JPH0729480U - センサ用プローブ - Google Patents
センサ用プローブInfo
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- JPH0729480U JPH0729480U JP6012293U JP6012293U JPH0729480U JP H0729480 U JPH0729480 U JP H0729480U JP 6012293 U JP6012293 U JP 6012293U JP 6012293 U JP6012293 U JP 6012293U JP H0729480 U JPH0729480 U JP H0729480U
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- soil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価でしかも測定精度が高く信頼性向上を図
ることができる、土壌の水分を測定するセンサ用プロー
ブを提供することを目的としている。 【構成】 プローブ本体20の表面に設ける電極21,22
を、それぞれプローブ本体の長手方向に亙って連続的に
設け、かつプローブ本体20の長手方向において交互に配
設することにより、これら電極間に位置する土壌の面積
を大きくし、これによって土壌を媒質とするプローブの
電気定数(導電率、静電容量)を大きくして、測定のバ
ラツキを抑さえるとともに、測定精度の向上を図る。
ることができる、土壌の水分を測定するセンサ用プロー
ブを提供することを目的としている。 【構成】 プローブ本体20の表面に設ける電極21,22
を、それぞれプローブ本体の長手方向に亙って連続的に
設け、かつプローブ本体20の長手方向において交互に配
設することにより、これら電極間に位置する土壌の面積
を大きくし、これによって土壌を媒質とするプローブの
電気定数(導電率、静電容量)を大きくして、測定のバ
ラツキを抑さえるとともに、測定精度の向上を図る。
Description
【0001】
本考案は、植物栽培設備の土壌や培養床材の水分を測定する際に使用されるも ので、土壌中に埋設または挿入して土壌や培養材の電導度または誘電率測定用に 供されるセンサ用測定プローブに関する。
【0002】
植物を栽培するにあたっては、植物が植え込まれている土壌の水分を管理する ことが、肝要である。水分を管理する一つの手段として、土壌中に一対の電極を 埋設または挿入して、これら電極によって土壌の電導度または静電容量を測定し 、これによって水分を管理する方法がある。 前記電極は、通常、セラミックス等の絶縁材からなる棒状のプローブ本体の表 面に設けられて、センサ用プローブ(以下、プローブと略称する)として使用に 供されている。このプローブの例として、従来、図3および図4に示すものがそ れぞれ知られている。
【0003】 図3に示すプローブP1は、先端部(下端部)が尖った円筒状のプローブ本体 1の表面に一対の電極2,3が設けられた構成となっている。電極2,3は電気 的に分離したもので、上下に所定間隔離間して配設されている。電極2は尖部を 含むプローブ本体1の下端部に該下端部の周面全体に亙って設けられ、一方電極 3は電極2から上方に所定間隔離間した位置に、プローブ本体1の軸方向中央部 より下側の周面全体に亙って設けられている。電極2,3にはそれぞれコード2 a,3aの一端部が接続され、これらコード2a,3aの他端部はそれぞれ電導 度または静電容量を測定する測定器4に接続されている。
【0004】 一方、図4に示すプローブP2は前記プローブ本体1の表面に環状の電極片5 …が複数上下に所定間隔離間して配設された構成となっており、それぞれの電極 片5を上下に一つおきに導線6で電気的に接続することで、一対の電極7,8を 構成しており、これら電極7,8にはそれぞれコード7a,8aの一端部が接続 され、これらコード7a,8aの他端部はそれぞれ前記測定器4に接続されてい る。
【0005】 そして、上記構成の2種類のプローブP1またはP2は、図5に示すように、 鉢等の容器10に充填されて栽培植物11が植え込まれた土壌12にほぼ垂直に 埋設または挿入して使用され、測定器4によって土壌12の電導度または静電容 量を測定し、これを土壌12の含水量に換算して土壌12の水分を管理するよう になっている。
【0006】
しかしながら、前記2種類においては以下のような問題があった。 すなわち、プローブP1においては、電極2,3と土壌12との接触面積を大 きく取れない、すなわち、電極2,3間に位置する土壌の面積が小さいので、土 壌を媒質とするプローブP1の電気定数(導電率、静電容量)が小さいものとな り、このため、測定にバラツキが生じ易く、また測定精度も不十分なものであっ た。
【0007】 一方、前記プローブP2においては、電極7,8を複数の電極片5…で構成し 、電極片5…を一つおきに導線6で接続することによって、電極7,8間に位置 する土壌の面積を大きくすることができ、これによって、上記プローブP1にお ける不具合点を解消することができるものの、電極片5どうしを導線6で接続す る作業が煩わしく、コスト高を招くばかりか、プローブP2を土壌に埋設または 挿入する際に、導線6が切断されたり、電極片5との接点部が破損したりし易く 、プローブとしての信頼性に欠けるという問題があった。
【0008】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、安価でしかも測定精度が高く信頼 性向上を図ることができるセンサ用プローブを提供することを目的としている。
【0009】
