JPH05337840A - マグネットビットおよびマグネットビットを備えたねじ 締め機 - Google Patents

マグネットビットおよびマグネットビットを備えたねじ 締め機

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JPH05337840A
JPH05337840A JP19448692A JP19448692A JPH05337840A JP H05337840 A JPH05337840 A JP H05337840A JP 19448692 A JP19448692 A JP 19448692A JP 19448692 A JP19448692 A JP 19448692A JP H05337840 A JPH05337840 A JP H05337840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
bit
magnet
driver
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP19448692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Saito
正幸 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Seiko Co Ltd filed Critical Nitto Seiko Co Ltd
Priority to JP19448692A priority Critical patent/JPH05337840A/ja
Publication of JPH05337840A publication Critical patent/JPH05337840A/ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ込みの際に、ねじ頭を強力に吸着保持す
るマグネットビットを備えたねじ締め機具を提供する。 【構成】 ドライバ本体1に駆動源4を取付けるととも
に駆動源4からの回転を受けて回転するドライバビット
を有し、ドライバビットの前方にねじ導入穴10から供
給されるねじ21を保持するチャック部材を備えたねじ
締め機において、前記ドライバビットは係合部16の外
周に円筒形の永久磁石20を固着したマグネットビット
15であるねじ締め機。 【効果】 前端面を皿形に形成した円筒形の永久磁石が
固着してあるのでねじに対する吸着力が大きく、ねじ頭
を安定して保持するため、ねじの脱落やねじの傾きがな
く、ねじ締め品質が向上するとともに作業性が向上す
る。従来のバキューム方式のようにエアー吸引管がない
ので狭い深穴などのねじ締めが可能になる。エアー吸引
源などが不要になり、構造が簡単で機械が安価に提供で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はねじ締め機具に関し、特
にねじ頭を強力に吸着保持するマグネットビットを備え
たねじ締め機具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に各種のねじ締め機具は、駆動源の
回転を受けて回転するドライバビットを有し、そのドラ
イバビットの先端をねじ頭の駆動穴(十字穴等)に係合
させてワークにねじを締付けるようになっている。この
ようなねじ締め機具において重要なことは、ドライバビ
ットの先端にねじ頭の十字穴を確実に係合させ、しかも
ワークの締付け位置へ移動する時にねじがドライバビッ
トから脱落しないことである。このために、図3に示す
ごとくドライバビット30の外周に吸引パイプ31を設
け、ねじ21をドライバビット30の先端にエアーによ
り吸引して保持するバキューム方式のものがよく知られ
ている。また、図4に示すようにドライバビット40自
体を磁化し、磁力によってねじを吸着保持するようにし
たねじ締め工具もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記バキュー
ム方式のねじ締め機具は、エアー吸引源をはじめ構成部
品が多くなり構造が複雑になるため機械が高価になるば
かりでなく、ねじ頭を吸着保持する吸引パイプの外径よ
りも小さい深穴部などのねじ締めには適しない。さら
に、ビット先端部からゴミなどを吸込むために保持性能
が劣化する問題が生じている。また、ドライバビット自
体を磁化したものでは保持力が弱い。本発明はこれらの
課題を解消し、ビットにねじ頭を強力に吸着保持すると
ともに、狭い深穴などのねじ締めに最適なねじ締め機具
を提供することを目的として発明されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、ドライバ本体に駆動源を取付けるとともにドライバ
本体内に駆動源からの回転を受けて回転するドライバビ
ットを配置し、そのドライバビットの前方にねじ導入穴
から供給されるねじを保持するチャック部材を備えたね
じ締め機において、前記ドライバビットは係合部16の
外周に円筒形の永久磁石20を固着したマグネットビッ
ト15で構成したねじ締め機である。
【0005】
【作用】摺動部材7が後退するとチャック爪12に保持
されたねじ21は回転するマグネットビット15に接近
して当接し、ねじ21の十字穴に係合部16が嵌まると
同時に、ねじ頭が円筒形の永久磁石20によって強力に
吸着され、十字穴が係合部16に密着しねじ頭は永久磁
石20の皿形面で支えられる。続いて摺動部材7が後退
すると、カバー部材14の前端によってチャック爪12
が開かれ、ねじ21はチャック爪12から前方へ突出
し、マグネットビット15に安定して保持されたまま回
転を続ける。この状態でワークの締付け穴にねじ21の
先端を合せ、ドライバ本体1を押圧することによりねじ
込みを開始する。さらにねじ込みに応じてドライバ本体
1を押圧すると、マグネットビット15に安定して保持
されたままワークに締付けられる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1はハンディタイプのねじ締め機を示し、図中
1はL形に形成したドライバ本体である。また、3は本
体ケースであり、この本体ケース3にはエアー供給穴3
aが設けてある。ドライバ本体1の握り部2には駆動源
(電動モータまたはエアーモータ等)4が組付けてあ
り、この駆動源4の出力軸と直交する本体ケース3側に
は前記駆動源4の出力軸とベベルギヤ5により連結され
たドライバ軸6が回転自在に軸支されており、その先端
にはマグネットビット15がねじ接続してある。前記本
体ケース3には摺動部材7が前進後退自在に貫挿してあ
り、コイルばね8により常時前方へ伸びる方向に弾力付
勢されている。そして、前記エアー供給穴3aにエアー
が供給されると摺動部材7が後退する構成である。この
摺動部材7の前端部には前記ドライバ軸6が挿通する貫
通穴9と、この貫通穴9に斜交するねじ導入穴10とが
削設され、ねじ導入穴10の後方にはねじ供給管11が
取付けてあり、ねじ供給機(図示せず)とホース接続す
るようになっている。さらにこのねじ供給管11を中央
にしてドライバ軸6の軸線上にねじ保持穴13を備え常
時先端が閉じるように弾力付勢した一対のチャック爪1
