JPH05342475A - 商品取引処理装置 - Google Patents

商品取引処理装置

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JPH05342475A
JPH05342475A JP4147456A JP14745692A JPH05342475A JP H05342475 A JPH05342475 A JP H05342475A JP 4147456 A JP4147456 A JP 4147456A JP 14745692 A JP14745692 A JP 14745692A JP H05342475 A JPH05342475 A JP H05342475A
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JP
Japan
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amount
cash
payment
processing
storage
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Application number
JP4147456A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Miichi
訓宏 見市
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH05342475A publication Critical patent/JPH05342475A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】商品の取引処理時において店員による登録処理
と顧客による現金投入処理を並行して行うことにより、
取引処理時間を短縮する。 【構成】購入商品の登録処理を実行する商品登録手段1
と、顧客による現金の投入を受け付ける現金投入手段2
と、現金投入手段2が受け付けた金額を記憶する投入金
額記憶手段3と、投入金額記憶手段3の記憶内容に基づ
いて、商品登録手段1において登録処理された商品に対
する支払処理を実行する支払処理手段4と、を設け、商
品登録手段1における登録処理と平行して顧客が現金の
投入処理を実行できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、店舗における商品取
引処理時の購入金額の支払処理を円滑化できる商品取引
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】店舗における商品取引処理時には、一般
にECRなどの端末装置において顧客の購入商品を登録
し、購入商品の金額の合計を端末装置において算出す
る。端末装置は購入金額の合計を表示し、顧客はこの表
示にしたがって現金を支払う。また、顧客における現金
の取り扱いを不要にするため、カードなどの記憶媒体を
介して購入金額が支払われる。この記憶媒体を介した支
払処理では、記憶媒体に記憶されている顧客の銀行口座
から自動的に購入金額が引き落とされる。また、利用可
能金額が記憶されている記憶媒体が適用される場合に
は、この金額を減算して更新的に記録する。いずれにし
ても、従来の商品取引処理にあっては、購入商品の登録
処理が終了した後に購入金額の精算処理が行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように商品取引処理において商品の登録処理後に精算処
理を行うこととすると、一人の顧客に対する商品取引処
理に長時間を要する問題がある。特に、スーパーマーケ
ット等の大型店舗では、一人の顧客が大量の商品を購入
する場合があり、これら大量の商品の全てについて登録
処理が完了した後でなければ顧客による支払処理が行わ
れず、一人の顧客に対する商品取引処理時間がさらに長
時間化し、顧客における待ち時間が長時間化して顧客サ
ービスの低下を招く問題がある。
【0004】このような問題を解決するために一人の顧
客に対して二人の店員により商品取引処理を実行し、一
方が商品の登録を行うとともに、他方の店員が精算処理
