JPH05338955A - エレベータ用ガイドレールの搬入装置および搬入方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、製品をベースとした梱包とし、
効率的に搬入・据え付け作業ができるエレベータ要ガイ
ドレールの搬入装置および搬入方法を得ることを目的と
する。 【構成】 乗りカゴ用ガイドレール５にはあらかじめ壁
側固定金具の取付位置を示すマーク１５が記されている
とともに、ガイドレール側固定金具７が取り付けられて
いる。平行して２列の配設されている受台１７のそれぞ
れには、平行な２列のＵ字溝１９および吊り上げ用のア
イボルト１８が設けられている。乗りカゴ用ガイドレー
ル５は、ガイドレール側固定金具７の１辺がＵ字溝１９
に挿入され、移動を規制された状態で受台１７に載置さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、エレベータ用ガイド
レールの搬入装置および搬入方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図６は従来のエレベータの昇降路の一例
を示す断面図、図７は従来のエレベータにおけるガイド
レールの取付断面図であり、図において１はエレベータ
昇降路、２はエレベータ昇降路１の周囲壁、３は乗カ
ゴ、４は乗りカゴ３とワイヤロープで連結されたつり合
いおもり、５は乗りカゴ３の左右に配置され乗りカゴ３
の上下移動の案内をする乗りカゴ用ガイドレール、６は
つり合いおもり４の左右に配置されつり合い重り４の上
下移動の案内をするおもり用ガイドレール、７は乗りカ
ゴ用ガイドレール５を周囲壁２に固定するガイドレール
側固定金具、８はおもり用ガイドレール６を周囲壁２に
固定するガイドレール側固定金具である。

【０００３】９は乗りカゴ用ガイドレール５を周囲壁２
に固定する壁側固定金具、１０は壁側固定金具９を周囲
壁２に固定するアンカーボルト、１１は乗りカゴ用ガイ
ドレール５をガイドレール側固定金具７に固定する結合
ボルト、１２は乗りカゴ用ガイドレール５を芯出した後
ガイドレール側固定金具７と壁側固定金具９とを接合固
定した電気溶接部である。

【０００４】つぎに、上記従来のガイドレールの搬入・
据え付けについて説明する。まず、乗りカゴ用ガイドレ
ール５およびおもり用ガイドレール６は、工場において
１台分の複数本をすかし箱（図示せず）で梱包され、ト
ラック等により現場に搬送される。現場では、すかし箱
を解梱した後、乗りカゴ用ガイドレール５およびおもり
用ガイドレール６が昇降路１内にウインチ等で吊り込ま
れる。この時、乗りカゴ用およびおもり用ガイドレール
５、６の吊り込み先端側はウインチで吊り上げられる
が、他端側は床を引きずるか、人力によって持ち上げら
れて昇降路１内に搬入される。

【０００５】その後、昇降路１内では、乗りカゴ用およ
びおもり用ガイドレール５、６の所定位置に結合ボルト
１１によりガイドレール側固定金具７、８を取り付け、
周囲壁２の壁側固定金具９の取付位置にアンカー打ちマ
ークをつけ、穿設後アンカーボルト１０を打ち込み、周
囲壁２の所定位置にアンカーボルト１０により壁側固定
金具９を取り付け、さらに乗りカゴ用およびおもり用ガ
イドレール５、６の芯出し後、ガイドレール側固定金具
７、８と壁側固定金具９とを電気溶接で接合している。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータのガ
イドレールは以上のように搬入・据え付けされているの
で、運搬後の梱包の解梱、梱包材の廃棄（現在では有償
が多い）処理が必要であり、ガイドレールの昇降路内へ
の搬入の際には製品、床等に傷がついたり、持ち上げ移
動する不安定作業が多く、資源を無駄にするとともに、
搬入・据え付け作業が非効率的となるという課題があっ
た。

【０００７】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、製品をベースとした梱包とし、
効率的に搬入・据え付け作業ができるエレベータ用ガイ
ドレールの搬入装置および搬入方法を得ることを目的と
する。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明の第１の発明に
係るエレベータ用ガイドレールの搬入装置は、複数本の
ガイドレールにそれぞれ取り付けられたガイドレール側
固定金具を受ける受部と、吊り上げ用治具とを備えたも
のである。

