JPH055489Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH055489Y2
JPH055489Y2 JP8725688U JP8725688U JPH055489Y2 JP H055489 Y2 JPH055489 Y2 JP H055489Y2 JP 8725688 U JP8725688 U JP 8725688U JP 8725688 U JP8725688 U JP 8725688U JP H055489 Y2 JPH055489 Y2 JP H055489Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
detection
detection device
shaft member
detection tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8725688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH027557U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8725688U priority Critical patent/JPH055489Y2/ja
Publication of JPH027557U publication Critical patent/JPH027557U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH055489Y2 publication Critical patent/JPH055489Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、木材の水分測定装置用検知具に関
し、特に木材の電気抵抗を測定してその水分を測
定するようになつた水分測定用検知具に関する。
[先行技術の記載] 従来より木材の電気抵抗を測定し、その木材の
水分含有率を測定するようにした木材水分測定装
置は既知である。この水分測定装置は、針状の一
対の導電性の検知具を所定の間隔で木材に打ち込
み、この検知具間の木材部分の電気抵抗を検出し
て水分含有率を表示するようになつている。
上記の検知具を生材などの水分含有率の高い木
材に打ち込み、これを乾燥装置で乾燥しながら含
水率を測定する場合に、細孔が膨張歪みを起こし
たり、細孔の周りに生じる亀裂などにより、検知
具と木材との接触性が低下する。
このような木材との接触性の低下を防止した検
知具として、実公昭56−41246号公報に細いパイ
プ材の側面にスリツトを入れて径方向に弾性を持
たせたいわゆるすり割りピン形式の検知具が提案
されている。この検知具は、もともとノツクピン
を利用したもので孔が拡大された場合にも自体が
拡径するために或る程度までは木材との接触性が
安定維持されるが、亀裂などにより細孔径がかな
り大きくなると、追従が不可能となり、この場合
には、接触安定性が維持困難となる。
[考案が解決しようとしている問題点] 以上のごとくの従来の水分測定用検知具の欠点
を解消するべく、すなわち、木材に設けた細孔の
径がかなり拡大された場合にも、これに追従し
て、常に木材との接触性が安定良く保たれる検知
具が要求されている。
また電気抵抗から求められる木材の含水率の測
定には、必ず木材の温度による補正を伴うが、こ
のための木材の温度の測定が必須であり、よつて
温度検知素子を木材に埋め込む必要がある。よつ
て従来では、木材に抵抗測定用の細孔と、温度測
定用の細孔を別々に設ける必要があり厄介であつ
た。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の問題を解決すべくなされたも
のであり、しかして本考案によれば、木材水分検
出装置に電気的に接続され、かつ木材に設けた細
孔に挿入して木材の電気抵抗を検出する検知具に
おいて、上記細孔の内径より小さい導電性軸部材
と、この軸部材にゼンマイ状に巻き付けた導電性
の箔とを有することを特徴とする検知具が提供さ
れる。
さらに本考案によれば、上記構成の検知具にお
いて、上記軸部材は細径の管であり、当該管に温
度検出素子を挿入したことを特徴とする検知具が
提供される。
[実施例の説明] 本考案を、添付図を参照して実施例の形で説明
する。
第1図は、本考案の検知具1の側面図であり、
第2図は、下面図である。この検知具1は、燐青
銅材料の導電性箔4を導電性の軸3に巻き付けた
ものである。第3図で明瞭に理解されるように、
上記の箔4の一端は、点溶接で軸3の側面に固定
接続されており、そり他端側より末端に向かつて
斜めに切断されており、よつて箔4が巻きつけら
れた際に下端部がねじ状となり、細孔に検知具1
を挿入する際に、ねじ込み作用をするようにすれ
ば挿入が容易となる。なお参照番号7は、スリツ
プリング形式の端子プラグであり、また8は導線
である。この導線8は、水分測定装置に接続され
ている。
第4図は、本考案の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例の軸3の代わりに中空の管9が設
けられ、その中に温度検出素子5がはめ込まれて
いる。この温度検出素子5は、中空管の下端よ
り、その先端が露出するように配置され、この先
端が、木材に設けた細孔の底部に接触できるよう
になつている。
なお第4図において、参照番号10は、検知具
1および温度測定素子9用のスリツプリング形式
の端子プラグであり、当該プラグ10より複数の
導線8を介して水分測定装置に電気的に接続され
ている。
第5図を参照して本発明の検知具1の使用方法
を説明する。一対の検知具1が、木材11に間隔
を設けてあけた細孔12にねじ込み作用をしつつ
挿入される。細孔12に挿入された状態で巻つけ
られた箔4が、その弾性復元作用により広がり、
これにより箔4は、細孔12の内壁に良好に接触
する。また温度検出素子5の先端が細孔12の底
部に接触する。スリツプリング式端子プラグ10
を有しているためにねじ込みに際して導線8がね
じられたり、巻き込まれたりすることがない。こ
の状態で測定が開始される。すなわち水分測定装
置13よりり一対の検知具1間に水分測定電圧が
印加され、その間の電気抵抗が測定される。また
温度検出素子5から電気信号が出され、この電気
信号と電気抵抗とから乾燥中の木材の含水率が水
分測定装置13により演算され表示される。
測定後、検知具1をねじ込み方向と同方向にね
じりながらひくと、細孔12から引き抜くことが
できる。
[実験例] 被測定木材には径4mmの細孔12を所定間隔で
二ケ所あけた。一方厚みが10ミクロンでサイズが
25mm×45mmのステンレス製の箔4を径が2mmの軸
部材9に溶着し、軸部材9を中心に巻き付けて仕
上がり外径が約3.5mm(きつく巻き込んだ状態)
で開放状態の外径が10mmの検知具を2本用意し
た。この検知具を上記の細孔12にそれぞれ挿入
し乾燥装置内で木材を乾燥しながら、水分検出を
行なつた。乾燥過程でばらつきを起こさずに安定
した測定がなされた。これにより本考案の検知具
の接触の安定性が証明された。
[効果] 以上の構成により、測定時の接触不良が解消さ
れ、よつて木材の含水率を正確に測定できる。
さらに温度測定素子をはめ込むことができるた
めに、木材にあける細孔の数を最小とすることが
できるので測定の手間が少なくなる。
なお検知具1の箔4の巻取り径とほぼ等しい内
径を有するリングを介して検知具1を挿入すると
便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の測定装置用検出具の第1実
施例を示す側面図。第2図は、第1図の検知具の
下面図。第3図は、第1図と同様な図であり、し
かして導電性箔を展開して示す図。第4図は、本
考案の水分測定装置用検知具の第2実施例を示す
側面図。第5図は、第2実施例の検知具の使用状
態を示す概略図。 1……検知具、3……軸、4……導電性箔、6
……点溶接、7,10……端子プラグ、8……導
線、9……中空管軸、13……木材水分測定装
置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 木材水分検出装置に電気的に接続され、かつ
    木材に設けた細孔に挿入して木材の電気抵抗を
    検出する検知具において、前記細孔の内径より
    小さい導電性軸部材と、該軸部材にゼンマイ状
    に巻き付けた導電性の箔を有することを特徴と
    する検知具。 (2) 実用新案登録請求の範囲の第1項に記載の検
    知具において、前記軸部材は細径の管であり、
    該管に温度検出端子を挿入したことを特徴とす
    る検知具。
JP8725688U 1988-06-30 1988-06-30 Expired - Lifetime JPH055489Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8725688U JPH055489Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8725688U JPH055489Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH027557U JPH027557U (ja) 1990-01-18
JPH055489Y2 true JPH055489Y2 (ja) 1993-02-12

Family

ID=31311874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8725688U Expired - Lifetime JPH055489Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH055489Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH027557U (ja) 1990-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0354785B2 (ja)
US4858063A (en) Spiral configuration of electrodes and dielectric material for sensing an environmental property
JPH055489Y2 (ja)
KR940015522A (ko) 재료 표면 비저항 측정 방법 및 이것에 사용하기 위한 측정프로브
JP3249425B2 (ja) 亀裂測定装置
JPS6118850A (ja) 湿度・結露検出素子
JPS6117409Y2 (ja)
JP2511462Y2 (ja) センサ用プロ―ブ
JPH0412452Y2 (ja)
JPH0220653Y2 (ja)
SU635394A1 (ru) Мембранный тензорезистор
JPH032574A (ja) ケーブルの部分放電試験方法
JPH10206466A (ja) 電圧測定装置
JPH031822Y2 (ja)
SU1458791A1 (ru) Устройство для измерения влажности почвы
JPH088404Y2 (ja) クラックゲージ
JPS63121759A (ja) 回転機巻線の絶縁劣化の診断方法
JPH0230253B2 (ja)
JPS6225715Y2 (ja)
JP3441243B2 (ja) 組立用測定治具
JPH056361U (ja) 粘性粒径物特性測定器
JPH0387632A (ja) クラック検出装置
JPH02291976A (ja) 回転電機コイル絶縁の診断方法
JPS58216968A (ja) 電解質中における基準電極ケ−ブルの絶縁被覆の良否検出方法
GB2369682A (en) Moisture sensor