JPH0533888B2 - - Google Patents

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JPH0533888B2
JPH0533888B2 JP63008455A JP845588A JPH0533888B2 JP H0533888 B2 JPH0533888 B2 JP H0533888B2 JP 63008455 A JP63008455 A JP 63008455A JP 845588 A JP845588 A JP 845588A JP H0533888 B2 JPH0533888 B2 JP H0533888B2
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JP
Japan
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mold
mold clamping
clamping force
end housing
crosshead
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Naoya Izaki
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1751Adjustment means allowing the use of moulds of different thicknesses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7653Measuring, controlling or regulating mould clamping forces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、射出成形機において、所望の型締め
力を発生させるようにするための型締め力調整装
置に関するもので、特に、その型締め力をトグル
式型締め装置によつて発生させるようにしたトグ
ル式射出成形機における型締め力調整装置に関す
るものである。
(従来の技術) 射出成形機は、型閉じされた金型キヤビテイ内
に溶融樹脂を高圧で射出することによつて、所定
形状の製品を得るようにしたものである。このよ
うな射出成形機においては、射出時に射出圧力に
よつて金型が開くと、得られる製品に、ばりが生
じることになる。そのために、その金型は、射出
圧力に対抗し得る十分な大きさの力でもつて型締
めしておくことが必要となつている。しかしなが
ら、その型締め力が強すぎると、過充填等により
製品に内部ひずみが生じてしまう。
したがつて、射出成形機により精密成形を行う
ためには、その型締め力を適切に調整することが
必要となる。そこで、射出成形機には、十分な型
締め力を発揮することができ、しかもその型締め
力を調整することのできる型締め装置が設けられ
ている。そのような型締め装置としては、トグル
式型締め装置が用いられることが多い。
第1,2図は、そのようなトグル式型締め装置
の一例を示す側面図である。
これらの図から明らかなように、射出成形機の
ベツド1上には、固定盤2とエンドハウジング3
とが、大きな間隔を置いて互いに対向するように
設置されている。固定盤2は、ベツド1の上面に
固定されている。一方、エンドハウジング3は、
車輪等を介してベツド1上に可動支持されてい
る。
これら固定盤2とエンドハウジング3とは、そ
の四隅部において、一端が固定盤2に固定された
4本の平行なタイバー4,4,…によつて互いに
連結されている。このタイバー4のエンドハウジ
ング3側の端部にはねじ部4aが形成されてお
り、そのねじ部4aにタイバーナツト5がかみ合
わされている。このタイバーナツト5は、ホルダ
6により、その軸線のまわりに回転させることは
できるが、軸線方向にはエンドハウジング3に固
定して保持されるようにされている。したがつ
て、タイバーナツト5を回転させることにより、
エンドハウジング3がタイバー4に沿つて前後方
向、すなわち固定盤2に接近する方向あるいは固
定盤2から離れる方向に移動するようになつてい
る。そして、各タイバーナツト5,5,…は、エ
