JPH0533572A - ケーシングビツト - Google Patents
ケーシングビツトInfo
- Publication number
- JPH0533572A JPH0533572A JP21156491A JP21156491A JPH0533572A JP H0533572 A JPH0533572 A JP H0533572A JP 21156491 A JP21156491 A JP 21156491A JP 21156491 A JP21156491 A JP 21156491A JP H0533572 A JPH0533572 A JP H0533572A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- excavation
- edge
- bit body
- unevenness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄筋入りコンクリートなどの掘削に好適する
ケーシングビットの提供。 【構成】 円筒状をなすビット本体１に形成される環状
端面２には、掘削チップ３がその刃先部分３ａを凸出さ
せるようにして多数個埋込まれている。この環状端面２
は、その表面が周方向で波形凹凸を形成し、これに伴っ
て前記掘削チップ３の刃先部分３ａも波形凹凸を構成す
る。この波形凹凸は、サインカーブ，鋸歯形，クラウン
形などを適用できるものである。このように刃先部分３
ａを波形凹凸状に配列構成したのは、掘削時の衝撃を分
散緩和して、刃先部分３ａの欠損などの減少を意図した
ものである。このケーシングビットは、掘削チップ３を
ビット本体１に直接埋込むようにした一体形だけでな
く、ブレード６に掘削チップ３を埋込み、このブレード
６をビット本体１に取付けるようにした分割形にも適用
できるものである。
ケーシングビットの提供。 【構成】 円筒状をなすビット本体１に形成される環状
端面２には、掘削チップ３がその刃先部分３ａを凸出さ
せるようにして多数個埋込まれている。この環状端面２
は、その表面が周方向で波形凹凸を形成し、これに伴っ
て前記掘削チップ３の刃先部分３ａも波形凹凸を構成す
る。この波形凹凸は、サインカーブ，鋸歯形，クラウン
形などを適用できるものである。このように刃先部分３
ａを波形凹凸状に配列構成したのは、掘削時の衝撃を分
散緩和して、刃先部分３ａの欠損などの減少を意図した
ものである。このケーシングビットは、掘削チップ３を
ビット本体１に直接埋込むようにした一体形だけでな
く、ブレード６に掘削チップ３を埋込み、このブレード
６をビット本体１に取付けるようにした分割形にも適用
できるものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、環状掘削をなすケーシ
ングビットに関し、特に鉄筋入りコンクリート，Ｈ形鋼
などを含んだ障害地盤などの掘削に好適するようにした
ものである。
ングビットに関し、特に鉄筋入りコンクリート，Ｈ形鋼
などを含んだ障害地盤などの掘削に好適するようにした
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のケーシングビットは、ビ
ット本体の環状端面に掘削チップを埋込み、その刃先部
分を一定高さに凸出させているものである。そして、こ
の刃先部分の形状としては、球形，円錐形，截頭角錐形
などが採用され、鉄筋入りコンクリート，Ｈ形鋼などを
含んだ障害地盤などの掘削に適用されている。
ット本体の環状端面に掘削チップを埋込み、その刃先部
分を一定高さに凸出させているものである。そして、こ
の刃先部分の形状としては、球形，円錐形，截頭角錐形
などが採用され、鉄筋入りコンクリート，Ｈ形鋼などを
含んだ障害地盤などの掘削に適用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たケーシングビットでは、掘削時に鉄筋に変形が生じ、
掘残しが出てくること、鉄筋の周りにあるコンクリート
が先に壊れ、露出した鉄筋が逃げてしまい、最終的には
引きちぎられた掘削になることなど困難な掘削上の問題
点があった。また、掘削チップに対しては、前述した鉄
筋が絡み合って欠損の原因になったり、鉄筋上への乗上
げから落下に伴う衝撃によって刃先が壊れたりする問題
点があった。
たケーシングビットでは、掘削時に鉄筋に変形が生じ、
掘残しが出てくること、鉄筋の周りにあるコンクリート
が先に壊れ、露出した鉄筋が逃げてしまい、最終的には
引きちぎられた掘削になることなど困難な掘削上の問題
点があった。また、掘削チップに対しては、前述した鉄
