JPH0533740A - 燃料圧力制御弁 - Google Patents
燃料圧力制御弁Info
- Publication number
- JPH0533740A JPH0533740A JP3187603A JP18760391A JPH0533740A JP H0533740 A JPH0533740 A JP H0533740A JP 3187603 A JP3187603 A JP 3187603A JP 18760391 A JP18760391 A JP 18760391A JP H0533740 A JPH0533740 A JP H0533740A
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- JP
- Japan
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- needle
- fuel
- fuel pressure
- control valve
- valve
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関の燃料噴射弁に供給する燃料圧力を
制御する燃料圧力制御弁の小形化、応答性向上、燃料圧
力の脈動の防止、燃料圧力の連続的な制御を可能とす
る。 【構成】 ハウジング51で形成された圧力室53を貫
通して、棒状のニードル57が延長配設されている。ニ
ードル57の下端にはニードル57をその長手方向に駆
動するリニアソレノイド63が設けてある。ニードル5
7は上部に大径部57b、その下に小径部57cを有
し、両者の境に段部57dが形成されている。大径部5
7bの上端はハウジングの軸受部51bに摺動可能に軸
承されている。51cは大径部57bより大経の穴で、
この穴とニードルとの隙間が絞り部分61を形成する。
制御する燃料圧力制御弁の小形化、応答性向上、燃料圧
力の脈動の防止、燃料圧力の連続的な制御を可能とす
る。 【構成】 ハウジング51で形成された圧力室53を貫
通して、棒状のニードル57が延長配設されている。ニ
ードル57の下端にはニードル57をその長手方向に駆
動するリニアソレノイド63が設けてある。ニードル5
7は上部に大径部57b、その下に小径部57cを有
し、両者の境に段部57dが形成されている。大径部5
7bの上端はハウジングの軸受部51bに摺動可能に軸
承されている。51cは大径部57bより大経の穴で、
この穴とニードルとの隙間が絞り部分61を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料噴射式内燃機関に用
いる燃料圧力制御弁に関する。
いる燃料圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関において、燃料噴射弁に供給す
る燃料圧力を機関の運転条件に応じて制御する燃料圧力
制御弁が公知で、その内の代表的な3種を図6乃至図8
に示す。
る燃料圧力を機関の運転条件に応じて制御する燃料圧力
制御弁が公知で、その内の代表的な3種を図6乃至図8
に示す。
【0003】図6に示す第1の従来技術は、特開昭59
−43933号公報の第4図に記載のもので、燃料圧力
制御弁1は電気式の構成になっている。これは、ケース
2、コイル3、スプリング4、該スプリングで閉弁方向
に付勢される弁部5インレットパイプ6、アウトレット
パイプ7により構成されている。8は定圧室である。
−43933号公報の第4図に記載のもので、燃料圧力
制御弁1は電気式の構成になっている。これは、ケース
2、コイル3、スプリング4、該スプリングで閉弁方向
に付勢される弁部5インレットパイプ6、アウトレット
パイプ7により構成されている。8は定圧室である。
【0004】この従来技術では、内燃機関の冷却水温に
基づいて燃料圧力制御弁1を操作する図示されていない
コンピュータの信号により弁部5が図で上下し、圧力室
8の圧力を一定に保持する。噴射弁ヘの燃料はインレッ
トパイプ6に連通する燃料供給通路により供給され、ア
ウトレットパイプ7はリターン通路を介して燃料タンク
へ連通している。この従来技術では、低温時噴射弁にか
かる燃料圧力を高温時よりは低下させている。
基づいて燃料圧力制御弁1を操作する図示されていない
コンピュータの信号により弁部5が図で上下し、圧力室
8の圧力を一定に保持する。噴射弁ヘの燃料はインレッ
トパイプ6に連通する燃料供給通路により供給され、ア
ウトレットパイプ7はリターン通路を介して燃料タンク
へ連通している。この従来技術では、低温時噴射弁にか
かる燃料圧力を高温時よりは低下させている。
【0005】図7に示す第2の従来技術は、特開昭61
−123724号公報に記載のもので燃料圧力制御弁1
0はダイヤフラム式の構成になっている。燃料圧力制御
弁10はダイヤフラム11によって燃料室12とダイヤ
フラム室13とに区画され、ダイヤフラム11にはバル
ブ14が設けられ、スプリング15によってバルブ14