上記目的を達成するために、本考案のセンサ用プローブは、絶縁材からなる所 定長さの棒状のプローブ本体の表面に、電気的に分離した少なくとも一対の電極 を設けてなり、これら電極を、それぞれ前記プローブ本体の長手方向に亙って連 続的に設け、かつプローブ本体の長手方向において交互に配設したものである。
【0010】
本考案のセンサ用プローブにあっては、プローブ本体の表面に設ける電極を、 それぞれプローブ本体の長手方向に亙って連続的に設け、かつプローブ本体の長 手方向において交互に配設することにより、これら電極間に位置する土壌の面積 を大きくし、これによって土壌を媒質とするプローブの電気定数(導電率、静電 容量)を大きくして、測定のバラツキを抑さえるとともに、測定精度の向上を図 る。
【0011】 また、電極をプローブ本体の長手方向に亙って連続的に設けることによって、 電極片どうしを導線で接続するという作業を省略し、これによってコスト低減を 図るとともに、導線の切断、破損という現象をありえなくしてプローブとしての 信頼性を向上させる。
【0012】
以下、図面を参照して本考案のセンサ用プローブの実施例について説明する。 図1は本考案に係るプローブPの一実施例を示す斜視図であり、図中符号20 は、プローブ本体を示す。このプローブ本体20は、絶縁材であるセラミックス 製の丸棒からなるもので、その先端部は土壌に挿入し易くするために尖った形状 とされている。また、プローブ本体20の長さ、直径は土壌が充填される鉢やそ の他の容器等の大きさによって適宜設定されるものであり、通常、長さ50mm、 直径8mm程度とされている。なお、プローブ本体20は、丸棒に限ることなく、 角棒、異形断面の棒であってもよく、また材質としては、絶縁材であれば、セラ ミックスの他に樹脂等でもよい。
【0013】 また、前記プローブ20の表面には電気的に分離した一対の電極21,22が 設けられている。すなわち、電極21は、プローブ本体20の外周面に、等ピッ チで螺旋状にかつプローブ本体20の長手方向に亙って連続的に設けられており 、プローブ本体20の軸方向に隣接する電極21の一部どうしは、当該電極22 の幅より若干広く離間せしめられている。 一方、電極22も、前記電極21と等しいピッチでプローブ本体20の外周面 に螺旋状にかつプローブ本体20の長手方向に亙って連続的に、さらに、前記電 極22のピッチ間に設けられている。したがって、電極21と22はプローブ本 体20の長手方向に亙って常に互いに平行にかつ一定距離だけ離間して配設され 、かつプローブ本体20の長手方向に隣接する電極21および22は互いに異極 を示すようになっている。
【0014】 前記電極21,22は、電気導電性を有する金属で形成され、例えば、プロー ブ本体20をセラミックスで製造する際に、金属焼成によって同時形成されるか 、または、製造されたプローブ本体20に金属箔を接着剤等によって貼着しても よい。 また、前記電極21,22には、それぞれコード21a,22aの一端部が接 続され、これらコード21a,22aの他端部はそれぞれ電導度または静電容量 を測定する測定器4に接続されている。
【0015】 そして、上記構成のプローブPは、図5に示すように、栽培植物11が植え込 まれた土壌12にほぼ垂直に埋設または挿入して使用され、測定器4によって土 壌12の電導度または静電容量を測定し、これを土壌12の含水量に換算して土 壌12の水分を管理するようになっている。
【0016】 上記構成のプローブPによれば、プローブ本体20の外周面に一対の電極21 ,22が螺旋状に、かつプローブ本体20の長手方向において交互に設けられて いるので、これら電極21,22間に位置する土壌の面積を前記従来のプローブ P1に比して、遥に大きくすることができる。したがって、土壌を媒質とするプ ローブPの電気定数(導電率、静電容量)を大きくすることができ、このため、 測定にバラツキが殆どなく、また測定精度の向上を図ることができる。 しかも、電極21,22が螺旋状をなしているので、前記従来のプローブP2 のような、電極片どうしを導線で接続するという作業が不必要であるので、コス ト低減を図ることができるとともに、前記導線の切断、破損ということがありえ ないのでプローブとしての信頼性を向上させることができる。
【0017】 図2は本考案に係るプローブPの他の実施例を示す斜視図である。この図に示 すプローブPは、プローブ本体20の外周面に、電気的に分離した櫛歯状の一対 の電極24,25を設けたものである。 すなわち、電極24は、プローブ本体20の周方向に延び、かつプローブ本体 20の長手方向に所定ピッチで互いに平行に設けられた複数の歯部24a…と、 プローブ本体20の長手方向に延びて、前記歯部24a…の一端部を連結する連 結部24bとによって構成されている。したがって、この構成の電極24はプロ ーブ本体20の長手方向に亙って連続的に設けられている。
【0018】 一方、前記電極25も、電極24と同様に、複数の歯部25a…と、これら歯 部25a…の一端部を連結する連結部25bとによって構成され、この構成によ って、プローブ本体20の長手方向に亙って連続的に設けられている。そして、 この電極25は、その歯部25a…が、それぞれ前記電極24の歯部24a…の 間に位置するように配設されている。
【0019】 したがって、電極24と25とは、それぞれの連結部24bと25bとによっ てそれぞれプローブ本体20の長手方向に亙って連続的に設けられ、かつ歯部2 4a…と25aとによってプローブ本体20の長手方向において交互に配設され ていることになる。 よって、この実施例のプローブPにおいても、電極24,25間に位置する土 壌の面積を前記従来のプローブP1に比して、遥に大きくすることができ、測定 にバラツキが殆どなく、また測定精度の向上を図ることができる。 また、電極24(歯部24a…)と、電極25(歯部25a…)は、それぞれ 連結部24bと25bとによって連結されているので、前記従来のプローブP2 のような、電極片どうしを導線で接続するという作業が不必要であり、コスト低 減を図るとともにプローブとしての信頼性を向上させることができる。
【0020】 なお、前記電極24,25も、前記電極21,22と同様に、電気導電性を有 する金属で形成され、金属焼成によって形成されるか、または、金属箔を接着剤 等によって貼着してもよい。 また、前記電極24,25にも、それぞれコード24c,25cの一端部が接 続され、これらコード24c,25cの他端部はそれぞれ電導度または静電容量 を測定する測定器4に接続されている。
【0021】
以上説明したように、本考案のセンサ用プローブによれば、絶縁材からなる所 定長さの棒状のプローブ本体の表面に設ける少なくとも一対の電極を、それぞれ プローブ本体の長手方向に亙って連続的に設け、かつプローブ本体の長手方向に おいて交互に配設したので、これら電極間に位置する土壌の面積を従来のプロー ブに比して、遥に大きくすることができる。したがって、土壌を媒質とするプロ ーブの電気定数(導電率、静電容量)を大きくすることができ、このため、測定 にバラツキが殆どなく、また測定精度の向上を図ることができる。
【0022】 また、電極がプローブ本体の長手方向に亙って連続的に設けられているので、 従来のプローブのような、電極片どうしを導線で接続するという作業が不必要で あり、このためコスト低減を図ることができるとともに、前記導線の切断、破損 ということがありえないのでプローブとしての信頼性を向上させることができる 。
【図1】本考案のセンサ用プローブの一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本考案のセンサ用プローブの他の実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】従来のセンサ用プローブの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】従来のセンサ用プローブの他の例を示す正面図
である。
である。
【図5】センサ用プローブの使用状況を示す断面図であ
る。
る。
P プローブ 20 プローブ本体 21,22,24,25 電極
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁材からなる所定長さの棒状のプロー
ブ本体の表面に、電気的に分離した少なくとも一対の電
極が設けられてなり、 これら電極は、それぞれ前記プローブ本体の長手方向に
亙って連続的に設けられ、かつプローブ本体の長手方向
において交互に配設されていることを特徴とするセンサ
用プローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012293U JP2511462Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | センサ用プロ―ブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012293U JP2511462Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | センサ用プロ―ブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729480U true JPH0729480U (ja) | 1995-06-02 |
JP2511462Y2 JP2511462Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13133013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6012293U Expired - Lifetime JP2511462Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | センサ用プロ―ブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511462Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110398517A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-11-01 | 浙江大学城市学院 | 微型螺旋式原位连续贯入式tdr探头装置 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP6012293U patent/JP2511462Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110398517A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-11-01 | 浙江大学城市学院 | 微型螺旋式原位连续贯入式tdr探头装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2511462Y2 (ja) | 1996-09-25 |
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