JPH05342482A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 返品商品が自店で買上げられた商品か否かを
識別し、自店で買上げられた商品のみ返品登録を許容す
るようにして、正確な商品管理を実現する。 【構成】 客に発行するレシートに店を特定するデータ
をバーコードで印字するようにし、返品業務時、返品キ
ーのキー入力とともにスキャナでレシート上のバーコー
ドが読み取られると（ＳＴ１５）、バーコードデータか
ら自店から発行されたレシートか否かを判断し（ＳＴ１
７）、自店から発行されたレシートに印字されたバーコ
ードが読取られたことを確認した場合のみ返品登録を受
け付ける（ＳＴ１９）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子式キャッシュレジ
スタまたはＰＯＳ（販売時点情報管理）ターミナル等の
商品販売データ処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えばスーパーマーケットにおい
て客が買上商品の返品を申し出た場合、キャッシャは客
から返品商品買上げ時のレシートを預かり、そのレシー
トの印字内容から返品商品が自店での買上商品か否かを
チェックする。そして自店での買上げ商品であることを
確認した場合には返品を受付けるのが一般的であった。

【０００３】そして、キャッシャは返品を受付けると、
先ず電子式キャッシュレジスタのキーボードに設けられ
ている返品キーをキー入力する等して電子式キャッシュ
レジスタの動作モードを返品登録モードとする。次に、
ハンドスキャナで返品商品に付されたバーコードを読取
り操作する等して返品商品のデータを登録する。そうす
ると、電子式キャッシュレジスタでは該当商品の返品デ
ータ（販売時の金額，返品個数）が記憶部に登録処理さ
れていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来は商
品の返品を許可するか否かの判断をキャッシャが行って
おり、従来の商品販売データ処理装置では識別できず、
たとえ他店で買上げられた商品でも返品登録されたなら
ばその返品データを記憶部に登録処理してしまったの
で、販売個数から返品個数を引いた値が実際に販売した
個数と一致せず商品管理を正確に行えなくなる不都合が
あった。

【０００５】そこで本発明は、返品商品が自店で買上げ
られた商品か否かを識別し、自店で買上げられた商品の
み返品登録を許容して、正確な商品管理を実現できる商
品販売データ処理装置を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の商品販売データ
処理装置は、少なくとも１取引の登録締めを宣言する締
めキー及び返品登録モードを宣言する返品キーを配設し
てなるキーボードと、商品のコードを入力するコード入
力手段と、このコード入力手段により販売商品のコード
が入力されると該当商品の販売データを登録処理する販
売登録処理手段と、締めキーのキー入力に応じて販売登
録処理手段により登録処理された商品販売データ及びそ
の合計データと予め設定された店特定データとを印字し
たレシートを発行するレシート発行手段と、この発行手
段により発行されたレシートに印字された店特定データ
を読取るデータ読取り手段と、返品キーのキー入力とと
もにデータ読取り手段により店特定データが読取られる
とその店特定データに基づいて返品登録の許可・不許可
を判定する返品登録判定手段と、この判定手段により返
品登録が許可された状態でコード入力手段により返品商
品のコードが入力されると該当商品の返品データを登録
処理する返品登録処理手段とを備えたものである。

【０００７】

【作用】このような構成の本発明であれば、コード入力
手段により販売商品のコードを入力し、続いて締めキー
により１取引の登録締めを宣言すると、その取引で販売
登録された商品の販売データ及びその合計データと予め
設定された店特定データとが印字されたレシートが発行
される。

【０００８】また、返品キーにより返品登録モードを宣
言した後、データ読取り手段によりレシートに印字され
た店特定データを読取り操作すると、その読取られた店
特定データが自店を特定するデータか否かが判断され
る。そして、自店を特定するデータの場合には返品登録
が許可され、自店を特定するデータでない場合には返品
登録が不許可となる。そして、返品登録が許可された場
合のみコード入力手段により返品商品のコードを入力す
ると、該当商品の返品データが登録処理される。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。なお、この実施例では通信回線を介して上
位のホストコンピュータに接続され、該コンピュータに
よって制御されるＰＯＳターミナルに本発明を適用した
場合について述べる。

