JPH0534276U - 仏壇扉用蝶番 - Google Patents
仏壇扉用蝶番Info
- Publication number
- JPH0534276U JPH0534276U JP8127891U JP8127891U JPH0534276U JP H0534276 U JPH0534276 U JP H0534276U JP 8127891 U JP8127891 U JP 8127891U JP 8127891 U JP8127891 U JP 8127891U JP H0534276 U JPH0534276 U JP H0534276U
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- hinge
- flat plates
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 金属製の枢軸1によって枢着された一対の金
属製の平板2、3に、ねじ止め用孔2b、3bをそれぞ
れに形成すると共に、多数個の透かし孔2d、3dをそ
れぞれ当該平板2、3を厚さ方向に貫通する形で設けて
仏壇扉用蝶番5を構成した。 【効果】 製造が容易で、しかも装飾性が高くて立体感
のある仏壇扉用蝶番5を提供することが可能となる。
属製の平板2、3に、ねじ止め用孔2b、3bをそれぞ
れに形成すると共に、多数個の透かし孔2d、3dをそ
れぞれ当該平板2、3を厚さ方向に貫通する形で設けて
仏壇扉用蝶番5を構成した。 【効果】 製造が容易で、しかも装飾性が高くて立体感
のある仏壇扉用蝶番5を提供することが可能となる。
Description
【0001】
本考案は、高級な仏壇の扉の開閉機構として適用するに好適な仏壇扉用蝶番 に関する。
【0002】
従来、仏壇の中折れ式の扉に使用される蝶番としては、金属製の枢軸及び該 枢軸により枢着された一対の金属製の平板から構成されたものが一般的であり、 木ねじ等を用いて、一方の平板を内扉に固定すると共に、他方の平板を外扉に固 定して、内扉を外扉に対して回動自在に支持していた。
【0003】 しかし、特に高級な仏壇では、内扉及び外扉に豪華な装飾が施されており、 これに対して蝶番は不釣合となり、仏壇の商品価値が低下してしまう不都合があ った。そのため、蝶番の平板の表面に彫刻や高価なめっき等を施して、こうした 不都合を解消していた。
【0004】
しかしながら、これでは、蝶番の生産性が低下してしまう。即ち、剛性の高 い材料である金属に彫刻を施すには、煩雑で手間がかかるばかりか、コストの上 昇も余儀なくされる。高価なめっきを施す場合も同様である。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑み、高級な仏壇に使用しても不釣合とならず、しか も生産性があまり低下することのない仏壇扉用蝶番を提供することを目的とする ものである。
【0006】
即ち、本考案は、ねじ止め用孔(2b、3b)がそれぞれに形成された一対 の金属製の平板(2、3)と、これ等平板を枢着する金属製の枢軸(1)とから なる仏壇扉用蝶番(5)において、前記平板に1個以上の透かし孔(2d、3d )をそれぞれ当該平板を厚さ方向に貫通する形で設けて構成される。
【0007】 なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を表わす便宜的なもの であり、従って、本考案は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ とは、次の「作用」の欄についても同様である。
【0008】
上記した構成により、本考案は、平板(2、3)に設けられた透かし孔(2 d、3d)を通して下側が見えるように作用する。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1は本考案による仏壇扉用蝶番の一実施例を示す部品図、 図2は図1に示す仏壇扉用蝶番の取り付け方法を示す斜視図、 図3は図1に示す仏壇扉用蝶番を取り付けた際の断面図である。
【0010】 本考案による仏壇扉用蝶番5は、図1及び図2に示すように、略丸棒状の金 属製の枢軸1と、2枚の金属製の平板2、3と、2枚の金属製の敷板6、7とか ら構成されている。即ち、各平板2、3は長方形状の本体2c、3cをそれぞれ 有しており、各本体2c、3cにはそれぞれ、ねじ止め用孔2b、3bが3箇所 形成されていると共に、多数個の透かし孔2d、3d(図2においては一部省略 )が、それぞれ当該本体2c、3cを厚さ方向に貫通する形で、かつ全体として 所定の装飾的模様を構成する形で形成されている。また、平板2の本体2cには 略円筒状の連結部2aが3個、それ等の軸心を互いに一致させた形で設けられて おり、平板3の本体3cには略円筒状の連結部3aが2個、それ等の軸心を互い に一致させた形で、かつ前記平板2の3個の連結部2aに噛合し得る形で設けら れている。
