】図2(a)は、設計者が意図している図形
データであり、45°斜め線2を有する台形と長方形各
1個で構成されている。ラスタースキャン方式で描画す
るため、この図形をビットマップに展開したものが図2
(b)となる。周知のように、この方式はコンピュータ
制御で電子ビームを照射するので、このようなビットマ
ップとなる。黒丸で示すアドレス(ビーム照射位置対応
の番地)1ではビームがON、白丸で示すアドレス1で
はビームがOFF(仕上りマスクの白黒トーンを逆にし
た場合には、上記ONとOFFが逆となる)。
【0005】この様に描画したホトマスクの仕上りイメ
ージを図2(c)に示す。
【0006】ここで、設計イメージから、ビットマップ
へ展開する方法として良く知られている方法を説明す
る。設計イメージの外形線で、囲まれた図形の内側に位
置するビットが、ビームをON(あるいはOFF)とし
(黒丸)、図形の外側がOFF(あるいはON)となる
(白丸)ようにアドレス(画素と言ってよい)1を設定
する。設計イメージは、通常ビットの大きさ(画素サイ
ズ(アドレスユニット)と呼ぶ)を最小単位として作図
基準等で、その整数倍となるように作られる。その場合
には、したがって、タテあるいはヨコの外形線の場合
は、ONあるいはOFFとなるビットの区別は明確であ
る。斜め線あるいは、画素サイズの整数倍でない設計イ
メージをビットマップに展開するルールとして良く知ら
れているものでは、1画素1が設計イメージの外形線で
2分割されたときは、50%以上が図形の内側となるビ
ットはON(あるいはOFF)とする。45°の斜め線
の場合は、丁度50%で分割されるビットが、並ぶこと
になる。従って以下に説明するような誤差が生じる。
【0007】イメージのエッジ(図形の端)の位置に着
目してみる。垂直線および水平線については、ビットマ
ップ展開図(図2(b))で示す各アドレス1上の円に
外接する線分の位置が、仕上りイメージのエッジと同じ
になる様に、ホトマスクの製造工程条件を設定すること
が標準的である。
【0008】ところが、台形部分の左右の斜辺2につい
て見ると、設計者が意図している斜辺2上に各アドレス
の中心が並ぶことになり、各アドレス1に示す円に外接
する線分は、設計者が意図している斜辺2に対して、エ
ッジに垂直方向に√2/2アドレスサイズずれた位置に
ある。
【0009】斜辺2のエッジにあたるアドレスは、斜辺
2に沿った方向で見た場合、水平あるいは垂直の辺と比
べ、隣り合うアドレス1の間隔が√2倍と広くなってい
ることから、エッジ部分に照射されるビームのエネルギ
ー密度は、水平あるいは垂直辺と同一ではなく、したが
って、仕上りイメージのエッジの位置は、各アドレス1
に示す円の接線とは一致しない。図5に、この関係を示
す。図5では白丸がオンのアドレスであり、図5(a)
はイメージするエッジがアドレスの外側、図5(b)は
アドレスの中心を通るようなパターンの場合である。図
形データと仕上りイメージ(点線)でのエッジの位置ず
れdL 、dR は、アドレスユニットの大きさAの3〜4
割(dL 、dR の値)近くと試算できる。
【0010】以上説明したように、斜辺部でのビットマ
ップ展開は斜辺2に沿った直線状に、ビームのON−O
FFの変化点が並べられている。前述図2では、設計デ
ータの斜辺2のエッジが通るアドレス1はビームをOF
Fとしている。その結果図2(c)に見られるようにΔ
E1 だけ図形が小さくなる方向へシフトする。
【0011】同様に図3の例では、斜辺2のエッジが通
るアドレス1はビームをONとしているので、同図
(c)のようにΔE2 だけ、図形が大きくなる方向へシ
フトする。図2、図3の場合には、図示したように、左
右対称に設計された図形は、そのまま対称性が保たれる
が、斜辺同士が対向した場合には、図形データで定義し
た巾と、その残りの巾との比が設計意図と大きく違って
くるという欠点があった。そうした考えから、図4の方
法が考案されている。これは、一方の斜辺部(図の左
側)のアドレス1はオフとし、他方(右側)のアドレス
1はオンとしたものである。この場合は対称性が失なわ
れるという欠点があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LSI
の高集積化の進展にともない、回路パターンの微細化,
高密度化が進み、前記誤差が無視し得なくなってきてい
る。微細なマスクパターンを実現するために、アドレス
ユニット(画素)サイズは小さいものになってきている
が、ラスタースキャン方式においては、45°斜辺での
誤差は原理的に発生する。ビットマップに展開する際
に、設計データで定義される図形の外郭線が、水平ない
し垂直線はアドレスユニットのグリッドにのるが、斜辺
の場合、特に45°の場合、1個のアドレスを1/2に
横切るため、斜辺にあたるアドレスにおいて設計データ
と、仕上りイメージのエッジの位置は1/√2アドレス
程度の誤差が生じる。
【0013】この発明は、以上述べた45°の斜め線に
おけるパターンの設計データに対する忠実度を向上させ
る描画方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的のためこの発明
は、ラスタースキャン方式の描画方法において、45°
の斜め線における、設計データに対するマスクの仕上り
イメージの忠実度を向上させるべく、45°の斜め線を
含む描画領域におけるビットマップへの展開方法を以下
のように変更するものである。
【0015】従来の方式では、45°の斜め線において
は、設計データに対して1/√2画素サイズだけ図形の
外側(あるいは内側)へずれた位置に仕上りイメージが
出来るため、ビットマップへの変換ルールを変えること
により、外側へずれるビットと内側へずれるビットを交
互に並べるようにする(ビームの照射規則を1個おきに
する)ことで、仕上りイメージは、設計データに極めて
近いものとなる。
【0016】
【作用】前述のように本発明は、ラスタースキャン方式
