JPH05342765A - 可換媒体記録再生装置 - Google Patents

可換媒体記録再生装置

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JPH05342765A
JPH05342765A JP14575192A JP14575192A JPH05342765A JP H05342765 A JPH05342765 A JP H05342765A JP 14575192 A JP14575192 A JP 14575192A JP 14575192 A JP14575192 A JP 14575192A JP H05342765 A JPH05342765 A JP H05342765A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シンセサイザの分周率を小さくして精度良く
記録再生用クロックを生成する。 【構成】 原発振クロックをM分周する分周器(1)
1、記録再生用クロックをN分周する分周器(2)2を
有しており、これらの出力が位相比較器3で比較されて
2つの分周器の出力周波数が同じになるように記録再生
用クロックが生成される。ここで、原発振クロックの周
波数はM−CAVディスクの最内ゾーン以外のゾーンに
おけるデータ転送周波数の整数倍もしくは整数分の一に
設定され、M−CAVディスクもしくはCAVディスク
における必要な記録再生用クロックの周波数に応じて前
記分周器の分周率M,Nが設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体の内周から外周ま
で媒体一周あたりのセクタ数が等しいCAVディスク
と、媒体の内周から外周に向かって媒体一周あたりのセ
クタ数がゾーン毎に増加していくM−CAVディスクと
に対して記録・再生を行う可換媒体記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク状に形成された記録媒体とし
て、例えば光ディスクが挙げられるが、この光ディスク
においては、媒体一周あたりのセクタ数が等しいCAV
ディスクと、媒体一周あたりのセクタ数がゾーン毎に増
加するM−CAVディスクとが一般に用いられている。
【0003】前記M−CAVディスクのゾーン分割の方
式としては、いろいろなフォーマットが提案されてお
り、例えば図3や図4に示すように各ゾーンが構成され
たものが挙げられる。なお、ここでは1セクタ当たり1
024バイトのフォーマットで記録を行う場合を示して
おり、データ転送レートはディスク回転数が1800r
pmのときの1秒当たりの転送バイト数(MB/s)で
ある。また、ゾーン間の周波数比は、各ゾーン間のデー
タ転送レートの比を表し、ディスク一周当たりのセクタ
数の比と等価である。図3の第1の例のフォーマットで
は、媒体の最内周のゾーン(第0ゾーン)の媒体一周当
たりのセクタ数は、通常のCAVディスクと同じになっ
ている。
【0004】記録再生装置においては、符号化されたデ
ータを媒体に記録したり媒体からデータを読み出すため
の記録再生用クロックを生成し、この記録再生用クロッ
クに基づいてデータの記録・再生が行われる。記録再生
用クロックの周波数は、媒体一周あたりのセクタ数やデ
ィスク回転数によって異なり、図3や図4に示すフォー
マットのディスクでは、各ゾーンにおいてデータ転送レ
ートに比例した値となる。CAVディスクを用いる場合
には、媒体一周あたりのセクタ数は一定であるため、記
録再生用クロックはディスク回転数に応じて1つだけ生
成すればよい。一方、M−CAVディスクを用いる場合
には、記録再生用クロックはゾーン毎に異なる周波数の
クロックを生成する必要がある。従って、CAVディス
クとM−CAVディスクとの両方を使用可能な装置にお
いては、M−CAVディスクの各ゾーン毎に異なる周波
数の記録再生用クロックを生成する必要があり、さら
に、CAVディスクとM−CAVディスクとでディスク
回転数が異なる場合や媒体一周あたりのセクタ数が一致
するゾーンが無い場合には、CAVディスク用の記録再
生用クロックも生成する必要がある。
【0005】前記記録再生用クロックを生成するための
シンセサイザの構成を図5に示す。原発振クロックを分
周率Mで分周する分周器(1)51、及び記録再生用ク
ロックを分周率Nで分周する分周器(2)52が設けら
れており、分周器(1)51,分周器(2)52の出力
は位相比較器53に入力され、記録再生用クロックのN
