JPH1151238A - 流量制御バルブ - Google Patents

流量制御バルブ

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JPH1151238A
JPH1151238A JP20471997A JP20471997A JPH1151238A JP H1151238 A JPH1151238 A JP H1151238A JP 20471997 A JP20471997 A JP 20471997A JP 20471997 A JP20471997 A JP 20471997A JP H1151238 A JPH1151238 A JP H1151238A
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JP
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fixed
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JP20471997A
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Inventor
Kazuhisa Takashima
和久 高島
Teruhiko Moriguchi
輝彦 森口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、リターンスプリングの圧縮時及
び伸長時においてばね定数が変化せず、安定した流量特
性を得ることができる流量制御バルブを得る。 【解決手段】 この発明の流量制御バルブは、可動鉄心
11と固定鉄心5との間に配設されたリターンスプリン
グ32には、パイプ13の被係止部13a及びスプリン
グホルダ7の被係止部7a上を摺動しない密着巻き部3
2a、32bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気信号に応じ
て流体の流量を制御する流量制御バルブに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の流量制御バルブの断面図で
あり、流量制御バルブは、ソレノイド装置1とバルブ本
体2とから構成されている。まず、ソレノイド装置1の
構成について説明する。ソレノイド装置1は、中空部3
及び雌ねじ部4を有する固定鉄心5と、雌ねじ部4に螺
合した調整ねじ6と、この調整ねじ6に固定されたスプ
リングホルダ7と、固定鉄心5が内部に嵌合された円筒
形状のボビン8と、このボビン8の外周に巻回されボビ
ン8とともに電磁コイル19を構成するコイル9と、こ
のコイル9に接続された接続導体10と、ボビン8の内
部に中空筒状で固定鉄心5に対向して設けられていると
ともに軸線方向に移動するようになっている可動鉄心1
1と、可動鉄心11とスプリングホルダ7との間に縮設
されたリターンスプリング12と、可動鉄心11を貫通
して可動鉄心11に固定された連結部材であるパイプ1
3と、固定鉄心5の端部に固定された固定板14と、こ
の固定板14に折り曲げられた爪部15により固定され
厚鋼板を曲げて形成されたヨーク16とを備えている。
このヨーク16は固定板14及び固定鉄心5とともにソ
レノイド装置1の磁気回路を構成している。なお、符号
17は固定板14とボビン8との間に介装されたゴム製
のパッキン、18はヨーク16とボビン8との間に介装
されたゴム製のパッキンで、これらのパッキン17、1
8はソレノイド装置1の内部に水等が浸入するのを防止
している。
【0003】次に、バルブ本体2の構成について説明す
る。バルブ本体2は、アルミダイキャストで製作され内
部に入口側通路21と出口側通路22とを有するハウジ
ング20と、このハウジング20に締りばめ状態で気密
に嵌着され中央部にテーパ状の空気流通部24を有する
ポリブチレンテレフタレートからなるバルブシート23
と、このバルブシート23に当接するポリブチレンテレ
フタレートからなるポペット弁体25と、ポペット弁体
25と可動鉄心11との間に縮設された螺旋状のスプリ
ング26とを備えている。このポペット弁体25はスプ
リング26を介してリターンスプリング12の弾発力に
より押圧され、バルブシート23に当接して空気流通部
24を気密に封止している。また、スプリング26の弾
発力により押圧されたポペット弁体25はパイプ13の
端部に形成されたフランジ27に当接してそれ以上の移
動が規制されている。なお、ポペット弁体25がバルブ
シート23に押圧する力は、調整ねじ6を回転させるこ
とにより、リターンスプリング12の圧縮代を予め調整
して所定値になるように調整されている。
【0004】次に、上記構成の流量制御バルブの動作に
ついて説明する。コイル9に通電されていない状態で
は、可動鉄心11はリターンスプリング12の弾発力に
より図4の左方へ押圧されている。ポペット弁体25も
パイプ13を介して左方へ押圧され、ポペット弁体25
の当接部28が空気流通部24に当接して空気の流通は
阻止されている。従って、入口側通路21と出口側通路
22との間での空気の流通はない状態となっている。
【0005】コイル9に所定のパルス状電流を供給する
と、電磁コイル19には磁界が発生し、固定鉄心5と可
動鉄心11との間に電磁吸引力が発生し、可動鉄心11
が図4の右方へ吸引される。この吸引力の大きさは、コ
イル9に供給される電流値に比例し、可動鉄心11はリ
ターンスプリング12の弾発力と釣り合った位置で停止
する。
【0006】以後、可動鉄心11の移動量に応じてポペ
ット弁体25がバルブシート23から離れ、入口側通路
21と出口側通路22とが連通し、空気は入口側通路2
1から出口側通路22に流れる。また、コイル9への通
電を遮断すると、電磁コイル19の磁界が消滅し、固定
鉄心5と可動鉄心11との間での電磁吸引力が無くな
り、リターンスプリング12の弾発力で可動鉄心11は
左方へ押圧され、ポペット弁体25もパイプ13を介し
て左方へ押圧され、ポペット弁体25の当接部28が空
気流通部24に当接して空気の流通が阻止される。な
お、ポペット弁体25はバルブシート23に衝突した際
にバルブシート23から跳ね上がろうとするが、その動
作はスプリング26の弾発力で抑えられ、全閉時にはポ
ペット弁体25は、瞬時に、かつ確実に空気流通部24
を閉じて空気の流通を阻止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の流量制御バ
ルブでは、リターンスプリング12の一端部12aをパ
イプ13の被係止部13aに圧入して係止し、またその
他端部12bをスプリングホルダ7の被係止部7aに圧
入して係止している。そのため、空気が空気流通部24
を通過する際にはその空気流によりポペット弁体25を
回転させようとする力が作用し、ポペット弁体25と一
体の可動鉄心11にも回転させようとする力が作用する
が、可動鉄心11はボビン8に固定された固定鉄心5に
パイプ13、リターンスプリング12及びスプリングホ
ルダ7を介して接続されているので、可動鉄心11が回
転するようなことはない。
【0008】しかしながら、例えば可動鉄心11が固定
鉄心5に吸引されたとき、パイプ13の被係止部13a
に圧入されて係止されたリターンスプリング12の端部
12aのうち可動鉄心11に当接していないばね部12
1は被係止部13aの外周面を摺動してポペット弁体
25側に相対移動する。また、スプリングホルダ7の被
係止部7aに圧入されて係止されたリターンスプリング
12の他端部12bのうち可動鉄心11側のばね部12
1は被係止部7aの外周面を摺動して調整ねじ6側に
移動する。従って、リターンスプリング12の両端部で
はその内周部と被係止部13a、7aの外周部との間で
の摩擦抵抗によりリターンスプリング12の有効巻数が
実質的に減少し、図6(a)に示すようにばね定数がリ
ターンスプリング12の伸縮量に応じて変化してしまう
ことが生じる。その結果、図6(b)に示すように可動
鉄心11に加わる吸引力に対して、バルブシート23の
空気流通部24に本来流れるべき空気流量が低下してし
まうという問題点があった。また、リターンスプリング
12の伸長時と圧縮時とで上記摩擦抵抗がそれぞれ異な
るときには、図7(a)に示すようにそれぞれでのばね
定数が異なり、図7(b)に示すように可動鉄心11の
吸引力と空気流量との関係においてヒステリシスの増加
を招くという問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題とするもので、リターンスプリングの圧縮
時及び伸長時においてばね定数が変化せず、安定した流
量特性を得ることができる流量制御バルブを得ることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の流
量制御バルブは、連結部材の被係止部及びスプリングホ
ルダの被係止部において、リターンスプリングに被係止
部上をリターンスプリングの軸線方向に摺動するのを防
止する摺動防止手段を設けたものである。
【0011】また、請求項2の流量制御バルブでは、摺
動防止手段としてリターンスプリングの端部に、連結部
材の被係止部及びスプリングホルダの被係止部に圧入し
て係止された密着巻き部を形成したものである。
【0012】また、請求項3の流量制御バルブでは、摺
動防止手段として連結部材の被係止部及びスプリングホ
ルダの被係止部に圧入して係止されたリターンスプリン
グの端部のばね部よりも大径の大径部をリターンスプリ
ングに形成したものである。
【0013】また、請求項4の流量制御バルブでは、連
結部材の被係止部は先端部が先細のテーパ部を有してい
るものである。
【0014】また、請求項5の流量制御バルブでは、ス
プリングホルダの被係止部は先端部が先細のテーパ部を
有しているものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の流量制御バルブの実施
の形態1の断面図、図2は図1の要部拡大図であり、流
量制御バルブは、ソレノイド装置31とバルブ本体2と
から構成されている。まず、ソレノイド装置31の構成
について説明する。ソレノイド装置31は、中空部3及
び雌ねじ部4を有する固定鉄心5と、雌ねじ部4に螺合
した調整ねじ6と、この調整ねじ6に固定されたスプリ
ングホルダ7と、固定鉄心5が内部に嵌合された円筒形
状のボビン8と、このボビン8の外周に巻回されボビン
8とともに電磁コイル19を構成するコイル9と、この
コイル9に接続された接続導体10と、ボビン8の内部
に中空筒状で固定鉄心5に対向して設けられているとと
もに軸線方向に移動するようになっている可動鉄心11
と、可動鉄心11とスプリングホルダ7との間に縮設さ
れた螺旋状のリターンスプリング32と、可動鉄心11
を貫通しているとともに可動鉄心11に固定された連結
部材であるパイプ13と、固定鉄心5の端部に固定され
た固定板14と、この固定板14に折り曲げられた爪部
15により固定され厚鋼板を曲げて形成されたヨーク1
6とを備えている。このヨーク16は固定板14及び固
定鉄心5とともにソレノイド装置31の磁気回路を構成
している。なお、符号17は固定板14とボビン8との
間に介装されたゴム製のパッキン、18はヨーク16と
ボビン8との間に介装されたゴム製のパッキンで、これ
らのパッキン17、18はソレノイド装置31の内部に
水等が浸入するのを防止している。
【0016】また、図2に示すように、パイプ13の被
係止部13aは先端部が先細のテーパ部13a1を有し
ており、この被係止部13aにはリターンスプリング3
2の一端部に形成された密着巻き部32a(摺動防止手
段)が圧入されて係止されている。また、スプリングホ
ルダ7の被係止部7aは先端部が先細のテーパ部7a1
を有しており、この被係止部7aにはリターンスプリン
グ32の他端部に形成された密着巻き部32b(摺動防
止手段)が圧入されて係止されている。
【0017】次に、バルブ本体2の構成について説明す
る。バルブ本体2は、アルミダイキャストで製作され内
部に入口側通路21と出口側通路22とを有するハウジ
ング20と、このハウジング20に締りばめ状態で気密
に嵌着され中央部にテーパ状の空気流通部24を有する
ポリブチレンテレフタレートからなるバルブシート23
と、このバルブシート23に当接するポリブチレンテレ
フタレートからなるポペット弁体25と、ポペット弁体
25と可動鉄心11との間に縮設された螺旋状のスプリ
ング26とを備えている。このポペット弁体25はスプ
リング26を介してリターンスプリング32の弾発力に
より押圧され、バルブシート23に当接して空気流通部
24を気密に封止している。また、スプリング26の弾
発力により押圧されたポペット弁体25はパイプ13の
端部に形成されたフランジ27に当接してそれ以上の移
動が規制されている。
【0018】なお、ポペット弁体25がバルブシート2
3に押圧する力は、調整ねじ6を回転させることによ
り、リターンスプリング32の圧縮代を予め調整して所
定値になるように調整されている。
【0019】次に、上記構成の流量制御バルブの動作に
ついて説明する。コイル9に通電されていない状態で
は、可動鉄心11はリターンスプリング32の弾発力に
より図1の左方へ押圧されている。ポペット弁体25も
パイプ13及びスプリング26を介して左方へ押圧さ
れ、ポペット弁体25の当接部28が空気流通部24に
当接して空気の流通が阻止されている。従って、入口側
通路21と出口側通路22との間での空気の流通はない
状態となっている。
【0020】コイル9に所定のパルス状電流を供給する
と、電磁コイル19には磁界が発生し、固定鉄心5と可
動鉄心11との間に電磁吸引力が発生し、可動鉄心11
が図1の右方へ吸引される。この吸引力の大きさは、コ
イル9に供給される電流値に比例し、可動鉄心11はリ
ターンスプリング32の弾発力と釣り合った位置で停止
する。
【0021】以後、可動鉄心11の移動量に応じてポペ
ット弁体25がバルブシート23から離れ、入口側通路
21と出口側通路22とが連通し、空気は入口側通路2
1を通って出口側通路22に流れる。また、コイル9へ
の通電を遮断すると、固定鉄心5と可動鉄心11との間