ンドハウジング移動装置(図示せず)によつて同
時に回転駆動されるようになつている。
固定盤2とエンドハウジング3との間には、可
動盤7が設けられている。この可動盤7は、これ
を貫通するタイバー4,4,…によつて摺動自在
に支持されている。したがつて、この可動盤7
も、タイバー4の軸線方向、すなわち固定盤2に
対して接近・離隔する方向に移動し得るようにさ
れている。
エンドハウジング3には、可動盤7側に向かつ
て突出するアーム3aが設けられている。そし
て、そのアーム3aの先端と可動盤7とが、トグ
ルリンク8によつて連結されている。このトグル
リンク8は、一端が可動盤7にピン結合された長
リンク9と、一端がその長リンク9にピン結合さ
れ他端がエンドハウジング3のアーム3aにピン
結合された短リンク10と、一端がその短リンク
10の中央部にピン結合され他短がクロスヘツド
11にピン結合されたクロスリンク12とからな
るリンク機構を4組、それぞれ上下左右に配置し
たものとされている。クロスヘツド11は、エン
ドハウジング3に取り付けられた型締めシリンダ
13のピストンロツド14に固定され、その型締
めシリンダ13を作動させることによりタイバー
4の軸線方向に移動するようにされている。すな
わち、その型締めシリンダ13がクロスヘツド駆
動装置となつている。
こうして、クロスヘツド11をエンドハウジン
グ3から離れる方向に移動させたときには、長リ
ンク9と短リンク10との間の角度が180°に近づ
き、トグルリンク8が伸びて、可動盤7が固定盤
2側に向けて押圧されるようになつている。ま
た、クロスヘツド11をエンドハウジング3に近
づく方向に移動させたときには、トグルリンク8
が収縮して、可動盤7が固定盤2から離れるよう
になつている。
固定盤2及び可動盤7には、それぞれ固定金型
15及び可動金型16が互いに対向するようにし
て取り付けられ、可動盤7を固定盤2側に向けて
移動させ押圧することによつて、これらの金型1
5,16が型閉じされ、更に型締めされるように
なつている。
このようなトグル式型締め装置を備えた射出成
形機において、射出成形を行なうときには、ま
ず、金型15,16が開いている状態から、型締
めシリンダ13を作動させて、そのピストンロツ
ド14を突出させる。すると、クロスヘツド11
がエンドハウジング3から離れる方向に移動し
て、トグルリンク8が伸長する。その結果、可動
盤7が固定盤2に向かつて前進し、ついには第1
図に示されているように可動金型16が固定金型
15に接触する状態となる。このとき、トグルリ
ンク8がわずかに収縮した状態、すなわち長リン
ク9と短リンク10とがわずかに屈折した状態と
なるようにする。型締めは、この状態から開始さ
れる。この状態におけるクロスヘツド11のエン
ドハウジング3に対する位置を「金型タツチ位
置」と呼ぶこととする。
この状態から、更に型締めシリンダ13に高圧
を加えてピストンロツド14を突出させると、エ
ンドハウジング3とクロスヘツド11との間隔が
開く。そして、型締めシリンダ13のストローク
エンドに達した第2図の状態で、クロスヘツド1
1のエンドハウジング3に対する移動が停止す
る。この状態においては、トグルリンク8の長リ
ンク9と短リンク10とはほぼ直線状となり、ト
グルリンク8が完全に伸びきつた状態となる。こ
のときのエンドハウジング3に対するクロスヘツ
ド11の位置を「型締め完了位置」と呼ぶことと
する。
この金型タツチ位置から型締め完了位置までの
間においては、金型15,16が互いに接触して
いるので、可動盤7は移動しない。したがつて、
その間におけるトグルリンク8の伸長は、エンド
ハウジング3の後退、すなわちタイバー4の伸び
によつて吸収されることになる。そして、その反
力に相当する力が、トグルリンク8を介して金型
15,16間に加えられる。すなわち、金型1
5,16は、タイバー4の伸びに対応する型締め
力でもつて型締めされる。
このときの型締め力をF、タイバー4の有効長
さ、すなわち型締め力がゼロの状態で金型15,
16が互いに接触している型締め開始時点におけ
る固定盤2の背面からエンドハウジンク3の背面
までの距離をl、型締めによるタイバー4の伸び