を行うようにすることも考えられるが、この場合には人
件費の高騰を招く問題がある。
【0005】さらに、消費税の投入により1円単位で精
算処理がなされる場合が多く、顧客において小銭の取扱
いが煩雑になるとともに、この取扱いによって支払作業
が遅くなり、さらに商品取引処理時間が長時間化する問
題があった。
【0006】この発明の目的は、店員による商品の登録
作業中または登録作業前に顧客が予め支払うべき現金を
投入できるようにすることにより商品の登録作業と支払
作業とを並行して行うことができるようにし、商品取引
処理時間を短時間化することができる商品取引処理装置
を提供することにある。
【0007】また、顧客が投入した現金から購入金額を
差し引いた残金を予め顧客が指定した返却方法により自
動返却できるようにすることにより、顧客による小銭の
取扱いを簡略化して顧客サービスの向上を図るととも
に、支払作業の遅延を解消することができる商品取引処
理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1において請求項1に
記載した商品取引処理装置は、入力された購入商品の登
録処理を実行する商品登録手段1と、商品登録手段にお
ける登録処理中の取引に係る現金の投入を受け付ける現
金投入手段2と、現金投入手段2が受け付けた金額を記
憶する投入金額記憶手段3と、投入金額記憶手段3の記
憶内容に基づいて商品登録手段1において登録処理され
た商品に対する支払処理を実行する支払処理手段4と、
を設けたことを特徴とする。
【0009】同図において請求項2に記載した商品取引
処理装置は、前記支払処理手段4が、前記商品登録手段
1において登録処理された購入商品の金額を前記投入金
額記憶手段3の記憶内容から逐次差し引く演算手段5
と、演算手段5の演算結果を表示する差引金額表示手段
6と、を備えたものである。
【0010】同図において請求項3に記載した商品取引
処理装置は、前記支払処理手段4が、前記演算手段5に
おける演算結果の最終値が0であることを検出する差引
金額検出手段7と、前記現金投入手段2に対する現金投
入の終了を検出する投入終了検出手段8と、差引金額検
出手段7または投入終了検出手段8のいずれかの検出出
力により前記現金投入手段2における現金投入の受け付
けを終了する投入終了手段9と、を備えたものである。
【0011】同図において請求項4に記載した商品取引
処理装置は、前記差引金額表示手段6が、前記演算手段
5の演算結果に基づいて投入金額の過不足を表示する過
不足表示手段10を含むものである。
【0012】同図において請求項5に記載した商品取引
処理装置は、媒体データを記憶した記憶媒体に対してデ
ータのリード/ライトを行う記憶媒体処理手段11を備
え、前記支払処理手段4が、記憶媒体処理手段11が読
み取った媒体データおよび前記投入金額記憶手段3の記
憶内容の合計に基づいて商品登録手段1において登録処
理された商品に対する支払処理を実行する媒体支払処理
手段12を有するものである。
【0013】同図において請求項6に記載した商品取引
処理装置は、現金返却処理時の返却単位の指定を受け付
ける返却単位入力手段13と、返却単位入力手段13に
より入力された最小の返却単位以下の返却金額を前記媒
体支払処理手段12により記憶媒体において精算する第
1の媒体精算手段14と、を設けたものである。
【0014】同図において請求項7に記載した商品取引
処理装置は、前記現金返却処理時において返却現金の物
理量が最小となる返却金額を決定する返却金額決定手段
15と、返却金額決定手段15により決定された返却金
額に対する前記投入金額記憶手段3の記憶内容の過不足
を前記媒体支払処理手段11により記憶媒体において精
算する第2の媒体精算手段16と、を設けたものであ
る。
【0015】同図において請求項8に記載した商品取引
処理装置は、1番目からi番目までの複数の前記現金投
入手段2および前記投入金額記憶手段3を備え、前記支
払処理手段4が1番目の投入金額記憶手段3に記憶され
た投入金額に基づいて支払処理を実行するとともに、前
記支払処理手段4による支払処理が終了する毎にi番目
の投入金額記憶手段3の記憶内容を(i−1)番目の投
入金額記憶手段3に順次格納する記憶内容更新手段17
と、を設けたものである。
