JP2848812B2 - 電動膨張弁 - Google Patents
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- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 5
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- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 3
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
- F25B41/30—Expansion means; Dispositions thereof
- F25B41/31—Expansion valves
- F25B41/34—Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators
- F25B41/35—Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators by rotary motors, e.g. by stepping motors
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロン等の冷媒を
用いる冷凍回路に使用する膨張弁に関し、特に自動車等
の車両に用いる電動膨張弁に関する。
用いる冷凍回路に使用する膨張弁に関し、特に自動車等
の車両に用いる電動膨張弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来冷凍回路に用いられている電動膨張
弁の代表的な１例を図３を用いて説明する。同図におい
て符号１は弁本体であり、該弁本体１は流体入口１ａと
流体出口１ｂが設けられた流路に弁座２が設けられ、該
弁座に対向して雄ねじ管４が固設されており、該雄ねじ
管４に軸方向に摺動し弁座２に接離可能なニードル３が
設けられている。
弁の代表的な１例を図３を用いて説明する。同図におい
て符号１は弁本体であり、該弁本体１は流体入口１ａと
流体出口１ｂが設けられた流路に弁座２が設けられ、該
弁座に対向して雄ねじ管４が固設されており、該雄ねじ
管４に軸方向に摺動し弁座２に接離可能なニードル３が
設けられている。
【０００３】また、中心部に雌ねじ７を有するローター
６が前記雄ねじ管４の外周に回転可能に螺合されてお
り、該ローター６にニードル３がばね３ａを介して押圧
できるように保持されている。また本体１にはローター
ケース９が設けられ、該ローターケース９の外周に電磁
コイル８が配置されている。
６が前記雄ねじ管４の外周に回転可能に螺合されてお
り、該ローター６にニードル３がばね３ａを介して押圧
できるように保持されている。また本体１にはローター
ケース９が設けられ、該ローターケース９の外周に電磁
コイル８が配置されている。
【０００４】また該ローターケース９の内部には螺旋状
の案内リング１０を巻いた心棒１１が軸方向に固定さ
れ、該案内リング１０にはローター９に固定されたスラ
イダー１２が係合されていて、ローター６が必要以上に
回動しニードル３が弁座２を損傷しないようにしてい
る。そして、電磁コイル８に通電することによりとロー
ター６が回動しニードル３を弁座２に接離するようにな
っている。
の案内リング１０を巻いた心棒１１が軸方向に固定さ
れ、該案内リング１０にはローター９に固定されたスラ
イダー１２が係合されていて、ローター６が必要以上に
回動しニードル３が弁座２を損傷しないようにしてい
る。そして、電磁コイル８に通電することによりとロー
ター６が回動しニードル３を弁座２に接離するようにな
っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図３より判るように従
来の電動膨張弁は電磁コイル８と永久磁石５より構成さ
れたステッピングモーターを用いた電動膨張弁であり、
ローター６の回動を止めるために心棒１１に巻かれた案
内リング１０とスライダー１２などを必要とし、装置が
複雑で大きくなると共に高価なステッピングモーターを
用いなければならず、またローター６は螺合片持ちの構
