JPH0533884A - 不使用ガス管の処理方法 - Google Patents
不使用ガス管の処理方法Info
- Publication number
- JPH0533884A JPH0533884A JP3188970A JP18897091A JPH0533884A JP H0533884 A JPH0533884 A JP H0533884A JP 3188970 A JP3188970 A JP 3188970A JP 18897091 A JP18897091 A JP 18897091A JP H0533884 A JPH0533884 A JP H0533884A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- gas supply
- supply pipe
- liquid resin
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 不使用ガス供給管の立上げ端部側から硬化性
液状樹脂を注入できる不使用ガス管の処理方法を提供す
る。 【構成】 不使用ガスとなったガス供給管4の立上げ端
部から、その先端に一定時間後に膨脹する小球13を取
付けた線材9を挿入する。小球13を分岐部に位置させ
て膨脹させ、ガスを遮断する。その後前記線材9に付属
させた細管10から、またはこの細管10を真空引きす
ることにより、前記ガス供給管4内に硬化性液状樹脂2
1を注入する。
液状樹脂を注入できる不使用ガス管の処理方法を提供す
る。 【構成】 不使用ガスとなったガス供給管4の立上げ端
部から、その先端に一定時間後に膨脹する小球13を取
付けた線材9を挿入する。小球13を分岐部に位置させ
て膨脹させ、ガスを遮断する。その後前記線材9に付属
させた細管10から、またはこの細管10を真空引きす
ることにより、前記ガス供給管4内に硬化性液状樹脂2
1を注入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、埋設後不使用となった
ガス供給管を、撤去することなく安全に処理する不使用
ガス管の処理方法に関する。
ガス供給管を、撤去することなく安全に処理する不使用
ガス管の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスの本管や支管などより分岐されるガ
ス供給管は、埋設後の用法の変更、土地利用法の変更等
により、長期に亘って不使用となってしまうことがあ
る。不使用となったガス供給管をそのまま放置すると腐
食し、ガス洩れを生ずる恐れがある。また、水道工事な
ど他の土木工事によって誤って掘削され、ガス洩れ事故
を発生する恐れがある。そこで、従来は不使用となった
ガス供給管は、掘削され、あるいは分岐部を遮断するこ
とが行われていた。
ス供給管は、埋設後の用法の変更、土地利用法の変更等
により、長期に亘って不使用となってしまうことがあ
る。不使用となったガス供給管をそのまま放置すると腐
食し、ガス洩れを生ずる恐れがある。また、水道工事な
ど他の土木工事によって誤って掘削され、ガス洩れ事故
を発生する恐れがある。そこで、従来は不使用となった
ガス供給管は、掘削され、あるいは分岐部を遮断するこ
とが行われていた。
【0003】しかし、不使用ガス供給管を掘削し撤去し
ようとしても、土地所有者の許可が得られず、掘削不可
能となることがある。また、掘削可能であっても工事が
大規模となる。さらに、掘削許可が得られても埋設され
た配管上に何らかの建築物ないし構造物が作られた場合
には掘削できず撤去不可能となることが有る。また、分
岐部を遮断する場合には、遮断によってガス洩れ事故の
恐れは無くなるが、比較的大径の配管にあっては腐食に
よって地盤沈下を生ずる恐れがある。また、小さな地盤
沈下であっても、その上面に形成された構造物にヒビ割
れなど被害を与える恐れがある。さらに、他の土木工事
によって掘削された場合、そのガス管が不使用であるこ
とは不明であるので、ガス会社への問い合せが発生し、
この間当該工事を中断しなければならないなどの問題が
生ずる。
ようとしても、土地所有者の許可が得られず、掘削不可
能となることがある。また、掘削可能であっても工事が
大規模となる。さらに、掘削許可が得られても埋設され
た配管上に何らかの建築物ないし構造物が作られた場合
には掘削できず撤去不可能となることが有る。また、分
岐部を遮断する場合には、遮断によってガス洩れ事故の
恐れは無くなるが、比較的大径の配管にあっては腐食に
よって地盤沈下を生ずる恐れがある。また、小さな地盤
沈下であっても、その上面に形成された構造物にヒビ割
れなど被害を与える恐れがある。さらに、他の土木工事
によって掘削された場合、そのガス管が不使用であるこ
とは不明であるので、ガス会社への問い合せが発生し、
この間当該工事を中断しなければならないなどの問題が
生ずる。
【0004】また従来、これら問題点を改善し、不使用