【０００９】また、この発明の第２の発明に係るエレベ
ータ用ガイドレールの搬入装置は、エレベータのガイド
レールに取り付けられたガイドレール側固定金具の一辺
を受けるＵ字溝と、Ｕ字溝に受けられた前記ガイドレー
ル側固定金具を係止する係止手段と、車輪とを備えたも
のである。

【００１０】さらに、この発明の第３の発明に係るエレ
ベータ用ガイドレールの搬入方法は、ガイドレールに昇
降路の周囲壁に取り付けられる壁側固定金具の取付位置
をマークするとともに、両端部にガイドレール側固定金
具を取り付けた後、該ガイドレール側固定金具を搬入装
置の受部に受けさせて該ガイドレールを搬送し、搬送さ
れた該ガイドレールを該昇降路内に搬入し、その後該ガ
イドレール側固定金具を該ガイドレールの該マークの位
置にスライドして固定し、ついで該ガイドレール側固定
金具と該壁側固定金具とを結合し、該ガイドレールの芯
出しを行い、その後該周囲壁に取付用穴を穿設し、さら
に該取付用穴にアンカーボルトを打ち込んで該壁側固定
金具を該周囲壁に固定するものである。

【００１１】

【作用】この発明の第１の発明においては、ガイドレー
ル側固定金具が受部に受けられた状態で複数本のガイド
レールを搬入装置に搭載でき、すかし箱等の梱包材を必
要とせずに搬送でき、さらに吊り上げ用治具にワイヤロ
ープをフックしてウインチ等の吊り上げ機器を用いて複
数本のガイドレールを一括して簡便に搬送でき、搬入作
業の効率化を図ることができる。

【００１２】また、この発明の第２の発明においては、
ガイドレール側固定金具がＵ字溝に受けられた状態で係
止手段により係止されるとともに、車輪が設けられてい
るので、ガイドレールの引き込み時にガイドレールの端
部が床を引きずることなく、人力で持ち上げることな
く、簡便に搬入横引でき、製品の傷の発生を防止できる
とともに、搬入作業性を向上できる。

【００１３】さらに、この発明の第３の発明によれば、
ガイドレールにガイドレール側固定金具をあらかじめ取
り付けているので、ガイドレールの搬送が簡便となり、
またスライドしてマーク位置に固定したガイドレール側
固定金具に壁側固定金具を結合した状態で、周囲壁に取
付用穴を穿設しているので、取付用穴の穿設作業におけ
る煩雑なマーク作業を必要とせずに、壁側固定金具を基
準として簡便に穿設でき、搬入作業の効率化を図ること
ができる。

【００１４】

【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例１．この実施例１は、この発明の第１の発明に係
る一実施例である。図１はこの発明の実施例１を示すエ
レベータ用ガイドレールの搬入装置の斜視図、図２はこ
の発明に用いられるガイドレールを示す斜視図、図３は
この発明に用いられるガイドレール側固定金具の取り付
け状態を示す斜視図である。

【００１５】図において、１５は昇降路１の周囲壁２に
取り付けられる壁側固定金具９と取付位置を示すマーク
であり、このマーク１５はあらかじめ工場にて乗りカゴ
用ガイドレール５に記されている。１６はガイドレール
側固定金具７に設けられた壁側固定金具９との結合用の
長穴、１７は受台、１８は受台１７の両端に設けられた
吊り上げ用治具としてのアイボルト、１９は受台１７の
長手方向に平行して設けられた受部としてのＵ字溝であ
る。

【００１６】上記実施例１のエレベータ用ガイドレール
の搬入装置は、まずガイドレール側固定金具７が結合ボ
ルト１１により乗りカゴ用ガイドレール５の両端側にそ
れぞれ取り付けられている。さらに、所定間隔をもって
平行に受台１７が２列に配設されている。２列に配設さ
れた受台１７のＵ字溝１９のそれぞれには、乗りカゴ用
ガイドレール５の両端側に取り付けられているガイドレ
ール側固定金具７の一辺がそれぞれ挿入されている。ま
た、隣接する乗りカゴ用ガイドレール５のガイドレール
側固定金具７同士が互いに干渉しないように交互にずら
して、複数本の乗りカゴ用ガイドレール５が２列に配設
された受台１７に搭載されている。

【００１７】このように上記実施例１によれば、所定間
隔をもって平行に２列に配設された受台１７のＵ字溝１
９にガイドレール側固定金具７の一辺を挿入した状態で
複数本の乗りカゴ用ガイドレール５が載置されているの
で、乗りカゴ用ガイドレール５の移動が規制でき、特別
な梱包材を必要とせずに、複数本の乗りカゴ用ガイドレ
ール５を一括して搬送することができ、梱包、解梱の省
力化が図られる。

【００１８】また、受台１７に平行にＵ字溝１９を２列
設け、隣接するガイドレール側固定金具７同士が互いに
干渉しないように、交互にずらしてＵ字溝１９に挿入し
ているので、乗りカゴ用ガイドレール５を高密度に載置
できる。

【００１９】また、受台１７にアイボルト１８を設けて
いるので、受台１７ごと多数本の乗りカゴ用ガイドレー
ル５をウインチ等により一括して吊り上げ移動できる。

【００２０】さらに、エレベータの種類によってガイド
レールの長さが異なっても、ガイドレール側固定金具７
の取り付け間隔、あるいは、受台１７の配置間隔を調整
することによって、容易に対応することができる。

【００２１】なお、上記実施例１では、受台１７に平行
にＵ字溝１９を２列設けるものとしているが、Ｕ字溝１
９の列数は１列でも、３列以上でもよい。

【００２２】実施例２．この実施例２は、この発明の第
２の発明に係る一実施例である。図４はこの発明の実施
例２を示すエレベータ用ガイドレールの搬入装置の斜視
図であり、図において２０はＵ字溝１９が設けられた受
台であり、２１はＵ字溝１９にガイドレール側固定金具
７の一辺が挿入された際に長穴１６と相対する受台２０
の位置に穿設された取付穴、２２は係止手段としてのボ
ルト、２３は受台２０に設けられた車輪である。

【００２３】上記実施例２のエレベータ用ガイドレール
の搬入装置は、まずガイドレール側固定金具７が結合ボ
ルト１１により乗りカゴ用ガイドレール５の両端側にそ
れぞれ取り付けられている。一方のガイドレール用固定
金具７の一辺が受台２０のＵ字溝１９に挿入され、ボル
ト２２を取付穴２１および長穴１６を貫通して挿入し締
着して、車輪２３が取り付けられた受台２０に乗りカゴ
用ガイドレール５を係止している。

【００２４】このように上記実施例２によれば、乗りカ
ゴ用ガイドレール５の一端側に車輪２３が取り付けられ
た受台２０を係止しているので、ガイドレールの引き込
み時に乗りカゴ用ガイドレール５の端部が床を引きずる
ことなく、また人力で持ち上げることなく、簡便に搬入
横引でき、製品の傷の発生を防止できるとともに、搬入
作業性を向上できる。

【００２５】実施例３．この実施例３は、この発明の第
３の発明に係る一実施例である。図５はこの発明の実施
例３を示すエレベータ用ガイドレールの搬入方法におけ
る乗りカゴ用ガイドレールの周囲壁への取付状態の斜視
図であり、図において２４は壁側固定金具９に設けられ
たガイドレール側固定金具との結合用の取付穴、２５は
壁側固定金具９に設けられた周囲壁２との固定用の取付
穴、２６は周囲壁２に穿設されたアンカーボルト１０の
取付用穴である。

【００２６】つぎに、上記実施例３による搬入方法につ
いて説明する。まず、工場にて、乗りカゴ用ガイドレー
ル５には、図２に示すように、昇降路１の周囲壁２に取
り付けられる壁側固定金具９の取付位置のマーク１５を
あらかじめ記しておく。また、図３に示すように、乗り
カゴ用ガイドレール５の両端側にそれぞれガイドレール
側固定金具７を結合ボルト１１により取り付ける。つい
で、図１に示すように、平行に２列に配設された受台１
７のＵ字溝１９にガイドレール側固定金具７の一辺を挿
入し、乗りカゴ用ガイドレール５の移動が規制された状
態で受台１７に複数本載置し、工場から現場にトラック
等で搬送する。

【００２７】現場に搬送されると、受台１７に設けられ
たアイボルト１８に台付きワイヤを掛けてウインチにて
乗りカゴ用ガイドレール５を受台１７ごとトラック等か
ら降ろす。そこで、図４に示すように、受台２０のＵ字
溝１９に乗りカゴ用ガイドレール５の一端側のガイドレ
ール側固定金具７の一辺を挿入し、ボルト２２によりガ
イドレール側固定金具７を受台２０に係止する。その
後、乗りカゴ用ガイドレール５の他端側をウインチで吊
り上げ、一端側を受台２０の車輪２３で床面上を走行さ
せ、昇降路１内に取り込む。この時、昇降路１内に取り
込む直前で、ボルト２２を取り外し、受台２０を取り外
す。

【００２８】以降、図５に示すように、昇降路１内に吊
り込まれた乗りカゴ用ガイドレール５は１本づつ結合ボ
ルト１１を緩めてガイドレール側固定金具７をマーク１
５の位置までスライドし、再び結合ボルト１１を締め付
けてガイドレール側固定金具７を固定する。その後、壁
側固定金具９を周囲壁２との寸法を調整し、設定後、長
穴１６と取付穴２４とにボルトを挿入し、ガイドレール
側固定金具７と壁側固定金具９とを結合する。この状態
で、例えば、実公昭６０ー４０５３７号公報に示される
ガイドレール芯出し装置を用いて、乗りカゴ用ガイドレ
ール５の芯出しを行う。ついで、壁側固定金具９の設け
られた取付穴２５を基準として周囲壁２に取付用穴２６
を穿設する。この取付用穴２６にアンカーボルト１０を
打ち込み、周囲壁２に壁側固定金具９を固定する。

【００２９】このように上記実施例３によれば、あらか
じめ乗りカゴ用ガイドレール５にガイドレール側固定金
具７を取り付け、所定間隔をもって平行に２列に配設さ
れた受台１７のＵ字溝１９にガイドレール側固定金具７
の一辺を挿入した状態で複数本の乗りカゴ用ガイドレー
ル５を搬送しているので、乗りカゴ用ガイドレール５の
移動が規制でき、特別な梱包材を必要とせずに、複数本
の乗りカゴ用ガイドレール５を一括して搬送することが
できる。

【００３０】また、乗りカゴ用ガイドレール５の一端側
に車輪２３が取り付けられた受台２０を係止してガイド
レールの引き込みを行っているので、引き込みの際に乗
りカゴ用ガイドレール５の端部が床を引きずることな
く、また人力で持ち上げることなく、簡便に搬入横引で
き、製品の傷の発生を防止できるとともに、搬入作業性
を向上できる。

【００３１】さらに、あらかじめ乗りカゴ用ガイドレー
ル５にマーク１５を記し、ガイドレール側固定金具７を
スライド移動してマーク１５の位置に固定し、ガイドレ
ール側固定金具７に壁側固定金具９を結合しているの
で、アンカーボルト１０の取付用穴２６の穿設作業にお
ける煩雑なマーク作業を必要とせず、現場作業時間の短
縮が図れ、据え付け省力化が図られる。

【００３２】なお、上記各実施例では、乗りカゴ用ガイ
ドレール５を搬入するものとして説明しているが、おも
り用ガイドレール６を搬入するものとしても、同様の効
果を奏する。

【００３３】

【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００３４】この発明の第１の発明によれば、複数本の
ガイドレールにそれぞれ取り付けられたガイドレール側
固定金具を受ける受部と、吊り上げ用治具とを備えてい
るので、ガイドレールに取り付けられたガイドレール側
固定金具を利用した梱包ができ、特別な梱包材を必要と
せずに、梱包、解梱の省力化が図られるとともに、搬入
作業の効率化が図られる。

