JPH0534256B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0534256B2 JPH0534256B2 JP18034084A JP18034084A JPH0534256B2 JP H0534256 B2 JPH0534256 B2 JP H0534256B2 JP 18034084 A JP18034084 A JP 18034084A JP 18034084 A JP18034084 A JP 18034084A JP H0534256 B2 JPH0534256 B2 JP H0534256B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- storage container
- storage containers
- sheet storage
- containers
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 13
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、複写機、フアクシミリ等の画像記録
装置において、画像記録用用紙または原稿等の枚
葉紙を寸法または種類毎に複数の枚葉紙収納容器
に積層収納しておき、枚葉紙をこれらの枚葉紙収
納容器から選択的に前記画像記録装置に供給する
ようにした枚葉紙収納装置に関し、特に上下に積
み重ねられた複数個の枚葉紙収納容器のいずれか
から選択的に枚葉紙を取り出すために該枚葉紙収
納容器を昇降させる装置に関するものである。
装置において、画像記録用用紙または原稿等の枚
葉紙を寸法または種類毎に複数の枚葉紙収納容器
に積層収納しておき、枚葉紙をこれらの枚葉紙収
納容器から選択的に前記画像記録装置に供給する
ようにした枚葉紙収納装置に関し、特に上下に積
み重ねられた複数個の枚葉紙収納容器のいずれか
から選択的に枚葉紙を取り出すために該枚葉紙収
納容器を昇降させる装置に関するものである。
従来技術
従来の画像記録装置例えば電子写真式複写機に
おいては、機内に2個または3個程度の用紙収納
容器を設置し、これらの用紙収納容器のいずれか
から適当な寸法の用紙を供給するようになつてお
り、機内には前記各用紙収納容器の設置位置にそ
れぞれ当該収納容器に専用の用紙搬送手段が設け
られていた。
おいては、機内に2個または3個程度の用紙収納
容器を設置し、これらの用紙収納容器のいずれか
から適当な寸法の用紙を供給するようになつてお
り、機内には前記各用紙収納容器の設置位置にそ
れぞれ当該収納容器に専用の用紙搬送手段が設け
られていた。
しかし原稿のサイズはB4、B5、A4、A5とい
うように数多くあり、用紙を無駄にしないために
は、原稿サイズに対応した用紙を多種類用意しな
ければならないので、機内に設置された用紙収納
容器内の用紙寸法が原稿サイズに合わない場合に
は、適当な寸法の用紙を収納した他の用紙収納容
器と交換していた。
うように数多くあり、用紙を無駄にしないために
は、原稿サイズに対応した用紙を多種類用意しな
ければならないので、機内に設置された用紙収納
容器内の用紙寸法が原稿サイズに合わない場合に
は、適当な寸法の用紙を収納した他の用紙収納容
器と交換していた。
発明が解決しようとする問題点
しかし、このような従来の装置においては、上
記のように各用紙収納容器の設置位置にそれぞれ
専用の用紙搬送手段が設けられているため、機内
に広い空間を必要とし、従つて比較的少数の用紙
収納容器しか設置することができなかつた。
記のように各用紙収納容器の設置位置にそれぞれ
専用の用紙搬送手段が設けられているため、機内
に広い空間を必要とし、従つて比較的少数の用紙
収納容器しか設置することができなかつた。
特に最近では、多段階の変倍複写が可能な電子
写真式複写機が広く普及して来たため、多種類の
用紙サイズが必要になり、前記したような従来装
置では用紙収納容器の交換頻度が高く、交換作業
が煩雑であり、複写作業能率の面からも無視でき
なくなつて来ている。
写真式複写機が広く普及して来たため、多種類の
