JPS6225715Y2 - - Google Patents

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JPS6225715Y2
JPS6225715Y2 JP13365179U JP13365179U JPS6225715Y2 JP S6225715 Y2 JPS6225715 Y2 JP S6225715Y2 JP 13365179 U JP13365179 U JP 13365179U JP 13365179 U JP13365179 U JP 13365179U JP S6225715 Y2 JPS6225715 Y2 JP S6225715Y2
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JP
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electrode
insulated wire
electrodes
wire
defect
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JP13365179U
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JPS5651086U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は絶縁電線の絶縁皮膜欠陥検出器の改良
に関する。 本考案者は前に絶縁電線のパスラインにその絶
縁電線の断面形状とほぼ相似形の通線孔を有する
金属製電極を取付け、この電極に電圧を印加する
と共に、その通線孔に導体を接地した絶縁電線を
通線させ、電極から導体に流れる電流を検知する
ことによつて絶縁皮膜の欠陥を検出する絶縁電線
の絶縁皮膜不良検出装置を提案した。(実願昭54
−9993号明細書参照) この不良検出装置によれば、通線孔を有する金
属製電極を用いたことにより絶縁電線径と通線孔
とのクリアランスを適切に保持することによつて
電極から皮膜欠陥部を通して導体に流れる電流を
検出することによつて、1個の電極で走行する絶
縁電線上の皮膜欠陥を完全に検出できること、検
知にあたつて絶縁電線を損傷する恐れがないこ
と、電極は殆んど半永久的に使用できること、安
全性が極めて高いこと、設置スペース及び設置上
の制約が著しく少ないことなどの優れた効果を有
している。 しかし、この不良検出装置はいかなる微小なピ
ンホール等の皮膜欠陥でも検出することは可能で
あるが、検出した欠陥部が日本工業規格等で認め
られる程度の軽度の欠陥であるのか、ある程度の
範囲に皮膜が欠落したいわゆる不良品に該当する
重度の欠陥であるのか判別することができないと
いう欠点がある。 従来、上記欠点を解決するため一定間隔で1対
のリング状電極を配置して各電極中心に絶縁電線
を走行させ、上記1対の電極に高電圧を印加し、
上記電極間に流れる漏洩電流を検出することによ
り、一定長さ以上の被覆切れを検出するようにし
たものがある(特開昭51−16487号)。 しかし上記検出装置は、電極間に流れる漏洩電
流を検出する方法であるので数千ボルト(例えば
4KV)の高電圧を印加する必要があり、また電極
を増やす場合は対で増やさなければならないとい
う問題がある。 本考案の目的は上記の欠点を解消して検出した
欠陥部が不良品に該当する重度の欠陥かどうかを
判別することができることは勿論、低電圧で検出
でき、しかも電極の増加も極めて容易に行なえる
絶縁電線の絶縁皮膜欠陥検出器を提供するにあ
る。 この目的を達成するために本考案は前述のよう
に金属製電極を用いる絶縁皮膜欠陥検出器におい
て、金属製電極が絶縁電線のパスラインに少なく
とも2個取付けられ、各電極に各々独立に電圧を
印加し各電極で独自に欠陥検出を行なうようにし
たことを特徴とする。 以下、本考案の絶縁電線の絶縁皮膜欠陥検出器
の一実施例を図面を参照して説明する。 図において、1は絶縁皮膜欠陥検出器、2は絶
縁電線である。 絶縁皮膜欠陥検出器1は金属製の電極3を2個
有している。 電極3は絶縁電線2の断面形状とほぼ相似形の
通線孔3aを有する金属製のリング状のものであ
る。通線孔3aは絶縁電線2の断面形状より寸法