筋が絡み合って欠損の原因になったり、鉄筋上への乗上
げから落下に伴う衝撃によって刃先が壊れたりする問題
点があった。
【０００４】このようなことから、本発明では、ケーシ
ングビットの掘削機能を改善して、前述した問題点を解
消できるようにしたものである。
ングビットの掘削機能を改善して、前述した問題点を解
消できるようにしたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、掘削チップが埋込まれるビット本体
の環状端面は、その表面が周方向基準で波形凹凸を形成
するようにしたものである。したがって、前記掘削チッ
プの刃先部分は、ビット本体の周側面視で波形凹凸を構
成するものである。
みなされたもので、掘削チップが埋込まれるビット本体
の環状端面は、その表面が周方向基準で波形凹凸を形成
するようにしたものである。したがって、前記掘削チッ
プの刃先部分は、ビット本体の周側面視で波形凹凸を構
成するものである。
【０００６】
【作用】本発明のケーシングビットは、掘削チップの刃
先部分が波形凹凸を構成するようになっていることか
ら、掘削時の上下振動による衝撃が分散され、良好な掘
削作用をなすものである。したがって、掘削チップの欠
損や破壊が減少するものである。
先部分が波形凹凸を構成するようになっていることか
ら、掘削時の上下振動による衝撃が分散され、良好な掘
削作用をなすものである。したがって、掘削チップの欠
損や破壊が減少するものである。
【０００７】
【実施例】以下、本発明ケーシングビットにおける一実
施例について、図を参照しながら説明する。
施例について、図を参照しながら説明する。
【０００８】図１および図２において、１は円筒状をな
すビット本体であり、その環状端面２には、多数の掘削
チップ３がその刃先部分３ａを凸出するように取付け穴
４内に埋込まれている。また、ビット本体１の外周部分
には、適宜の間隔で硬化肉盛材によるパット５が設けら
れている。そして、前記環状端面２は、その表面が周方
向基準にして波形凹凸を構成するものである。したがっ
て、前記掘削チップ３の刃先部分３ａは、周側面視で
は、波形凹凸を構成している。
すビット本体であり、その環状端面２には、多数の掘削
チップ３がその刃先部分３ａを凸出するように取付け穴
４内に埋込まれている。また、ビット本体１の外周部分
には、適宜の間隔で硬化肉盛材によるパット５が設けら
れている。そして、前記環状端面２は、その表面が周方
向基準にして波形凹凸を構成するものである。したがっ
て、前記掘削チップ３の刃先部分３ａは、周側面視で
は、波形凹凸を構成している。
【０００９】しかして、この波形凹凸は、図２で示され
ているように傾斜面および水平面による場合や、図３
（ａ）〜（ｃ）で概念的に示されているように、サイン
カーブ，鋸歯形，クラウン形など適宜選択できる。な
お、前述した傾斜面による傾斜角θは、例えばθ＝８°
に設定されている。この場合ビット本体１は、その外径
がφ７８０ｍｍ，内径がφ６９０ｍｍに設定されたもの
である。
ているように傾斜面および水平面による場合や、図３
（ａ）〜（ｃ）で概念的に示されているように、サイン
カーブ，鋸歯形，クラウン形など適宜選択できる。な
お、前述した傾斜面による傾斜角θは、例えばθ＝８°
に設定されている。この場合ビット本体１は、その外径
がφ７８０ｍｍ，内径がφ６９０ｍｍに設定されたもの
である。
【００１０】また、前記掘削チップ３における配列パタ
ーンは、図１にみられるように、４つの同心円上で半径
方向に２列とした場合や、図４（ａ）〜（ｃ）にみられ
るように、２つの同心円上で径方向の２列に配列した
（ａ）の場合、２つの同心円上で周方向に交互に千鳥配
列とした（ｂ）の場合および４つの同心円上で周方向に
渦巻き状に配列した（ｃ）の場合などが適用できる。
ーンは、図１にみられるように、４つの同心円上で半径
方向に２列とした場合や、図４（ａ）〜（ｃ）にみられ
るように、２つの同心円上で径方向の２列に配列した
（ａ）の場合、２つの同心円上で周方向に交互に千鳥配
列とした（ｂ）の場合および４つの同心円上で周方向に
渦巻き状に配列した（ｃ）の場合などが適用できる。
【００１１】さらに、掘削チップ３の刃先部分３につい
ては、図１および図２で示されているような球形部分の
両側に切截面を形成した場合に限らず、球形状の場合に
も適用できるものである。例えば、図５（ａ）〜（ｃ）
で示されるように、２段円錐状にした（ａ）の場合、截
頭角錐状にした（ｂ）（ｃ）の場合、４角柱とした
（ｄ）の場合や円柱に平側面を形成した（ｅ）の場合な
ど適宜選択できる。
ては、図１および図２で示されているような球形部分の