ガス供給管を撤去することなく安全に処理する方法とし
て、不使用となったガス供給管のガス供給口を掘削し、
このガス供給管をガス供給管本体から切り離し、切り離
し口に適宜にジョイントを介して液供給管を接続し、そ
の後、該液供給管内に減圧用細管を挿入し、その先端を
前記不使用となったガス供給管の先端方向に案内し、前
記減圧用細管の一端を減圧用ポンプに接続して前記不使
用ガス供給管内を減圧し、前記減圧用細管と前記不使用
ガス供給管内の間に液状硬化剤を導入し、不使用ガス供
給管内の硬化剤を充填し硬化させることを特徴とする不
使用ガス供給管の処理方法が提案されている(特開平3
−113185)。この方法によれば、公道側に設けた
ピットから私道方向に延伸されるガス供給管に対して硬
化性液状樹脂を導入することができ、ガス供給管を撤去
することなく安全に処理できる。
ガス供給管を撤去することなく安全に処理する方法とし
て、不使用となったガス供給管のガス供給口を掘削し、
このガス供給管をガス供給管本体から切り離し、切り離
し口に適宜にジョイントを介して液供給管を接続し、そ
の後、該液供給管内に減圧用細管を挿入し、その先端を
前記不使用となったガス供給管の先端方向に案内し、前
記減圧用細管の一端を減圧用ポンプに接続して前記不使
用ガス供給管内を減圧し、前記減圧用細管と前記不使用
ガス供給管内の間に液状硬化剤を導入し、不使用ガス供
給管内の硬化剤を充填し硬化させることを特徴とする不
使用ガス供給管の処理方法が提案されている(特開平3
−113185)。この方法によれば、公道側に設けた
ピットから私道方向に延伸されるガス供給管に対して硬
化性液状樹脂を導入することができ、ガス供給管を撤去
することなく安全に処理できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−113185による不使用ガス供給管の処理方
法にあっては、埋設管撤去の必要が無くなったものの、
公道側の支管位置に作業ピットを設ける必要があり、ま
た作業位置が公道側に限定され、交通量等の都合等によ
って作業しづらいことがあるという問題点があった。
開平3−113185による不使用ガス供給管の処理方
法にあっては、埋設管撤去の必要が無くなったものの、
公道側の支管位置に作業ピットを設ける必要があり、ま
た作業位置が公道側に限定され、交通量等の都合等によ
って作業しづらいことがあるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は硬化性液状樹脂を管端部
から注入し、不使用ガス管を撤去することなく安全に処
理する方法において、地上立上げ端部から作業できるよ
うにすることを目的とする。
から注入し、不使用ガス管を撤去することなく安全に処
理する方法において、地上立上げ端部から作業できるよ
うにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するめた
の本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの不使用ガス
管の処理方法である。柔軟性のある線材としては、鋼製
のより線ワイヤーや、樹脂製フレキシブル線材等が利用
できる。一定時間後に膨脹する小球としては、ゴム球に
発泡樹脂を封入したものの例がある。
の本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの不使用ガス
管の処理方法である。柔軟性のある線材としては、鋼製
のより線ワイヤーや、樹脂製フレキシブル線材等が利用
できる。一定時間後に膨脹する小球としては、ゴム球に
発泡樹脂を封入したものの例がある。
【0008】
【作用】本発明の不使用ガス管の処理方法では、不使用
となったガス供給管の地上立上げ端部から小球付の線材
を挿通し、小球の膨脹でガス供給管を閉塞した後、前記
地上立上げ端部側から硬化性液状樹脂を注入できる。小
球の膨脹により一端を閉塞されたガス供給管に対し他端
側から液状樹脂を注入するには、前記線材に付属された
細管の先端から液状樹脂を吐出させるか、またはこの細
管にて管内を減圧し、開口端から液状樹脂を直接的に注
入するかのいずれかによる。
となったガス供給管の地上立上げ端部から小球付の線材
を挿通し、小球の膨脹でガス供給管を閉塞した後、前記
地上立上げ端部側から硬化性液状樹脂を注入できる。小
球の膨脹により一端を閉塞されたガス供給管に対し他端
側から液状樹脂を注入するには、前記線材に付属された
細管の先端から液状樹脂を吐出させるか、またはこの細
管にて管内を減圧し、開口端から液状樹脂を直接的に注
入するかのいずれかによる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明が適用される不使用ガス管の
発生状況を示している。
説明する。図1は、本発明が適用される不使用ガス管の
発生状況を示している。
【0010】図において、公地1に埋設された支管2か
らは民地3へ向うガス供給管4が埋設され、民地3の需
要家地点で立上げられている。この立上げ端部にはプラ
グ5P付のソケット5が螺合されている。このプラグ5
Pは、この付近に需要家建家が完成されたとき取り除か
れ、ガス供給管4は需要家設備と接合されるものであ
る。ところが、このようにして埋設されたガス供給管4
は埋設後、用法の変更、土地利用法の変更などにより、
長期に亘って不使用となることがある。これが不使用ガ
ス管の発生状況である。
らは民地3へ向うガス供給管4が埋設され、民地3の需
要家地点で立上げられている。この立上げ端部にはプラ
グ5P付のソケット5が螺合されている。このプラグ5
Pは、この付近に需要家建家が完成されたとき取り除か
れ、ガス供給管4は需要家設備と接合されるものであ
る。ところが、このようにして埋設されたガス供給管4
は埋設後、用法の変更、土地利用法の変更などにより、
長期に亘って不使用となることがある。これが不使用ガ
ス管の発生状況である。
【0011】図2は本発明の実施に必要な部品類を示す
説明図である。処理作業は全て民地3側で行われる。各
部品について示すと、6は2液性発泡ポリウレタン樹脂
を2液(本剤及び硬化剤)分離して包装したパックであ
る。パック6はその中間部において仕切り部材7を介し
て2液分離されており、この仕切り部材を取り除き、両
液をもみ合わせて混合することができる。パック6には
その先端を切り取ることにより、混合後の発泡樹脂を吐
出することができるノズル8が設けられている。混合後
の可使時間は30〜60分で、混合後の樹脂は、30〜
60分すると急激に膨脹し、体積が3〜4倍となる。
説明図である。処理作業は全て民地3側で行われる。各
部品について示すと、6は2液性発泡ポリウレタン樹脂
を2液(本剤及び硬化剤)分離して包装したパックであ
る。パック6はその中間部において仕切り部材7を介し
て2液分離されており、この仕切り部材を取り除き、両
液をもみ合わせて混合することができる。パック6には
その先端を切り取ることにより、混合後の発泡樹脂を吐
出することができるノズル8が設けられている。混合後
の可使時間は30〜60分で、混合後の樹脂は、30〜
60分すると急激に膨脹し、体積が3〜4倍となる。
【0012】9は、直径2mm程度のテフロン製の細管
10を巻き付けて成るフレキシブル線材(シャフト)
で、その一方側からシャフト回転用の補助具11及び接
続用部材12を挿通した上で、その先端にはガス供給管
のサイズに合わせてそれより小径のゴム玉13が接合さ
れている。ゴム玉13としては、直径が管内径の50〜
89%のものを用いるのが好ましい。シャフト9の先端
は、管4の曲管部での挿通を完全に行うため30〜43
°位曲げられている。接続用部材12の詳細について
は、図5で説明する。補助具11の両端を両手でそれぞ
れ支持した上で一方の端部を回転させることにより、ゴ
ム玉13付のシャフト9を回転させつつ管4の内部に進
めて行くことができるが、このときシャフト9の先端は
30〜43°程度曲げられているので、シャフト9は曲
管部をうまく通り抜けることができる。10はシャフト
全長に沿って巻かれた細管を示す。細管10の作用につ
いては後述する。
10を巻き付けて成るフレキシブル線材(シャフト)
で、その一方側からシャフト回転用の補助具11及び接
続用部材12を挿通した上で、その先端にはガス供給管
のサイズに合わせてそれより小径のゴム玉13が接合さ
れている。ゴム玉13としては、直径が管内径の50〜
89%のものを用いるのが好ましい。シャフト9の先端
は、管4の曲管部での挿通を完全に行うため30〜43
°位曲げられている。接続用部材12の詳細について
は、図5で説明する。補助具11の両端を両手でそれぞ
れ支持した上で一方の端部を回転させることにより、ゴ
ム玉13付のシャフト9を回転させつつ管4の内部に進
めて行くことができるが、このときシャフト9の先端は
30〜43°程度曲げられているので、シャフト9は曲
管部をうまく通り抜けることができる。10はシャフト
全長に沿って巻かれた細管を示す。細管10の作用につ
いては後述する。
【0013】図3は、2液混合後のパック6のノズル8
をゴム玉13の孔部に挿入し、混合液をゴム玉13内に
充填している状態を示す説明図である。図4はパック6
からゴム玉13内に混合液を充填後、ゴム玉13の孔部
に前記シャフト9の先端部を挿入し孔部の回りに締付バ
ンド14を施した状態を示す説明図である。図5は、ガ
ス供給管4のソケット5のプラグ5Pを外した状態でソ
ケット5とシャフト9上に備えた接続用部材12とを接
続した状態を示す説明図である。
をゴム玉13の孔部に挿入し、混合液をゴム玉13内に
充填している状態を示す説明図である。図4はパック6
からゴム玉13内に混合液を充填後、ゴム玉13の孔部
に前記シャフト9の先端部を挿入し孔部の回りに締付バ
ンド14を施した状態を示す説明図である。図5は、ガ
