JPH05341661A - カラー画像形成方法及びその装置 - Google Patents

カラー画像形成方法及びその装置

Info

Publication number
JPH05341661A
JPH05341661A JP4149097A JP14909792A JPH05341661A JP H05341661 A JPH05341661 A JP H05341661A JP 4149097 A JP4149097 A JP 4149097A JP 14909792 A JP14909792 A JP 14909792A JP H05341661 A JPH05341661 A JP H05341661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
intermediate transfer
transfer belt
toner image
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4149097A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsuo Ikeda
五男 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4149097A priority Critical patent/JPH05341661A/ja
Publication of JPH05341661A publication Critical patent/JPH05341661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像液の混色、現像やクリーニング液等によ
る装置の汚染を解消し、どんな紙質の受像紙に対して、
高画質で両面カラー化が可能なカラー画像形成方法及び
その装置を提供する。 【構成】 下方に湿式現像器13をもつ直列状に併設さ
れた複数個の像担持体11K,11C,11M,11Y
上に各々湿式カラーのトナー像を形成し、像担持体11
K,11C,11M,11Yの上方に1次転写部28
K,28C,28M,28Y及び2次転写部30を結ぶ
ように配置された導電層と耐熱・耐溶剤性の弾性層とが
順次形成された中間転写ベルト3の弾性層をトナー像に
対置させ、導電層にトナーと逆極性バイアスを印加して
トナー像を電気泳動により中間転写ベルト3に1次転写
し、次に中間転写ベルト3上のトナー像を加熱・圧によ
り転写紙に2次転写することを順次繰り返すことにより
カラー画像を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の複数の像担持体を用いたカラー画像形成
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるカラー画像形成装置におけ
るカラー画像の形成方法としては、色分解情報に基づい
て形成された静電潜像を乾式現像剤又は液体現像剤を用
いて現像し、転写紙に転写及び定着する方法が知られて
いる。この場合、トナー粒径は乾式の小粒径が約7μm
であるのに対して湿式では1μm以下の微粒子であり、
このように液体現像剤による方法は乾式現像剤による方
法に比べてトナー粒子が極めて小さいことから、解像
力、トナー透明性などに優れ、より高画質なカラー画像
を得ることができる。
【0003】また、カラー画像形成装置の具体例として
は、例えば、特開昭55−127580号公報に「カラ
ー印刷方法及び装置」なるタイトルで開示されているよ
うに、1つの感光体ドラムの下方に複数個のカラー現像
器を配置して1色毎に現像器を移動させることにより、
カラー画像を形成させるものがある。また、この他に、
本出願人により特開平1−206379号公報及び特開
平1−206387号公報に「湿式カラー画像形成装
置」なるタイトルで開示されているように、複数の感光
体を用いて誘電体ベルトにより搬送される転写紙に整合
して重ね転写する方法があり、これは各色が独立してい
るため現像液の混色の心配はなく、現像液と感光体のク
リーニング液とを共通に使用することも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の装置において
は、現像液の粘性のために感光体の不要な部分にまで現
像液が付着して転写部を汚染したり、感光体のクリーニ
ング液が表面を流下して下方にある現像器に混入して混
色する等の問題がある。これを防止するために、現像液
やクリーニング液を現像やクリーニング直後にバキュー
ム装置等で吸引除去し、しかも、これらを吸引した現像
液やクリーニング液はトナー粒子除去によってクリア液
に再生する必要があり、これにより装置が複雑化、大型
化してコストアップとなる。また、後者の湿式の装置に
おいては、転写部位が感光体の下部に配置されるため、
現像器やクリーニング部から流下する現像液によって、
誘電体ベルトや転写紙さらには誘電体ベルトを介して転
写チャージャを汚染し、しかも、ベルト裏側に回り込ん
だ現像液はスリップや固着などベルトの駆動にも支障を
来す恐れがある。
【0005】また、上述したような従来の方式において
は、感光体上のトナー像に対して転写紙を直接接触させ
てバイアスやコロナ等を印加して静電的に転写するため
転写紙は剛体として作用し、特に湿式トナー像の転写で
はその表面凹凸や吸油性によって転写像のツブレやムラ
など転写紙の特性に左右されることが大きい。
【0006】さらに、従来の静電転写・定着方式を用い
て両面画像を形成しようとすると、すでに第1面に形成
したトナー像の有無によって転写特性が変化して第2面
(裏面)のトナー像にはムラや転写率変化を来たし、こ
れにより幾重にも重ねて厚いトナー層を形成するカラー
の両面化を困難にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、下方に湿式現像器をもつ直列状に併設された複数個
の像担持体上に各々湿式カラーのトナー像を形成し、前
記像担持体の上方に1次転写部及び2次転写部を結ぶよ
うに配置された導電層と耐熱・耐溶剤性の弾性層とが順
次形成された中間転写ベルトの前記弾性層をトナー像に
対置させ、前記導電層にトナーと逆極性バイアスを印加
してトナー像を電気泳動により中間転写ベルトに1次転
写し、次に前記中間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧
により転写紙に2次転写することを順次繰り返すことに
よりカラー画像を得るようにした。
【0008】請求項2記載の発明では、下方に湿式現像