両側に切截面を形成した場合に限らず、球形状の場合に
も適用できるものである。例えば、図５（ａ）〜（ｃ）
で示されるように、２段円錐状にした（ａ）の場合、截
頭角錐状にした（ｂ）（ｃ）の場合、４角柱とした
（ｄ）の場合や円柱に平側面を形成した（ｅ）の場合な
ど適宜選択できる。
【００１２】また、径方向を基準にした掘削チップ３の
埋込み状態は、球形状の刃先部分３ａで代表すれば、図
６（ａ）〜（ｃ）で示されるように、フラット形として
（ａ）の場合、アーチ形とした（ｂ）の場合やシャープ
エッジ形とした（ｃ）の場合など適用できるものであ
る。
埋込み状態は、球形状の刃先部分３ａで代表すれば、図
６（ａ）〜（ｃ）で示されるように、フラット形として
（ａ）の場合、アーチ形とした（ｂ）の場合やシャープ
エッジ形とした（ｃ）の場合など適用できるものであ
る。
【００１３】なお、図１および図２の実施例では、ビツ
ト本体１の取付け穴４内に掘削チップ３が埋込まれた一
体形に適用されているが、図７〜図９で示されるように
掘削チップ３を埋込んだブレード６を適宜の手段例えば
図示のようにねじ７によりねじ止めする場合や溶接する
場合（図示せず）などで構成することも可能である。
ト本体１の取付け穴４内に掘削チップ３が埋込まれた一
体形に適用されているが、図７〜図９で示されるように
掘削チップ３を埋込んだブレード６を適宜の手段例えば
図示のようにねじ７によりねじ止めする場合や溶接する
場合（図示せず）などで構成することも可能である。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにビット本
体１の環状端面２に埋込まれる掘削チップ３について
は、その周方向で波形凹凸を構成するようになっている
ことから、鉄筋入りコンクリートなどの掘削では、衝撃
が分散され良好な掘削作業を行なえるものである。ま
た、この掘削時には、振動吸収などから掘削チップの欠
損などが減少し、長期寿命が期待できるという利点を有
する。
体１の環状端面２に埋込まれる掘削チップ３について
は、その周方向で波形凹凸を構成するようになっている
ことから、鉄筋入りコンクリートなどの掘削では、衝撃
が分散され良好な掘削作業を行なえるものである。ま
た、この掘削時には、振動吸収などから掘削チップの欠
損などが減少し、長期寿命が期待できるという利点を有
する。
【図１】本発明ケーシングビットの一実施例を示す要部
の正面図、
の正面図、
【図２】一部側面図、
【図３】波形凹凸を概念的に示す説明図、
【図４】掘削チップの配列パターンを示す正面方向から
の説明図、
の説明図、
【図５】掘削チップの適用例を（ａ）〜（ｅ）でそれぞ
れ示した斜視図、
れ示した斜視図、
【図６】掘削チップの埋込み状態を径方向からみたとき
の適用例を（ａ）〜（ｃ）でそれぞれ示した斜視図、
の適用例を（ａ）〜（ｃ）でそれぞれ示した斜視図、
【図７】本発明ケーシングビットの変形例を示す要部の
正面図、
正面図、
【図８】一部側面図、
【図９】図８中のＡ−Ａ線に沿って得られる断面図。
１ ビット本体 ２ 環状端面 ３ 掘削チップ ３ａ 刃先部分 ４ 取付け穴 ５ パット ６ ブレード ９ ねじ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 円筒状をなすビット本体１の環状端面２
には、刃先部分３ａを凸出させるようにした多数個の掘
削チップ３が埋込まれるようにしたケーシングビットに
おいて、 前記環状端面２は、その表面が周方向基準で波形凹凸を
形成し、これに伴って前記掘削チップ３の刃先部分３ａ
が周側面視で波形凹凸を構成していることを特徴とする
ケーシングビット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21156491A JPH0533572A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | ケーシングビツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21156491A JPH0533572A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | ケーシングビツト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0533572A true JPH0533572A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16607880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21156491A Withdrawn JPH0533572A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | ケーシングビツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0533572A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10306674A (ja) * | 1997-05-08 | 1998-11-17 | Toho Kinzoku Kk | 掘削用ビット |
