JPH0534229U - 建造物の屋根葺き用運搬器具 - Google Patents

建造物の屋根葺き用運搬器具

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JPH0534229U
JPH0534229U JP9102491U JP9102491U JPH0534229U JP H0534229 U JPH0534229 U JP H0534229U JP 9102491 U JP9102491 U JP 9102491U JP 9102491 U JP9102491 U JP 9102491U JP H0534229 U JPH0534229 U JP H0534229U
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JP
Japan
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roofing
roof plate
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roof
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Application number
JP9102491U
Other languages
English (en)
Inventor
良雄 柳原
Original Assignee
株式会社サヌキ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きく且つ重い屋根板を小人数の作業者で簡
単且つ安全に運搬セットし得る建造物の屋根葺き用運搬
器具を提供することを目的とする。 【構成】 上部に屋根板を載置する載置面部11を備
え、下部に回転可能な回転体17を臨出状に配備した下
開口の器具本体1と、この器具本体1の一端部側に基端
が回動可能に取付けられ、先端に把持部21を備えたア
ーム2とから成ることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建造物、例えば工場等の建築物の屋根葺き作業に使用される建造 物の屋根葺き用運搬器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、工場等の大きな建築物の屋根部分は、図示はしないが、土台から立設さ れた柱の上部を桁(軒桁)で枠組みし、この桁間に複数の水平状の梁(屋根用支 持材)を縦横方向へ架け渡して、屋根板を載せ置くための空間部を形成する。そ して、屋根板は隣会う梁間の距離に対応した幅長さ、つまり空間部に対応した大 きさを有する大径の波板鋼板が用いられる。屋根葺き作業に際しては、クレーン 等で複数の屋根板(波板鋼板)を、屋根枠組み(柱上端部の桁及び梁で構成する 枠組み)適所に持ち上げて積み重ねる。複数の作業者は、積み上げられた屋根板 の一枚を持ち上げ、この状態でそれぞれ梁上を移動して所定位置(梁と梁との空 間部位置)へ運び、屋根板を梁と梁とに架けわたすように載置し空間部を蓋する 。つまり、屋根を葺く。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の屋根葺き作業は、屋根板(波板鋼板)が大きく、且つ重量があるため、 多数の作業者を必要とした。また、多数の作業者は、屋根板の適所、例えばコー ナー部及び中間部を、それぞれが持ち上げ、この持ち上げた状態で、各作業者は それぞれ幅の細い梁上を移動する。このため、屋根板を持ち上げる作業者全員が 気持ちを集中させる等、充分な注意が必要となる等、作業が困難な許かりでなく 危険である。また、作業者は不安定な梁上で重い屋根板を運び、且つ上げ下ろし する際に腰を傷める等の不利があった。
【0004】 この考案は、以上のような課題を解消させ、大きく且つ重い屋根板を小人数の 作業者で簡単且つ安全にセットし得る建造物の屋根葺き用運搬器具を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
この目的を達成させるために、この考案の建造物の屋根葺き用運搬器具は、次 のような構成としている。 建造物の屋根葺き用運搬器具は、上部に屋根板を載置する載置面部を備え、下 部に回転可能な回転体を臨出状に配備した下開口の器具本体と、この器具本体の 一端部側に基端が回動可能に取付けられ、先端に把持部を備えたアームとから成 ることを特徴としている。