用紙サイズが必要になり、前記したような従来装
置では用紙収納容器の交換頻度が高く、交換作業
が煩雑であり、複写作業能率の面からも無視でき
なくなつて来ている。
多数の用紙収納容器を比較的狭い空間内に設置
するには、各用紙収納容器を互いに積み重ねて設
置し、必要に応じ所望の用紙収納容器の上方に空
間を作り、この空間を通して該容器内の用紙を取
り出すようにすればよいが、このような装置にお
いては各収納容器を任意の組合せで選択的に昇降
させなければならない。
するには、各用紙収納容器を互いに積み重ねて設
置し、必要に応じ所望の用紙収納容器の上方に空
間を作り、この空間を通して該容器内の用紙を取
り出すようにすればよいが、このような装置にお
いては各収納容器を任意の組合せで選択的に昇降
させなければならない。
従つて、本発明は、上下に積み重ねた複数個の
枚葉紙収納容器のうち選択した枚葉紙収納容器か
ら枚葉紙を取り出すことができるように、必要な
枚葉紙収納容器を所望通り昇降させることのでき
る、部品数が少くて構造簡単な枚葉紙収納装置を
得ようとするものである。
枚葉紙収納容器のうち選択した枚葉紙収納容器か
ら枚葉紙を取り出すことができるように、必要な
枚葉紙収納容器を所望通り昇降させることのでき
る、部品数が少くて構造簡単な枚葉紙収納装置を
得ようとするものである。
問題点を解決するための手段および作用
このため、本発明においては、上下に複数個積
み重ねた枚葉紙収納容器1の隣接する各枚葉紙収
納容器どうしを順次、両端をそれぞれ前記隣接す
る枚葉紙収納容器に接着した揺動部材2により、
該枚葉紙収納容器どうしが相互に平行に鉛直面に
沿つて揺動できるように連結し、前記各揺動部材
の基端部にそれぞれ回転係合部材3を一体に設
け、かつ、上下に移動する昇降台4と、この昇降
台に設けられ前記回転係合部材のいずれかと選択
的に係合して回転駆動力を伝達する駆動伝達手段
5と、前記昇降台に設けられ前記駆動伝達手段を
回転駆動する駆動モータ6とを備えている。
み重ねた枚葉紙収納容器1の隣接する各枚葉紙収
納容器どうしを順次、両端をそれぞれ前記隣接す
る枚葉紙収納容器に接着した揺動部材2により、
該枚葉紙収納容器どうしが相互に平行に鉛直面に
沿つて揺動できるように連結し、前記各揺動部材
の基端部にそれぞれ回転係合部材3を一体に設
け、かつ、上下に移動する昇降台4と、この昇降
台に設けられ前記回転係合部材のいずれかと選択
的に係合して回転駆動力を伝達する駆動伝達手段
5と、前記昇降台に設けられ前記駆動伝達手段を
回転駆動する駆動モータ6とを備えている。
本発明においては、多数の枚葉紙収納容器1が
上下に積み重ねられて設置され、これらの収納容
器に沿つて昇降台4が上下に移動する。ひとつの
収納容器から用紙を取り出そうとする場合には、
昇降台4がその収納容器の位置まで移動し、この
昇降台4上に設けられた駆動伝達手段5が、上記
収納容器の揺動部材2と一体の回転係合部材3に
係合する。次いで昇降台4上の駆動モータ6が駆
動伝達手段5を回転駆動することにより、回転駆
動力が前記回転係合部材3に伝達され、揺動部材
2が揺動し、これに伴つて前記選択された収納容
器の直上の収納容器がさらにその上方に積み重ね
られた収納容器とともに上方かつ後方へ移動し
て、選択された収納容器の前部上方が開放され、
この開放部を通じて用紙を搬出することができ
る。用紙搬出が終ると前記駆動モータ6を逆転さ
せ、収納容器をもとの位置に戻す。
上下に積み重ねられて設置され、これらの収納容
器に沿つて昇降台4が上下に移動する。ひとつの
収納容器から用紙を取り出そうとする場合には、
昇降台4がその収納容器の位置まで移動し、この
昇降台4上に設けられた駆動伝達手段5が、上記
収納容器の揺動部材2と一体の回転係合部材3に
係合する。次いで昇降台4上の駆動モータ6が駆
動伝達手段5を回転駆動することにより、回転駆
動力が前記回転係合部材3に伝達され、揺動部材
2が揺動し、これに伴つて前記選択された収納容
器の直上の収納容器がさらにその上方に積み重ね
られた収納容器とともに上方かつ後方へ移動し
て、選択された収納容器の前部上方が開放され、
この開放部を通じて用紙を搬出することができ
る。用紙搬出が終ると前記駆動モータ6を逆転さ
せ、収納容器をもとの位置に戻す。
実施例
以下、添付図面により本発明の一実施例につい
て説明する。
て説明する。
第1図は電子写真式複写機に用いられ、複写用
の用紙を収納する枚葉紙収納装置の一部を示す側
面図である。1は枚葉紙収納容器(以下用紙収納
容器と言う)で、上下に多数積み重ねられてお
り、各用紙収納容器1内にはA3、A4、A5、B4、
B5等各種サイズの用紙がサイズ毎に分けられま
たは縦横の方向を変えられて、それぞれ積層状に
収納されている。
の用紙を収納する枚葉紙収納装置の一部を示す側
面図である。1は枚葉紙収納容器(以下用紙収納
容器と言う)で、上下に多数積み重ねられてお
り、各用紙収納容器1内にはA3、A4、A5、B4、
B5等各種サイズの用紙がサイズ毎に分けられま
たは縦横の方向を変えられて、それぞれ積層状に
収納されている。
そして相隣る上下の用紙収納容器1どうしは、
レバー状の揺動部材2によつて互いに連結されて
いる。すなわち、各収納容器1の側部には後端近
くに第1のスタツド7が植設され、該スタツド7
の前方に第2のスタツド8が設けられており、第
1図の用紙収納容器1b,1cについて述べれ
ば、下方の収納容器1cの第1スタツド7cに前
記揺動部材2cの下端部が枢動自在に取り付けら
れ、上方の収納容器1bの第2スタツド8bに前
記揺動部材2cの上端部が枢動自在に取り付けら
れている。このようにして各収納容器1a,1
b,1c……は揺動部材2によつて順次連結され
ているが、隣接する収納容器1が互いに積み重な
つている場合には、第1図の収納容器1b,1c
間の揺動部材2cのように、揺動部材2は前端が
高く後端が低い傾斜状態をなしている。この揺動
部材2が第1図の収納容器1a,1b間の揺動部
材2bのように直立状態までスタツド7のまわり
に回動すると、上方の収納容器1は、第1図の収
納容器1aのように鉛直面(図の紙面)に沿つて
揺動する。すなわち上方へ移動しながら後退す
る。なお、同様な揺動部材が、第3図に示すよう
に、前方にも設けられており、かつこれらの揺動
部材は収納容器の左右両側に設けられているの
で、収納容器1は上記揺動に際して平行移動す
る。
レバー状の揺動部材2によつて互いに連結されて
いる。すなわち、各収納容器1の側部には後端近
くに第1のスタツド7が植設され、該スタツド7
の前方に第2のスタツド8が設けられており、第
1図の用紙収納容器1b,1cについて述べれ
ば、下方の収納容器1cの第1スタツド7cに前
記揺動部材2cの下端部が枢動自在に取り付けら
れ、上方の収納容器1bの第2スタツド8bに前
記揺動部材2cの上端部が枢動自在に取り付けら
れている。このようにして各収納容器1a,1
b,1c……は揺動部材2によつて順次連結され
ているが、隣接する収納容器1が互いに積み重な
つている場合には、第1図の収納容器1b,1c
間の揺動部材2cのように、揺動部材2は前端が
高く後端が低い傾斜状態をなしている。この揺動
部材2が第1図の収納容器1a,1b間の揺動部
材2bのように直立状態までスタツド7のまわり
に回動すると、上方の収納容器1は、第1図の収
納容器1aのように鉛直面(図の紙面)に沿つて
揺動する。すなわち上方へ移動しながら後退す
る。なお、同様な揺動部材が、第3図に示すよう
に、前方にも設けられており、かつこれらの揺動
部材は収納容器の左右両側に設けられているの
で、収納容器1は上記揺動に際して平行移動す
る。
各揺動部材2の基端部すなわち下端部にはスタ
ツド7と同軸に歯車(回転係合部材)3が固定さ
れている。一方、積み重ねられた収納容器1の後
部側方には、収納容器とは独立に、棒ねじ9が上
下両端部を軸受10,10で支承されて鉛直に立
設されており、この棒ねじ9に昇降台4が螺合さ
れている。昇降台4はまた棒ねじ9と平行に設け
られた図示してない回り止め棒にも挿通されてい
る。棒ねじ9はプーリ11,11およびベルト1
2を介しモータ13により駆動されて回転し、こ
の回転により、上記のように回り止め棒によつて
回転を阻止されている昇降台4が棒ねじ9に沿つ
て上下する。
ツド7と同軸に歯車(回転係合部材)3が固定さ
