JPH0533577A - 鉄塔基礎穴等の掘削方法 - Google Patents
鉄塔基礎穴等の掘削方法Info
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- JPH0533577A JPH0533577A JP3216116A JP21611691A JPH0533577A JP H0533577 A JPH0533577 A JP H0533577A JP 3216116 A JP3216116 A JP 3216116A JP 21611691 A JP21611691 A JP 21611691A JP H0533577 A JPH0533577 A JP H0533577A
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- Japan
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- explosives
- vertical shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 穴の掘削前に掘削予定穴位置に爆薬を配置
し、爆破することにより予め破砕し、その後土石類を取
り除くことによって、短時間で効率良く穴の掘削を行
う。 【構成】 掘削予定穴のほぼ中心に空洞の立て坑１１を
形成し、前記立て坑の外側に、内部に複数の爆薬３０を
装填した管体２０，２１を、必要に応じ内外周に、ほぼ
環状に埋設し、前記各管体には、前記立て坑に向かって
開口する切欠窓部２５が形成されていて、前記各爆薬は
該切欠窓部に対応する位置に配置されており、前記各管
体内の爆薬を、管体が内外周に配置されているときは、
内側から、順次爆発せしめ、その後、爆破された掘削予
定穴内の土石類を取り除いて穴を掘削する。
し、爆破することにより予め破砕し、その後土石類を取
り除くことによって、短時間で効率良く穴の掘削を行
う。 【構成】 掘削予定穴のほぼ中心に空洞の立て坑１１を
形成し、前記立て坑の外側に、内部に複数の爆薬３０を
装填した管体２０，２１を、必要に応じ内外周に、ほぼ
環状に埋設し、前記各管体には、前記立て坑に向かって
開口する切欠窓部２５が形成されていて、前記各爆薬は
該切欠窓部に対応する位置に配置されており、前記各管
体内の爆薬を、管体が内外周に配置されているときは、
内側から、順次爆発せしめ、その後、爆破された掘削予
定穴内の土石類を取り除いて穴を掘削する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は鉄塔基礎穴等の掘削方
法に関する。
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば送電線の鉄塔を建てるために、そ
の基礎穴が掘削される。従来では、添付の図面の図６に
示したように、所定大きさの穴Ｈを掘削中、固い岩盤Ｇ
に当たるとダイナマイトＤ等の爆薬を爆発させて破砕し
掘削を行うというのが、一般的であった。
の基礎穴が掘削される。従来では、添付の図面の図６に
示したように、所定大きさの穴Ｈを掘削中、固い岩盤Ｇ
に当たるとダイナマイトＤ等の爆薬を爆発させて破砕し
掘削を行うというのが、一般的であった。
【０００３】しかしながら、この従来方法にあっては、
掘削作業中岩盤に突き当たると発破をかけるという、場
当たり的な作業であるために、作業効率が悪く、また時
間がかかるという問題を有していた。
掘削作業中岩盤に突き当たると発破をかけるという、場
当たり的な作業であるために、作業効率が悪く、また時
間がかかるという問題を有していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
穴の掘削前に掘削予定穴位置に爆薬を配置し、爆破する
ことにより予め破砕し、その後土石類を取り除くことに
よって、短時間で効率良く穴の掘削ができる新規な方法
を提案するものである。
穴の掘削前に掘削予定穴位置に爆薬を配置し、爆破する
ことにより予め破砕し、その後土石類を取り除くことに
よって、短時間で効率良く穴の掘削ができる新規な方法
を提案するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
掘削予定穴のほぼ中心に空洞の立て坑を形成し、前記立
て坑の外側に、内部に複数の爆薬を装填した管体を、必
要に応じ内外周に、ほぼ環状に埋設し、前記各管体に
は、前記立て坑に向かって開口する切欠窓部が形成され
ていて、前記各爆薬は該切欠窓部に対応する位置に配置
されており、前記各管体内の爆薬を、管体が内外周に配