分周のクロックと原発振クロックのM分周のクロックと
の位相が比較されるようになっている。前記分周器のそ
れぞれの分周率M,Nはコントローラ54で設定される
ようになっている。位相比較器53の出力はローパスフ
ィルタ(LPF)55,VCO56を介して記録再生用
クロックとして出力されるようになっている。すなわ
ち、出力である記録再生用クロックのN分周のクロック
と原発振クロックのM分周のクロックとが位相比較器5
3で比較され、これらの周波数が同じになるように記録
再生用クロックが生成されるようになっている。なお、
ここで原発振クロックの周波数(以下、原発振周波数と
記す)をf1 ,記録再生用クロックの周波数をf2 とす
ると、f1 /M=f2 /Nの関係が成り立つ。
【0006】図3に示した第1の例のフォーマットのM
−CAVディスクを用いる場合には、最内周のゾーンの
媒体一周当たりのセクタ数と、CAVディスクの媒体一
周当たりのセクタ数とが同じであるため、2つの媒体の
回転数を同じにするとCAVディスクとM−CAVディ
スクの最内周のゾーンとでは記録再生用クロックの周波
数は等しくなる。そこで、図5に示すシンセサイザにお
いて、原発振クロックの周波数をCAVディスクのデー
タ転送周波数(データ転送レートにディスク回転数、変
調方式に応じた係数を乗じたもの、すなわちCAVディ
スクの記録再生用クロックの周波数)とし、分周率M,
Nを設定してM−CAVディスクの各ゾーンにおける記
録再生用クロックを生成する。この場合には、f1 /M
=f2 /Nの関係より、分周率Mは最内周のゾーン(第
0ゾーン)のセクタ数である17とし、分周率Nは各ゾ
ーンにおけるセクタ数とすることで、それぞれのゾーン
に適合した周波数の記録再生用クロックが生成される。
【0007】なお、CAVディスクを用いた場合でのデ
ータ転送レートを上げるため、CAVディスク装着時の
ディスク回転数をM−CAVディスクの場合に比べて上
げた場合には、シンセサイザの分周率MとNに回転数の
比に応じた簡単な数(回転数の比をm/nとするとk×
(m/n))を掛けることにより、前記と同様に記録再
生用クロックを得ることができる。
【0008】また、図4に示した第2の例のフォーマッ
トのM−CAVディスクを用いる場合は、M−CAVデ
ィスクとCAVディスクとでディスク回転数が等しいと
きには、図5に示すシンセサイザの原発振クロックの周
波数をCAVディスクの記録再生用クロックの周波数と
すると比較的簡単な分周率M,Nを入力することにより
M−CAVディスクの各ゾーンにおける記録再生用クロ
ックを生成することができる。例えば、2−7変調によ
り符号化した(2,7)コードで記録・再生を行う場合
は、記録再生用クロックの周波数は図におけるデータ転
送レートの2倍の値となる。ここで、ディスク回転数が
ISO標準規格の1800rpmの場合は、CAVディ
スクに対する記録再生用クロックの周波数は、5.55
×2=11.1MHzであり、M−CAVディスクの第
0ゾーンにおける記録再生用クロックの周波数は、6.
58×2=13.16MHzとなる。この13.16M
Hzは、11.1/M=13.16/Nの関係より、M
を27、Nを16×2の32に設定することにより得る
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにCAVディスクの記録再生用クロックの周波数を
原発振周波数とすると、ディスクの回転数を変えた場合
に以下のような不具合が発生する。
【0010】データ転送レートをできるだけ上げるため
CAVディスク装着時のディスク回転数をM−CAVデ
ィスクの回転数より上げようとすると、シンセサイザの
分周率M,Nを大きくしなければならなくなる。例え
ば、図4の第2の例のフォーマットのM−CAVディス
クを用いる場合において、M−CAVディスク装着時の
回転数を2400rpm、CAVディスク装着時の回転
数を3600rpmとすると、CAVディスクの記録再
生用クロックの周波数は22.2MHz(11.1MH
z×3600/1800)であるから、M−CAVディ
スクにおける第0ゾーンの記録再生用クロックの周波数
17.54MHz(13.16MHz×2400/18
00)を得るためには、Mに81、Nに64を入力する
必要がある。このため、シンセサイザの分周率M,Nの
設定のために7ビットが必要となり、装置が大型化して
しまう。また、大きな分周率で分周するとシンセサイザ