れている。一方、積み重ねられた収納容器1の後
部側方には、収納容器とは独立に、棒ねじ9が上
下両端部を軸受10,10で支承されて鉛直に立
設されており、この棒ねじ9に昇降台4が螺合さ
れている。昇降台4はまた棒ねじ9と平行に設け
られた図示してない回り止め棒にも挿通されてい
る。棒ねじ9はプーリ11,11およびベルト1
2を介しモータ13により駆動されて回転し、こ
の回転により、上記のように回り止め棒によつて
回転を阻止されている昇降台4が棒ねじ9に沿つ
て上下する。
昇降台4には互いに噛み合う歯車14,15が
回転自在に設けられている。これらの歯車14,
15は駆動伝達手段5を構成し、歯車14は、昇
降台4がいずれかの回転係合部材すなわち歯車3
と同じ高さに位置する時に該歯車3と噛み合うよ
うになつている。第1図においては歯車14は歯
車3bと噛合つている。昇降台4にはまた駆動モ
ータ6が設けられており、前記歯車15はクラツ
チ(第2図)を介してこの駆動モータ6の出力軸
に接続されている。
回転自在に設けられている。これらの歯車14,
15は駆動伝達手段5を構成し、歯車14は、昇
降台4がいずれかの回転係合部材すなわち歯車3
と同じ高さに位置する時に該歯車3と噛み合うよ
うになつている。第1図においては歯車14は歯
車3bと噛合つている。昇降台4にはまた駆動モ
ータ6が設けられており、前記歯車15はクラツ
チ(第2図)を介してこの駆動モータ6の出力軸
に接続されている。
従つて例えば第1図のように歯車14と歯車3
bとが噛み合つている状態ではクラツチ16が係
合すると、駆動モータ6の回転駆動力が歯車1
5,14すなわち駆動伝達手段5を介して回転係
合部材すなわち歯車3bに伝達され、揺動部材2
bが反時計方向に回動して第1図に示すような直
立状態となる。
bとが噛み合つている状態ではクラツチ16が係
合すると、駆動モータ6の回転駆動力が歯車1
5,14すなわち駆動伝達手段5を介して回転係
合部材すなわち歯車3bに伝達され、揺動部材2
bが反時計方向に回動して第1図に示すような直
立状態となる。
なお、本実施例においては、駆動伝達手段5は
歯車15,14によつて構成されているが、他の
伝動手段例えばチエンとスプロケツト等により構
成してもよいし、あるいは、駆動モータ6に接続
した1個の歯車によつて構成してもよい。
歯車15,14によつて構成されているが、他の
伝動手段例えばチエンとスプロケツト等により構
成してもよいし、あるいは、駆動モータ6に接続
した1個の歯車によつて構成してもよい。
前記駆動モータ6は、第2図に示すように、昇
降台4にこれから張り出して固設された断面逆L
字状のブラケツト17に取り付けられており、該
ブラケツト17を貫通する出力軸の他端に前記歯
車15が軸支されている。ブラケツト17にはさ
らに前方へ突出した突片18が一体に設けられて
おり、該突片18に歯車14が枢動自在に支承さ
れている。
降台4にこれから張り出して固設された断面逆L
字状のブラケツト17に取り付けられており、該
ブラケツト17を貫通する出力軸の他端に前記歯
車15が軸支されている。ブラケツト17にはさ
らに前方へ突出した突片18が一体に設けられて
おり、該突片18に歯車14が枢動自在に支承さ
れている。
本実施例は上記のように構成されているので、
上下に積み重ねられた多数の収納容器1の中から
1つ、例えば図における収納容器1bを選択し、
この収納容器1bから用紙を取り出そうとする場
合には(この時収納容器1aは収納容器1b上に
積み重ねられている)、モータ13により棒ねじ
9を回転させて、昇降台4を歯車14と歯車3b
が噛み合う位置まで上下に移動させる。この移動
中、歯車14は他の歯車3a,3c等と過渡的に
噛み合うが、クラツチ16が外されているので空
転してこれらの歯車位置を通過する。
上下に積み重ねられた多数の収納容器1の中から
1つ、例えば図における収納容器1bを選択し、
この収納容器1bから用紙を取り出そうとする場
合には(この時収納容器1aは収納容器1b上に
積み重ねられている)、モータ13により棒ねじ
9を回転させて、昇降台4を歯車14と歯車3b
が噛み合う位置まで上下に移動させる。この移動