【0016】
【作用】請求項1に記載した発明においては、商品登録
手段1による購入商品の登録処理中に、現金投入手段2
において顧客から購入商品の代金となる現金が投入さ
れ、その投入金額は投入金額記憶手段3において記憶さ
れる。この投入金額記憶手段3に記憶されている投入金
額と商品登録手段1において登録処理された商品の金額
に基づき支払処理手段4において支払処理が行われる。
したがって、購入商品の登録処理と現金投入処理とが並
行して処理され、商品の登録処理後に顧客から現金が支
払われる従来の取引処理に比較して処理時間が短縮す
る。
【0017】請求項2に記載した発明においては、支払
処理手段4に備えられた演算手段5が、登録処理された
商品の金額を投入金額記憶手段3の記憶内容から逐次差
し引く。また、演算手段5による演算結果が差引金額表
示手段6により表示される。
【0018】したがって、複数の購入商品がある場合
に、各商品が登録処理される毎に支払処理が行われ、登
録処理と支払処理とが同時に行われる。また、差引金額
表示手段6の表示内容により顧客は投入した金額の過不
足を認識する。
【0019】請求項3に記載した発明においては、演算
手段5における演算結果の最終値が0になると差引金額
検出手段7がこれを検出する。また、現金投入手段2に
対する現金の投入を顧客が終了した場合には投入終了検
出手段8がこれを検出する。
【0020】これら差引金額検出手段7および投入終了
検出手段8のいずれかの検出出力により現金投入手段2
における現金投入の受付が投入終了手段9により終了さ
れる。
【0021】したがって、差引金額検出手段7が演算結
果の最終値が0であることを検出した場合には、必要以
上の金額が顧客によって投入されることがない。また、
投入終了検出手段8が顧客による現金投入の終了を検出
した場合には、他の処理に直ちに移行することができ
る。
【0022】請求項4に記載した発明においては、差引
金額表示手段6に含まれる過不足表示手段10により、
投入金額の過不足が表示され、顧客はこの表示にしたが
って現金の投入の継続、中断または終了を容易に選択で
きる。
【0023】請求項5に記載した発明においては、記憶
媒体処理手段11が記憶媒体に対して媒体データのリー
ド/ライトを行うとともに、支払処理手段4が有する媒
体支払処理手段12は、投入金額の過不足を記憶媒体に
おいて精算する。したがって、記憶媒体のみによる支払
処理および現金と記憶媒体との両方による支払処理が可
能になる。
【0024】請求項6に記載した発明においては、返却
単位入力手段13により指定された返却単位により余剰
の現金が返却され、返却単位以下の返却金額は第1の媒
体精算手段14により媒体支払処理手段12において記
憶媒体に対し精算処理がなされる。したがって、顧客が
所望する単位以下の現金が返却されることがない。
【0025】請求項7に記載した発明においては、返却
金額決定手段15により返却金額の物理量が最小となる
返却金額が決定され、この内容に基づいて余剰の現金が
返却される。したがって、顧客が取扱う現金量が少なく
なる。
【0026】請求項8に記載した発明においては、1番
目〜i番目の複数の現金投入手段2がそれぞれ別の顧客
の投入金額を受け付け、それぞれの投入金額は1番目〜
i番目の投入金額記憶手段3に記憶される。この複数の
投入金額記憶手段3の記憶内容は、支払処理手段4にお
ける支払処理が終了する毎に後段の投入金額記憶手段の
内容に更新される。したがって、商品取引処理の待ち時
間中において待機中の顧客が、先の顧客の取引処理の実
行中において自己の購入商品に係る現金を予め投入して
おくと、その投入金額に基づいて自己の購入商品に係る
支払処理が行われる。
【0027】
【実施例】図2は、請求項1〜7に記載した発明に係る
商品取引処理装置の外観図である。商品取引処理装置2
1は、店舗においてレジカウンタ22内に構成される。
商品取引処理装置21には、バーコードリーダ23、現
金処理機24、ディスプレイ25、このディスプレイ2
5の画面上に設置されたタッチパネル26、カードリー
ダ/ライタ27、プリンタ28および制御装置29を備
えている。バーコードリーダ23は読取面23aをレジ
カウンタ22の上面に露出しており、店員31が商品3