| JP6024003B1 (ja) * | 2016-06-22 | 2016-11-09 | 再製メタル株式会社 | 超硬チップ、及び、超硬チップを用いた掘削工具 |
| JP2017193933A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | 敏司 斉藤 | 鉄道地盤、法面、擁壁の改良補強工事用コアドリル |
| CN109482942A (zh) * | 2019-01-14 | 2019-03-19 | 南通普瑞特机械有限公司 | 防堵转型开孔器 |
| JP2020172821A (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-22 | 日本製鉄株式会社 | 鋼管杭および鋼管杭の施工方法 |
| JP2021038545A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | アロイ工業株式会社 | ケーシングビット及びケーシングパイプの先端構造 |
| KR20210063836A (ko) * | 2019-11-25 | 2021-06-02 | 중앙대학교 산학협력단 | 톱니형 스트라이커가 부착된 콘크리트 포장 균열 유도 장비 및 유도방법 |
| CN114770771A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-07-22 | 乐清大勇新工具有限公司 | 一种开孔器以及其加工工艺 |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP21156491A patent/JPH0533572A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10306674A (ja) * | 1997-05-08 | 1998-11-17 | Toho Kinzoku Kk | 掘削用ビット |
| JP2017193933A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | 敏司 斉藤 | 鉄道地盤、法面、擁壁の改良補強工事用コアドリル |
| JP6024003B1 (ja) * | 2016-06-22 | 2016-11-09 | 再製メタル株式会社 | 超硬チップ、及び、超硬チップを用いた掘削工具 |
| JP2017227022A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 再製メタル株式会社 | 超硬チップ、及び、超硬チップを用いた掘削工具 |
| CN109482942A (zh) * | 2019-01-14 | 2019-03-19 | 南通普瑞特机械有限公司 | 防堵转型开孔器 |
| JP2020172821A (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-22 | 日本製鉄株式会社 | 鋼管杭および鋼管杭の施工方法 |
| JP2021038545A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | アロイ工業株式会社 | ケーシングビット及びケーシングパイプの先端構造 |
| KR20210063836A (ko) * | 2019-11-25 | 2021-06-02 | 중앙대학교 산학협력단 | 톱니형 스트라이커가 부착된 콘크리트 포장 균열 유도 장비 및 유도방법 |
| CN114770771A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-07-22 | 乐清大勇新工具有限公司 | 一种开孔器以及其加工工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |