JPH05337633A - 鋳造余剰材の処理方法および装置 - Google Patents
鋳造余剰材の処理方法および装置Info
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- JPH05337633A JPH05337633A JP17155492A JP17155492A JPH05337633A JP H05337633 A JPH05337633 A JP H05337633A JP 17155492 A JP17155492 A JP 17155492A JP 17155492 A JP17155492 A JP 17155492A JP H05337633 A JPH05337633 A JP H05337633A
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Abstract
余剰材を回収して有効に利用することを可能にした装置
を提供することを目的としている。 【構成】 大径部材2と小径部材3とからなるビスケッ
ト1を、傾斜溝36に小径部材3を係入させて移送する
ことにより整列させるようにした。整列したビスケット
1をさらに移送してその大径部材2を複数個のころ4
4,49に当接させることにより起立させるようにし
た。起立したビスケットを剪断装置へ供給してその小径
部材3を下刃68のU字溝68aに係入させたのち、ビ
スケット1をその大径部材2が下刃68の裏面に当接す
るまで上昇させるようにした。この状態で上刃72を移
動させてこれと下刃68とでビスケット1を剪断して大
径部材2と小径部材3とに分断させ、大形部材2のみを
再使用するようにした。
Description
とゲート内とで固化し製品から切離されて残される鋳造
余剰材を、再使用できるように処理して回収する鋳造余
剰材の処理装置に関するものである。
は、固定盤に装着された固定金型と、可動盤に装着され
た可動金型とを備えており、型締されたこれら両金型の
接合部には、キャビティが形成されている。また、固定
金型のスリーブ孔には、キャビティとの間をゲートで連
通された固定スリーブが嵌着されており、この固定スリ
ーブには、固定盤側に支持された射出シリンダの射出ス
リーブが着脱自在に接合さている。このように構成され
ていることにより、射出スリーブに溶湯を供給して固定
スリーブに接合し、射出シリンダ内に設けたプランジャ
チップを油圧等で前進させて射出シリンダ内の溶湯を押
すと、溶湯は固定スリーブとゲートとを経てキャビティ
内へ射出される。
製品となるので、型開して製品を取出すが、このとき、
射出スリーブ内とゲート内とには、本発明の実施例を示
す図8に鎖線1で示すような鋳造余剰材が、製品と切離
されて残される。すなわち、溶湯が固化することによ
り、金型キャビティ内には、一般にビスケットと呼ばれ
る大径薄形円柱状の溶湯固化物2が残り、また、ゲート
内にも溶湯固化物2と一体でその中心部から突出する小
径円柱状の溶湯固化物3が残る。(なお、このあとスリ
ーブ内の溶湯固化物2とゲート内の溶湯固化物3とから
なる鋳造余剰材1全体をビスケット1という。また、ス
リーブ内の溶湯固化物2を大径部材2と呼びゲート内の
溶湯固化物3を小径部材3という。)そして鋳造に際し
ては、溶湯の酸化物や塵埃などの不純物がキャビティ内
に侵入すると、製品の品質が低下するので、一般にゲー
ト内には、図8に符号4で示すような皿状の金網が1シ
ョットごとに装填され、この金網4は小径部材3内に埋
設状態で残される。このように製品から切離されて残さ
れたビスケット1は、プランジャチップで押されて機外
へ取出される。
ビスケット1は上記のように大径部材2と小径部材3と
で一体形成されており、ゲート内固化物である小径部材
3には金網4が埋設されたまゝになっていることによ
り、このまゝ回収して再使用することができないので、
材料の歩留りが悪いし、また、ビスケット1が保有して
いる熱を有効に利用することができないという問題があ
る。
ので、鋳造時に射出スリーブ内に残る鋳造余剰材とその
保有熱を有効に利用することを可能にした鋳造余剰物の
