JPH05341197A - レボルバ回転動作検出装置及び調光装置 - Google Patents

レボルバ回転動作検出装置及び調光装置

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JPH05341197A
JPH05341197A JP4171534A JP17153492A JPH05341197A JP H05341197 A JPH05341197 A JP H05341197A JP 4171534 A JP4171534 A JP 4171534A JP 17153492 A JP17153492 A JP 17153492A JP H05341197 A JPH05341197 A JP H05341197A
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revolver
objective lens
rotation
unit
light
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JP4171534A
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English (en)
Inventor
Toshinobu Ito
敏伸 伊藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動レボルバの回転開始時に、次にセットさ
れる対物レンズを認識する。 【構成】 手動レボルバ21上に形成された小型永久磁
石22の位置変化をセンサ19を介してレボルバ位置、
回転方向検出部8で検知してレボルバ21の停止位置を
確認する。次いで手動でレボルバを回転させた際に、小
型永久磁石22がわずかに検出位置から所定の回転方向
にずれるのをセンサ19を介してレボルバ位置、回転方
向検出部8で検知してレボルバの回転動作開始時にレボ
ルバ正逆回転方向信号を出力する。あわせて小型永久磁
石23をセンサ20で検知しレボルバ番地検出部9でレ
ボルバ停止位置における対物レンズのレボルバ番地信号
を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレボルバ回転動作検出装
置及び調光装置に係り、特にレボルバの切替え回転動作
を検知し、それと同時に適正な補正NDフィルタを設定
し、調光することができるレボルバ回転動作検出装置及
び調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡に装備される調光装置で
は、観察光路またはTVカメラ等の写真光路に入射する
光量を光センサやTVカメラに内蔵された受光素子でモ
ニタして、連続可変のNDフィルタ等を操作して透過率
を調整して適正と定められた明るさになるように調光を
行ってきた。また、観察者が接眼レンズを覗いた状態で
視野内が適正な明るさと感じるようにNDフィルタをマ
ニュアルで調整したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
調光装置では、対物レンズを通じて観察光路や写真光路
に入射してくる光線を検知し、その光線に応じて適正光
量が得られるようにNDフィルタを動作させて透過率を
調整している。このとき倍率を変えるためにレボルバに
装着された対物レンズを切り換えると、光路上に位置す
る対物レンズから次の対物レンズまでレボルバが回転す
る間、対物レンズが光路からはずれるので、視野内が一
旦遮光されてしまう。そしてこの状態に反応して前述の
補正NDフィルタが視野を明るくするように透過率を大
きくする方向に移動してしまう。
【0004】このように従来の調光装置では次の対物レ
ンズが光路上にセットされてから、明るさを検知してN
Dフィルタが動作するため適正光量を得るまでに時間が
かかり、観察がスムーズに行えないという問題がある。
【0005】また対物レンズが光路に入る瞬間に、急激
に過度に明るい光が光路に入射し、観察者の眼の疲労に
つながったり、TVカメラの受光素子が劣化する等のお
それもある。特に暗い対物レンズから明るい対物レンズ
に切り換えた時等に、この影響が大きく現れる。
【0006】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、対物レンズの回転動作の開
始時点で、次に光路にセットされる対物レンズを認識す
ることのできるレボルバ回転動作検出装置と、このレボ
ルバ回転動作検出装置からの情報あるいは電動レボルバ