が100〜500μm程度大きく作られている。また、
電極3は外周面の所望の位置に棒状の給電用端子
3bが1個取付けられている。また、電極3は加
工しやすい黄銅が用いられるが特に限定するもの
でなく他の金属でも良い。 このような電極3は絶縁皮膜欠陥検出器1の電
極ホルダー4に保持されている。 電極ホルダー4は中空円筒状であつて、この円
筒状の中央部に外周面に貫通した軸方向に長いミ
ゾ穴4aが設けられている。また、電極ホルダー
4の一端は中央部に絶縁電線2の通線孔を有した
円板4bによつて封止されている。また、他の一
端外周面には数個のボルト穴を有した鍔4cが設
けられている。更に、内側が中空となつているこ
の内周面端部にはメネジが切られている。このよ
うな形状の電極ホルダー4は電極3を保持するた
めに円筒状のスペーサ5、中心に小孔を有する円
板状のスペーサ6、外周にオネジの切られた円筒
状の締着具7を具備している。電極ホルダー4、
スペーサ5、スペーサ6、締着具7はそれぞれテ
フロン(登録商標名)等の絶縁体でできている。
また、スペーサ5の円筒内径、スペーサ6の小
孔、締着具7の円筒内径はこれらの孔内を通過す
る絶縁電線2の外径に比べて充分な大きさを有し
ている。 このような部品を有した電極ホルダー4は次の
ようにして電極3を保持する。先ず電極ホルダー
4の円板4bで封止された方の一端円筒内にスペ
ーサ5を挿入し、次いで第1の電極3を1個挿入
する。この際、電極3の給電用端子3bが電極ホ
ルダー4のミゾ穴4aから円筒外に出るようにす
る。その後スペーサ6を数枚挿入し、検出する皮
膜欠陥の大きさの間隔を得るように調整する。更
に、第2の電極3を挿入し、第1の電極3と同様
に給電用端子3bがミゾ穴4aから円筒外に出る
ようにする。このようにして第1の電極3と第2
の電極3が挿入された後にオネジを有して締着具
7でもつてこれら全体を締着する。 このように構成された絶縁皮膜欠陥検出器1は
パスラインの所望位置に設けられた絶縁材料から
なる基板(図示されていない)に電極ホルダー4
の鍔4cがボルト等により固着されることによつ
て取付けられる。 基板に取付けられた絶縁皮膜欠陥検出器1は、
その電極3,3に設けられた給電用端子3bにそ
れぞれリード線8が別々に接続され、電極3,3
に各々独立に電圧が印加できるようになつてい
る。今端部で導体が接地されている絶縁電線2を
皮膜欠陥検出器1の電極3,3の通線孔3a,3
aに通線する。そして電極3,3にそれぞれ所望
の電圧を印加しながら走行させ、同時に電極3,
3のリード線8,8を流れる電流の変化を測定記
録する。絶縁電線2にピンホール等の欠陥がある
場合、電極3,3はそれぞれ別個に欠陥を検出す
る。今、絶縁電線2の欠陥を第1の電極3が検出
している間に第2の電極3もこの欠陥を検出した
場合、この皮膜欠陥は第1の電極3と第2の電極
3の間にまたがつていることを示している。この
ように第1の電極3と第2の電極3の間隔以上の
皮膜欠陥は第1の電極3が検出している間に第2
の電極3に検出される。 上記欠陥検出器により、一例として通線孔径
1.5mmφの電極2個を間隔5mmに設定して1.0mmφ
径のポリエステル絶縁電線を通線速度20m/分で
走行させながら次表の如く電圧を変えて皮膜欠陥
の検出を行つた結果を次表に示す。 A: 鋭利な刃物にて絶縁電線長手方向に導体
に達する切込みを 7mm長入れたもの B: 同 上 5mm長入れたもの C: 同 上 2mm長入れたもの
【表】 上表中の×、△及び○印は、各サンプルについ
て15回の試験を行い、×は15回中1回も第1の電
極3が欠陥を検出している間に第2の電極が欠陥
を検出することが無かつたもの、△は15回中8〜
14回第2の電極も検出できたもの、○は15回中15
回完全に第2の電極も検出できたことを示す。 次に同検出器を用い絶縁電線と電極通線孔の径
をいろいろ変えて皮膜欠陥の検出を行つた結果を
次表2に示す。また、この場合印加電圧は1000V
絶縁電線の欠陥部は前記Bによるものである。
【表】 上記中の△及び○印は表1と同じである。 表1及び表2の結果から明らかな如く、本検出
器は、絶縁電線と電極通線孔の径とを適切にとれ
ば数百又は千数百ボルトの電圧印加にて絶縁電線
上に発生している欠陥を検出できる。また2個の
電極間隔を適切に設定することによりその欠陥が
目で識別できないようなピンホール等の軽度の欠
陥であるか、一定の範囲にまたがつた重度の欠陥
であるかも完全に判別することができる。 なお、多数の実験を行つた結果などによれば、
本検出器における絶縁電線と通線孔間のクリアラ
ンスは、100〜500μm程度が絶縁電線の表面を傷
つけず検出効率を低下させない上で好ましいこと
が判つた。 また、この検出器では通常その作動抵抗値は数
メガオームまたは数十メガオームと高抵抗で検出
可能であり電流が数十マイクロアンペアと微電流
であるため安全性が高く設置場所に特別な制約を
受けることがなく保護カバーなども必要としない
などの利点もある。 尚、上記実施例では2個の電極は電極ホルダー
によつて1体に構成されて基板に取付けられてい
るが、電極は各々に所定間隔を置いて基板に直接
取付けるようにしても良い。 また、上記実施例では、電極が2個の場合を説
明したが、2個以上、たとえば3個用いても良
い。3個の場合、3個の電極にまたがる皮膜欠陥
を検出できることになり、1個の電極が検出した
欠陥、2個の電極が同時に検出した欠陥、3個の
電極が同時に検出した欠陥と3段階に欠陥の大き
さを判別することができる。 以上、本考案の絶縁皮膜欠陥検出器によれば、
通線孔を有する金属製電極を少なくとも2個用い
て電極の間隔を所定の寸法に設定することによつ
て通線孔を走行する絶縁電線の皮膜欠陥を完全に
検出し、かつ設定寸法以上の皮膜欠陥を完全に判
別検出することができる。また本考案は、各電極
に各々独立に電圧を印加し、各電極が導体との間
に生じる漏洩電流を検知し、各電極が同時に作動
したとき電極距離以上の長さの欠陥があることを
検出するため、数百又は千数百ボルトの印加電圧
で電流が数十マイクロアンペアと安全であり、か
つ電極の数も1個づつ簡単に増加することができ
るので各種大きさの欠陥を極めて容易に検出でき
る。このように本考案の絶縁皮膜欠陥検出器は従
来の皮膜欠陥検出器に比べて格段に優れたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の絶縁皮膜欠陥検出器の一実施
例を示す縦断面図、第2図は同検出器のA−A矢
視断面図である。 1……絶縁皮膜欠陥検出器、2……絶縁電線、
3……電極、3a……通線孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁電線のパスラインにその絶縁電線の断面形
    状とほぼ相似形の通線孔を有する金属製電極を取
    付け、この電極に電圧を印加すると共に、その通
    線孔に導体を接地した絶縁電線を通線させ、電極
    から導体に流れる電流を検知することによつて絶
    縁皮膜の欠陥を検出する絶縁電線の絶縁皮膜欠陥
    検出器において、前記金属製電極が絶縁電線のパ
    スラインに所定の間隔をおいて少なくとも2個取
    付けられ、各電極に各々独立に電圧を印加し各電
    極で独自に欠陥検出を行なうようにしたことを特
    徴とする絶縁電線の絶縁皮膜欠陥検出器。
JP13365179U 1979-09-27 1979-09-27 Expired JPS6225715Y2 (ja)

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JP13365179U JPS6225715Y2 (ja) 1979-09-27 1979-09-27

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JP13365179U JPS6225715Y2 (ja) 1979-09-27 1979-09-27

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Publication Number Publication Date
JPS5651086U JPS5651086U (ja) 1981-05-07
JPS6225715Y2 true JPS6225715Y2 (ja) 1987-07-01

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