処理方法および装置を提供することを目的としている。
るために請求項1記載の発明においては、大径部材とそ
の中心部から突出する小径部材とからなる鋳造余剰材の
処理方法として、鋳造余剰材をその軸芯が平面視におい
て移送中心と一致するように整列させながら移送し、こ
の鋳造余剰材をその軸芯が垂直状態となるように反転さ
せながら剪断位置へ移送して剪断により大径部材と小径
部材とに分断してそれぞれ集積部へ搬送するという方法
を採用した。
径部材とその中心部から突出する小径部材とからなる鋳
造余剰材を処理する処理装置として、水平状態で走行し
走行方向に並列する複数個のプッシャを備えた無端帯
と、この無端帯の走行方向に向うにしたがって小幅とな
りプッシャで押されて移送される鋳造余剰材の小径部材
を係入させて鋳造余剰材を整列させる傾斜溝を備えた移
送台と、傾斜溝の終端部に近接して無端帯の走行方向に
並設され揺動自在なアームとその揺動端部に枢着され前
記大径部材を当接させるころとからなる複数組の鋳造余
剰材起立部材とを有する整列装置を設けた。
大径部材とその中心部から突出する小径部材とからなる
鋳造余剰材を処理する処理装置として、小径部材を上向
けた起立状態で整列装置から供給される鋳造余剰材を載
置する余剰材置台と、この余剰材置台の斜め上方に位置
し側方へ開口するU字状溝を備えた板状の下刃と、小径
部材をU字状溝に係合させながら鋳造余剰材を下刃の真
下へ移動させる水平駆動装置と、移動した鋳造余剰材を
その大径部材が下刃の裏面に当接するまで上昇させる昇
降駆動装置と、下刃の上面に下面を摺接させて駆動装置
で水平駆動され下刃との間で小径部材を剪断する上刃と
からなる剪断装置を設けた。
余剰材としてのビスケットは移送台上に排出され、走行
する無端帯のプッシャで押されて移送される。移送され
るビスケットは、小径部材を整列装置の傾斜溝に係入さ
せながら移送されることにより、軸芯が平面視において
移送中心と一致するように整列する。整列後移送を続け
るビスケットは大径部材をころに当接させることにより
小径部材が下になるように起立し、次のころに当接する
ことにより反転して小径部材が上になるように起立す
る。起立したビスケットは剪断装置の台上に供給され、
水平駆動装置で下刃の真下へ移動し、昇降駆動装置に駆
動されて大径部材を下刃の裏面に当接させるまで上昇す
る。そこへ駆動装置で水平駆動された上刃が、下面を下
刃の上面に摺接させて移動してくるので、ビスケットは
剪断されて小径部材と大径部材とに分断され、それぞれ
集積されて大径部材のみ再使用される。
の処理方法を説明するために示す本発明に係る鋳造余剰
材の処理装置の実施例を示し、図1は整列装置の正面
図,図2は整列装置の平面図、図3は整列装置の側面
図、図4は剪断装置の平面図、図5は剪断装置の正面
図、図6は剪断装置の水平駆動装置を除いて示す平面
図、図7は上刃と下刃との平面図、図8は剪断開始位置
における上刃と下刃との断面図、図9は鋳造余剰材の処
理装置全体の概略平面図、図10,図11,図12はそ
れぞれ鋳造余剰材の整列動作を説明するために示す鋳造
余剰材起立部材近傍の正面図である。
説明する。図に符号1で示す鋳造余剰材としてのビスケ
ットは、図8に拡大して示すように、射出スリーブ内固
化物である大径部材2とその中心部から突出するゲート
内固化物である小径部材3とで一体形成されており、小
径部材3は先端へ向って小径となるテーパを有してい
る。小径部材3の基部には、符号3aで示す面取り部が
設けられており。また、小径部材3の基部近傍には、製
品の鋳造時に金網4が埋設されている。5は一端を図示
しないダイカストマシンに連結された搬送コンベアであ
って、全体を符号6で示す整列装置と平行状態で延設さ
れており、ビスケット1は1ショットごとにダイカスト
マシンから搬送コンベア5上に排出されて搬送されるよ
うに構成されている。
始端部とは、シュート7で連結されており、搬送コンベ
ア5で搬送されたビスケット1は、整列装置6へ供給さ
れて起立状態で並列されるように構成されている。また
全体を符号8で示すものは、整列装置6と装置の中心が