量をΔl、タイバー4の断面積をAとすると、型
締め力Fは、フツクの法則により、 F=E・A・Δl/l と表される。ここで、Eはタイバー4の縦弾性係
数である。
この型締め力Fは、タイバーナツト5を回転さ
せることによつて調整することができる。すなわ
ち、タイバーナツト5を回転させると、エンドハ
ウジング3がタイバー4の軸線方向に移動する。
したがつて、タイバー4の有効長さlが変化する
とともに、型締め力がゼロの状態で金型15,1
6が互いに接触している型締め開始時点、すなわ
ち金型タツチ位置におけるトグルリンク8の長さ
が変化する。一方、型締め完了位置は、型締めシ
リンダ13のストロークエンドに達したときのエ
ンドハウジング3に対するクロスヘツド11の位
置であるから、その間の距離は一定である。そし
て、そのときにはトグルリンク8が伸びきるの
で、その長さも一定となる。したがつて、型締め
完了位置にあるときのエンドハウジング3と固定
盤2との間の距離は、型締め開始時点におけるエ
ンドハウジング3の位置に関係なく常に一定とな
る。その結果、金型タツチ位置から型締め完了位
置までの間におけるタイバー4の伸び量Δlが変
化することになり、型締め力Fが変化する。
そして、エンドハウジング3とクロスヘツド1
1との間の距離と、そのときのトグルリンク8の
長さとは、一定の関数関係にある。また、金型1
5,16の厚さが一定である場合には、金型タツ
チ位置にあるときのトグルリンク8の長さと、そ
の位置から型締めを行つたときに発生する型締め
力の大きさとも、一定の関数関係にある。
したがつて、所望の大きさの型締め力が発生さ
れるようにするためには、金型タツチ位置にある
ときのトグルリンク8の長さがその型締め力に対
応する長さとなるように、エンドハウジング3の
位置を調整すればよいことになる。すなわち、型
締め開始時点におけるエンドハウジング3とクロ
スヘツド11との位置をそれぞれ決定すればよ
い。
そこで、従来は、異なる金型タツチ位置から型
締めしたときに得られる型締め力をそれぞれ求め
ておき、所望の型締め力の大きさに応じて金型タ
ツチ位置、すなわち型締め開始時点におけるエン
ドハウジング3に対するクロスヘツド11の位置
を決定するようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ある大きさの型締め力を発生さ
せるためのエンドハウジング3に対するクロスヘ
ツド11の型締め開始時点における位置を一定と
すると、そのときのトグルリンク8の長さ、すな
わちエンドハウジング3と可動盤7との間の距離
は一定となる。一方、金型15,16を交換する
ことによりその厚さが変化すると、可動盤7と固
定盤2との間の距離は異なるものとなる。したが
つて、使用される金型15,16の合計厚さ、す
なわち型厚によつて、タイバー4の有効長さlが
変化することになる。
そして、タイバー4の有効長さlが変化する
と、上述の式から明らかなように、得られる型締
め力Fも変化してしまう。その結果、実際に発揮
される型締め力と設定された型締め力との間に差
異が生じることになり、正確な型締め力を得るこ
とができなくなる。
このようなことから、エンドハウジング3の移
動量、すなわちタイバーナツト5の回転数と、そ
れによつて変化する型締め力の変化量との関係
を、各型厚ごとに表す第5図のようなグラフを作
つておき、使用される金型15,16の厚さに応
じてタイバーナツト5を手動で回転させることに
より、型締め力を補正するということも行なわれ
ている。
しかしながら、そのような補正を行つたとして
も、型締め力を厳密に調整することは難しい。ま
た、最近では、射出成形機にも多品種少量生産が
求められるようになつてきており、金型交換が頻
繁に行われるようになつている。そのような場
合、手動でタイバーナツト5を回転させて型締め
力の補正を行うものでは、作業能率が悪いという
ことが問題となる。更に、そのような手動操作を
伴う型締め力の調整では、最近高まつてきている
射出成形機の全自動化に対する要求にも応えるこ
とができない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、使用される金型の厚さ
