JP3013536U - 仏壇扉用蝶番 - Google Patents
仏壇扉用蝶番Info
- Publication number
- JP3013536U JP3013536U JP1995000033U JP3395U JP3013536U JP 3013536 U JP3013536 U JP 3013536U JP 1995000033 U JP1995000033 U JP 1995000033U JP 3395 U JP3395 U JP 3395U JP 3013536 U JP3013536 U JP 3013536U
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- hinge
- door
- holes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 べた打ち工法による取り付けでも美観を損
ねることの無い安価で装飾性豊かな仏壇用蝶番を提供す
る。 【構成】 ネジ止め用孔2b、3bがそれぞれに形成
された一対の金属製の平板2、3と、これら平板2、3
を枢着する金属製の枢軸1とから成る仏壇扉用蝶番にお
いて、前記平板2、3に1個以上の透かし孔2d、3d
をそれぞれ当該平板2、3を厚さ方向に貫通する形で設
けると共に、前記平板2、3の下側に前記透かし孔2
d、3dを裏打ちするように色付きのシール6、7を付
設して構成した。又、前記平板2、3の表面に1個以上
の彫刻模様2e、3eを施して構成しても良い。
ねることの無い安価で装飾性豊かな仏壇用蝶番を提供す
る。 【構成】 ネジ止め用孔2b、3bがそれぞれに形成
された一対の金属製の平板2、3と、これら平板2、3
を枢着する金属製の枢軸1とから成る仏壇扉用蝶番にお
いて、前記平板2、3に1個以上の透かし孔2d、3d
をそれぞれ当該平板2、3を厚さ方向に貫通する形で設
けると共に、前記平板2、3の下側に前記透かし孔2
d、3dを裏打ちするように色付きのシール6、7を付
設して構成した。又、前記平板2、3の表面に1個以上
の彫刻模様2e、3eを施して構成しても良い。
Description
【0001】
本考案は、高級な仏壇の扉に使用するのに好適な仏壇扉用蝶番に関するもの である。
【0002】
一般に仏壇の扉は、図4に示すように一対の内扉9と外扉10で構成され、 その中折れ部分には金属製の蝶番11、12が上下に2個及至3個取り付けられ ており、これらの蝶番11、12が内扉9と外扉10を回動自在に支持している 。そして、美観を良くするため、仏壇本体や扉等に彫刻や高度な表面仕上げが施 されている。又、特に高級な仏壇となると本体や扉だけでなく蝶番11、12に も高度な模様の透かし孔を設け、この透かし孔の下側を裏打ちするように補強を 兼ねた厚みのある堅い敷板を介在させ、この透かし孔を通して敷板が見えるよう にして蝶番11、12の装飾性や立体感を強調し、仏壇としての高級感を抱かせ るよう工夫したものもある。
【0003】
蝶番11、12の取り付けには、蝶番11、12が当接する扉の側面に堀込み 部分を形成して蝶番11、12を埋め込むようにする工法も有るが、仏壇の材質 (例えば紫丹、黒丹等の堅い材質)上、加工精度が問題となり、蝶番11、12 を扉の側面に直接ネジ止めするといった、所謂ゆるべた打ち工法がしばしば用い られる。しかしながら、この場合上述のような敷板を介在させると敷板が扉の面 から大きく突出し、その側面が見えてしまうため、高級な仏壇の美観が損ねられ てしまうといった不都合が有った。しかも、この敷板は、蝶番11、12に設け たネジ止め用孔に対応させて貫通孔を設け、蝶番11、12の取り付け時に木ネ ジで共締めされるものである。従って、使用する蝶番によりネジ止め用孔の個数 や穿設位置が違ってくると、介在させる敷板の貫通孔もこれに対応させなくては ならず、蝶番11、12の取り付けが面倒であるし、このように厚く堅い敷板の 加工も必要であるため工数増となり、コスト高となってしまう。
【0004】 本考案の目的は、上記欠点を解消し、べた打ち工法による取り付けでも美観を 損ねることの無い安価で装飾性豊かな仏壇用蝶番を提供することである。