平行状態の剪断装置であって、整列装置6で起立された
ビスケット1は、剪断により大径部材2と小径部材3と
に分断されるように構成されている。剪断装置8の側方
には、バケット9が、剪断装置8との間をシュート1
0,11で連結されて設けられており、分断された小径
部材3を収納するように構成されている。また、剪断装
置8の前方には、搬送コンベア12が、剪断装置8との
間をシュート13とコンベア14とで連結されて設けら
れており、分断された大径部材2を炉へ搬送するように
構成されている。15は制御盤であり、16は操作盤で
ある。
に基づいて説明する。整列装置6は床上に起立する複数
個の脚17とこれらの脚17を前後に連結する左右複数
個ずつの水平部材18,19とで枠組形成されたフレー
ム20を備えており、このフレーム20の上端部には、
形鋼で形成された左右一対のビーム21が架設されてい
る。フレーム20の前端部において左右の脚17を連結
して設けられたモータ台22には、モータ23が固定さ
れており、このモータ23のモータ軸に軸着されたスプ
ロケット24と、ビーム21前端部の軸受に軸支された
スプロケット軸25上の中間スプロケット26との間に
は、チェーン27が張架されている。
は、スプロケット軸28が軸支されており、このスプロ
ケット軸28上には、スプロケット29が、左右のビー
ム21の中間部に位置して軸着されている。また、前記
前部のスプロケット軸25上には、スプロケット30が
軸着されており、これら前後のスプロケット30,29
間には、モータ23に駆動されて走行する移送チェーン
31が、左右のビーム21の中間部に位置して張架され
ている。そして、この移送チェーン31のチェーンリン
クには、断面ほゞ正方形で左右方向に延びる水平部材3
2aと、これと直交する垂直部材32bとでT字状に形
成された複数個のプッシャ32が所定の間隔で一体形成
されている。
コンベア5に連結された傾斜状のシュート7が、ステー
33に支持されて設けられており、その下端開口部に
は、制御盤15からの指令により所定のタイミングで開
閉するシャッタ34が設けられている。左右のビーム2
1の上方には、前記プッシャ32の垂直部材32bが通
過できるように左右に分かれて形成された下板35a
と、これら各下板35a上に貼着された上板35bとで
形成された一対の移送台35が、前後のスプロケット3
0,29間に延設されており、移送台35の後半部に
は、上板35bを三角形状に形成することにより、傾斜
溝36が形成されている。
よって移送台35上に供給されたビスケット1は、移送
チェーン31の走行によってプッシャ32の水平部材3
2aに押されて移送台35上を移送されるが、本装置に
おいては傾斜溝36を設けたので、ビスケット1は小径
部材3をこの傾斜溝36に係合させながら移送されるこ
とにより、移送途中においてビスケット1の軸芯が平面
視において移送台35の軸芯と一致するように構成され
ている。
31によるビスケット1の移送径路内に、ビスケット1
を起立させる前後一対の起立部材が設けられている。す
なわち、移送台35の左右両側に設けられた各側板37
には、前後一対ずつの軸受38,39が固定されてお
り、このうち後側の軸受38に軸支されたアーム軸40
の両端部には、ストッパ41により下方への揺動端限を
規制されたアーム42が固定されている。一体的に揺動
可能な左右のアーム42には、ころ軸43が回動自在に
軸支されており、このころ軸43には左右一対のころ4
4が固定されている。
軸45の両端部には、ストッパ46により下方への揺動
端限を規制されたアーム47が固定されている。一体的
に揺動可能な左右のアーム47には、ころ軸48が回動
自在に軸支されており、このころ軸48には左右一対の
ころ49が固定されている。こうすることにより、プッ
シャ32で押されて移送されてくるビスケット1は、大
径部材2が1番目の起立部材50のころ44に当接する
ことにより小径部材3を下向けて起立し、さらに移送さ
れて大径部材2が2番目の起立部材51のころ49に当
接することにより反転し小径部材3を上向けて起立する
ように構成されている。