と所望の型締め力の大きさとを設定することによ
り、トグル式型締め装置が設定されたとおりの型
締め力を発生するようにする型締め力調整装置を
提供することである。
また、本発明の他の目的は、トグル式射出成形
機における型締め力の調整を、遠隔操作によつて
も正確に行うことができるようにすることであ
る。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明の型締め力
調整装置は、エンドハウジング及びクロスヘツド
にそれぞれ位置検出器及びそれを作動させる作動
部材を取り付け、その位置検出器及び作動部材の
少なくともいずれか一方を、タイバーの軸線方向
に位置調整可能となるようにするとともに、その
位置調整可能な位置検出器あるいは作動部材を、
プログラマブルコントローラによつて移動させる
ようにしたことを特徴としている。そのプログラ
マブルコントローラは、所望の型締め力の値を設
定し得る型締め力設定器と、使用される金型の厚
さを設定し得る型厚設定器と、これらの設定器に
設定された設定値に基づいて所望の型締め力を発
生させるための型締め開始時点におけるエンドハ
ウジングとクロスヘツドとの間の距離を演算する
演算器とを備えており、その演算器によつて得ら
れた値に応じて位置検出器あるいはその作動部材
を移動させるものとされている。
(作用) このように構成することにより、所望の型締め
力の大きさ及び使用される金型の厚さをプログラ
マブルコントローラに設定すると、そのコントロ
ーラによつて所定の演算が行われ、エンドハウジ
ングあるいはクロスヘツドに取り付けられた位置
検出器あるいはその作動部材がその演算値に応じ
た距離だけ移動する。したがつて、その作動部材
によつて位置検出器が作動される位置までクロス
ヘツドをエンドハウジングに対して移動させ、そ
の状態で金型が互いに接触するようにエンドハウ
ジングを位置決めすれば、所望の型締め力が発生
される状態となる。すなわち、所望の型締め力の
大きさと使用される金型の厚さとを設定するだけ
で、トグル式型締め装置が所望の型締め力を発生
する状態に調整されるようになる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
図中、第3図は本発明による型締め力調整装置
の一実施例を示す要部の側面図であり、第4図は
その調整状態を示す説明図である。なお、この型
締め力調整装置が適用されるトグル式型締め装置
は第1,2図により説明したものと同様であるの
で、以下の説明においては第1,2図をもあわせ
て用いることとする。
第1,2図に示されているように、エンドハウ
ジング3のアーム3aには、架台20が固定され
ている。一方、トグルリンク8のクロスヘツド1
1には、その架台20側に向かつて突出するカム
21が固定されている。
第3図から明らかなように、架台20には、上
下方向の出力軸を有するステツピングモータ22
が設置されている。そして、そのステツピングモ
ータ22の出力軸にリニアヘツド23が取り付け
られ、モータ22の回転によつて、リニアヘツド
23の軸24がタイバー4の軸線方向に駆動され
るようにされている。
リニアヘツド軸24の先端には、上下方向に突
出するレバー25が取り付けられている。そし
て、そのレバー25の上部に、リミツトスイツチ
等の位置検出器26が取り付けられている。した
がつて、その位置検出器26は、ステツピングモ
ータ22の回転に伴つてタイバー4の軸線方向に
移動して、その位置が調整されるようになつてい
る。この位置検出器26は、クロスヘツド11に
固定されたカム21によつて作動されるものとさ
れている。すなわち、そのカム21は、位置検出
器26を作動させる作動部材となつている。
レバー25の下部には、基準点位置検出器27
が取り付けられている。この基準点位置検出器2
7は、架台20に固定された基準点カム28によ
つて作動されるものとされている。この基準カム
28は、型締め力が作用することのないようにし
ながら、トグルリンク8が完全に伸びきるまでク
ロスヘツド11をエンドハウジング3に対して移
動させたとき、そのクロスヘツド11に固定され
ているカム21が対向する位置、すなわち、その
状態でレバー25をタイバー4の軸線方向に移動
させたとき位置検出器26と基準点位置検出器2
7とが同時に作動する位置、に設定されている。
そして、そのように基準点位置検出器27が基準
点カム28によつて作動されるときの位置検出器
26の位置(第3図の位置)が、その位置検出器
26の基準位置とされている。
ステツピングモータ22は、プログラマブルコ
ントローラ29によつて制御されながら駆動され
るようになつている。このコントローラ29は、
所望の型締め力の値を設定し得る型締め力設定器
30と、使用される金型15,16の合計厚さ、
すなわち型厚を設定し得る型厚設定器31と、こ
れらの設定器30,31に設定された設定値に基
づいて所定の演算を行う演算器32とを備えてお
り、その演算器32によつて得られた演算値に応
じてモータ22を回転駆動するものとされてい
る。演算器32においては、設定された大きさの
型締め力を発生させるために必要な型締め開始時
点におけるトグルリンク8の長さが、設定された
型厚を加味し求められ、トグルリンク8がその長
さとなるようにするためのエンドハウジング3に
対するクロスヘツド11の位置が算出されるよう
になつている。こうして、位置検出器26が、演
算器32によつて算出された距離だけ基準位置か
ら移動されるようになつている。
次に、このように構成された型締め力調整装置
を用いて、トグル式型締め装置により所望の型締
め力が発生されるように調整するための手順につ
いて説明する。
まず、金型15,16を取り外した状態で、ト
グルリンク8を完全に伸ばす。そして、タイバー
ナツト5を回転させて、可動盤7と固定盤2との
間の距離が使用される金型15,16の合計厚さ
よりも10数mm小さくなるように、エンドハウジン
グ3の位置を調整する。位置検出器26は、第3
図に示されているように基準位置にセツトしてお
く。
次いで、型締めシリンダ13を低圧で作動させ
てピストンロツド14を収縮させ、可動盤7をエ
ンドハウジング3側に後退させる。そして、固定
盤2及び可動盤7にそれぞれ固定金型15及び可
動金型16を取り付ける。その後、型締めシリン
ダ13を低圧で作動させてピストンロツド14を
突出させ、可動盤7を固定盤2側に向けて前進移
動させる。すると、固定金型15と可動金型16
とが互いに接触する。
この状態では、トグルリンク8は、当初設定し
た可動盤7及び固定盤2間の間隔と実際の型厚と
の差の分だけ収縮している。したがつて、トグル
リンク8はかなり収縮した状態となつており、ク
ロスヘツド11に取り付けられたカム21は、第
4図に仮想線で示されているように、最大型締め
力を得るための位置検出器26の調整位置よりも
更にエンドハウジング3側へ寄つた位置に位置す
ることになる。
この状態で、コントローラ29の型締め力設定
器30及び型厚設定器31に、それぞれ所望の型
締め力の値及び使用される金型15,16の型厚
を設定する。すると、それらの設定値に基づい
て、所望の型締め力を発生させるための金型タツ
チ位置、すなわちクロスヘツド11とエンドハウ
ジング3との間の距離が演算器32により演算さ
れ、コントローラ29からその演算値に応じたパ
ルスが発信される。そして、そのパルスによりス
テツピングモータ22が駆動される。その結果、
リニアヘツド軸24がエンドハウジング3側に向
けてタイバー4の軸線方向に移動し、その先端の
レバー25が第3図で左方向に移動する。その移
動距離は、設定された型締め力の大きさ及び金型
15,16の厚さと関数関係にある所定の大きさ
となる。
こうして、位置検出器26が、第3図の位置か
ら第4図に実線で示されている位置へと移動す
る。
次いで、この状態で型締めシリンダ13に超低
圧を作用させてクロスヘツド11を微小力で押圧
しながら、タイバーナツト5を回転させてエンド
ハウジング3を固定盤2から離れる方向に後退さ
せる。このようにすることにより、金型15,1
6を完全に密着させた状態を保ちながら、エンド
ハウジング3の位置を調整することができる。そ
して、第4図に実線で示されているように、クロ
スヘツド11に固定されたカム21によつて位置
検出器26が作動されたとき、エンドハウジング
3の移動を停止する。
このときには、トグルリンク8の長さは、設定
