JPS6040495B2 - 熱鋼片分離供給装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、井桁状に積重ねられた熱鮒圏片積層体から熱
綱片を順次に炉に袋入する熱船岡片分離供給装置に関す
るものである。

従来、連続鋳造装置によって連続的に鋳造された高温の
銭塊は所定長さに切断された後、高温のままで井桁状に
積み重ねて貯蔵されている。

本発明は、かかる高温の熱網片を次の熱間圧延のために
井桁状積層体から加熱炉または保温炉へ一本宛分離供給
するための自動熱船岡片分離供Ｖ給装置を提供しようと
するにある。これがため、本発明による熱熱岡片分離供
給装置は熱綱片の長さＬより小で、かつその井桁状積層
体の積層幅Ｗより大なる間隔でほぼ平行に離間して設け
られた一対の支持架台と、これらの支持架合間に昇降可
能に設けられたターンテーブルと、このターンテーブル
上に位置する熱演岡片を前方に押し出す押し出し装置と
、前記ターンテーブルから押し出された熱綱片を受ける
ローラテーフルと、このローラテープルの熱鮒岡片搬送
方向に対して直角方向にローラテープル上の熱綱片を搬
送し得るよう前記ローラテーブルの搬送面より上方位置
に綱片を搬送可能に支持し得るように設けられた菱入用
チェーンコンベヤとを具えることを特徴とする。

以下、本発明を図面につき説明 図面において、１は加熱炉、２は加熱炉入口、３は炉入
口前面に綱片を送込むための炉前ローフテーフル、４は
ローラテーブル３のローフー、５は水冷軸受、６はスト
ッパー、７は綱片袋入用プッシャー、８は袋入用油圧シ
リンダを示す。

図面に示すように、炉前ローラテープル３の入口端側で
、固定枠９上に一対の支持架台１０，１１をほぼ平行に
離間して設ける。支持架台１０，１ １間の間隔は処理
網片１ １の長さＬより４・で井桁状積層体１３の積層
幅Ｗより２００側以上大であるよう適切に選択して井桁
状積層体１３を所定の置場からクレ−ンまたはホークリ
フト等により支持架台１０，１１上に載直して綱片１２
の両端が支持架台１０，１１によってそれぞれ支持され
るよう構成する。支持架台１０，１ １は熱堀髪張を考
慮してその一端は固定とし、他端は情動により伸縮可能
とするが良い。支持架台１０，１１間に夕−ンテーブル
１４を設け、このターンテーブル１４を昇降台１５上の
円環状レール１６上に車輪１７により旋回可能に支持し
、ターンテーブル１４の旋回麹１８を旋回用油圧モータ
ー９により例えば９００宛回転し得るようにする。

昇降台１５の下面にロッド２０を連結して垂直下方に延
長し、これらのロッド２０を固定枠９に設けた案内筒２
１に摺動可能に挿通し、同様に固定枠９に取付けた昇降
用池圧シリンダ装置２２のピストンロッド２３を昇降台
１５の下面に連結し、これにより昇降台１５、したがっ
て、ターンテーブル１４を矢Ａで示すように昇降し得る
よう構成する。ターンテーブル１４上には綱片摺動台２
４が設けられている。２５は第２図に示すように下降位
置にあるターンテーブル１４上の綱片１２を炉前ローラ
テーフル３上に押し出すための押出用プッシャ‐で、案
内滑車２６とロッド２７とにより水平方向に移動可能に
案内支持され、押し出し用油圧シリンダ装置２８のピス
トンロッド２９を介して前後に作動されるよう構成され
ている。

３０は炉前ローラテーブル３上に押し出された綱片を炉
内に押込むための押込用プッシャー７と協働してローラ
テーブル３の損傷を防止して網片の押込を容易‘こする
ため設けられた綱片装入用ローラチヱーンコンベャで、
平行に離間した複数の。

−ラチヱーン３６，３６（第１図参照）で構成され、こ
れらのローラチェーンの支持枠３７の一端を一方のチェ
ーンスプロケツト３８の軸３９を中心に回動自在に支持
し、支持枠３７の遊端に他方のチェーンスプロケット４
０の軸４１を支承し、支持枠３７の遊端部をピン４２に
よりリンク４３，４４，４５を介してローラチェーンコ
ンベャ昇降用油圧シリンダ装置４６のピストンロッド４
７の先端に連結し、油圧シリンダ装置４６の作動により
ローラコンベャ３０の搬送面をローフブーブル３の搬送
面より上方位置に上昇させ得るようにする。第４図は加
熱炉１の縦断面を示し、５０は外板、５１は内張り耐火
キャスター、５２はしールを示す。