後方において一部が開口されていてこの開口部には前記
搬送コンベア5に向うシュート52が接続されており、
起立しなかった不正ビスケットは、転動して搬送コンベ
ア5へ再投入されるように構成されている。また、起立
した正常なビスケット1は、移送台35の終端部におい
て剪断装置8へ供給するために停止するように構成され
ている。
ム21に一体形成された支持台53上のブラケット54
には、押出シリンダ55が水平状に支持されていて、そ
の油圧で進退するピストンロッド56の作用端には、V
字状に形成された押し金具57が固定されており、ピス
トンロッド56を油圧で前進させることにより、静止し
ているビスケット1を押し金具57で押して剪断装置8
へ移動させるように構成されている。58は剪断装置8
へ移動したビスケット1を案内するガイド板であり、ま
た、59はブラケット54の孔に摺動自在に嵌合されピ
ストンロッド56の進退を案内するガイドロッドであ
る。
8は床上に立設された枠組状のフレーム60を備えてお
り、このフレーム60の上端部には、水平状の押出シリ
ンダ61が固定されており、その油圧で進退するピスト
ンロッド62の作用端には、V字状に形成された押し金
具63が固定されている。こうすることにより、前記整
列装置6の押出シリンダ55でフレーム60の上端平面
60aへ供給されたビスケット1を剪断位置下方の孔6
4上へ押出すように構成されている。
65が、フレーム60側に固定されて設けられており、
そのピストンロッド66の作用端には、円柱状の押上げ
金具67が固定されている。そして、ピストンロッド6
6を押上げシリンダ65の油圧で昇降させることによ
り、押上げ金具67が孔64から突出したり孔64内へ
退去したりするように構成されており、押上げ金具67
を孔64から突出させることにより、ビスケット1が剪
断位置へ上昇するように構成されている。ビスケット1
の剪断位置には、方形板状の下刃68が、フレーム60
の上面に固定されており、この下刃68には、上昇した
ビスケット1の小径部材3と大径部材2とを係入させる
U字溝68aが、一方へ開口して設けられている。そし
て、前記U字溝68aには、ビスケット1の小径部材3
の基部に形成された面取り部3aとしっくり嵌合する面
取り部68bが形成されている。
0aには剪断シリンダ69が水平状に固定されており、
そのピストンロッド70の作用端には、上刃台71が固
定されている。図に符号72で示すものは、上刃台71
の前端部下面に設けられた切欠き71a内に嵌合されて
ボルト止めされた上刃であって、この上刃72にはビス
ケット1の小径部材3と嵌合するほゞ半円状の切欠き7
2aが形成さており、上刃72の下面を下刃68の上面
に摺接させながら前進させることにより、ビスケット1
が剪断されて大径部材2と小径部材3とに分断されるよ
うに構成されている。
方法を前記各図と図11〜13の動作説明図とを併せ用
いて説明する。ダイカストマシンの射出スリーブとゲー
トから排出された鋳造余剰材としてのビスケット1は、
搬送コンベア5で搬送され、搬送コンベア5の終端部に
おいてシュート7内に投入されるが、このとき、制御装
置15からの指令でシャッタ34が開くので、ビスケッ
ト1は整列装置6の移送台35上へ供給される。この場
合、ビスケット1は小径部材3をほゞ後ろ向けてシュー
ト7から排出される。排出と同時にモータ23が作動す
るので、移送チェーン31が走行しプッシャ32で押さ
れるビスケット1が移送される。この移送に際しては、
傾斜溝36が設けられていることにより、ビスケット1
の小径部材3は移送始端部において傾斜溝36の広幅部
に係入するが、移送につれて傾斜溝36が小幅になるの
で、傾斜溝36の終端部において小径部材3が傾斜溝3
6から出るときには、平面視におけるビスケット1の軸
芯と、移送中心とが一致する。
れるビスケット1は、図11に示すように、大径部材2
が1番目の起立部材50のころ44に当接すると、ビス
ケット1は、図11に鎖線1Aで示すように、アーム4
2を揺動させてころ44を上昇させながら小径部材3を
下向けて起立する。ビスケット1がさらに移送される
と、図11に鎖線1Bで示すようにビスケットが小径部