【0005】
即ち、本考案は、ネジ止め用孔(2b、3b)がそれぞれに形成された一対の 金属製の平板(2、3)と、これら平板(2、3)を枢着する金属製の枢軸(1 )とから成る仏壇扉用蝶番において、前記平板(2、3)に1個以上の透かし孔 (2d、3d)をそれぞれ当該平板(2、3)を厚さ方向に貫通する形で設ける と共に、前記平板(2、3)の下側に前記透かし孔(2d、3d)を裏打ちする ように色付きのシール(6、7)を付設して構成される。
【0006】 又、本考案は、ネジ止め用孔(2b、3b)がそれぞれに形成された一対の金 属製の平板(2、3)と、これら平板(2、3)を枢着する金属製の枢軸(1) とから成る仏壇扉用蝶番において、前記平板(2、3)に1個以上の透かし孔( 2d、3d)をそれぞれ当該平板(2、3)を厚さ方向に貫通する形で設けると 共に、前記平板(2、3)の下側に前記透かし孔(2d、3d)を裏打ちするよ うに色付きのシール(6、7)を貼設して構成される。
【0007】 又、本考案は、ネジ止め用孔(2b、3b)がそれぞれに形成された一対の金 属製の平板(2、3)と、これら平板(2、3)を枢着する金属製の枢軸(1) とから成る仏壇扉用蝶番において、前記平板(2、3)に1個以上の透かし孔( 2d、3d)をそれぞれ当該平板(2、3)を厚さ方向に貫通する形で設けると 共に、表面に1個以上の彫刻模様(2e、3e)を施し、且つ、前記平板(2、 3)の下側に前記透かし孔(2d、3d)を裏打ちするように色付きのシール( 6、7)を付設して構成される。
【0008】 又、本考案は、ネジ止め用孔(2b、3b)がそれぞれに形成された一対の金 属製の平板(2、3)と、これら平板(2、3)を枢着する金属製の枢軸(1) とから成る仏壇扉用蝶番において、前記平板(2、3)に1個以上の透かし孔( 2d、3d)をそれぞれ当該平板(2、3)を厚さ方向に貫通する形で設けると 共に、表面に1個以上の彫刻模様(2e、3e)を施し、且つ、前記平板(2、 3)の下側に前記透かし孔(2d、3d)を裏打ちするように色付きのシール( 6、7)を貼設して構成される。
【0009】
上記構成により、本考案では、平板の下側に色付きのシールを付設すると平板 に設けた透かし孔が彩飾され、仏壇扉用蝶番の装飾性が強調される。しかも、仏 壇の扉に蝶番をべた打ちして取り付けても、シールが薄くその側面は蝶番に隠れ るため美観を損ねない。
【0010】 又、上記透かし孔の彩色と平板表面の彫刻模様で装飾性が一層向上する。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。図1は本考案による仏壇扉用 蝶番の一実施例を示す部品図、図2は図1に示す仏壇扉用蝶番の取り付け方法を 示す斜視図、図3は図1に示す仏壇扉用蝶番を取り付けた時の断面図である。
【0012】 本考案による仏壇扉用蝶番5は、図1及び図2に示すように、略丸棒状の金属 製の枢軸1と、2枚の金属製の平板2、3と、2枚のシール6、7とから構成さ れている。このシール6、7には所望の彩色が施された紙や箔等の薄手の素材が 用いられ、形状は平板2、3の本体2c、3cと略同一としてある。
【0013】 各平板2、3は長方形状の本体2c、3cを有し、それぞれネジ止め用孔2b 、3bを3箇所に穿設すると共に、当該本体2c、3cを厚さ方向に貫通する多 数個の透かし孔2d、3d(図2においては一部省略)を形成し、表面に多数個 の彫刻模様2e 、3e を施してある。又、平板2の本体2cには略円筒状の連結 部2aが3個、それらの軸心を互いに一致させた形で設けられており、平板3の 本体3cには略円筒状の連結部3aが2個、それらの軸心を互いに一致させた形 で、且つ前記平板2の3個の連結部2aに噛合し得る形で設けられている。
【0014】 又、枢軸1の一端(図1右端)には抜け止め部1aが一体成形されており、枢 軸1の他端(図1左端)には別の抜け止め部1bが着脱自在に設けられている。 従って、2枚の平板2、3の連結部2a、3aを互いに噛合させ、枢軸1をこれ ら連結部2a、3aに対して図1右側から挿入し、抜け止め部1bを装着するこ とにより、2枚の平板2、3を枢軸1を介して回動自在に連結させることができ る。
【0015】 本考案による仏壇扉用蝶番5の構成は以上の通りであり、仏壇の扉の中折れ部 分に2個及至3個の仏壇扉用蝶番5を取り付ける際には、まず図2に示すように 、予めシール6、7を平板2、3の裏面に接着剤や接着テープ等で固定し、これ を内扉9と外扉10の仏壇扉用蝶番5の取り付け位置に3本の木ネジ(図示せず )でネジ止めする(この際、扉側には予め予備穴を設けておくと良い)。この時 、平板2、3のネジ止め用孔2b、3bは上記シール6、7によって裏打ちされ て塞がれているが、シール6、7が紙や箔等のように薄手であれば木ネジがこの シール6、7を簡単に突き破ることとなり、取り付けは極めて容易である。同様 にして、もう1個の仏壇扉用蝶番5を取り付けると、内扉9は外扉10に回動自 在に支持される。
【0016】 こうして取り付けた仏壇扉用蝶番5は、平板2、3の透かし孔2d、3dが全 体として所定の装飾模様を構成し、これらの透かし孔2d、3dが裏打ちしたシ ール6、7により彩飾されるので、装飾性に優れ、立体感あふれるものとなる。 しかも、使用するシールは薄手であるため、図3に示すように仏壇用蝶番5を扉 9、10にべた打ちして取り付けても、シール6、7の突出は極く僅かであり、 その突出側面が目に触れて仏壇の美観を損ねるといった不都合は全く無い。
【0017】 更に、この平板2、3の表面に透かし孔2d、3d以外に彫刻模様2e、3e を施すことで仏壇扉用蝶番5の装飾性は一層向上し、高級感をより強調すること ができる。
【0018】 又、上述の実施例においては、図1に示すように、平板2、3の下側に貼着す るシール6、7は平板2、3の本体2c、3cと略同一の形状としたが、必ずし も平板2、3の裏面の略全面に亙る形状である必要はない。即ち、シール6、7 は平板2、3の透かし孔2d、3dを下側から裏打ちする限り、如何なる形状の ものであっても良い。特に上記シール6、7を木ネジで突き破り難い厚みの素材 とした場合(但し、仏壇用蝶番5のべた打ちでもシール6、7側面が見えない程 度の厚さとする)には、シール6、7を分割してネジ止め用孔2b、3bを避け るように付設すると極めて好都合である。
【0019】 又、上述の実施例では、図2に示すように、平板2、3の本体2c、3cにそ れぞれ3個のネジ止め用孔2b、3bを設けた仏壇扉用蝶番5について説明した が、ネジ止め用孔2b、3bの個数は3個に限る訳ではなく、仏壇扉用蝶番5の サイズ等に応じて、適宜(通常、2〜4個)設ければ良い。ネジ止め用孔2b、 3bの個数やその穿設箇所が変ってもシール6、7は木ネジで簡単に突き破るこ とができるし、少々厚めのシール6、7であれば、これを分割し、ネジ止め用孔 2b、3bを避けて貼着すれば良く、その対応は極めて容易である。
【0020】
以上説明したように、本考案によれば、ネジ止め用孔がそれぞれに形成された 一対の金属製の平板と、これら平板を枢着する金属製の枢軸とから成る仏壇扉用 蝶番において、前記平板に1個以上の透かし孔をそれぞれ当該平板を厚さ方向に 貫通する形で設けると共に、前記平板の下側に前記透かし孔を裏打ちするように 色付きのシールを付設して構成したので、平板に設けた透かし孔が彩飾され、仏 壇扉用蝶番の装飾性が強調される。しかも、仏壇の扉に蝶番をべた打ちして取り 付けてもシールの側面は見えないため美観を損ねない。
【0021】 又、上記平板に1個以上の彫刻模様を施したので、上記透かし孔の彩色と平板 表面の彫刻模様とで装飾性が一層向上し、高級感あふれる仏壇扉用蝶番を提供す ることが可能となる。
【図1】本考案による仏壇扉用蝶番の一実施例を示す部
品図である。
品図である。
【図2】図1に示す仏壇扉用蝶番の取り付け方法を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1に示す仏壇扉用蝶番を取り付けた際の断面
図である。
図である。
【図4】従来の仏壇の中折れ式の扉の一例を示す斜視図
である。
である。
1 枢軸 2、3 平板 2b、3b ネジ止め用孔 2d、3d 透かし孔 2e、3e 彫刻模様 5 仏壇扉用蝶番 6、7 色付きのシール
Claims (4)