【0006】 このような構成を有する建造物の屋根葺き用運搬器具では、底面を開口した角 筒状の器具本体の一端面に、斜め上方へ立ち上がるアームを取付けている。そし て、器具本体の底面には回転体(例えば、多数の回転珠からなる回転体)が臨出 させてある。屋根葺き作業に際しては、例えば2つの運搬器具(器具本体)を一 定間隔を開いて配置する。つまり、起点となる既にセットされた一枚の屋根板の 上面両端部に2つの器具本体を載せ置く。そして、この2つの器具本体の上面( 水平状載置面部)に、新たな屋根板の両端部を載せ置く。この状態で、作業者は 各器具本体のアーム先端把持部を持ち、引っ張ってセットされた屋根板上を移動 させる。この器具本体の移動により器具本体上の屋根板も移動する。つまり、屋 根板が隣の空間部(梁と梁との間の屋根板載せ置き用空間部)側へ運ばれる。こ の移動は、多数の回転珠が波板鋼板の凸状部の上面に乗った状態で回転移動する ため、波板鋼板の重量にかかわらず極めてスムーズに運ぶことが出来る。また、 この移動状態において、作業者は既にセットされた屋根板上を歩くことが出来、 危険はない。そして、器具本体の基端部(アームと反対側)が、既にセットされ た屋根板の先端部にまで移動した時、載置面部上の屋根板はほぼ次の空間部に対 応位置している。ここで、作業者は既にセットされた屋根板上から近傍の梁上面 に移動する。そして、器具本体の基端部が、既にセットされた屋根板の先端部を 通り過ぎた時、器具本体は支えを無くして空間部内に落ち込む(降下する)。こ の時、作業者はアームの先端把持部をしっかり握り、空間部に降下した器具本体 の把持状態を保持する。そして、作業者は把持するアームを上方へ引っ張って器 具本体を空間部から引き上げる。この動作を繰り返すことで、簡単、且つ正確に 屋根葺き作業を実行し得る。
【0007】
【実施例】
図1は、この考案に係る建造物の屋根葺き用運搬器具の具体的な一実施例を示 す斜視図である。 建造物の屋根葺き用運搬器具は、上部に屋根板3を載置する載置面部11を備 え、下部に回転可能な回転体17を臨出状に配備した下開口の器具本体1と、こ の器具本体1の一端部側に基端が回動可能に取付けられ、先端に把持部21を備 えたアーム2とから構成される。
【0008】 器具本体1は、各種金属材、或いは硬質プラスチック材により、一定幅長さを 有する底面開口の偏平な角筒(角形筺)状に形成される。この器具本体1の上面 を水平状の屋根板載置部11としている。また、器具本体1の内部には、図2で 示すように、長手方向へ2枚の軸受け板16、16を一定間隔を存して取付け、 この軸受け板16、16間、及び軸受け板16と側板部12との間に、多数の回 転子(回転珠)17aを長手方向へ直列状に配備して、回転体17を形成してあ る。この回転体17を構成する各回転珠17aは、図示はしないが回転珠本体( 内部にベアリングを備えた本体)の軸両端を、それぞれ上記軸受け板16、或い は側板部12に固着され、回転自由に配備してある。更に、器具本体1の一端面 14には、図3で示すように短尺なネジ軸15を外方へ突設している。 上記アーム2は、一定長さを有する丸棒体2aと、この丸棒体2aの先端部に 固着した把持部21と、丸棒体2aの基端部に固着した平板状のアーム固定板2 2とから成る。丸棒体2aは、アーム固定板22が垂直状態である時に、一定の 角度で起立状態となるように設定してある。この角度は、作業者がほぼ自然な立 ち姿勢で、把持部21を把持できる角度に設定してある。また、アーム固定板2 2は、蝶番13を介して前記器具本体の一端部側に軸着され、器具本体1に対し 回動可能に取付けられている。更に、アーム固定板22の面内には、前記ネジ軸 15に対応する貫通孔22aが開口してある。アーム固定板22を器具本体1の 一端面14に接面させる時、貫通孔22aをネジ軸15が挿通し、外方からネジ 軸15に対しナット23を螺着することで、アーム2が前方方向へ一定の角度で 立ち上がる状態が固定される。
【0009】 このような構成を有する建造物の屋根葺き用運搬器具により、屋根葺き作業を 実行する場合は、図3に示すように、アーム固定板22をネジ軸15から離脱さ せ、アーム(丸棒体2a)2を器具本体1の載置面部11側へ倒伏させた状態、 つまり折り畳んだ状態で、作業者が把持部21を持ち、屋根枠組み上へ持ち運ぶ 。この時、図3で示すように、アーム(丸棒体2a)2に備えたバンド状のアー ム倒伏保持具24により、アーム2が器具本体1の載置面部11に対し接面した 状態が固定保持されている。従って、運搬器具を容易に持ち運び得る。 屋根枠組みは、図示はしないが、土台上に柱を立設し、この柱の上端部に桁を 架け渡して枠組みし、この桁間に複数の水平状梁4を縦横方向へ架け渡して、屋 根板載せ用空間部Aが形成してある。屋根板3は、この空間部A、つまり空間部 Aを構成する梁4と梁4との間に架けわたされ載置される。屋根葺きに際しては 、例えば2つの運搬器具(アーム固定板22の貫通孔22aにネジ軸15を挿通 し、ナット23でアーム固定板22を器具本体1の一端面14に接面状に固定し て、アーム2が器具本体1より前方方向へ一定角度をもって起立する状態とした 運搬器具)を、一定間隔を開いて配置する。