JPH0420449Y2 - - Google Patents

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JPH0420449Y2
JPH0420449Y2 JP2475388U JP2475388U JPH0420449Y2 JP H0420449 Y2 JPH0420449 Y2 JP H0420449Y2 JP 2475388 U JP2475388 U JP 2475388U JP 2475388 U JP2475388 U JP 2475388U JP H0420449 Y2 JPH0420449 Y2 JP H0420449Y2
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sterile
container body
contaminated
space
bacteria
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、端部が汚染されてはいけない無菌部
材、例えば医療用チユーブをコネクタにより無菌
的に接続するための装置が入つた包装容器に関す
る。
〔従来の技術〕
医療分野においては、しばしばチユーブを無菌
的に接続することが必要になる。例えば腹腔内に
透析液を導入し腹膜を利用して血液中の有害物質
を除去する腹膜透析においては、このことは非常
に重要である。すなわち、腹腔内は細菌に対する
防御機能が低く、細菌が侵入すると腹膜炎を起こ
す可能性が高いので、腹腔内への透析液の導入及
び導出は無菌的に行わなければならない。腹膜透
析のなかでも特に近年普及の途にあるCAPDにお
いては、透析液の交換を1日に約4回行うが、そ
の際に腹腔カテーテルと透析液バツグとを接続す
るチユーブのコネクタ部より細菌感染を起こす可
能性があり、無菌的接続は極めて重要な意味をも
つている。この改良された無菌接続装置について
は、本考案者が特開昭62−79062号公報で紹介し
ている。この無菌接続装置は、コネクタを消毒剤
を用いて消毒する装置であり、底部と側壁部の2
体構造からなる消毒容器及び殺菌消毒剤を含浸さ
せた液体吸収性材料とからなり、開口部から第1
のコネクタ部材を挿入した後、該消毒容器の底部
を除去してできるもう一方の開口部から第2のコ
ネクタ部材を挿入してコネクトするものである。
この無菌接続装置の包装材は、可撓性のアルミパ
ツクでそのまま密閉包装するのみであつた。そし
て使用時に、アルミパツクを開封して手で取り出
して使用していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
この無菌接続装置の包装材については次のよう
な問題点があつた。すなわち、アルミパツクから
取り出す際に、該無菌接続装置の前記開口端に手
が触れて菌が付着する可能性があることである。
開口端には消毒剤が付与されていないので付着し
た菌はそのまま生存し、消毒すべきコネクタ、す
なわち前記第1のコネクタを挿入する際に、その
コネクタが接触してコネクタが汚染する恐れがあ
る。このようなコネクタの汚染は菌の体内への侵
入を招き、腹膜炎の発生の恐れが出てくるので非
常に好ましくない。
本考案の目的は、前記無菌接続装置を含めた無
菌部材が入つた包装容器であつて、使用に際して
汚染の危険性のないのを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案は次のよう
な構成をしている。すなわち、本考案に係る無菌
接続部材が入つた包装容器は、端部が汚染されて
はいけない柱状または筒状の無菌部材が入つた包
装容器であつて、有底容器本体に該無菌部材の挿
入される第1空間部及び手を挿入して該無菌部材
を取り出すために該第1空間部の周辺部に配置さ
れる1乃至複数の該第2空間部を設け、該第1空
間部の深さを該第2空間部の深さより深くし、前
記無菌部材を汚染されてはいけない前記端部を奥
になるように挿入するとともに、前記容器本体を
細菌非透過性材料で密閉したことを特徴とする。
さらに、本考案に係る無菌部材が入つた包装容器
は、端部が汚染されてはいけない柱状または筒状
の無菌部材が入つた包装容器であつて、有底容器
本体に該無菌部材の挿入される空間部を設け、汚
染されてはいけない前記端部と反対側の端部に把
手部分を設け、該把手部分は前記有底容器本体に
前記無菌部材を挿入した時に、該有底容器本体の
ほぼ表面または表面より高くなるように位置決め
され、前記無菌部材を汚染されてはいけない前記
端部を奥になるように該空間部へ挿入するととも
に、前記容器本体を細菌非透過性材料で密閉した
ことを特徴とする。
〔作用〕 本考案の包装容器を使用すれば、該容器本体か
ら無菌部材を取り出す際に、該無菌部材を取り出
すために手を入れる部分と前記無菌部材の挿入部
分との間に段差があるので、手が無菌部材の包装
容器に挿入される側の先端部、すなわち汚染され
てはいけない端部に接触する可能性が無く、従つ
て菌が該端部に付着することが無くなる。また、
把手部分が備えられた無菌部材の場合は、該把手
部分が容器本体の略表面、あるいは表面より高い
位置にあるので上記と同様に、手が汚染されては
いけない端部に接触する可能性が無く、菌が該端
部に付着しなくなる。
〔実施例〕
以下、本考案をさらに具体的に説明する。
第1図は、本考案の包装容器の容器本体平面
図、第2図は、第1図のAA断面図、第3図は無
菌接続装置が入つた状態を示す正面断面図、第4
図は本考案の包装容器の容器本体の他の実施例を
示す平面図、第5図は本考案の無菌部材が入つた
包装容器の他の実施例を示す正面断面図である。
この無菌接続装置2の構造及び使用方法について
は前記特開昭62−79062号公報に詳しく記載され
ているのでここでは、構造について簡単に説明す
る。すなわち、この無菌接続装置2は、消毒容器
底部5、消毒容器側壁部8及び液体吸収性材料
6,7からなり該液体吸収性材料6,7には殺菌
消毒液が含浸されている。液体吸収性材料として
は、合成樹脂発泡体や不織布などを利用すること
ができるが、成形容易な合成樹脂発泡体が好まし