- 【請求項1】 ネジ止め用孔(2b、3b)がそれぞれ
に形成された一対の金属製の平板(2、3)と、これら
平板(2、3)を枢着する金属製の枢軸(1)とから成
る仏壇扉用蝶番において、 前記平板(2、3)に1個以上の透かし孔(2d、3
d)をそれぞれ当該平板(2、3)を厚さ方向に貫通す
る形で設けると共に、前記平板(2、3)の下側に前記
透かし孔(2d、3d)を裏打ちするように色付きのシ
ール(6、7)を付設して成る仏壇扉用蝶番。 - 【請求項2】 ネジ止め用孔(2b、3b)がそれぞれ
に形成された一対の金属製の平板(2、3)と、これら
平板(2、3)を枢着する金属製の枢軸(1)とから成
る仏壇扉用蝶番において、 前記平板(2、3)に1個以上の透かし孔(2d、3
d)をそれぞれ当該平板(2、3)を厚さ方向に貫通す
る形で設けると共に、前記平板(2、3)の下側に前記
透かし孔(2d、3d)を裏打ちするように色付きのシ
ール(6、7)を貼設して成る仏壇扉用蝶番。 - 【請求項3】 ネジ止め用孔(2b、3b)がそれぞれ
に形成された一対の金属製の平板(2、3)と、これ等
平板(2、3)を枢着する金属製の枢軸(1)とから成
る仏壇扉用蝶番において、 前記平板(2、3)に1個以上の透かし孔(2d、3
d)をそれぞれ当該平板(2、3)を厚さ方向に貫通す
る形で設けると共に、表面に1個以上の彫刻模様(2
e、3e)を施し、且つ前記平板(2、3)の下側に前
記透かし孔(2d、3d)を裏打ちするように色付きの
シール(6、7)を付設して成る仏壇扉用蝶番。 - 【請求項4】 ネジ止め用孔(2b、3b)がそれぞれ
に形成された一対の金属製の平板(2、3)と、これら
平板(2、3)を枢着する金属製の枢軸(1)とから成
る仏壇扉用蝶番において、 前記平板(2、3)に1個以上の透かし孔(2d、3
d)をそれぞれ当該平板(2、3)を厚さ方向に貫通す
る形で設けると共に、表面に1個以上の彫刻模様(2
e、3e)を施し、且つ、前記平板(2、3)の下側に
前記透かし孔(2d、3d)を裏打ちするように色付き
のシール(6、7)を貼設して成る仏壇扉用蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000033U JP3013536U (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 仏壇扉用蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000033U JP3013536U (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 仏壇扉用蝶番 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3013536U true JP3013536U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=43149193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995000033U Expired - Lifetime JP3013536U (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 仏壇扉用蝶番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013536U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04136736U (ja) * | 1991-06-06 | 1992-12-18 | アルプス電気株式会社 | トラツクボール |
-
1995
- 1995-01-10 JP JP1995000033U patent/JP3013536U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04136736U (ja) * | 1991-06-06 | 1992-12-18 | アルプス電気株式会社 | トラツクボール |