器をもつ直列状に併設された複数個の像担持体上に各々
湿式カラーのトナー像を形成し、前記像担持体の上方に
1次転写部及び2次転写部を結ぶように配置された導電
層と耐熱・耐溶剤性の弾性層とが順次形成された中間転
写ベルトの前記弾性層をトナー像に対置させ、前記導電
層にトナーと逆極性バイアスを印加してトナー像を電気
泳動により中間転写ベルトに1次転写することを繰り返
して重ねトナー像を形成し、この重ねトナー像の形成さ
れた中間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧によって転
写紙に2次転写同時定着することによりカラー画像を得
るようにした。
【0009】請求項3記載の発明では、直列状に併設さ
れた複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置され
前記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写す
る複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間転
写ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱・
圧によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカラ
ー画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式現
像器を配置し、前記中間転写ベルトを耐熱性支持体によ
り形成し、この耐熱性支持体上に導電層と耐熱・耐溶剤
性の弾性層とを有した。
【0010】請求項4記載の発明では、直列状に併設さ
れた複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置され
前記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写す
る複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間転
写ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱・
圧によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカラ
ー画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式現
像器を配置し、前記中間転写ベルトを導電性粒子を分散
した耐熱性支持体により形成し、この耐熱性支持体上に
耐熱・耐溶剤性の弾性層を有した。
【0011】請求項5記載の発明では、直列状に併設さ
れた複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置され
前記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写す
る複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間転
写ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱・
圧によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカラ
ー画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式現
像器を配置し、前記中間転写ベルトを耐熱性支持体によ
り形成し、この耐熱性支持体上に導電性粒子を分散した
耐熱・耐溶剤性の弾性層を有した。
【0012】請求項6記載の発明では、下方に湿式現像
器をもつ直列状に併設された複数個の像担持体上に各々
湿式カラーのトナー像を形成し、前記像担持体の上方に
1次転写部及び2次転写部を結ぶように配置された耐熱
性支持体上に耐熱・耐溶剤性の弾性誘電層の形成された
中間転写ベルトの前記弾性誘電層をトナー像に対置さ
せ、前記支持体側からトナーと逆極性のコロナを印加し
てトナー像を電気泳動により中間転写ベルトに1次転写
し、次に中間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧によっ
て転写紙に2次転写することを繰り返すことによりカラ
ー画像を得るようにした。
【0013】請求項7記載の発明では、下方に湿式現像
器をもつ直列状に併設された複数個の像担持体上に各々
湿式カラーのトナー像を形成し、前記像担持体の上方に
1次転写部及び2次転写部を結ぶように配置された耐熱
性支持体上に耐熱・耐溶剤性の弾性誘電層の形成された
中間転写ベルトの前記弾性誘電層をトナー像に対置さ
せ、前記支持体側からトナーと逆極性のコロナを印加し
てトナー像を電気泳動により中間転写ベルトに1次転写
することを繰り返して中間転写ベルト上で重ねトナー像
を形成し、次に中間転写ベルト上の重ねトナー像を加熱
・圧によって転写紙に2次転写することによりカラー画
像を得るようにした。
【0014】請求項8記載の発明では、直列状に併設さ
れた複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置され
前記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写す
る複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間転
写ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱・
圧によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカラ
ー画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式現
像器を配置し、前記中間転写ベルトを耐熱性支持体によ
り形成し、この耐熱性支持体上に耐熱・耐溶剤性の弾性
誘電層を有した。
【0015】請求項9記載の発明では、下方に湿式現像
器をもつ直列状に併設された複数個の像担持体上に各々
湿式カラーのトナー像を形成し、前記像担持体の上方に
1次転写部及び2次転写部を結ぶように配置された耐熱
性支持体上に少なくとも耐熱・耐溶剤性の弾性誘電層の
形成された中間転写ベルトの前記弾性誘電層をトナー像
に対置させ、1次転写前にトナーと同極性で現像時より
高電圧バイアスを印加し、前記弾性誘電体層裏面側から
トナーと逆極性のバイアス又はコロナ電界印加により中
間転写ベルトに静電的に1次転写を繰り返すことにより