の操作情報によりレボルバの回転と並行して対物レンズ
に対応した適正な明るさNDフィルタを設定可能な調光
装置とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明はレボルバ上に形成された対物レンズ基
準停止位置識別部を検知してレボルバの停止位置を確認
するとともに、前記対物レンズ基準停止位置識別部の変
位を検知してレボルバの回転動作開始時にレボルバ正逆
回転方向信号を出力するレボルバ位置・回転方向検出部
と、所定の対物レンズが装着されたレボルバ位置の番地
識別部を検知して前記レボルバ停止位置における前記対
物レンズのレボルバ番地信号を出力するレボルバ番地検
出部と、前記レボルバ位置・回転方向検出部及びレボル
バ番地検出部からの出力信号をもとに次に光路上にセッ
トされる対物レンズを特定するレボルバ回転方向認識回
路とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、第1の発明を構成の主要部とする第
2の発明は、調光装置として請求項1に記載されたレボ
ルバ回転動作検出装置により特定された対物レンズに対
応する適正光を設定可能な可変調光手段と、該可変調光
手段の適正調光動作量を記憶する記憶部と、該記憶部か
ら前記対物レンズに対応する適正調光動作量を読み出
し、前記レボルバの回転動作が行われるのと並行して前
記可変調光手段の駆動部に所定の動作指令を出力する制
御部とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】さらに、前記第2の発明と解決しようとす
る課題が同一である第3の発明は、調光装置として電動
レボルバ操作部から入力された対物レンズ指定信号ある
いはレボルバを所定方向に回転させる動作指令信号によ
り特定された対物レンズに対応する適正光を設定可能な
可変調光手段と、該可変調光手段の適正調光動作量を記
憶する記憶部と、該記憶部から前記対物レンズに対応す
る適正調光動作量を読み出し、前記レボルバの回転動作
が行われるのと並行して前記可変調光手段の駆動部に所
定の動作指令信号を出力する制御部とを備えたことを特
徴とするものである。
【0010】このとき前述の調光装置に備えられた前記
可変調光手段は、前記記憶部に記憶されている前記レボ
ルバに装着された各対物レンズ間における相対動作量を
動作指令信号として動作する前記駆動部により所定のフ
ィルタ濃度を連続的に設定可能な連続可変NDフィルタ
であることが好ましい。
【0011】
【作用】第1の発明によれば、レボルバ上に形成された
対物レンズ基準停止位置識別部をレボルバ位置・回転方
向検出部で検知してレボルバの停止位置を確認するとと
もに、手動でレボルバを回転させた際に、前記対物レン
ズ基準停止位置識別部がわずかに検出部から所定の回転
方向にずれるのを前記レボルバ位置・回転方向検出部で
検知してレボルバの回転動作開始時にレボルバ正逆回転
方向信号を出力するようにし、またレボルバ番地検出部
により所定の対物レンズが装着されたレボルバ位置の番
地識別部を検知して前記レボルバ停止位置における前記
対物レンズのレボルバ番地信号を出力するようにし、レ
ボルバ回転方向認識回路によりこれらの出力信号をもと
にレボルバの回転とほぼ同時に、次に光路上にセットさ
れる対物レンズを特定することができる。
【0012】また、第2の発明による調光装置として請
求項1に記載されたレボルバ回転動作検出装置により次
に来る対物レンズを特定し、その対物レンズに対応する
適正光量を、適正調光動作量が記憶されている記憶部か
ら前記対物レンズに対応する適正調光動作量を制御部で
読み出し、前記レボルバの回転動作が行われるのと並行
して可変調光手段の駆動部に所定の動作指令を出力する
ようにしたので、手動でレボルバを所定の方向に回転し
た場合等に前記レボルバ位置・回転方向検出部から制御
部にレボルバ回転開始信号とレボルバ回転方向信号とが
入力され、レボルバ回転方向信号と今までの対物レンズ
あるいはレボルバ番地信号から次にセットされる対物レ
ンズあるいはレボルバ番地を確認し、前記記憶部から可
変調光手段の駆動部を駆動させるのに必要な動作量デー
タを読み出し、前記制御部から所定の動作指令を発し、
前記可変調光手段の調光動作を行うことができる。
【0013】さらに、第3の発明は、調光装置として電
動レボルバ操作部から入力された対物レンズ指定信号あ
るいはレボルバを所定方向に回転させる動作指令信号に
より次に来る対物レンズを特定し、その対物レンズに対
応する適正光量を、適正調光動作量が記憶されている記