の動作が不安定となり、出力である記録再生用クロック
のジッタが増大しやすくなるという問題点がある。
【0011】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、ディスク回転数を変えた場合などにおいても記
録再生用クロック生成のためのシンセサイザの分周率を
小さくでき、これにより、シンセサイザの分周率設定用
のビット数を減らすことができると共に、生成される記
録再生用クロックのジッタを減少させることができ、精
度の良い記録再生用クロックを生成することが可能な可
換媒体記録再生装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による可換媒体記
録再生装置は、ディスク状の可換記録媒体を一定の回転
数で回転させてデータの記録・再生を行う装置であり、
前記可換記録媒体として、媒体一周あたりのセクタ数が
全周にわたって等しいCAVディスクと、媒体一周あた
りのセクタ数が内周から外周に向かってゾーン毎に増加
していくM−CAVディスクとに対して記録・再生可能
な可換媒体記録再生装置であって、前記可換記録媒体に
記録・再生を行うための記録再生用クロックを、原発振
周波数をM−CAVディスクの最内ゾーン以外のゾーン
におけるデータ転送周波数の整数倍もしくは整数分の一
として生成する記録再生用クロック生成手段を備えたも
のである。
【0013】
【作用】記録再生用クロック生成手段において、原発振
周波数をM−CAVディスクの最内ゾーン以外のゾーン
におけるデータ転送周波数の整数倍もしくは整数分の一
として記録再生用クロックを生成し、データの記録・再
生を行う。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は本発明の一実施例に係り、図1は
記録再生装置における記録再生用クロックを生成するた
めのシンセサイザの構成を示すブロック図、図2は記録
再生用クロック生成の際の手順を示すフローチャートで
ある。
【0015】図1を参照して本実施例の可換媒体記録再
生装置に設けられる記録再生用クロックを生成する手段
としてのシンセサイザの構成について説明する。
【0016】原発振クロックを分周率Mで分周する分周
器(1)1、及び記録再生用クロックを分周率Nで分周
する分周器(2)2が設けられており、分周器(1)
1,分周器(2)2の出力は位相比較器3に入力され、
記録再生用クロックのN分周のクロックと原発振クロッ
クのM分周のクロックとの位相が比較されるようになっ
ている。前記分周器のそれぞれの分周率M,Nは、記録
再生用クロック生成に関する制御を行うコントローラ4
で設定されるようになっている。位相比較器3の出力側
にはローパスフィルタ(LPF)5,VCO6が設けら
れており、位相比較器3の出力がLPF5,VCO6を
介して記録再生用クロックとして出力されるようになっ
ている。すなわち、出力である記録再生用クロックのN
分周のクロックと原発振クロックのM分周のクロックと
が位相比較器3で比較され、これらの周波数が同じにな
るように記録再生用クロックが生成されるようになって
いる。なお、前述したように、原発振クロックの周波数
をf1 ,記録再生用クロックの周波数をf2 とすると、
f1 /M=f2 /Nの関係が成り立っている。
【0017】本実施例の記録再生装置では、光学ヘッド
7で読み取られた媒体上の記録情報の信号がヘッドアン
プ8を介してリード信号として出力されるが、ヘッドア
ンプ8の出力はエンベロープ検波回路9にも入力され、
リード信号のエンベロープが検波されるようになってい
る。エンベロープ検波回路9の出力はコントローラ4に
供給され、セクタ数などが検出されるようになってい
る。すなわち、媒体一周当たりのセクタ数を検出してM
−CAVディスクかCAVディスクかの判別や、M−C
AVディスクの場合のゾーンの判別などを行うようにな
っている。
【0018】このように構成されたシンセサイザによっ
て記録再生用クロックが生成され、記録再生用クロック
に基づいて符号化されたデータの記録・再生が行われ
る。なお、本実施例では2−7変調により符号化した
(2,7)コードで記録・再生を行う場合について説明
する。この場合、記録再生用クロックの周波数は、ディ
スク回転数が1800rpmのときは図3や図4におけ
るデータ転送レートの2倍の値となる。
【0019】前記記録再生用クロックを生成する際に、
M−CAVディスクを装着した場合だけを考えると、原