カラー画像を得るようにした。
【0016】請求項10記載の発明では、直列状に併設
された複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置さ
れ前記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写
する複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間
転写ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱
・圧によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカ
ラー画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式
現像器を配置し、現像と1次転写との間にトナーと同極
性で現像より高電圧のバイアスを印加する高電圧バイア
ス印加手段を設けた。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明においては、可撓受像体
(転写紙)に表裏遜色のない高品質な両面カラー画像を
得ることが可能となる。
【0018】請求項2記載の発明においては、カード等
の剛性部材(転写紙)にも表裏遜色のない高品質な両面
カラー画像を得ることが可能となる。
【0019】請求項3記載の発明においては、両面とも
高画質な両面カラー画像を高速化して得ることが可能と
なる。
【0020】請求項4〜8記載の発明においては、比較
的単純で低コストな中間転写ベルトを用い、両面とも高
画質な両面カラー画像を高速化して得ることが可能とな
る。
【0021】請求項9記載の発明においては、1次転写
の前にトナーと同極性の高電圧バイアスを印加すること
により、余剰キャリア液の除去効果を向上して高画質化
を図ることが可能となる。
【0022】請求項10記載の発明においては、1次転
写前の高電圧バイアス印加手段をリバースローラと兼用
することにより、装置の単純化、低コスト化を図ること
が可能となる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。本実施例は、直列状に併設された複数の像担持体
と、この像担持体の上部に配置され前記像担持体上に形
成されたトナー像を静電的に転写する複数の1次転写部
と、この1次転写部に接する中間転写ベルトと、この中
間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧によって転写紙に
転写する2次転写部とを備えたカラー画像形成装置に関
するものである。
【0024】そこで、まず、本装置の基本構成について
述べる(なお、具体的な構成例については後述する)。
像担持体の下方に湿式現像器を配置する。また、像担持
体としては、通常の電子写真用の光導電性感光体及び静
電記録用の誘電体等のドラムを用いることができる。感
光体としては、LD、LED、LCD等のいわゆるデジ
タル光学系によって、また、誘電体の場合はマルチスタ
イラスヘッド、イオンフロー等による直接書込み法によ
って像担持体に潜像が形成される。
【0025】潜像の湿式現像法としては、像担持体と対
置したロール状電極や、板状電極間に現像液を流下させ
るローラ現像や、皿現像装置等を用いることができる。
この湿式現像後の像担持体は、非画像部等に不要に付着
するキャリア液を除去でき、中間転写ベルトに静電的に
転写を行うことができる。転写方式としては、バイアス
かコロナの方式を用いることができる。
【0026】中間転写ベルトは耐熱性支持体が基板とさ
れ、1次転写がバイアスかコロナかの転写方式によって
その構成が若干異なる。まず、バイアス転写方式により
1次転写を行う場合には、中間転写ベルトの構成は以下
のようになる。耐熱性支持体上に導電層と耐熱・耐溶剤
性を備えた弾性層を積層したものや、導電性粒子の分散
された耐熱性支持体に耐熱・耐溶剤性の弾性層を積層し
たもの、さらには、耐熱性支持体上に導電性粒子の分散
された耐熱・耐溶剤性の弾性層を積層したものなどから
構成する。耐熱性支持体の材料としては、ポリアミド、
ポリイミド、ポリアミド/イミドなどで、5〜150μ
m、20〜50μmの厚みで用いられる。この場合、中
間転写ベルトに導電層を形成する方法としては、アルミ
を初めとする金属の蒸着薄膜によるもの、金属やカーボ
ン等の導電性微粒子を分散するものなどを利用すること
ができる。
【0027】耐熱・耐溶剤性の弾性としては、フッ素ゴ
ム、シリコーンゴム、フルオロシリコーンゴム、シリコ
ーン/ウレタンゴム等で、その厚みが10〜200μm
好ましくは30〜70μmで、ゴム硬度が10〜90°
若しくは30〜70°のものがよく、金属やカーボン等
の導電性粒子を分散して導電化して用いることができ
る。この弾性層を導電化する場合、弾性層はトナー像
(又は、像担持体)に密着するためバイアスが最も効果
的であり、ややもすると、バイアスリークも生じること
から、106〜1010 Ω・cm好ましくは108〜109
Ω・cm又は108Ω・cm以下で表面に導電性粒子を
含まない弾性体の薄層を形成して用いるのがよい。
【0028】また、コロナ転写方式により1次転写を行
う場合における中間転写体の構成は、上述したバイアス
用のものから導電層を省略することによって達成するこ
とができ、耐熱性支持体上に耐熱・耐溶剤性の弾性誘電
層を積層したものを用いることができる。
【0029】次に、フルカラー画像の基本的な形成方法
について述べる。像担持体上のトナー像を中間転写ベル
トにバイアスにより1次転写、次いで転写紙に熱と圧力
とによる2次転写を繰り返して行う方法や、像担持体上
のトナー像をバイアスにより1次転写を繰り返すことに
より中間転写ベルト上に予めフルカラー像を形成した
後、熱と圧力によって転写紙に2次転写同時定着する方
法や、像担持体上のトナー像を中間転写ベルトにコロナ
により1次転写、次いで転写紙に熱と圧力による2次転
写を繰り返す方法や、像担持体上にトナー像をコロナに
より1次転写を繰り返すことにより中間転写ベルト上に
予めフルカラー像を形成した後、熱と圧力とによって転
写紙に2次転写同時定着する方法がある。
【0030】この場合、1次転写と2次転写を繰り返し
て転写紙上でトナー像を重ねる方法は、転写紙をドラム
等に保持する必要から転写紙などの可撓性部材に適用で
きる。また、1次転写の繰返しで中間転写体上で重ねト
ナー像を形成する方法は、転写紙の保持が不要なことか
ら可撓性部材に限らず、カード他の剛性部材にも適用で
きる。