の描画において、45°斜め線部におけるビームの照射
規則(オン、オフのアドレス)を1個おきとしたので、
45°斜め線部の仕上りエッジの位置が設計データで定
義する位置と極めて近いものとなり、この結果、このマ
スクを使って製造されるLSIの品質特性も向上が期待
できる。
【0017】
【実施例】図1に、本発明の実施例による45°斜め線
パターン部の描画方法を示し、以下に説明する。
【0018】図1(a)は、従来の説明の図2(a)と
同様、設計者が意図している図形であり、45°斜め線
2を有する台形と長方形との組み合わせ図形である。そ
の図形をビットマップに展開したものが図1(b)であ
り、図形のエッジを破線で示してある。この図では説明
のため、45°斜め線2に対するアドレスユニット1
(従来の説明と同様、黒丸オン、白丸オフ(仕上がりパ
ターンの白黒トーンが逆の場合は逆)である)は3個分
しか表示してないが、実際はもっと多いことは説明する
までもない。
【0019】本実施例は、この45°斜め線2に対する
アドレス1を図1(b)に示すように一つおきにオン、
オフとしたものである。これは、パターン描画の制御装
置(一般にコンピュータが組み込まれている)に予め4
5°斜め線部2に対応するアドレス1のオン、オフが一
つおきになるように設定しておけばよく、これは容易に
実現できる。つまり、ビーム照射を1個おきにするので
ある。
【0020】図1(b)では前述したように、斜め線部
のアドレスユニット1は3個分しか表示してないが、実
際にはもっと多いので、仕上がりイメージは図1(c)
に示すように前記1個おきのオン、オフのアドレス1に
よる凹凸は全体的に平滑化され、仕上がりエッジの位置
は、設計データで定義した位置(目標図形)に極めて近
いものとなる。少なくとも従来例のようにアドレスユニ
ット1の大きさ(図5のA)の3〜4割もの誤差(図5
のdL 、dR の値)は生じず、その1/3以下にはな
る。
【0021】なお、以上はホトマスクに対する描画とし
て説明したが、半導体基板に直接描画する場合などにも
適用できることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、ラスタースキャン方式の描画において、45°
斜め線部におけるビームの照射規則を1個おきとしたの
で、45°斜め線部の仕上りエッジの位置が設計データ
で定義する位置と極めて近いものとなり、この結果、こ
の描画方法によって製造されるLSIの品質特性の向上
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例
【図2】従来例(その1)
【図3】従来例(その2)
【図4】従来例(その3)
【図5】仕上りイメージのエッジの位置ずれ説明図
【符号の説明】
1 アドレスユニット 2 45°斜め線部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造において、ラスタース
    キャン方式でパターンを描画する方法として、 描画するパターンにおける45°斜めの線部に対するビ
    ーム照射のアドレスを1個おきにオン、オフとすること
    を特徴とする半導体装置の製造におけるパターン描画方
    法。
JP15230592A 1992-06-11 1992-06-11 半導体装置の製造におけるパターン描画方法 Pending JPH05343303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15230592A JPH05343303A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 半導体装置の製造におけるパターン描画方法

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JP15230592A JPH05343303A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 半導体装置の製造におけるパターン描画方法

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JPH05343303A true JPH05343303A (ja) 1993-12-24

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ID=15537627

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JP15230592A Pending JPH05343303A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 半導体装置の製造におけるパターン描画方法

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JP (1) JPH05343303A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249865A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> フォトマスクの作製方法およびフォトマスク、ならびにそのフォトマスクを使用したデバイスの製造方法

Cited By (1)

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JP2008249865A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> フォトマスクの作製方法およびフォトマスク、ならびにそのフォトマスクを使用したデバイスの製造方法

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