JPH0629869B2 - 電気伝導度測定用端子 - Google Patents

電気伝導度測定用端子

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JPH0629869B2
JPH0629869B2 JP62000908A JP90887A JPH0629869B2 JP H0629869 B2 JPH0629869 B2 JP H0629869B2 JP 62000908 A JP62000908 A JP 62000908A JP 90887 A JP90887 A JP 90887A JP H0629869 B2 JPH0629869 B2 JP H0629869B2
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JP
Japan
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electrodes
electrical conductivity
solution
solution absorber
absorber
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JP62000908A
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修一 吉田
覚 石井
幸雄 古川
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は養液栽培用の培地内における培養液の電気伝導
度を正確に測定するに適した電気伝導度測定用端子に関
するものである。
(従来の技術) 水溶液の電気伝導度の測定を行うためには、特開昭54-8
5073号公報に示されるように一対の電極を水溶液内に浸
漬してそれらの電極間の電気抵抗を測定する形式のもの
が広く用いられている。ところが固形培地のようにロッ
クウールのような綿状充填物に培養液を含浸させている
場合にはこれらの固定介在物がじゃまをして電極間の電
気抵抗が正確に測定できず、培養液の組成管理が不安定
となり易い欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、綿状
充填物が介在している場合にも培養液のような水溶液の
電気伝導度を正確に測定することができる電気伝導度測
定用端子を目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は気孔径0.1〜1.0μ、気孔率35〜55%のセラミッ
ク多孔体からなる溶液吸収体の表面に、所要の間隔で電
極を形成するとともに、その表面に非導電性の被覆層を
形成したことを特徴とするものである。
(実施例) 次に本発明を図示の実施例について詳細に説明すると、
第1図に示す第1の実施例において、(1)はアルミナ
質、ジルコニア質等のセラミック多孔体からなる厚さが
0.5〜1.0mm程度の平板状の溶液吸収体、(2)はその片側
の表面に所要の間隔で形成された一対の電極である。溶
液吸収体(1)を構成するセラミック多孔体は気孔径が0.1
〜1.0μ、気孔率が35〜55%のものが選択される。気孔
径が0.1μ未満であると内部に水溶液が含浸しにくくな
るため測定が迅速に行えない上、水溶液の入れ替わりに
時間を要する為、水溶液中の電気伝導度の変化に対する
応答性が悪くなる。逆に気孔径が1.0μを越えると水溶
液中の懸濁物質が目詰まりして測定が不安定となる。こ
のため最も好ましい気孔径は0.2〜0.8μの範囲である。
また気孔率は35%未満であるとやはり水溶液の含浸が不
十分となるために大きい方が好ましいが、55%を越える
とセラミック1多孔体の強度が弱くなる。このため最も
好ましい気孔率の範囲は40〜50%である。
電極(2)、(2)は上記のようなセラミック質の溶液吸収体
(1)の表面に白金等を主成分とする通電性ペーストを焼
付けることにより構成されたものであり、第1図の実施
例では相互の間隔は約1mmとされている。これらの電極
(2)、(2)の表面には白金製のリード線(3)、(3)はろう付
けされ、更にこれらの電極(2)、(2)を含む溶液吸収体
(1)の表面にはエポキシ樹脂等の非導電性物質からなる
被覆層(4)が形成されているが電極、リード線、非導電
性物質等の材質は本実施例に限定されるものではない。
このように構成された第1の実施例の電気伝導度測定用