造であり振動に弱く、さらには回動するためニードル３
の軸方向の動作応答性が悪化するなどの欠点を有する。
来の電動膨張弁は電磁コイル８と永久磁石５より構成さ
れたステッピングモーターを用いた電動膨張弁であり、
ローター６の回動を止めるために心棒１１に巻かれた案
内リング１０とスライダー１２などを必要とし、装置が
複雑で大きくなると共に高価なステッピングモーターを
用いなければならず、またローター６は螺合片持ちの構
造であり振動に弱く、さらには回動するためニードル３
の軸方向の動作応答性が悪化するなどの欠点を有する。
【０００６】本発明は上記従来の問題点に鑑み、簡単な
構造で冷媒の絞り量の制御が可能で、さらに振動に強い
安価な電動膨張弁を提供することを目的とする。
構造で冷媒の絞り量の制御が可能で、さらに振動に強い
安価な電動膨張弁を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１の電動
膨張弁に於いては、外周にソレノイドコイル２５が配置
された管２６の一端に入口開口２７ａを持つ固定鉄心２
７が固着され、他端に出口開口２８ａを持つストッパ２
８が固着された弁本体２０と、中心軸方向に連通穴２１
ａを有し、前記固定鉄心２７の中心に設けられた穴内を
軸方向に摺動自在に配置されたピストン２１と、前記ピ
ストン２１と固定鉄心２７との間に設けられたピストン
復帰用の復帰ばね２３と、前記ピストン２１に一端を接
し、中心に連通穴２２ａを有して前記管２６の中を摺動
可能に設けられた可動鉄心２２と、底付き円筒形をな
し、該底に絞り穴２４ａを有すると共にピストン２１と
の摺動部側壁に該ピストン２１により開閉される複数の
細穴２４ｂが設けられ、前記固定鉄心２７に固設された
ノズル２４とより成り、前記ソレノイドコイル２５への
通電量を調節することにより固定鉄心の入口開口２７ａ
からストッパの出口開口２８ａへ流れる流体の流量を制
御可能としたことを特徴とする。
膨張弁に於いては、外周にソレノイドコイル２５が配置
された管２６の一端に入口開口２７ａを持つ固定鉄心２
７が固着され、他端に出口開口２８ａを持つストッパ２
８が固着された弁本体２０と、中心軸方向に連通穴２１
ａを有し、前記固定鉄心２７の中心に設けられた穴内を
軸方向に摺動自在に配置されたピストン２１と、前記ピ
ストン２１と固定鉄心２７との間に設けられたピストン
復帰用の復帰ばね２３と、前記ピストン２１に一端を接
し、中心に連通穴２２ａを有して前記管２６の中を摺動
可能に設けられた可動鉄心２２と、底付き円筒形をな
し、該底に絞り穴２４ａを有すると共にピストン２１と
の摺動部側壁に該ピストン２１により開閉される複数の
細穴２４ｂが設けられ、前記固定鉄心２７に固設された
ノズル２４とより成り、前記ソレノイドコイル２５への
通電量を調節することにより固定鉄心の入口開口２７ａ
からストッパの出口開口２８ａへ流れる流体の流量を制
御可能としたことを特徴とする。
【０００８】また、請求項２の電動膨張弁に於いては、
前記ノズル２４に設けられた複数の細穴２４ｂはピスト
ン２１の端部により開閉可能で、軸方向螺旋状に位置を
ずらされ且つ各細穴２４ｂの開口は各々を直線に投影し
たとき一部が重なるように配置されていることを特徴と
する。また、請求項３の電動膨張弁に於いては、前記ピ
ストン２１の連通穴２１ａ及び可動鉄心２２の連通穴２
２ａの開口面積は、前記ノズル２４に設けられた絞り穴
２４ａの開口面積と複数の細穴２４ｂの開口面積の合計
よりも大きく設定されていることを特徴とする。
前記ノズル２４に設けられた複数の細穴２４ｂはピスト
ン２１の端部により開閉可能で、軸方向螺旋状に位置を
ずらされ且つ各細穴２４ｂの開口は各々を直線に投影し
たとき一部が重なるように配置されていることを特徴と
する。また、請求項３の電動膨張弁に於いては、前記ピ
ストン２１の連通穴２１ａ及び可動鉄心２２の連通穴２
２ａの開口面積は、前記ノズル２４に設けられた絞り穴
２４ａの開口面積と複数の細穴２４ｂの開口面積の合計
よりも大きく設定されていることを特徴とする。
【０００９】この構成を採ることにより、請求項１の電
動膨張弁は、ソレノイド２５を用いているため応答性に
優れ、ソレノイドコイル２５への電流を増加させること
で可動鉄心２２は復帰ばね２３の力と牽引力の釣り合う
位置に移動し、それに付随しピストン２１も移動してノ