上述の構成になる装置の作動に際しては、所定の場所に
貯蔵されている井桁状に積重ねられた網片の積層体１３
をクレーンまたはフオークリフト等により支持架台１０
，１１上に搬入し、積層体１３の最下段の網片が支持架
台１０，１１を直角に位瞳するようにして支持台上に移
戦する。

次で、昇降用油圧シリンダ装置２２を作動してターンテ
ーブル１４を上昇し、積層体１３を支持架台１０，１１
より持ち上げ、旋回用油圧モータ１８を作動してターン
テーブル１４を再び下降して積層体１３の２段目以上を
支持架台１０，１１上に再び下し、最下段の綱片１２を
ターンテーフル１４によりその下降位置に保持する。次
いで、押出用油圧シリンダ装置２８を作動して押出用プ
ッシャー２５によりターンテーブル１４上の級片１２を
炉前ローラテープル３上にストツパ−６に当るまで押出
す。

次に、ローラチェーンコンベャ昇降用油圧シリンダ装置
４６を作動してローラチェーンコンベャ３０の搬送面を
炉前ローラテーブル３の搬送面より上方位置に上昇させ
て炉前ローラテーブル３上の綱片１２をローラチェーン
コンベャ３０によって支持し、加熱炉１の入口扉（図示
せず）を開放した後、袋入用油圧シリンダ袋鷹８を作動
して装入プツシヤー７によりローラチェーンコンベヤ３
０上の綱片１２を加熱炉１内に一本宛押し込んで袋入し
、これにより綱片の分離供給作動を完了する。

上述した袋入プッシャー８の作動中に、ターンテーブル
１４の上昇、旋回および下降作動を行なわせ、待機させ
ることによってほぼ連続的に挿入作業を行なうことがで
きる。

上述したように、本発明によれば、井桁状に積重ねられ
ている高温の綱片を自動的に１本宛加熱炉等に菱入する
ことができ、炉前ローラテーフル上の綱片をローラチェ
ーンコンベャを用いて炉内に袋入する構成としたから、
炉前ローラテーフルの摩耗を減じ、また、装入時に要す
る推力を軽減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の線図的平面図、第２図は第
１図に示すターンテーブルの側面図、第３図は第１図の
ｍ−虹線上で矢の方向に見た炉前ローラテーブル部分の
側面図、第４図は第１図のＮ−Ｗ線上の断面図である。 １．．．加熱炉、３・・・炉前ローラテーフル、６．・
・ストッパー、７・・・綱片装入用プッシヤー、８・・
・装入用油圧シリンダ、９・・・固定枠、１０，１１・
・・支持架台、１２・・・綱片、１３・・・井桁状積層
体、１４・・・ターンテーフル、１５・・・昇降台、１
６・・・円環状レール、１７・・・車輪、１９・・・旋
回用油圧モータ、２２・・・昇降用油圧シリンダ装置、
２５・・・押出用プッシャ−、２８・・・押し出し用油
圧シリンダ装置、３０・・・網片装入用ローラチェーン
コンベャ、４６・・・ローラチェーンコンベャ昇降用油
圧シリンダ装置。第２図 第３図 第４図 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 熱綱片の長さＬより小で、かつその井桁状積層体の
   積層幅Ｗより大なる間隔でほぼ平行に離間して設けられ
   た一対の支持架台と、これらの支持架台間に昇降可能に
   設けられたターンテーブルと、このターンテーブル上に
   位置する熱綱片を前方に押出す押し出し装置と、前記タ
   ーンテーブルから押し出された熱綱片を受けるローラテ
   ーブルと、このローラテーブルの熱綱片搬送方向に対し
   て直角方向にローラテーブル上の熱綱片を搬送し得るよ
   う前記ローラテーブルの搬送面より上方位置に綱片を搬
   送可能に支持し得るよう設けられた装入用チエーンコン
   ベヤとを具えることを特徴とする熱綱片分離供給装置。