された型締め力を発生し得る所定の長さとなる。
すなわち、これによつて型締め力の調整が完了す
る。第1図は、この状態を示すものである。
この状態から、型締めシリンダ13に高圧を加
えてそのストロークエンドまでピストンロツド1
4を突出させると、第2図に示されているように
トグルリンク8が完全に伸びきる。そして、それ
によつて所望の型締め力が発生される。
また、この型締め力調整装置を用いれば、次の
ような手順によつて型締め力の調整を行うことも
できる。
まず、トグルリンク8を完全に伸ばし、その状
態で、固定盤2と可動盤7との間の距離が、使用
される金型15,16の合計厚さよりもやや大き
くなるように、タイバーナツト5を回転させてエ
ンドハウジング3の位置を調整する。そして、固
定盤2及び可動盤7に固定金型15、可動金型1
6をそれぞれ取り付ける。このときには、固定金
型15と可動金型16とは互いに離れている。
次いで、トグルリンク8が伸びきつた状態を保
つたまま、エンドハウジング移動装置によりタイ
バーナツト5を回転させて、エンドハウジング3
を固定盤2側へと前進させる。すると、可動金型
16が固定金型15に当接し、これらが完全に密
着する。このように金型15,16が互いに密着
すると、エンドハウジング3のそれ以上の前進に
は大きな抵抗が加えられるので、タイバーナツト
5を回転駆動するモータに過電流が生じる。そこ
で、その過電流を検知器により検知して、そのモ
ータを停止させ、タイバーナツト5の回転を停止
させる。
この状態が型締め力ゼロ点である。そこで、こ
のとき位置検出器26がカム21によつて作動さ
れるように、位置検出器26を第3図に示されて
いる基準位置に位置させておく。
次いで、トグルリンク8を収縮させ、可動金型
16を固定金型15から離す。そして、コントロ
ーラ29に所望の型締め力の値及び金型15,1
6の厚さを設定する。それによつて、位置検出器
26が、設定された型締め力の大きさ及び金型1
5,16の型厚と関数関係にある所定の量だけ基
準位置からタイバー4の軸線方向に移動し、第4
図に実線で示されている位置に調整される。
この状態で、型締めシリンダ13に低圧を作用
させ、クロスヘツド11を超低速で移動させる。
そして、クロスヘツド11に固定されたカム21
が位置検出器26を作動させたとき、そのクロス
ヘツド11のエンドハウジング3に対する移動を
停止させる。こうして、クロスヘツド11が、使
用される金型15,16の厚さに応じた金型タツ
チ位置に位置決めされる。
その後、タイバーナツト5を回転させて、その
状態を保つたまま金型15,16が互いに接触す
るまでエンドハウジング3を移動させる。その結
果、第1図に示されている状態となり、型締め力
の調整が完了する。
このように、コントローラ29に設定された型
締め力の大きさ及び金型15,16の厚さに応じ
て位置検出器26を移動させるようにすることに
より、その位置調整を遠隔から正確に行うことが
可能となる。そして、金型15,16の接触状態
を検出すること、タイバーナツト5及び型締めシ
リンダ13の所定の速度で作動させること等も、
遠隔から容易に行うことができる。したがつて、
上述のような手順で型締め力の調整を行うことに
より、その型締め力調整を遠隔操作によつて正確
に行うことが可能となる。しかも、コントローラ
29に所望の型締め力の大きさ及び使用される金
型15,16の厚さを設定するだけで、トグル式
型締め装置が、その型厚に応じて所望の型締め力
を発生し得る状態に調整されるようになるので、
設定された型締め力と実際に発生される型締め力
との間に差異が生じるようなこともなくなる。
なお、上記実施例においては、エンドハウジン
グ3側に設けられている位置検出器26を移動さ
せるものとしているが、この位置検出器26は固
定し、その代わりにクロスヘツド11側のカム2
1を移動させるようにすることもできる。また、
エンドハウジング3側にカム21を取り付け、ク
ロスヘツド11側に位置検出器26を設置するよ
うにしてもよい。
位置検出器26としては、リミツトスイツチの
ほか、光学式センサ等を用いることもできる。そ
のような場合には、その位置検出器26を作動さ
せる作動部材として、カム21以外のものが用い