ズル２４の側面に設けた細穴２４ｂを閉じ、最後はノズ
ル２４の絞り穴２４ａを設けた壁に当接して停止する。
動膨張弁は、ソレノイド２５を用いているため応答性に
優れ、ソレノイドコイル２５への電流を増加させること
で可動鉄心２２は復帰ばね２３の力と牽引力の釣り合う
位置に移動し、それに付随しピストン２１も移動してノ
ズル２４の側面に設けた細穴２４ｂを閉じ、最後はノズ
ル２４の絞り穴２４ａを設けた壁に当接して停止する。
【００１０】従って、ソレノイドコイル２５への電流量
を調節することによりノズル外周の細穴２４ｂの開口面
積を変化させ入口開口２７ａより出口開口２８ａへ通過
する流体の流量を可変可能である。またピストン２１は
外周部で細穴２４ｂを開閉するためピストン２１の移動
による入口側よりの圧力の変化を受けない構成であると
共に、ピストン２１がノズル２４に当接し停止した状態
ではノズル２４の絞り穴２４ａの開口面積に対する最低
の流量を確保する。
を調節することによりノズル外周の細穴２４ｂの開口面
積を変化させ入口開口２７ａより出口開口２８ａへ通過
する流体の流量を可変可能である。またピストン２１は
外周部で細穴２４ｂを開閉するためピストン２１の移動
による入口側よりの圧力の変化を受けない構成であると
共に、ピストン２１がノズル２４に当接し停止した状態
ではノズル２４の絞り穴２４ａの開口面積に対する最低
の流量を確保する。
【００１１】また、請求項２の電動膨張弁は、ノズル２
４に設けた複数の細穴２４ｂの開口を直線に投影したと
き各々の開口の一部が重なるように配置したことで、ピ
ストン２１の移動量により連続的に細穴２４ｂの開口面
積を変化可能にしている。
４に設けた複数の細穴２４ｂの開口を直線に投影したと
き各々の開口の一部が重なるように配置したことで、ピ
ストン２１の移動量により連続的に細穴２４ｂの開口面
積を変化可能にしている。
【００１２】また、請求項３の電動膨張弁は、ピストン
２１及び可動鉄心２２の中心部の連通穴２１ａ，２２ａ
の開口面積を、ノズル２４に設けた絞り穴２４ａの開口
面積と複数の細穴２４ｂの開口面積の合計より大きく設
定することで、入口開口２７ａと出口開口２８ａの間に
生じる圧力差はノズル部に生じるため可動鉄心２２には
復帰ばね２３の荷重のみ働き、可動鉄心２２の安定した
動作が得られる。
２１及び可動鉄心２２の中心部の連通穴２１ａ，２２ａ
の開口面積を、ノズル２４に設けた絞り穴２４ａの開口
面積と複数の細穴２４ｂの開口面積の合計より大きく設
定することで、入口開口２７ａと出口開口２８ａの間に
生じる圧力差はノズル部に生じるため可動鉄心２２には
復帰ばね２３の荷重のみ働き、可動鉄心２２の安定した
動作が得られる。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の形態を示す
図であり、（ａ）は断面図、（ｂ）はノズルの拡大断面
斜視図、（ｃ）はノズルの展開図である。本実施の形態
は、弁本体２０と、ピストン２１と、該ピストンに一端
を接した可動鉄心２２と、該可動鉄心を復帰させる復帰
ばね２３と、前記ピストン２１と協同して流量を調節す
るノズル２４とを具備して構成されている。そして弁本
体２０は、外周にソレノイドコイル２５が配置された管
２６の一端に入口開口２７ａを有する固定鉄心２７が固
着され、他端に出口側開口２８ａを有するストッパ２８
が固着されている。
図であり、（ａ）は断面図、（ｂ）はノズルの拡大断面
斜視図、（ｃ）はノズルの展開図である。本実施の形態
は、弁本体２０と、ピストン２１と、該ピストンに一端
を接した可動鉄心２２と、該可動鉄心を復帰させる復帰
ばね２３と、前記ピストン２１と協同して流量を調節す
るノズル２４とを具備して構成されている。そして弁本
体２０は、外周にソレノイドコイル２５が配置された管
２６の一端に入口開口２７ａを有する固定鉄心２７が固
着され、他端に出口側開口２８ａを有するストッパ２８
が固着されている。
【００１４】そして、固定鉄心２７は一端より入口開口
２７ａが形成され、中央部にノズル２４が固設され、他
端はテーパー状に形成されている。また、該固定鉄心２
７の中央部に固設されたノズル２４は、底付き円筒状を
なし、その底部に絞り穴２４ａが穿設されると共に、円
筒部に軸方向螺旋状に複数の細穴２４ｂをが穿設されて
おり、この各細穴２４ｂはそれぞれを直線に投影したと
き互いに穴の一部が重なるように配置されている。即
ち、（ｃ）図の展開図に示すようにピストンのストロー
ク方向に各細穴２４ｂの一部がΔだけ重なっている。従
って、この各細穴２４ｂはピストン２１で順次塞がれた
とき開口面積が不連続とならないようになっている。
２７ａが形成され、中央部にノズル２４が固設され、他
端はテーパー状に形成されている。また、該固定鉄心２
７の中央部に固設されたノズル２４は、底付き円筒状を
なし、その底部に絞り穴２４ａが穿設されると共に、円
筒部に軸方向螺旋状に複数の細穴２４ｂをが穿設されて
おり、この各細穴２４ｂはそれぞれを直線に投影したと
き互いに穴の一部が重なるように配置されている。即
ち、（ｃ）図の展開図に示すようにピストンのストロー
ク方向に各細穴２４ｂの一部がΔだけ重なっている。従
って、この各細穴２４ｂはピストン２１で順次塞がれた
とき開口面積が不連続とならないようになっている。
【００１５】また、該ノズル２４の円筒内には、中心軸
方向に連通穴２１ａを有するピストン２１の一端が摺動
自在に挿入されるようになっており、該ピストン２１の
一端でノズル２４の細穴２４ｂを開閉するようになって
いる。また該ピストン２１と固定鉄心２７との間には復
帰ばね２３が挿入されている。
方向に連通穴２１ａを有するピストン２１の一端が摺動
自在に挿入されるようになっており、該ピストン２１の
一端でノズル２４の細穴２４ｂを開閉するようになって
いる。また該ピストン２１と固定鉄心２７との間には復
帰ばね２３が挿入されている。
【００１６】また、可動鉄心２２は、一端をピストン２
１に接し同端部を固定鉄心２７と同形のテーパー面を持
ち中心軸方向に連通穴２２ａを設けている。ここで、ピ
ストン２１の連通穴２１ａ及び可動鉄心２２の連通穴２
２ａの開口面積をノズル２４に設けられた絞り穴２４ａ
と複数の細穴２４ｂの合計の開口面積よりも大きくなる
ように設定している。
１に接し同端部を固定鉄心２７と同形のテーパー面を持
ち中心軸方向に連通穴２２ａを設けている。ここで、ピ
ストン２１の連通穴２１ａ及び可動鉄心２２の連通穴２
２ａの開口面積をノズル２４に設けられた絞り穴２４ａ
と複数の細穴２４ｂの合計の開口面積よりも大きくなる
ように設定している。
【００１７】このように構成された本実施の形態の作用
を図２により説明する。同図は自動車用の冷凍回路に適
用した１例であり、エンジンで駆動されるコンプレッサ
ー３０の出口につながるコンデンサー３１に固定鉄心２
７の入口開口２７ａが接続されて高圧回路部が形成さ
れ、ストッパ２８の出口開口２８ａがコンプレッサー３
０の吸込側に接続されたエバポレータ３２に接続されて
低圧回路部が形成され、該高圧回路部と低圧回路部とで
冷凍回路が構成され、ノズル２４において冷媒の膨張作
用を行うようになっている。
を図２により説明する。同図は自動車用の冷凍回路に適
用した１例であり、エンジンで駆動されるコンプレッサ
ー３０の出口につながるコンデンサー３１に固定鉄心２
７の入口開口２７ａが接続されて高圧回路部が形成さ
れ、ストッパ２８の出口開口２８ａがコンプレッサー３
０の吸込側に接続されたエバポレータ３２に接続されて
低圧回路部が形成され、該高圧回路部と低圧回路部とで
冷凍回路が構成され、ノズル２４において冷媒の膨張作
用を行うようになっている。
【００１８】そして、ソレノイドコイル２５に通電しな
い状態では可動鉄心２２は復帰ばね２３に押圧されて左
方向に移動しストッパ２８に当接している。この状態で
ピストン２１はノズル２４の全ての細穴２４ｂを開口
し、絞り穴２４ａと合わせ冷媒の絞り作用を行う。
い状態では可動鉄心２２は復帰ばね２３に押圧されて左
方向に移動しストッパ２８に当接している。この状態で
ピストン２１はノズル２４の全ての細穴２４ｂを開口
し、絞り穴２４ａと合わせ冷媒の絞り作用を行う。
【００１９】次に、ソレノイドコイル２５に通電すると
固定鉄心２７とテーパー面で対峙する可動鉄心２２は、
軸方向の位置に関係なく電流に比例した固定鉄心２７方
向への牽引力が得られ、任意の電流による可動鉄心２２
の牽引力と復帰ばねの抗力との釣り合った位置まで移動
する。この時ピストン２１は可動鉄心２２に押され移動
量に応じ端部でノズル２４の細穴２４ｂを閉じる。
固定鉄心２７とテーパー面で対峙する可動鉄心２２は、
軸方向の位置に関係なく電流に比例した固定鉄心２７方
向への牽引力が得られ、任意の電流による可動鉄心２２
の牽引力と復帰ばねの抗力との釣り合った位置まで移動
する。この時ピストン２１は可動鉄心２２に押され移動
量に応じ端部でノズル２４の細穴２４ｂを閉じる。
【００２０】従って、ソレノイドコイル２５への電流を
制御することでピストン２１により閉じられる細穴２４
ｂの開口面積を連続的に変化させることができ、必要に
応じた流量が得られる。さらに、ソレノイドコイル２５
への電流量を増加させると可動鉄心２２はピストン２１
を移動させピストン２１の先端がノズル２４の絞り穴２
４ａの壁に当接し停止して絞り穴２４ａに対応する最低
の流量を確保する。
制御することでピストン２１により閉じられる細穴２４
ｂの開口面積を連続的に変化させることができ、必要に
応じた流量が得られる。さらに、ソレノイドコイル２５
への電流量を増加させると可動鉄心２２はピストン２１
を移動させピストン２１の先端がノズル２４の絞り穴２
４ａの壁に当接し停止して絞り穴２４ａに対応する最低
の流量を確保する。
【００２１】また、ピストン２１の連通穴２１ａと可動
鉄心２２の連通穴２２ａの開口面積はノズル２４の絞り
穴２４ａと複数の細穴２４ｂとの合計の開口面積より大
きく設定することで冷媒の絞りにより生じる圧力差はノ
ズル２４で受けることになり可動鉄心２２及びピストン
２１には圧力による外力が生じないためソレノイドコイ
ル２５への電流に対する可動鉄心２２とピストン２１の
安定した作動を可能としている。
鉄心２２の連通穴２２ａの開口面積はノズル２４の絞り
穴２４ａと複数の細穴２４ｂとの合計の開口面積より大
きく設定することで冷媒の絞りにより生じる圧力差はノ
ズル２４で受けることになり可動鉄心２２及びピストン
２１には圧力による外力が生じないためソレノイドコイ
ル２５への電流に対する可動鉄心２２とピストン２１の
安定した作動を可能としている。
【００２２】
【発明の効果】本発明の電動膨張弁に依れば、ソレノイ
ドを用いることで可動部の可動鉄心及びピストンの応答
性に優れ、また常に復帰ばね及びソレノイドの牽引力が
働いているため振動に強く、ピストン及び可動鉄心には
復帰ばねの力のみが作用する構造であり安定した動作が
得られ、ソレノイドコイルへの電流を制御することでエ
ンジンの回転数やエバポレータの温度変化に合わせた最
適な絞り量が得られ、ソレノイドを用いた簡単な構成で
小型で安価であるとともに応答性に優れた電動膨張弁を
提供可能としている。
ドを用いることで可動部の可動鉄心及びピストンの応答
性に優れ、また常に復帰ばね及びソレノイドの牽引力が
働いているため振動に強く、ピストン及び可動鉄心には
復帰ばねの力のみが作用する構造であり安定した動作が
得られ、ソレノイドコイルへの電流を制御することでエ
ンジンの回転数やエバポレータの温度変化に合わせた最
適な絞り量が得られ、ソレノイドを用いた簡単な構成で
小型で安価であるとともに応答性に優れた電動膨張弁を
提供可能としている。
【図１】本発明の実施の形態を示す図で、（ａ）は断面
図、（ｂ）はノズルの拡大断面斜視図、（ｃ）はノズル
の展開図である。
図、（ｂ）はノズルの拡大断面斜視図、（ｃ）はノズル
の展開図である。
【図２】本発明の実施の形態を自動車用の冷凍回路に適
用した例を示す図である。
用した例を示す図である。
【図３】従来の電動膨張弁の１例を示す断面図である。
２０…弁本体 ２１…ピストン ２２…可動鉄心 ２３…復帰ばね ２４…ノズル ２５…ソレノイドコイル ２６…管 ２７…固定鉄心 ２８…ストッパ ３０…コンプレッサー ３１…コンデンサー ３２…エバポレーター
Claims (3)
- 【請求項１】 外周にソレノイドコイル（２５）が配置
された管（２６）の一端に入口開口（２７ａ）を持つ固
定鉄心（２７）が固着され、他端に出口開口（２８ａ）
を持つストッパ（２８）が固着された弁本体（２０）
と、 中心軸方向に連通穴（２１ａ）を有し、前記固定鉄心
（２７）の中心に設けられた穴内を軸方向に摺動自在に
配置されたピストン（２１）と、 前記ピストン（２１）と固定鉄心（２７）との間に設け
られたピストン復帰用の復帰ばね（２３）と、 前記ピストン（２１）に一端を接し、中心に連通穴（２
２ａ）を有して前記管（２６）の中を摺動可能に設けら
れた可動鉄心（２２）と、 底付き円筒形をなし、該底に絞り穴（２４ａ）を有する
と共にピストン（２１）との摺動部側壁に該ピストン
（２１）により開閉される複数の細穴（２４ｂ）が設け
られ、前記固定鉄心（２７）に固設されたノズル（２
４）とより成り、 前記ソレノイドコイル（２５）への通電量を調節するこ
とにより固定鉄心の入口開口（２７ａ）からストッパの
出口開口（２８ａ）へ流れる流体の流量を制御可能とし
たことを特徴とする電動膨張弁。 - 【請求項２】 前記ノズル（２４）に設けられた複数の
細穴（２４ｂ）はピストン（２１）の端部により開閉可
能で、軸方向螺旋状に位置をずらされ且つ各細穴（２４
ｂ）の開口は各々を直線に投影したとき一部が重なるよ
うに配置されていることを特徴とする請求項１記載の電
動膨張弁。 - 【請求項３】 前記ピストン（２１）の連通穴（２１
ａ）及び可動鉄心（２２）の連通穴（２２ａ）の開口面
積は、前記ノズル（２４）に設けられた絞り穴（２４
ａ）の開口面積と複数の細穴（２４ｂ）の開口面積の合
計よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項
１記載の電動膨張弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8243552A JP2848812B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 電動膨張弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8243552A JP2848812B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 電動膨張弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1089523A JPH1089523A (ja) | 1998-04-10 |
| JP2848812B2 true JP2848812B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=17105567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8243552A Expired - Fee Related JP2848812B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 電動膨張弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2848812B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10197314B2 (en) | 2014-06-04 | 2019-02-05 | Danfoss A/S | Electronic expansion valve and methods for calibrating an electronic expansion valve |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4235515B2 (ja) * | 2003-09-12 | 2009-03-11 | 株式会社テージーケー | 定差圧弁 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP8243552A patent/JP2848812B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10197314B2 (en) | 2014-06-04 | 2019-02-05 | Danfoss A/S | Electronic expansion valve and methods for calibrating an electronic expansion valve |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1089523A (ja) | 1998-04-10 |
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