2に表記されたバーコードを読取面23aに対向させる
と、このバーコードを読み取って商品コードにデコード
する。
【0028】金銭処理機24は現金投入口24aおよび
現金放出口24bを備え、現金投入口24aにおいて現
金の投入を受け付け、余剰の現金を放出口24bから放
出する。現金処理機24は投入口24aに投入された現
金の真贋判定および金種判定を行い、図外の金種毎に設
けられた金庫内に収納する。また、放出信号に基づいて
金庫から所定量の現金を金種毎に取り出し、釣銭として
放出口24bに放出する。
【0029】ディスプレイ25は顧客に対するメッセー
ジ等を表示し、タッチパネル26は顧客による選択入力
を受け付ける。カードリーダ/ライタ27は顧客が提示
したカードに記憶されているカードデータを読み取り、
これを更新したカードデータを書き込む。プリンタ28
は取引処理内容をレシートに印字する。これらバーコー
ドリーダ23、現金処理機24、ディスプレイ25、こ
のディスプレイ25の画面上に設置されたタッチパネル
26、カードリーダ/ライタ27およびプリンタ28は
制御装置29により制御される。
【0030】図3は、請求項8に記載した発明の実施例
に係る商品取引処理装置の外観図である。商品取引処理
装置51には、前述の現金処理機24に加えて現金処理
機54が備えられている。この現金処理機54は、現金
投入口54aおよびディスプレイ54bを備えている。
現金投入口54aは商品の取引処理を実行している顧客
の次の顧客による現金の投入を受け付ける。現金処理機
54は投入された現金の真贋判定および金種判定を実行
し、投入金額を積算してディスプレイ54bに表示す
る。
【0031】図4は、上記商品取引処理装置の制御部の
ブロック図である。商品取引処理装置21の制御装置2
9は、ROM42およびRAM43を備えたCPU41
により構成されている。このCPU41にはインタフェ
ースを介して前述のバーコードリーダ23、金銭処理機
24、ディスプレイ25、タッチパネル26、カードリ
ーダ/ライタ27およびプリンタ28が接続されてい
る。さらに、CPU41にはインタフェースを介してP
OSのPLUファイル30が接続されている。
【0032】PLUファイル30は商品コードに対応す
る商品名および価格を記憶している。バーコードリーダ
23は読み取った商品コードをCPU41に出力する。
CPU41はこの商品コードに対応する価格等のデータ
をPLUファイル30において検索し、この価格データ
に基づいて取引処理を実行する。金銭処理機24は、投
入口24aに顧客が投入した現金の金額を計数し、投入
金額データとしてCPU41に入力する。CPU41は
この投入金額データをRAM43のメモリエリアMA1
に格納する。また、金銭処理機54から入力された投入
金額データはRAM43のメモリエリアMA2に格納す
る。
【0033】CPU41は取引処理の進捗状態に応じて
ディスプレイ25に対して所定の表示データを出力し、
顧客に対するガイダンスを行う。顧客は、このディスプ
レイ25の表示にしたがって取引処理において顧客が設
定可能なデータを入力する。
【0034】この操作データはタッチパネル26からC
PU41に入力される。カードリーダ/ライタ27は顧
客が提示したカードから読み取ったカードデータをCP
U41に出力し、CPU41から入力された書込データ
をカードに書き込む。CPU41は取引処理の内容を示
す印字データをプリンタ28に出力し、顧客に対するレ
シートを発行する。
【0035】図5および図6は、上記商品取引処理装置
の制御部の処理手順の要部を示すフローチャートであ
る。商品の取引処理時においてCPU41はバーコード
リーダ23からの商品コードの入力および金銭処理機2
4,54からの投入金額データの入力を待機している
(n1〜n3)。金銭処理機24または金銭処理機54
から投入金額データが入力されると、その内容をRAM
43のメモリエリアMA1またはMA2に格納する(n
12,n13)。
【0036】バーコードリーダ23から商品コードが入
力された場合には、PLUファイル30においてその商
品コードに該当する価格データを読み出し(n4)、こ
の価格データをRAM43のメモリエリアMA3におい
て積算するとともに、メモリエリアMA1の内容をこの
価格データの値で減算する(n5)。さらに、このメモ
リエリアMA1およびMA3の内容を含む表示内容をデ
ィスプレイ25に表示する。この表示内容は例えば図7
(A)に示すように、登録された購入商品価格の累計で
ある登録額小計61、預かり額62、差額63、登録処
理を行った商品名および単価64、現金の過不足65,
66、カードの使用有無67および投入終了確認68か
らなる。
【0037】CPU41はメモリエリアMA3の内容を
登録額小計61として表示し、メモリエリアMA1の初
期値を預かり額62として表示する。また、登録処理さ
れた商品の価格データを差し引いた現在のメモリエリア
MA1の内容を差額63として表示する。さらに、PL
Uファイル30から読み取った商品名データおよび価格
データを表示部64において表示することにより、顧客
による購入商品の確認を容易にする。また、登録額が投
入金額を上回り、メモリエリアMA1の内容が負の値に
なった場合には現金不足部66にこれを表示する。
【0038】上記n1〜n6,n12,n13の処理は
店員が図外のキー操作により商品の終了を入力するまで
継続的に行われる(n7)。商品が終了するとメモリエ
リアMA1の内容が0であるか否かの判別を行い(n
8)、メモリエリアMA1の内容が0である場合には投
入口24aに対する現金の投入を禁止し(n9)、メモ
リエリアMA2の内容をメモリエリアMA1に書き込
み、メモリエリアMA2をクリアする(n10,n1
1)。以上の処理において、n4,n5がこの発明の演
算手段に相当し、n6が同じく差引金額表示手段に相当
し、n8が同じく差引金額検出手段に相当し、n9が同
じく投入終了手段に相当し、n10,n11が同じく記
憶内容更新手段に相当する。
【0039】以上のn1〜n13の処理により、店員の
登録処理作業中において顧客による現金の投入を受け付
け、登録処理に並行して支払処理を実行することができ
る。
【0040】また、現在登録処理が実行されている商品
を購入した顧客の次の顧客による現金の投入を予め受け
付けておくことができる。これらによって、商品の取引
処理作業を構成する登録処理、支払処理および次の顧客
の支払処理を同時に行うことができ、取引処理時間を極
めて短縮することができる。
【0041】上記n8においてメモリエリアMA1の内
容が0でない場合には、現金の過不足を判別する(n1
4)。顧客が投入した金額が購入商品の代金より多く、
現金が過剰である場合にはカードリーダ/ライタに対す
るカードの挿入の有無を判別し(n16)、カードが挿
入されていない場合には余剰金額を構成する最小量の金
種の組合せを算出し、これに該当する金種の紙幣または
硬貨を残金として放出口24bに放出する(n17,n
18)。この最小量の金種の組合せの算出にあたって
は、メモリエリアMA1が記憶している金額に含まれる
最小の金種を一枚ずつ放出するとともに、この金額をメ
モリエリアMA1の内容から減算していくことによって
同様の結果を得ることができる。
【0042】n16においてカードリーダ/ライタ27
にカードが挿入されている場合には、図7(B)に示す
表示内容において釣銭を構成すべき金種の最小単位が入
力されているか否かの判別を行う(n19)。すなわ
ち、投入した金額が購入商品の代金よりも多い場合に
は、顧客は返却される釣銭の最小の単位を指定すること
ができる。例えば、商品の購入代金1652円に対して
顧客が1896円を投入した場合、その差額244円に
ついて10円または100円を最小単位として指定する
ことができる。
【0043】CPU41は、この指定内容にしたがって
釣銭金種を構成し、この釣銭データを金銭処理機24に
出力する。金銭処理機24はこの釣銭データにしたがっ
て現金を放出する(n20)。さらに、残金の有無を判
別し(n21)、残金がある場合にはその残金をカード
リーダ/ライタ27によって挿入されているカードに加
算する(n22)。すなわち、上述の例では、差額24
4円について100円が最小単位として指定された場合
には、100円硬貨2枚を放出し、差額44円がカード
に加算処理される。
【0044】投入金額が購入商品の代金を下回り、現金
が不足する場合には、カードが挿入されているか否かの
