JPH05339183A - アルコールの精製方法 - Google Patents

アルコールの精製方法

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JPH05339183A
JPH05339183A JP14420292A JP14420292A JPH05339183A JP H05339183 A JPH05339183 A JP H05339183A JP 14420292 A JP14420292 A JP 14420292A JP 14420292 A JP14420292 A JP 14420292A JP H05339183 A JPH05339183 A JP H05339183A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルデヒドを含有するアルコ−ル溶液からア
ルコ−ルを分離回収するアルコ−ルの精製方法であっ
て、下記の工程を含むアルコ−ルの精製方法。 アルカリ処理工程:アルデヒドを含有するアルコ−ル溶
液に対し、該溶液100重量部あたり0.2〜5.0重
量部のアルカリを添加混合することによりアルデヒドを
アルドールに変換する工程 中和工程:アルカリ処理工程で得た混合液を中和する工
程 蒸留工程:中和工程で得た中和液を、分離回収すべきア
ルコ−ルより沸点が高いアルコ−ル類、アルデヒド類、
ケトン類、エステル類からなる群より選ばれる少なくと
も一種の溶媒の存在下、蒸留に付し、分離回収すべきア
ルコ−ルを留出させる工程 【効果】 高純度のアルコールを分離回収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルコ−ルの精製方法
に関するものである。更に詳しくは、本発明はアルデヒ
ドを含有するアルコ−ル溶液から、アルコ−ルを分離回
収するアルコ−ルの精製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】比較的沸点が接近しているアルデヒドと
アルコールの混合溶液から高純度のアルコールを分離回
収する場合、高分解能を有する高価な蒸留設備を要する
という問題がある。これに対し、特開平2−18854
0号公報には、アルコール溶液のpHを7〜12の範囲
に調整することにより、アルデヒドとアルコールの比揮
発度を変化させ、その後蒸留する方法が開示されてい
る。しかしながらこの方法は、アルコールからのアルデ
ヒドの分離が十分ではなく、アルコール中に残留する少
量のアルデヒドを除去するためには、高分解能を有する
蒸留設備を必要とするという問題を有しているととも
に、アルカリ性条件下でアルデヒドの一部が重質物とな
り、配管などを閉塞するという問題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、従来の技術の問題点を
解消し、アルデヒドを含有するアルコ−ル溶液から高純
度のアルコ−ルを効率的に分離回収でき、かつ蒸留装置
内に不溶分が蓄積せず、よって長期にわたって連続的な
安定運転が可能であるという優れたアルコ−ルの精製方
法を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討の結果、本発明に到達した。す
なわち、本発明は、アルデヒドを含有するアルコ−ル溶
液からアルコ−ルを分離回収するアルコ−ルの精製方法
であって、下記の工程を含むアルコ−ルの精製方法に係
るものである。 アルカリ処理工程:アルデヒドを含有するアルコ−ル溶
液に対し、該溶液100重量部あたり0.2〜5.0重
量部のアルカリを添加混合することによりアルデヒドを
アルドールに変換する工程 中和工程:アルカリ処理工程で得た混合液を中和する工
程 蒸留工程:中和工程で得た中和液を、分離回収すべきア
ルコ−ルより沸点が高いアルコ−ル類、アルデヒド類、
ケトン類、エステル類からなる群より選ばれる少なくと
も一種の溶媒の存在下、蒸留に付し、分離回収すべきア
ルコ−ルを留出させる工程
【0005】以下、詳細に説明する。本発明において分
離回収の対象となる出発物質は、アルデヒドを含有する
アルコ−ル溶液である。ここで、アルデヒドとしては、
特に制限はなく、たとえばアセトアルデヒド、プロピオ
ンアルデヒド、ブチルアルデヒド、バレルアルデヒドな
どが例示される。また、アルコールとしても、特に制限
はなく、たとえばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、アミルアルコール、ヘキシルアルコー
ル、シクロヘキシルアルコールなどが例示される。
【0006】本発明のアルカリ処理工程とは、アルデヒ
ドを含有するアルコ−ル溶液に対し、該溶液100重量
部あたり0.2〜5.0重量部のアルカリを添加混合す
ることによりアルデヒドをアルドールに変換する工程で
ある。アルカリとしては、たとえば水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどがあげられる。アルカリの使用量
は、アルデヒドを含有するアルコ−ル溶液100重量部
あたり0.2〜5.0重量部、好ましくは0.2〜3.
0重量部である。該使用量が過少な場合はアルデヒドか
らアルドールへの反応が十分に進行せず、よってアルコ
ールからのアルデヒドの分離が不十分となる。一方該使
用量が過多な場合はアルデヒドの重質化による不溶分が
発生するとともに、後段の中和工程における酸の使用量
が増加し、不経済である。なお、アルカリは固体のまま
添加してもよいが、操作性の観点から、水溶液又はアル
コール溶液として添加することが好ましい。このときの
アルカリの濃度は特に制限されない。
【0007】本工程の処理温度は、通常20〜100
℃、好ましくは30〜80℃である。該温度が低すぎる
とアルデヒドからアルドールへの反応が十分に進行せ
ず、一方該温度が高すぎるとアルデヒドの重質化による
不溶分の発生が増加することがある。処理時間は、通常
0.5〜10時間で十分である。
【0008】本工程により、アルデヒドはアルド−ルに
変換されるが、アルドールの一部は更にアルデヒドと反
応して重質物となる。そして、該重質物は、本発明の特
徴的な後続の工程により除去されるのである。
【0009】本発明の中和工程とは、アルカリ処理工程
で得た混合液を中和する工程である。中和に用いられる
酸としては、たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、シュ
ウ酸などの有機酸及び塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸
があげられる。酸として無機酸を用いた場合には、中和
により生成する無機塩類が析出する場合があるので、こ
の場合は中和後に該無機塩類をろ過により除去する必要
がある。かかる観点からは、ろ過操作を要しない有機酸
を用いることが好ましい。
【0010】中和後のpHは、生成する塩のpHにする
こと、すなわち前の工程で使用されたアルカリを完全に
中和することが好ましいが、使用されたアルカリの80
%以上が中和されれば特に問題はなく、そのpHは通常
5〜12の範囲である。本発明によることなく、中和工
程を省略した場合は、後の蒸留工程において、重質物が
発生する。
【0011】本発明の蒸留工程とは、中和工程で得た中
和液を、分離回収すべきアルコ−ルより沸点が高いアル
コ−ル類、アルデヒド類、ケトン類、エステル類からな
る群より選ばれる少なくとも一種の溶媒(以下、「高沸
点溶媒」という。)の存在下、蒸留に付し、分離回収す
べきアルコ−ルを留出させる工程である。高沸点溶媒と
分離回収すべきアルコ−ルとの沸点差は、蒸留に使用さ
れる設備にもよるが、20℃以上であることが好まし
い。たとえば、分離回収すべきアルコ−ルがメタノール
の場合の高沸点溶媒としては、ブタノール、アミルアル
コ−ルなどが好ましい。特に、アセトアルデヒドを含有
するメタノール溶液に対して、n−ブタノールを高沸点
溶媒として用いるのが最適な態様のひとつである。蒸留
方法としては、常圧、減圧のいずれでもよく、またバッ
チ式、連続式のいずれでもよい。
【0012】高沸点溶媒を共存せしめる方法としては、
アルカリ処理工程の前、中和工程の前又は蒸留工程の前
において、高沸点溶媒を添加すればよい。また、出発原
料であるアルデヒド類を含有するアルコ−ル溶液がすで
に高沸点溶媒を含有するものである場合には、その後に
高沸点溶媒を添加する必要はない。なお、高沸点溶媒
は、繰り返して再使用してもよい。共存させるべき高沸
点溶媒の量は、高沸点溶媒を添加する溶液100重量部
あたり、通常0.1〜10.0重量部、好ましくは0.
5〜5.0重量部である。該添加量が過少な場合は蒸留
装置内での重質物の堆積を抑制する効果が不十分であ
り、一方該添加量が過多な場合は高沸点溶媒のコスト面
及び蒸留に要する熱量の面から不経済である。
【0013】分離回収されるべきアルコ−ルは、蒸留塔
の塔頂部又はその付近からの留出液として回収される
が、このアルコールはアルデヒドを実質的に含有しない
高純度のものである。一方、アルカリ処理工程において
生成したアルド−ルや重質物は、高沸点溶媒に溶解さ
れ、塔底液として除去される。なお、本発明によること
なく、高沸点溶媒の不存在下に蒸留を行なった場合は、
アルカリ処理工程で生成した重質物が蒸留装置の各所で
堆積し、蒸留装置の閉塞が生じ、長期間にわたる安定的
な連続運転ができない。
【0014】ところで、本発明の精製方法に付されるア
ルデヒドを含有するアルコ−ルとしては、特に限定され
ず広範囲のものが使用されるが、たとえば水素及び水素
添加触媒の存在下、アルコ−ルを溶媒とし、アミノフェ
ノ−ル類とアルデヒド類を反応させてアルキルアミノフ
ェノ−ル類を生成させ、次に該反応後の反応液を蒸留に
付して得られるアルコ−ルを主成分とした留出液が最適
に使用される。
【0015】
【実施例】次に、実施例により本発明を説明する。 実施例1 攪拌機、還流冷却器及び温度計付きの3Lフラスコに、
アセトアルデヒド1.0重量%を含んだ粗メタノール1
500gと、30重量%水酸化ナトリウム水溶液20.