られることもある。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、所望の型締め力の値と使用される金型の厚さ
とに基づいて、型締め開始時点におけるエンドハ
ウジングとクロスヘツドとの位置を決定するよう
にしているので、使用される金型の厚さの差異に
より実際の型締め力に差が生じるようなことはな
くなる。したがつて、設定されたとおりの型締め
力が発生されるようになり、精密な射出成形が可
能となる。
また、エンドハウジングに対するクロスヘツド
の位置決めを、演算器を有するプログラマブルコ
ントローラによつて行うようにしているので、そ
の型締め力の調整を遠隔操作によつて正確に行う
ことが可能となる。したがつて、その作業能率及
び精度が向上し、金型交換の頻度が高い場合に
も、容易に対応することができるようになる。
更に、そのプログラマブルコントローラを射出
成形機の中央コントローラに接続するようにすれ
ば、金型交換時にその金型の厚さに合つた最適の
型締め力を設定することができるようになるの
で、金型交換を完全自動化するとともに、精度の
高い射出成形機の制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による型締め力調整装置が適
用される射出成形機のトグル式型締め装置の一例
を示す一部縦断側面図、第2図は、そのトグル式
型締め装置の型締め完了状態を示す同様の側面
図、第3図は、本発明による型締め力調整装置の
一実施例を示す要部の側面図、第4図は、その型
締め力調整装置における調整手順を説明するため
の説明図、第5図は、従来の型締め力調整方法に
使用されている型締め力補正のためのグラフであ
る。 1……ベツド、2……固定盤、3……エンドハ
ウジング、4……タイバー、5……タイバーナツ
ト、7……可動盤、8……トグルリンク、11…
…クロスヘツド、13……型締めシリンダ、15
……固定金型、16……可動金型、21……カム
(作動部材)、22……ステツピングモータ、23
……リニアヘツド、26……位置検出器、29…
…プログラマブルコントローラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定金型が取り付けられる、ベツドに固定さ
    れた固定盤と、 その固定盤に複数本のタイバーを介して連結さ
    れるとともに、前記ベツドに可動支持され、前記
    固定盤との間の距離を調整し得るようにされたエ
    ンドハウジングと、 これら固定盤とエンドハウジングとの間におい
    て前記タイバーにより可動支持され、前記固定金
    型に対向する可動金型が取り付けられる可動盤
    と、 この可動盤と前記エンドハウジングとを連結
    し、クロスヘツドを前記タイバーの軸線方向に移
    動させることにより伸縮して、前記可動盤を前記
    エンドハウジングに対して移動させるトグルリン
    クと、 前記エンドハウジングを前記タイバーに沿つて
    移動させるエンドハウジング移動装置と、 前記クロスヘツドを前記タイバーの軸線方向に
    移動させるクロスヘツド駆動装置と、 を備えたトグル式射出成形機において; 前記エンドハウジング及びクロスヘツドに、そ
    れぞれ位置検出器及びその位置検出器を作動させ
    る作動部材を、少なくともそのいずれか一方が前
    記タイバーの軸線方向に位置調整可能となるよう
    にして取り付け、 所望の型締め力の値を設定し得る型締め力設定
    器と、前記固定金型及び可動金型の合計厚さを設
    定し得る型厚設定器と、これらの設定器に設定さ
    れた設定値に基づいて所望の型締め力を発生させ
    るための型締め開始時点における前記エンドハウ
    ジングとクロスヘツドとの間の距離を演算する演
    算器とを有し、その演算器により得られた演算値
    に応じて前記位置検出器及び作動部材の少なくと
    も一方を移動させるプログラマブルコントローラ
    を設けてなる、 トグル式射出成形機における型締め力調整装置。
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