【0031】次に、本実施例の第一の具体例を図1及び
図2に基づいて説明する。図1は湿式カラー画像形成装
置の全体構成を示すものである。本装置は、レーザ露光
光学系1と、このレーザ露光光学系1から出射されるレ
ーザ光に基づいて湿式トナー像を形成する画像形成部2
と、この画像形成部2において形成されたトナー像を1
次転写する中間転写ベルト3と、転写紙に2次転写する
トナー像転写部4と、これら各制御部を制御するコント
ロール部5とを備えている。
【0032】レーザ露光光学系1には、色分解された画
像情報に応じてコントロール部5から出射を制御された
レーザビーム6(Y,M,C,K)を走査するポリゴン
ミラー7と、fθレンズ8と、光路補正用ミラー9と、
レーザ光出射口10Y,10M,10C,10Kとが設
けられている。
【0033】画像形成部2には、分解色ごとに、Y、
M、C、Kの4個の感光体11Y,11M,11C,1
1Kが等間隔で直線状に配置されている。なお、感光体
は選択色によっては4個ではなく3個その他の数にする
ことができる。各感光体11Y,11M,11C,11
Kの回りには画像形成を行うための各種の部材が設けら
れているが、今、その1つを図2に基づいて説明する
(なお、ここではY、M、C、Kの各記号は付さないこ
とにする)。感光体11の周囲には、均一帯電を施す帯
電器12と、湿式現像装置13と、残留トナーを除去す
るクリーニング部15とが配置されている。この場合、
湿式現像装置13は、液体現像剤16を収納するタンク
17と、このタンク17内に配置され液体現像剤16を
汲み上げるポンプ18と、液体現像剤16を感光体11
の表面に導くパイプ19と、噴出ノズル20と、その噴
出された液体現像剤16を保持しながら電極効果を奏出
する金属性の現像皿21と、湿式トナー像を保持する感
光体11に対して所定の隙間を維持しながら感光体11
と同一方向に高速回転(対抗面は逆方向)して非画像部
やトナー像中の余剰キャリア液を除去する高電圧バイア
ス印加手段としてのリバースローラ22とを備えてい
る。このリバースローラ22は、図示しない高圧電源と
接続されており、バイアスを印加することにより、機械
的作用と同時に電気的作用で余剰キャリア液の効率的な
除去、色毎のバイアス電圧を可変にすることにより一定
の転写条件でも各色バランスの良い第1次転写を可能と
している。また、クリーニング部15は、残留トナー像
を溶かすフォームローラ23と、トナーを除去するワイ
パーブレード24とを有しており、残留トナー像を効率
良く溶かすために感光体11とフォーラムローラ23と
の間に形成される谷間にポンプ18からの分流液を流下
させている。
【0034】また、図1において、トナー像転写部4
は、駆動ローラ25と従動ローラ26との間に巻回され
た中間転写ベルト3と、第2次転写用の加熱・圧ローラ
27(以下、2次転写ローラと呼ぶ)とを有している。
中間転写ベルト3としては、例えば、Al蒸着ポリイミ
ドフィルムのAl面にフルオロシリコーンゴム層を設け
たもの、カーボンブラックを分散したポリイミドフィル
ム上にフルオロシリコーンゴム層を設けたもの、ポリイ
ミドフィルム上にカーボンブラックを分散したフルオロ
シリコーンゴム層を設けたものが用いられ、感光体11
上のトナー像は図示しない電源から導電層にトナー電荷
と逆極性のバイアスを印加することにより、各色転写部
28K,28C,28M,28Yにてフルオロシリコー
ンゴム層上に静電的に第一次転写する。そして、各転写
部28K,28C,28M,28Yにおけるバイアス印
加による中間転写ベルト表面やトナー像に電荷が誘起、
残留して次色のトナー像転写に障害を起こすのを防止す
るために、各転写部28K,28C,28M,28Y間
に中間転写ベルト3に対向するように、除電器29K,
29C,29M,29Yを配置して、中間転写ベルト3
上の電荷の除電を行っている。
【0035】このような構成において、レーザ露光光学
系1から出射されたレーザ光は、画像形成部2に送ら
れ、その感光体11K,11C,11M,11Yの表面
上に湿式トナー像を形成する。このようにして形成され
た湿式トナー像は、中間転写ベルト3上に1次転写され
る。そして、その中間転写ベルト3上に1次転写された
湿式トナー像は、2次転写ローラ27上に第2次転写さ
れるわけであるが、この2次転写の方法であるフルカラ
ー像を得る方法としては、以下に述べるような各種の方
法がある。すなわち、2次転写用の2次転写ローラ27
に保持された受像体に一色毎に2次転写する場合と、中
間転写ベルト3上に整合して1次転写した後に受像体へ
2次転写する場合とがある。この場合、トナー像を正確
に整合して位置ずれのないカラー像を得るためには(特
に、前者の一色毎に2次転写する場合)、各1次転写部
28K,28C,28M,28Yの間隔と、1次転写部
28K,28C,28M,28Yと2次転写部30の間
隔をベルト長さで等しくしている。2次転写ローラ27
は、その内部に熱源31と、受像紙(転写紙)を保持す
るためのクランパ32とを有しており、図示しない給紙
部からの受像紙をクランパ32にて保持して中間転写ベ
ルト3に圧接することにより、2次転写と同時に定着さ
れたフルカラートナー像を得ることができる。
【0036】前述したようなレーザ露光光学系1は、湿
式現像装置13K,13C,13M,13Yを有する画
像形成部2の下部側に配置されているため、現像液が万
一漏洩、流下した場合を考慮して、ポリゴンミラー7等
の各光学部材を収容するハウジング33のレーザ光出射
口10K,10C,10M,10Yはいずれもハウジン
グ天井よりは突出し、しかも、防塵ガラス34K,34
C,34M,34Yで完全に密閉されている。
【0037】上述したように、中間転写ベルト3の弾性
層側をトナー像に対置させ、導電層にトナーと逆極性バ
イアスを印加してトナー像を電気泳動により中間転写ベ
ルト3に1次転写し、次に、その1次転写されたトナー
像を2次転写ローラ27を用いて加熱・圧により受像体
に2次転写を繰り返して行うことによって、紙のような
可撓性の受像体(転写紙)に表裏遜色のない高品質な両
面カラー画像を得ることができ、しかも、このような両
面とも高画質な両面カラー画像を高速化して得ることが
できる。また、中間転写ベルト3は、比較的単純で、低
コストなものを用いることができる。
【0038】また、別の方法として、中間転写ベルト3
に1次転写することを繰り返して重ねトナー像を形成
し、次に、中間転写ベルト3上の重ねトナー像を加熱・
圧によって受像体に2次転写同時定着を行うことによっ
て、カード等の剛性部材(転写紙)にも表裏遜色のない
高品質な両面カラー画像を得ることが可能となる。