発振クロックの周波数(原発振周波数)としてどのゾー
ンの記録再生用クロック周波数(すなわちデータ転送周
波数)を選んでも、シンセサイザの分周率Mの値を図3
や図4に示したフォーマットの各ゾーンにおける周波数
比の値に設定すると、原発振周波数のM分周後の周波数
はどのゾーンの記録再生用クロックに対しても同じにな
る。例えば図4に示した第2の例のフォーマットのM−
CAVディスクでは、原発振周波数のM分周後の周波数
は常に822kHzになる。従って、M−CAVディス
クの各ゾーンにおける記録再生用クロックの中からCA
Vディスクの記録再生用クロックを生成するのに適した
周波数のものを選べば良く、分周率M,Nが小さくなる
ように設定できる。
【0020】この場合、M−CAVディスクにおける各
ゾーン間の記録再生用クロック周波数の違いはそれほど
大きくないので(第2の例のフォーマットでの最大の比
率差は、第0ゾーンと第1ゾーンの間の差で6.25
%)、シンセサイザの分周率の調整と合わせると、分周
率をあまり大きくしなくても必要なCAVディスクのた
めの記録再生用クロックを精度良く生成することができ
る。
【0021】なお、装着したディスクがCAVディスク
かM−CAVディスクかを判別するには、例えば、第0
ゾーン以外の位置に移動するように光学ヘッド7を所定
距離だけアクセスさせて、コントローラ4でエンベロー
プ検波回路9の出力信号を監視して媒体一周当たりID
が何個存在するかを数えて、一周当たりのセクタ数を検
出することによって行う。また、M−CAVディスクに
おいて現在どのゾーンに光学ヘッド7が位置しているか
を判断するには、同様に媒体一周当たりのセクタ数を検
出すればよい。
【0022】次に、前記記録再生用クロックを生成する
手順について図2を参照しながら説明する。ここでは図
4に示した第2の例のフォーマットのM−CAVディス
クを用いる場合について説明する。
【0023】まず、ステップS1(以下、ステップは省
略する)で、原発振周波数f1 を設定する。ここでは、
S2でM−CAVディスクの回転数を入力し、S3でデ
ィスク回転数に応じたM−CAVディスクの第Xゾーン
(CAVディスクの記録再生用クロックを生成するのに
適したゾーン)の記録再生用クロック周波数(データ転
送周波数)に原発振周波数f1 を設定する。例えば、原
発振周波数f1 を第2ゾーンの記録再生用クロック周波
数に設定すると、ディスク回転数が2400rpmのと
きは、f1 =19.73MHz(7.40MHz×2×
2400/1800)となり、この周波数を原発振クロ
ックの周波数とする。
【0024】そして、S4で、前述したような方法によ
り装着したディスクがCAVディスクかM−CAVディ
スクかを判別する。ここでM−CAVディスクが装着さ
れた場合には、S5に進んで以下の処理を行う。S5で
は、光学ヘッド7の現在の位置を検出し、記録・再生を
行う目的のゾーンを検出する。次いでS6で、シンセサ
イザの分周率M,Nを設定する。分周率Mは、原発振周
波数f1 に用いた第Xゾーンの周波数比とする。すなわ
ち、第2ゾーンの周波数比である18を設定する。ま
た、分周率Nには目的とするゾーンにおける周波数比の
値を設定する。これにより、S7で、出力である記録再
生用クロックのN分周のクロックと原発振クロックのM
分周のクロックとが位相比較器3で比較され、これらの
周波数が同じになるように目的とするゾーンに適合した
記録再生用クロックが生成される。分周率Nとして各ゾ
ーンにおける周波数比の値を設定することにより、所望
とするそれぞれのゾーンに適合した周波数の記録再生用
クロックが得られる。
【0025】一方、CAVディスクが装着された場合に
は、S8に進んで以下の処理を行う。S8でまずCAV
ディスクの回転数を入力し、S9でディスク回転数に応
じた必要な記録再生用クロック周波数f2 を算出する。
CAVディスクをM−CAVディスクと同じ2400r
pmで回転させるときには、f2 =14.8MHz(1
1.1MHz×2400/1800)となる。そして、
S10で、f1 /M=f2 /Nの関係に基づいてシンセ
サイザの分周率M,Nを設定する。この場合には、M=
4,N=3とすることによりf2 が得られ、S7でCA
Vディスクに適合した記録再生用クロックが生成され
る。また、CAVディスクを3600rpmで回転させ
るときには、シンセサイザの分周率をM=8,N=9と
することにより、必要な記録再生用クロック周波数であ