置されているときは、内側から、順次爆発せしめ、その
後、爆破された掘削予定穴内の土石類を取り除いて穴を
掘削することを特徴とする鉄塔基礎穴等の掘削方法に係
る。
掘削予定穴のほぼ中心に空洞の立て坑を形成し、前記立
て坑の外側に、内部に複数の爆薬を装填した管体を、必
要に応じ内外周に、ほぼ環状に埋設し、前記各管体に
は、前記立て坑に向かって開口する切欠窓部が形成され
ていて、前記各爆薬は該切欠窓部に対応する位置に配置
されており、前記各管体内の爆薬を、管体が内外周に配
置されているときは、内側から、順次爆発せしめ、その
後、爆破された掘削予定穴内の土石類を取り除いて穴を
掘削することを特徴とする鉄塔基礎穴等の掘削方法に係
る。
【０００６】
【実施例】以下添付の図面に従って、この発明の実施例
を説明すると、図１はこの発明の掘削方法の一例を示す
断面図、図２はその平面図、図３は爆薬を装填した管体
の一部を省略した正面図、図４はその上面図、図５は図
３の５−５線における断面図である。
を説明すると、図１はこの発明の掘削方法の一例を示す
断面図、図２はその平面図、図３は爆薬を装填した管体
の一部を省略した正面図、図４はその上面図、図５は図
３の５−５線における断面図である。
【０００７】図１に図示したように、この発明方法にあ
っては、まず、掘削予定穴Ｓ部分のほぼ中心に空洞の立
て坑１１が形成される。この空洞の立て坑１１は、後述
する爆薬による爆発を中心部に向かって誘導するもの
で、概ね２０ないし３０センチメートル程度の直径で、
ほぼ穴の深さと同じ長さで形成される。
っては、まず、掘削予定穴Ｓ部分のほぼ中心に空洞の立
て坑１１が形成される。この空洞の立て坑１１は、後述
する爆薬による爆発を中心部に向かって誘導するもの
で、概ね２０ないし３０センチメートル程度の直径で、
ほぼ穴の深さと同じ長さで形成される。
【０００８】次いで、前記立て坑１１の外側に、内部に
複数の爆薬を装填した管体２０，２０，２０…、２１，
２１，２１…がほぼ環状に埋設される。管体は、図１お
よび図２のように、必要に応じ内外周に形成される。図
の符号２０は内周列の管体、２１は外周列の管体を表
す。
複数の爆薬を装填した管体２０，２０，２０…、２１，
２１，２１…がほぼ環状に埋設される。管体は、図１お
よび図２のように、必要に応じ内外周に形成される。図
の符号２０は内周列の管体、２１は外周列の管体を表
す。
【０００９】各管体２０（２１）は、例えば鉄管または
プラスチック管弁よりなり、図３に示すように、その正
面側に切欠窓部２５，２５，２５…が形成されていて、
爆薬３０はこの切欠窓部に対応する位置に配置されてい
る。そして、管体の土中への埋設に際しては、この切欠
窓部２５が前記した予定穴Ｓ中心の立て坑１１に向かっ
て開口するように配置される。図の符号３１はダイナマ
イト等の爆薬３０の導火線、３５はその起爆装置であ
る。なお、図４の上面図における符号２９は管体上部に
設けた窓部位置を示すマーキングである。
プラスチック管弁よりなり、図３に示すように、その正
面側に切欠窓部２５，２５，２５…が形成されていて、
爆薬３０はこの切欠窓部に対応する位置に配置されてい
る。そして、管体の土中への埋設に際しては、この切欠
窓部２５が前記した予定穴Ｓ中心の立て坑１１に向かっ
て開口するように配置される。図の符号３１はダイナマ
イト等の爆薬３０の導火線、３５はその起爆装置であ
る。なお、図４の上面図における符号２９は管体上部に
設けた窓部位置を示すマーキングである。
【００１０】また、図５からよりよく理解されるよう
に、爆薬３０を管体２０（２１）内の切欠窓部２５の内
側位置に配置するために、砂もしくはモルタルまたはプ
ラスチック等の充填材４０で固定することが好ましくす
すめられる。実施例では、エポキシ樹脂によって爆薬３
０が固定されている。
に、爆薬３０を管体２０（２１）内の切欠窓部２５の内
側位置に配置するために、砂もしくはモルタルまたはプ
ラスチック等の充填材４０で固定することが好ましくす
すめられる。実施例では、エポキシ樹脂によって爆薬３
０が固定されている。
【００１１】なお、管体２０（２１）の埋設配置に際し
ては、予め予定穴の地中へボーリング調査を行い、これ
により、管体の本数ならびに配置、管体内の爆薬の配置
数ないしその位置等を決め、そのボーリング穴に爆薬を
装填した管体を挿入、配置することが有利である。
ては、予め予定穴の地中へボーリング調査を行い、これ
により、管体の本数ならびに配置、管体内の爆薬の配置
数ないしその位置等を決め、そのボーリング穴に爆薬を
装填した管体を挿入、配置することが有利である。
【００１２】管体の配置後、管体内の爆薬が爆発される
が、予定穴内の爆破を効果的に行うために、管体が内
周、外周に配置されているときは、その内周側から先
に、そして各管体にあっては下側に配置された爆薬から
上側へ向かって順次爆発せしめられる。なお、各管体に
あっては、上側から下側へ爆発させることもある。この
ような、連続時間差爆発は起爆装置３５または雷管の調
整によって簡単に行うことができる。
が、予定穴内の爆破を効果的に行うために、管体が内
周、外周に配置されているときは、その内周側から先
に、そして各管体にあっては下側に配置された爆薬から
上側へ向かって順次爆発せしめられる。なお、各管体に
あっては、上側から下側へ爆発させることもある。この
ような、連続時間差爆発は起爆装置３５または雷管の調
整によって簡単に行うことができる。
【００１３】爆薬の爆発後、爆破された予定穴内の土石
類を取り除いて穴を掘削することによって予定された穴
が形成される。
類を取り除いて穴を掘削することによって予定された穴
が形成される。
【００１４】
【発明の効果】上に説明したように、この発明によれ
ば、穴の掘削前に掘削予定穴位置に爆薬を配置し、爆破
することにより予め破砕し、その後土石類を取り除くこ
とによって、穴を形成するものであるから、短時間で効
率良く穴の掘削を行うことができる。
ば、穴の掘削前に掘削予定穴位置に爆薬を配置し、爆破
することにより予め破砕し、その後土石類を取り除くこ
とによって、穴を形成するものであるから、短時間で効
率良く穴の掘削を行うことができる。
【００１５】特に、この発明方法によれば、掘削予定穴
のほぼ中心に空洞の立て坑を形成するとともに、前記立
て坑の外側に、前記立て坑に向かって開口する切欠窓部
が形成され該切欠窓部に対応する位置に爆薬を配置装填
した管体を、必要に応じ内外周に、ほぼ環状に埋設し、
かつ前記各管体内の爆薬を、管体が内外周に配置されて
いるときは、内側から、順次爆発せしめるようにしたも
のであるから、爆薬の爆発に際しては、その爆発が常に
中心に向かって誘導され、効果的な爆破を行うことがで
きる。
のほぼ中心に空洞の立て坑を形成するとともに、前記立
て坑の外側に、前記立て坑に向かって開口する切欠窓部
が形成され該切欠窓部に対応する位置に爆薬を配置装填
した管体を、必要に応じ内外周に、ほぼ環状に埋設し、
かつ前記各管体内の爆薬を、管体が内外周に配置されて
いるときは、内側から、順次爆発せしめるようにしたも
のであるから、爆薬の爆発に際しては、その爆発が常に
中心に向かって誘導され、効果的な爆破を行うことがで
きる。
【図１】この発明の掘削方法の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図２】その平面図である。
【図３】爆薬を装填した管体の一部を省略した正面図で
ある。
ある。
【図４】その上面図である。
【図５】図３の５−５線における断面図である。
【図６】従来の掘削方法を示す断面図である。
１１ 空洞の立て坑
２０ 管体（内周側）
２１ 管体（外周側）
２５ 切欠窓部
３０ 爆薬
Claims (2)
- 【請求項１】 掘削予定穴のほぼ中心に空洞の立て坑を
形成し、 前記立て坑の外側に、内部に複数の爆薬を装填した管体
を、必要に応じ内外周に、ほぼ環状に埋設し、 前記各管体には、前記立て坑に向かって開口する切欠窓
部が形成されていて、前記各爆薬は該切欠窓部に対応す
る位置に配置されており、 前記各管体内の爆薬を、管体が内外周に配置されている
ときは、内側から、順次爆発せしめ、 その後、爆破された掘削予定穴内の土石類を取り除いて
穴を掘削することを特徴とする鉄塔基礎穴等の掘削方
法。 - 【請求項２】 請求項１において、爆薬が管体内の切欠
窓部の内側位置に砂もしくはモルタルまたはプラスチッ
ク等の充填材によって固定されている鉄塔基礎穴等の掘
削方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03216116A JP3073277B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 鉄塔基礎穴等の掘削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03216116A JP3073277B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 鉄塔基礎穴等の掘削方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0533577A true JPH0533577A (ja) | 1993-02-09 |
| JP3073277B2 JP3073277B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=16683499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03216116A Expired - Lifetime JP3073277B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 鉄塔基礎穴等の掘削方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3073277B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100988052B1 (ko) * | 2010-05-13 | 2010-10-18 | (주)청석엔지니어링 | 대구경 무장약공 및 전자뇌관 동시기폭을 이용한 도심지 암발파 굴착 공법 |
| JP2010275722A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Hitachi Zosen Corp | 破壊方法 |
| CN103422494A (zh) * | 2013-03-12 | 2013-12-04 | 中国建筑第四工程局有限公司 | 灌注桩内多层岩石原位爆破成孔方法及装置 |
| JP2017180000A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社大林組 | 構造物の区分解体方法 |
| CN112482225A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-03-12 | 贵州路桥集团有限公司 | 一种拱桥拱座开挖施工方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2728071C2 (ru) * | 2019-01-14 | 2020-07-28 | Федеральное государственное казённое учреждение "12 Центральный научно-исследовательский институт" Министерства обороны Российской Федерации | Способ расширения скважины |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP03216116A patent/JP3073277B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010275722A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Hitachi Zosen Corp | 破壊方法 |
| KR100988052B1 (ko) * | 2010-05-13 | 2010-10-18 | (주)청석엔지니어링 | 대구경 무장약공 및 전자뇌관 동시기폭을 이용한 도심지 암발파 굴착 공법 |
| CN103422494A (zh) * | 2013-03-12 | 2013-12-04 | 中国建筑第四工程局有限公司 | 灌注桩内多层岩石原位爆破成孔方法及装置 |
| CN103422494B (zh) * | 2013-03-12 | 2015-09-23 | 中国建筑第四工程局有限公司 | 灌注桩内多层岩石原位爆破成孔方法及装置 |
| JP2017180000A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社大林組 | 構造物の区分解体方法 |
| CN112482225A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-03-12 | 贵州路桥集团有限公司 | 一种拱桥拱座开挖施工方法 |
| CN112482225B (zh) * | 2020-11-16 | 2022-08-26 | 贵州路桥集团有限公司 | 一种拱桥拱座开挖施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3073277B2 (ja) | 2000-08-07 |
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