【0039】さらに、リバースローラ22を用いて1次
転写の前にトナーと同極性の高電圧バイアスを印加する
ことによって、余剰キャリア液の除去効果を向上して高
画質化を図ることができる。また、1次転写前の高電圧
バイアス印加手段をリバースローラと兼用することによ
り、装置の単純化、低コスト化を図ることができる。さ
らにまた、1次転写前に印加するバイアス電圧を色毎に
可変とすることにより、前の色の転写の履歴による次色
の転写障害等をコントロールすることができ、各色の転
写条件を変えることなくバランスのとれた1次転写を行
うことができるようになる。また、1次転写前に印加す
るバイアス電圧を色毎に可変とし、これと中間転写ベル
ト3の除電条件変化とを組み合わせることにより、1次
転写条件を微妙にコントロールして高画質を達成させる
ことができる。
【0040】次に、本実施例の第二の具体例を図3に基
づいて説明する。第一の具体例と異なるところは、1次
転写方式を変えたものである。すなわち、ここでは、中
間転写ベルト3の裏面側に接して、コロナ転写部35
K,35C,35M,35Y(図2中においては、コロ
ナ転写部35)を配置させ、これにより1次転写を行う
ようにしたものである。
【0041】このようにコロナ転写方式を採用すること
によって、中間転写ベルト3の内部構成は、前述したよ
うなバイアス方式のものから導電層を取り除くことによ
って達成することができ、実際には耐熱性支持体上に耐
熱・溶剤性の弾性誘電層を積層することにより行うこと
ができる。従って、本例のようにコロナ方式を用いた場
合にもバイアス方式と同様に、前述した第一の具体例の
場合と同様な効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、下方に湿式現像
器をもつ直列状に併設された複数個の像担持体上に各々
湿式カラーのトナー像を形成し、前記像担持体の上方に
1次転写部及び2次転写部を結ぶように配置された導電
層と耐熱・耐溶剤性の弾性層とが順次形成された中間転
写ベルトの前記弾性層をトナー像に対置させ、前記導電
層にトナーと逆極性バイアスを印加してトナー像を電気
泳動により中間転写ベルトに1次転写し、次に前記中間
転写ベルト上のトナー像を加熱・圧により転写紙に2次
転写することを順次繰り返すことによりカラー画像を得
るようにしたので、可撓受像体(転写紙)に表裏遜色の
ない高品質な両面カラー画像を得ることができるもので
ある。
【0043】請求項2記載の発明は、下方に湿式現像器
をもつ直列状に併設された複数個の像担持体上に各々湿
式カラーのトナー像を形成し、前記像担持体の上方に1
次転写部及び2次転写部を結ぶように配置された導電層
と耐熱・耐溶剤性の弾性層とが順次形成された中間転写
ベルトの前記弾性層をトナー像に対置させ、前記導電層
にトナーと逆極性バイアスを印加してトナー像を電気泳
動により中間転写ベルトに1次転写することを繰り返し
て重ねトナー像を形成し、この重ねトナー像の形成され
た中間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧によって転写
紙に2次転写同時定着することによりカラー画像を得る
ようにしたので、カード等の剛性部材(転写紙)にも表
裏遜色のない高品質な両面カラー画像を得ることができ
るものである。
【0044】請求項3記載の発明は、直列状に併設され
た複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置され前
記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写する
複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間転写
ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧
によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカラー
画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式現像
器を配置し、前記中間転写ベルトを耐熱性支持体により
形成し、この耐熱性支持体上に導電層と耐熱・耐溶剤性
の弾性層とを有したので、両面とも高画質な両面カラー
画像を高速化して得ることができるものである。
【0045】請求項4記載の発明は、直列状に併設され
た複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置され前
記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写する
複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間転写
ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧
によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカラー
画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式現像
器を配置し、前記中間転写ベルトを導電性粒子を分散し
た耐熱性支持体により形成し、この耐熱性支持体上に耐
熱・耐溶剤性の弾性層を有したので、比較的単純で低コ
ストな中間転写ベルトを用い、両面とも高画質な両面カ
ラー画像を高速化して得ることができるものである。
【0046】請求項5記載の発明は、直列状に併設され
た複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置され前
記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写する
複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間転写
ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧
によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカラー
画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式現像
器を配置し、前記中間転写ベルトを耐熱性支持体により
形成し、この耐熱性支持体上に導電性粒子を分散した耐
熱・耐溶剤性の弾性層を有したので、請求項4記載の発
明と同様な効果を得ることができるものである。