る22.2MHzが得られる。
【0026】また、原発振周波数f1 を第11ゾーンの
記録再生用クロック周波数に設定することもできる。こ
の場合には、M−CAVディスクの各ゾーンに適合した
周波数の記録再生用クロックは、前述と同様にMを2
7、Nを各ゾーンの周波数比に設定することにより得ら
れる。CAVディスクの記録再生用クロック周波数は、
CAVディスクをM−CAVディスクと同じ2400r
pmで回転させる場合にはM=2,N=1に設定するこ
とにより得られる。また、CAVディスクを3600r
pmで回転させる場合には、M=4,N=3に設定すれ
ば得られる。
【0027】前記分周率M,Nは、できるだけ小さい方
が出力の記録再生用クロックのジッタが減少し、安定し
て精度の良い記録再生用クロックを得ることができる。
一方、原発振周波数はノイズの影響等を考慮すると小さ
いほうが良いが、M−CAVディスクのフォーマット等
に応じて小さな分周率M,Nで所望の記録再生用クロッ
クが得られるように原発振周波数を設定すれば良い。
【0028】なお、CAVディスクの記録再生用クロッ
クを生成する際に、M−CAVディスクのときの分周率
M,Nに比べて分周率が小さすぎて、シンセサイザにお
ける回路定数の設定が難しい場合には、MとNに同じ係
数を掛けてMとNの比を一定にしたまま適当に大きな値
にすれば良い。
【0029】前述した例では、M−CAVディスクのフ
ォーマットは図4に示した第2の例のものとしており、
装着されたディスクの一周当たりのセクタ数を検出して
例えば図3に示した第1の例のフォーマットのM−CA
Vディスクが装着された場合には、これを受け付けない
ようにする。なお、装着されたM−CAVディスクのフ
ォーマットを判別して、フォーマットに応じて原発振周
波数を設定して記録再生用クロックを生成し、記録・再
生を行うことも可能である。
【0030】以上のように、本実施例によれば、ディス
ク回転数を変えた場合などにおいても記録再生用クロッ
ク生成のためのシンセサイザの分周率を小さくできる。
これにより、シンセサイザの分周率設定用のビット数を
減らすことができると共に、生成される記録再生用クロ
ックのジッタを減少させることができ、精度良く記録再
生用クロックを生成することができる。この結果、容易
に高データ転送レートで記録・再生可能な装置を構成す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスク回転数を変えた場合などにおいても記録再生用ク
ロック生成のためのシンセサイザの分周率を小さくで
き、これにより、シンセサイザの分周率設定用のビット
数を減らすことができると共に、生成される記録再生用
クロックのジッタを減少させることができ、精度の良い
記録再生用クロックを生成することが可能となる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の一実施例に係り、図1
は記録再生装置における記録再生用クロックを生成する
ためのシンセサイザの構成を示すブロック図
【図2】記録再生用クロック生成の際の手順を示すフロ
ーチャート
【図3】M−CAVディスクにおけるゾーン分割のフォ
ーマットの第1の例を示す図
【図4】M−CAVディスクにおけるゾーン分割のフォ
ーマットの第2の例を示す図
【図5】記録再生用クロックを生成するためのシンセサ
イザの構成例を示すブロック図
【符号の説明】
1…分周器(1) 2…分周器(2) 3…位相比較器 4…コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の可換記録媒体を一定の回転
    数で回転させてデータの記録・再生を行う装置であり、
    前記可換記録媒体として、媒体一周あたりのセクタ数が
    全周にわたって等しいCAVディスクと、媒体一周あた
    りのセクタ数が内周から外周に向かってゾーン毎に増加
    していくM−CAVディスクとに対して記録・再生可能
    な可換媒体記録再生装置であって、 前記可換記録媒体に記録・再生を行うための記録再生用
    クロックを、原発振周波数をM−CAVディスクの最内
    ゾーン以外のゾーンにおけるデータ転送周波数の整数倍
    もしくは整数分の一として生成する記録再生用クロック
    生成手段を備えたことを特徴とする可換媒体記録再生装
    置。
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