JPH0533669B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本体系計算機とプリンタの両方にキヤラクタ・
ジエネレータを有するデータ処理装置において、
低速印字を行う場合には本体計算機のキヤラク
タ・ジエネレータを使用し、高速印字を行う場合
にはプリンタのキヤラクタ・ジエネレータを使用
するようにしたデータ処理装置である。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、オペレータによつて低速印字が指定
された場合には本体系計算機でドツト・パターン
展開を行つて本体系計算機から文字のドツト・パ
ターンをプリンタに送り、高速印字が指定された
場合には文字コードをプリンタに送り、プリンタ
側で文字コードをドツト・パターン展開するよう
にした印刷速度制御方式に関するものである。

〔従来技術と問題点〕

プリンタには一般にキヤラクタ・ジエネレータ
が設置されているが、プリンタ側では罫線を引い
たり、文字と文字との間隔を自由に変更すること
が出来ない。そこで、本体系計算機にキヤラク
タ・ジエネレータを設け、本体側で文字のドツ
ト・パターンを生成してプリンタ側に転送するこ
とも行われている。本体側はインテリジエントが
高いので、罫線付きの文字のドツト・パターンを
生成することも出来、また文字と文字の間隔も自
由に変更することが出来る。

プリンタ側のキヤラクタ・ジエネレータのみを
使用する方式は印字速度が高いと言う長所を有し
ているが、罫線付きの文字や文字間隔を自由に変
更できないと言う欠点を有している。また、本体
系計算機にキヤラクタ・ジエネレータを設けて本
体側で文字のドツト・パターンを生成し、ドツ
ト・パターンをプリンタに送る方式は、品質のよ
い印字を行い得ると言う長所を有しているが、印
字速度が遅いと言う欠点を有している。

〔発明の目的〕

本発明は、上記の考察に基づくものであつて、
オペレータの指示に応じて高速印字又は低速印字
を行い得るようになつたデータ処理装置を提供す
ることを目的としている。

〔目的を達成するための手段〕

そしてそのため本発明のデータ処理装置は、キ
ヤラクタ・ジエネレータを持つ本体系計算機と、
プリンタと、入力手段とを具備するデータ処理装
置において、高速印字／低速印字の別を示す情報
を上記入力手段から上記本体系計算機に入力出来
るように構成すると共に、上記本体系計算機を、
低速印字が指定された場合には応用プログラムか
ら渡された印刷文字列を自分の持つキヤラクタ・
ジエネレータで文字のドツト・パターンに変換し
て上記プリンタに転送し、高速印字が指定された
場合には応用プログラムから渡された印刷文字列
を文字コード・データの形で上記プリンタに転送
するように構成したことを特徴とするものであ
る。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の１実施例構成を示している。
第１図において、１はソフトデータ解析部、２は
データ解析部、３はイメージ編集部、４はプリン
タ制御部、５は応用プログラム、６はキーボー
ド、７はデイスプレイ、８はプリンタ、９は本体
系計算機をそれぞれ示している。一点鎖線の枠内
は本体系計算機９内のソフトウエア構成を示して
おり、符号１ないし４の部分はプログラム又はフ
アームウエアである。ソフトデータ解析部１は、
応用プログラム５から渡されたデータをデイスプ
レイ７から送られて来た印刷フオーマツト情報に
基づいて編集するものである。印刷フオーマツト
情報は、ページ行数や最大印字桁数、改行ピツ
チ、改行数、文字ピツチ、用紙の種類、高速／低
速の別等から構成されている。ソフトデータ解析
部１は、文字コード・データ及び高速／低速の別
等をデータ解析部２に渡す。データ解析部２は、
高速印字指定の場合には文字コード・データをそ
のままプリンタ制御部４を介してプリンタ８に送
り、低速印字指定の場合には文字コード・データ
をイメージ編集部３に送る。イメージ編集部３
は、内部にキヤラクタ・ジエネレータ（図示せ
ず）を有しており、このキヤラクタ・ジエネレー
タを使用して文字コード・データを文字ドツト・
パターンに展開する。イメージ編集部３で作成さ
れた文字ドツト・パターンはプリンタ制御部４を
介してプリンタ８に送られる。プリンタ制御部４
は、データやコマンドをプリンタ８が理解出来る
形に変換してプリンタ８に転送するものである。
キーボード６から入力されたデータはデイスプレ
イ７に表示され、その後で計算機９に取り込まれ
る。プリンタ８は、文字コード・データが送られ
て来た場合には、プリンタ内部のキヤラクタ・ジ
エネレータ（図示せず）を使用して文字コード・
データを文字ドツト・パターンに変換し、これを
印字する。また、文字ドツト・パターンが送られ
て来たときにはそのまま印字する。

第２図はデイスプレイ表示画面の例を示す図で
ある。キーボード６上の中断キー又はコントロー
ル・キーを押下すると、第２図ａのような処理画
面が表示される。第２図ａの処理画面が表示され
ている状態の下でフアンクシヨン・キーPF１４
を押下すると、第２図ｂの処理画面が表示され
る。この処理画面上で印刷情報（印刷フオーマツ
ト情報）を設定する。このとき高速又は低速の選
択を同時に行う。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、オペレータの要求に応じて高速印字又は低速
印字を行うことが出来る。即ち、オペレータが低
速印字を指示した場合には、印字速度が遅いが品
質の良好な印字を行うことが出来、高速印字を指
示した場合には、低速印字指示のときより印字品
質は劣るが高速印字を行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例構成を示す図、第２
図はデイスプレイ上の処理画面の例を示す図であ
る。 １……ソフトデータ解析部、２……データ解析
部、３……イメージ編集部、４……プリンタ制御
部、５……応用プログラム、６……キーボード、
７……デイスプレイ、８……プリンタ、９……本
体系計算機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ キヤラクタ・ジエネレータを持つ本体系計算
   機と、プリンタと、入力手段とを具備するデータ
   処理装置において、高速印字／低速印字の別を示
   す情報を上記入力手段から上記本体系計算機に入
   力出来るように構成すると共に、上記本体系計算
   機を、低速印字が指定された場合には応用プログ
   ラムから渡された印刷文字列を自分の持つキヤラ
   クタ・ジエネレータで文字のドツト・パターンに
   変換して上記プリンタに転送し、高速印字が指定
   された場合には応用プログラムから渡された印刷
   文字列を文字コード・データの形で上記プリンタ
   に転送するように構成したことを特徴とするデー
   タ処理装置。