【0047】請求項6記載の発明は、下方に湿式現像器
をもつ直列状に併設された複数個の像担持体上に各々湿
式カラーのトナー像を形成し、前記像担持体の上方に1
次転写部及び2次転写部を結ぶように配置された耐熱性
支持体上に耐熱・耐溶剤性の弾性誘電層の形成された中
間転写ベルトの前記弾性誘電層をトナー像に対置させ、
前記支持体側からトナーと逆極性のコロナを印加してト
ナー像を電気泳動により中間転写ベルトに1次転写し、
次に中間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧によって転
写紙に2次転写することを繰り返すことによりカラー画
像を得るようにしたので、請求項4記載の発明と同様な
効果を得ることができるものである。
【0048】請求項7記載の発明は、下方に湿式現像器
をもつ直列状に併設された複数個の像担持体上に各々湿
式カラーのトナー像を形成し、前記像担持体の上方に1
次転写部及び2次転写部を結ぶように配置された耐熱性
支持体上に耐熱・耐溶剤性の弾性誘電層の形成された中
間転写ベルトの前記弾性誘電層をトナー像に対置させ、
前記支持体側からトナーと逆極性のコロナを印加してト
ナー像を電気泳動により中間転写ベルトに1次転写する
ことを繰り返して中間転写ベルト上で重ねトナー像を形
成し、次に中間転写ベルト上の重ねトナー像を加熱・圧
によって転写紙に2次転写することによりカラー画像を
得るようにしたので、請求項4記載の発明と同様な効果
を得ることができるものである。
【0049】請求項8記載の発明は、直列状に併設され
た複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置され前
記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写する
複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間転写
ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧
によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカラー
画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式現像
器を配置し、前記中間転写ベルトを耐熱性支持体により
形成し、この耐熱性支持体上に耐熱・耐溶剤性の弾性誘
電層を有したので、請求項4記載の発明と同様な効果を
得ることができるものである。
【0050】請求項9記載の発明は、下方に湿式現像器
をもつ直列状に併設された複数個の像担持体上に各々湿
式カラーのトナー像を形成し、前記像担持体の上方に1
次転写部及び2次転写部を結ぶように配置された耐熱性
支持体上に少なくとも耐熱・耐溶剤性の弾性誘電層の形
成された中間転写ベルトの前記弾性誘電層をトナー像に
対置させ、1次転写前にトナーと同極性で現像時より高
電圧バイアスを印加し、前記弾性誘電体層裏面側からト
ナーと逆極性のバイアス又はコロナ電界印加により中間
転写ベルトに静電的に1次転写を繰り返すことによりカ
ラー画像を得るようにしたので、このように1次転写の
前にトナーと同極性の高電圧バイアスを印加することに
より、余剰キャリア液の除去効果を向上して高画質化を
図ることができるものである。
【0051】請求項10記載の発明は、直列状に併設さ
れた複数の像担持体と、この像担持体の上部に配置され
前記像担持体上に形成されたトナー像を静電的に転写す
る複数の1次転写部と、この1次転写部に接する中間転
写ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー像を加熱・
圧によって転写紙に転写する2次転写部とを備えたカラ
ー画像形成装置において、前記像担持体の下方に湿式現
像器を配置し、現像と1次転写との間にトナーと同極性
で現像より高電圧のバイアスを印加する高電圧バイアス
印加手段を設けたので、この1次転写前の高電圧バイア
ス印加手段をリバースローラと兼用させることにより、
装置の単純化、低コスト化を図ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるカラー画像形成装置の第一の具体
例を示す断面図である。
【図2】1次転写部の構成を示した断面図である。
【図3】第二の具体例を示す断面図である。
【符号の説明】
3 中間転写ベル
ト 11K,11C,11M,11Y 像担持体 22 高電圧バイア
ス印加手段 28K,28C,28M,28Y 1次転写部 30 2次転写部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/10 9313−2H

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に湿式現像器をもつ直列状に併設さ
    れた複数個の像担持体上に各々湿式カラーのトナー像を
    形成し、前記像担持体の上方に1次転写部及び2次転写
    部を結ぶように配置された導電層と耐熱・耐溶剤性の弾
    性層とが順次形成された中間転写ベルトの前記弾性層を
    トナー像に対置させ、前記導電層にトナーと逆極性バイ
    アスを印加してトナー像を電気泳動により中間転写ベル
    トに1次転写し、次に前記中間転写ベルト上のトナー像
    を加熱・圧により転写紙に2次転写することを順次繰り
    返すことによりカラー画像を得るようにしたことを特徴
    とするカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】 下方に湿式現像器をもつ直列状に併設さ
    れた複数個の像担持体上に各々湿式カラーのトナー像を
    形成し、前記像担持体の上方に1次転写部及び2次転写
    部を結ぶように配置された導電層と耐熱・耐溶剤性の弾
    性層とが順次形成された中間転写ベルトの前記弾性層を
    トナー像に対置させ、前記導電層にトナーと逆極性バイ
    アスを印加してトナー像を電気泳動により中間転写ベル
    トに1次転写することを繰り返して重ねトナー像を形成
    し、この重ねトナー像の形成された中間転写ベルト上の
    トナー像を加熱・圧によって転写紙に2次転写同時定着
    することによりカラー画像を得るようにしたことを特徴
    とするカラー画像形成方法。
  3. 【請求項3】 直列状に併設された複数の像担持体と、
    この像担持体の上部に配置され前記像担持体上に形成さ
    れたトナー像を静電的に転写する複数の1次転写部と、