く、そのなかでも柔軟性に富んだポリオレフイン
発泡体及びポリウレタン発泡体が特に好ましい。
また、殺菌消毒液としては、ポビドンヨード液、
グルコン酸クロルヘキシジン液、塩化ベンザルコ
ニウム液及びイソプロパノールなどがある。そし
て、消毒時には包装容器から取り出した後に、第
3図における無菌接続装置の下側の開口部11か
ら消毒すべきコネクタ等を挿入するのである。こ
の包装容器の内部空間は、第2図に示すように、
無菌接続装置2を挿入する第1空間部9と、該無
菌接続装置2を取り出すために手を挿入する第2
空間部3,4からなる。そして、この深さが第1
空間部>第2空間部のようになつているのであ
る。そして無菌接続装置2を容器本体1に収納し
た後保管時に、外部の細菌が侵入してこないよう
に細菌非透過性材料で密閉するわけである。この
細菌非透過性材料としては、アルミ袋が好ましく
使用される。また密閉についても特に限定されな
いが、内部に熱融着可能なプラスチツクフイル
ム、例えばポリエチレンをコートしたアルミ箔を
使用すれば熱をかけて融着することによつて簡単
にシールできるので好ましい。なお、この実施例
(第1図乃至第3図)では、第2空間部は2箇所
備えているが、これは親指と人差し指で取り出す
ことを考えたもので、本考案はこれに限定するも
のではなく、本考案の目的を達成するものであれ
ばすべて包含するものである。すなわち、2箇所
以上設けるもの及び第4図に示すような第1空間
部のまわりにつながつた円筒状の第2空間部10
のようなものでもかまわない。どのような形状で
あつても第1空間部と第2空間部の深さが、前記
式を満足していれば良いわけである。このような
包装容器を使用すると、容器本体1から無菌接続
装置2を取り出す際に、無菌接続装置2の開口端
に手が触れる事がないので、この無菌接続装置は
常に清潔に保たれ、この無菌接続装置によつて消
毒すべきコネクタ等に菌が移動することがなくな
り、腹膜炎の発生がなくなるわけである。ここで
は、無菌接続装置に限つて説明したが、端部が汚
染されてはいけない柱状または筒状の部材の包装
容器全般に本考案の効果があるのは、いうまでも
ない。また、第3図のように、無菌接続装置2を
常に下向きに固定するようにすれば、開口部に周
辺ガス中の菌が落下して付着することもないので
より好ましい。なお、容器本体1を細菌非透過性
材料で製作すれば、容器本体1の開口部のみを細
菌非透過性材料でシールすればよいことになる。
また、本考案の第3図に示す形態にするまでの一
連の工程は、無菌雰囲気中で行うか、又は組み立
て後オートクレーブもしくは放射線滅菌を行う。
アルミ袋内部を無菌状態にする必要があるからで
ある。さらに、第5図の他の実施例について説明
する。容器本体13には空間部15が設けられ、
その空間部に把手14付の無菌接続装置が収納さ
れている。この場合にも、上記説明と同様に容器
本体13から無菌接続装置を取り出す時に、汚染
されてはいけない端部に手が接触することがない
ので、この無菌接続装置は常に清潔に保たれるの
である。なお、この図面では把手部は突起物にな
つているが、陥没した状態でもかまわない。いず
れにしても取り出すためにつかむことができるも
のが備えられ、且つ収納状態で、汚染されてはい
けない端部に手を触れることができない構造であ
れば、本考案の目的は達成されるわけである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、端部が汚染されてはいけない
柱状または筒状の部材が、包装容器から取り出す
時も含めて清潔に保たれる。したがつて、腹膜透
析におけるコネクタの着脱などに使用される無菌
接続装置の包装に好ましく使用される。
【図面の簡単な説明】
第1図……本考案の包装容器の容器本体の平面
図、第2図……第1図のAA断面図、第3図……
本考案の包装容器を示す正面断面図、第4図……
本考案の包装容器の容器本体の他の実施例を示す
平面図、第5図……本考案の無菌部材が入つた包
装容器の他の実施例を示す正面断面図。 1,13……容器本体、2……無菌接続装置、
3,4,10……第2空間部、9……第1空間
部、12……細菌非透過性材料、12……細菌非
透過性材料、14……把手部分、15……空間
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 端部が汚染されてはいけない柱状または筒状
    の無菌部材が入つた包装容器において、有底容
    器本体に該無菌部材の挿入される第1空間部及
    び手を挿入して該無菌部材を取り出すために該
    第1空間部の周辺部に配置される1乃至複数の
    該第2空間部を設け、該第1空間部の深さを該
    第2空間部の深さより深くし、前記無菌部材を
    汚染されてはいけない前記端部を奥になるよう
    に挿入するとともに、前記容器本体を細菌非透
    過性材料で密閉したことを特徴とする無菌部材
    が入つた包装容器。 (2) 端部が汚染されてはいけない柱状または筒状
    の無菌部材が入つた包装容器において、有底容
    器本体に該無菌部材の挿入される空間部を設
    け、汚染されてはいけない前記端部と反対側の
    端部に把手部分を設け、該把手部分は前記有底
    容器本体に前記無菌部材を挿入した時に、該有
    底容器本体のほぼ表面または表面より高くなる
    ように位置決めされ、前記無菌部材を汚染され
    てはいけない前記端部を奥になるように該空間
    部へ挿入するとともに、前記容器本体を細菌非
    透過性材料で密閉したことを特徴とする無菌部
    材が入つた包装容器。
JP2475388U 1988-02-26 1988-02-26 Expired JPH0420449Y2 (ja)

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JPH01130348U JPH01130348U (ja) 1989-09-05
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