材3を移送方向に向けて倒伏し、今までビスケット1B
を押していたプッシャ32はビスケット1Bから外れて
走行し去るとともに、ビスケット1Bは次に走行してく
るプッシャ32によって大径部材2を押される。
は、図12に示すように大径部材2が2番目の起立部材
51のころ49に当接すると、鎖線1Cで示すように反
転して小径部材3を上向けて起立する。このようにして
起立したビスケット1Cは移送台35の終端部まで移送
されて移送チェーン31の停止とともに停止する。な
お、起立し損ねたビスケット1はシュート52を経て搬
送コンベア5に戻され、前記の動作を繰返す。
端部で停止すると、押出シリンダ55が作動してその油
圧でピストンロッド56が前進し、静止しているビスケ
ット1は、押し金具57で押されて剪断装置8に設けら
れたフレーム60の上端平面60a上へ移動する。次い
で、押出シリンダ61が作動してその油圧でピストンロ
ッド62が前進し、ビスケット1は押し金具63で押さ
れて小径部材3を下刃68のU字溝68aと係合させな
がら剪断位置下方の孔64上へ押出される。
油圧によりピストンロッド66が上昇し、その作用端に
固定された円柱状の押上げ金具67が孔64から突出し
てビスケット1が剪断位置へ上昇する。この場合、ビス
ケット1の小径部材3の基部に形成された面取り部3a
が、下刃68の裏面に設けた面取り部68bとしっくり
嵌合した状態でピストンロッド66の上昇が停止するの
で、ビスケット1は正しく位置決めされた状態で、小径
部材3と大径部材2とをU字溝68aで保持される。
の油圧によりピストンロッド70が上刃台71を伴って
前進し、上刃72が、その下面を下刃68の上面に摺接
させながら前進することにより、ビスケット1が剪断さ
れて大径部材2と小径部材3とに分断される。分断され
た小径部材3はシュート10,11を経てバケット9内
に収納される。また、分断された大径部材2は、シュー
ト13とコンベア14とを経て搬送コンベア12上に排
出され、搬送コンベア12によって炉へ搬送されて再使
用される。
によれば、大径部材とその中心部から突出する小径部材
とからなる鋳造余剰材の処理方法として、鋳造余剰材を
その軸芯が平面視において移送中心と一致するように整
列させながら移送し、この鋳造余剰材をその軸芯が垂直
状態となるように反転させたのち剪断位置へ移送して剪
断により大径部材と小径部材とに分断してそれぞれ集積
部へ搬送するという方法を採用したことにより、金網が
埋設された再使用の不可能な小径部材を、再使用可能な
大径部材から切離すことができるので、鋳造余剰材を有
効に利用することができ、歩留りが向上するとともに、
高熱を保持している鋳造余剰材を温度が低下しないうち
に使用することができるので、熱効率が向上する。
造余剰材の処理装置において、水平走行方向に並列する
複数個のプッシャを備えた無端帯と、この無端帯の走行
方向に向うにしたがって小幅となりプッシャで押されて
移送される鋳造余剰材の小径部材を係入させて鋳造余剰
材を整列させる傾斜溝を備えた移送台と、傾斜溝の終端
部に近接して無端帯の走行方向に並設され揺動自在なア
ームとその揺動端部に枢着され前記大径部材を当接させ
るころとからなる複数組の鋳造余剰材起立部材とを有す
る整列装置を設けたことにより、鋳造余剰材を迅速かつ
正確に整列,起立させて剪断位置へ供給することができ
るので、金網が埋設された再使用の不可能な小径部材
を、再使用可能な大径部材から迅速かつ正確に切離すこ
とができるので、鋳造余剰材を有効に利用することがで
き、歩留りがさらに向上するとともに、鋳造余剰材の温
度低下がさらに少なくなり、熱効率がより向上する。
造余剰材の処理装置において、小径部材を上向けた起立
状態で整列装置から供給される鋳造余剰材を載置する余
剰材置台と、この余剰材置台の斜め上方に位置し側方へ
開口するU字状溝を備えた板状の下刃と、小径部材をU
字状溝に係合させながら鋳造余剰材を下刃の真下へ移動
させる水平駆動装置と、移動した鋳造余剰材をその大径
部材が下刃の裏面に当接するまで上昇させる昇降駆動装
置と、下刃の上面に下面を摺接させて駆動装置で水平駆