つまり、図4で示すように、起点と なる既にセットされた屋根板3の上面両端部に2つの運搬器具を載せ置く。そし て、この2つの運搬器具(器具本体1)の上面(水平状載置面部11)に、新た な屋根板3aの両端部を載せ置く。この状態で、作業者は各器具本体1のアーム 先端把持部21を持つて引っ張り、セットされた屋根板3上を移動させる。この 器具本体1の移動により、器具本体1上の屋根板3aも移動する。つまり、隣の 空間部(梁4と梁4との間の屋根板載せ置き用空間部A)側へ運ばれる。この移 動は、回転体(多数の直列状回転珠17aが、3列平行配備してある回転体)1 7が、波板鋼板3の凸状部31上に乗った状態で回転するため、波板鋼板3aの 重量にかかわらず極めてスムーズに移動、つまり波板鋼板3aをスムーズに運ぶ ことが出来る。また、この移動状態において、作業者は既にセットされた屋根板 3上を歩くことが出来、危険はない。そして、器具本体1の基端部(アーム2と 反対側)が、既にセットされた屋根板3の先端部にまで移動した時、載置面部1 1上の屋根板3aはほぼ次の空間部Aに対応位置している。ここで、作業者は既 にセットされた屋根板3上から近傍の梁4上面に移動する。そして、器具本体1 の基端部が、既にセットされた屋根板3の先端部を通り過ぎた時、器具本体1は 空間部A内に落ち込む。この時、空間部A内に落下する(降下する)器具本体1 を作業者はしっかり把持して、把持状態を保持する。そして、作業者は把持する アーム2を保持した状態で、器具本体1を空間部Aから引き上げる。つまり、器 具本体1が空間部内Aに降下することで、屋根板3aが支えを無くし、自動的に 梁4上に乗る。従って、作業者は器具本体1を屋根板3aの先端側の空間部から 上方へ引き上げる。この後、作業者は梁4上に乗る屋根板(波板鋼板)3と、3 aとの接合端面を揃えた後、器具本体1を屋根板3、3a上を移動させ、多数の 屋根板を積層する起点位置へ戻る。この動作を繰り返すことで、簡単、且つ正確 に屋根葺き作業を実行し得る。
【0010】 尚、実施例では、回転体17を複数の回転珠17aから成る例を示したが、実 施に際しては回転体17はキャタピラ状のものであっても良い。
【0011】
【考案の効果】
この考案では、以上のように、上部に屋根板を載置する載置面部を備え、下部 に回転可能な回転体を臨出状に配備した器具本体の一端部側に、基端が回動可能 に取付けられ、先端に把持部を備えたアームを取付けることとしたから、屋根板 を器具本体の載置面に載せ置き、アームを引っ張って移動させることで、大きく 且つ重量のある屋根板を簡単容易に且つ正確にセットできる。また、屋根板は器 具本体上に載置された状態で運ばれ、器具本体が屋根板セット用空間部内に降下 することで、自動的に適正位置へ運搬セットされるから、従来のように屋根板を 持ち上げ、且つ上げ下ろしする煩わしい手間が解消できる許かりでなく、作業の 危険がなく腰を傷める等の不利がない。従って、小人数で安全な屋根葺き作業を 実行できる等、考案目的を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例建造物の屋根葺き用運搬器具を示す斜視
図である。
【図2】実施例屋根葺き用運搬器具を示す底面斜視図で
ある。
【図3】実施例屋根葺き用運搬器具のアームを折り畳ん
だ状態を示す斜視図である。
【図4】実施例屋根葺き用運搬器具で屋根葺き作業を実
行する説明斜視図である。
【符号の説明】
1 器具本体 2 アーム 3 屋根板 11 屋根板載置面部 17 回転体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に屋根板を載置する載置面部を備
    え、下部に回転可能な回転体を臨出状に配備した下開口
    の器具本体と、この器具本体の一端部側に基端が回動可
    能に取付けられ、先端に把持部を備えたアームとから成
    る建造物の屋根葺き用運搬器具。
JP9102491U 1991-10-08 1991-10-08 建造物の屋根葺き用運搬器具 Pending JPH0534229U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232544B2 (ja) * 1983-06-29 1990-07-20 Sharp Kk Kukichowakinoreibairyuryoseigyosochi

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232544B2 (ja) * 1983-06-29 1990-07-20 Sharp Kk Kukichowakinoreibairyuryoseigyosochi

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