JP2853187B2 - デイスク状記録媒体再生装置及びスピンドルサーボ回路 - Google Patents

デイスク状記録媒体再生装置及びスピンドルサーボ回路

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JP2853187B2
JP2853187B2 JP19476889A JP19476889A JP2853187B2 JP 2853187 B2 JP2853187 B2 JP 2853187B2 JP 19476889 A JP19476889 A JP 19476889A JP 19476889 A JP19476889 A JP 19476889A JP 2853187 B2 JP2853187 B2 JP 2853187B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第7図〜第9図) D発明が解決しようとする問題点(第7図〜第9図) E問題点を解決するための手段(第2図) F作用(第2図) G実施例 (G1)光磁気デイスク装置の全体構成(第1図) (G2)実施例のスピンドルサーボ回路の構成(第1図
〜第6図) (G3)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明はデイスク状記録媒体再生装置及びスピンドル
サーボ回路に関し、例えば所定のアドレス情報を変調し
てプリグルーブを形成した光磁気デイスクを用いる光磁
気デイスク装置に適用して好適なものである。
B発明の概要 本発明は、デイスク状記録媒体再生装置及びスピンド
ルサーボ回路において、トラツクジヤンプ時トラツクジ
ヤンプ直前の速度サーボ信号を保持し、トラツクジヤン
プ直後保持した速度サーボ信号に基づいてスピンドルモ
ータを駆動すると共に、トラツクジヤンプ直後の所定タ
イミングで基準クロツク信号の位相をリセツトし、ウオ
ーブル信号又はデータ信号と、基準クロツク信号との位
相が略一致した状態から位相サーボ信号を発生してスピ
ンドルモータを駆動するようにしたことにより、トラツ
クジヤンプ直後のスピンドルモータの整定性を向上し得
る。
C従来の技術 従来、記録可能な光デイスク装置として、例えばコン
パクトデイスク(CD)規格に応じた光磁気デイスク装置
においては、光磁気デイスク上にアドレス情報として形
成されたATIP(absolute time in pregroove)フオーマ
ツトを用いて、所望の情報データの記録及び再生を行う
ようになされている。
なおATIPフオーマツトにおいては、CD規格と同様に75
〔Hz〕毎に区切られた情報データの1フレーム分に対し
て、その各フレームにおける螺旋状記録トラツクの先頭
からの絶対時間情報が、同期コード、分データ、秒デー
タ及びCRC(cyclic redundancy check)データの42ビツ
ト分で構成される絶対時間データとして記録されてい
る。
この絶対時間データは、ビツトレート3.15〔kbps〕
(42〔ビツト〕×75〔フレーム/秒〕=3150〔bps〕)
を有するNRZ(non return to zero)符号でなり、周波
数6.3〔kHz〕のビツトクロツクでバイフエーズマーク変
調すると共に、変調後のバイフエーズマーク信号をさら
に例えば周波数変調することにより、サブキヤリア周波
数2.05〔kHz〕のFM信号でなるウオーブル信号を形成す
る。
これにより原盤作成時に、上述したウオーブル信号に
基づいて光磁気デイスクの記録トラツクに直交する方向
にウオーブルしたプリグループを形成することにより、
絶対時間情報に基づいてウオーブルされたプリグルー
ブ、すなわちATIPを形成するようになされている。
なおこのような光磁気デイスク装置においては、光磁
気デイスクを線速度一定(CLV(constant liner veroci
ty))方式で回転制御して、螺旋状記録トラツクに記録
データの記録又は再生を行うようになされている。
このCLV方式による回転制御を行うスピンドルサーボ
回路は、例えば光磁気デイスクの回転始動時や光ヘツド
のトラツクジヤンプ直後のように非定常回転のときは、
ラフサーボモードとしてトラツク方向に対して2分割さ
れて配置された光検出手段から得られる受光信号、すな
わちプツシユプル信号に含まれるウオーブル信号が一定
周波数になるようにスピンドルモータを駆動するように
なされている。
またこれに対して、光磁気デイスクが定常回転のとき
は、ノーマルサーボモードとしてウオーブル信号を復調
して得られるバイフエーズマーク信号のビツトクロツク
が一定周波数になるようにスピンドルモータを駆動する
ようになされている。
すなわち、第7図に示すように、このスピンドルサー
ボ回路1においては、周波数22.05〔KHz〕程度でなるウ
オーブル信号信号SWBが1/4分周回路2に入力され、この
結果得られる周波数5.5〔KHz〕程度の第1の分周信号S
B1が、第1の入力選択回路3の第1の入力端aに入力さ
れる。
この第1の入力選択回路3の第2の入力端bには、周
波数6.3〔KHz〕程度でなりウオーブル信号SWBを復調し
て得られるバイフエーズマーク信号のビツトクロツクFM
CKが入力され、その出力端cを通じて第1の分周信号S
B1又はビツトクロツクFMCKの何れかが、速度サーボ発生
回路4の計測カウンタ回路4Aに送出される。
また周波数4.23〔MHz〕でなる光磁気デイスク装置の
基準クロツク信号CTCKが、速度サーボ発生回路4の計測
カウンタ回路4Aにクロツクとして入力されると共に、そ
れぞれ1/4分周回路5及び1/8分周回路6に入力され、こ
の結果得られる周波数1.06〔MHz〕及び530〔KHz〕の第
2及び第3の分周信号SB2及びSB3が、第2の入力選択回
路7の第1及び第2の入力端d及びeにそれぞれ入力さ
れ、その出力端fを通じて第2又は第3の分周信号SB2
又はSB3の何れかが速度サーボ発生回路4のモノマルチ
バイブレータ回路4Bに入力される。
実際上1及び第2の入力選択回路3及び7は、例えば
システム制御回路(図示せず)から供給されるモード制
御信号CMODが、ラフサーボモードを表す論理「L」レベ
ルのとき、それぞれ第1の入力端a及びdを選択し、こ
れによりウオーブル信号SWBを1/4分周してなる周波数5.