での電磁吸引力が消滅し、リターンスプリング32の弾
発力で可動鉄心11は左方へ押圧され、ポペット弁体2
5もパイプ13と一体となって左方へ押圧され、ポペッ
ト弁体25の当接部28が空気流通部24に当接して空
気の流通が阻止される。なお、ポペット弁体25はバル
ブシート23に衝突した際にバルブシート23から跳ね
上がろうとするが、その動作はスプリング26の弾発力
で抑えられ、全閉時にはポペット弁体25は、瞬時に、
かつ確実に空気流通部24を閉じて空気の流通を阻止す
る。
【0022】この実施の形態1の流量制御バルブでは、
パイプ13の被係止部13aに螺旋状のリターンスプリ
ング32の密着巻き部32aが圧入されて係止されてお
り、またスプリングホルダ7の被係止部7aにリターン
スプリング32の密着巻き部32bが圧入されて係止さ
れている。従って、空気流通部24を空気が通過する際
に空気流によりポペット弁体25を回転させようとする
力が作用し、可動鉄心11にも回転させようとする力が
作用するも、可動鉄心11はボビン8に固定された固定
鉄心5とパイプ13、リターンスプリング32及びスプ
リングホルダ7を介して接続されており、可動鉄心11
が回転するようなことはない。
【0023】また、例えば可動鉄心11が固定鉄心5に
吸引されたとき、リターンスプリング32の一端部の密
着巻き部32aがパイプ13の被係止部13aの外周部
上をリターンスプリング32の軸線方向に摺動すること
なく、またリターンスプリング32の他端部の密着巻き
部32bがスプリングホルダ7の被係止部7aの外周部
上をリターンスプリング32の軸線方向に摺動すること
がない。また、被係止部13aはテーパ部13a1を有
しており、密着巻き部32aに隣接したばね部32cと
テーパ部13a1との間には空隙があり、ばね部32c
がテーパ部13a1上を摺動するようなことはなく、ま
た密着巻き部32bに隣接したばね部32dと被係止部
7aのテーパ部7a1との間にも空隙があり、ばね部3
2dがテーパ部7a1上を摺動するようなこともない。
そのため、リターンスプリング32のばね定数が摺動摩
擦に起因して変化するようなことはなく、空気流量特性
のバラツキ、ヒステリシスを小さくでき、安定した空気
流量特性を得ることができる。
【0024】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2の流量制御バルブの要部断面拡大図であり、パイプ
13の被係止部13aは先端部が先細のテーパ部13a
1を有しており、この被係止部13aにリターンスプリ
ング33の最端部のばね部33aが圧入されて係止され
ている。また、スプリングホルダ7の被係止部7aは先
端部が先細のテーパ部7a1を有しており、このリター
ンスプリング33の最端部のばね部33bが被係止部7
aに圧入されて係止されている。そして、リターンスプ
リング33のうち最端部のばね部33a、33b以外に
ついては、ばね部33a、33bの内径よりも大径の摺
動防止手段である大径部33cが形成されている。従っ
て、例えば可動鉄心11が固定鉄心5に吸引されたと
き、パイプ13の被係止部13a、7aの外周部上を大
径部33cが摺動するようなことはなく、リターンスプ
リング33のばね定数が摺動摩擦に起因して変化するよ
うなことはない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の流量制
御バルブによれば、リターンスプリングに、連結部材の
被係止部及びスプリングホルダの被係止部において、被
係止部上をリターンスプリングが軸線方向に摺動するの
を防止する摺動防止手段を設けたので、リターンスプリ
ングのばね定数が摺動摩擦に起因して変化するようなこ
とはなく、流量特性のバラツキ、ヒステリシスを小さく
することができ、安定した流量特性を得ることができ
る。
【0026】また、請求項2の流量制御バルブによれ
ば、摺動防止手段としてリターンスプリングの端部に、
連結部材の被係止部及びスプリングホルダの被係止部に
圧入して係止された密着巻き部を形成したので、簡単な
構成でリターンスプリングのばね定数がリターンスプリ
ングの軸線方向の摺動摩擦に起因して変化するようなこ
とを防止することができる。
【0027】また、請求項3の流量制御バルブによれ
ば、摺動防止手段としてリターンスプリングに連結部材
の被係止部及びスプリングホルダの被係止部に圧入して
係止されたリターンスプリングの端部のばね部よりも大
径の大径部を形成したので、簡単な構成でリターンスプ
リングのばね定数がリターンスプリングの軸線方向の摺
動摩擦に起因して変化するようなことを防止することが
できる。
【0028】また、請求項4の流量制御バルブによれ
ば、連結部材の被係止部は先端部が先細のテーパ部を有
しているので、被係止部上をリターンスプリングのばね
部がリターンスプリングの軸線方向に摺動するようなこ
とを防止でき、簡単な構成でリターンスプリングのばね
定数が摺動摩擦に起因して変化するようなことを防止す
ることができる。
【0029】また、請求項5の流量制御バルブによれ
ば、スプリングホルダの被係止部は先端部が先細のテー
パ部を有しているので、被係止部上をリターンスプリン
グのばね部がリターンスプリングの軸線方向に摺動する
ようなことを防止でき、簡単な構成でリターンスプリン
グのばね定数が摺動摩擦に起因して変化するようなこと
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る流量制御バル
ブの側断面図である。
【図2】 図1の要部拡大図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る流量制御バル
ブの要部断面図である。
【図4】 従来の流量制御バルブを示す側断面図であ
る。
【図5】 図4の要部拡大図である。
【図6】 図6(a)はリターンスプリングの伸縮量と
ばね定数との関係図(リターンスプリングの伸長時と圧
縮時とでばね定数が等しい場合)、図6(b)は図6
(a)の関係にあるときの可動鉄心に加わる吸引力と流
量との関係図である。
【図7】 図7(a)はリターンスプリングの伸縮量と
ばね定数との関係図(リターンスプリングの伸長時と圧
縮時とでばね定数が異なる場合)、図7(b)は図7
(a)の関係にあるときの可動鉄心に加わる吸引力と流
量との関係図である。
【符号の説明】
5 固定鉄心、7 スプリングホルダ、7a、13a
被係止部、7a1、13a1 テーパ部、8 ボビン、9
コイル、11 可動鉄心、13 パイプ(連結部
材)、19 電磁コイル、20 ハウジング、21 入
口側通路、22出口側通路、23 バルブシート、24
空気流通部、25 ポペット弁体、32、33 リタ
ーンスプリング、32a、32b 密着巻き部(摺動防
止手段)、33a、33b ばね部、33c 大径部
(摺動防止手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンにコイルが巻回され電流を印加す
    ることにより磁界が発生する電磁コイルと、 前記ボビンの内部に固定された固定鉄心と、 この固定鉄心に固定されたスプリングホルダと、 前記ボビンの内部に前記固定鉄心と対向して設けられ前
    記電磁コイルによる電磁吸引力により固定鉄心側に吸引
    される可動鉄心と、 この可動鉄心を貫通して可動鉄心に固定された連結部材
    と、 前記可動鉄心と前記固定鉄心との間に設けられ、一端部
    が前記連結部材の一端部の被係止部に圧入されて係止さ
    れているとともに他端部が前記スプリングホルダの被係
    止部に圧入されて係止されて、可動鉄心の回転を阻止す
    るとともに可動鉄心を前記電磁吸引力と反対方向に付勢
    する螺旋状のリターンスプリングと、 流体の入口側通路と出口側通路とを有するハウジング
    と、 このハウジングに前記入口側通路と前記出口側通路とを
    画成するように設けられているとともに入口側通路と出
    口側通路とを連通する流通部を有するバルブシートと、 前記連結部材の他端部に設けられ前記可動鉄心の移動に
    伴い前記流通部に接離して前記入口側通路と前記出口側
    通路との間の流通を開閉する弁体とを備え、 前記リターンスプリングには、前記連結部材の前記被係
    止部及び前記スプリングホルダの前記被係止部におい
    て、被係止部上をリターンスプリングが軸線方向に摺動
    するのを防止する摺動防止手段が設けられた流量制御バ
    ルブ。
  2. 【請求項2】 摺動防止手段はリターンスプリングの端
    部に形成され、連結部材の被係止部及びスプリングホル
    ダの被係止部に圧入されて係止された密着巻き部である
    請求項1記載の流量制御バルブ。
  3. 【請求項3】 摺動防止手段は連結部材の被係止部及び
    スプリングホルダの被係止部に圧入されて係止されたリ
    ターンスプリングの端部のばね部よりも大径の大径部で
    ある請求項1記載の流量制御バルブ。
  4. 【請求項4】 連結部材の被係止部は先端部が先細のテ
    ーパ部を有している請求項1ないし請求項3の何れかに
    記載の流量制御バルブ。
  5. 【請求項5】 スプリングホルダの被係止部は先端部が
    先細のテーパ部を有している請求項1ないし請求項4の
    何れかに記載の流量制御バルブ。
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