【0011】 また、枢軸1の一端(図1右端)には抜け止め部1aが一体成形された形で 設けられており、枢軸1の他端(図1左端)には別の抜け止め部1bが着脱自在 に設けられている。従って、2枚の平板2、3の連結部2a、3aを互いに噛合 させた状態で、これ等連結部2a、3aに対して枢軸1を図1右側から挿入し、 抜け止め部1bを装着することにより、2枚の平板2、3を枢軸1を介して回動 自在に連結することが出来る。
【0012】 また、各敷板6、7は、図1に示すように、それぞれ前記平板2、3の本体 2c、3cと略同一の形状を有しており、各敷板6、7にはそれぞれ、前記平板 2、3のねじ止め用孔2b、3bに対応した位置に貫通孔6a、7aが3箇所形 成されている。
【0013】 本考案による仏壇扉用蝶番5は以上のような構成を有するので、仏壇の扉の 中折れ部分に2個の仏壇扉用蝶番5を取り付ける際には、まず、図2に示すよう に、内扉9と外扉10の側面上の仏壇扉用蝶番5を取り付けるべき位置に、ルー ター等の工具を用いて掘り込み部9a、10aをそれぞれ穿設形成する。この際 、各掘り込み部9a、10aの深さD1が、仏壇扉用蝶番5の平板2、3の厚さ と敷板6、7の厚さとを足し合わせたものに略等しくなるようにする。なお、内 扉9と外扉10は、既に述べたように、必ずしも高精度に加工出来ないが、この 加工誤差は、後述するように、敷板6、7の厚さを適宜調整することにより吸収 することが可能となる。
【0014】 こうして、内扉9及び外扉10の側面上に所定の深さD1の掘り込み部9a 、10aが形成されたところで、図2に示すように、掘り込み部9a上に敷板6 を載置すると共に、掘り込み部10a上に敷板7を載置する。更に、この上から 、枢軸1により枢着された平板2、3を載置して、平板2、3のねじ止め用孔2 b、3bと敷板6、7の貫通孔6a、7aとが上下に重なるようにする。この際 、敷板6、7として予め何段階かの厚さ(例えば、0.1mm、0.2mm、0.3 mm、…、1.0mmの10段階の厚さ)のものを用意しておき、この中から適当な 厚さの敷板6、7を選択して使用することにより、平板2、3の上面を内扉9及 び外扉10の側面と精度よく面一とすることが出来る。
【0015】 この状態で、3本の木ねじ(図示せず)をそれぞれ平板2のねじ止め用孔2 b及び敷板6の貫通孔6aに挿入し、更に内扉9に捩じ込んで、平板2と敷板6 を内扉9に固定すると共に、3本の木ねじ(図示せず)をそれぞれ平板3のねじ 止め用孔3b及び敷板7の貫通孔7aに挿入し、更に外扉10に捩じ込んで、平 板3と敷板7を外扉10に固定する。
【0016】 同様にして、もう1個の仏壇扉用蝶番5を取り付ける。すると、内扉9は、 2個の仏壇扉用蝶番5によって外扉10に対して回動自在に支持されることとな る。この際、各仏壇扉用蝶番5の平板2、3の上面は内扉9及び外扉10の側面 に対して面一となっているので、扉を閉じた際に、各仏壇扉用蝶番5の平板2と 平板3とが先に当接して内扉9と外扉10とが完全に閉まらないという事態が生 じることはなく、扉をその中折れ部分で隙間なく閉じることが出来る。また、こ うして取り付けられた仏壇扉用蝶番5を眺めると、平板2、3の多数個の透かし 孔2d、3dが全体として所定の装飾的模様を構成しており、しかもこれ等の透 かし孔2d、3dを通して下側の敷板6、7が見えるので、装飾性が高くて立体 感のある仏壇扉用蝶番5を提供することが出来る。更に、敷板6、7に様々な色 彩を付与したり、敷板6、7の一部(平板2、3の透かし孔2d、3dに対応す る部分)に模様を施したりすることにより、該仏壇扉用蝶番5の装飾性を一層高 めることが可能となる。また、敷板6、7は金属製であって十分な強度を有する ので、従来の紙等を敷板として使用する方法と異なり、重量物である扉の開閉を 繰返すうちに上下2個の仏壇扉用蝶番5の枢軸1の軸心が狂ってしまう事態の発 生を未然に防止することが可能となり、長期的な性能に支障が生じるようなこと はない。更に、各仏壇扉用蝶番5の平板2、3は、図3に示すように、内扉9及 び外扉10の掘り込み部9a、10aに対して、直接ではなく敷板6、7を介し て取り付けられているので、内扉9及び外扉10に含まれた塩分によって平板2 、3の表面に錆が発生する事態の発生を未然に防止することが出来る。
【0017】 なお、上述の実施例においては、図3に示すように、敷板6、7を平板2、 3の下側に敷くことにより、内扉9及び外扉10の加工誤差を吸収する場合につ いて説明したが、内扉9及び外扉10を精度よく加工出来る場合には、敷板6、 7を設ける必要はない。敷板6、7を設けない場合には、平板2、3の透かし孔 2d、3dを通して下側の内扉9及び外扉10が見えるが、装飾性が高くて立体 感のある仏壇扉用蝶番5を提供することが出来ることに変わりはない。
【0018】 また、上述の実施例では、図2に示すように、平板2、3の本体2c、3c にそれぞれ3個のねじ止め用孔2b、3bを設けた仏壇扉用蝶番5について説明 したが、ねじ止め用孔2b、3bの個数は3個に限る訳ではない。即ち、仏壇扉 用蝶番5のサイズ等に応じて、適当な個数(通常、2〜4個)のねじ止め用孔2 b、3bを設ければよい。ねじ止め用孔2b、3bの個数を変更した場合には、 敷板6、7の貫通孔6a、7aの個数や使用する木ねじの本数も同様に変更する 必要があることは言及するまでもない。
【0019】
以上説明したように、本考案によれば、ねじ止め用孔2b、3bがそれぞれ に形成された一対の金属製の平板2、3と、これ等平板2、3を枢着する金属製 の枢軸1とからなる仏壇扉用蝶番5において、前記平板2、3に1個以上の透か し孔2d、3dをそれぞれ当該平板2、3を厚さ方向に貫通する形で設けて構成 したので、仏壇扉用蝶番5を取り付けた際に、平板2、3に設けられた透かし孔 2d、3dを通して下側が見えることから、装飾性が高くて立体感のある仏壇扉 用蝶番5を容易に製造することが可能となる。
【図1】本考案による仏壇扉用蝶番の一実施例を示す部
品図である。
品図である。
【図2】図1に示す仏壇扉用蝶番の取り付け方法を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1に示す仏壇扉用蝶番を取り付けた際の断面
図である。
図である。
1……枢軸 2、3……平板 2b、3b……ねじ止め用孔 2d、3d……透かし孔 5……仏壇扉用蝶番
Claims (1)
- 【請求項1】 ねじ止め用孔がそれぞれに形成された一
対の金属製の平板と、これ等平板を枢着する金属製の枢
軸とからなる仏壇扉用蝶番において、 前記平板に1個以上の透かし孔をそれぞれ当該平板を厚
さ方向に貫通する形で設けたことを特徴とする仏壇扉用
蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8127891U JPH0534276U (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 仏壇扉用蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8127891U JPH0534276U (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 仏壇扉用蝶番 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534276U true JPH0534276U (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=13741907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8127891U Pending JPH0534276U (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 仏壇扉用蝶番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534276U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018035589A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 株式会社ベスト | 建築用部材 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP8127891U patent/JPH0534276U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018035589A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 株式会社ベスト | 建築用部材 |
JP2020169569A (ja) * | 2016-08-31 | 2020-10-15 | 株式会社ベスト | 金属製建築用部材 |
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