判別を行い(n14→n15)、投入されているカード
の利用可能金額を読み出す(n23)。読み出したカー
ドデータに基づいて引き出し可能性を判断し(n2
4)、不足金額の引き出しが可能である場合にはカード
の利用可能金額を減額処理する(n25)。この場合に
おいて、ディスプレイ25には図7(B)に示すメッセ
ージ70(1)が表示される。
【0045】カードが挿入されていない場合または顧客
がカードの使用を希望しない場合にはメッセージ70
(2)を表示する。このメッセージ70(2)が表示さ
れた場合には、顧客は現金余剰部65が現金の余剰を表
示するまで投入口24aに現金を投入する。
【0046】以上の処理においてn17がこの発明の返
却金額決定手段に相当し、n20〜n22が同じく第1
の媒体精算手段に相当し、n25が同じく第2の媒体精
算手段に相当する。以上の処理によって、顧客は支払処
理を現金のみならずカードを用いて行うことができ、釣
銭が発生した場合にも顧客が希望する金種のみを放出す
ることにより、顧客における小銭の取扱いを簡略化する
ことができる。
【0047】なお、釣銭放出時に顧客が指定した最小単
位の金種によって構成した金額の不足分を顧客が提示し
たカードから引き出すようにしてもよい。例えば、前述
の差額244円の釣銭処理を行う場合、2枚の100円
硬貨と1枚の50円硬貨を放出し、不足分の金額6円に
ついてカードから引き落とし処理を行うようにしてもよ
い。
【0048】また、本実施例では記憶媒体として利用可
能金額データを記憶したカードを支払処理時に使用する
こととしたが、顧客の取引銀行の口座データを記憶した
カードを使用し、この口座に対して入出金処理を行うよ
うにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、店員
による購入商品の登録処理と顧客による現金の投入処理
とを同時に行うことができるため、商品の取引処理を短
時間化して顧客サービスの向上を図ることができる利点
がある。
【0050】請求項2に記載した発明によれば、登録処
理に係る商品の代金を投入金額から逐次差し引くことが
できるため、一人の顧客が複数の商品を購入する際に
は、登録処理、現金投入処理および支払処理を同時に行
うことができ、取引処理時間をさらに短縮できる利点が
ある。
【0051】請求項3に記載した発明によれば、購入商
品の金額と顧客の投入金額とが一致した場合、または顧
客による現金投入の終了を検出した際に現金投入の受け
付けを終了することができ、過剰な現金の投入を防止す
るとともに、カード処理等の別の処理の実行タイミング
を容易に把握することができる。
【0052】請求項4に記載した発明によれば、登録処
理された商品毎に投入金額から差引処理を行った結果に
基づいて投入金額の過不足が表示されるため、顧客はこ
の表示内容にしたがって現金投入の継続、中断および終
了の必要性を容易に把握できる利点がある。
【0053】請求項5に記載した発明によれば、顧客が
投入した現金の金額による支払処理時の過不足を記憶媒
体において精算することができ、顧客における小銭の取
扱いを不要にすることにより顧客サービスの向上を図る
ことができる利点がある。
【0054】請求項6に記載した発明によれば、顧客が
指定した返却単位を最小の金種として釣銭を返却するこ
とができるため、顧客における小銭の取扱いを簡略化し
て顧客サービスの向上を図ることができる利点がある。
【0055】請求項7に記載した発明によれば、釣銭と
して返却される現金の物理量が最小にされるため、これ
によっての顧客の取り扱う小銭の量を減らすことがで
き、顧客サービスの向上を図ることができる。
【0056】請求項8に記載した発明によれば、先頭の
顧客に対する購入商品の登録作業時に、この先頭の顧客
を含む複数の顧客による現金の投入を受け付けることが
でき、2番目以降の顧客について商品の登録処理前に予
め現金の投入処理を終了させておくことができるため、
後方の顧客の取引処理作業待ち時間を短縮することによ
り、顧客サービスの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示す図である。
【図2】請求項1〜7に記載した発明の実施例に係る商