中、歯車14は他の歯車3a,3c等と過渡的に
噛み合うが、クラツチ16が外されているので空
転してこれらの歯車位置を通過する。
歯車14が歯車3bと噛み合つた所で昇降台4
を停止させ、次いでクラツチ16を係合させて駆
動モータ6を第1図において反時計方向に回転さ
せると、歯車3が反時計方向に回転して揺動部材
2bが上方へ揺動する。これに伴つて収納容器1
bの直上の収納容器1aは、さらにその上に積み
重ねられた収納容器とともに上昇しながら後退
し、第1図に示すように揺動部材2bが直立状態
となつた時に駆動モータ6が停止する。駆動モー
タ6は一定時間回転するように制御されており、
その回転時間は収納容器1a等が後退位置に達す
るまでの時間と合致するように設定されている。
もちろん、適当な検知信号によつて駆動モータ6
を停止させるようにしてもよい。
を停止させ、次いでクラツチ16を係合させて駆
動モータ6を第1図において反時計方向に回転さ
せると、歯車3が反時計方向に回転して揺動部材
2bが上方へ揺動する。これに伴つて収納容器1
bの直上の収納容器1aは、さらにその上に積み
重ねられた収納容器とともに上昇しながら後退
し、第1図に示すように揺動部材2bが直立状態
となつた時に駆動モータ6が停止する。駆動モー
タ6は一定時間回転するように制御されており、
その回転時間は収納容器1a等が後退位置に達す
るまでの時間と合致するように設定されている。
もちろん、適当な検知信号によつて駆動モータ6
を停止させるようにしてもよい。
上記動作が終了した時の用紙収納装置は、第3
図に示すように、収納容器1bより上方の各収納
容器が互いに積み重ねられたまま後方へずれた状
態となり、収納容器1bの前部上方が開放され
る。従つてこの開放部を通じて収納容器1b内の
用紙Pに用紙搬送手段を連関させ、該用紙を取り
出すことが可能になる。
図に示すように、収納容器1bより上方の各収納
容器が互いに積み重ねられたまま後方へずれた状
態となり、収納容器1bの前部上方が開放され
る。従つてこの開放部を通じて収納容器1b内の
用紙Pに用紙搬送手段を連関させ、該用紙を取り
出すことが可能になる。
第3図に示されている用紙搬送手段19は鉛直
に設けられた左右1対のガイド杆20を備え、こ
のガイド杆20に昇降部材21が摺動自在に取り
付けられている。昇降部材21はリニアモータに
より上下に昇降駆動されるようになつている。す
なわち、前記ガイド杆20に沿つてリニアモータ
のステータ22が設けられ、昇降部材21にリニ
アモータのヘツドが設けられている。昇降部材2
1の用紙収納容器側には、搬送ロール23と排紙
ロール24とが設けられており、排紙ロール24
によつて収納容器1bから排出された用紙Pは用
紙ガイド25により上下1対の搬送ロール23間
に案内される。
に設けられた左右1対のガイド杆20を備え、こ
のガイド杆20に昇降部材21が摺動自在に取り
付けられている。昇降部材21はリニアモータに
より上下に昇降駆動されるようになつている。す
なわち、前記ガイド杆20に沿つてリニアモータ
のステータ22が設けられ、昇降部材21にリニ
アモータのヘツドが設けられている。昇降部材2
1の用紙収納容器側には、搬送ロール23と排紙
ロール24とが設けられており、排紙ロール24
によつて収納容器1bから排出された用紙Pは用
紙ガイド25により上下1対の搬送ロール23間
に案内される。
昇降部材21と複写機の用紙受入部26とは、
3対の連結リンク27,28,29を相互に揺動
自在に枢着してなる連結手段30と、上下対をな
した可撓性ガイドシユート31とで連結され、前
記ガイドシユート31の内方へ突出して相互に接
触するように、前記連結手段30の関節部および
端部に上下対をなした4対の搬送ロール23,3
2,33,34が枢着されている。従つて昇降部
材21がガイド杆20に沿うどのような上下位置
に在つても、前述のようにして排紙ロール24と
用紙ガイド25によつて搬送ロール23に案内さ
れて来た用紙は、前記可撓性ガイドシユート31
に沿つて用紙受入部26へ搬送される。
3対の連結リンク27,28,29を相互に揺動
自在に枢着してなる連結手段30と、上下対をな
した可撓性ガイドシユート31とで連結され、前
記ガイドシユート31の内方へ突出して相互に接
触するように、前記連結手段30の関節部および
端部に上下対をなした4対の搬送ロール23,3
2,33,34が枢着されている。従つて昇降部
材21がガイド杆20に沿うどのような上下位置
に在つても、前述のようにして排紙ロール24と
用紙ガイド25によつて搬送ロール23に案内さ
れて来た用紙は、前記可撓性ガイドシユート31
に沿つて用紙受入部26へ搬送される。
昇降部材21は、選択された収納容器1bを開
放状態にするためにその上方の収納容器1a等を
上方かつ後方へ揺動させる時には、第3図に鎖線
で示すように、上方位置へ退避させておき、収納
容器1bの前方上部が開放状態になつた時に上方
から下降して来て、排紙ロール24が収納容器1
b内の用紙面に連関する。
放状態にするためにその上方の収納容器1a等を
上方かつ後方へ揺動させる時には、第3図に鎖線
で示すように、上方位置へ退避させておき、収納
容器1bの前方上部が開放状態になつた時に上方
から下降して来て、排紙ロール24が収納容器1
b内の用紙面に連関する。
収納容器1bからの排紙が終ると、昇降部材2
1は再び退避位置へ上昇し、駆動モータ6が一定
時間逆方向(第1図において時計方向)に回転し
て、収納容器1a等は前進下降し、収納容器1b
上に積み重ねられる。そしてクラツチ16が釈放
される。
1は再び退避位置へ上昇し、駆動モータ6が一定
時間逆方向(第1図において時計方向)に回転し
て、収納容器1a等は前進下降し、収納容器1b
上に積み重ねられる。そしてクラツチ16が釈放
される。
上記したような収納容器1の昇降動作は、装置
内蔵のコンピユータにより、複写動作の一環とし
て行われる。第4図はその収納容器選択ルーチン
を示すフローチヤートである。なお、モータ13
の回転は、昇降台4を上昇させる向きの回転を正
転、昇降台4を下降させる向きの回転を逆転と
し、駆動モータ6の回転は、揺動部材2を起立さ
せる向きの回転を正転、揺動部材2を倒伏させる
向きの回転を逆転とする。i,jは1からn(収
納容器の総数)までの整数で、各収納容器1に上
方から下方へ順次付された番号をあらわす。
内蔵のコンピユータにより、複写動作の一環とし
て行われる。第4図はその収納容器選択ルーチン
を示すフローチヤートである。なお、モータ13
の回転は、昇降台4を上昇させる向きの回転を正
転、昇降台4を下降させる向きの回転を逆転と
し、駆動モータ6の回転は、揺動部材2を起立さ
せる向きの回転を正転、揺動部材2を倒伏させる
向きの回転を逆転とする。i,jは1からn(収
納容器の総数)までの整数で、各収納容器1に上
方から下方へ順次付された番号をあらわす。
先ずステツプ1において、図示してない収納容
器選択スイツチにより、用紙を取り出そうとする
収納容器1j(上からj番目の収納容器)が選択
される。コンピユータ内にはその前に用紙を取り
出した収納容器すなわち現在昇降台4が位置して
いる収納容器の番号iが記憶されており、ステツ
プ2においてこのiと前記jが比較される。そし
てi=jの場合には、昇降台4を移動させる必要
はないので、後述のステツプ7に飛ぶ。
器選択スイツチにより、用紙を取り出そうとする
収納容器1j(上からj番目の収納容器)が選択
される。コンピユータ内にはその前に用紙を取り
出した収納容器すなわち現在昇降台4が位置して
いる収納容器の番号iが記憶されており、ステツ
プ2においてこのiと前記jが比較される。そし
てi=jの場合には、昇降台4を移動させる必要
はないので、後述のステツプ7に飛ぶ。
iとjが一致しない場合には昇降台4を移動さ
せなければならないが、i>jすなわち今回用紙
を取り出そうとする収納容器1jが前回取り出し
た収納容器1iより上方に在る場合にはモータ1
3を正転させて昇降台4を上昇させ、i<jの場
合にはモータ13を逆転させて昇降台4を下降さ
せる(ステツプ3、4、5)。そして昇降台4が
収納容器1jに達したところでこれを停止させ
(ステツプ6)、次いでクラツチ16を係合させて
駆動モータ6と駆動伝達手段5とを駆動連結させ
る(ステツプ7)。そしてモータ6を一定時間正