    この1次転写部に接する中間転写ベルトと、この中間転
    写ベルト上のトナー像を加熱・圧によって転写紙に転写
    する2次転写部とを備えたカラー画像形成装置におい
    て、前記像担持体の下方に湿式現像器を配置し、前記中
    間転写ベルトを耐熱性支持体により形成し、この耐熱性
    支持体上に導電層と耐熱・耐溶剤性の弾性層とを有した
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 直列状に併設された複数の像担持体と、
    この像担持体の上部に配置され前記像担持体上に形成さ
    れたトナー像を静電的に転写する複数の1次転写部と、
    この1次転写部に接する中間転写ベルトと、この中間転
    写ベルト上のトナー像を加熱・圧によって転写紙に転写
    する2次転写部とを備えたカラー画像形成装置におい
    て、前記像担持体の下方に湿式現像器を配置し、前記中
    間転写ベルトを導電性粒子を分散した耐熱性支持体によ
    り形成し、この耐熱性支持体上に耐熱・耐溶剤性の弾性
    層を有したことを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 直列状に併設された複数の像担持体と、
    この像担持体の上部に配置され前記像担持体上に形成さ
    れたトナー像を静電的に転写する複数の1次転写部と、
    この1次転写部に接する中間転写ベルトと、この中間転
    写ベルト上のトナー像を加熱・圧によって転写紙に転写
    する2次転写部とを備えたカラー画像形成装置におい
    て、前記像担持体の下方に湿式現像器を配置し、前記中
    間転写ベルトを耐熱性支持体により形成し、この耐熱性
    支持体上に導電性粒子を分散した耐熱・耐溶剤性の弾性
    層を有したことを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 下方に湿式現像器をもつ直列状に併設さ
    れた複数個の像担持体上に各々湿式カラーのトナー像を
    形成し、前記像担持体の上方に1次転写部及び2次転写
    部を結ぶように配置された耐熱性支持体上に耐熱・耐溶
    剤性の弾性誘電層の形成された中間転写ベルトの前記弾
    性誘電層をトナー像に対置させ、前記支持体側からトナ
    ーと逆極性のコロナを印加してトナー像を電気泳動によ
    り中間転写ベルトに1次転写し、次に中間転写ベルト上
    のトナー像を加熱・圧によって転写紙に2次転写するこ
    とを繰り返すことによりカラー画像を得るようにしたこ
    とを特徴とするカラー画像形成方法。
  7. 【請求項7】 下方に湿式現像器をもつ直列状に併設さ
    れた複数個の像担持体上に各々湿式カラーのトナー像を
    形成し、前記像担持体の上方に1次転写部及び2次転写
    部を結ぶように配置された耐熱性支持体上に耐熱・耐溶
    剤性の弾性誘電層の形成された中間転写ベルトの前記弾
    性誘電層をトナー像に対置させ、前記支持体側からトナ
    ーと逆極性のコロナを印加してトナー像を電気泳動によ
    り中間転写ベルトに1次転写することを繰り返して中間
    転写ベルト上で重ねトナー像を形成し、次に中間転写ベ
    ルト上の重ねトナー像を加熱・圧によって転写紙に2次
    転写することによりカラー画像を得るようにしたことを
    特徴とするカラー画像形成方法。
  8. 【請求項8】 直列状に併設された複数の像担持体と、
    この像担持体の上部に配置され前記像担持体上に形成さ
    れたトナー像を静電的に転写する複数の1次転写部と、
    この1次転写部に接する中間転写ベルトと、この中間転
    写ベルト上のトナー像を加熱・圧によって転写紙に転写
    する2次転写部とを備えたカラー画像形成装置におい
    て、前記像担持体の下方に湿式現像器を配置し、前記中
    間転写ベルトを耐熱性支持体により形成し、この耐熱性
    支持体上に耐熱・耐溶剤性の弾性誘電層を有したことを
    特徴とするカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 下方に湿式現像器をもつ直列状に併設さ
    れた複数個の像担持体上に各々湿式カラーのトナー像を
    形成し、前記像担持体の上方に1次転写部及び2次転写
    部を結ぶように配置された耐熱性支持体上に少なくとも
    耐熱・耐溶剤性の弾性誘電層の形成された中間転写ベル
    トの前記弾性誘電層をトナー像に対置させ、1次転写前
    にトナーと同極性で現像時より高電圧バイアスを印加
    し、前記弾性誘電体層裏面側からトナーと逆極性のバイ
    アス又はコロナ電界印加により中間転写ベルトに静電的
    に1次転写を繰り返すことによりカラー画像を得るよう
    にしたことを特徴とするカラー画像形成方法。
  10. 【請求項10】 直列状に併設された複数の像担持体
    と、この像担持体の上部に配置され前記像担持体上に形
    成されたトナー像を静電的に転写する複数の1次転写部
    と、この1次転写部に接する中間転写ベルトと、この中
    間転写ベルト上のトナー像を加熱・圧によって転写紙に
    転写する2次転写部とを備えたカラー画像形成装置にお
    いて、前記像担持体の下方に湿式現像器を配置し、現像
    と1次転写との間にトナーと同極性で現像より高電圧の
    バイアスを印加する高電圧バイアス印加手段を設けたこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