5〔KHz〕程度の第1の分周信号SB1の周期の長さを、基
準クロツク信号CTCKでカウントし、かくしてウオーブル
信号信号SWBが一定周波数になるように速度サーボ信号S
BVRを送出してスピンドルモータを駆動する。
これに対して第1及び第2の入力選択回路3及び7
は、モード制御信号CMODがノーマルサーボモードを表す
論理「H」レベルのとき、それぞれ第2の入力端b及び
eを選択し、これによりビツトクロツクFMCKの周期の長
さを、基準クロツク信号CTCKでカウントし、かくしてビ
ツトクロツクFMCKが一定周波数になるように速度サーボ
信号SBVRを送出してスピンドルモータを駆動する。
またこのスピンドルサーボ回路1の場合、ノーマルサ
ーボモードのときは速度サーボ信号SBVRに加えて、位相
サーボ信号SBPHを送出してスピンドルモータを駆動す
る。
すなわちこのスピンドルサーボ回路1においては、周
波数6.3〔KHz〕程度のビツトクロツクFMCKを1/3分周回
路8に入力し、この結果得られる周波数2.1〔KHz〕程度
の第4の分周信号SB4と、水晶発振器(図示せず)から
得られる周波数7.35〔KHz〕の水晶発振クロツク信号SB
CKを2/7分周回路9に入力し、この結果得られる周波数
2.1〔KHz〕の第5の分周信号SB5とを、位相比較回路10
に入力し、ビツトクロツクFMCKの位相が水晶発振クロツ
ク信号SBCKの位相と一致するように位相サーボ信号SBPH
を送出してスピンドルモータを駆動する。
なお、このスピンドルサーボ回路1の場合、上述のよ
うな速度サーボ信号SBVR及び位相サーボ信号SBPHは、そ
れぞれ論理「L」レベルの制御信号が入力されたときハ
イインピーダンス状態となる第1及び第2のスリーステ
ートバツフア11及び12を介して送出される。
この第1のスリーステートバツフア11の制御入力端に
は、システム制御回路から供給されるジヤンプ制御信号
CJMPが反転入力されており、ジヤンプ制御信号CJMPがジ
ヤンプ動作中であることを表す論理「H」レベルのと
き、ハイインピーダンス状態に制御され、これにより第
1のスリーステートバツフア11は速度サーボ信号SBVR
送出を停止する。
また第2のスリーステートバツフア11の制御入力端に
は、アンド回路13から送出される論理演算出力が入力さ
れている。
このアンド回路13には、ジヤンプ制御信号CJMPの反転
信号及びモード制御信号CMODが入力され、かくして、ア
ンド回路13からはジヤンプ制御信号CJMPがジヤンプ動作
以外であることを表す論理「L」レベル、かつモード制
御信号CMODがノーマルサーボモードであることを表す論
理「H」レベルのときのみ、論理「H」レベルの論理演
算出力が送出され、このとき第2のスリーステートバツ
フア12は位相サーボ信号SBPHを送出する。
これに対して、ジヤンプ制御信号CJMPがジヤンプ動作
であることを表す論理「H」レベル、またはモード制御
信号CMODがラフサーボモードであることを表す論理
「L」レベルのときには、論理「L」レベルの論理演算
出力が送出され、このとき、第2のスリーステートバツ
フア12は位相サーボ信号SBPHの送出を停止する。
このようにして、このスピンドルサーボ回路1の場
合、ラフサーボモードのときにはウオーブル信号SWB
一定周波数になるように速度サーボ信号SBVRを発生して
スピンドルモータを駆動することにより、光磁気デイス
クを直ちに所定回転に制御し得るようになされている。
またこれに対して、ノーマルサーボモードのときウオ
ーブル信号SWBを復調して得られるバイフエーズマーク
信号のビツトクロツクFMCKが一定周波数になるように速
度サーボ信号VRを発生すると共に、当該ビツトクロツク
FMCKが水晶発振クロツク信号SBCKの位相と一致するよう
に位相サーボ信号SBPHを発生し、この速度サーボ信号SB
VR及び位相サーボ信号SBPHを加えて、スピンドルモータ
を駆動制御することにより、一段と広く安定なサーボル
ープを形成し得るようになされている。
さらに、このスピンドルサーボ回路1の場合、光ヘツ
ドのトラツクジヤンプ動作中には、プツシユプル信号に
含まれるウオーブル信号SWBを正しく再生できなくなる
ことにより、サーボループを開放するようになされてい
る。
なお実際上速度サーボ発生回路4は、第8図に示すよ
うに構成されており、例えばラフサーボモードのとき第
1の入力選択回路3を介して入力される周波数5.5〔KH
z〕程度の第1の分周信号SB1(第9図(A))が、第1
及び第2のDフリツプフロツプ15及び16の入力端Dと、
ナンド回路17及びアンド回路18とに入力される。
また周波数4.23〔MHz〕でなる基準クロツク信号CTCK
(第9図(B))が、第1のDフリツプフロツプ15及び
計測カウンタ回路4Aを構成する4ビツトカウンタのクロ
ツク端CKに入力されると共に、反転増幅回路19を介して
得られる反転基準クロツク信号CTCK1(第9図(D))
が第2のDフリツプフロツプ16のクロツク端CKに入力さ
れる。
ここで、第1のDフリツプフロツプ15の反転出力端QI
から送出される反転出力は、ナンド回路17に入力され、
これによりナンド回路17は第1の分周信号SB1の立上り
エツジのタイミングを検出して、所定の期間の間論理
「H」レベルから論理「L」レベルに立ち下る演算出力
NANDOUT(第9図(C))を発生し、これをそれぞれ
計測カウンタ回路4A及びモノマルチバイブレータ回路4B
を構成する4ビツトカウンタのロード端LDに反転入力す
る。
また第2のDフリツプフロツプ16の反転出力端QIから
送出される反転出力は、アンド回路18に入力され、これ
によりアンド回路18は第1の分周信号SB1の立上りエツ
ジのタイミングを検出して、所定の期間の間論理「L」
レベルから論理「H」レベルに立ち上る演算出力ANDOUT
(第9図(E))を発生する。
このアンド回路18の演算出力ANDOUTは、第2の入力選
択回路7を介して入力される周波数1.06〔MHz〕程度の
第2の分周信号SB2(第9図(F))と共にノア回路20
に入力され、この結果得られる演算出力NOROUT(第9図
(G))を、モノマルチバイブレータ回路4Bのクロツク