ス供給管4のソケット5のプラグ5Pを外した状態でソ
ケット5とシャフト9上に備えた接続用部材12とを接
続した状態を示す説明図である。
【0014】接続用部材12のソケット5への接続作業
は、ゴム玉13に2液混合液を充填した後に行われる。
接続用部材12は異形チーズ13と、両端及び異径部に
螺合したプラグ15−1,15−2,15−3から成
り、両端プラグ15−1,15−2の中央部には、前記
細管10を取付けたシャフト9を挿通するための細孔が
設けられている。異径部に螺合されるプラグ15−3
は、チーズ13の内部にガス洩れ緩和のための充填物1
6を封入するためのものである。プラグ15−2の他端
を前記ソケット5Pに螺合することにより、ガス供給管
4と接合用部材12とが接続される。
は、ゴム玉13に2液混合液を充填した後に行われる。
接続用部材12は異形チーズ13と、両端及び異径部に
螺合したプラグ15−1,15−2,15−3から成
り、両端プラグ15−1,15−2の中央部には、前記
細管10を取付けたシャフト9を挿通するための細孔が
設けられている。異径部に螺合されるプラグ15−3
は、チーズ13の内部にガス洩れ緩和のための充填物1
6を封入するためのものである。プラグ15−2の他端
を前記ソケット5Pに螺合することにより、ガス供給管
4と接合用部材12とが接続される。
【0015】そこで、シャフト9をガス供給管4に対し
押し込むことにより、ゴム球13を管路内に送り込むこ
とができる。また、ゴム球13が曲管部と衝突したとき
は、前記補助具11を回転運動させることにより、シャ
フト9を回転させ、ゴム球13が曲管部を通り抜けるよ
うにすることができる。
押し込むことにより、ゴム球13を管路内に送り込むこ
とができる。また、ゴム球13が曲管部と衝突したとき
は、前記補助具11を回転運動させることにより、シャ
フト9を回転させ、ゴム球13が曲管部を通り抜けるよ
うにすることができる。
【0016】図6は、シャフト9の先端に取付けたゴム
玉13が支管2の分岐部17に到達した状態を示す説明
図である。ゴム玉13が分岐部17に到達したか否か
は、シャフト9の送り量を図面より推定されるガス供給
管4の埋設距離と比較することにより、または例えば音
波測長器を使用して計測されたガス管の長さを比較する
ことにより推定することができる。ゴム玉13の位置は
できるだけ支管2に近い所に位置させるのが良い。ゴム
玉13がガス供給管4内に挿通され、分岐部17に到達
すると、シャフト9の残り部分を切断し、細管10の端
部に図2に示すタンク18のノズル19に接続する。タ
ンク18はスタンド20に固定されており、その高さは
調整自在である。その後、ゴム玉13に封入された樹脂
の発泡を待つ。この待ち時間は、樹脂の発泡に要する時
間(30〜60分)から、今までに要した作業時間(1
0〜15分)を差し引いた時間(15〜50分)であ
る。ゴム玉13内の樹脂が発泡すると、ゴム玉13が膨
脹し、ガス供給管4を閉塞する。この状態は図5に示す
充填物16を介してのガスの稀かの洩れがゼロとなるこ
とで判る。または、シャフト9を押し引きすると、その
抵抗力が急激に大となるので判る。
玉13が支管2の分岐部17に到達した状態を示す説明
図である。ゴム玉13が分岐部17に到達したか否か
は、シャフト9の送り量を図面より推定されるガス供給
管4の埋設距離と比較することにより、または例えば音
波測長器を使用して計測されたガス管の長さを比較する
ことにより推定することができる。ゴム玉13の位置は
できるだけ支管2に近い所に位置させるのが良い。ゴム
玉13がガス供給管4内に挿通され、分岐部17に到達
すると、シャフト9の残り部分を切断し、細管10の端
部に図2に示すタンク18のノズル19に接続する。タ
ンク18はスタンド20に固定されており、その高さは
調整自在である。その後、ゴム玉13に封入された樹脂
の発泡を待つ。この待ち時間は、樹脂の発泡に要する時
間(30〜60分)から、今までに要した作業時間(1
0〜15分)を差し引いた時間(15〜50分)であ
る。ゴム玉13内の樹脂が発泡すると、ゴム玉13が膨
脹し、ガス供給管4を閉塞する。この状態は図5に示す
充填物16を介してのガスの稀かの洩れがゼロとなるこ
とで判る。または、シャフト9を押し引きすると、その
抵抗力が急激に大となるので判る。
【0017】以上の準備作業を終了したのち、タンク1
8内に可使時間30〜120分に調整された低粘度(5
0〜500cps)の硬化性液状樹脂を投入し、細管1
0を介してガス供給管4内に液状樹脂を注入して行くこ
とができる。タンク18に圧力を加え、注入を促進する
こともできる。注入終了後、硬化性液状樹脂の硬化を待
って、全作業を終了する。以上により、埋設されたガス
供給管4には樹脂硬化物が略全長に亘って充填される。
8内に可使時間30〜120分に調整された低粘度(5
0〜500cps)の硬化性液状樹脂を投入し、細管1