JP4149097A 1992-06-09 1992-06-09 カラー画像形成方法及びその装置 Pending JPH05341661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4149097A JPH05341661A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 カラー画像形成方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4149097A JPH05341661A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 カラー画像形成方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05341661A true JPH05341661A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15467634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4149097A Pending JPH05341661A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 カラー画像形成方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05341661A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08255460A (ja) * 1995-02-15 1996-10-01 Oce Nederland Bv ディスク型式の記録媒体又は担体に印刷する装置
JP2001183884A (ja) * 1999-11-26 2001-07-06 Xerox Corp カラー画像の1パス−マルチカラー印刷を実行するためのイメージングシステム及びイメージング方法
WO2001082003A1 (fr) * 2000-04-21 2001-11-01 Pfu Limited Appareil electrographique de developpement liquide
WO2001098841A1 (en) 2000-06-21 2001-12-27 Pfu Limited Liquid development full-color electrophotographic device
KR100503064B1 (ko) * 2002-08-23 2005-07-21 삼성전자주식회사 습식 전자사진방식 화상형성장치
JP2010170004A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2010181793A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Seiko Epson Corp 画像形成方法および画像形成装置
JP2010256651A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08255460A (ja) * 1995-02-15 1996-10-01 Oce Nederland Bv ディスク型式の記録媒体又は担体に印刷する装置
JP2001183884A (ja) * 1999-11-26 2001-07-06 Xerox Corp カラー画像の1パス−マルチカラー印刷を実行するためのイメージングシステム及びイメージング方法
WO2001082003A1 (fr) * 2000-04-21 2001-11-01 Pfu Limited Appareil electrographique de developpement liquide
US6745002B2 (en) 2000-04-21 2004-06-01 Pfu Limited Liquid-development electrophotographic apparatus
WO2001098841A1 (en) 2000-06-21 2001-12-27 Pfu Limited Liquid development full-color electrophotographic device
EP1293844A1 (en) * 2000-06-21 2003-03-19 Pfu Limited Liquid development full-color electrophotographic device
EP1293844A4 (en) * 2000-06-21 2008-04-09 Pfu Ltd ELECTROPHOTOGRAPHIC DEVICE IN A COLOR OF LIQUID DEVELOPMENT
KR100503064B1 (ko) * 2002-08-23 2005-07-21 삼성전자주식회사 습식 전자사진방식 화상형성장치
JP2010170004A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2010181793A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Seiko Epson Corp 画像形成方法および画像形成装置
JP2010256651A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001175092A (ja) 画像形成装置
JPH0635286A (ja) 印刷装置及び印刷方法
JPH05341661A (ja) カラー画像形成方法及びその装置
JPH11161055A (ja) 画像形成装置
JPH0635378A (ja) 画像形成装置
JPH08194387A (ja) カラー画像形成装置
KR101743483B1 (ko) 화상형성장치
JP2002278307A (ja) 画像形成装置及びその除電手段のバイアス制御方法
US6289191B1 (en) Single pass, multicolor contact electrostatic printing system
JP2002148898A (ja) 画像形成装置
US6282392B1 (en) Image formation apparatus
JP2002091128A (ja) 画像形成装置
JPH04340564A (ja) カラー画像形成装置
JPH07199723A (ja) 画像形成装置
JP2009080393A (ja) 転写装置、画像形成装置および転写方法
JPH10239945A (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
JPH08314296A (ja) 画像形成装置
KR20030063534A (ko) 중간 전사매체의 비화상영역의 오염제거장치를 구비한전자 사진방식 인쇄기 및 그 방법
JP2002062710A (ja) 画像形成装置
JPH1124358A (ja) 画像形成装置
JPH0594101A (ja) 電子写真記録装置
JPH01178978A (ja) 画像形成装置
JP5564993B2 (ja) 画像形成装置
JP2004226657A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH08272222A (ja) 転写ベルト装置