JPH05338383A - カード - Google Patents

カード

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Publication number
JPH05338383A
JPH05338383A JP4171673A JP17167392A JPH05338383A JP H05338383 A JPH05338383 A JP H05338383A JP 4171673 A JP4171673 A JP 4171673A JP 17167392 A JP17167392 A JP 17167392A JP H05338383 A JPH05338383 A JP H05338383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
card
pattern
ultraviolet absorbing
absorbing layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4171673A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Fujii
憲太郎 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP4171673A priority Critical patent/JPH05338383A/ja
Publication of JPH05338383A publication Critical patent/JPH05338383A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐光性などに優れたカードを提供する。 【構成】ポリエチレンテレフタレートからなるカード基
材1の一方の面に、スクリーン印刷にて図柄層2を形成
する。次に、ブチラール樹脂中に紫外線吸収剤としてp
−オクチルフエニルサリシレートを混入・分散させたイ
ンキを、図柄層2の設けられたカード基材1上全面にス
クリーン印刷して紫外線吸収層3を形成する。次いで、
エポキシアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、テトラヒドロアクリレートからなる電子線硬化性樹
脂を含むインキを、紫外線吸収層3上全面にスクリーン
印刷した後、電子線を照射して表面保護層4を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード表面の耐光性な
どに優れたカードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、IDカード・プリペイドカー
ド・クレジットカード・キャッシュカードなど、カード
基材1上に文字や画像などの図柄層2が設けられ、その
上に表面保護層4が設けられたカードがあった(図4参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカード
は、長期間使用している間に、図柄層2やカード基材1
が太陽光線中に含まれる紫外線の影響により退色した
り、変色するものであった。
【0004】したがって、本発明は、これらの問題点を
解決し、耐光性などに優れたカードを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、カードを、カード基材上に、少なくと
も図柄層、紫外線吸収層、表面保護層が順次設けられる
ように構成した。
【0006】また、上記構成において、図柄層、紫外線
吸収層および表面保護層のうち少なくとも一層が、転写
層でもよい。
【0007】以下に、図を用いて本発明のカードについ
てさらに詳しく説明する。図1は本発明のカードの一実
施例を示す断面図、図2は本発明のカードの他の実施例
を示す断面図、図3は本発明のカードを製造する方法の
一実施例を示す斜視図である。1はカード基材、2は図
柄層、3は紫外線吸収層、4は表面保護層、5は接着
層、6は転写層、7は基体シート、8は加熱ロールをそ
れぞれ示す。
【0008】カード基材1は、図柄層2の支持体であ
り、必要に応じて光や磁気または電気的な情報を記録す
る部分を基材表面に設けられている。カード基材1の材
質としては、ポリエチレンテレフタレートや塩化ビニル
などのプラスチック、紙、およびこれらの複合物で、カ
ード状としたものを用いるとよい。
【0009】図柄層2は、図1に示すように、カード基
材1上にが設けられる。図柄層2としては、通常の印刷
インキ層をパターン状に形成したものがある。また、印
刷インキ層以外に、万年筆やボールペンなどのインキ層
を形成したもの、染料受容層に昇華型染料をパターン状
に含浸させたもの、感光層をパターン状に露光・現像し
たもの、着色または模様付けされたシートや写真を貼り
付けたものなどがある。
【0010】紫外線吸収層3は、図柄層2およびカード
基材1上に設けられる。紫外線吸収層3は、紫外線(と
くに400nm以下の波長)をまったく透過させないか透過
率を大きく低下させる機能を有する透明な層であり、図
柄層2およびカード基材1の退色や変色を防止する。紫
外線吸収層3の材質としては、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、ブチラール樹脂などの樹脂中に有機または無
機物質である紫外線吸収剤を混入・分散させたものがあ
る。紫外線吸収剤としては、有機のものとして、たとえ
ば、サリチル酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外
線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、シアノ
アクリレート系紫外線吸収剤などがある。無機のものと
して、たとえば、酸化チタン、酸化硅素、酸化スズ、酸
化亜鉛などの微粒子がある。紫外線吸収層3の形成方法
としては、塗装、コーティングなどを用いる。
【0011】表面保護層4は、紫外線吸収層3上に設け
られる。表面保護層4は、カード表面の耐摩耗性、耐薬
品性などを向上させる透明な層である。表面保護層4の
材質としては、紫外線硬化性樹脂・電子線硬化性樹脂・
熱硬化性樹脂のほかシリコーン系など各種の硬化性樹
脂、またはポリエチレンワックス・シリコーンなどの耐
摩耗剤を添加した熱可塑性樹脂などが用いられる。紫外
線吸収層3の形成方法としては、塗装、コーティングな
どを用いる。
【0012】なお、図柄層2、紫外線吸収層3および表
面保護層4のうち少なくとも一層が、転写層6であって
もよい。とくに、図2に示すように紫外線吸収層3およ
び表面保護層4を転写層6とすれば、大掛かりな装置を
用いた印刷などの湿式工程や硬化工程を必要としない。
したがって、図3a〜dに示すような工程で、店頭など
でカードの所定箇所に写真を貼り付けたり名前を記入し
た後、表面保護層4、紫外線吸収層3などの転写層6を
加熱ロール8など簡単な装置を使用してカード上に転写
し、その場でカードを発行し手渡すことができる。
【0013】転写層6をカード基材1上に形成するに
