JP2511462Y2 - センサ用プロ―ブ - Google Patents

センサ用プロ―ブ

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JP2511462Y2
JP2511462Y2 JP6012293U JP6012293U JP2511462Y2 JP 2511462 Y2 JP2511462 Y2 JP 2511462Y2 JP 6012293 U JP6012293 U JP 6012293U JP 6012293 U JP6012293 U JP 6012293U JP 2511462 Y2 JP2511462 Y2 JP 2511462Y2
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probe
electrodes
soil
electrode
longitudinal direction
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JP6012293U
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JPH0729480U (ja
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▲高▼ 榎本
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、植物栽培設備の土壌や
培養床材の水分を測定する際に使用されるもので、土壌
中に埋設または挿入して土壌や培養材の電導度または誘
電率測定用に供されるセンサ用測定プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】植物を栽培するにあたっては、植物が植
え込まれている土壌の水分を管理することが、肝要であ
る。水分を管理する一つの手段として、土壌中に一対の
電極を埋設または挿入して、これら電極によって土壌の
電導度または静電容量を測定し、これによって水分を管
理する方法がある。前記電極は、通常、セラミックス等
の絶縁材からなる棒状のプローブ本体の表面に設けられ
て、センサ用プローブ(以下、プローブと略称する)と
して使用に供されている。このプローブの例として、従
来、図3および図4に示すものがそれぞれ知られてい
る。
【0003】図3に示すプローブP1は、先端部(下端
部)が尖った円筒状のプローブ本体1の表面に一対の電
極2,3が設けられた構成となっている。電極2,3は
電気的に分離したもので、上下に所定間隔離間して配設
されている。電極2は尖部を含むプローブ本体1の下端
部に該下端部の周面全体に亙って設けられ、一方電極3
は電極2から上方に所定間隔離間した位置に、プローブ
本体1の軸方向中央部より下側の周面全体に亙って設け
られている。電極2,3にはそれぞれコード2a,3a
の一端部が接続され、これらコード2a,3aの他端部
はそれぞれ電導度または静電容量を測定する測定器4に
接続されている。
【0004】一方、図4に示すプローブP2は前記プロ
ーブ本体1の表面に環状の電極片5…が複数上下に所定
間隔離間して配設された構成となっており、それぞれの
電極片5を上下に一つおきに導線6で電気的に接続する
ことで、一対の電極7,8を構成しており、これら電極
7,8にはそれぞれコード7a,8aの一端部が接続さ
れ、これらコード7a,8aの他端部はそれぞれ前記測
定器4に接続されている。
【0005】そして、上記構成の2種類のプローブP1
またはP2は、図5に示すように、鉢等の容器10に充
填されて栽培植物11が植え込まれた土壌12にほぼ垂
直に埋設または挿入して使用され、測定器4によって土
壌12の電導度または静電容量を測定し、これを土壌1
2の含水量に換算して土壌12の水分を管理するように
なっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記2
種類においては以下のような問題があった。すなわち、
プローブP1においては、電極2,3と土壌12との接
触面積を大きく取れない、すなわち、電極2,3間に位
置する土壌の面積が小さいので、土壌を媒質とするプロ
ーブP1の電気定数(導電率、静電容量)が小さいもの
となり、このため、測定にバラツキが生じ易く、また測
定精度も不十分なものであった。
【0007】一方、前記プローブP2においては、電極
7,8を複数の電極片5…で構成し、電極片5…を一つ
おきに導線6で接続することによって、電極7,8間に
位置する土壌の面積を大きくすることができ、これによ
って、上記プローブP1における不具合点を解消するこ
とができるものの、電極片5どうしを導線6で接続する
作業が煩わしく、コスト高を招くばかりか、プローブP
2を土壌に埋設または挿入する際に、導線6が切断され
たり、電極片5との接点部が破損したりし易く、プロー
ブとしての信頼性に欠けるという問題があった。