2が組付けてある。また前記本体ケース3の前端部には
カバー部材14が取付けてあり、摺動部材7が後退した
所定の位置において前記チャック爪12を開く構成にな
っている。
【0007】本発明の要部であるマグネットビット15
は、図2に示すように前端にねじ21の駆動穴(十字
穴)と係合する係合部16が形成してあり、この係合部
16から後方へドライバ軸6より細い小径部17を設
け、その後方につば部18を形成し、つば部18の後方
にはねじ部19が設けてあり、前記ドライバ軸6に連結
してある。そして前記係合部16から後方の小径部17
にはドライバ軸6とほぼ同外径の円筒形の永久磁石20
が固着してあり、その永久磁石20の前端面は皿形に形
成してある。これにより、ねじ21の駆動穴(十字穴)
にマグネットビット15の係合部16が嵌合したとき、
永久磁石20の前端面がねじ頭に近接するようになって
いる。
【0008】次に、このねじ締め機の動作および作用に
ついて説明する。本ねじ締め機をスタートすると、ま
ず、ねじ供給機(図示せず)からねじ供給管11、ねじ
導入穴10を通ってチャック爪12のねじ保持穴13に
1個のねじ21が供給され、同時に駆動源4が回転して
ドライバ軸6とともにマグネットビット15が回転す
る。続いてエアー供給穴3aにエアーが供給され摺動部
材7が後退する。摺動部材7が後退するとチャック爪1
2に保持されたねじ21は回転するマグネットビット1
5に接近して当接し、ねじ21の十字穴に係合部16が
嵌まると同時に、ねじ頭が円筒形の永久磁石20によっ
て強力に吸着され、十字穴が係合部16に密着し、ねじ
頭は永久磁石20の皿形面で支えられる。続いて摺動部
材7が後退すると、カバー部材14の前端によってチャ
ック爪12が開かれ、ねじ21はチャック爪12から前
方へ突出し、マグネットビット15に安定して保持され
たまま回転を続ける。この状態でワークの締付け穴にね
じ21の先端を合せ、ドライバ本体1を押圧することに
よりねじ込みを開始する。さらにねじ込みに応じてドラ
イバ本体1を押圧すると、ねじ21はマグネットビット
15に安定して保持されたままワークに締付けられる。
ねじ21の締付けが完了すると駆動源4の回転が停止
し、エアー供給穴3aへのエアー供給が停止して開放に
なる。ここでドライバ本体1を戻すと、摺動部材7はコ
イルばね8により押出されて元の状態に復元するととも
にチャック爪12が閉じる。この動作を繰り返しねじ締
めを行うことができる。なお、本実施例はハンディタイ
プのねじ締め機であるが、定置型ねじ締め機などあらゆ
るねじ締め機のドライバ軸にマグネットビットを組込む
ことができる。また、手動ねじ締め工具として構成する
ことも可能である。
【0009】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
先端にねじ頭の駆動穴と係合する係合部を有し、その係
合部の外周に円筒形の永久磁石を固着したマグネットビ
ットおよびマグネットビットを備えたねじ締め機であ
る。この発明によると、ビット先端部に前端面を皿形に
形成した円筒形の永久磁石が固着してあるので、ねじに
対する吸着力が大きく、かつ、ねじ頭を安定して保持す
ることができるため、ねじの脱落やねじの傾きがなくな
り、ねじ締め品質が向上するとともに作業性が向上す
る。さらに、従来のバキューム方式のようにエアー吸引
管がないので狭い深穴などのねじ締めが可能になる。ま
た、エアー吸引源などが全く不要になり、構造が簡単で
機械が安価に提供できるなど特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマグネットビットを備えたねじ締め機
の正面断面図である。
【図2】図1のマグネットビットの拡大断面図である。
【図3】従来のバキューム方式のドライバ先端部を示す
断面図である。
【図4】従来のねじ締め工具を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ドライバ本体 4 駆動源 6 ドライバ軸 7 摺動部材 10 ねじ導入穴 12 チャック爪 13 ねじ保持穴 15 マグネットビット 16 係合部 17 小径部 18 つば部 19 ねじ部 20 永久磁石 21 ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にねじ頭の駆動穴と係合する係合部
    を有するねじ締め工具において、前記係合部の外周に円
    筒形の永久磁石を固着したことを特徴とするマグネット
    ビット。
  2. 【請求項2】 ドライバ本体に駆動源を取付けるととも
    にドライバ本体内に駆動源からの回転を受けて回転する
    ドライバビットを配置し、そのドライバビットの前方に
    ねじ導入穴から供給されるねじを保持するチャック部材
    を備えたねじ締め機において、前記ドライバビットは係
    合部の外周に円筒形の永久磁石を固着したマグネットビ
    ットであることを特徴とするねじ締め機。
JP19448692A 1992-06-10 1992-06-10 マグネットビットおよびマグネットビットを備えたねじ 締め機 Pending JPH05337840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19448692A JPH05337840A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 マグネットビットおよびマグネットビットを備えたねじ 締め機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19448692A JPH05337840A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 マグネットビットおよびマグネットビットを備えたねじ 締め機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05337840A true JPH05337840A (ja) 1993-12-21

Family

ID=16325339

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19448692A Pending JPH05337840A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 マグネットビットおよびマグネットビットを備えたねじ 締め機

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JP (1) JPH05337840A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100462193C (zh) * 2002-10-25 2009-02-18 本田技研工业株式会社 用于紧固螺纹构件的设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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