転させると(ステツプ8)、前述のように、収納
容器1(1)……1(j−1)が上方かつ後方へ揺動
し、収納容器1jの前部上方が開放されるので、
用紙搬送手段19の昇降部材21が収納容器1j
まで下降して来て該収納容器1jから用紙を排出
する(ステツプ9、10)。
せなければならないが、i>jすなわち今回用紙
を取り出そうとする収納容器1jが前回取り出し
た収納容器1iより上方に在る場合にはモータ1
3を正転させて昇降台4を上昇させ、i<jの場
合にはモータ13を逆転させて昇降台4を下降さ
せる(ステツプ3、4、5)。そして昇降台4が
収納容器1jに達したところでこれを停止させ
(ステツプ6)、次いでクラツチ16を係合させて
駆動モータ6と駆動伝達手段5とを駆動連結させ
る(ステツプ7)。そしてモータ6を一定時間正
転させると(ステツプ8)、前述のように、収納
容器1(1)……1(j−1)が上方かつ後方へ揺動
し、収納容器1jの前部上方が開放されるので、
用紙搬送手段19の昇降部材21が収納容器1j
まで下降して来て該収納容器1jから用紙を排出
する(ステツプ9、10)。
用紙搬送手段19による用紙の排出が終了する
と、昇降部材21は上方位置へ退避し(ステツプ
11)、モータ6が一定時間逆転して収納容器1(1)
……1(j−1)はもとの積み重ね位置へ復帰す
る(ステツプ12)。そしてクラツチ16が釈放さ
れ、昇降台4は駆動伝達手段5の空転により、各
収納容器の回転係合部材3に妨げられることなく
自由に上下できる状態となり(ステツプ13)、コ
ンピユータには今回用紙を取り出した収納容器の
番号jが新たにiとして記憶される(ステツプ
14)。
と、昇降部材21は上方位置へ退避し(ステツプ
11)、モータ6が一定時間逆転して収納容器1(1)
……1(j−1)はもとの積み重ね位置へ復帰す
る(ステツプ12)。そしてクラツチ16が釈放さ
れ、昇降台4は駆動伝達手段5の空転により、各
収納容器の回転係合部材3に妨げられることなく
自由に上下できる状態となり(ステツプ13)、コ
ンピユータには今回用紙を取り出した収納容器の
番号jが新たにiとして記憶される(ステツプ
14)。
発明の効果
以上の通り、本発明においては、上下に複数個
積み重ねた枚葉紙収納容器の隣接する各枚葉紙収
納容器どうしを順次、両端をそれぞれ前記隣接す
る枚葉紙収納容器に枢着した揺動部材により、該
枚葉紙収納容器どうしが相互に平行に鉛直面に沿
つて揺動できるように連結し、前記各揺動部材の
基端部にそれぞれ回転係合部材を一体に設け、か
つ、上下に移動する昇降台と、この昇降台に設け
られ前記回転係合部材のいずれかと選択的に係合
して回転駆動力を伝達する駆動伝達手段と、前記
昇降台に設けられ前記駆動伝達手段を回転駆動す
る駆動モータとを備えているので、比較的狭い空
間内に多数の枚葉紙収納容器を設置でき、しかも
簡単な機構でこれらの収納容器の一部を上下させ
て任意に選択した所望の収納容器の上方に接近可
能な空間をつくり、任意の収納容器から容易に枚
葉紙を搬出することができる。
積み重ねた枚葉紙収納容器の隣接する各枚葉紙収
納容器どうしを順次、両端をそれぞれ前記隣接す
る枚葉紙収納容器に枢着した揺動部材により、該
枚葉紙収納容器どうしが相互に平行に鉛直面に沿
つて揺動できるように連結し、前記各揺動部材の
基端部にそれぞれ回転係合部材を一体に設け、か
つ、上下に移動する昇降台と、この昇降台に設け
られ前記回転係合部材のいずれかと選択的に係合
して回転駆動力を伝達する駆動伝達手段と、前記
昇降台に設けられ前記駆動伝達手段を回転駆動す
る駆動モータとを備えているので、比較的狭い空
間内に多数の枚葉紙収納容器を設置でき、しかも
簡単な機構でこれらの収納容器の一部を上下させ
て任意に選択した所望の収納容器の上方に接近可
能な空間をつくり、任意の収納容器から容易に枚
葉紙を搬出することができる。
第1図は本発明を適用した枚葉紙収納装置の一
部を示す側面図、第2図は第1図の−線に沿
う断面図、第3図は枚葉紙収納容器と用紙搬送手
段の関係を示す側面図、第4図は枚葉紙収納装置
の制御系のフローチヤートである。 1……枚葉紙収納容器、2……揺動部材、3…