【００１０】図１はＰＯＳターミナル１の外観を示す斜
視図である。このＰＯＳターミナル１は、置数キー２
ａ、ＰＬＵ（プライス・ルック・アップ）キー２ｂ、小
計キー２ｃの他、１取引の登録締めを宣言する締めキー
２ｄ、返品登録モードを宣言する返品キー２ｅ等の各種
ファンクションキーが配設されたキーボード２と、正面
にキャッシャ用画面３ａを備え、背面に客用画面３ｂを
備えてなる表示器３と、レシート印字等を行うサーマル
式のプリンタ４と、バーコードを光学的に読取るハンド
スキャナ５と、現金等を収容するためのドロワ６とを備
える。

【００１１】また、電源のオン、オフを制御するととも
に、「登録」「点検」「精算」「設定」等の各種業務モ
ードを切換えるためのモードスイッチ７を、前記キーボ
ード２上に設けている。このモードスイッチ７は鍵にて
切換え操作される。

【００１２】因みに、「登録」とは客が買上げる商品の
販売データを記憶部に累計処理するとともにレシートを
印字発行する業務である。「点検」とは「登録」によっ
て記憶部に累計された商品販売データをレポート出力す
る業務である。「精算」とは「登録」によって記憶部に
累計された商品販売データをレポート出力するとともに
上記記憶部の内容をクリアする業務である。「設定」と
は「登録」「点検」「精算」等の業務を実行する上で必
要なデータを前記記憶部に設定する業務である。

【００１３】前記プリンタ４は、レシート用紙及びジャ
ーナル用紙に商品販売データ等を印字するもので、印字
済みのジャーナル用紙は内部で巻き取られ、印字済みの
レシート用紙はレシート発行口８から排出されるように
なっている。また、レシート用紙及びジャーナル用紙の
有無を確認するための記録紙監視窓９が設けられてい
る。

【００１４】図２は前記ＰＯＳターミナル１の回路構成
を示すブロック図である。このＰＯＳターミナル１は、
制御部本体を構成するＣＰＵ（中央処理装置）１１、上
記ＣＰＵ１１が各部を制御するためのプログラムデータ
等が格納されたＲＯＭ（リード・オンリ・メモリ）１
２、上記ＣＰＵ１１が処理するデータを格納する各種メ
モリエリアが形成されるＲＡＭ（ランダム・アクセス・
メモリ）１３を有する。

【００１５】また、このＰＯＳターミナル１は、現在の
日付や時刻を計時する時計回路１４、前記モードスイッ
チ７からの信号が入力されるとともに前記ドロワ６を開
放動作させるドロワ開放装置６ａに駆動信号を出力する
Ｉ／Ｏポート１５、前記ホストコンピュータとの間で通
信回線を介して行われるデータの送受信を制御する通信
インタフェース１６、前記キーボード２からのキー信号
が入力されるキーボードコントローラ１７、前記表示器
３を駆動制御して表示データに対応する文字，数字等を
各画面３ａ，３ｂに表示させる表示コントローラ１８、
前記プリンタ４の駆動を制御するプリンタコントローラ
１９、前記ハンドスキャナ５で読み取られたバーコード
データが入力されるスキャナインタフェース２０等を備
えている。

【００１６】前記ＣＰＵ１１と、ＲＯＭ１２、ＲＡＭ１
３、時計回路１４、Ｉ／Ｏポート１５、通信インタフェ
ース１６、キーボードコントローラ１７、表示コントロ
ーラ１８、プリンタコントローラ１９及びスキャナイン
タフェース２０とはバスライン２１により相互に接続さ
れている。

【００１７】このＰＯＳターミナル１は、図３に示すよ
うに、前記ＲＡＭ１３に特に取引別メモリ３１、金額合
計器３２、店番号メモリ３３、登録中フラグのフラグメ
モリ３４、タイマカウンタ３５の各領域を形成してい
る。

【００１８】取引別メモリ３１は、販売登録された商品
の販売データや返品登録された商品の返品データ等を各
種取引分類別に累積記憶するものである。金額合計器３
２は１取引で登録された商品の金額データを合計するも
のである。店番号メモリ３３は、予め自店を特定する情
報として設定された店番号を記憶するものである。フラ
グメモリ３４は１顧客が買上げる商品の販売登録中にセ
ットされる登録中フラグを記憶するものである。タイマ
カウンタ３５は後述する返品キー処理においてバーコー
ドの入力待ち時間を計数するものである。