0g(水酸化ナトリウム6.0g、アルデヒド類を含有
するアルコ−ル溶液/アルカリ重量比=100/0.
4)を仕込み、60℃で4時間加熱攪拌した。冷却後、
ガスクロマトグラフで分析したところ、アセトアルデヒ
ドは0.10重量%残存していた。得られたアルカリ処
理液を、65重量%酢酸水溶液でpH=8.9に中和
し、更に中和後の液100重量部に対し、1.5重量部
にあたるn−ブタノ−ル22.8gを高沸点溶媒として
添加し、理論段10段のオ−ルダ−ショ−蒸留塔を用い
て常圧下でバッチ蒸留を行なった。蒸留塔の塔頂からの
留出液として、アセトアルデヒド0.12重量%を含み
n−ブタノ−ルを全く含まないメタノール1302gを
得た。この時のメタノール回収率は91.0%(ただ
し、メタノール回収率=(留出液中のメタノール重量)
/(蒸留原料中のメタノール重量)×100である。)
であった。また、蒸留塔の缶液はn−ブタノ−ルと水が
分離していたが、不溶分は全く観測されなかった。
【0016】比較例1 実施例1で用いた粗メタノールについて、アルカリ処理
を行なわず、n−ブタノ−ルを22.9g添加し、理論
段10段のオ−ルダ−ショ−蒸留塔を用いて、そのまま
バッチ蒸留した。メタノールの回収率を90.0%とな
るように蒸留したところ、留出液中にアセトアルデヒド
が1.1重量%存在しており、アルコールからのアルデ
ヒドの分離はまったく行なわれていなかった。
【0017】比較例2 30重量%水酸化ナトリウム水溶液の量を5.0g(水
酸化ナトリウム1.5g、アルデヒド類を含有するアル
コ−ル溶液/アルカリ重量比=100/0.1)とした
こと以外は、実施例1と同様に行なった。アルカリ処理
後のアセトアルデヒドの濃度は0.40重量%となっ
た。その後、中和、n−ブタノ−ル添加を行ない、理論
段10段のオ−ルダ−ショ−蒸留塔を用いてバッチ蒸留
を行なったところ、留出アルコール中のアセトアルデヒ
ド濃度は0.42重量%と高かった。
【0018】比較例3 中和処理を行なわない以外は、実施例1と同様に行なっ
た。留出アルコール中のアセトアルデヒド濃度は0.1
1重量%と低かったが、蒸留釜中に缶液に溶解しない重
質物様の固体の析出が認められた。
【0019】比較例4 高沸点溶媒であるn−ブタノ−ルを添加しなかったこと
以外は、実施例1と同様に処理を行なった。留出アルコ
ール中のアセトアルデヒド濃度は0.12重量%と低か
ったが、蒸留釜中に缶液に溶解しない固体の析出が認め
られた。
【0020】実施例2 30重量%水酸化ナトリウム水溶液の量を250g(水
酸化ナトリウム75g、アルデヒド類を含有するアルコ
−ル溶液/アルカリ重量比=100/5.0)とした以
外は実施例1と同様に行なった。アルカリ処理後のアセ
トアルデヒドの濃度は0.04重量%と低かったが、処
理中3時間を経過した頃から処理液に溶解しない固体の
析出が認められた。その後、析出した固体をろ過するこ
となしに中和し、高沸点溶媒としてのn−ブタノ−ルを
添加し、理論段10段のオ−ルダ−ショ−蒸留塔を用い
てバッチ蒸留を行なったところ、留出アルコール中のア
セトアルデヒド濃度は0.05重量%と低く、また蒸留
釜中に、不溶分の析出は認められなかった。
【0021】実施例3 攪拌機、還流冷却器、温度計付きの3Lフラスコに、n
−ブチルアルデヒド0.5重量%を含んだ粗メタノール
1500gと、30重量%水酸化ナトリウム水溶液10
0g(水酸化ナトリウム30.0g、アルデヒド類を含
有するアルコ−ル溶液/アルカリ重量比=100/2.