動され下刃との間で小径部材を剪断して小径部材と大径
部材とに分断することができるので、金網が埋設された
再使用の不可能な小径部材を、再使用可能な大径部材か
ら迅速かつ正確に切離すことができるので、鋳造余剰材
を有効に利用することができ、歩留りがさらに向上する
とともに、鋳造余剰材の温度低下がさらに少なくなり、
熱効率がより向上する。
ある。
ある。
る。
鋳造余剰材起立部材近傍の正面図ある。
鋳造余剰材起立部材近傍の正面図ある。
鋳造余剰材起立部材近傍の正面図ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 大径部材とその中心部から突出する小径
部材とからなる鋳造余剰材を、その軸芯が平面視におい
て移送中心と一致するように整列させながら移送し、こ
の鋳造余剰材をその軸芯が垂直状態となるように反転さ
せながら剪断位置へ移送して剪断により大径部材と小径
部材とに分断してそれぞれ集積部へ搬送することを特徴
とする鋳造余剰材の処理方法。 - 【請求項2】 大径部材とその中心部から突出する小径
部材とからなる鋳造余剰材を処理する処理装置であっ
て、水平状態で走行し走行方向に並列する複数個のプッ
シャを備えた無端帯と、この無端帯の走行方向に向うに
したがって小幅となり前記プッシャで押されて移送され
る前記鋳造余剰材の小径部材を係入させて鋳造余剰材を
整列させる傾斜溝を備えた移送台と、前記傾斜溝の終端
部に近接して前記無端帯の走行方向に並設され揺動自在
なアームとその揺動端部に枢着されて前記大径部材を当
接させるころとからなる複数組の鋳造余剰材起立部材と
を有する整列装置を備えたことを特徴とする鋳造余剰材
の処理装置。 - 【請求項3】 大径部材とその中心部から突出する小径
部材とからなる鋳造余剰材を処理する処理装置であっ
て、小径部材を上向けた起立状態で整列装置から供給さ
れる前記鋳造余剰材を載置する余剰材置台と、この余剰
材置台の斜め上方に位置し側方へ開口するU字状溝を備
えた板状の下刃と、前記小径部材を前記U字状溝に係合
させながら前記鋳造余剰材を前記下刃の真下へ移動させ
る水平駆動装置と、移動した鋳造余剰材をその大径部材
が前記下刃の裏面に当接するまで上昇させる昇降駆動装
置と、前記下刃の上面に下面を摺接させて駆動装置で水
平駆動され下刃との間で前記小径部材を剪断する上刃と
からなる剪断装置を備えたことを特徴とする鋳造余剰材
の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17155492A JP2949606B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 鋳造余剰材の処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17155492A JP2949606B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 鋳造余剰材の処理方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05337633A true JPH05337633A (ja) | 1993-12-21 |
JP2949606B2 JP2949606B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=15925289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17155492A Expired - Lifetime JP2949606B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 鋳造余剰材の処理方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949606B2 (ja) |
Cited By (5)
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