憶部から前記対物レンズに対応する適正調光動作量を制
御部で読み出し、前記レボルバの回転動作が行われるの
と並行して可変調光手段の駆動部に所定の動作指令を出
力するようにしたので、電動レボルバ操作部から制御部
にレボルバ回転開始信号が入力され、レボルバ回転方向
信号と今までの対物レンズあるいはレボルバ番地信号か
ら次にセットされる対物レンズあるいはレボルバ番地を
確認し、前記記憶部から可変調光手段の駆動部を駆動さ
せるのに必要な動作量データを読み出し、前記制御部か
ら所定の動作指令を発し、前記可変調光手段の調光動作
を行うことができる。
【0014】このとき可変調光手段として所定構造のフ
ィルタを動作させ、その濃度を連続的に設定可能な連続
可変NDフィルタを使用したので、各種の対物レンズに
対応させた適正光量を設定できる。
【0015】
【実施例】以下、レボルバ回転動作検出装置及び調光装
置の各実施例を図1乃至図6を参照して説明する。図1
及び図2は、第1の発明によるレボルバ回転動作検出装
置の一実施例を示したものである。図1において、符号
21は手動レボルバを示しており、この手動レボルバ2
1には図示しない復数の対物レンズが所定位置に装着で
きるようになっている。なお、図1には説明のために対
物レンズ取付孔21A、21B、21Cの3個のみ示し
てある。
【0016】各対物レンズ取付孔21A、21B、21
Cの外周位置にはそれぞれ円形の小型永久磁石22A、
22B、22Cが手動レボルバ21に取着されている。
これらの小型永久磁石22A、22B、22Cは各対物
レンズ取付孔21A、21B、21Cが光路に合致した
所定位置に停止したこと、すなわちレボルバの基準停止
位置を識別するために設けられたものである。その取付
位置としてはレボルバの所定の面にレボルバの回転中心
Oを中心とした仮想円周C1と対物レンズ取付孔の中心
とレボルバの回転中心Oとを結んだ直線との交点上に配
設されている。
【0017】さらにその外周には各レボルバ番地を識別
する複数の円形の小型永久磁石23A、23B、23C
(以下、全体としては符号23で示す。)が手動レボル
バ21に取着されている。小型永久磁石23は3個の磁
石の配置を変えて各レボルバ番地を特定したもので、最
大8個の番地設定を行えるようになっている。また、手
動レボルバ21の回転と干渉しない位置の固定部Fにホ
ルダHが固着されている。このホルダHにはホールIC
センサ19a、19b、19c(以下、全体としては符
号19で示す。)が装着されている。各ホールICセン
サ19a、19b、19cは仮想円周C1上に重なる位
置に配置され、検出信号を電気的に変換するためにレボ
ルバ位置・回転方向検出部8が接続されている。
【0018】一方、ホールICセンサ列19の外側位置
にはホールICセンサ20a、20b、20c(以下、
全体としては符号20で示す。)が配設されている。各
ホールICセンサ20a、20b、20cも仮想円周C
2上に重なるように小型永久磁石23A、23B、23
Cの取付ピッチと等しくホルダHに配設されている。ホ
ールICセンサ20a、20b、20cにも同様に検出
信号を電気的に変換するためにレボルバ番地検出回路9
が接続されている。
【0019】ここで、ホールICセンサ19、20によ
るレボルバ番地の検出とレボルバ位置・回転方向検出と
について説明する。レボルバ番地検出回路9ではホール
ICセンサ20a、20b、20cで読み取った小型永
久磁石23A、23B、23Cの所定の配置パターンか
らレボルバ番地信号を出力することができる。
【0020】一方、レボルバ位置・回転方向検出部8で
は、小型永久磁石22A、22B、22Cの位置をホー
ルICセンサ19a、19b、19cにて読み出し、位
置と回転方向を検出するようになっている。このレボル
バ位置、回転方向検出のロジックについて図2及び図3
を参照して説明する。図2に示したように対物レンズ取
付孔21Bが光路上にセットされた状態を例にその回転
方向等の検出動作について説明する。
【0021】まず、対物レンズ取付孔21Bの外周の所
定位置に配置されたホールICセンサ19bがON(ア
クティブLOW)している時(図3の符号PのLOW部
分)、対物レンズが光路に入っていることを示し、その
時にのみホールICセンサ20a、20b、20cで検
出されるレボルバ番地データが有効となる。従ってホー
ルICセンサ19bはレボルバの停止位置を規定する基
準位置センサの機能を果たす。
【0022】図3において、基準位置センサ19bがO
N(アクティブLOW)しているときホールICセンサ
