JPH0533885Y2 - - Google Patents

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JPH0533885Y2
JPH0533885Y2 JP1986089174U JP8917486U JPH0533885Y2 JP H0533885 Y2 JPH0533885 Y2 JP H0533885Y2 JP 1986089174 U JP1986089174 U JP 1986089174U JP 8917486 U JP8917486 U JP 8917486U JP H0533885 Y2 JPH0533885 Y2 JP H0533885Y2
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outer tube
partition plate
tip
tube
pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 イ 産業上の利用分野 主に地中熱を熱源に使用するヒートポンプの地
中熱と熱冷媒の熱交換を行わせる熱交換管として
使用するが、他にヒートパイプに使用するなど、
自然エネルギーの有効利用に大きな役割を果た
す。
ロ 従来の技術 従来から二重管構造の地中に挿入する地中熱交
換器及びその先端を複数段の先細形状として地中
に打ち込ませる熱交換管等がある。
ハ 解決しようとする問題点 従来の技術には次のような問題点がある。
1 二重管構造の地中に挿入する地中熱交換器に
ついて (1) 二重管自体の地中への直接埋設はその端面
形状では不可能で、現状の技術ではボーリン
グによる穴を形成後、当該設備を挿入するた
め、埋設コストは著しく増大する。
(2) ボーリングによる埋設用穴に当該設備を挿
入するため、管壁と地中に空間が生じ、交換
熱量が著しく低下する。
(3) 外側管の内壁管端部は平板で閉塞された構
造のため、角のよどみ領域が増大し、二次冷
媒の損失水頭が増大し、駆動ポンプ動力の増
大、更に流速の低下による熱伝達率の低下か
ら交換熱量が著しく低下する。
2 先端を複数段の先細形状として地中に打込む
熱交換管(更には管材を径方向に押しつぶして
閉塞させた熱交換管) (1) 当該熱交換管の先端形状は特殊な加工によ
るため、コストが高く、更にこの先端部材自
体で地中内を打込み貫入していくため、損耗
が著しく、打設後の地中内での先端部の閉塞
性が不確実となる(管材を押しつぶして閉塞
させた管についてはより顕著となる)。
(2) 当該管の先端部形状では打込力に対する土
壌からの反力を管断面で受けるため、土中深
層部への管貫入は不能で、熱交換装置として
の能力は著しく低下する。
(3) 管端部は平面により閉塞されているため、
前記1)−(3)と同様の問題点が生ずる。
B 考案の構成 イ 問題を解決しようとする手段 本願では下記の構成のものによつて上述した問
題を解決しようとするものである。
すなわち、本願のものは、外管2の下端に長手
方向に刻設した左右一対の切込み2Gに、外管2
の外方へ突出する左右の刃体2C,2Dと、外管
2内を仕切る仕切板3と、これら刃体2C,2D
と仕切板3の下部に連設された先端刃部2Eを一
体にした板状体7をはさみ込み、当該外管2の下
端開口部をなめらかに閉塞させた尖先部2Aを形
成して、尖先部2Aの内部を仕切板3により前後
室あるいは左右室2A′,2A″に二分すると共に、
外管軸心に当該外管2とは側方空間5を存するよ
う挿入された内管4の下端と仕切板上縁3Aとの
間には下方空間6を存するよう構成せしめた地中
熱交換管である。
なお、外管の側面に切削用ビツト2Hを適数段
突設することができる。
ロ 考案の実施例 1は本案の地中熱交換管である。2は外管で、
下端には半球状の尖先部2Aが形成されている。
2Bは上記外管の尖先部2Aに連設された土壌
切削用の刃部で、当該刃部2Bは上記尖先部2A
における外周面に、上記外管の長手方向と直交す
る方向をもつて外方へ突設せしめた左右一対の刃
体2C,2Dと、この刃体2C,2Dの下端に連
設された正面V字状の先端刃部2Eから構成され
ている。
2Fは上記刃部2Bの外方端面に溶接されたタ
ングステンカーバイトのビツトである。
3は上記尖先部2Aの内部に張設された垂直仕
切板で、この仕切板によつて、尖先部2A内には
前後室2A′,2A″が形成されている。
3Aはこの仕切板3の上縁であるが、断面逆U
字状になめらかに構成されている。
4は上記外管2の軸心部に、当該外管2の内周
面との間に側方空間5を設けて挿入配設された内
管で、その下端4Aは上記仕切板3の上記上縁3
Aとは所定間隔をもつた下方空間6が形成できる
位置に達するよう構成されている。
なお、上記尖先部2Aと刃部2Bとの関係を詳
述すると下記の通りである。
第6図の如く外管下端に長手方向に左右一対の
切込み2Gを形成しておき、この切込みに仕切板
3、左右の刃体2C,2D、先端刃部2Eを一体
にした板状体7をはさみ込み、当該外管の下端開
口部を公知の方法であるハンマーで叩きなめらか
に収縮させ、外管と板状体を溶接して閉塞させた
尖先部を形成する。
なお、外管2については、第4図の如く外管の
側面に切削用ビツト2Hを適数段突設したもので
もよい。
また、刃部2Bについては、第5図の如く魚の
尾びれ状の形状の如く構成してもよい。
第7図は本願のもののヒートポンプに組合せた
システム図で、図中、8は循環ポンプ、9は蒸発
器、10は膨張弁、11は凝縮器、12は圧縮
機、13は土壌をそれぞれ示す。
ハ 作用 効果と共に説明する。
C 考案の効果 イ 本方式の地中熱交換管は管の先端に刃部を取
付けた管を回転させ、圧挿入により土中を切削
しながら貫入されるため、外管への損耗を与え
ず充分な深さまで埋設することができる。
ロ この先端形状では材料コストが安価で、閉塞
性も確実なものとなる。更に直接土中へ埋設す
るため、管壁と土壌の間に空間を作ることな
く、埋設コストも大幅に低減することができ
る。
外管先端には半球状の尖先部内には仕切板が
張設されているから、二次冷媒はこの仕切板に
より容易に分流され、しかも、なめらかに収縮
しているため、流速の減衰を抑制することがで
きる。
これにより、熱伝達を低下させることなく、
したがつて、交換熱量の低下を防ぐことがで
き、また、圧力損失の低減によるポンプ動力の
低下も図られる。
ハ 衝撃力による打設法と異なり、管を回転圧挿
入させるため、施工時は常に管へ貫入力が作用
することになる。
これにより、管を座屈させることなく深層部
まで確実に埋設することができ、騒音問題もな
く安全に作業できる。
ニ 第6図の如く外管下端に長手方向に左右一対
の切込み2Gを形成しておき、この切込みに仕
切板3、左右の刃体2C,2D、先端刃部2E
を一体にした板状体7をはさみ込み、当該外管
の下端開口部をなめらかに閉塞させた尖先部を
形成するよう構成したから、下記の効果を期待
することができる。
すなわち、先端刃部を作業現場にて容易に、
しかも迅速に作成できる。
また、刃部と管が一体構造になるため、作業
途中引抜き時での脱落がなく、再度の施工も可
能である。
ホ 第4図の如く外管の側面に切削用ビツト2H
を適数段突設したものでは、下記の効果を期待
することができる。
すなわち、管の埋設が効率よく迅速に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、第2図はA−A線断面図、第
3図はB−B線断面図、第4図、第5図は他の実
施例の正面図、第6図は製法の一例を示す略図的
斜視図、第7図は本願のものをヒートポンプと組
合せた場合のシステム図である。 1……地中熱交換管、2……外管、2A……尖
先部、2B……刃部、3……垂直仕切板、4……
内管、5……側方空間、6……下方空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外管2の下端に長手方向に刻設した左右一対
    の切込み2Gに、外管2の外方へ突出する左右
    の刃体2C,2Dと、外管2内を仕切る仕切板
    3と、これら刃体2C,2Dと仕切板3の下部
    に連設された先端刃部2Eを一体にした板状体
    7をはさみ込み、当該外管2の下端開口部をな
    めらかに閉塞させた尖先部2Aを形成して、尖
    先部2Aの内部を仕切板3により前後室あるい
    は左右室2A′,2A″に二分すると共に、外管
    軸心に当該外管2とは側方空間5を存するよう
    挿入された内管4の下端と仕切板上縁3Aとの
    間には下方空間6を存するよう構成せしめたこ
    とを特徴とする地中熱交換管。 2 外管の側面に切削用ビツト2Hを適数段突設
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の地中
    熱交換管。
JP1986089174U 1986-06-10 1986-06-10 Expired - Lifetime JPH0533885Y2 (ja)

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JP1986089174U JPH0533885Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

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JPS62201352U JPS62201352U (ja) 1987-12-22
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS535961A (en) * 1976-07-07 1978-01-19 Hitachi Ltd Sampled image display unit
JPS5816849B2 (ja) * 1975-08-22 1983-04-02 株式会社クボタ スイコウサイバイブラント

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816849U (ja) * 1981-07-26 1983-02-02 ナショナル住宅産業株式会社 空調用の伝熱管構造

Patent Citations (2)

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JPS535961A (en) * 1976-07-07 1978-01-19 Hitachi Ltd Sampled image display unit

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JPS62201352U (ja) 1987-12-22

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