JPH0534107U - 包装袋の繰出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動包装機械の給袋装置の於て，ベルトによ
り送り出される包装袋を迅速且つ適格に実施されるよう
にすることを目的とする。 【構成】 支持枠に支持された駆動軸と嵌合し，斜前下
方に突設された腕と，前記駆動軸及び腕の先端部に設け
た従動軸に夫々れ設置した１対のプーリと，該１対のプ
ーリ間に張架した早送りベルトと，前記従動軸の前方に
設置され，その外周に複数の爪を配設した爪車と，前記
駆動軸，従動軸及び爪車の下方に敷設された送りベルト
等で構成した包装袋の繰出し装置に於て，送りベルトの
始端側に接続して包装袋を収納するストッカーを着脱自
在に設置したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自動包装機械の給袋装置に於て，ベルトにより送られてくる包装袋を １枚ずつ分離２て繰出すようにした包装袋の繰出し装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図３は一度に多量の包装袋を送り込めるよう包装袋を横立縦列状態で搬送する ようにした従来の繰出し装置である。該装置は図示するように基台９上の支持枠 ７に支持され，モータ２２によって駆動される駆動軸２と嵌合し，斜前下方に突 設された腕２５，前記駆動軸２及び腕２５の先端部に設けた従動軸４に夫々れさ れた１対のプーリ３及び５，該１対のプーリ３及び５の間に張架した早送りベル ト６，前記従動軸４の進行方向の前方に設置され，その外周に複数の爪２１ａを 配設しベルト２４を介しモータ２３によって駆動される爪車２１，前記駆動軸２ ，従動軸４及び爪車２１の下方に連結して敷設された送りベルト１，繰出された 包装袋ａの位置決めをするストッパ１１，送りベルト１の両側に包装袋ａの巾に 対応する間隔で基台９上に立設され包装袋ａの流れをガイドするガイド板１０， １０よりなる。

【０００３】 又上記のほか，包装袋ａが従動軸４下方を通過する際の腕２５の揺動を検知す るための近接スイッチ１６ａ，爪車２１の爪２１ａにより分離，繰出される包装 袋ａがストッパ１１により停止されて所定位置にあるか否かを検知するための光 電スイッチ１６ｂなどが設置されている。尚，２０は爪車２１の関連機器を支持 する支持枠である。

【０００４】 上記繰出し装置で送りベルト１上を送られて来る包装袋ａは，先ず該送りベル ト１の送り速度より早い周速で回動する早送りベルト１と接触し，摩擦抵抗を受 けて早送りされて従動軸４下方を通過し，続いて同じく回動する爪車２１の爪２ １ｂによって繰出され（或は先頭又は最上位の袋ａ’が後続の袋ａと分離されて 繰出され）ストッパ１１によって停止され位置決めされる。

【０００５】 しかして，光電スイッチ１６ｂにより袋ａ’が所定位置にあることを検知する と，その検知信号に基ずいて袋ａ’は吸盤１２に吸着されて持上げられ，別の吸 盤１４に受け渡されて矢印方向に持上げられた後，次工程の把持機構１７に受け 渡されるようになっている。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

前記したように本繰出し装置に於て，包装袋は送りベルト上を横立・縦列状態 で搬送されており，繰出しが進行して送りベルト上の包装袋の数が少なくなるの を見て，人手により送りベルト上へ新たに包装袋を補充していた。

【０００７】 ところで包装袋には図４に示す如き底部及び開口部を熱シールする二方シール 袋（イ図），底部を二重に形成した自立型袋（ロ図），開口部をチャック止めさ れるチャック袋（ハ図）等表面形状が平坦でない或いは嵩張った種類のものも多 く，これらの包装袋を限られた長さの送りベルト上に整列させる方法は余り多く の数を載置することが出来ないので，補充回数が多くなる上，且つ正しい姿勢に 整列するのに多くの手間がかかる等の問題がある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記問題を解決せんとするものであって，その特徴とするところは上 記構成の包装袋繰出し装置の送りベルトの始端側に接続して包装袋を収納するス トッカーを着脱自在に設置する。

【０００９】

【作用】

送りベルトの始端側に接続して包装袋を収納するストッカーを着脱自在に設置 したので，ストッカー内の袋が無くなったら（或いは残り少なくなったら）該空 のストッカーを取外し，予じめ満杯に袋を収納した新しいストッカーと取り替え ることにより袋の補充をする。

【００１０】

【実施例】

本考案の実施例を図面に基ずいて説明する。尚，従来技術と同一構成部材には 同一符号を付して重複説明を省略する。 図１は本考案繰出し装置の構成を示したもので，包装袋ａを載置して搬送する 送りベルト１の始端側（図では右端側）に接続させて，基台９に設置したストッ カー取付け台２６と着脱自在に包装袋用ストッカー８を設置する。 図２はストッカー８の斜視図で，円孤状の本体内側に包装袋ａを整列・収納す るための収納室８ｃが形成され，又本体の前側下方には取付溝８ｂを有する取付 板８ａが固定されており，前記ストッカー取付台２６側に設けた図示しない突起 部を前記取付溝８ｂとを嵌脱することにより，ストッカー８の取付け取外しを行 うようになっている。尚，ストッカー８の前部上方にはストッパ１９が設けてあ る。

【００１１】 ストッカー８を円孤状に形成することは収納室８ｃ内の袋ａが自重により自然 供給されるものとなり，その自然供給される袋の整列姿勢が乱れないように制御 する。 かくして，袋ａの繰出しが継続されて装着されたストッカー８内の包装袋ａが 無くなり，又は残り少なくなったら空のストッカー８をストッカー取付台より取 外し，その後に予じめ満杯に袋ａを収納した新しいストッカー８を装着して袋の 補充することにより，爾後に於ける袋の繰出しが継続して行われるものとなる。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明の通り，本考案に係わる包装袋の繰出し装置は包装袋用送りベルトの 始端側に接続して，包装袋を収納する。 しかして，繰出し作業中にストッカー８内の袋が無くなったら（或いは残り少 なくなったら）該ストッカー８を取外し，その後に予じめ満杯に袋を収納した新 しいストッカー８を着装するのであり，袋の補充を簡単に短時間で行うことが出 来るのであり，又予じめストッカー内の袋の整列姿勢を整えておくことが出来る ので繰出しが簡便確実且つ迅速に行えるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる包装袋の繰出し装置の模式説明
図である。

【図２】同上ストッカーの斜視図である。

【図３】従来装置の模式説明図である。

【図４】包装袋の種類を示すものである。

【符号の説明】

１ 送りベルト ６ 早送りベルト ８ ストッカー １１ ストッパ １２ 吸盤 １９ ストッパ ２６ ストッカー取付台

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【手続補正書】

【提出日】平成４年１０月１３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図５

【補正方法】追加

【補正内容】

【図５】従来装置の作用説明図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 支持枠に支持された駆動軸と嵌合し，斜
   前下方に突設された腕と，前記駆動軸及び腕の先端部に
   設けた従動軸に夫々れ設置した１対のプーリと，該１対
   のプーリ間に張架した早送りベルトと，前記従動軸の前
   方に設置され，その外周に複数の爪を配設した爪車と，
   前記駆動軸，従動軸及び爪車の下方に敷設された送りベ
   ルト等で構成した包装袋の繰出し装置に於て，送りベル
   トの始端側に接続して包装袋を収納するストッカーを着
   脱自在に設置したことを特徴とする包装袋の繰出し装
   置。