20a、20b、20cはON、OFF、ONを検出
し、所定のレボルバ番地が検出される。また、この基準
位置センサ19bの両側にはホールICセンサ19a、
19cが配置されており、手動でレボルバを回転させた
際、小型永久磁石22Bがわずかに回転方向にずれて、
回転方向に位置したホールICセンサ19a、19cの
いずれかの感度範囲に入る。これによりレボルバをどち
らの方向に回転させたかを認識することができる。これ
らのレボルバ部から検出されるレボルバ基準位置信号、
回転方向検出信号は、顕微鏡内部に備えられたレボルバ
回転方向認識回路に出力され、レボルバ回転方向信号と
レボルバ回転開始信号とが出力される。
【0023】このレボルバ回転方向認識回路では図3に
示したように基準位置センサ19bの信号が、LOWか
らHIGHになった後にどちらの回転方向センサ19
a、19cがLOWになるかによって、回転方向を決定
することができる。これにより手動レボルバを回転する
と同時に次のレボルバ番地、すなわち次にセットされる
対物レンズを認識することができ、レボルバの回転動作
とほぼ同時に対物レンズに必要な光量等を認識すること
ができる。
【0024】次に、第2の発明として、前述のレボルバ
回転動作検出装置により特定された対物レンズの調光を
行うための調光装置の構成について図4及び図5を参照
して説明する。図4に示された調光装置において、前述
のレボルバ回転動作検出装置はレボルバ部に収容された
レボルバ位置・回転方向検出部8と、レボルバ番地検出
回路9と、調光コントロール部3に組み込まれたレボル
バ回転方向認識回路10とから構成されている。
【0025】このうち調光コントロール部3には、他に
対物レンズの適正光量を調整するための可変調光手段で
ある連続可変NDフィルタを駆動するNDフィルタ駆動
部5と、各対物レンズに対応したNDフィルタの回転動
作量を記憶したND回転量記憶部4と、NDフィルタの
回転量をフィードバックするためのND回転量検出セン
サ部6とが接続されている。
【0026】また、対物レンズの適正光量データ等を初
期あるいは変更設定入力するマニュアル操作部15が接
続されている。
【0027】ここで、図5のブロック図及び図6のフロ
ーチャートを参照して前述の調光装置の動作について説
明する。なお、図5は図4に示した各ブロック間の入出
力信号を説明的に示したブロック図である。まず、手動
レボルバによるレボルバ切り替えを行う場合について場
合について説明する。現在のレボルバの基準位置がセン
サ19bにより確認されており、レボルバ番地が読み込
まれた状態であるとする。この状態からレボルバを所定
方向に回転することによりレボルバ位置・回転方向検出
部によりレボルバ回転方向検出信号がレボルバ回転方向
認識回路10に出力される(ステップ100)。このレ
ボルバ回転方向認識回路10によりレボルバ回転開始信
号と、レボルバ回転方向信号とが得られ、これらの信号
とレボルバ番地信号をCPU11で読み出し(ステップ
110)、次にセットされるレボルバ番地、すなわち対
物レンズを認識する(ステップ120)。
【0028】この状態で、回転開始前に光路上にセット
されていた対物レンズを通過した光量と、次に光路上に
セットされるであろう対物レンズを通過する光量とを等
しくするために、連続可変NDフィルタ17を現状位置
からどちらの方向にどの位回転させることが必要かの相
対移動データを記憶したND回転量記憶部12から読み
出す(ステップ130)。そして、読み出した相対移動
データをカウンタ回路13に書き込み、モータ駆動コン
トロール回路14にモータ回転方向と回転開始の指令を
出す(ステップ140、150)。この回転指令信号に
よりDCモータ16が回転し、DCモータ16の回転軸
に取着された連続可変NDフィルタ17が所定方向に回
転する(ステップ160)。連続可変NDフィルタ17
が回転すると、このフィルタの外周縁に形成されたスリ
ットをスリットカウント用センサ18にて検出し、カウ
ントパルスを発生する(ステップ170)。そしてカウ
ントパルスをカウンタ回路13で読み出し、あらかじめ
CPU11によりカウンタ回路13に設定しておいた移
動カウント数とカウンタパルス数とが一致したら移動終
了信号をCPU11に出力する(ステップ180)。こ
の信号をCPU11で読み出し、モータ駆動コントロー
ル回路14にモータ停止信号を出力する(ステップ19
0)。この停止信号を受け、モータが停止すると同時に
レボルバ番地検出信号を読み込む。このとき次に来ると
認識していたレボルバ位置と一致しているか確認する
(ステップ200)。
【0029】一方、電動レボルバを装着した調光装置に
おいて対物レンズを特定するには、電動レボルバの正逆
回転指令または対物レンズ番地指定を電動レボルバの操
作パネルにキー入力した時点でその入力情報を読み取
り、次に来るレボルバ番地、すなわち対物レンズを直接
読み込むことができる(ステップ210)。また、対物
レンズを交換しない状態で、対物レンズを通過する光量
を変更したい場合もある。この場合にはマニュアル操作
部15にある正回転、逆回転スイッチを操作することに
より前述の連続可変NDフィルタ17を回転調整し、所
定の光量を確保するようにする。
【0030】また、このようにマニュアル操作して連続
可変NDフィルタ17を調整した後に、対物レンズを切
り換えた場合には、連続可変NDフィルタ17はマニュ
アルで設定された位置から交換前後の対物レンズの適正
光量の相対移動分だけ移動する。これにより対物レンズ
が切り替えられてもそれぞれの対物レンズにおいて適正
光量を確保することができる。
【0031】次に、図7に示したフローチャートを参照
して、各レボルバ番地にある対物レンズに対する連続可
変NDフィルタの相対移動データを記憶する手順につい
て説明する。レボルバに装着された各対物レンズにおけ
る相対移動データを記憶させるには、マニュアル操作部
15に設けられた初期設定スイッチ(リセット、データ
セット動作を行う)と正逆回転指令スイッチにて行う。
まず、初期設定スイッチのリセットスイッチをONに
し、ND回転量記憶部12で記憶している移動データを
クリアする(ステップ300)。具体的にはカウンタ回
路13に初期値データを書き込むように作用する。ここ
で所定の対物レンズをレボルバにセットし、マニュアル
操作部15にある正逆回転スイッチをONにして連続可
変NDフィルタ17を回転させる。この動作により観察
光路またはTVカメラ等の搭載される写真光路が適正光
量になるよう調整する(ステップ310)。適正光量に
なったら、マニュアル操作部15にあるデータセットス
イッチを押し、移動カウント値をND回転量記憶部12
に書き込む(ステップ320)。同様にしてレボルバに
装着してあるすべての対物レンズに対して相対移動デー
タを設定して記憶部12に順次記憶させれば良い(ステ
ップ330、340)。このときデータを得るためには
絶対カウント値を読み値として各対物レンズ間の差を算
出しておけば良い。
【0032】また、前述した各対物レンズに対する相対
移動データの入力方法と別の方法として、各レボルバ番
地おける対物レンズ情報(倍率、NA他)を外部から入
力し、その対物レンズ情報をもとに各対物レンズ間での
明るさの変化量を計算して求め、そのデータを対応する
連続NDフィルタ17の回転方向移動量に換算し、ND
回転量記憶部12に記憶することも可能である。このデ
ータ入力方法によれば、各対物レンズについて連続可変
NDフィルタ17による明るさ調整を行い、相対移動デ
ータを記憶する必要がないという利点を有する。
【0033】また、駆動用モータ16にDCモータに代
えてパルスモータを使用することによりスリットカウン
トセンサ18等の回転角検出センサが不要になる。すな
わち駆動制御のためのパルス列を直接カウンタ回路13
に入力してカウントすることでオープンループ制御で連
続可変NDフィルタを回転調整できる。一方、前述の調
光装置では連続可変NDフィルタ17の回転量を検出す
るようになっており、いわゆるセミクローズドループ制
御が行われているが、設定されたNDフィルタの濃度が
適正かどうかを判断するために透過光量を検出してその
状態を設定値にフィードバックして適正光量を得ること
も可能である。
【0034】なお、前述のレボルバ回転動作検出装置に
使用された対物レンズ取付孔の位置を検知するホールI
Cセンサ19は、回転方向の検出のために使用されるも
のであり、電動レボルバの場合には必要ないことは言う
までもない。また、前述の実施例では3個のホールIC
センサ19を配置して回転方向を判断したが、発生信号
の位相差によりレボルバの回転方向を知るようにすれ
ば、少ない数のセンサで所定の検出を行うことができ
る。前述の磁石とホールICセンサ1との組み合わせに
代えて光電式の透過スリットセンサや反射式フォトイン
タラプタ等の位置検出手段をレボルバに装着することも
可能である。
【0035】
【発明の効果】第1の発明によれば、手動レボルバを所
定方向に回転させた瞬間に次にセットされる対物レンズ
を特定することができ、これが第2の発明に適用された
場合には、切り替えられた対物レンズに応じた最適なN