【００３５】また、この発明の第２の発明によれば、エ
レベータのガイドレールに取り付けられたガイドレール
側固定金具の一辺を受けるＵ字溝と、Ｕ字溝に受けられ
た前記ガイドレール側固定金具を係止する係止手段と、
車輪とを備えているので、特にガイドレールの引き込み
時に、ガイドレールの端部が床を引きずることなく、ま
た人力で持ち上げることなく、簡便に搬入横引でき、製
品の傷の発生を防止できるとともに、搬入作業性を向上
できる。

【００３６】さらに、この発明の第３の発明によれば、
ガイドレールに昇降路の周囲壁に取り付けられる壁側固
定金具の取付位置をマークするとともに、両端部にガイ
ドレール側固定金具を取り付けた後、該ガイドレール側
固定金具を搬入装置の受部に受けさせて該ガイドレール
を搬送し、搬送された該ガイドレールを該昇降路内に搬
入し、その後該ガイドレール側固定金具を該ガイドレー
ルの該マークの位置にスライドして固定し、ついで該ガ
イドレール側固定金具と該壁側固定金具とを結合し、該
ガイドレールの芯出しを行い、その後該周囲壁に取付用
穴を穿設し、さらに該取付用穴にアンカーボルトを打ち
込んで該壁側固定金具を該周囲壁に固定しているので、
現場の作業時間を短縮でき、アンカー打ちマーク作業を
必要とせず、据え付け省力化が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例１を示すエレベータ用ガイド
レールの搬入装置の斜視図である。

【図２】この発明に用いられるガイドレールを示す斜視
図である。

【図３】この発明に用いられるガイドレール側固定金具
の取り付け状態を示す斜視図である。

【図４】この発明の実施例２を示すエレベータ用ガイド
レールの搬入装置の斜視図である。

【図５】この発明の実施例３を示すエレベータ用ガイド
レールの搬入方法における乗りカゴ用ガイドレールの周
囲壁への取付状態の斜視図である。

【図６】従来のエレベータの昇降路の一例を示す断面図
である。

【図７】従来のエレベータにおけるガイドレールの取付
断面図である。

【符号の説明】

１ エレベータ昇降路 ２ 周囲壁 ５ 乗りカゴ用ガイドレール ６ おもり用ガイドレール ７ ガイドレール側固定金具 ８ ガイドレール側固定金具 ９ 壁側固定金具 １０ アンカーボルト １５ マーク １８ アイボルト（吊り上げ用治具） １９ Ｕ字溝（受部） ２２ ボルト（係止手段） ２３ 車輪 ２６ 取付用穴

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数本のガイドレールにそれぞれ取り付
   けられたガイドレール側固定金具を受ける受部と、吊り
   上げ用治具とを備えたことを特徴とするエレベータ用ガ
   イドレールの搬入装置。
2. 【請求項２】 エレベータのガイドレールに取り付けら
   れたガイドレール側固定金具の一辺を受けるＵ字溝と、
   前記Ｕ字溝に受けられた前記ガイドレール側固定金具を
   係止する係止手段と、車輪とを備えたことを特徴とする
   エレベータ用ガイドレールの搬入装置。
3. 【請求項３】 ガイドレールに昇降路の周囲壁に取り付
   けられる壁側固定金具の取付位置をマークするととも
   に、両端部にガイドレール側固定金具を取り付けた後、
   前記ガイドレール側固定金具を搬入装置の受部に受けさ
   せて前記ガイドレールを搬送し、搬送された前記ガイド
   レールを前記昇降路内に搬入し、その後前記ガイドレー
   ル側固定金具を前記ガイドレールの前記マークの位置に
   スライドして固定し、ついで前記ガイドレール側固定金
   具と前記壁側固定金具とを結合し、前記ガイドレールの
   芯出しを行い、その後前記周囲壁に取付用穴を穿設し、
   さらに前記取付用穴にアンカーボルトを打ち込んで前記
   壁側固定金具を前記周囲壁に固定することを特徴とする
   エレベータ用ガイドレールの搬入方法。