品取引処理装置を示す図である。
【図3】請求項8に記載した発明の実施例に係る商品取
引処理装置を示す図である。
【図4】同商品取引処理装置の制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】同制御部の処理手順の要部を示すフローチャー
トである。
【図6】同フローチャートである。
【図7】同商品取引処理装置のディスプレイの表示内容
を示す図である。
【符号の説明】
21,51−商品取引処理装置 23−バーコードリーダ 24,54−金銭処理機 24a,54a−現金投入口 25−ディスプレイ 27−カードリーダ/ライタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された購入商品の登録処理を実行する
    商品登録手段と、商品登録手段における登録処理中の取
    引に係る現金の投入を受け付ける現金投入手段と、現金
    投入手段が受け付けた金額を記憶する投入金額記憶手段
    と、投入金額記憶手段の記憶内容に基づいて商品登録手
    段において登録処理された商品に対する支払処理を実行
    する支払処理手段と、を設けたことを特徴とする商品取
    引処理装置。
  2. 【請求項2】前記支払処理手段が、前記商品登録手段に
    おいて登録処理された購入商品の金額を前記投入金額記
    憶手段の記憶内容から逐次差し引く演算手段と、演算手
    段の演算結果を表示する差引金額表示手段と、を備えた
    請求項1に記載の商品取引処理装置。
  3. 【請求項3】前記支払処理手段が、前記演算手段におけ
    る演算結果の最終値が0であることを検出する差引金額
    検出手段と、前記現金投入手段に対する現金投入の終了
    を検出する投入終了検出手段と、差引金額検出手段また
    は投入終了検出手段のいずれかの検出出力により前記現
    金投入手段における現金投入の受け付けを終了する投入
    終了手段と、を備えた請求項2に記載の商品取引処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記差引金額表示手段が、前記演算手段の
    演算結果に基づいて投入金額の過不足を表示する過不足
    表示手段を含む請求項3に記載の商品取引処理装置。
  5. 【請求項5】媒体データを記憶した記憶媒体に対してデ
    ータのリード/ライトを行う記憶媒体処理手段を備え、
    前記支払処理手段が、記憶媒体処理手段が読み取った媒
    体データおよび前記投入金額記憶手段の記憶内容の合計
    に基づいて商品登録手段において登録処理された商品に
    対する支払処理を実行する媒体支払処理手段を有する請
    求項1〜4のいずれかに記載の商品取引処理装置。
  6. 【請求項6】現金返却処理時の返却単位の指定を受け付
    ける返却単位入力手段と、返却単位入力手段により入力
    された最小の返却単位以下の返却金額を前記媒体支払処
    理手段により記憶媒体において精算する第1の媒体精算
    手段と、を設けた請求項5に記載の商品取引処理装置。
  7. 【請求項7】前記現金返却処理時において返却現金の物
    理量が最小となる返却金額を決定する返却金額決定手段
    と、返却金額決定手段により決定された返却金額に対す
    る前記投入金額記憶手段の記憶内容の過不足を前記媒体
    支払処理手段により記憶媒体において精算する第2の媒
    体精算手段と、を設けた請求項5または6に記載の商品
    取引処理装置。
  8. 【請求項8】1番目からi番目までの複数の前記現金投
    入手段および前記投入金額記憶手段を備え、前記支払処
    理手段が1番目の投入金額記憶手段に記憶された投入金
    額に基づいて支払処理を実行するとともに、前記支払処
    理手段による支払処理が終了する毎にi番目の投入金額
    記憶手段の記憶内容を(i−1)番目の投入金額記憶手
    段に順次格納する記憶内容更新手段と、を設けた請求項
    1〜7のいずれかに記載の商品取引処理装置。
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