はアウトレットパイプ17を閉じている。16はインレ
ットパイプである。
−123724号公報に記載のもので燃料圧力制御弁1
0はダイヤフラム式の構成になっている。燃料圧力制御
弁10はダイヤフラム11によって燃料室12とダイヤ
フラム室13とに区画され、ダイヤフラム11にはバル
ブ14が設けられ、スプリング15によってバルブ14
はアウトレットパイプ17を閉じている。16はインレ
ットパイプである。
【0006】ダイヤフラム室13にかける内燃機関の吸
気管負圧を、内燃機関の運転条件に応じて切り替えるよ
うに、通路18を図示されていない切替弁を介して、吸
気通路の絞り弁上流又は下流に切替連通することで、燃
料室12の燃料圧力を変えて、噴射弁にかかる燃料圧力
を、低負荷、低回転時に、中、高負荷、中、高回転時よ
り低下させる。
気管負圧を、内燃機関の運転条件に応じて切り替えるよ
うに、通路18を図示されていない切替弁を介して、吸
気通路の絞り弁上流又は下流に切替連通することで、燃
料室12の燃料圧力を変えて、噴射弁にかかる燃料圧力
を、低負荷、低回転時に、中、高負荷、中、高回転時よ
り低下させる。
【0007】図8に示す第3の従来技術は、特開昭62
−135658号の第1図に記載のもので、燃料圧力制
御弁30はダイヤフラム31により燃料室32と空気室
33とに区画され、ダイヤフラム31にはバルブ34が
設けられ、スプリング35によってバルブ34はアウト
レットパイプ37を閉じている。36はインレットパイ
プで燃料ポンプから燃料が供給されるともに、噴射弁に
連通している。アウトレットパイプ37はリターン通路
を介して燃料タンクに連通している。スプリング35
は、その右端がスプリング受38に受けられ、スプリン
グ受38の中央は軸部材39の左端が固着結合されてい
る。スプリング受38は支持棒40によって回転不能で
かつ左右方向に可動に案内される。41はモータで、そ
の回転は歯車42、43を介して歯車44へ減速伝達さ
れ、歯車44から前記軸部材39へねじ伝達される。
−135658号の第1図に記載のもので、燃料圧力制
御弁30はダイヤフラム31により燃料室32と空気室
33とに区画され、ダイヤフラム31にはバルブ34が
設けられ、スプリング35によってバルブ34はアウト
レットパイプ37を閉じている。36はインレットパイ
プで燃料ポンプから燃料が供給されるともに、噴射弁に
連通している。アウトレットパイプ37はリターン通路
を介して燃料タンクに連通している。スプリング35
は、その右端がスプリング受38に受けられ、スプリン
グ受38の中央は軸部材39の左端が固着結合されてい
る。スプリング受38は支持棒40によって回転不能で
かつ左右方向に可動に案内される。41はモータで、そ
の回転は歯車42、43を介して歯車44へ減速伝達さ
れ、歯車44から前記軸部材39へねじ伝達される。
【0008】モータ41は内燃機関の運転条件に応じ
て、図示されていないコントロールユニットにより操作
される。例えば低温の場合は、高温の場合よりも燃料圧
力を低圧とするように、スプリング受38を図で右方に
移動させる。
て、図示されていないコントロールユニットにより操作
される。例えば低温の場合は、高温の場合よりも燃料圧
力を低圧とするように、スプリング受38を図で右方に
移動させる。
【0009】
【発明が解決しようする課題】上記第1の従来技術で
は、燃料圧力制御弁1を開弁または閉弁の2モードで0
N−OFF制御しているため、燃料圧力に脈動が発生す
るという問題点があった。また、燃料圧力が弁部5の面
に直接かかる構造のため、燃圧に打勝ったために大形の
強力なコイルを要するという問題点があった。
は、燃料圧力制御弁1を開弁または閉弁の2モードで0
N−OFF制御しているため、燃料圧力に脈動が発生す
るという問題点があった。また、燃料圧力が弁部5の面
に直接かかる構造のため、燃圧に打勝ったために大形の
強力なコイルを要するという問題点があった。
【0010】第2の従来技術では、ダイヤフラム室13
にかける圧力が、2種類の切替えしかないため、制御で
きる燃料圧力が2つに限られ、連続的な制御ができない
という問題点があった。
にかける圧力が、2種類の切替えしかないため、制御で
きる燃料圧力が2つに限られ、連続的な制御ができない
という問題点があった。
【0011】第3の従来技術では、ダイヤフラム31の
面積が大きいため、全体が大型となり構造も複雑で、モ
ータを減速して圧縮スプリング35の力を加減するの
で、応答性が悪いという問題点があった。
面積が大きいため、全体が大型となり構造も複雑で、モ
ータを減速して圧縮スプリング35の力を加減するの
で、応答性が悪いという問題点があった。
【0012】そこで、本発明は、このような従来技術の
問題点を解消し、小型で応答性が良く、燃料圧力の脈動
がなく、しかも連続的に燃料圧力を制御できる燃料圧力
制御弁を提供することを目的とする。
問題点を解消し、小型で応答性が良く、燃料圧力の脈動
がなく、しかも連続的に燃料圧力を制御できる燃料圧力
制御弁を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の燃料制御弁は、内燃機関の燃料噴射弁に供
給する燃料圧力を制御する弁において、圧力室(53)
を貫通して延長配置された棒状のニードル(57)と、
該ニードル(57)をその長手方向に駆動する電気式ア
クチュエータ(63)と、前記圧力室(53)を形成す
るハウジング(51)を具備し、ハウジング(51)が
ニードル(57)の一端を摺動可能に軸承する軸受部
(51b)とニードル(57)との間隙で絞り部分(6
1)を形成する穴(51c)とを圧力室(53)を間に
して対向的に有しており、かつニードル(57)は前記
絞り部分(61)と対向する部分では大経部(57b)
を形成すると共に前記穴(51c)の長さLの中間にお
いて段部(57d)を境界として小経部(57c)を形
成していることを特徴とする。
に、本発明の燃料制御弁は、内燃機関の燃料噴射弁に供
給する燃料圧力を制御する弁において、圧力室(53)
を貫通して延長配置された棒状のニードル(57)と、
該ニードル(57)をその長手方向に駆動する電気式ア
クチュエータ(63)と、前記圧力室(53)を形成す
るハウジング(51)を具備し、ハウジング(51)が
ニードル(57)の一端を摺動可能に軸承する軸受部
(51b)とニードル(57)との間隙で絞り部分(6
1)を形成する穴(51c)とを圧力室(53)を間に
して対向的に有しており、かつニードル(57)は前記
絞り部分(61)と対向する部分では大経部(57b)
を形成すると共に前記穴(51c)の長さLの中間にお
いて段部(57d)を境界として小経部(57c)を形
成していることを特徴とする。
【0014】
【作用】電気式アクチュエータ(63)によりニードル
(57)を駆動して、ニードルの位置を変えると、絞り
部分(61)の実質的な長さ(図1で示す長さA)が変
わり、絞り部分(61)による流体抵抗が変わるため、
結果として噴射弁に供給される燃料圧力が変化する。
(57)を駆動して、ニードルの位置を変えると、絞り
部分(61)の実質的な長さ(図1で示す長さA)が変
わり、絞り部分(61)による流体抵抗が変わるため、
結果として噴射弁に供給される燃料圧力が変化する。
【0015】ニードル(57)は棒状で、圧力室内では
その断面積が一定であるため、移動方向(長手方向)に
対し燃圧による力を受けない。
その断面積が一定であるため、移動方向(長手方向)に
対し燃圧による力を受けない。
【0016】
【実施例】図1の実施例で、50は燃料圧力制御弁、5
1はハウジングでインレットパイプ51aが一体的に形
成されている。52は入口、53は圧力室、51bはハ
ウジング51に設けた円筒形内周面からなる軸受部、5
1cはハウジング51に明けた断面が円形の穴で、図の
上下方向に長さLを有している。
1はハウジングでインレットパイプ51aが一体的に形
成されている。52は入口、53は圧力室、51bはハ
ウジング51に設けた円筒形内周面からなる軸受部、5
1cはハウジング51に明けた断面が円形の穴で、図の
上下方向に長さLを有している。
【0017】54は全体がほぼ円筒形のヨークで、その
上端フランジ部54aは、前記ハウジング51の下端フ
ランジ部51dに固定されている。55は鉄心で、その
フランジ部55aはヨーク54の下端に蓋をするような
形で固定されている。55bは鉄心55の下端に一体的
に形性されたアウトレットパイプで、その中央には出口
56が明けてある。55cは鉄心55の中央に同心的に
設けた軸受部で、この軸受部55cと前記ハウジング5
1の軸受部51bには、管状のニードル57の下端部と
上端部が上下方向に摺動可能に嵌合されている。
上端フランジ部54aは、前記ハウジング51の下端フ
ランジ部51dに固定されている。55は鉄心で、その
フランジ部55aはヨーク54の下端に蓋をするような
形で固定されている。55bは鉄心55の下端に一体的
に形性されたアウトレットパイプで、その中央には出口
56が明けてある。55cは鉄心55の中央に同心的に
設けた軸受部で、この軸受部55cと前記ハウジング5
1の軸受部51bには、管状のニードル57の下端部と
上端部が上下方向に摺動可能に嵌合されている。
【0018】58はニードル57を上方に付勢する圧縮
スプリング、59は圧縮スプリング58の下端を受ける
円筒形のスプリング受で、アウトレットパイプ55bの
内周に圧入固定されている。60はニードル57に圧入
固着されたアーマチュアである。
スプリング、59は圧縮スプリング58の下端を受ける
円筒形のスプリング受で、アウトレットパイプ55bの
内周に圧入固定されている。60はニードル57に圧入
固着されたアーマチュアである。
【0019】ニードル57には、その中心を同心的に貫
通する穴57aが明けられている。又、ニードル57の
上下方向の中央付近は、ニードル上部の大径部57bよ
り小径の小径部57cが形成されている。符号57dは
大径部57bと小径部57cの境界となる段部を示す。
57eは小径部57cに半径方向に貫通するように明け
た連通孔である。
通する穴57aが明けられている。又、ニードル57の
上下方向の中央付近は、ニードル上部の大径部57bよ
り小径の小径部57cが形成されている。符号57dは
大径部57bと小径部57cの境界となる段部を示す。
57eは小径部57cに半径方向に貫通するように明け
た連通孔である。
【0020】符号61は、ハウジング51に明けた前記
穴51cと、ニードル57の大径部57bとの間隙に形
成された絞り部分で、その流体抵抗は穴51cと大径部
57bの重なる長さAで決まる。なお、Lは穴51cの
長さである。
穴51cと、ニードル57の大径部57bとの間隙に形
成された絞り部分で、その流体抵抗は穴51cと大径部
57bの重なる長さAで決まる。なお、Lは穴51cの
長さである。
【0021】絞り部分61を形成する穴51cと大径部
57bとの隙間は燃料がある程度流れるように、径で6
μm以上に定められている。そして軸受部51bと大径
部57bとの隙間は燃料が漏れないように、径で6μm
以下でニードルが摺動可能に軸承されている。
57bとの隙間は燃料がある程度流れるように、径で6
μm以上に定められている。そして軸受部51bと大径
部57bとの隙間は燃料が漏れないように、径で6μm
以下でニードルが摺動可能に軸承されている。
【0022】62は鉄心55に巻回したコイルで、ヨー
ク54、鉄心55、圧縮スプリング58、スプリング受
け59及びアーマチュア60とで、ニードル57をその
長手方向に駆動する電気式アクチュエータ63を構成し
ている。実施例では電気式アクチュエータ63はいわゆ
るリニアソレノイドである。
ク54、鉄心55、圧縮スプリング58、スプリング受
け59及びアーマチュア60とで、ニードル57をその
長手方向に駆動する電気式アクチュエータ63を構成し
ている。実施例では電気式アクチュエータ63はいわゆ
るリニアソレノイドである。
【0023】電気式アクチュエータ63は、コイル62
に、図2に示すような矩形波の電圧からなる駆動信号を
印加して作動させる。この駆動信号は、アーマチュア6
0が追従できない程度の高い周波数(例えば300H
z)の駆動信号で、その周期Tのうち、ON時間tだけ
の間電圧が印加される。すると、鉄心60は、駆動信号
のデューティー比t/Tに応じた量だけ、圧縮スプリン
グ58に抗してニードル57の長手方向下方に移動し、
絞り部分61の長さが大きくなって、流体抵抗が増大す
る。
に、図2に示すような矩形波の電圧からなる駆動信号を
印加して作動させる。この駆動信号は、アーマチュア6
0が追従できない程度の高い周波数(例えば300H
z)の駆動信号で、その周期Tのうち、ON時間tだけ
の間電圧が印加される。すると、鉄心60は、駆動信号
のデューティー比t/Tに応じた量だけ、圧縮スプリン
グ58に抗してニードル57の長手方向下方に移動し、
絞り部分61の長さが大きくなって、流体抵抗が増大す
る。
【0024】絞り部分61の長さAが大きくなって、流
体抵抗が増大する。絞り部分61の長さAが大きくなっ
て、流体抵抗が増大する程、後述するように圧力室53
の燃料圧力が高くなる。
体抵抗が増大する。絞り部分61の長さAが大きくなっ
て、流体抵抗が増大する程、後述するように圧力室53
の燃料圧力が高くなる。
【0025】なお、図2の駆動信号波形で(a)はデュ
ーティ比が小さい場合、(b)は大きい場合を示す。図
3は、デューティ比t/Tの変化に対するニードルの移
動量を、図4はニードルの移動量の変化に対する圧力室
53の燃料圧力を示す。
ーティ比が小さい場合、(b)は大きい場合を示す。図
3は、デューティ比t/Tの変化に対するニードルの移
動量を、図4はニードルの移動量の変化に対する圧力室
53の燃料圧力を示す。
【0026】図5は、燃料圧力制御弁50を用いた燃料
供給系統の略図で、燃料タンク64の燃料は配管65、
フューエルフィルタ66、配管67、フューエルポンプ
68、配管69、70を通して噴射弁71に供給され
る。燃料圧力制御弁50はそのインレットパイプ51a
が配管69に接続され、アウトレットパイプ55bはリ
ターン通路72を介して燃料タンク64に連通される。
73は内燃機関の運転条件に応じて燃料圧力制御弁50
のコイルにデューティー比t/Tの駆動信号を印加する
コントローラで、デューティー比t/Tが大きい程、前
記ニードル57の移動量が大きくなって、絞り部分61
による流体抵抗が増大するため、圧力室53(図1)の
燃圧が高くなり、高い圧力の燃料が噴射弁71に供給さ
れる。
供給系統の略図で、燃料タンク64の燃料は配管65、
フューエルフィルタ66、配管67、フューエルポンプ
68、配管69、70を通して噴射弁71に供給され
る。燃料圧力制御弁50はそのインレットパイプ51a
が配管69に接続され、アウトレットパイプ55bはリ
ターン通路72を介して燃料タンク64に連通される。
73は内燃機関の運転条件に応じて燃料圧力制御弁50
のコイルにデューティー比t/Tの駆動信号を印加する
コントローラで、デューティー比t/Tが大きい程、前
記ニードル57の移動量が大きくなって、絞り部分61
による流体抵抗が増大するため、圧力室53(図1)の
燃圧が高くなり、高い圧力の燃料が噴射弁71に供給さ
れる。
【0027】
【発明の効果】本発明の燃料圧力制御弁は上述のように
構成されているので、ニードルが燃料圧力による作用力
を受けない。従ってニードルを駆動する電気式アクチュ
エータ(63)を小形化でき、応答性を高めることがで
きる。
構成されているので、ニードルが燃料圧力による作用力
を受けない。従ってニードルを駆動する電気式アクチュ
エータ(63)を小形化でき、応答性を高めることがで
きる。
【0028】又、噴射弁に供給する燃料圧力を機関の運
転条件に応じて連続的に変化させられ、かつ燃料圧力の
脈動が生じない等の効果を奏する。
転条件に応じて連続的に変化させられ、かつ燃料圧力の
脈動が生じない等の効果を奏する。
【図1】本発明の実施例の縦断面図。
【図2】駆動信号の電圧波形を示す図。
【図3】駆動信号のデューティー比とニードルの移動量
の関係を示す線図。
の関係を示す線図。
【図4】ニードルの移動量と圧力室の燃料圧力の関係を
示す線図。
示す線図。
【図5】燃料供給系統の概略図。
【図6】従来技術の模式図。
【図7】他の従来技術の模式図。
【図8】更に他の従来技術の縦断面図。
50 燃料圧力制御弁 51 ハウジング 51b 軸受部 51c 穴 53 圧力室 57 ニードル 57b 大径部 57c 小径部 57d 段部 61 絞り部分 63 電気式アクチュエータ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 内燃機関の燃料噴射弁に供給する燃料圧
力を制御する弁において、圧力室(53)を貫通して延
長配置された棒状のニードル(57)と、該ニードル
(57)をその長手方向に駆動する電気式アクチュエー
タ(63)と、前記圧力室(53)を形成するハウジン
グ(51)を具備し、ハウジング(51)がニードル
(57)の一端を摺動可能に軸承する軸受部(51b)
とニードル(57)との間隙で絞り部分(61)を形成
する穴(51c)とを圧力室(53)を間にして対向的
に有しており、かつニードル(57)は前記絞り部分
(61)と対向する部分では大経部(57b)を形成す
ると共に前記穴(51c)の長さLの中間において段部
(57d)を境界として小経部(57c)を形成してい
ることを特徴とする燃料圧力制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3187603A JPH0533740A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 燃料圧力制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3187603A JPH0533740A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 燃料圧力制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533740A true JPH0533740A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16209003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3187603A Pending JPH0533740A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 燃料圧力制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533740A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104769268A (zh) * | 2012-11-09 | 2015-07-08 | 罗伯特·博世有限公司 | 燃料喷射阀和具有燃料喷射阀的燃料喷射设备 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP3187603A patent/JPH0533740A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104769268A (zh) * | 2012-11-09 | 2015-07-08 | 罗伯特·博世有限公司 | 燃料喷射阀和具有燃料喷射阀的燃料喷射设备 |
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