端CKに入力する。
ここで、計測カウンタ回路4Aは、ロード端LDナンド回
路17から入力される演算出力NANDOUTの立ち下り、すな
わち第1の分周信号SB1の立上りエツジのタイミング
で、4ビツトデータ入力端A、B、C、Dを通じて初期
値DIをロードする。
続いて計測カウンタ回路4Aは、クロツク端CKに入力さ
れる基準クロツク信号CTCKの立ち上がり毎に初期値DIを
順次カウントアツプ(第9図(H))し、4ビツトデー
タ出力端QA、QB、QC、QDを通じてそのカウント値DCを、
それぞれ反転増幅回路21A、21B、21C、21Dを介して反転
して、モノマルチバイブレータ回路4Bの4ビツトデータ
入力端A、B、C、Dに供給する。
モノマルチバイブレータ回路4Bは、ロード端LDに入力
される演算出力NANDOUTの立ち下り、すなわち第1の分
周信号SB1の立上りエツジのタイミングで、4ビツトデ
ータ入力端A、B、C、Dを通じて、計測カウンタ回路
4Aのカウント値DCを反転してなる反転カウント値DCI
(第9図(I))をロードする。
続いて、モノマルチバイブレータ回路4Bは、クロツク
端CKにノア回路20から入力される演算出力NOROUTの立ち
上り毎に反転カウント値DCIを順次カウントアツプす
る。
なおこのモノマルチバイブレータ回路4Bにおいては、
リツプルキヤリ端RCから出力される桁上情報を速度サー
ボ信号SBVR(第9図(J))として送出すると共に、反
転回路22を通じてイネーブル端ENに供給しており、これ
により桁上げが発生するとカウントアツプ動作を終了す
るようになされている。
従つて、第1の分周信号SB1の立上りエツジの間隔が
長くなる(すなわち、ウオーブル信号SWBの周波数が低
くなる)と、計測カウンタ回路4Aからモノマルチバイブ
レータ回路4Bにロードされる反転カウント値DCIが小さ
くなり、この結果反転カウント値DCIから桁上げに至る
期間が長くなり、速度サーボ信号SBVRの論理「L」レベ
ルの期間が長くなる。
このようにしてこの速度サーボ発生回路4において
は、ウオーブル信号SWBの周波数に応じて速度サーボ信
号SVRのデユーテイを可変して、速度サーボループを形
成するようになされている。
なおこの速度サーボ発生回路4を用いた速度サーボル
ープの場合、サーボゲインは基準クロツク信号CTCKの周
波数4.23〔MHz〕と、第2の分周信号SB2の周波数1.06
〔MHz〕との比でなり、実際上約4倍程度の値となる。
またノーマルサーボモードの場合、上述の第1の分周
信号SB1及び第2の分周信号SB2に代え、ビツトクロツク
FMCK及び第3の分周信号SB3が入力され、上述と同様に
してサーボゲインが約8倍程度の値を有する速度サーボ
ループが形成される。
D発明が解決しようとする問題点 ところでかかる構成のスピンドルサーボ回路1の場
合、光ヘツドのトラツクジヤンプ中には、システム制御
回路から入力されるジヤンプ制御信号CJMPに基づいて、
第1及び第2のスリーステートバツフア11及び12をハイ
インピーダンス状態に制御することにより、速度サーボ
信号SBVR及び位相サーボ信号SBPHの送出を停止し、これ
によりサーボループを開放するようになされている。
ところがかかる構成のスピンドルサーボ回路1におい
ては、トラツクジヤンプ直後のサーボループの整定性が
悪いという問題があつた。
すなわち実際上トラツクジヤンプ中においても、上述
したように速度サーボ発生回路4及び位相検波回路10は
動作しており、正しく再生できないウオーブル信号SWB
やビツトクロツクFMCKに基づいて、速度サーボ信号SBVR
及び位相サーボ信号SBPHを発生する。
このためトラツクジヤンプ直後、ラフサーボモードに
移行して第1のスリーステードバツフア11のハイインピ
ーダンス状態を解除すると、誤つた速度サーボ信号SBVR
から速度サーボループを形成することになり、その分外
乱が生じスピンドルモータを整定するため余分な時間が
必要になつてしまうという問題を回避できなかつた。
またトラツクジヤンプ直前のノーマルサーボモード動
作中、水晶発振クロツク信号SBCKに対してビツトクロツ
クFMCKの位相がロツクしているのに対して、トラツクジ
ヤンプ中は正しくビツトクロツクFMCKが再生できないこ
とにより位相ロツクが乱れ、トラツクジヤンプ直後に
は、この状態から位相サーボ信号SBPHを発生することに
より、その分位相がロツクするために余分な時間が必要
になつてしまうという問題も回避できなかつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来の
問題を一挙に解決して、トラツクジヤンプ直後のスピン
ドルモータの整定性を格段的に向上し得るデイスク状記
録媒体再生装置及びスピンドルサーボ回路を提案しよう
とするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、光デ
イスク32上に形成されたプリグループを再生して得られ
るウオーブル信号SWB、又は当該ウオーブル信号SWBに含
まれる所定のデータ信号FMCKに基づいて、速度サーボ信
号SBVR及び又は位相サーボ信号SBPHを発生し、その速度
サーボ信号SBVR及び又は位相サーボ信号SBPHに基づい
て、光デイスク32を所定速度で回転制御するスピンドル
モータ33のスピンドルサーボ回路30において、ウオーブ
ル信号SWB又はデータ信号FMCKに基づいて、速度サーボ
信号SBVRを発生すると共に、トラツクジヤンプ時、当該
トラツクジヤンプ直前の速度サーボ信号SBVRを保持し、
トラツクジヤンプ直後、速度サーボ信号SBVRに基づいて
スピンドルモータ33を駆動する速度サーボ発生手段60
と、ウオーブル信号SWB又はデータ信号FMCKと、基準ク
ロツク信号CKEFMとの位相を比較して位相サーボ信号SB
PHを発生すると共に、トラツクジヤンプ直後、所定タイ
ミングで基準クロツク信号CKEFMの位相をリセツトし、
ウオーブル信号SWB又はデータ信号FMCKと、基準クロツ
ク信号CKEFMとの位相が略一致した状態から位相サーボ
信号SBPHを発生して、スピンドルモータ33を駆動する位