0を介してガス供給管4内に液状樹脂を注入して行くこ
とができる。タンク18に圧力を加え、注入を促進する
こともできる。注入終了後、硬化性液状樹脂の硬化を待
って、全作業を終了する。以上により、埋設されたガス
供給管4には樹脂硬化物が略全長に亘って充填される。
【0018】上記実施例では、細管10を介して分岐部
17側から液状樹脂を注入したが、細管10を真空引き
し、液状樹脂を開口部側から直接的に注入することも可
能である。
17側から液状樹脂を注入したが、細管10を真空引き
し、液状樹脂を開口部側から直接的に注入することも可
能である。
【0019】また、上記実施例では、シャフト9の回り
に細管10を巻き付けて配置するようにしたが、シャフ
ト9自体を管材で構成し、その穴間部を細管として利用
するようにしても良い。
に細管10を巻き付けて配置するようにしたが、シャフ
ト9自体を管材で構成し、その穴間部を細管として利用
するようにしても良い。
【0020】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計的変更を行うことにより、適宜態様で
実施し得るものである。
はなく、適宜設計的変更を行うことにより、適宜態様で
実施し得るものである。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明は特許請求の範囲に
記載の通りの不使用ガス管の処理方法であるので、不使
用となったガス供給管の立上り端部側から挿入された小
球の膨脹によってガス供給を遮断し、適宜細管を利用し
て立上り端部側から硬化性液状樹脂を注入することがで
き、該液状樹脂の硬化を待って不使用ガス管内に樹脂硬
化物を充填でき、不使用となったガス供給管を掘削する
こと無く、容易、安全、確実に処理することができる。
記載の通りの不使用ガス管の処理方法であるので、不使
用となったガス供給管の立上り端部側から挿入された小
球の膨脹によってガス供給を遮断し、適宜細管を利用し
て立上り端部側から硬化性液状樹脂を注入することがで
き、該液状樹脂の硬化を待って不使用ガス管内に樹脂硬
化物を充填でき、不使用となったガス供給管を掘削する
こと無く、容易、安全、確実に処理することができる。
【図1】本発明が適用される不使用ガス管の埋設状態を
示す説明図。
示す説明図。
【図2】本発明の実施に必要な部品類を示す説明図。
【図3】シャフト先端に固定されたゴム玉に発泡樹脂を
詰める作業を示す説明図。
詰める作業を示す説明図。
【図4】ゴム玉に発泡樹脂を詰めて栓をした状態を示す
説明図。
説明図。
【図5】不使用ガス管の立上り端部からゴム玉付のシャ
フトを挿入する状態を示す断面説明図。
フトを挿入する状態を示す断面説明図。
【図6】ゴム玉が支管分岐部に到着した状態を示す説明
図。
図。
1 公地
2 支管
3 民地
4 ガス供給管
6 パック
9 シャフト
10 細管
13 ゴム玉
17 分岐部
21 硬化性液状樹脂
Claims (3)
- 【請求項1】 不使用となったガス供給管を撤去するこ
となく安全に処理する方法において、 管路内に挿通することのできる線材の先端に一定時間後
に膨脹しその体積を増加させることができる小球を取付
け、 前記ガス供給管の地上立上げ端部の開口部分から、前記
小球を取付けた線材を挿通し、 前記小球が本管または支管近傍に到着したのち一定時間
を置いて前記小球が膨脹するのを待って前記ガス供給管
へのガス供給を遮断し、 その後、前記ガス供給管の前記地上立上げ端部の開口部
分を通じて硬化性液状樹脂を導入し、 前記液状樹脂の硬化によって前記ガス供給管の内部に前
記液状樹脂の硬化物を充填することを特徴とする不使用
ガス管の処理方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記地上立上げ端部
の開口部分を通じて前記硬化性液状樹脂を導入する方式
は、前記柔軟性のある線材に一体的に備えた細管を介し
て前記小球側から前記開口部分にかけて前記硬化性液状
樹脂を注入するものであることを特徴とする不使用ガス
管の処理方法。 - 【請求項3】 請求項1において、前記地上立上げ端部
の開口部分を通じて前記硬化性液状樹脂を導入する方式
は、前記線材に一体的に備えた細管を介して前記ガス供
給管内部の空気を引き、前記地上立上げ端部の開口部分
から前記硬化性液状樹脂を直接的に注入するものである
ことを特徴とする不使用ガス管の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18897091A JP3314391B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 不使用ガス管の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18897091A JP3314391B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 不使用ガス管の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533884A true JPH0533884A (ja) | 1993-02-09 |
JP3314391B2 JP3314391B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=16233117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18897091A Expired - Fee Related JP3314391B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 不使用ガス管の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314391B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005007206A1 (en) * | 2003-07-19 | 2005-01-27 | Bionics Co., Ltd. | Apparatus for producing floral water and functional solution for pets |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP18897091A patent/JP3314391B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005007206A1 (en) * | 2003-07-19 | 2005-01-27 | Bionics Co., Ltd. | Apparatus for producing floral water and functional solution for pets |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3314391B2 (ja) | 2002-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2806822B2 (ja) | パイプ閉塞方法及び装置 | |
JPH0611092A (ja) | パイプラインの局部損傷を修理する方法 | |
JPH0533884A (ja) | 不使用ガス管の処理方法 | |
JP4982666B2 (ja) | Pc構造物におけるpc緊張材挿通用シース内へのグラウトの注入方法 | |
CA1169790A (en) | Stabilized sleeve arrestor | |
JP3571933B2 (ja) | 構造物の漏水補修方法および漏水補修材注入装置 | |
JP3455812B2 (ja) | 地山の補強工法 | |
JPH09297197A (ja) | 配管切断方法 | |
US6135157A (en) | Method of filling the interior of pipes | |
CN108343065B (zh) | 二次劈裂注浆的抗压连接结构及施工方法 | |
JP2007057061A (ja) | 噴出ガス遮断方法及びその遮断装置 | |
US3260280A (en) | Expendable mold and method for sealing joints in gas mains | |
JP6241593B2 (ja) | 伏びの応急補修方法 | |
JP2945218B2 (ja) | 地盤アンカーの施工法およびそれに用いる止水装置 | |
JP2954307B2 (ja) | クラック注入装置 | |
JP3765874B2 (ja) | 配管切断方法 | |
JP4501311B2 (ja) | 埋設管廻りへのグラウト充填方法 | |
JP3207387B2 (ja) | 岩盤接着工法 | |
JPH0813469A (ja) | 発泡性樹脂系液剤の地中注入装置 | |
JP2954271B2 (ja) | クラック注入工法 | |
JP2019183459A (ja) | 道路付属物における支柱の補強・補修方法 | |
JP2000097371A (ja) | 配管の支持具および支持方法 | |
JP2000345789A (ja) | 注入式長尺鋼管先受工に用いる口元コーキング装置およびそれを用いた注入式長尺鋼管先受工法 | |
JPH07243581A (ja) | 地中埋設管の地中ガス漏れ部の閉塞方法およびその閉塞に用いる管内への樹脂圧入装置 | |
KR101867004B1 (ko) | 발포건을 이용한 싱크홀 충진공법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |