JPH05337193A - 使い捨て体内用電極 - Google Patents

使い捨て体内用電極

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JPH05337193A
JPH05337193A JP5008866A JP886693A JPH05337193A JP H05337193 A JPH05337193 A JP H05337193A JP 5008866 A JP5008866 A JP 5008866A JP 886693 A JP886693 A JP 886693A JP H05337193 A JPH05337193 A JP H05337193A
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JP
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electrode
handle
sleeve
shaft
patient
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JP5008866A
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Robert L Hlinsky
エル.リンスキー ロバート
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Physio Control Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/02Details
    • A61N1/04Electrodes
    • A61N1/05Electrodes for implantation or insertion into the body, e.g. heart electrode
    • A61N1/0587Epicardial electrode systems; Endocardial electrodes piercing the pericardium

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い捨ての電極(12)および再使用可能の
ハンドル(14)を含む、体内用の細動除去器の電極組
立体(10)を提供する。 【構成】 電極は電極スプーン(16)、シャフト(1
8)、およびバリヤスリーブ(20)を有している。ハ
ンドルはハンドルボディー(58)、電気ケーブル(6
0)、スリーブコネクタ(62)、および電気コネクタ
(64)を有している。組立の時には、電極のシャフト
上の差込みピン(32)がハンドルの差込みピンのレセ
プタクル(68)に固定される。そしてスリーブはハン
ドルの上に引き上げられ、ハンドルと周囲との間のバリ
ヤを形成する。電極の組立体を使用した後は、スリーブ
はハンドルから取り外され、電極はハンドルから外され
て廃棄される。このハンドルは、バリヤスリーブを有し
ていない再使用可能の電極と共に使用することもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には細動除去に
関連し、より詳細には、体内での細動除去のための使い
捨て電極の組立体に関連する。
【0002】
【従来の技術】心臓手術においては、異常(irregularit
ies)を取り除くために、患者の心臓に電気パルスが加え
られることがある。例えば細動除去として、心室細動と
して知られる死に至らしめることのある不整脈を停止さ
せるために、患者の心臓に対して電気パルスを放電する
場合がある。それほど重大ではない種類の不整脈は、し
ばしば同期カルジオバージョン(電気的除細動)と呼ば
れるプロセスによって電気的に停止させることができ
る。しかしこの後に続く議論の目的のために、患者へ電
気的エネルギーを放電する場合など含むこのようなプロ
セスを一括して細動除去と呼ぶことにする。
【0003】心臓の不整脈動作を停止させるのに使われ
る電気パルスの源は、細動除去器(defibrillator) とし
て知られている装置である。この細動除去器は、一対の
ケーブルと電極の組立体に電気的に接続されている。典
型的な組立体はそれぞれハンドル、患者との必須の接触
を可能とする電極、および電極から患者へのエネルギー
の放電をコントロールするための放電ボタンを有してい
る。
【0004】電極の組立体は通常、体外で使用するか体
内で使用するかいずれかとして設計されている。後に明
かとなるように、体外用の電極組立体は電極を患者の胸
部に配置して非侵襲的に用いられる。これとは対照的
に、体内用の電極組立体は外科手術中に用いられ、患者
の心臓に直接当てられる電極を含んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の体内用電極組立
体はハンドルと、半永久的に取付けられた電極とを含ん
でいる。ハンドルは平鍋のハンドルのようにして握られ
るものであり、これは電極が取付けられた端部近傍に放
電スイッチが設けられている。この「平鍋型のハンド
ル」の形状は、残念ながら切開された胸部腔内で使用す
るには若干具合いが悪い。
【0006】体内用の電極組立体は心臓に接触するよう
に配置されるので、体内用組立体は殺菌されていなけれ
ばならない。体内用の組立体は伝統的に再使用すること
が意図されており、毎回使用した後に殺菌しなければな
らない。
【0007】この点、この組立体は蒸気によって相対的
に素早く殺菌することはできたが、従来の電極組立体の
ハンドルは、ハンドルを蒸気で殺菌するときに放電スイ
ッチ等の電気部品を十分には保護していない。このため
エチレンオキシド(ETO)を用いて組立体全体を殺菌
するとうい時間のかかる方法が用いられている。細動除
去器用に一組の電極組立体だけを購入した場合、この電
極組立体を殺菌している間中は細動除去器を体内の細動
除去に使用することができない。各細動除去器用に再使
用可能な組立体の補給品を購入すればこのような問題は
生じないが、装置全体の出費が大幅に増大する。
【0008】これに対して、従来の再使用可能の組立体
よりも出費が少ない使い捨て電極組立体が開発された。
そして使い捨て組立体は一般に、今なお電極、ハンド
ル、放電ボタン、ケーブル、およびコネクタを含んでい
る。その結果、単一使用の使い捨て電極組立体を使用し
ても特別に経済的ではない。
【0009】上記の説明から明らかなように、迅速に殺
菌のできる体内用の電極組立体を提供することが望まれ
ている。同様に、単純で信頼性の高い構成で、かつ使う
ときにつかみ易い体内用電極組立体を提供することが望
まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】再使用可能なハンドルを
有効に殺菌するのに使用するための使い捨て体内用電極
を開示する。本発明によれば、このハンドルは患者に対
して医療用の器具を結合させるためのハンドルを持った
オペレータによって使用される。この電極は電極エレメ
ントとバリヤを含んでいる。電極エレメントはハンドル
に取付けられ、患者へ接触させる。バリヤはハンドルと
患者との間のバリヤ(障壁)を与える。
【0011】これに関連して、電極エレメントはスプー
ンとシャフトを含んでいてもよく、シャフトは第1およ
び第2の端部を有し、シャフトの第1の端部はスプーン
に取付けられている。バリヤは管状のスリーブで第1お
よび第2の端部を有し、第1の端部はシャフトに結合さ
れている。電極全体はパッケージの中に内包されてお
り、このパッケージにはスプーンを受け入れるための第
1の仕切り部と、シャフトの第2の端部を受け入れるた
めの第2の仕切り部がある。
【0012】
【実施例】ここで、添付図面を参照し、実施例によって
本発明を詳細に説明する。図1には、体内用細動除去用
電極の組立体10が示されている。組立体10は、電気
エネルギーを患者に加えて患者の心臓の適切な機能を刺
激するための細動除去器(図示せず)と共に用いられる
二つの電極組立体のうちの一方である。後により詳細に
説明するように、各電極の組立体10は使い捨て電極1
2と再使用可能なハンドル14を有している。
【0013】ハンドル14は電気的および機械的に細動
除去器に接続されており、またオペレータが安全かつ簡
単につかんで電極組立体10を正しい位置へ持って行
き、さらに細動除去器から患者へ電気エネルギーの放電
をコントロールできるようになっている。電極12は電
気的かつ機械的に確実にそして迅速にハンドル14に接
続することができ、これによって組立体10と患者の心
臓との間の電気的な接続がなされる。
【0014】後により完全に説明されるように、使い捨
て電極12および再使用可能ハンドル14は、それぞれ
異なる方法でではあるが、体内電極組立体を殺菌すると
いう問題を扱うよう構成されている。これに関連して、
使い捨て電極12は、患者とハンドル14との間に殺菌
バリヤを設けることによってハンドル14を「有効に殺
菌する」よう設計されている。また、再使用可能ハンド
ル14は、従来からのプロセスで殺菌する場合に、より
一般的な再使用可能電極と共に使用できて寿命が長くな
るように設計されている。
【0015】電極組立体10のうちの二つの主要な部品
をより詳細に説明する。まず電極12は電極スプーン1
6、電極シャフト18、およびバリヤシース(外装)も
しくはスリーブ20を有している。電極スプーン16は
電気伝導性の材質からなる全体として円形のディスクで
あり、背面22と放電面24からなる。放電面24は心
臓の表面にラフに沿うように凹状となっている。これに
より放電面24の実質的な部分は心臓に接触して簡単に
保持されるとともに、スプーンと心臓の間の抵抗が低減
され、効率的な心臓へのエネルギーの伝達が可能とな
る。
【0016】電極スプーン16の背面22は凸状であ
る。加えて、この背面22は絶縁材26によって覆われ
ており、スプーン16と患者との間の電気エネルギーの
伝達を放電面24だけに制限している。絶縁材26は生
体に適合した任意の不伝導性材料、例えば1ミリの厚さ
の層からなるポリプロピレンなどとすることができる。
【0017】電極12のシャフト18はスプーン端部2
8とハンドル端部30を有している。シャフト18のス
プーン端部28は電極スプーン16につながっており、
シャフト18はスプーン16のこの端部から半径方向に
延びている。シャフト18のハンドル端部30には約4
分の1回転の差込みピン(bayonet) 32が設けられてお
り、これによって後に詳述するようにシャフトを電気的
および機械的にハンドル14に接続することができる。
【0018】電極シャフト18はスプーン16と同じ電
気伝導性材料から作られている。シャフト18は、差込
みピン32の部分を除いてスプーン16の背面22と同
じ絶縁材料26で覆われている。これによって差込みピ
ン32を通ってシャフト18へ伝達される電気エネルギ
ーは電極スプーン16へ達するまでほぼシャフト18だ
けに制限され、スプーンの放電面24を通って患者へ伝
達することができる。
【0019】ここで電極12のバリヤスリーブ20につ
いて説明する。スリーブ20は全体としては管状であ
り、液体を通さないメンブレン(薄膜)からなる。図2
に示すように、スリーブ20はボディ34、テーパーを
つけた電極端部36、およびハンドル端部38を有して
いる。後に図2との関連で説明するようにスリーブ20
は、ハンドル14の実質的な部分と患者との間にバリヤ
を設けることによってハンドル14を有効に殺菌するた
めに設けられている。スリーブ20は、例えばラテック
スのような弾性素材から作られている。スリーブ20は
一般に管状であり、0.8〜1.3ミリメートル程度の
厚さで、主要部分の直径は大体2.5〜3.8センチメ
ートル、長さは大体1メートルとすることができる。ス
リーブ20のボディ34の周囲には、縦方向に間隔をお
いて設けられた複数のプリーツ(ひだ)40があり、こ
れによって簡単にスリーブ20を縦方向に伸ばしたり畳
んだりすることができる。
【0020】スリーブ20の電極端部36には、バリヤ
スリーブ20と電極シャフト18との間の密閉した接続
を可能とするための電極とスリーブのコネクタ42が設
けられており、これは大体スプーンとハンドルの端部2
8とシャフト18の端部30の中程である。これと関連
して図3の断面図に詳しく示したように、コネクタ42
にはテーパーをつけたカラー44と円柱状のカラー46
が設けられている。カラー44は一般に、スリーブ20
の外側のシャフト18上に配置することを意図してい
る。カラー46は一般に、カラー44の近傍のシャフト
18上であってスリーブ20の内側に配置することを意
図しており、スリーブ20の電極端部36を受け入れる
階段状の縁を有している。これによりスリーブ20はカ
ラー44とカラー46の間に固定され、さらにカラー4
6によってシャフト18に密閉される。カラー44およ
びカラー46は例えばポリプロピレン又はラテックスな
どから作られ、そしてシャフトと同軸に配置される。
【0021】スリーブ20のハンドル端部38にもコネ
クタ48が設けられている。コネクタ48は一般にリン
グ状であり、その直径はスリーブ20のそれと大体同じ
である。コネクタ48は後に詳述するように、ハンドル
14の部品に固定するための外形が凸状をした内側の表
面50を有している。
【0022】上で説明した使い捨て電極12は、図4に
示すような二重バリヤ殺菌パッケージ52の中に内包さ
れていることが望ましい。これと関連して、図1に示し
た一般的方法によってスリーブ20を電極12のシャフ
ト18に沿って折り畳むと、殺菌電極スプーン16およ
びスリーブ20はパッケージ52の第1の仕切り部54
の中に密閉される。
【0023】二重バリヤ殺菌パッケージ52は、この方
法で使い捨て電極12全体を中に含む。その結果、一般
に電極12は収納および流通がより簡単となり、また物
理的に保護され殺菌された状態が保たれる。さらにこの
パッケージ52の二重バリヤの設計は、差込みピン32
が外部に曝されハンドル14に接続されたときでも、後
に詳述するようにスプーンおよびスリーブ20を仕切り
部54の中に保護された状態に維持する。
【0024】後に明かとなるように、二つの仕切り部か
らなる二重バリヤのパッケージ52は種々の方法で製造
することができる。例えば、このパッケージ52は単一
層の外面を用い、パッケージ52を仕切り部54および
56に分割する壁を設けることができる。または、仕切
り部54および56を二つの入れ子状(nested)のパッケ
ージによって形成しこれ全体でパッケージ52を形成し
てもよい。
【0025】ここで図1および図5を参照して、組立体
10のハンドル14の構成について説明する。図示する
ように、ハンドル14はハンドルボディー58、電気ケ
ーブル60、バリヤコネクタ62、および電気コネクタ
64を有している。これらの部品を個別に説明すると、
ボディー58は「ピストルの取っ手」のような設計でフ
ィンガーリッジ(指と指の間の隆起部分)が設けられ、
これによってユーザーは指を正しい位置に配置できユー
ザーはハンドルボディー58をつかみ易くなる。ハンド
ルボディー58は、放電スイッチ組立体66、差込みピ
ンのレセプタクル(ソケット)68、および電源ワイヤ
67を支持するのに用いられるフレーム65を有してお
り、これは差込みピンのレセプタクル68と放電スイッ
チ組立体66を電気ケーブル60と直列に接続してい
る。
【0026】ハンドルボディー58は複数の工程からな
る方法で形成される。すなわち、このハンドルボディー
58の部品をまず、フレーム65の中に設けられた種々
の凹部および溝に配置する。そしてスイッチ組立体66
を受け入れるフレーム65の部分を、この組立体を保護
するためにエポキシなどのエンカプシュラント(カプセ
ルに包むための材料)69で覆う。次に、フレーム全体
をモールドされたプラスチックのカバー70の中にカプ
セル状に詰め込むと、モールドされたプラスチックのカ
バーはフレーム65の残りの凹部を満たし、ハンドルボ
ディー58の全体の形状を与える。
【0027】このようにして複数の層の製造プロセスに
よって製造されるハンドル14は、従来の電極組立体の
ハンドル以上に過酷な蒸気による殺菌に耐えることがで
きる。後に分かるように、ハンドル14を使い捨て電極
12と共に使用するときにはこのような特徴の重要性は
相対的に低い。というのは電極12は、例えば蒸気によ
る殺菌に頼らなくてもハンドル14を有効に殺菌するか
らである。一方、後により詳しく説明するようにハンド
ル14を再使用可能の電極と共に使用するときは、組立
体10全体を蒸気殺菌することができる。そしてエンカ
プシュラント69およびカバー70は、スイッチ組立体
66および電源ワイヤ67のための二つの独立した保護
層を与え、これらの部品が殺菌作業によってほとんど影
響を受けないようにしている。このため再使用可能のハ
ンドル14の寿命は相対的に長い。
【0028】ハンドルボディー58の次の部品について
説明する。図5に示すように、差込みピンのレセプタク
ル68はハンドルボディー58の第1の端部72の近傍
に位置している。レセプタクル68は、電極シャフト1
8のハンドル端部30上に設けられた差込みピン32を
以下に詳細に説明する方法で受け入れ、これに固定す
る。
【0029】バヨネットレセプタクル68は、ハンドル
フレーム65およびカバー70の中に設けられた管状の
通路71を通してハンドルボディー58の外側に対して
開いている。通路71は一般に、電極組立体12のシャ
フト18を受け入れるのに十分なだけの長さおよび直径
を有している。しかしながら、必須の差込みピン32を
持たない同じような寸法のシャフトが通路71の中に摩
擦によって保持されるのを避けるために、通路71およ
びシャフト18の間には幾分かの隙間を設けることが望
ましい。
【0030】シャフト18を支えるための別のものが欲
しい場合には、カバー70の形状の一部として通路71
の出口の端部に血液シール(blood seal)73を設けるこ
とができる。この血液シール73は内側の環状の正面が
凸状であり、これがシャフト18に対して締め付けるよ
うに当たる。カバーの素材として弾性のあるものを用い
ているので、シャフト18は挿入されるが、血液シール
73によってきれいに拭われる。またシール73は、シ
ャフト18との間で液体を通さないしっかりした密閉を
与える。
【0031】図6に示すように、ハンドルボディー58
に含まれている放電スイッチ組立体66は、いくつかの
異なる部品を有している。これらの部品にはマイクロス
イッチ88、ハウジング90、触知装置(tactile devic
e)92、押しボタンキャップ94、押しボタン密閉メン
ブレン96、ロックリング98、保持ピン100が含ま
れる。マイクロスイッチ88は密閉して封止される装置
であり、普通は開いた一対の接点を有しており、これは
電源ワイヤ67および電気ケーブル60と直列に接続さ
れている。マイクロスイッチ88は、スイッチアーム1
02によって動作する。
【0032】上で述べたように、組立体66はほぼ円筒
形のハウジング90を有しており、これはハンドルボデ
ィー58のフレーム65に対して相対的にマイクロスイ
ッチを保持する。これと関連して、マイクロスイッチは
円筒形のハウジングの内部に受け入れられ、この両方の
部品はフレーム65に対してこれらを貫通するピン10
0によって固定されている。円筒形のハウジング90上
の端部のスイッチアーム102の近傍には、触知装置9
2を支持するために設けられた溝104が設けられてい
る。
【0033】触知装置92はマイクロスイッチ88の誤
動作を防止するとともに、ユーザーに対してマイクロス
イッチ88が動作したことを知らせるためのはっきりと
した感覚を与える。これとは対照的にマイクロスイッチ
88がこのような特別の設計でないとすれば、マイクロ
スイッチ88を動作させるのに必要な力およびスイッチ
のアームの変位は、押しボタンの密閉メンブレン96に
触ったときにマイクロスイッチ88がユーザーの不注意
で動作するのを防ぐのに十分なものではないだろう。触
知装置92はマイクロスイッチ88のこのような特性を
有効に補うために設けられている。
【0034】現在のところ望ましい構成では、この触知
装置92は板バネとし、マイクロスイッチ88の動作ア
ーム102と押しボタンキャップ94の間に配置する。
上で述べたように板バネ92の二つの端部106は、円
筒形のスイッチハウジング90上の溝によって支えるこ
とができる。このような方法で構成したときに、押しボ
タン密閉メンブレン96に加えられる力は、板バネの抵
抗力を越えてマイクロスイッチの接点を閉じるものでな
ければならない。したがって板バネ92は、マイクロス
イッチ88に対してバネによる負荷のかかった、中間の
位置を飛び越す(over-the-center) 、パチンという動作
の(snap action) 、そしてよりはっきりとした触知動作
を与える。
【0035】前で述べたように、上記動作させるための
力は、押しボタン密閉メンブレン96およびキャップ9
4を通して板バネ92およびマイクロスイッチ88に加
えられる。押しボタンキャップ94はほぼ円筒形のステ
ンレススチールからなり、これはハウジング90の中に
入れられて触知装置92およびマイクロスイッチ88を
覆う。このキャップを覆うようにして相対的に薄いプラ
スチックのメンブレン96が配置され、これはロックリ
ング98によってハンドルカバー70の円形の開口部8
1に保持される。この開口部は所定の位置にモールドし
て形成することができる。
【0036】上で説明した放電スイッチ組立体66は、
電気ケーブル60とハンドルボディー58の接続部に近
いハンドルボディー58の第2の端部74に配置されて
いる。これと関連して、ハンドルボディー58の第2の
端部74が、ハンドルボディー58の第1の端部72に
対して約135度の角度とされている。
【0037】ユーザーがハンドルボディー58の端部を
つかむと、ユーザーの親指は自然な角度で押しボタンメ
ンブレン96の上へ来る。さらに、内部の電極12がハ
ンドルボディー58のスイッチ組立体66とは反対の側
の端部72から突き出ているので、電極組立体10はち
ょうど短剣(dagger)をつかむ時と同じ様な状態で保持さ
れる。この「短剣スタイル」の構成によって、電極組立
体を心地よく保持することができ、電極スプーン16を
しっかりと患者の心臓の正しい位置に置くことができ
る。これとは対照的に、従来の細動除去器の体内電極組
立体はハンドルの電極端部の近傍位置に放電スイッチが
あったので、ハンドルを平鍋のハンドルのようにして持
つ必要があった。このような従来の設計ではハンドルを
持つのは不便であり、電極スプーンを患者の心臓の正し
い位置にしっかり当てるにはより多くの労力が要った。
【0038】ハンドルボディー58から延びる電気ケー
ブル60は、モールドされたハンドルカバー70の一部
として形成されたストレインリリーフ(引っ張ったとき
に切れないように補強した部分)の部分から出ており、
電気コネクタ64まで延びている。コネクタ64は細動
除去器に設けられた相手方のコネクタとの間で必要な機
械的、電気的な接続が可能となるよう構成されている。
コネクタ64が相手方のコネクタに取付けられると、ケ
ーブル60はハンドル14の部品を細動除去器に接続す
る。
【0039】上で述べたように、ハンドル14はバリヤ
コネクタ62をも有している。バリヤコネクタ62はケ
ーブル60上のハンドルボディー58から大体1メート
ルの位置に、接着させるか又は一体的に形成するのが望
ましい。コネクタ62は大体ディスク形状の部品であ
り、スリーブ20上に設けられたコネクタ48と協働し
て互いに固定されるよう構成されている。より詳しく言
うと、図1および図7に示されているようにコネクタ6
2の周囲には窪んだ表面76が形成され、これが相手方
となるコネクタ48の凸状の表面50をしっかりとはま
り合った状態で、又はぱちんとはまるようにして受け入
れる。その結果スリーブ20はケーブル60に対して有
効に密着され、ケーブル60のカバーされた部分と周囲
との間のバリヤとなる。
【0040】上で説明した電極12とハンドル14の構
成は望ましいものではあるが、後に明らかにされるよう
に種々の他の構成を使用することもできる。これとの関
連で電極組立体12のスプーン16およびシャフト18
を、本発明の利点を失うことなく変形することができ
る。同様に、ハンドル14の部品を希望するように変え
ることもできる。バリヤスリーブ20の場合にも、例え
ば形状、寸法、材質、さらには電極12およびハンドル
14の他の部品との間の接続の方法およびその位置など
を変えることができる。
【0041】これまで電極組立体10の種々の部品の構
成を説明してきたが、ここで組立体10の構成および操
作を説明する。これに関連して、二重バリヤ殺菌パッケ
ージ52の中に収納された使い捨て電極12は、まず次
の方法で再使用可能のハンドル14に接続するための準
備をする。すなわちパッケージ52をマークが付された
角の部分で破いて開き、電極シフト18のハンドル端部
30上に設けられた差込みピン32を出す。次に、シャ
フト18の突き出たハンドルの端部30をユーザーがつ
かんで、差込みピン32をハンドルボディー58に設け
られた差込みピン用のレセプタクル68に挿入する。そ
して電極12をハンドルボディー58に対して回転さ
せ、電極12を所定の位置にロックする。
【0042】電極シャフトの差込みピン32を差込みピ
ン用のバヨネットレセプタクル68に接続する方法をよ
り詳細に議論するために、図8(a)〜図8(d)を参
照する。差込みピン32は、バネ押圧面83および最初
に位置決めする表面(alignment surface) 85を有して
いる。これに続く議論から明らかなように、このような
カムを設けた構成は、差込みピン32およびバヨネット
レセプタクル68に生じる寸法的な違いや許容誤差を吸
収するために設計されたものである。
【0043】差込みピン32のバネ押圧面83はシャフ
ト18の軸に対して実質的に垂直であるが、位置決めの
面85はシャフトの軸に平行であって少しこの軸からは
ずれている。第1のノッチ89は最初の位置決め面85
の部分からロックされた位置を決める面93を有する幅
の広い第2のノッチ91へと延びている。位置決め面9
3はシャフトの軸の反対側において面85から離間して
おり、面85との間で鋭角をなしている。
【0044】一方差込みピンのバヨネットレセプタクル
68は、円筒形の通路97が設けられたハウジング95
を有している。この通路97の中には、付勢コイルバネ
(bias coil spring)99が軸を同じくして入っている。
バネ99は、通路97を通って横方向に延びるロックピ
ン101によって所定の位置に保持されている。
【0045】差込みピン32を差込みピン用のレセプタ
クル68にロックするためにはまず、図8(a)および
図8(b)に示すように差込みピン32をバヨネットレ
セプタクルの通路97へ挿入する。図8(a)におい
て、挿入の前に差込みピン32の面85をロックピン1
01と並ぶようにする。これにより差込みピン32はロ
ックピン101を通過でき、バネ押圧面83はバネ99
に接触することができる。
【0046】挿入する時に電極シャフト18が図8
(a)に示すような方向に並んでいないときは、バネ押
圧面83は最初にロックピン101に接触し、差込みピ
ン32がそれ以上レセプタクルの通路に挿入されるのを
制限する。しかしシャフト18を回すと、カム面87が
ロックピン101に接触し、さらに回すと位置決めの面
85をロックピン101と接触させる。この状態で、差
込みピン32を通路97へ十分に挿入することができ、
図8(b)に示すようにバネ99を圧縮する。
【0047】通路97への差込みピン32の挿入は最終
的には、差込みピン32とシャフト18のハンドル端部
30の間に形成されたリップ103によって制限され
る。同様にバネ99の圧縮も、差込みピン32の挿入を
禁止する。この位置で、第1のノッチ89は図8(b)
に示すようにロックピン101と並んだ状態となる。ノ
ッチ89の幅は図8(c)に示すように、シャフト18
が反時計回りに回転できるようにロックピン101の幅
よりも僅かに広い。
【0048】シャフト18を約90度回転させると、ロ
ックピン101は第1のノッチ89を通過し、その全体
が幅の広い第2のノッチ91の中に収まる。この位置で
ロックピン101は、差込みピン32上の第1のリップ
103の近傍にある。しかしながら電極シャフト18を
放すと、バネ99の差込みピン32の押圧面83に加わ
る力は、図8(d)に示すように差込みピンのリップ1
05をロックピン101の方へ押す。リップ105は押
圧面83と差込みピン32の第2のノッチ91との間に
位置する。この方法で差込みピン32は機械的に所定の
位置にロックされ、電極18と差込みピン用バヨネット
レセプタクル68の電気伝導性のハウジング95との間
の良好な接続が確立される。
【0049】図8(d)において、リップ105とロッ
クピン101とが接触する面はシャフト18および通路
97の軸に対して実質的に垂直である様子が示されてい
る。しかしながらこれらの面をシャフトおよび通路97
の軸に対してある角度だけ傾けて、電極を所定の位置に
より確実にロックするようにもできる。このようにこの
面を傾けると、外すときにはバネ99を圧縮してシャフ
トを回転させなければならない。そうすれば上で説明し
たのと逆の方法で差込みピン32は引き出される。
【0050】レセプタクル68による差込みピン32の
確実な固定は、二つの部品を相対的に寸法合わせするこ
とによってさらに補助される。すなわち、差込みピン3
2は端部を見たときに円の2分の1周以上の周囲を持っ
ており、この円はシャフト18の直径と同じ直径で通路
97の直径よりも少しだけ小さい。したがって差込みピ
ン32の横方向での移動は通路97によって制限され
る。
【0051】明らかなように、ハンドル14の中でのレ
セプタクル68の方向は、ハンドル14をユーザーが左
手で持っているか右手で持っているかに依存する。これ
と関連してレセプタクル68の位置は、電極12を所定
の位置にロックされたときの電極の放電面24の方向を
決定する。右手用の電極組立体10に対しては電極スプ
ーン16はハンドルのボディー58を対称に二分する面
と並んだ状態となって、スプーン16の放電面24がユ
ーザーの左側に来なければならない。一方、左手用の電
極組立体10に対してはスプーンの方向は反対、すなわ
ち180度回転した状態で、スプーン16の放電面24
はユーザーの右側に来る。スプーン位置の必要な変更
は、ハンドル14に対するレセプタクル68の方向を1
80度だけ変えればよい。
【0052】上で説明した電極の接続の仕方には種々の
利点がある。差込みピン32は単純で製造コストも安
く、またその直径がシャフト18の直径を越えることは
ないのでシャフト18の端部30の一部として機械製造
もできる。さらに非常に頑丈で、ハンドルによって固定
される横向きのピンが設けられた従来の電極シャフトに
ありがちだった歪みによる欠陥が生じる可能性も低い。
そして構成が単純で信頼性が高く、差込みピンを相対的
に小さい量の回転で所定の位置にロックすることがで
き、オペレータが簡単に持って使用することができる。
【0053】これまでは差込みピン32を差込みピン用
のバヨネットレセプタクル68に接続する方法について
説明してきたが、この電極の組立体10の構成および使
用についての一般的な議論を続ける。上で説明したよう
に、電極スプーン16、スリーブ20、およびシャフト
18の一部は、差込みピンが取付けられたとき、パッケ
ージ52の破られていない状態の第1の仕切り部54に
おいては、殺菌された状態に維持されている。スリーブ
20はシャフト18のハンドル側端30およびハンドル
14の大部分において殺菌バリヤを与えるので、組み立
てのときにユーザーはこれらを汚染する心配をせずに自
由にこれらの部品を取扱うことができる。この結果、電
極12のハンドル14への取付けは、相対的に単純かつ
簡便に行われる。より重要なことは、部分的にパッケー
ジされた電極12が必要とされる以前に汚染の危険がな
い状態でハンドル14に取付けられるということであ
る。
【0054】電極12をハンドル14に取付けると、電
極の組立体10が使用される以前にスリーブ20を展開
しなければならない。これに関連して後に詳細に説明す
るように、スリーブ20をハンドル14の上に引き延ば
したときはユーザーはスリーブ20の汚染を防ぐために
手袋をしなければならない。手袋をした人が残りのステ
ップを簡単に行えるように、ハンドル14を持つための
アシスタントが必要となるかもしれない。
【0055】スリーブ20の展開の仕方を詳細に説明す
る。まず、パッケージ52の仕切り部54を開き、畳ん
だ状態のスリーブ20および電極スプーン16を外に出
す。手袋をしたユーザーはスリーブ20上に設けられた
コネクタ48をつかみ、スリーブ20を電極のシャフト
18の残りの部分、ハンドルボディー58の全体、およ
びコネクタ62へ延びているケーブル60の部分まで引
き上げる。スリーブ20はハンドルボディー58に相対
的に近づいて沿うような寸法とされている。しかしなが
らスリーブ20はケーブル60上では緩くなっており、
スリーブ20をコネクタ62まで簡単に引き上げること
ができる。
【0056】この方法で、再使用可能のハンドル14を
殺菌するために使い捨て体内用電極12は有効に使用さ
れる。二つのこのような電極組立体10を、コネクタ6
4によって細動除去器に接続する。電極の組立体10を
使用するには、手袋をしたオペレータがスリーブ20に
よってカバーされたハンドルボディー58をつかみ、そ
して電極スプーン16を患者の心臓の上に置く。ハンド
ル14は上で説明したように「短剣スタイル」の形状を
しているので、ユーザーはこのような動作を迅速かつ確
実にそして心地よく行うことができる。スリーブ20は
電極のスプーン16からだいたい1メートルほどの距離
だけ延びているので、無菌の領域は患者に近い領域を越
えて維持される。
【0057】電極のスプーン16が適当に配置される
と、ユーザーはハンドルボディー58上の放電スイッチ
66を押すことによって、患者に細動除去ショックを与
えることができる。これによって希望の電気パルスが、
細動除去器からケーブル60、ハンドルボディー58の
部品、および電極スプーン16を介して患者の心臓へ伝
達される。使用した後は、電極12を再使用可能のハン
ドル14から取り外して廃棄する。そうしたら新しい使
い捨て電極12を上で説明した方法でハンドル14に取
付けることができ、そして細動除去器を直ちに再び使用
することができる。
【0058】あるいは、バリヤスリーブ20を削除した
こと以外は電極12と同じである再使用可能電極ととも
に、ハンドル14を使用することができる。その結果、
患者を保護するために電極の組立体10全体を、例えば
蒸気によって殺菌しなければならない。しかしながらハ
ンドル14の複数層からなる構成を考慮すると、組立体
10は相対的に殺菌プロセスに対する耐性がある。
【0059】ここで体内用の細動除去器用の電極組立体
10の別の実施例を説明するために、図9を参照する。
同図に示すように、この実施例は二つの再使用可能のハ
ンドルと共に使用するために設けられた結合された使い
捨て電極のペア76が設けられていること以外は、上で
説明したものと同様である。再使用可能のハンドルは示
されていないが、これらは上で説明したハンドル14と
実質的に同じタイプのものである。しかしながらこの実
施例においては二つのケーブル60がコネクタの端部で
接合され、ハンドル14へつながる前にプラスチックの
Y形の接合部もしくはエレメント108において枝部が
分かれている。
【0060】電極ベア76は、二つの実質的に管状のエ
レメント80および82によって構成された単一のほぼ
V字形をしたバリヤスリーブ78を有している。そして
エレメント80および82は一端においてつながり、共
通の部分84を形成している。これらの管状のエレメン
ト80および82の寸法は、大体上で議論したスリーブ
20の寸法に近い値である。
【0061】スリーブ78の共通部分84の端部は、上
で説明したスリーブ20のそれぞれにおいて用いられて
いたものと同様に、単一のコネクタ48となっている。
コネクタ48は、細動除去器のケーブル60を両方とも
取り囲んでいることを除いて上で説明したコネクタ62
と同じである単一コネクタ86と噛み合う。このためこ
の設計では、必要とされる部品の数を低減できるという
利点がある。各管80および82の電極端部において、
上記の種類のコネクタ42、電極シャフト18、および
スプーン16は上で説明した方法で結合されている。
【0062】結合された電極のペア76は、明らかに前
に説明した種類の一対の電極12よりも幾分安価であ
る。これに関連して、ここでは単一コネクタ48が必要
とされ、パッケージンクの必要性は低減される。さら
に、細動除去を行うためには二つの電極が必要なので、
結合された電極のペア76は、電極が別々に与えられた
構成よりも便利である。
【0063】これまで本発明の望ましい実施例について
例示し説明してきたが、本発明の思想および範囲から逸
脱することなく種々の変形が可能であることは明かであ
ろう。これに関連して、ハンドルを異なる種類の電極と
共に使用することができる。さらに、電極の組立体全体
だけでなくバリヤスリーブも、細動除去以外の医療的な
応用においても使用できる。したがって、添付したクレ
ームの範囲内であれば、ここで特定して説明した以外の
方法で実施できることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがって構成された、使い捨て電極
および再使用可能のハンドルを有する細動除去用電極組
立体の第1の実施例の一部を分解して示した図である。
【図2】使用状態に組み立てられた、図1の電極組立体
の図である。
【図3】図1の電極の二つの部品であるバリヤスリーブ
と電極シャフトとの間の接続を示した部分断面図であ
る。
【図4】使用前の使い捨て電極を確実に殺菌された状態
とするために使用されるパッケージングを示した状態で
ある。
【図5】図1のハンドルの部分の断面図である。
【図6】図1のハンドルの一部分解図である。
【図7】ハンドルの一部として含まれた、電極のバリヤ
スリーブとケーブルとの間の接続状態の断面図である。
【図8】a〜dは図1の電極およびハンドルが電気的お
よび機械的に接続される方法を示した図である。
【図9】本発明にしたがって、単一のユニットととして
与えられた一対の使い捨て電極の別の実施例の図であ
る。
【符号の説明】
10 電極の組立体 12 電極 14 ハンドル 16 電極スプーン 18 電極シャフト 20 バリヤ手段、スリーブ 52 パッケージング手段 60 ケーブル 62 スリーブコネクタ 64 コネクタ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者に接触させるための、ハンドルに取
    付けることができる電極手段と、 ハンドルと患者との間のバリヤを与えるための、前記電
    極手段に接続可能のバリヤ手段と、 を具備する、ハンドルと共に使用して患者と医療機器と
    を接続するための電極。
  2. 【請求項2】 前記電極手段は、電極スプーンとシャフ
    トを具備し、第1および第2の端部を有し、前記シャフ
    トの第1の端部は前記スプーンに取付けられている、請
    求項1記載の電極。
  3. 【請求項3】 前記バリヤ手段は、第1および第2の端
    部を有する管状のスリーブをからなり、前記スリーブの
    前記第1の端部は前記シャフトと接続されている、請求
    項2記載の電極。
  4. 【請求項4】 前記管状のスリーブは、折り畳んだ状態
    と延ばした状態との間で展開可能である、請求項3記載
    の電極。
  5. 【請求項5】 さらに、前記電極スプーンを受け入れる
    とともに前記電極スプーンが汚染されるのを防ぐための
    パッケージング手段を具備する、請求項4記載の電極。
  6. 【請求項6】 前記パッケージング手段は、さらに、前
    記電極スプーンおよび前記スリーブを受け入れるための
    第1の仕切り部と、前記シャフトの前記第2の端部を受
    け入れるための第2の仕切り部を具備している、請求項
    5記載の電極。
  7. 【請求項7】 細動除去器に接続することのできるハン
    ドルと、 前記ハンドルに接続できるとともに、患者との接触のた
    めの電極エレメントと前記ハンドルを実質的に覆うため
    に展開可能であるスリーブとを有する電極と、 を具備している、細動除去器から患者へエネルギーを加
    えるのに使用するための細動除去電極の組立体。
  8. 【請求項8】 前記スリーブには、前記スリーブを簡単
    に折り畳んだ状態から拡張した状態に展開することを可
    能にするプリーツ(ひだ)が設けられているメインのボ
    ディーを有している、請求項7記載の電極の組立体。
  9. 【請求項9】 前記スリーブは、実質的にラテックスの
    管状片からなり、直径がほぼ3センチメートルで長さが
    ほぼ1メートルである、請求項7記載の電極の組立体。
  10. 【請求項10】 前記スリーブはさらに、前記スリーブ
    を前記電極エレメントに密閉して接続するための電極接
    続手段、および前記スリーブを前記ハンドルの組立体に
    密閉して接続するためのハンドル接続手段を有してい
    る、請求項7記載の電極の組立体。
  11. 【請求項11】 前記ハンドルは、ケーブルおよび細動
    除去器コネクタを具備し、前記ケーブルは前記ハンドル
    に取付けられる第1の端部と前記細動除去器コネクタに
    取付けられる第2の端部を有し、前記細動除去器コネク
    タは前記ハンドルを細動除去器に接続するためのもので
    ある、請求項7記載の電極の組立体。
  12. 【請求項12】 前記電極エレメントはシャフトを有
    し、前記ケーブルはスリーブコネクタを有する、請求項
    11記載の電極の組立体。
  13. 【請求項13】 前記電極接続手段は前記スリーブの一
    端に設けられ前記シャフトに取付けられた一対の内部お
    よび外部のコネクタを有し、前記ハンドル接続手段は前
    記スリーブコネクタに取付けるために前記スリーブの他
    端に設けられたリング形状のコネクタを有している、請
    求項12記載の電極の組立体。
  14. 【請求項14】 前記ハンドルはさらに、前記電極の組
    立体を固定するための手段、および細動除去器から前記
    電極へのエネルギーの放電をコントロールすのための放
    電手段を具備している、請求項7記載の電極の組立体。
  15. 【請求項15】 第1および第2の電極エレメントと、 第1、第2、第3の端部を有し前記第1および第2の端
    部は前記第1および第2の電極エレメントに接続されて
    いる管状のバリヤスリーブと、 を具備する、一対の細動除去器のハンドルと共に使用す
    るための電極の組立体。
  16. 【請求項16】 (a)殺菌された管状のスリーブを有
    する電極をハンドルに取付け、 (b)ハンドルと周囲との間の殺菌バリヤを与えるため
    に前記スリーブを前記ハンドルの上に延ばす、 というステップからなる、細動除去器と共に使用するた
    めのハンドルを有効に殺菌するための方法。
  17. 【請求項17】 オペレータによって患者と医療機器と
    の間で使用されるための電極の組立体であって、 前記医療機器と接続可能で、オペレータによって握られ
    るハンドル手段と、 前記ハンドル手段に取付け可能で、患者へ接触させると
    ともに、前記ハンドル手段と患者との間の汚染物の伝達
    に対するバリヤを備えている電極手段と、 を具備する電極の組立体。
JP5008866A 1992-01-22 1993-01-22 使い捨て体内用電極 Withdrawn JPH05337193A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/824,034 US5213113A (en) 1992-01-22 1992-01-22 Disposable internal electrode with sterilization shield and method of using the same
US07/824034 1992-01-22

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JPH05337193A true JPH05337193A (ja) 1993-12-21

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ID=25240439

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