相サーボ発生手段と8、10、66、67、68、73を設けるよ
うにした。
F作用 トラツクジヤンプ時トラツクジヤンプ直前の速度サー
ボ信号SBVRを保持し、トラツクジヤンプ直後に、保持し
た速度サーボ信号SBVRに基づいてスピンドルモータ33を
駆動すると共に、トラツクジヤンプ直後の所定タイミン
グで基準クロツク信号CMEFMの位相をリセツトし、ウオ
ーブル信号SWB又はデータ信号FMCKと、基準クロツク信
号CMEFMとの位相が略一致した状態から位相サーボ信号S
BPHを発生してスピンドルモータ33を駆動するようにし
たことにより、トラツクジヤンプ直後のスピンドルモー
タ33の整定性を向上し得る。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)光磁気デイスク装置の全体構成 第1図において、31は全体として本発明によるスピン
ドルサーボ回路30を用いた光磁気デイスク装置を示し、
ATIPフオーマツトによるプリグルーブが形成された光磁
気デイスク32は、スピンドルモータ33により軸34を中心
として所定の方向に回転駆動されている。
この光磁気デイスク32の所定の位置には、下方から光
ヘツド35によつてレーザ光L0が照射されると共に、上方
から磁気ヘツド駆動回路36によつて駆動される電磁石構
成の磁気ヘツド37によつて所定の変調磁界が印加されて
いる。
ここで、光磁気デイスク装置31は記録時、まず入力信
号SINを入力増幅回路38、ローパスフイルタ39を通じて
アナログデイジタル変換回路40によつてデイジタルデー
タDGINに変換した後、EFM(eight to fourteen modulat
ion)エンコーダ回路41においてEFM変調する。
続いてこの結果得られる磁界変調信号DGEFMが、磁気
ヘツド駆動回路36に供給され、これにより、磁気ヘツド
37を介して入力信号SINに応じた変調磁界が光磁気デイ
スク32に印加されると共に、下方からレーザ光L0を照射
することにより、光磁気デイスク32の垂直磁化膜の磁化
方向を任意に配向して、入力信号SINに応じた記録パタ
ーンを形成し、かくして入力信号SINを光磁気デイスク3
2上に記録し得るようになされている。
また光磁気デイスク装置31は、再生時光磁気デイスク
32にレーザ光L0を照射し、この結果得られる再生出力RF
OUTが、RF増幅回路42に供給される。
これによりRF増幅回路42から得られる再生信号S
RFは、EFMデコード/エラー訂正回路43においてEFM復調
されると共にエラー訂正されて出力デイジタルデータDG
OUTに変換された後、デイジタルアナログ変換回路44、
ローパスフイルタ45及び出力増幅回路46を通じて出力信
号SOUTとして送出される。
なおRF増幅回路42においては、再生信号SRFに加えて
トラツキングエラー信号STE及びフオーカスエラー信号S
FEが検出され、これが光ヘツドサーボ回路47に供給され
る。
この光ヘツドサーボ回路47は、RF増幅回路42から入力
されるトラツキングエラー信号STE及びフオーカスエラ
ー信号SFEと、マイクロコンピユータ構成でなるシステ
ム制御回路48から入力される光ヘツド制御信号CNTHD
に基づいて、トラツキング制御信号CNTTR、フオーカス
制御信号CNTFO及びストレツドモータ制御信号CNTSMを発
生し、これを光ヘツド35に送出する。
かくして光ヘツド35は、これらの制御信号CNTTR、CNT
FO及びCNTSMを用いて最適状態に制御される。
この光磁気デイスク装置31の場合、RF増幅回路42は上
述した再生信号SRF、トラツキングエラー信号STE及びフ
オーカスエラー信号SFEに加えてプツシユプル信号SPP
検出し、これを絶対時間再生処理部49に送出する。
この絶対時間再生処理部49は、光磁気デイスク32にプ
リグルーブをウオーブルして形成したATIPフオーマツト
から絶対時間情報を再生するようになされている。
すなわち、この絶対時間再生処理部49において、プツ
シユプル信号SPPは中心周波数として周波数22.05〔kH
z〕を有し、かつ所定の通過帯域幅でなるバンドパスフ
イルタ50に入力され、そのプツシユプル信号SPPに含ま
れるウオーブル信号SWBが抽出される。
このウオーブル信号SWBは、スピンドルサーボ回路30
に送出されると共に、FM復調回路51において復調され、
この結果得られる再生バイフエーズマーク信号SBPが、
続くローパスフイルタ52を介して、比較回路構成でなる
2値化回路53においてデイジタル信号に変換され、バイ
フエーズ復調回路54に入力されると共にPLL構成でなる
ビツトクロツク再生回路55に入力される。
このビツトクロツク再生回路55はデイジタル信号化さ
れたバイフエーズマーク信号SBPに含まれる周波数6.3
〔kHz〕のビツトクロツクFMCKを再生し、これをバイフ
エーズ復調回路54に入力する。
かくしてバイフエーズ復調回路54はビツトクロツクFM
CKに基づいて、バイフエーズマーク信号SBPを復調して
絶対時間データDTATを得、これを続くCRCエラー検出回
路56に送出すると共にシステム制御回路48に送出する。
CRCエラー検出回路56は、バイフエーズ復調回路54か
ら得られる絶対時間データDTATに含まれるCRCデータDT
CRCを参照してCRCエラーを検出し、この検出結果でなる
CRCエラーフラグFGCRCをシステム制御回路48に送出す
る。
かくしてシステム制御回路48は、入力されるCRCエラ
ーフラグFGCRCがCRCエラーのないことを表すとき、バイ
フエーズ復調回路54より入力される絶対時間データDTAT
を例えば表示部57に表示し、ユーザがこの表示情報や必
要に応じて操作部58を操作することにより入力された操
作指令に基づいて、光磁気デイスク装置31の各部を駆動
制御する。
実際上システム制御回路48は、CRCエラーフラグFGCRC
によつてCRCエラーが存在することを検出すると、スピ
ンドルサーボ回路30をラフサーボモードに制御する論理
「H」レベルのモード選択信号CMODを送出し、逆にCRC
エラーが存在しないことを検出すると、ノーマルサーボ
モードに制御する論理「L」レベルのモード選択信号C
MODを送出する。
またシステム制御回路48は、ユーザによる操作部58の
操作によつてトラツクジヤンプ動作が入力されると、光
ヘツドサーボ回路47に対して、当該トラツクジヤンプを
表す光ヘツド制御信号CNTHDを送出すると共に、スピン
ドルサーボ回路30に対して、トラツクジヤンプ動作中で
あることを表す論理「L」レベルのジヤンプ制御信号C
JMPを送出する。
これにより、スピンドルサーボ回路59は、定常回転時
ノーマルサーボモードとしてビツトクロツク再生回路55
から得られる周波数6.3〔kHz〕のビツトクロツクFMCK
基づいてCLV方式で光磁気デイスク32を回転制御し、こ
れに対して回転始動時や光ヘツド35のトラツクジヤンプ
直後の場合、ラフサーボモードとしてバンドパスフイル
タ50から得られるウオーブル信号SWBを用いてはほぼ線
速度一定で、光磁気デイスク32を回転制御するようにな
されている。
(G2)実施例のスピンドルサーボ回路の構成 第7図との対応部分に同一符号を付して示す第2図に
おいて、30は全体として本発明によるスピンドルサーボ
回路を示し、速度サーボ発生回路60においては、従来同
様でなる計測カウンタ回路4A及びモノマルチバイブレー
タ回路4B間に、レジスタ回路61を設けて構成されてい
る。
このレジスタ回路61のイネーブル端には、ジヤンプ制
御信号CJMPが入力されており、光ヘツド35のトラツクジ
ヤンプ動作時には、計測カウンタ回路4Aから送出される
カウント値をレジスタ回路61に保持し、トラツクジヤン
プ動作が終了すると、当該保持したカウント値をレジス
タ回路61からモノマルチバイブレータ回路4Bに送出す
る。
実際上この速度サーボ発生回路60は、第8図との対応
部分に同一符号を付した第3図に示すように構成されて
おり、例えばラフサーボモードのとき第1の入力選択回
路3を介して入力される周波数5.5〔KHz〕程度の第1の
分周信号SB1(第4図(A))が、第1のDフリツプフ
ロツプ15の入力端D及びナンド回路17に入力される。
また周波数4.23〔MHz〕でなる基準クロツク信号CTCK
(第4図(B))が、第1及び第3のDフリツプフロツ
プ15及び62と、計測カウンタ回路4Aを構成する4ビツト
カウンタのクロツク端CKとに入力され、さらに反転増幅
回路19を通じて得られる反転基準クロツク信号CT
CKI(第4図(C))が、第2のDフリツプフロツプ16
のクロツク端CKに入力されると共にレジスタ回路61を構
成する4ビツトラツチ回路のクロツク端CKに入力され
る。
ここで、第1のDフリツプフロツプ15の反転出力端QI
からの反転出力は、ナンド回路17に入力され、これによ
りナンド回路17は第1の分周信号SB1の立上りエツジの
タイミングを検出して、所定の期間の間論理「H」レベ
ルから論理「L」レベルに立ち下る演算出力NAND
OUT(第4図(D))を発生する。
この演算出力NANDOUTは、計測カウンタ回路4Aのロー
ド端LDに反転入力されると共に、オア回路63及び第3の
Dフリツプフロツプ62の入力端Dに入力される。
実際上オア回路63には演算出力NANDOUTに加えてジヤ
ンプ制御信号CJMP(第4図(E))が反転増幅回路64を
通じて反転されて入力される。
これによりオア回路63は、トラツクジヤンプ動作中は
論理「H」レベルを有し、トラツクジヤンプ動作以外の
期間には、ナンド回路17の演算出力NANDOUTでなる演算
出力OROUT(第4図(F))を発生し、これをレジスタ
回路61のイネーブル端ENに反転入力する。
また第3のDフリツプフロツプ62の出力端Qからは、
ナンド回路17の演算出力NANDOUTを、基準クロツク信号C
TCKの約1クロツク分遅延させてなる出力DQOUT3(第4
図(G))が得られ、これがモノマルチバイブレータ回
路4Bのロード端LDに反転入力される。
一方第1のDフリツプフロツプ15の出力端Qからの出
力DQOUT1(第4図(H))は、第2のDフリツプフロツ
プ16の入力端Dに入力されると共にアンド回路18に入力
され、これによりアンド回路18の第1の分周信号SB1
立上りエツジのタイミングを検出して、約1クロツク分
遅延した所定の期間の間論理「L」レベルから論理
「H」レベルに立ち上る演算出力ANDOUT(第4図
(I))を発生する。
このアンド回路18の演算出力ANDOUTは、第2の入力選
択回路7を介して入力される周波数1.06〔MHz〕程度の
第2の分周信号SB2(第4図(J))と共にノア回路20
に入力され、この演算出力NOROUT(第4図(K))が、
モノマルチバイブレータ回路4Bのクロツク端CKに入力さ
れる。
ここで、計測カウンタ回路4Aは、ロード端LDにナンド
回路17から入力される演算出力NANDOUTの立ち下り、す
なわち、第1の分周信号SB1の立上りエツジのタイミン
グで、4ビツトデータ入力端A、B、C、Dを通じて初
期値DIをロードする。
続いて計測カウンタ回路4Aは、クロツク端CKに入力さ
れる基準クロツク信号CTCKの立ち上り毎に初期値DIを順
次カウントアツプし、4ビツトデータ出力端QA、QB
QC、QDを通じてそのカウント値DC(第4図(L))を、
レジスタ回路61の4ビツト入力端D1、D2、D3、D4に送出
する。
レジスタ回路61は、イネーブル端に入力される演算出
力OROUTの立ち下りの期間の間、反転基準クロツクCTCK1
が立ち上がるタイミングで、計測カウンタ回路4Aのカウ
ント値DCを取り込んで保持すると共に、このラツチデー
タDR(第4図(M))を4ビツト出力端Q1、Q2、Q3、Q4
を通じて送出する。
このラツチデータDRは、それぞれ反転増幅回路21A、2
1B、21C、21Dを介して反転して、モノマルチバイブレー
タ回路4Bの4ビツトデータ入力端A、B、C、Dに供給
される。
モノマルチバイブレータ回路4Bは、第3のDフリツプ
フロツプからロード端LDに入力される出力信号DQOUT3
立ち下りのタイミングで、4ビツトデータ入力端A、
B、C、Dを通じて、レジスタ回路61のラツチデータDR
を反転してなる反転ラツチデータDRI(第4図(N))
をロードする。
続いて、モノマルチバイブレータ回路4Bは、クロツク
端CKにノア回路20から入力される演算出力NOROUTの立ち
上り毎に反転ラツチデータDRIを順次カウントアツプす
る。
なおこのモノマルチバイブレータ回路4Bにおいては、
リツプルキヤリ端RCから出力される桁上情報を速度サー
ボ信号SBVRとして送出すると共に、反転回路22を通じて
イネーブル端ENに供給しており、これにより桁上げが発
生するとカウントアツプを終了するようになされてい
る。
従つて、第1の分周信号SB1の立上りエツジの間隔が
長くなる(すなわち、ウオーブル信号SWBの周波数が低
くなる)と、計測カウンタ回路4Aからレジスタ回路61を
介してモノマルチバイブレータ回路4Bにロードされる反
転ラツチデータDRIが小さくなり、この結果反転ラツチ
データDRIから桁上げに至る期間が長くなり、速度サー
ボ信号SBVR(第4図(O))の論理「L」レベルの期間
が長くなる。
このようにしてこの速度サーボ発生回路60において
は、ウオーブル信号SWBの周波数に応じて速度サーボ信
号SBVRのデユーテイを可変して、速度サーボループを形
成するようになされている。
なおこの速度サーボ発生回路60を用いた速度サーボル
ープの場合、サーボゲインは基準クロツク信号CTCKの周
波数4.23〔MHz〕と、第2の分周信号SB2の周波数1.06
〔MHz〕との比でなり、実際上約4倍程度の値となる。
またノーマルサーボモードの場合、上述の第1の分周
信号SB1及び第2の分周信号SB2に代え、ビツトクロツク
FMCK及び第3の分周信号SB3が入力され、上述と同様に
してサーボゲインが約8倍程度の値を有する速度サーボ
ループが形成される。
このようにして、この速度サーボ発生回路60の場合、
光ヘツド35のトラツクジヤンプ動作以外の期間で、かつ
ナンド回路17の演算出力NANDOUTの立ち下る期間の間の
み、レジスタ回路61において計測カウンタ回路4Bからの
カウンタ値DCをラツチしこれを保持するようなされてい
る。
これにより、モノマルチバイブレータ回路4Bは、トラ
ツクジヤンプ直後において、レジスタ回路61にラツチさ
れた正しいカウンタ値DCを用いて速度サーボ信号SBVR
発生する演算処理を実行し得、かくして、トラツクジヤ
ンプ直前の速度サーボ信号SBVRから速度サーボループを
形成し得ることにより、スピンドルモータ33の整定性を
格段的に向上し得る。
なおこの実施例のスピンドルサーボ回路30の場合、位
相サーボ信号SBPHはビットクロツクFMCKの位相が、EFM
エンコーダ回路41又はEFMデコーダ/エラー訂正回路43
の変復調用基準クロツク信号CKEFM(第1図中のCKSB
びCKWFでなる)の位相にロツクするようになされてい
る。
なお実際上、この変復調用基準クロツク信号CK
EFMは、EFM変復調用のサンプリング周波数44.1〔kHz〕
の98倍の周波数4.3218〔MHz〕でなり、第2図に示すよ
うに、入力される変復調用基準クロツク信号CKEFMは1/2
1分周回路66に入力される。
この結果1/21分周回路66からは周波数205.8〔kHz〕の
第5の分周信号SB5が送出され、これが1/98分周回路67
に入力されて分周され、この結果得られる周波数2.1〔k
Hz〕の第6の分周信号SB6が位相検波回路10に供給され
る。
またビツトクロツクFMCKは1/3分周回路8に入力さ
れ、この結果得られる周波数2.1〔kHz〕の第4の分周信
号SB4が、従来と同様に位相検波回路10に供給されると
共に、これに加えて立下り検出回路68に供給される。
この立下り検出回路68は、第5図に示すように、第1
のDフリツプフロツプ69、JKフリツプフロツプ70、反転
増幅回路71及び第1のアンド回路72を組み合わせて構成
され、第4の分周信号SB4(第6図(A))が第1のD
フリツプフロツプ62の入力端D及び反転増幅回路71を介
して反転されて第1のアンド回路72に入力されている。
また変復調用基準クロツク信号CKEFMを1/21分周して
なる周波数205.8〔kHz〕の第5の分周信号SB5が、第1
のDフリツプフロツプ69及びJKフリツプフロツプ70のク
ロツク端CKに入力される。
さらに第1のDフリツプフロツプ69の出力端Qからの
出力が、第1のアンド回路72に入力され、かくして第1
のアンド回路72は、第4の分周信号SB4が立ち下るタイ
ミングで所定期間だけ論理「H」レベルを有する第1の
アンド演算出力ANDOUT1(第6図(B))を発生し、こ
れをJKフリツプフロツプ70の入力端Jに入力する。
なおJKフリツプフロツプ70の入力端Kには、ジヤンプ
制御信号CJMP(第6図(C))の立ち上りを検出する立
上り検出回路73の検出信号が入力されている。
すなわち、この立上り検出回路73は、第2のDフリツ
プフロツプ74及び第1のアンド回路75を組み合わせて構
成され、ジヤンプ制御信号CJMPが第2のDフリツプフロ
ツプ74の入力端D及び第2のアンド回路75に入力され、
また周波数205.8〔kHz〕の第5の分周信号SB5が、第2
のDフリツプフロツプ74のクロツク端CKに入力されてい
る。
また第2のDフリツプフロツプ74の反転出力端QIから
の出力が第2のアンド回路75に入力され、かくして第2
のアンド回路75は、ジヤンプ制御信号CJMPが立ち上るタ
イミングで所定期間だけ論理「H」レベルを有する第2
のアンド演算出力ANDOUT2(第6図(D))を発生し、
これをJKフリツプフロツプ70の入力端Kに入力する。
かくして、JKフリツプフロツプ70の出力端Qからは、
ジヤンプ制御信号CJMPの立ち上りに応じて、第2のアン
ド演算出力ANDOUT2の立ち上る時点t10のタイミングで論
理「H」レベルから論理「L」レベルに立ち下り、続く
第1のアンド演算出力ANDOUT1の立ち上る時点t11のタイ
ミングで論理「L」レベルから論理「H」レベルに立ち
上る演算出力JKOUT(第6図(E))が送出される。
このJKフリツプフロツプ70の演算出力JKOUTは、1/98
分周回路67のクリア端に反転入力される。
かくして、1/98分周回路67はクリア端が論理「H」レ
ベルに制御される期間の間(すなわち、演算出力JKOUT
が論理「L」レベルを有する時点t10から時点t11までの
期間の間)、第5の分周信号SB5を1/98分周してなる周
波数2.1〔kHz〕の第6の分周信号SB6(第6図(F))
の送出を停止し、続いてクリア端が論理「L」レベルに
制御されるタイミングに応じて立ち下る第6の分周信号
SB6を発生する。
このようにして1/98分周回路67はトラツクジヤンプ後
リセツトされ、ビツトクロツクFMCKに応じた第4の分周
信号SB4の位相に略一致する位相から第6の分周信号SB6
を発生し、続く位相検波回路10に送出するようになされ
ている。
これにより、位相検波回路10はトラツクジヤンプ直後
から、位相が略一致してなる第4の分周信号SB4及び第
6の分周信号SB6を位相比較し、かくして、トラツクジ
ヤンプ直後においても、略正しい値でなる位相サーボ信
号SBPHを得ることができ、位相サーボループを直ちにロ
ツク状態に制御することができる。
以上の構成によれば、トラツクジヤンプ中はトラツク
ジヤンプ直前の速度サーボ信号発生用のカンウント値を
保持し、トラツクジヤンプ直後において当該保持された
カウント値から、速度サーボ信号SBVRを発生するように
したことにより、トラツクジヤンプ直前の正しい速度サ
ーボ信号SBVRに基づいて速度サーボループを形成し得、
かくして、スピンドルモータ33の整定性を格段的に向上
し得るスピンドルサーボ回路30を実現できる。
さらに上述の構成によれば、トラツクジヤンプ直後に
おいては、ビツトクロツクFMCKに基づく第4の分周信号
SB4の位相に応じて、変復調用基準クロツク信号CKEFM
基づいて第6の分周信号SB6を得る1/98分周回路67をリ
セツトして、略正しい値でなる位相サーボ信号SBPHを得
るようにしたことにより、位相サーボループを直ちにロ
ツク状態に制御して、スピンドルモータ33の整定性をさ
らに一段と向上し得るスピンドルサーボ回路30を実現で
きる。
(G3)他の実施例 (1) 上述の実施例においては、本発明によるスピン
ドルサーボ回路として、ATIPフオーマツトを用いて、絶
対時間データが周波数変調されてなるウオーブル信号に
よつてプリグルーブが形成された光磁気デイスクを駆動
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所
定のデータ信号が周波数変調されてなるウオーブル信号
によつてプリグルーブが形成された光磁気デイスクを駆
動する場合にも適用し得る。
(2) 上述の実施例においては、本発明を光磁気デイ
スク装置のスピンドルサーボ回路に適用した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば追記型の光
デイスク装置等他の光デイスク装置のスピンドルサーボ
回路に広く適用して好適なものである。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、トラツクジヤンプ時に
はトラツクジヤンプ直前の速度サーボ信号を保持し、ト
ラツクジヤンプ直後に保持した速度サーボ信号に基づい
てスピンドルモータを駆動すると共に、トラツクジヤン
プ直後の所定タイミングで基準クロツク信号の位相をリ
セツトし、ウオーブル信号又はデータ信号と、基準クロ
ツク信号との位相が略一致した状態から位相サーボ信号
を発生してスピンドルモータを駆動するようにしたこと
により、トラツクジヤンプ直後のスピンドルモータの整
定性を格段的に向上し得るデイスク状記録媒体再生装置
及びスピンドルサーボ回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるスピンドルサーボ回路
を適用した光磁気デイスク装置の全体構成を示すブロツ
ク図、第2図は本発明の一実施例によるスピンドルサー
ボ回路の構成を示すブロツク図、第3図はその速度サー
ボ発生回路の構成を示すブロツク図、第4図はその動作
の説明に供するタイミングチヤート、第5図はその位相
サーボ発生回路の構成を示すブロツク、第6図はその動
作の説明に供するタイミングチヤート、第7図は従来の
スピンドルサーボ回路の構成を示すブロツク図、第8図
はその速度サーボ発生回路の構成を示すブロツク図、第
9図はその動作の説明に供するタイミングチヤートであ
る。 1、30……スピンドルサーボ回路、2、5……1/4分周
回路、3、7……入力選択回路、4、60……速度サーボ
発生回路、6……1/8分周回路、8……1/3分周回路、10
……位相検波回路、31……光磁気デイスク装置、32……
光磁気デイスク、33……スピンドルモータ、66……1/21
分周回路、67……1/98分周回路、68……立下り検出回
路、73……立上り検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 19/28 G11B 19/247 G11B 19/02 501

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光デイスク上に形成されたプリグルーブを
    再生して得られるウオーブル信号、又は当該ウオーブル
    信号に含まれる所定のデータ信号に基づいて、速度サー
    ボ信号及び又は位相サーボ信号を発生し、当該速度サー
    ボ信号及び又は上記位相サーボ信号に基づいて、上記光
    デイスクを所定速度で回転制御するスピンドルモータの
    スピンドルサーボ回路において、 上記ウオーブル信号又は上記データ信号に基づいて、上
    記速度サーボ信号を発生すると共に、トラツクジヤンプ
    時、当該トラツクジヤンプ直前の上記速度サーボ信号を
    保持し、トラツクジヤンプ直後、上記速度サーボ信号に
    基づいて上記スピンドルモータを駆動する速度サーボ発
    生手段と、 上記ウオーブル信号又は上記データ信号と、基準クロツ
    ク信号との位相を比較して位相サーボ信号を発生すると
    共に、上記トラツクジヤンプ直後、所定タイミングで上
    記基準クロツク信号の位相をリセツトし、上記ウオーブ
    ル信号又は上記データ信号と、上記基準クロツク信号と
    の位相が略一致した状態から上記位相サーボ信号を発生
    して、上記スピンドルモータを駆動する位相サーボ発生
    手段と を具えることを特徴とするデイスク状記録媒体再生装
    置。
  2. 【請求項2】予めアドレス情報が所定周波数のウオーブ
    ルをもつて形成されたプリグルーブが刻まれたデイスク
    状記録媒体を再生するデイスク状記録媒体再生装置は、 上記デイスク状記録媒体からデータを再生する再生手段
    と、 上記再生手段によつて再生された上記プリグルーブから
    上記所定周波数のウオーブル信号を抽出する抽出手段
    と、 基準クロツク発生手段と、 上記抽出手段により抽出した所定周波数と基準クロツク
    発生手段からの基準クロツクに基づいて速度サーボ信号
    を発生する速度サーボ信号発生手段と、 上記速度サーボ信号発生手段からの速度サーボ信号に基
    づいて上記デイスク状記録媒体を回転駆動する回転駆動
    手段と、 上記再生手段を上記デイスク状記録媒体の半径方向に移
    送するトラツクジヤンプ時に上記トラツクジヤンプ開始
    直前の上記速度サーボ信号を保持する保持手段と、 上記トラツクジヤンプ中に上記保持手段に保持している
    速度サーボ信号に基づいて上記回転駆動手段を駆動する
    制御手段と を具えることを特徴とするデイスク状記録媒体再生装
    置。
  3. 【請求項3】予めアドレス情報が所定周波数のウオーブ
    ルをもつて形成されたプリグルーブが刻まれたデイスク
    状記録媒体を再生するデイスク状記録媒体再生装置は、 上記デイスク状記録媒体からデータを再生する再生手段
    と、 上記再生手段によつて再生された上記プリグルーブから
    上記所定周波数のウオーブル信号を抽出する抽出手段
    と、 位相用基準クロツク発生手段と、 上記抽出手段により抽出した所定周波数と位相用基準ク
    ロツク発生手段からの基準クロツクに基づいて位相サー
    ボ信号を発生する位相サーボ信号発生手段と、 上記位相サーボ信号発生手段からの位相サーボ信号に基
    づいて上記デイスク状記録媒体を回転駆動する回転駆動
    手段と、 上記再生手段を上記デイスク状記録媒体の半径方向に移
    送するトラツクジヤンプ時に上記トラツクジヤンプ開始
    直後に所定のタイミングで上記位相基準クロツク信号の
    位相をリセツトして、上記抽出手段により抽出した所定
    周波数と位相用基準クロツク発生手段からの基準クロツ
    クとの位相が略一致した状態から位相サーボ信号に基づ
    いて上記回転駆動手段を駆動する制御手段 を具えることを特徴とするデイスク状記録媒体再生装
    置。
  4. 【請求項4】光デイスク上に形成されたプリグルーブを
    再生して得られるウオーブル信号、又は当該ウオーブル
    信号に含まれる所定のデータ信号に基づいて、速度サー
    ボ信号及び又は位相サーボ信号を発生し、当該速度サー
    ボ信号及び又は上記位相サーボ信号に基づいて、上記光
    デイスクを所定速度で回転制御するスピンドルモータの
    スピンドルサーボ回路において、 上記ウオーブル信号又は上記データ信号に基づいて、上
    記速度サーボ信号を発生すると共に、トラツクジヤンプ
    時、当該トラツクジヤンプ直前の上記速度サーボ信号を
    保持し、トラツクジヤンプ直後、上記速度サーボ信号に
    基づいて上記スピンドルモータを駆動する速度サーボ発
    生手段と、 上記ウオーブル信号又は上記データ信号と、基準クロツ
    ク信号との位相を比較して位相サーボ信号を発生すると
    共に、上記トラツクジヤンプ直後、所定タイミングで上
    記基準クロツク信号の位相をリセツトし、上記ウオーブ
    ル信号又は上記データ信号と、上記基準クロツク信号と
    の位相が略一致した状態から上記位相サーボ信号を発生
    して、上記スピンドルモータを駆動する位相サーボ発生
    手段と を具えることを特徴とするスピンドルサーボ回路。
  5. 【請求項5】予めアドレス情報が所定周波数のウオーブ
    ルをもつて形成されたプリグルーブが刻まれたデイスク
    状記録媒体を回転駆動するスピンドルサーボ回路は、 上記デイスク状記録媒体から再生されたプリグルーブ信
    号から上記所定周波数のウオーブル信号を抽出する抽出
    手段と、 基準クロツク発生手段と、 上記抽出手段により抽出した所定周波数と基準クロツク
    発生手段からの基準クロツクに基づいて速度サーボ信号
    を発生する速度サーボ信号発生手段と、 再生手段を上記デイスク状記録媒体の半径方向に移送す
    るトラツクジヤンプ時に上記トラツクジヤンプ開始直前
    の上記速度サーボ信号を保持する保持手段と、 上記トラツクジヤンプ中に上記保持手段に保持している
    速度サーボ信号に基づいて回転制御する ことを特徴とするスピンドルサーボ回路。
  6. 【請求項6】予めアドレス情報が所定周波数のウオーブ
    ルをもつて形成されたプリグルーブが刻まれたデイスク
    状記録媒体を回転駆動するスピンドルサーボ回路は、 上記デイスク状記録媒体から再生されたプリグルーブ信
    号から上記所定周波数のウオーブル信号を抽出する抽出
    手段と、 位相用基準クロツク発生手段と、 上記抽出手段により抽出した所定周波数と位相用基準ク
    ロツク発生手段から基準クロツクに基づいて位相サーボ
    信号を発生する位相サーボ発生手段と、 再生信号を上記デイスク状記録媒体の半径方向に移送す
    るトラツクジヤンプ時に上記トラツクジヤンプ終了直後
    に所定のタイミングで上記位相基準クロツク信号の位相
    をリセツトして、上記抽出手段により抽出した所定周波
    数と位相用基準クロツク発生手段からの基準クロツクと
    の位相が略一致した状態から位相サーボ信号に基づいて
    回転駆動制御する ことを特徴とするスピンドルサーボ回路。
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