JPH02291976A - 回転電機コイル絶縁の診断方法 - Google Patents
回転電機コイル絶縁の診断方法Info
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- JPH02291976A JPH02291976A JP1109139A JP10913989A JPH02291976A JP H02291976 A JPH02291976 A JP H02291976A JP 1109139 A JP1109139 A JP 1109139A JP 10913989 A JP10913989 A JP 10913989A JP H02291976 A JPH02291976 A JP H02291976A
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- Japan
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- coil
- temperature
- insulating layer
- electric machine
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Links
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
紀 産業上の利用分野
本発明は、回転電機コイル絶縁の診断方法に関し、コイ
ルの絶縁層の吸湿状態を容易かつ正確に診断できるよう
にしたものである。
ルの絶縁層の吸湿状態を容易かつ正確に診断できるよう
にしたものである。
Ｂ． 発明の概要
本発明；よ、コイルの温度変化ΔＴに対するコイル絶縁
層の抵抗値変化ΔＲの割合ΔＲ／ΔＴを求め、この割合
ΔＲ／ΔＴが大きくなると吸湿が進んでいると判定する
診断方法である。
層の抵抗値変化ΔＲの割合ΔＲ／ΔＴを求め、この割合
ΔＲ／ΔＴが大きくなると吸湿が進んでいると判定する
診断方法である。
Ｃ． 従来の技術
回転電機を点検する際には、コイルの絶縁層の状態を調
べる。絶縁層の状態を調べる最も簡便な方法としては、
絶縁抵抗計（メガー）により絶縁抵抗を洲定する方法が
ある。コイルの絶縁層の抵抗値は、同一の体積抵抗率で
あっても、コイルの寸法（スロットに接する面積や絶縁
の厚さ）によって大きく異なるため、製作時に低抗値（
初期値）を測っておき、この初期値と、点検時の抵抗値
（測定箇所は初期値を測定したところと同！：／）とを
比較することにより絶縁層の状態を診断している。
べる。絶縁層の状態を調べる最も簡便な方法としては、
絶縁抵抗計（メガー）により絶縁抵抗を洲定する方法が
ある。コイルの絶縁層の抵抗値は、同一の体積抵抗率で
あっても、コイルの寸法（スロットに接する面積や絶縁
の厚さ）によって大きく異なるため、製作時に低抗値（
初期値）を測っておき、この初期値と、点検時の抵抗値
（測定箇所は初期値を測定したところと同！：／）とを
比較することにより絶縁層の状態を診断している。
絶縁層の抵抗値は、絶縁層の損傷や吸湿などの程度に応
じて変化するため、抵抗値から絶縁層の総体的な劣化程
度が把握できる。
じて変化するため、抵抗値から絶縁層の総体的な劣化程
度が把握できる。
をある程度予想することはできる。しかし精確に吸湿程
度を調べることはできなかった。
度を調べることはできなかった。
本発明は、上記従来技術の鑑み、コイル絶縁層の吸湿程
度を精確に判定することのできる回転電機コイル絶縁の
診断方法を提供するものである。
度を精確に判定することのできる回転電機コイル絶縁の
診断方法を提供するものである。
Ｄ 発明が解決しようとする課題
ところでコイルの絶縁層が吸湿すると絶縁雨力が低下し
、回転電機を運転した際に、絶縁層が絶縁破壊しやすく
なる。更に回転電機を運転して絶縁層の温度が上昇する
と、水分が蒸発しなり熱膨脹したりするため、絶縁層の
温熱劣化が進行する。したがって、コイルの絶縁層の吸
湿程度を精度よく判定することは、回転電機を保持する
うえできわめて重要である。
、回転電機を運転した際に、絶縁層が絶縁破壊しやすく
なる。更に回転電機を運転して絶縁層の温度が上昇する
と、水分が蒸発しなり熱膨脹したりするため、絶縁層の
温熱劣化が進行する。したがって、コイルの絶縁層の吸
湿程度を精度よく判定することは、回転電機を保持する
うえできわめて重要である。
熟練した点検者であれば、絶縁層の抵抗を測定すれば、
回転電機の累積運転時間や外気の湿度状態を勘案するこ
とにより、吸湿程度Ｅ． 課題を解決するための手段 上記課題を解決する本発明は、回転電機を運転していっ
たときの、コイルの温度変化ΔＴに対する絶縁層の抵抗
値変化ΔＲの割合ΔＲ／ΔＴを、正常時と点検時とで比
較することにより吸湿程度を診断する方法である。
回転電機の累積運転時間や外気の湿度状態を勘案するこ
とにより、吸湿程度Ｅ． 課題を解決するための手段 上記課題を解決する本発明は、回転電機を運転していっ
たときの、コイルの温度変化ΔＴに対する絶縁層の抵抗
値変化ΔＲの割合ΔＲ／ΔＴを、正常時と点検時とで比
較することにより吸湿程度を診断する方法である。
Ｆ． 作 用
割合ΔＲ／ΔＴは、絶縁層の吸湿が進行するに従い大き
くなるため、割合ΔＲ／ΔＴが凪常値から離れた大きさ
から吸湿程度が判定できる。
くなるため、割合ΔＲ／ΔＴが凪常値から離れた大きさ
から吸湿程度が判定できる。
Ｇ．実施例
以下に本発明方法を具体的に説明する。本発明方法では
、第１図に示すように、診断対亀である回転電８ｌ１の
コイル１ａに施こされた絶縁層１ｂの抵抗値を、絶縁抵
抗計２で測定する。一方、回転電機１に備えた温度計測
素子３によりコイル１ａの温度を測定する。
、第１図に示すように、診断対亀である回転電８ｌ１の
コイル１ａに施こされた絶縁層１ｂの抵抗値を、絶縁抵
抗計２で測定する。一方、回転電機１に備えた温度計測
素子３によりコイル１ａの温度を測定する。
判定器４には、絶縁抵抗計２によや測定した抵抗値およ
び温度計測素子３により測定した温度が入力される。
び温度計測素子３により測定した温度が入力される。
回転電機１を停止状態から運転していくと、コイル１ａ
の温度が上昇してい《。コイル１ａの温度が上昇してい
くにつれて、絶［ＦＪ１ｂの抵抗値は小さくなっていく
特性（温度特性）がある。この温度特性は、同一の絶縁
方式（絶縁構成）であれば、劣化していない製造時では
、回転電機が異なっても同一である。
の温度が上昇してい《。コイル１ａの温度が上昇してい
くにつれて、絶［ＦＪ１ｂの抵抗値は小さくなっていく
特性（温度特性）がある。この温度特性は、同一の絶縁
方式（絶縁構成）であれば、劣化していない製造時では
、回転電機が異なっても同一である。
第１図の状態において、絶縁層１ｂが劣化しておらずし
かも吸湿していない正常時の温度特性は、第２図におい
てＡで示される。温度特性Ａは、正常時におけろコイル
１ａの温度Ｔ０の温度変化ΔＴ０に対する絶縁層１ｂの
抵抗値Ｒ０の抵抗値変化ΔＲ０の割合ΔＲ０／ΔＴ０で
あり、この割合ΔＲ０／ΔＴ０は正常時においてあらか
じめ 求められている。そしてこの特性Ａは、判定器４
に設定される。
かも吸湿していない正常時の温度特性は、第２図におい
てＡで示される。温度特性Ａは、正常時におけろコイル
１ａの温度Ｔ０の温度変化ΔＴ０に対する絶縁層１ｂの
抵抗値Ｒ０の抵抗値変化ΔＲ０の割合ΔＲ０／ΔＴ０で
あり、この割合ΔＲ０／ΔＴ０は正常時においてあらか
じめ 求められている。そしてこの特性Ａは、判定器４
に設定される。
点検時において第１図に示す構成をとり回転電機１を停
止状態から運転をすると、判定晋４には、絶縁層１ｂの
抵抗値Ｒおよびコイル１ａの温度Ｔが入力される。そこ
で判定器４は、温度Ｔの温度変化ΔＴに対する抵抗値Ｒ
の抵抗値変化ΔＲの割合ΔＲ／ΔＴを求める。
止状態から運転をすると、判定晋４には、絶縁層１ｂの
抵抗値Ｒおよびコイル１ａの温度Ｔが入力される。そこ
で判定器４は、温度Ｔの温度変化ΔＴに対する抵抗値Ｒ
の抵抗値変化ΔＲの割合ΔＲ／ΔＴを求める。
この割合ΔＲ／ΔＴは、例えば第２図において温度特性
Ｂとして示される。割合ΔＲ／ΔＴは、絶縁層１ｂの吸
湿程度が進むほど大きくなる。そこで判定器４は、温度
特性Ａと温度特性Ｂとの傾き、つまり温度に対する抵抗
の割合ΔＲ０／ΔＴ，と割合ΔＲ／ΔＴとを比べること
により、吸湿程度を診断できる。
Ｂとして示される。割合ΔＲ／ΔＴは、絶縁層１ｂの吸
湿程度が進むほど大きくなる。そこで判定器４は、温度
特性Ａと温度特性Ｂとの傾き、つまり温度に対する抵抗
の割合ΔＲ０／ΔＴ，と割合ΔＲ／ΔＴとを比べること
により、吸湿程度を診断できる。
第３図は、？ ５ ０ ＫＶＡ−６ − ６ ＫｖノＱ
電機のコイル（溶剤系フェス絶縁方式）の実測特性を示
している。この図で特性Ａは製作時の温度特性ΔＲ０／
ΔＴ０であり、特性Ｂは吸湿後の温度特性ΔＲ／ΔＴで
ある。この図から次の値が求められる。
電機のコイル（溶剤系フェス絶縁方式）の実測特性を示
している。この図で特性Ａは製作時の温度特性ΔＲ０／
ΔＴ０であり、特性Ｂは吸湿後の温度特性ΔＲ／ΔＴで
ある。この図から次の値が求められる。
よって、第３図の洲定対象となった発電機では、正常時
の割合ΔＲ０ＣＭΩ〕／ΔＴ０〔℃〕の値は １／２５
以下であり、点検時の割合ΔＲ〔ＭΩ〕／ΔＴ〔℃〕の
値が１／２０以上になると吸湿がかなり進み危険である
と診断する。
の割合ΔＲ０ＣＭΩ〕／ΔＴ０〔℃〕の値は １／２５
以下であり、点検時の割合ΔＲ〔ＭΩ〕／ΔＴ〔℃〕の
値が１／２０以上になると吸湿がかなり進み危険である
と診断する。
により、吸湿程度を精度よく診断することができる。し
かも割合ΔＲ／ΔＴは、絶縁方式が同一であれば、コイ
ルのどの部分であっても一定の値となるので、計測が簡
単にできる。
かも割合ΔＲ／ΔＴは、絶縁方式が同一であれば、コイ
ルのどの部分であっても一定の値となるので、計測が簡
単にできる。
第１図は本発明の実施例を示す構成図、第２図はフイル
温度に対する絶縁抵抗の１度特性を示す特性図、第３図
は特定の発電機の温度特性を示す特性図である。 図 面 中、 １は回転電機 ２は絶縁抵抗計、 ３は温度計測素子、 ４は判定器である。 Ｈ 発明の効果
温度に対する絶縁抵抗の１度特性を示す特性図、第３図
は特定の発電機の温度特性を示す特性図である。 図 面 中、 １は回転電機 ２は絶縁抵抗計、 ３は温度計測素子、 ４は判定器である。 Ｈ 発明の効果
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 回転電機のコイルの絶縁層が正常であるときに、回転電
機を停止状態から運転し、このときコイルの温度Ｔ＿０
と絶縁層の抵抗値Ｒ＿０とを測定して、温度Ｔ＿０の温
度変化ΔＴ＿０に対する抵抗値Ｒ＿０の抵抗値変化ΔＲ
＿０の割合ΔＲ＿０／ΔＴ＿０をあらかじめ求めておき
、 点検時において回転電機を停止状態から運転し、このと
きコイルの温度Ｔと絶縁層の抵抗値Ｒとを測定して、温
度Ｔの温度変化ΔＴに対する抵抗値Ｒの抵抗値変化ΔＲ
の割合ΔＲ／ΔＴを求め、この割合ΔＲ／ΔＴを前記割
合ΔＲ＿０／ΔＴ＿０と比べることにより絶縁層の吸湿
程度を診断することを特徴とする回転電機コイル絶縁の
診断方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1109139A JPH02291976A (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 回転電機コイル絶縁の診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1109139A JPH02291976A (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 回転電機コイル絶縁の診断方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02291976A true JPH02291976A (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=14502587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1109139A Pending JPH02291976A (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 回転電機コイル絶縁の診断方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02291976A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2910972A1 (fr) * | 2006-12-28 | 2008-07-04 | Electricite De France | Procede de localisation d'une zone de baisse d'isolement dans un isolant recouvrant un conducteur d'un bobinage |
| CN115774173A (zh) * | 2023-02-13 | 2023-03-10 | 广东电网有限责任公司佛山供电局 | 一种干式变压器绝缘性能评估装置及其方法 |
-
1989
- 1989-05-01 JP JP1109139A patent/JPH02291976A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2910972A1 (fr) * | 2006-12-28 | 2008-07-04 | Electricite De France | Procede de localisation d'une zone de baisse d'isolement dans un isolant recouvrant un conducteur d'un bobinage |
| WO2008087362A2 (fr) * | 2006-12-28 | 2008-07-24 | Electricite De France | Procédé de localisation d'une zone de baisse d'isolement dans un isolant recouvrant un conducteur d'un bobinage |
| WO2008087362A3 (fr) * | 2006-12-28 | 2008-11-06 | Electricite De France | Procédé de localisation d'une zone de baisse d'isolement dans un isolant recouvrant un conducteur d'un bobinage |
| CN115774173A (zh) * | 2023-02-13 | 2023-03-10 | 广东电网有限责任公司佛山供电局 | 一种干式变压器绝缘性能评估装置及其方法 |
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