Dフィルタ等の調光手段をいち早くセットすることがで
き、観察がスムーズに行えるとともに、各対物レンズに
よる明るさの差を瞬時に補正してくれるので、観察時に
生じてた眼の疲労を低減させることができ、TVカメラ
等の使用時には、切り替えた瞬間に強い光がセンサに入
るのを防止でき、センサの劣化を防止できる。また、第
3の発明においては、電動レボルバ操作信号をそのまま
可変調光手段の動作指令に適用することができるので、
第1の発明の検出手段を介することなくレボルバの指定
等を行った段階で調光動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明によるレボルバ回転動作検出装置の
一実施例を示した部分正面図。
【図2】図1に示したレボルバの対物レンズ取付孔21
Bを光路Zに合致させた状態を示したレボルバ回転動作
検出装置のセンサ配置図。
【図3】手動レボルバを右回転方向に動かした時の各セ
ンサからの出力波形図。
【図4】第2の発明による調光装置のブロック図。
【図5】図4に示した各ブロック間の入出力信号を示し
たブロック図。
【図6】レボルバ通常操作時の調光装置の動作フローチ
ャート図。
【図7】移動データ設定時のフローチャート図。
【符号の説明】
3 調光コントロール部 4 ND回転量記憶部 5 連続可変NDフィルタ 6 ND回転量検出センサ部 8 レボルバ位置・回転方向検出部 9 レボルバ番地検出部 10 レボルバ回転方向認識回路 11 CPU 12 ND回転量記憶部 16 DCモータ 17 連続可変NDフィルタ 19,20 ホールICセンサ 21 手動レボルバ 22,23 小型永久磁石 C1,C2 仮想円周 H ホルダ O レボルバ回転中心 P センサ出力波形 Z 光路中心軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レボルバ上に形成された対物レンズ基準停
    止位置識別部を検知してレボルバの停止位置を確認する
    とともに、前記対物レンズ基準停止位置識別部の変位を
    検知してレボルバの回転動作開始時にレボルバ正逆回転
    方向信号を出力するレボルバ位置・回転方向検出部と、
    所定の対物レンズが装着されたレボルバ位置の番地識別
    部を検知して前記レボルバ停止位置における前記対物レ
    ンズのレボルバ番地信号を出力するレボルバ番地検出部
    と、前記レボルバ位置・回転方向検出部及びレボルバ番
    地検出部からの出力信号をもとに次に光路上にセットさ
    れる対物レンズを特定するレボルバ回転方向認識回路と
    を備えたことを特徴とするレボルバ回転動作検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載されたレボルバ回転動作検
    出装置により特定された対物レンズに対応する適正光を
    設定可能な可変調光手段と、該可変調光手段の適正調光
    動作量を記憶する記憶部と、該記憶部から前記対物レン
    ズに対応する適正調光動作量を読み出し、前記レボルバ
    の回転動作が行われるのと並行して前記可変調光手段の
    駆動部に所定の動作指令を出力する制御部とを備えたこ
    とを特徴とする調光装置。
  3. 【請求項3】電動レボルバ操作部から入力された対物レ
    ンズ指定信号あるいはレボルバを所定方向に回転させる
    動作指令信号により特定された対物レンズに対応する適
    正光を設定可能な可変調光手段と、該可変調光手段の適
    正調光動作量を記憶する記憶部と、該記憶部から前記対
    物レンズに対応する適正調光動作量を読み出し、前記レ
    ボルバの回転動作が行われるのと並行して前記可変調光
    手段の駆動部に所定の動作指令信号を出力する制御部と
    を備えたことを特徴とする調光装置。
  4. 【請求項4】前記可変調光手段は、前記記憶部に記憶さ
    れている前記レボルバに装着された各対物レンズ間にお
    ける相対動作量を動作指令信号として動作する前記駆動
    部により所定のフィルタ濃度を連続的に設定可能な連続
    可変NDフィルタであることを特徴とする請求項2また
    は請求項3のいずれかに記載の調光装置。
JP4171534A 1992-06-08 1992-06-08 レボルバ回転動作検出装置及び調光装置 Pending JPH05341197A (ja)

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