は、まず、離型性を有する基体シート7上に、図柄層
2、紫外線吸収層3、表面保護層4、その他のカード基
材上へ転写したい層が形成され、その上に接着層5が形
成された転写シートを用意する。離型性を有する基体シ
ート7の材質としては、ポリエチレンテレフタレート・
ポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロン・セロハンな
どのプラスチックフィルムあるいはこれらと紙の複合フ
ィルムなどがある。接着層5の材質としてはアクリル系
樹脂・塩化ビニル酢酸ビニル系樹脂・塩素化ポリプロピ
レン系樹脂・エチレン酢酸ビニル系樹脂などがある。以
上のような構成の転写シートを用い、転写シートの接着
層5側とカード基材1とを重ね合わせたのち基体シート
側より熱圧を加え、基体シート7を剥離除去する。
【0014】また、紫外線吸収層3および表面保護層4
はカード基材1上に部分的に設けられてもよい。
【0015】また、表面保護層4上に磁気記録テープな
どが貼り付けられていてもよい。
【0016】また、カード基材上に金属蒸着層やアンカ
ー層が形成されてもよい。金属蒸着層の形成方法として
は、真空蒸着層・イオンプレーティング・スパッタリン
グなどがある。アンカー層としては、二液硬化性ウレタ
ン樹脂、メラミン系やエポキシ系などの熱硬化性樹脂、
塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂などの熱可塑性樹脂
などを用いることができ、通常の印刷法のほか塗布、コ
ーティングなどの方法で形成される。もちろん、金属蒸
着層やアンカー層も転写層としてもかまわない。
【0017】
【実施例】
実施例1 ポリエチレンテレフタレートからなるカード基材1の一
方の面に、印刷インキを用い、図柄パターンをスクリー
ン印刷して図柄層2を形成する。次に、ブチラール樹脂
中に紫外線吸収剤としてp−オクチルフエニルサリシレ
ートを混入・分散させたインキを、図柄層2の設けられ
たカード基材1上全面にスクリーン印刷して紫外線吸収
層3を形成する。次いで、エポキシアクリレート、ヒド
ロキシエチルアクリレート、テトラヒドロアクリレート
からなる電子線硬化性樹脂を含むインキを、紫外線吸収
層3上全面にスクリーン印刷した後、電子線を照射して
表面保護層4を形成する。最後に、カード基材1の他方
の面に、磁気テープを貼り付けた。
【0018】このようにして得られたカードは、表面に
紫外線吸収層3を有するのでカードの耐光性が向上し、
図柄層2およびカード基材1が紫外線により退色や変色
することがない。
【0019】実施例2 ポリエチレンテレフタレートからなるカード基材1の一
方の面に、顔写真および名前などが記入されたシートを
貼り付けて図柄層2を形成する。
【0020】その次に、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムからなる離型性基体シート7上に、エポキシアク
リレート、ヒドロキシエチルアクリレート、テトラヒド
ロアクリレート、ベンゾインエチルエーテルからなる表
面保護層4、アクリル樹脂中に紫外線吸収剤として酸化
チタンの微粒子を混入・分散した紫外線吸収層3、塩化
ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂からなる接着層5の各転
写層6が積層された転写シートを用意し、転写シートの
接着層5側とカード基材1の図柄層2を設けた側とを重
ね合わせたのち、基体シート側より熱圧を加え基体シー
ト7を剥離除去することにより、カード基材1および図
柄層2上に転写層6を形成する。
【0021】このようにして得られたカードは、表面に
紫外線吸収層3を有するのでカードの耐光性が向上し、
図柄層2およびカード基材1が紫外線により退色や変色
することがない。
【0022】
【発明の効果】本発明は、カードを、カード基材上に、
少なくとも図柄層、紫外線吸収層、表面保護層が順次設
けられるように構成した。
【0023】したがって、カード表面に紫外線吸収層を
有するのでカードの耐光性が向上し、太陽光線中に含ま
れる紫外線を長い期間照射されても、図柄層2やカード
基材1が退色したり、変色しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカードの一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明のカードの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明のカードの製造方法の一実施例を示す斜
視図である。
【図4】従来のカードの一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カード基材 2 図柄層 3 紫外線吸収層 4 表面保護層 5 接着層 6 転写層 7 基体シート 8 加熱ロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード基材上に、少なくとも図柄層、紫
    外線吸収層、表面保護層が順次設けられたことを特徴と
    するカード。
  2. 【請求項2】 図柄層、紫外線吸収層および表面保護層
    のうち少なくとも一層が、転写層である請求項1記載の
    カード。
JP4171673A 1992-06-05 1992-06-05 カード Pending JPH05338383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171673A JPH05338383A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 カード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171673A JPH05338383A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 カード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05338383A true JPH05338383A (ja) 1993-12-21

Family

ID=15927577

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JP4171673A Pending JPH05338383A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 カード

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JP (1) JPH05338383A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101479417B1 (ko) * 2013-08-14 2015-01-05 김현수 Uv 경화 패턴층을 갖는 카드 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010109