JPH0534269B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は紡績工程における精紡機揚りの管糸を
自動ワインダへ供給搬送するに当たつて、ワイン
ダにおいて口糸の引き出しを容易にするためにあ
らかじめ口糸を引き出してボビン天穴に導入した
口糸保持管糸とし、これら管糸をトレイを利用し
て個々に送ると共に、この搬送路を高所に設けて
人の作業に支障なく自動ワインダのコツプマガジ
ンへの自動的に供給するものである。

［従来の技術］ 精紡機揚りの管糸を自動ワインダへ供給するに
当たつて、ワインダにおける口糸の引き出しを容
易にするため、あらかじめ管糸の口糸を引き出し
てこれを適当な長さに切断すると共にこの糸端を
ボビンの天穴に導入しておく口糸保持管糸とする
ことはよく知られている。一方管糸をワインダ或
は他の処理装置へ送給するに当たつて、管糸を挿
設するトレイを利用し、このトレイを直接ワイン
ダの供給部へ或は管糸乗せ替え装置まで搬送する
管糸搬送手段もよく知られている。他方自動ワイ
ンダではコツプマガジン装置を備えて多数の管糸
を保留しておき、順次自動的に供給する様なワイ
ンダが知られている。そしてこの様なコツプマガ
ジン装置への管糸供給は一般に人手で行なつてい
ると共に供給と同時に管糸の口糸を引き出してこ
れをマガジン装置の口糸捕捉装置に保持するよう
にしているが手数を要している。

一方出願人は先に精紡機揚り管糸を極めて高率
よく口糸保持管糸とする処理装置を開発して提案
している。ところでコツプマガジン装置へ口糸保
持管糸を供給するようにすれば極めて効率よく作
業を行なうことができるが、これらの供給装置は
床上に設置すると人の作業が阻害され、特に運送
車等の利用ができなくなる。これらから特別な管
糸供給手段の開発が望まれる。

［発明が解決しようとする問題点］ そこで本発明は口糸保持管糸をトレイに挿設し
て、オーバヘツド型に架設した搬送レールを利用
して搬送すると共に一本の搬送路から複数のコツ
プマガジン装置へ、トレイから管糸を抜き取つて
順次自動的に供給する装置を提供しようとするも
のである。

［問題点を解決するための手段］ 即ち本発明は、口糸引き出し導入装置に接続さ
れトレイに挿設された口糸保持管糸を取り出す取
出搬送装置と、トレイ引き上げ案内レール並びに
トレイ降下案内レールで構成した昇降搬送装置と
を連設し、該昇降搬送装置の上昇端末においてコ
ツブマガジン装置に対応させて突出曲り部を形成
して吊設された搬送レールで構成し、該搬送レー
ルの突出曲り部の先端側に個々の管糸をトレイか
ら引き抜いてコツプマガジン装置に対設したシユ
ートへ投入する管糸引き抜き装置を設けると共に
搬送レールの一部には空トレイのみを搬送レール
の返還側へ導くガイド装置、並びに管糸搭載トレ
イを搬送レールの供給側へ導く様な導入装置を設
けて構成したものである。

［作用及び実施例］ 以下図面に基づいて本発明を詳細に説明するが
図は本発明の具体的な実施の一例を示したもの
で、本発明は図示例装置に限定されず、前・後記
の趣旨に沿つて一部の設計を変更したり或は一部
の構成を変更しても同様に実施することができ
る。第１図（正面図）、及び第２図（平面図）は
本発明装置の全体図、自動ワインダ１が図示側で
は３台が並列して床上に配設され、その一端側に
それぞれコツプマガジン装置１ａが設けられてい
る。コツプマガジン装置１ａは略示する様に多数
の管糸収納筒を放射状に備えて一方向に間歇回転
し、収納管糸をワインダ側へ供給する。またこの
装置には管糸の口糸を吸引保持するような口糸保
持具１ｂが設けられている。そして本発明に係る
管糸の搬送供給装置は、精紡機揚り管糸を搬送す
るベルトコンベア２ｂを口糸引き出し導入装置２
の受入部２ａに接続し、管糸を軸方向に一列に並
べて該導入装置２に供給する。そして該導入装置
に接続される送り出し案内レール３にはコ字形に
曲げた２つのトレイ通路で形成し、一方を管糸搭
載トレイの送り側とし他方を空トレイ返還側とす
る。そして該案内レール３の端末側には４で示す
昇降搬送装置が接続され、該昇降搬送装置は管糸
搭載トレイ（以下単に実トレイという）を上昇移
動する引き上げ案内レール４ａと空トレイを滑落
させる下降用案内レール４ｂとで構成する。昇降
搬送装置４の上昇端末部には、コツプマガジン列
とほぼ平行させて搬送レール５を吊り台８によつ
て架設し、該搬送レール５にはコツプマガジン装
置１ａに対応させて突出曲り部５ａ，５ａを形成
すると共に該突出曲り部は別の吊り台８ａで吊設
する。また搬送レール５の端末側は吊り台８ｂで
それぞれ天井梁部に吊設する。尚これらの吊り台
８，８ａ，８ｂは適当に一体で形成してもよい。
そして突出曲り部５ａの先端側には管糸引き抜き
装置６が設けられ、抜き取られた管糸はコツプマ
ガジン１ａに傾斜配設したシユート７を介して供
給される。シユート７は第３図（側面図）に示す
ように、コツプマガジン１ａの管糸収納筒の特定
の１個に軸芯を合わせて配設される。

ところで前記管糸送り出し案内レール３、搬送
レール５及び突出曲り部５ａの案内レールは、第
４図（断面図）及び第５図（平面図）の様に構成
され、トレイ９は管糸外径よりも大径の基盤部９
ａとそのほぼ中央上面に根本部９ｂとこれより細
径のボビン挿設用ペツグ部９ｃを突設したトレイ
とし、該根本部９ｂの外径は管糸ボビンの底側外
径よりも小径として管糸ボビンを該根本部９ｂの
頂面で受け支えるトレイとする。またレールは、
トレイ９の前記基盤部９ａを両側から抱く様に折
り曲げたコ字形枠１０を組み合わせて構成し、そ
の組み合わせ部に支えローラ１１ａを介装して駆
動ベルト１１を配設し、該駆動ベルト１１として
は丸形断面の弾性材で形成したものが好適であ
り、コ字形枠１０内に載置され荷重接触摩擦によ
つてベルトと共に移動するが、トレイ９がいずれ
かに接触して移行が規制されるとトレイのみが停
止し駆動ベルト１１は走行を続けるようになつて
いる。そしてこれらの案内レールは２列で構成さ
れ、一方列が実トレイ移送側、他方列が空トレイ
返還側となつている。即ち第５図例では駆動ベル
ト１１が案内プーリ１２に懸張されて矢印方向に
移動し、実トレイ９′は管糸Ｃを搭載して実トレ
イ移送側を移動し、空トレイ９は返還側を移動す
る状態を示している。

第６図（側面図）は前記口糸引き出し導入装置
２の構成を示したもので、受入部２ａに投入され
る精紡機揚り管糸はここで一時的に貯留され、そ
の下部に設けられた回動保持腕によつて個々の管
糸が保持されて回転されながら口糸引き出し装置
２１に近接される。口糸引き出し装置２１は吸引
力で口糸を引き出すと共にこれを一時的に保持す
るようになつており、口糸が切り出された管糸は
シユート２２を介して開閉筒２３内に投与され
る。このとき口糸はカツタ２５に導入されてお
り、投入案内規制板２６によつて投入を確認して
カツタ２５が作動する。尚この規制板２６は投入
管糸と接触して口糸の引き出しを防止する。一方
開閉筒２３の下部には摺動板２４が投入管糸を受
け支えるように位置しており、該摺動板２４の管
板ボビン受け部には吸引口２８を形成している。
この吸引口２８は摺動板２４の裏側に設けた連結
管を介して上面側に対設した吸引室と連接してお
り、吸引室に接続した吸引ホース２９の吸引気流
が該吸引口２８に作用している。よつて開閉筒２
３内に投入された管糸にはボビンの底穴から天穴
に向つて吸引気流が作用しており、カツタ２５で
切断された口糸はこの吸引気流によつて管糸ボビ
ンの天穴に導入されて口糸保持管糸とすることが
できる。一方送り出し案内レール３は第７図（第
６図の切断線−に沿う矢印方向断面図）に示
すように空トレイ返還側３ｂと実トレイ９′送り
出し側３ａで構成され、その連結部は短かい直線
部を形成してその中央部に開閉筒２３を配置して
おり、且つこの直線部には空トレイを１個ずつ移
動させて開閉筒２３の直下に位置させるトレイ送
り腕が２７が設けられている。よつて摺動板２４
が作動して支えている口糸保持管糸を投下すると
その直下に位置しているトレイ９に該管糸を挿設
し、次いで開閉筒２３が開放し、次の空トレイの
挿設位置移動によつて実トレイが押し出されて案
内レール３の実トレイ送り出し側３ａに移され、
駆動ベルト１１によつて移動される。そして該送
り出し搬送レール３として第２図に示した様にほ
ぼ直角に折り曲げて構成することが推奨さるが、
直線的としてもよい。尚第８図（平面図）ではこ
の案内レール３の曲がり部に実トレイ返還装置を
設けて構成したものを示しており、空トレイ返還
側３ｂに実トレイ９′が混在した場合これを実ト
レイ移動側３ａに移すもので第９図（側面図）に
示すように、空トレイ返還側の空トレイ９は通過
させ、実トレイ９′はその搭載管糸外周に沿つて
積極的に移送側へ案内するガイド１５を設けたも
のを示している。

一方この送り出し案内レール３の端末部には前
記昇降搬送装置４が連設されており、その上昇用
引き上げ案内レール４ａは第１０図（側面略図）
に示すごとく前記案内レール３の駆動ベルト１１
に替えて、チエーン１３を無端型に懸張駆動さ
せ、該チエーン１３には第１１図（一部拡大側面
図）に示すように適当な間隔で引掛具１４を設け
ており、該引掛具１４はトレイの基盤部９ａの底
面に形成した凹部に突入し、その外周縁と掛合い
して実トレイ９′を矢印方向に上昇移動する。上
昇された実トレイ９′はチエーン１３の下降曲が
りで掛合が外れ、続いて上昇される実トレイに押
されて後述する搬送レール５の実トレイ移送側に
移される。他方昇降搬送装置４の下降用案内レー
ル４ｂは上昇用引き上げ案内レール４ａと平行さ
せた単なるトレイ基盤部９ａのガイドレールで構
成してものを示したが、トレイが滑落するのに適
当な角度で引き上げ案内レール４ａと傾斜角を変
えて構成してもよいし必要に応じて滑落を緩衡さ
せる様な装置を併設してもよい。

一方前記搬送レール５は吊台８，８ｂに支えら
れコツプマガジン装置１ａに対応して突出曲がり
部５ａが形成されると共に、これらも吊台８ａに
支えられて全体がほぼ水平に配設される。そして
これらの案内レール及び搬送レール５は前記送り
出し案内レール３と同様に実トレイ送り側に空ト
レイ返還側がそれぞれ連結して構成され、駆動ベ
ルト１１のみが各コツプマガジン装置に対応する
組み合わせ単位毎に張設される。そして該ベルト
１１は組み合わせ単位において搬送レール５と突
出曲がり部５ａが連結している。第１２（平面
図）は第２図における左側コツプマガジン装置１
ａで、最初のコツプマガジン装置に対応した突出
曲がり部５ａを構成した搬送レール５の一部を示
したものであり、第１３図（平面図）は次のコツ
プマガジン装置に対応させたものを示しており、
前記駆動ベルト１１は単位毎において案内プーリ
１２、案内プーリ１２ａ，１２ａを介して突出曲
がり部先端の案内プーリ１２aaに掛り端末駆動
プーリ１２ｃを回つて案内プーリ１２に懸張され
ており、モータ１１a′（第１図）でそれぞれが駆
動される。他方突出曲がり部５aaの実トレイ送
り側５ａ先端部には管糸引き抜き装置６が配設さ
れ、この引き抜き装置６は順次送り込まれた実ト
レイの管糸のみを引き抜いてシユート７に投入す
るものであり、コツプマガジン装置１ａにおける
管糸補給部の管糸の不存在を検知して作動する。
管糸が引き抜かれた空トレイ９は突出曲がり部５
ａの返還側５abを通つて搬送レール５の実トレ
イ送り側５bbに移送される。

一方管糸引き抜き装置６は第１４図（一部破断
側面図）の様に構成されている。即ち吊台８ａ上
に案内レールの実トレイ送り側５aaを躯うよう
な箱枠体と、その前方にほゞ水平に配設した枢軸
１８に揺動可能に設けた引き上げ腕１７で構成さ
れると共に引き上げ腕１７は底辺とその両側に上
方を拡大させた側壁とで樋状に形成され、底辺の
中央部には前方を開放したスリツト１７ａが形成
されている。また吊台８ａの裏側には作動シリン
ダ２０を設け、その作動ピストン２０ａと前記引
き上げ腕１７の枢支部或は枢軸１８に固設したレ
バー１８ａとを接続させる。第１４図は引き上げ
腕１７が実トレイ受け入れ待機位置を保持してい
る状態を示しており、引き上げ腕１７の底面が案
内レール５aa面と平行して僅かの間隙を保持し
ており、案内レール５aaには停止装置１９が設
けられて管糸引き抜き装置６へ導入される実トレ
イを係留している。この停止装置１９は引き上げ
腕１７が復帰したことを確認して係留実トレイの
最先端１個の係留を解いて引き上げ装置に導入す
る様にしている。そして引き上げ腕１７の前記底
辺に形成したスリツト１７ａ（第１６図参照）は
トレイ９の根本部９ｂ（第４図）が挿入する溝幅
となつており、導入される実トレイ９はその根本
部９ｂがスリツト１７ａの奥部に突き当たつて停
止されている。第１５図及び第１６図（いずれも
作動説明図）は第１４図の作動図で、コツプマガ
ジン装置の補給指令によつて作動シリンダ２０が
作動して作動ピストン２０ａを退入させる。これ
によつてレバー１８ａを介して引き上げ腕１７が
第１５図のごとく揺動作動し、トレイ９から管糸
Caを引き抜く。引き抜かれたトレイ９は空トレ
イとなり且つ係留が開放されるので再び駆動ベル
ト１１によつて返還側５abを通つて搬送レール
５の実トレイ送り側５bbに移送される。一方引
き抜かれた管糸Caは更に揺動引き上げする腕１
７によつて第１６図のごとく腕１７内で転倒し、
シユート７に投入される。尚シユート７としては
曲げ部７ａと直線部７ｂで構成したものを示し、
曲げ部７ａは開放された樋型とし、直線部７ｂは
筒形のものであることが推奨される。

一方搬送レール５は第２図、第１２図及び第１
３図に示したように各突出曲り部５ａを形成した
単位が互いに連結して構成され、第１２図で示す
最初の単位では搬送レール５の実トレイ送り側５
ｂが昇降搬送装置４の上昇用案内レール４ａと接
続し、搬送レール５の返還側５ｃが降下用案内レ
ール４ｂと接続している。そして搬送レール５の
実トレイ送り側５ｂに移行した実トレイは突出曲
り部５ａの送り込み側案内レール５ａに順次案内
されるが、該レール５aaには前記した停止装置
１９が設けられているので、特定本数の実トレイ
が係留されると満杯となり（第１２図）、以後に
案内される実トレイは自動的に搬送レースの次の
実トレイ送り側５bbに移行する。よつてこの実
トレイ送り側５bbにはオーバフローした実トレ
イと、突出曲り部５ａで管糸が抜き出された空ト
レイとが混在して搬送されることになる。この様
な空トレイは次位の突出曲り部５ａに供給されな
いようにする必要がある。よつて本発明では、搬
送レール５の単位連結部に空トレイのみを返還側
５ｃへ移行させるガイド装置を設ける。即ち第１
３図は第１２図の右端と連結したものを示してお
り、その接続部における駆動レべル１１は駆動プ
ーリ１２ｃと次単位のベルト案内プーリ１２とを
間隔を設けて配設すると共にトレイが互いに行き
交う様に構成し、その実トレイ送り側５bbに前
第９図で示した様なガイド装置１５ｂを配設す
る。従つて実トレイ送り側５bbに混在する空ト
レイは駆動プーリ１２ｃとベルト１１によつてガ
イド装置１５ｂの下をくぐつて空トレイ返還側５
ｃへ移行し、次位の突出曲り部５ａへはオーバフ
ローした実トレイのみが供給されることとなる。
ところでこの空トレイ返還部では次単位から返還
される空トレイと衝突して詰まるおそれがあるの
で第１３図に示す様に、この合流部における返還
側の搬送レール５ｃのふところを広くすると共に
トレイ移送装置を設けておくことが推奨される。
即ち搬送レールの一部を拡大湾曲５ｄとし、別な
トレイ移行用ベルト１６を配設してモータ１６ａ
（第１図）で駆動させるものである。

この様に構成する管糸搬送供給装置ではコツプ
マガジン１ａ群の必要とする管糸本数量を送るよ
うにしているが、連続運転するためには必要量以
上供給することが必要である。従つて最終単位の
突出曲り部でオーバフローした実トレイは空トレ
イ返還側５ｃに混在することになる。そこで本発
明では返還側５ｃの実トレイは再び実トレイ送り
側５ｂへ返すリターン装置を設けており、該リタ
ーン装置としては最初の突出曲り部以前であるこ
とが好都合である。即ち第１２図に示す様にベル
ト案内プーリ１２の次に案内プーリ１２ｂを配設
すると共にトレイ移行部を形成し、搬送トレイの
空トレイ返還側５ｃへ突出させて第９図で示した
様なガイド装置１５ａを配設する。従つて空トレ
イはガイド装置１５ａの下をくぐつて降下用案内
レール４ｂへ移行されるが、実トレイのみはガイ
ド装置１５ａによつて再び実トレイ送り側５ｂへ
導かれる。尚図示しなかつたが案内プーリ１２の
空トレイ返還側にはトレイを送り側へ移行させな
い様なガイド部材を配設したり、送り出し案内レ
ール３の送り出し側に不整管糸や口糸を保持しな
かつた不良管糸を検出してトレイから抜き取る様
な排出装置を併設することができる。

［発明の効果］ 本発明口糸導入管糸の搬送供給装置はこの様に
構成したから、口糸が管糸或はその他の部品と接
触しないので口糸を確実に保持させた状態でコツ
プマガジン装置へ供給することができる。またこ
の搬送レールはオーバヘツド式に設けるので諸床
上作業を妨害するおそれがない。しかのみならず
この搬送供給装置はコツプマガジン装置に対応さ
せて構成する単位を組み合わせて構成したので設
備に応じて増減が簡単にでき、人手を要せず自動
的に精紡機揚りの管糸を口糸保持管糸として搬送
供給することができるようになつた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の全体側面図、第２図は第
１図の平面図、第３図は第１図の右側面図、第４
図は断面図、第５図は平面図、第６図は側面図、
第７図は第６図の切断線−に沿う矢印方向断
面図、第８図は第２図の一部拡大平面図、第９図
は第８図の左側一部側面図、第１０図は第１図の
一部拡大側面図、第１１図は第１０図の一部拡大
図、第１２図及び第１３図はそれぞれ第２図の一
部を拡大した平面図、第１４図は第１２図の左側
一部側面図で要部を破断した構成説明図、第１５
図及び第１６図は第１４図の作動説明図である。 １……ワインダ、１ａ……コツプマガジン装
置、２……口糸引き出し導入装置、３……送り出
し案内レール、４……昇降搬送装置、５……搬送
レール、６……管糸引き抜き装置、７……シユー
ト、８……吊台、９……トレイ、１０……案内レ
ール、１１……ベルト、１２……案内プーリ、１
３……チエーン、１４……引掛具、１５……ガイ
ド装置、１６……ベルト、１７……引き上げ腕、
１８……枢軸、１９……停止装置、２０……作動
シリンダ、２１……口糸引出し装置、２２……シ
ユート、２３……開閉筒、２４……摺動板、２５
……カツタ、２６……規制板、２７……トレイ送
り腕、２８……吸引口、２９……吸引ホース。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 口糸を管糸ボビンの天穴に導入した管糸を、
   個々のトレイを利用してコツプマガジンを備えた
   複数のワインダへ高所を搬送しながら自動的に供
   給する装置であつて、口糸引き出し導入装置に接
   続されトレイに挿設された管糸を取り出す取出搬
   送装置と、トレイ引き上げ案内レール並びにトレ
   イ降下案内レールで構成した昇降搬送装置とを連
   設し、該昇降搬送装置の上昇末端においてコツプ
   マガジンに対応させて突出曲り部を形成して吊設
   された搬送レールとで構成し、該搬送レールの突
   出曲り部の先端側に個々の管糸をトレイから引き
   抜いてコツプマガジンに対設したシユートへ投入
   する管糸引き抜き装置を設けると共に、搬送レー
   ルの一部には空トレイのみを搬送レールの返還側
   へ導くガイド装置、並びに管糸搭載トレイを搬送
   レールの供給側へ導く様に導入装置を設けて構成
   したことを特徴とする口糸導入管糸の搬送供給装
   置。