…回転係合部材(歯車)、4……昇降台、5……
駆動伝達手段、6……駆動モータ、7……第1ス
タツド、8……第2スタツド、9……棒ねじ、1
0……軸受、11……プーリ、12……ベルト、
13……モータ、14,15……歯車、16……
クラツチ、17……ブラケツト、18……突片、
19……用紙搬送手段、20……ガイド杆、21
……昇降部材、22……リニアモータステータ、
23……搬送ロール、24……排紙ロール、25
……用紙ガイド、26……用紙受入部、27,2
8,29……連結リンク、30……連結手段、3
1……可撓性ガイドシユート、32,33,34
……搬送ロール。
部を示す側面図、第2図は第1図の−線に沿
う断面図、第3図は枚葉紙収納容器と用紙搬送手
段の関係を示す側面図、第4図は枚葉紙収納装置
の制御系のフローチヤートである。 1……枚葉紙収納容器、2……揺動部材、3…
…回転係合部材(歯車)、4……昇降台、5……
駆動伝達手段、6……駆動モータ、7……第1ス
タツド、8……第2スタツド、9……棒ねじ、1
0……軸受、11……プーリ、12……ベルト、
13……モータ、14,15……歯車、16……
クラツチ、17……ブラケツト、18……突片、
19……用紙搬送手段、20……ガイド杆、21
……昇降部材、22……リニアモータステータ、
23……搬送ロール、24……排紙ロール、25
……用紙ガイド、26……用紙受入部、27,2
8,29……連結リンク、30……連結手段、3
1……可撓性ガイドシユート、32,33,34
……搬送ロール。
Claims (1)
- 1 上下に複数個積み重ねた枚葉紙収納容器の隣
接する各枚葉紙収納容器どうしを順次、両端をそ
れぞれ前記隣接する枚葉紙収納容器に枢着した揺
動部材により、該枚葉紙収納容器どうしが相互に
平行に鉛直面に沿つて揺動できるように連結し、
前記各揺動部材の基端部にそれぞれ回転係合部材
を一体に設け、かつ、上下に移動する昇降台と、
この昇降台に設けられ前記回転係合部材のいずれ
かと選択的に係合して回転駆動力を伝達する駆動
伝達手段と、前記昇降台に設けられ前記駆動伝達
手段を回転駆動する駆動モータとを備えた枚葉紙
収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18034084A JPS6160542A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 枚葉紙収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18034084A JPS6160542A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 枚葉紙収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6160542A JPS6160542A (ja) | 1986-03-28 |
JPH0534256B2 true JPH0534256B2 (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=16081509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18034084A Granted JPS6160542A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 枚葉紙収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6160542A (ja) |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP18034084A patent/JPS6160542A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6160542A (ja) | 1986-03-28 |
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