JP2010286009A - バルブ装置 - Google Patents

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JP2010286009A JP2009138048A JP2009138048A JP2010286009A JP 2010286009 A JP2010286009 A JP 2010286009A JP 2009138048 A JP2009138048 A JP 2009138048A JP 2009138048 A JP2009138048 A JP 2009138048A JP 2010286009 A JP2010286009 A JP 2010286009A
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Hideki Tsuchiya
秀樹 土屋
Takaharu Miya
能治 宮
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】バルブボディに螺合し、バルブスプリングの押圧力を調整可能なアジャスタを備えるバルブ装置において、アジャスタが外部からの人為操作や振動などによって抜け出ないようにする。
【解決手段】バルブボディ40に設けられたシール穴46と、シール穴46と同軸上に連なり、シール穴46よりも小径の、外部に連通するネジ穴44と、バルブスプリング4の一端を支持すると共に、シール穴46に挿入され、かつ前記ネジ穴44よりも大径のアジャスタ本体部43と、アジャスタ本体部43に対して同軸に設けられ、ネジ穴44に螺合する雄ネジ部45と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車のパワーステアリング装置などに用いられるバルブ装置に関するものであり、とくにバルブスプリングのバネ力を調整するためのアジャスタに関する。
図4は、この種のバルブ装置の一例(電磁比例流量制御弁)を示すものであり、バルブ装置10は、自動車のパワーステアリング装置に適用される(特許文献1,特許文献2)。
バルブ装置10は、円柱状のシャフト1と、シャフト1上に固定されるプランジャ2と、シャフト1を軸方向へ付勢するバルブスプリング3,4と、これらを収装するバルブボディ20と、プランジャ2を駆動する電磁コイル5と、を備える。
シャフト1は、バルブボディ20に軸受6を介して軸方向へ変位可能に支持される。バルブボディ20は、円筒状のスリーブ7と、これと同軸にフィラ−リング19を介して接続される円筒状のベース8と、を備える。
スリーブ7の一端側に2つの室11,12が画成され、これらの間を連通するバルブ穴13が形成される。このバルブ穴13に挿入可能な円錐状の弁体15がシャフト1の先端に形成される。2つの室11,12のうち、一方の室11または12は、一次側(ポンプ側)通路に連通され、他方の室12または11は、二次側(パワーステアリングシステム側)通路に連通される。
スリーブ7の他端側は、プランジャ2を軸方向へ摺動自在に支持する案内孔16が形成され、これに対向するベース8の端面にプランジャ2を進退可能に受け入れる凹部17が形成される。電磁コイル5は、ベース8の外周に組み付けられ、シャフト1と共にプランジャ2を進退させるソレノイドを構成する。
バルブスプリング3は、軸受6とプランジャ2との間に介装され、プランジャ2およびシャフト1を開弁方向(図上の右方向)へ付勢する。バルブスプリング4は、シャフト1とアジャスタ18との間に介装され、シャフト1およびプランジャ2を閉弁方向(図上の左方向)へ付勢する。
アジャスタ18は、ベース8(バルブボディ20の一部を構成する)に外部から図4の矢印方向に組み付けられ、ベース8のネジ穴21(雌ネジ部)に螺合される。
アジャスタ18は、ベース8のシール穴22に挿入される先端部23(バルブスプリング4の一端を支持するバネ受を形成するアジャスタ本体部)と、ベース8のネジ穴21に螺合する雄ネジ部23aと、を備えるものであり、先端部23の外周にベース8のシール穴22との間を密封するシール部24が設けられる。雄ネジ部23aの外端部に外部からベース8のネジ穴21を介して挿入される工具の操作部25(溝)が設けられる。
バルブ装置10は、電磁コイル5に電流が流れると、プランジャ2に対してソレノイド推力が開弁方向に働き、バルブスプリング4のバネ力など閉弁方向に働く力とバランスする位置にシャフト1がプランジャ2と共に移動する。これによって得られたバルブ穴13の開口面積およびバルブ穴13の前後差圧に比例した制御流量の作動流体がバルブ穴13を流れるのである。
特開2003−176877号公報 特開2003−185052号公報
このような従来例においては、振動などによってアジャスタ18が回されてネジ穴21の外側へ移動する可能性がある。そのため、シール部24がシール穴22から外れると、バルブボディ20内の作動流体がネジ穴21と雄ネジ部23aとの螺合部(ネジ溝)を通して外部へ漏れ出しかねない。また、バルブスプリング3,4を調整する作業中に誤ってアジャスタ18をネジ穴21から外してしまう可能性も考えられる。
この発明は、このような従来技術に想定される問題点を解決するための手段の提供を目的とする。
本発明は、バルブボディに螺合し、バルブスプリングのバネ力を調整可能なアジャスタを備えるバルブ装置において、前記バルブボディに設けられたシール穴と、前記シール穴と同軸上に連なり、シール穴よりも小径の、外部に連通するネジ穴と、前記バルブスプリングの一端を支持すると共に、前記シール穴に挿入され、かつ前記ネジ穴よりも大径のアジャスタ本体部と、前記アジャスタ本体部に対して同軸に設けられ、前記ネジ穴に螺合する雄ネジ部と、を備えたことを特徴する。
本発明よると、アジャスタは、バルブスプリングの一端を支持するアジャスタ本体部がバルブボディのネジ穴よりも大径のため、振動や人為操作によっても、バルブボディからネジ穴を通して外部へ外れることはない。このため、バルブボディのシール穴をネジ穴よりも大径のアジャスタ本体部によって良好な密封状態に維持することができる。
本発明の実施形態を説明するパワーステアリング装置の油圧回路図である。 同じくパワーステアリング装置に適用されるバルブ装置の断面図である。 同じくバルブ装置の要部断面図である。 従来例を示すバルブ装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、自動車のパワーステアリング装置の油圧回路図である。図1において、バルブ装置30(電磁比例流量制御弁)は、作動流体を吐出するポンプ37を、パワーステアリングシステム36に接続している。バルブ装置30の前後差圧は圧力補償弁33によって略一定に保たれる。バルブ装置30に電流が流れると、その電流値に応じた弁開度調整が行われ、その開口面積に応じた制御流量の作動流体が流れる。リリーフ弁35は回路の最高圧を決定するもので、安全弁として機能する。オリフィス34は回路の応答性、安定性に寄与する。
このパワーステアリング装置においては、非操舵時に、バルブ装置30の開口面積を小さく保っている。パワーステアリングシステム36は、バルブ装置30の小さい開口面積で決められた最低流量のみが供給され、パワーステアリングシステム36に供給される制御流量を少なくして、エネルギーロスを低減している。
これに対して、操舵時には、バルブ装置30の上流側の圧力も高く調整され、バルブ装置30はその開口面積を大きくする。パワーステアリングシステム36は、バルブ装置30の開口面積に応じて制御された流量の作動流体が供給され、必要とされる車輪の操舵力を付与する。
図2は、バルブ装置30の構成を示すものである。なお、バルブ装置30は、図4に示す従来例(バルブ装置10)と基本的な構成が同様のため、同一の部品に同一の符号を用いて説明する。
バルブ装置30は、円柱状のシャフト1と、シャフト1上に固定されるプランジャ2と、シャフト1を軸方向へ付勢するバルブスプリング3,4と、これらを収装するバルブボディ40と、プランジャ2を駆動する電磁コイル5と、を備える。
バルブボディ40は、円筒状のスリーブ7と、これと同軸にフィラーリング19を介して接続される円筒状のベース41と、を備える。シャフト1は、バルブボディ40に軸受6を介して軸方向へ変位可能に支持される。
スリーブ7の一端側に2つの室11,12が画成され、これらの間を連通するバルブ穴13が形成される。2つの室11,12のうち、一方の室11または12は一次側(ポンプ37側)通路に連通され、他方の室12または11は、二次側(パワーステアリングシステム36側)通路に連通される。バルブ穴13に挿入可能な円錐状の弁体15がシャフト1の先端に形成され、シャフト1が図上の右方向へ変位するのに従って、バルブ穴13の開口面積が次第に大きくなる。
スリーブ7の他端側は、プランジャ2を軸方向へ摺動自在に支持する案内孔16が形成され、これに対向するベース41の端面にプランジャ2を進退可能に受け入れる凹部17が形成される。電磁コイル5は、ベース41の外周に組み付けられ、シャフト1と共にプランジャ2を進退させるソレノイドを構成する。
バルブスプリング3は、軸受6とプランジャ2との間に介装され、プランジャ2およびシャフト1を開弁方向(図上の右方向)へ付勢する。バルブスプリング4は、シャフト1とアジャスタ42との間に介装され、シャフト1およびプランジャ2を閉弁方向(図上の左方向)へ付勢する。
バルブ装置30は、電磁コイル5に電流が流れると、プランジャ2に対してソレノイド推力が開弁方向に働き、バルブスプリング4のバネ力など閉弁方向に働く力とバランスする位置にシャフト1がプランジャ2と共に移動する。これによって得られたバルブ穴13の開口面積およびバルブ穴13の前後差圧に比例した制御流量の作動流体がバルブ穴13を流れる。
アジャスタ42は、バルブスプリング4の一端を支持するアジャスタ本体部43がベース41のネジ穴44よりも大径に形成され、ベース41のネジ穴44に螺合する雄ネジ部45がアジャスタ本体部43と同軸に設けられる。
図3は、バルブボディ40の一部を構成するベース41の断面図であり、その中空部47にシール穴46が形成され、シール穴46と同軸上に連なり、外部に連通するネジ穴44(雌ネジ部)が設けられる。ネジ穴44のネジ山径(雌ネジの山の頂上と反対側の山の頂上との距離)は、シール穴46の内径よりも小径に形成される。
アジャスタ42は、製品組立時において、スリーブ7に接続する前のベース41(単体)に対し、図2の矢印に示すようにその凹部17側から中空部47に挿入される。雄ネジ部45がネジ穴44に螺合され、アジャスタ本体部43がシール穴46に収められるのである。
アジャスタ本体部43の外周にシール穴46の内周との隙間を密封するシール部48が設けられる。シール部48は、Oリング49とこれを嵌め込む溝50とから構成される。また、雄ネジ部45の後端部に外部からベース41のネジ穴44のネジ山径を介して挿入される工具の操作部(角穴)が設けられる。
このような構成により、アジャスタ42は、バルブスプリング4の一端を支持するアジャスタ本体部43がバルブボディ40(ベース41)のネジ穴44のネジ山径よりも大径のため、振動や人為操作によっても、バルブボディ40からネジ穴44のネジ山径を通して外部へ抜け出ることはない。従って、バルブボディ40のシール穴46をネジ穴44のネジ山径よりも大径のアジャスタ本体部43によって良好な密封状態に維持することができる。
シール部48は、シール穴46とその内径よりもネジ山径が小径のネジ穴44との境に達すると、それ以上に外側へ動くのが規制されるため、この状態においても、溝50内のOリング49がシール穴46の内周から外れることはなく、バルブボディ40内の作動流体を良好に密封することができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、その技術的な思想の範囲内において、種々の変更がなしうることは明白である。
本発明のバルブ装置は、パワーステアリング装置に用いられる電磁比例流量制御弁に限らず、産業機械等の各流体回路に用いられる諸種の弁手段に広く利用することができる。
1 シャフト
2 プランジャ
3,4 バルブスプリング
5 電磁コイル
7 スリーブ
13 バルブ穴
15 弁体
40 バルブボディ
41 ベース
42 アジャスタ
43 アジャスタ本体部
44 ネジ穴
45 雄ネジ部
46 シール穴
47 中空部
48 シール部

Claims (3)

  1. バルブボディに螺合し、バルブスプリングのバネ力を調整可能なアジャスタを備えるバルブ装置において、
    前記バルブボディに設けられたシール穴と、
    前記シール穴と同軸上に連なり、シール穴よりも小径の、外部に連通するネジ穴と、
    前記バルブスプリングの一端を支持すると共に、前記シール穴に挿入され、かつ前記ネジ穴よりも大径のアジャスタ本体部と、
    前記アジャスタ本体部に対して同軸に設けられ、前記ネジ穴に螺合する雄ネジ部と、
    を備えたことを特徴とするバルブ装置。
  2. 前記アジャスタ本体部の外周にシール部が備えられ、前記シール穴内周との間を密封する請求項1に記載のバルブ装置。
  3. 前記ネジ部の外端部には、前記ネジ穴を介して外部から挿通される工具の操作部が形成される請求項1または請求項2に記載のバルブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103575000A (zh) * 2012-08-10 2014-02-12 浙江三花股份有限公司 一种电子膨胀阀

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