0)を入れ、60℃で4時間加熱攪拌した。冷却後、ガ
スクロマトグラフで分析したところ、n−ブチルアルデ
ヒドは0.08重量%残存していた。得られたアルカリ
処理液を、65重量%酢酸水溶液でpH=8.9に中和
し、中和液100重量部に対し1.0重量部にあたる高
沸点溶媒としてのn−ブタノ−ル16.0gを添加し、
理論段10段のオ−ルダ−ショ−蒸留塔を用いて常圧下
でバッチ蒸留を行なった。蒸留塔塔頂からの留出液とし
て、n−ブチルアルデヒド0.11重量%を含みn−ブ
タノ−ルをまったく含まないメタノール1354gを得
た。この時のメタノール回収率は95.0%だった。ま
た、蒸留塔の缶液はn−ブタノ−ルと水が分液していた
が、不溶分は観測されなかった。
【0022】実施例4 攪拌機、還流冷却器、温度計付きの5Lフラスコに、n
−ブチルアルデヒド0.4重量%及びn−ブタノ−ル
2.0重量%を含んだ粗メタノールを470ml/Hr
の速度で、また30重量%水酸化ナトリウム水溶液28
g/Hr(水酸化ナトリウム8.4g/Hr、アルデヒ
ド類を含有するアルコ−ル溶液/アルカリ重量比=10
0/2.3)の速度で連続的に供給し、60℃で攪拌し
た。この時のフラスコ内の液量は4.5Lとなるように
設定し、滞留時間は9時間となるようにした。処理液を
冷却後、ガスクロマトグラフで分析したところ、n−ブ
チルアルデヒドは0.11重量%残存していた。得られ
たアルカリ処理液を、65重量%酢酸水溶液でpH=
8.9に中和し、理論段30段のオ−ルダ−ショ−蒸留
塔を用いて常圧下、還流比0.5で連続蒸留を30時間
行なった。蒸留塔塔頂から留出液中の分析を行なったと
ころ、n−ブチルアルデヒドは平均して0.11〜0.
14重量%、またn−ブタノ−ルは全期間を通じて検出
されなかった。この時のメタノールの平均回収率は9
1.5%であった。また、蒸留釜中には全期間を通じて
n−ブタノ−ルと水が分液していたが、不溶分はまった
く観測されなかった。
【0023】上記の結果より、次のことがわかる。本発
明による、すべての実施例においては、アルコールから
のアルデヒドの分離が十分に行なわれ、かつ蒸留装置へ
の不溶分(重質物)の堆積もみられない。一方、本発明
のアルカリ処理工程を省略した比較例1においては、ア
ルコールからのアルデヒドの分離がまったく行なわれて
いない。また、アルカリの添加量が過少な比較例2にお
いては、アルコールからのアルデヒドの分離が不十分で
ある。また、本発明の中和工程を省略した比較例3にお
いては、蒸留釜中の釜液に不溶分が析出した。また、高
沸点溶媒を添加しなかった比較例4においては、蒸留釜
中の釜液に不溶分が析出した。
【0024】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、ア
ルデヒドを含有するアルコ−ル溶液から高純度のアルコ
−ルを効率的に分離回収でき、かつ蒸留装置内に不溶分
が蓄積せず、よって長期にわたって連続的な安定運転が
可能であるという優れたアルコ−ルの精製方法を提供す
ることができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルデヒドを含有するアルコ−ル溶液から
    アルコ−ルを分離回収するアルコ−ルの精製方法であっ
    て、下記の工程を含むアルコ−ルの精製方法。 アルカリ処理工程:アルデヒドを含有するアルコ−ル溶
    液に対し、該溶液100重量部あたり0.2〜5.0重
    量部のアルカリを添加混合することによりアルデヒドを
    アルドールに変換する工程 中和工程:アルカリ処理工程で得た混合液を中和する工
    程 蒸留工程:中和工程で得た中和液を、分離回収すべきア
    ルコ−ルより沸点が高いアルコ−ル類、アルデヒド類、
    ケトン類、エステル類からなる群より選ばれる少なくと
    も一種の溶媒の存在下、蒸留に付し、分離回収すべきア
    ルコ−ルを留出させる工程
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6392105B1 (en) 1998-12-28 2002-05-21 Daikin Industries, Ltd. Process for production of fluoroalcohol
JP2010222301A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Osaka Organic Chem Ind Ltd アルコールの回収方法
JP2015013815A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 花王株式会社 ゲルベアルコールの製造方法

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