【0008】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、安価でしかも測定精度が高く信頼性向上を図ること
ができるセンサ用プローブを提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のセンサ用プローブは、絶縁材からなる所定
長さの棒状のプローブ本体の表面に、電気的に分離した
少なくとも一対の電極が設けられてなり、これら電極
を、それぞれ前記プローブ本体の長手方向に亙って連続
する形状とし、かつ、前記プローブ本体の長手方向にお
いて極性が交互に繰り返されるようにして配設したもの
である。
【0010】
【作用】本考案のセンサ用プローブにあっては、プロー
ブ本体の表面に設ける電極を、それぞれ前記プローブ本
体の長手方向に亙って連続する形状とし、かつ、前記プ
ローブ本体の長手方向において極性が交互に繰り返され
るようにして配設することにより、これら電極間に位置
する土壌の面積を大きくし、これによって土壌を媒質と
するプローブの電気定数(導電率、静電容量)を大きく
して、測定のバラツキを抑さえるとともに、測定精度の
向上を図る。
【0011】また、電極をプローブ本体の長手方向に亙
って連続的に設けることによって、電極片どうしを導線
で接続するという作業を省略し、これによってコスト低
減を図るとともに、導線の切断、破損という現象をあり
えなくしてプローブとしての信頼性を向上させる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本考案のセンサ用プロ
ーブの実施例について説明する。図1は本考案に係るプ
ローブPの一実施例を示す斜視図であり、図中符号20
は、プローブ本体を示す。このプローブ本体20は、絶
縁材であるセラミックス製の丸棒からなるもので、その
先端部は土壌に挿入し易くするために尖った形状とされ
ている。また、プローブ本体20の長さ、直径は土壌が
充填される鉢やその他の容器等の大きさによって適宜設
定されるものであり、通常、長さ50mm、直径8mm程度
とされている。なお、プローブ本体20は、丸棒に限る
ことなく、角棒、異形断面の棒であってもよく、また材
質としては、絶縁材であれば、セラミックスの他に樹脂
等でもよい。
【0013】また、前記プローブ20の表面には電気的
に分離した一対の電極21,22が設けられている。す
なわち、電極21は、プローブ本体20の外周面に、等
ピッチで螺旋状にかつプローブ本体20の長手方向に亙
って連続的に設けられており、プローブ本体20の軸方
向に隣接する電極21の一部どうしは、当該電極22の
幅より若干広く離間せしめられている。一方、電極22
も、前記電極21と等しいピッチでプローブ本体20の
外周面に螺旋状にかつプローブ本体20の長手方向に亙
って連続的に、さらに、前記電極22のピッチ間に設け
られている。したがって、電極21と22はプローブ本
体20の長手方向に亙って常に互いに平行にかつ一定距
離だけ離間して配設され、かつプローブ本体20の長手
方向に隣接する電極21および22は互いに異極を示す
ようになっている。
【0014】前記電極21,22は、電気導電性を有す
る金属で形成され、例えば、プローブ本体20をセラミ
ックスで製造する際に、金属焼成によって同時形成され
るか、または、製造されたプローブ本体20に金属箔を
接着剤等によって貼着してもよい。また、前記電極2
1,22には、それぞれコード21a,22aの一端部
が接続され、これらコード21a,22aの他端部はそ
れぞれ電導度または静電容量を測定する測定器4に接続
されている。
【0015】そして、上記構成のプローブPは、図5に
示すように、栽培植物11が植え込まれた土壌12にほ
ぼ垂直に埋設または挿入して使用され、測定器4によっ
て土壌12の電導度または静電容量を測定し、これを土
壌12の含水量に換算して土壌12の水分を管理するよ
うになっている。
【0016】上記構成のプローブPによれば、プローブ
本体20の外周面に一対の電極21,22が螺旋状に、
かつプローブ本体20の長手方向において交互に設けら
れているので、これら電極21,22間に位置する土壌
の面積を前記従来のプローブP1に比して、遥に大きく
することができる。したがって、土壌を媒質とするプロ
ーブPの電気定数(導電率、静電容量)を大きくするこ
とができ、このため、測定にバラツキが殆どなく、また
測定精度の向上を図ることができる。しかも、電極2
1,22が螺旋状をなしているので、前記従来のプロー
ブP2のような、電極片どうしを導線で接続するという
作業が不必要であるので、コスト低減を図ることができ
るとともに、前記導線の切断、破損ということがありえ
ないのでプローブとしての信頼性を向上させることがで
きる。
【0017】図2は本考案に係るプローブPの他の実施
例を示す斜視図である。この図に示すプローブPは、プ
ローブ本体20の外周面に、電気的に分離した櫛歯状の
一対の電極24,25を設けたものである。すなわち、
電極24は、プローブ本体20の周方向に延び、かつプ
ローブ本体20の長手方向に所定ピッチで互いに平行に
設けられた複数の歯部24a…と、プローブ本体20の
長手方向に延びて、前記歯部24a…の一端部を連結す
る連結部24bとによって構成されている。したがっ
て、この構成の電極24はプローブ本体20の長手方向
に亙って連続的に設けられている。
【0018】一方、前記電極25も、電極24と同様
に、複数の歯部25a…と、これら歯部25a…の一端
部を連結する連結部25bとによって構成され、この構
成によって、プローブ本体20の長手方向に亙って連続
的に設けられている。そして、この電極25は、その歯
部25a…が、それぞれ前記電極24の歯部24a…の
間に位置するように配設されている。
【0019】したがって、電極24と25とは、それぞ
れの連結部24bと25bとによってそれぞれプローブ
本体20の長手方向に亙って連続的に設けられ、かつ歯
部24a…と25aとによってプローブ本体20の長手
方向において交互に配設されていることになる。よっ
て、この実施例のプローブPにおいても、電極24,2
5間に位置する土壌の面積を前記従来のプローブP1に
比して、遥に大きくすることができ、測定にバラツキが
殆どなく、また測定精度の向上を図ることができる。ま
た、電極24(歯部24a…)と、電極25(歯部25
a…)は、それぞれ連結部24bと25bとによって連
結されているので、前記従来のプローブP2のような、
電極片どうしを導線で接続するという作業が不必要であ
り、コスト低減を図るとともにプローブとしての信頼性
を向上させることができる。
【0020】なお、前記電極24,25も、前記電極2
1,22と同様に、電気導電性を有する金属で形成さ
れ、金属焼成によって形成されるか、または、金属箔を
接着剤等によって貼着してもよい。また、前記電極2
4,25にも、それぞれコード24c,25cの一端部
が接続され、これらコード24c,25cの他端部はそ
れぞれ電導度または静電容量を測定する測定器4に接続
されている。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のセンサ用
プローブによれば、絶縁材からなる所定長さの棒状のプ
ローブ本体の表面に設ける少なくとも一対の電極を、そ
れぞれプローブ本体の長手方向に亙って連続する形状と
し、かつ、前記プローブ本体の長手方向において極性が
交互に繰り返されるようにして配設したので、これら電
極間に位置する土壌の面積を従来のプローブに比して、
遥に大きくすることができる。したがって、土壌を媒質
とするプローブの電気定数(導電率、静電容量)を大き
くすることができ、このため、測定にバラツキが殆どな
く、また測定精度の向上を図ることができる。
【0022】また、電極がプローブ本体の長手方向に亙
って連続的に設けられているので、従来のプローブのよ
うな、電極片どうしを導線で接続するという作業が不必
要であり、このためコスト低減を図ることができるとと
もに、前記導線の切断、破損ということがありえないの
でプローブとしての信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のセンサ用プローブの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】本考案のセンサ用プローブの他の実施例を示す
斜視図である。
【図3】従来のセンサ用プローブの一例を示す斜視図で
ある。
【図4】従来のセンサ用プローブの他の例を示す正面図
である。
【図5】センサ用プローブの使用状況を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 P プローブ 20 プローブ本体 21,22,24,25 電極

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材からなる所定長さの棒状のプロー
    ブ本体の表面に、電気的に分離した少なくとも一対の電
    極が設けられてなり、 これら電極は、それぞれ前記プローブ本体の長手方向に
    亙って連続する形状とされ、かつ、前記プローブ本体の
    長手方向において極性が交互に繰り返されるようにして
    配設されていることを特徴とするセンサ用プローブ。
JP6012293U 1993-11-09 1993-11-09 センサ用プロ―ブ Expired - Lifetime JP2511462Y2 (ja)

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JP6012293U JP2511462Y2 (ja) 1993-11-09 1993-11-09 センサ用プロ―ブ

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JPH0729480U JPH0729480U (ja) 1995-06-02
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