端子を養液栽培用培地内に挿入すれば、培地内の水溶液
のみがセラミック多孔体からなる溶液吸収体(1)の内部
に浸透し、その表面に所要の間隔で形成された電極
(2)、(2)によって電気伝導度が測定される。このとき、
ロックウールのような綿状充填物は溶液吸収体(1)の内
部に浸入することがないので、電極(2)、(2)間には水溶
液とセラミック多孔体のみが存在することとなり、個々
の端子についてキャリブレーションを行っておけばセラ
ミック多孔体の影響は除去することができ、極めて高精
度で電気伝導度の測定が可能となる。また電極(2)、(2)
の表面は非導電性の被覆層(4)によりカバーされている
ので、溶液吸収体(1)に接しない側から水溶液の影響を
受けることはない。なお第1図では電極(2)、(2)を細長
い平板状のものとしたが、電極(2)、(2)の形状を相互に
入り組んだ櫛歯状として有効面積を増加させ、測定精度
を上げることもできる。
次に第2図に示す第2の実施例では、溶液吸収体(1)の
裏面、即ち電極(2)が形成されたとは反対の面に補償電
極(5)が形成してある。補償電極(5)も通電性ペーストの
焼付けにより形成されその表面を非導電性の被覆層(4)
により覆われるものであるが、リード線(3)は接続され
ていない。この補償電極(5)を設けることによって溶液
吸収体(1)の厚さ方向にも導電径路を持たせたり、電位
分布を緩和させたりすることとなり、測定精度を一段と
向上させることが可能となる。ない補償電極(5)の形状
は図示のような同心の長方形状とするほか、井桁状、櫛
歯状、点状、ストライプ状等の種々のバリエーションが
可能である。
更に第3図に示す第3の実施例においては、電極(2)、
(2)が溶液吸収体(1)の表裏両面に形成されており、この
場合にも多孔質の溶液吸収体(1)の内部に浸透した水溶
液の電気伝導度が厚さの方向に測定される。なお以上の
第1〜第3の実施例では平板状の溶液吸収体(1)が用い
られたが、その形状は必ずしも平板状に限定されるもの
ではなく、棒状、円筒状等としてその表面に電極を形成
してもよい。
溶液吸収体(1)の厚さを0.5mm、1mm、2mm、3mmとした
本発明の第1の実施例の形式の端子を用いて実際の養液
栽培用培地内の培養液の電気伝導度を測定したところ、
培地中から水分のみを別の容器に取出して測定した値と
広範な測定範囲にわたって同等の値が得られた他、時間
変化に対してもよく対応しており、とりわけ溶液吸収体
(1)の厚さを0.5mm〜2mmとした端子は優れた対応を示し
た。このように本発明の端子は固形培地中の水分のみを
取出して測定した正しい値と考えられる値とよく対応し
ており、ロックウール等の綿状充填物が存在するにもか
かわらず正確な電気伝導度の測定ができることが分かっ
た。
(発明の効果) 本発明は以上の説明からも明らかなように、綿状充填物
等の影響を受けることなく水溶液の電気伝導度を正確に
測定することができ、特に養液栽培用倍地内の培養液の
電気伝導度の測定に好適なものとして、業界に寄与する
ところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す一部切欠斜視図、
第2図は第2の実施例を示す一部切欠斜視図、第3図は
第3の実施例を示す一部切欠斜視図である。 (1):溶液吸収体、(2):電極、(4):被覆層、(5):補償
電極。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気孔径0.1〜1.0μ、気孔率35〜55%のセラ
    ミック多孔体からなる溶液吸収体(1)の表面に、所要の
    間隔で電極(2)、(2)を形成するとともに、その表面に非
    導電性の被覆層(4)を形成したことを特徴とする電気伝
    導度測定用端子。
  2. 【請求項2】電極(2)、(2)が溶液吸収体(1)の同一面に
    形成されたものである特許請求の範囲第1項記載の電気
    伝導度測定用端子。
  3. 【請求項3】溶液吸収体(1)の電極(2)、(2)が形成され
    た面と反対面に補償電極(5)が形成された特許請求の範
    囲第2項記載の電気伝導度測定用端子。
  4. 【請求項4】電極(2)、(2)が溶液吸収体(1)の表裏両面
    に形成されたものである特許請求の範囲第1項記載の電
    気伝導度測定用端子。
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