【００１９】このＰＯＳターミナル１は、各商品にそれ
ぞれ割当てられる単品コード（ＰＬＵコード）を入力す
る入力手段として前記ハンドスキャナ５及びキーボード
２を備えている。すなわち、バーコード化された単品コ
ードが印刷または貼付された商品はそのバーコードをハ
ンドスキャナ５で読取り操作することによって入力し、
それ以外の商品はキーボード２の置数キーで単品コード
を置数後ＰＬＵキーを押下することによって入力する。

【００２０】しかして、前記ＣＰＵ１１は、モードスイ
ッチ７により「登録」モードが選択されている状態で前
記コード入力手段により商品の単品コードが入力される
と、該当商品の販売データを前記取引別メモリ３１に商
品分類別に登録処理する販売登録処理手段を備えてい
る。このとき、該当商品の品名，販売金額等が表示器３
に表示されるとともにプリンタ４によりレシート等に印
字される。また、フラグメモリ３４に登録中フラグがセ
ットされるとともに、金額合計器３２に該当商品の販売
金額が加算される。なお、金額合計器３２は１客の最初
の商品登録に応じて“０”にクリアされるようになって
いる。

【００２１】また、前記ＣＰＵ１１は、モードスイッチ
７により「登録」モードが選択されている状態で前記キ
ーボード２の締めキー２ｄがキー入力されると、図５に
示す処理を実行するように構成されている。

【００２２】すなわち、ステップＳＴ１で「登録」モー
ドが選択されていること、及びＳＴ２でフラグメモリ３
４に登録中フラグがセットされていることをそれぞれ確
認すると、１客が買上げた商品の販売登録が行われ、そ
の登録の締めが宣言されたので、ＳＴ３で金額合計器３
２に格納されている合計金額データを取引別メモリ３１
に支払い方法別に登録処理する。また、ＳＴ４でプリン
タ４により上記合計金額データ等をレシート等に印字出
力する。

【００２３】次に、ＳＴ５で前記時計回路１４により計
時されている現在の日付（年月日）データと、店番号メ
モリ３３に格納されている店番号データと、金額合計器
３２に格納されている合計金額データとでレシート用バ
ーコードを作成し、そのレシート用バーコードをプリン
タ４によりレシートに印字する。

【００２４】次に、ＳＴ６でレシート発行口８からレシ
ートを発行する。しかる後、ＳＴ７でドロワ開放装置６
ａに駆動信号を出力してドロワ６を開放させたならば、
この処理を終了する。

【００２５】ここに、前記ＣＰＵ２１及びプリンタ４
は、締めキー２ｄのキー入力に応じて販売登録処理手段
により登録処理された商品販売データ及びその合計デー
タと、予め設定された店特定データとしての店番号デー
タとを印字したレシートを発行するレシート発行手段を
構成する。

【００２６】図４は本実施例におけるレシート４０の一
発行例を示している。このレシート４０は販売金額１０
０円の商品Ａと販売金額２００円の商品Ｂをそれぞれ１
点ずつ買上げた顧客に発行されたレシートであって、買
上年月日４１と店番号４２と買上合計金額４３とからな
るレシート用バーコード４４が印字されている。なお、
上記レシート４０において、符号４５は店名やロゴマー
ク等が印字される領域、４６は買上年月日及び時刻、４
７は商品販売データ、４８は合計データ（預かり金額，
釣銭を含む）、４９は責任者番号、５０はターミナル番
号である。

【００２７】また、前記ＣＰＵ１１は、モードスイッチ
７により「登録」モードが選択されている状態で前記キ
ーボード２の返品キー２ｅがキー入力されると、図６に
示す処理を実行するように構成されている。

【００２８】すなわち、ＳＴ１１で「登録」モードが選
択されていること、ＳＴ１２でフラグメモリ３４に登録
中フラグがリセットされていることをそれぞれ確認する
と、１客が買上げた商品の販売登録が行われていない状
態で返品登録モードが宣言されたので、ＳＴ１３で金額
合計器３２を“０”にクリアする。

【００２９】次に、ＳＴ１４で前記タイマカウンタ３５
によりカウント動作を開始する。また、ＳＴ１５でスキ
ャナインタフェース２０を介してハンドスキャナ５で読
み取られたバーコードデータが入力されるのを待機す
る。

【００３０】ここで、上記タイマカウンタ３５によるカ
ウント時間が予め設定された時間（例えば１５秒）を経
過する前にバーコードデータを入力したならば、ＳＴ１
６でそのバーコードデータが前記レシート４０に印字さ
れているレシート用バーコード４４のデータであるか否
かを判断する。

【００３１】そして、レシート用バーコード４４のデー
タの場合には、ＳＴ１７でそのレシート用バーコード４
４の買上年月日データ４１から時計回路１４にて計時さ
れている現在の日付までの経過日数を求め、その経過日
数が予め設定されている返品有効期限（例えば７日）内
か否かを判断する。

【００３２】そして、返品有効期限内の場合には、ＳＴ
１８でレシート用バーコード４４の店番号データ４２か
ら自店で発行したレシートか否かを判断する。そして、
自店で発行したレシートの場合には、ＳＴ１９で表示器
３に返品登録の許可を示すメッセージ表示を行う。

【００３３】その後、ＳＴ２０で前記コード入力手段に
より商品の単品コードが入力されるとともに置数キー２
ａで置数が行われると、該当商品の返品登録が指示され
たので、ＳＴ２１で置数金額を該当商品の返品金額デー
タとして前記取引別メモリ３１に返品商品分類別に登録
処理する。また、上記返品金額データを金額合計器３２
に加算する。

【００３４】これに対し、ＳＴ２２で締めキー２ｄがキ
ー入力されたならば返品登録の終了が指示されたので、
ＳＴ２３で金額合計器３２の内容（返金金額）を表示器
３に表示させる。また、ドロワ６を開放させて、この処
理を終了する。

【００３５】なお、ＳＴ１５でバーコードデータが入力
されるより前にタイマカウンタ３５による計時時間が設
定時間を経過してタイムアウトした場合には、返品キー
２ｅのキー入力エラーとする。また、ＳＴ１６で入力さ
れたバーコードデータがレシート用バーコード４４以外
のデータの場合には、バーコードの読取りエラーとす
る。

【００３６】また、ＳＴ１７でレシート用バーコード４
４の買上年月日データ４１からの経過日数が有効期限切
れの場合、及びＳＴ１８でレシート用バーコード４４の
店番号データ４２から自店で発行したレシートでないと
判断された場合には、ＳＴ２４で表示器３に返品登録不
可のメッセージ表示を行なって、この処理を終了する。

【００３７】ここに、前記ハンドスキャナ５は、前記レ
シート４０に印字された店特定データ、つまりは店番号
を読取るデータ読取り手段を構成する。また、前記ＣＰ
Ｕ１１は、前記返品キー処理のＳＴ１１乃至ＳＴ１８の
処理で前記返品キー２ｅのキー入力とともに前記データ
読取り手段により店特定データが読取られるとその店特
定データに基づいて返品登録の許可・不許可を判定する
返品登録判定手段を構成し、ＳＴ１９乃至ＳＴ２１の処
理で返品登録が許可された状態で前記コード入力手段に
より返品商品のコードが入力されると該当商品の返品デ
ータを登録処理する返品登録処理手段を構成する。

【００３８】このように構成された本実施例のＰＯＳタ
ーミナル１を使用するスーパーマーケット等では、予め
店番号メモリ３３に自店を特定する店番号データを設定
しておく。この状態で、キャッシャが客の買上げる商品
を販売登録し、締めキー２ｄをキー操作してその客の登
録締めを宣言すると、プリンタ４により該当する商品販
売データ及び合計データとレシート用バーコード４４と
が印字されたレシート４０が発行される。レシート用バ
ーコード４４は、買上年月日のデータ４１と前記店番号
のデータ４２と合計金額データ４３とで作成される。

【００３９】一方、客が以前に買上げた商品の返品を希
望する場合、キャッシャは客から返品商品とその返品商
品を買上げたときのレシート４０とを預かる。そして、
返品キー２ｅをキー入力して返品登録モードを宣言した
後、ハンドスキャナ５でレシート４０に印字されている
レシート用バーコード４４を読取り操作する。

【００４０】そうすると、先ずレシート用バーコード４
４の買上年月日データ４１から今日までの経過日数が自
動的に求められ、その経過日数が予め設定された返品有
効期限内か否かが判断される。そして、返品有効期限内
であればレシート用バーコード４４の店番号データ４２
からレシート４０が自店で発行したレシートか否かが判
断される。そして、自店で発行したレシートであれば表
示器３に返品登録の許可を示すメッセージが表示され
る。

【００４１】これに対し、経過日数が返品有効期限をす
でに経過している場合、あるいは店番号データが店番号
メモリ３３に設定されている店番号と一致せず、自店の
レシートでないと判断された場合には、表示器３に返品
登録の不許可を示すメッセージが表示される。

【００４２】そこで、キャッシャは表示器３に返品登録
の許可を示すメッセージが表示された場合に限り、返品
商品のバーコードをハンドスキャナ５で読取り操作し
て、従来と同様に返品登録を行なう。

【００４３】このように本実施例においては、客に発行
するレシート４０に店を特定するデータを印字するよう
にし、返品登録時には該当するレシート４０に印字され
た店特定データを読取ることにより、その店特定データ
から自店で発行されたレシートか否かを判断して返品の
許可・不許可を自動的に判定するようにしている。従っ
て、自店で買上げられた商品しか返品登録ができず、他
店で買上げられた商品の返品を受け付けてしまうことは
ないので、商品の販売個数から返品個数を引いた値が店
の実際の販売個数と一致し、商品管理が確実なものとな
る。

【００４４】なお、前記実施例では店を特定するデータ
として店番号を示しそれをバーコード化してレシート印
字する場合を示したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば文字列等のマークを店特定データと
し、これをＯＣＲ（光学式文字読取装置）で読み取るよ
うにしてもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。

【００４５】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、返
品商品が自店で買上げられた商品か否かを識別し、自店
で買上げられた商品のみ返品登録を許容するようにした
ので、正確な商品管理を実現できる商品販売データ処理
装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例の外観を示す斜視図。

【図２】 同実施例の回路構成を示すブロック図。

【図３】 同実施例におけるＲＡＭの主要メモリエリア
を示す図。

【図４】 同実施例におけるレシートの一発行例を示す
平面図。

【図５】 同実施例におけるＣＰＵの締めキー処理を示
す流れ図。

【図６】 同実施例におけるＣＰＵの返品キー処理を示
す流れ図。

【符号の説明】

１…ＰＯＳターミナル、２…キーボード、２ｄ…締めキ
ー、２ｅ…返品キー、３…表示器、４…プリンタ、５…
ハンドスキャナ、１１…ＣＰＵ、１４…時計回路、３１
…取引別メモリ、３２…金額合計器、３３…店番号メモ
リ、４０…レシート、４４…レシート用バーコード。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも１取引の登録締めを宣言する
   締めキー及び返品登録モードを宣言する返品キーを配設
   してなるキーボードと、商品のコードを入力するコード
   入力手段と、このコード入力手段により販売商品のコー
   ドが入力されると該当商品の販売データを登録処理する
   販売登録処理手段と、前記締めキーのキー入力に応じて
   前記販売登録処理手段により登録処理された商品販売デ
   ータ及びその合計データと予め設定された店特定データ
   とを印字したレシートを発行するレシート発行手段と、
   この発行手段により発行されたレシートに印字された店
   特定データを読取るデータ読取り手段と、前記返品キー
   のキー入力とともに前記データ読取り手段により店特定
   データが読取られるとその店特定データに基づいて返品
   登録の許可・不許可を判定する返品登録判定手段と、こ
   の判定手段により返品登録が許可された状態で前記コー
   ド入力手段により返品商品のコードが入力されると該当
   商品の返品データを登録処理する返品登録処理手段とを
   具備したことを特徴とする商品販売データ処理装置。