JPH05338917A - ボビン自動切り分け処理システム - Google Patents

ボビン自動切り分け処理システム

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Publication number
JPH05338917A
JPH05338917A JP14743292A JP14743292A JPH05338917A JP H05338917 A JPH05338917 A JP H05338917A JP 14743292 A JP14743292 A JP 14743292A JP 14743292 A JP14743292 A JP 14743292A JP H05338917 A JPH05338917 A JP H05338917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
winding
filament
filament body
filamentous body
Prior art date
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Pending
Application number
JP14743292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiro Suzuki
秀弘 鈴木
Toshikatsu Onodera
利勝 小野寺
Misao Matsuzawa
操 松沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP14743292A priority Critical patent/JPH05338917A/ja
Publication of JPH05338917A publication Critical patent/JPH05338917A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質保証や品質管理のための測定器を用いる
ことなく、高速で大型ボビンから小型ボビンへの線条体
の切り分け処理を行うことができるボビン自動切り分け
処理システムを提供するにある。 【構成】 線条体1を巻取機で大型ボビン2に巻き取っ
た後、大型ボビン2から線条体1を引き出して小型ボビ
ン4に切り分けするボビン自動切り分け処理システムに
おいて、大型ボビン2の巻き取り中に線条体1を巻き始
めから巻き終わりまでインライン検査すると共に、その
検査情報を線条体の巻き始めから巻き終わりまでの長さ
に対応してメモリ6に記憶し、線条体1が小型ボビン4
に切り分けられる時に巻き終わりから巻き始めまで逆方
向に検査情報を取り出して線条体1の位置と突き合わせ
ることにより異常部を検出することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線条体を巻取機で大型
ボビンに巻き取った後、大型ボビンから線条体を引き出
して小型ボビンに切り分けするボビン自動切り分け処理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】エナメル線等の線条体は、生産時には生
産性向上のため大型ボビンに巻き取られるが、出荷時に
は顧客の要求に合った小型ボビンに巻き換え(差し替
え)られるようになっている。
【0003】ところで、エナメル線等の線条体はコイル
やモータ等の重要な部品に用いられるため、高い品質が
要求される。
【0004】そのため線条体の全長に渡る品質管理が必
要であり、線条体の製造時にコブ検出、粒検出、スパー
クテスタによるピンホール検出及び外径測定を行いなが
ら大型ボビンに巻き取って合否判定が行われ、その後小
型のボビンに切り分けされる。
【0005】ここで、線条体のコブ、粒及びピンホール
等の被覆の不良検出については、以下のような装置や方
法が提案されている。
【0006】(1)線条体を、導電性粒体からなる電極
内に通過させると共に、この電極と線条体との間に電源
を設けて得られる接触電流を積分し基準電圧と比較する
ことによりピンホールや絶縁体の塗りむら(コブ、粒)
を検出する装置(実公昭44−7702号公報)。
【0007】(2)一定間隔で1対のリング状電極を配
置して各電極中心に絶縁電線を走行させ、1対の電極に
は高電圧を非接地電圧源から印加し、電極間に流れる漏
洩電流を検出することにより被覆切れ(ピンホール)を
検出する方法(特公昭56−24904号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
な従来の装置や方法を用いただけでは、異常が発生した
とき製造ラインを停止することができないため、一旦線
条体を異常な部分ごと大型ボビンに巻き取り、この大型
ボビンから小型ボビンに巻き取るときに異常部を除く処
理が必要である。
【0009】しかしながら、線条体を小型ボビンに切り
分けするときに品質保証や品質管理のための測定器が介
在しているため高速処理を行うことができない。
【0010】また線条体の切り分け作業のときにも品質
保証や品質管理のための測定器が必要となり、その結
果、システムが大型化、複雑化してしまう。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、品質保証や品質管理のための測定器を用いることな
く、高速で大型ボビンから小型ボビンへの線条体の切り
分け処理を行うことができるボビン自動切り分け処理シ
ステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、線条体を巻取機で大型ボビンに巻き取った
後、大型ボビンから線条体を引き出して小型ボビンに切
り分けするボビン自動切り分け処理システムにおいて、
大型ボビン巻き取り中に線条体を巻き始めから巻き終わ
りまでインライン検査すると共に、その検査情報を線条
体の巻き始めから巻き終わりまでの長さに対応して記憶
し、線条体が小型ボビンに切り分けられる時に巻き終わ
りから巻き始めまで逆方向に検査情報を取り出して線条
体の位置と突き合わせることにより異常部を検出するも
のである。
【0013】
【作用】上記構成によれば、線条体が大型ボビンに巻き
取られる際に、線条体の巻き始めから巻き終わりまでの
長さに対応した線条体の異常部の情報が記憶されるた
め、大型ボビンから線条体を引き出すときに、検査情報
を位置に応じて逆方向に取り出すだけで線条体の異常部
の位置が検出できる。従って線条体が小型ボビンに切り
分けられる際に異常部の有無を判別することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0015】図1は本発明のボビン自動切り分け処理シ
ステムの概念図である。
【0016】同図において、ボビン自動切り分け処理シ
ステムは、巻取装置と、切り分け装置と、制御装置とで
構成されている。
【0017】巻き取り装置は、絶縁被覆加工(塗装処
理)が施された導体の線条体(エナメル線等)1を巻き
取るための大型ボビン2と、大型ボビン2の近傍に設け
られ、大型ボビン2の巻き取り中に、線条体1を巻き始
めから巻き終わりまでインライン検査する検査装置3と
を備えている。
【0018】検査装置3は、大型ボビン2に巻き取られ
る線条体1の近傍に設けられ、線条体1の表面に発生し
た被覆のピンホールを検出するスパーク検出装置3a
と、スパーク検出装置3aの近傍に設けられ線条体1の
表面に発生した粒を検出する粒検出装置3bと、粒検出
装置3bの近傍に設けられ、線条体1の巻き始めから巻
き終わりまでの長さ(検査位置)を検出する長さ検出装
置3cとで形成されている。
【0019】切り分け装置は、線条体1を巻き取った大
型ボビン2bと、大型ボビン2bから切り分けされた線
条体1を巻き取る小型ボビン4と、線条体1の長さを検
出する長さ検出装置5と、線条体1を切断する図示しな
い切断装置とを備えている。
【0020】制御装置は、各検査装置3a〜3cに接続
され、得られた検査情報を線条体1の巻き始めから巻き
終わりまでの長さに対応して記憶するメモリ6と、メモ
リ6、各検査装置3a〜3c及び長さ検出装置5に接続
され線条体1を小型ボビン4に切り分けする時に巻き終
わりから巻き始めまで逆方向に検査情報を取り出して線
条体1の位置と突き合わせることにより異常部を検出す
るCPU7とを備えている。
【0021】検査装置3により検査された線条体1が巻
き取られた大型ボビン2は、図示しない移動装置により
切り分け装置に装着されるようになっている。
【0022】本発明のボビン自動切り分け処理システム
は、大型ボビン2から小型ボビン4へ線条体1を差し替
える時に検査情報を処理するものである。
【0023】ここで、実施例の切り分け処理システムに
ついて説明する。
【0024】絶縁材料の塗布工程が終了した線条体1
を、ロール8を介して大型ボビン2に巻き取ると共に、
スパーク検出装置3aによりピンホールの有無を検出
し、粒検出装置3bにより線条体1の表面に粒が発生し
たか否かを検出し、線条体1の長さ(異常部の位置)を
検出する。メモリ6は各検査装置3a〜3cからの検査
情報に基づいて線条体1の不良箇所の程度とその位置と
を関連づけて記憶するようになっている。
【0025】検査済みの線条体1を巻き取った大型ボビ
ン2は、切り分け装置に装着された後、(巻取装置で線
条体が巻き取られるときとは逆に回転するので)線条体
1が巻き終わりから引き出され、ロール9を介して小型
ボビン4に巻き取られると共に、長さ検出装置5により
異常部が検出される。CPU7は、線条体1が小型ボビ
ン4に切り分けられる時に、巻き終わりから巻き始めま
で逆方向に検査情報を取り出して線条体1の位置と突き
合わせることにより異常部を検出する。
【0026】線条体1の異常部が検出された後、線条体
1は異常部の発生状況に応じて切り分けられるため異常
部を除去したとき小型ボビン4が重量不足になることは
ない。
【0027】尚、エナメル線の検査方法には、 a.エナメル線製造装置でボビンに巻き取ったボビンを
そのエナメル線製造装置から切り下ろし、それからその
切り下ろされたボビン群から検査員がエナメル線を抜き
取りボビン又は全数ボビンからエナメル線検査試料を採
取し、バッチ式に検査する方式と、 b.エナメル線製造装置でボビンに巻き取る直前のエナ
メル線に各種のインライン検査装置を取り付けて置き、
インラインで全数全長にわたりインライン検査する方式
とがある。
【0028】本願はbの方式で得たインライン検査情報
を活用するものである。
【0029】次に実施例の作用を述べる。
【0030】線条体1が大型ボビン2に巻き取られる際
に、線条体1の巻き始めから巻き終わりまでの長さに対
応した線条体1の異常部の情報が記憶されるため、大型
ボビン2bから線条体1を引き出すときに、検査情報を
位置に応じて逆方向に取り出すだけで線条体1の異常部
の位置が検出できる。従って線条体1が小型ボビン4に
切り分けられる際に異常部の有無を判別することができ
るので、品質保証や品質管理のための測定器を用いるこ
となく、高速で大型ボビン2bから小型ボビン4への線
条体1の切り分け処理を行うことができる。
【0031】以上において、本実施例によれば大型ボビ
ン2に巻き取り中に線条体1を巻き始めから巻き終わり
までインライン検査すると共に、その検査情報を線条体
1の巻き始めから巻き終わりまでの長さに対応してメモ
リ6に記憶し、線条体1が小型ボビン4に切り分けられ
る時に巻き終わりから巻き始めまで逆方向に検査情報を
取り出して線条体1の位置と突き合わせることにより異
常部を検出することにより、品質保証や品質管理のため
の測定器を用いることなく、高速で大型ボビン2bから
小型ボビン4への線条体1の切り分け処理を行うことが
できるボビン自動切り分け処理システムを提供すること
ができる。
【0032】尚、本実施例においては検査装置をスパー
ク検出装置、粒検出装置及び長さ検出装置で形成した
が、これに限定されるものではなく、レーザ外径測定器
を含むように形成してもよい。
【0033】また、小型ボビンへの差替えた後、製品の
品質をラベル等にバーコード表示するように形成しても
よい。
【0034】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0035】(1) 切り分け作業時に品質保証や品質管理
のための計器が不要なためシステムを小型化できる。
【0036】(2) 余分な計器がないため高速で切り分け
処理が行える。
【0037】(3) 小型ボビンの合否判定が自動的に行え
る。
【0038】(4) 大型ボビンで塗装作業(絶縁被覆処
理)を行うため塗装作業における手作業の時間が減少す
る。
【0039】(5) 切り分け作業では、大型ボビンの交換
時にだけ手作業が必要であるが、その他は自動化でき
る。
【0040】(6) 塗装作業における巻き取り荷姿を一定
にできるので自動化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボビン自動切り分け処理システムを構
成する巻取装置の概念図である。
【符号の説明】
1 線条体 2 大型ボビン 3 検査装置 3a スパーク検出装置 3b 粒検出装置 3c、5 長さ検出装置 4 小型ボビン 6 メモリ 7 CPU 8、9 ロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体を巻取機で大型ボビンに巻き取っ
    た後、大型ボビンから線条体を引き出して小型ボビンに
    切り分けするボビン自動切り分け処理システムにおい
    て、大型ボビン巻き取り中に線条体を巻き始めから巻き
    終わりまでインライン検査すると共に、その検査情報を
    線条体の巻き始めから巻き終わりまでの長さに対応して
    記憶し、線条体が小型ボビンに切り分けられる時に巻き
    終わりから巻き始めまで逆方向に検査情報を取り出して
    線条体の位置と突き合わせることにより異常部を検出す
    ることを特徴とするボビン自動切り分け処理システム。
JP14743292A 1992-06-08 1992-06-08 ボビン自動切り分け処理システム Pending JPH05338917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14743292A JPH05338917A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 ボビン自動切り分け処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14743292A JPH05338917A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 ボビン自動切り分け処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05338917A true JPH05338917A (ja) 1993-12-21

Family

ID=15430195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14743292A Pending JPH05338917A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 ボビン自動切り分け処理システム

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JP (1) JPH05338917A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0357976A (ja) * 1989-07-21 1991-03-13 Steven R Campbell 部分放電検出のための方法及び装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0357976A (ja) * 1989-07-21 1991-03-13 Steven R Campbell 部分放電検出のための方法及び装置

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