JPH05335643A - 電歪効果素子 - Google Patents

電歪効果素子

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JPH05335643A
JPH05335643A JP4143834A JP14383492A JPH05335643A JP H05335643 A JPH05335643 A JP H05335643A JP 4143834 A JP4143834 A JP 4143834A JP 14383492 A JP14383492 A JP 14383492A JP H05335643 A JPH05335643 A JP H05335643A
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JP
Japan
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effect element
electrostrictive effect
electrode conductor
glass
layer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4143834A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yamashita
修 山下
Mitsunori Sano
光範 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05335643A publication Critical patent/JPH05335643A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/80Constructional details
    • H10N30/87Electrodes or interconnections, e.g. leads or terminals
    • H10N30/872Interconnections, e.g. connection electrodes of multilayer piezoelectric or electrostrictive devices

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の電歪効果素子を構成していたガラス絶縁
層を形成するためにかかる工数を削減し、電気絶縁の劣
化や工程中の熱ストレスを防ぐ。 【構成】圧電セラミック部材と内部電極導体層とを交互
に積層した積層型電歪効果素子において、前記電歪効果
素子の対向する一対の側面上に加圧導電性フィルム2e
1 ,2e2 を有し、かつ前記加圧導電性フィルムを前記
内部電極露出端面上と一層おきに、しかもそれぞれの側
面で互い違いに外部電極導体5c1 ,5c2 により加圧
接続した電歪効果素子。 【効果】ガラス絶縁層を形成する工程を有しないので、
従来の外部電極導体層形成時にガラス中に銀が拡散した
り、熱ストレスによりガラス中にクラックが発生すると
いった絶縁の劣化につながる原因をなくすことができ、
結果として絶縁層の信頼性が高くなり素子の劣化を防止
できる。また工程が短縮でき工数が削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電アクチュエータに用
いられる電歪効果素子に関し、特に外部電極の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電歪効果素子は、図4に
示すように、ペロブスカイト結晶構造をもつ外成分固溶
体セラミック粉末に有機バインダーを混合してグリーン
シート化し、その上に銀電極導体層4をペースト状に塗
布した後、数十層(例えば64層)積層して圧電セラミ
ック部材3と銀電極導体層4を積層した焼結体を得る。
この焼結体の側面には、銀電極導体層4の端部が全層露
出しており、くし歯形内部電極を形成するために、銀電
極導体層4の端部を一方の側面において、一層おきに絶
縁処理してガラス絶縁層7I1 を形成し、他方の側面に
おいては、ガラス絶縁層7I2 を形成する。そして、銀
電極導体層4を一層おきに交互に接続するようにそれぞ
れの側面に帯状の外部電極導体層5を形成し、これにリ
ード線6d1 ,6d2 をハンダ付けして電歪効果素子1
10を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電歪効
果素子は、銀系の導電性ペーストを印刷・焼成して外部
電極を形成している。導電性ペーストの焼成温度(約6
00℃前後)が、絶縁層として用いているガラスの焼成
温度(約620℃前後)に近いので、導電ペーストの焼
成の際にガラス絶縁層中に銀が拡散して、特に湿度雰囲
気中において、電気絶縁性を劣化させるという欠点があ
った。また、導電性ペーストの焼成過程において、ガラ
ス絶縁層と導電性ペーストの熱膨張収縮の違いから、ガ
ラス絶縁層に熱ストレスが加わりガラス中にクラックが
入るという欠点があった。またガラス絶縁層を形成する
際に非常に工数がかかるという欠点があった。
【0004】本発明の目的は、従来の電歪効果素子を構
成していたガラス絶縁層を形成するためにかかる工数を
削減し、電気絶縁の劣化や工程中の熱ストレスを防ぐこ
とができる電歪効果素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の積層型電歪効果
素子は、圧電セラミック部材と内部電極導体層とを交互
に積層した積層型電歪効果素子において、前記電歪効果
素子の対向する一対の側面上に加圧導電性フィルムを有
し、前記加圧導電性フィルムが前記内部電極露出部端面
上に一層おきに、しかもそれぞれの側面で互い違いに加
圧接続されていることを特徴として構成される。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の電歪効果素子の断面図で
ある。
【0007】この電歪効果素子100は、圧電セラミッ
ク部材3a1 〜3an+1 の間に内部電極導体層4b1
4bn を交互に重ね合わせた積層体と、内部電極導体層
4b1 〜4bn の奇数目及び偶数番目のそれぞれの側面
上に凸部が形成されたくし歯状の外部電極導体5c1
5c2 と、それぞれの間に挟まれた加圧導電性フィルム
2e1 ,2e2 を含んで構成されている。
【0008】加圧導電性フィルム2e1 ,2e2 は、フ
ィルムの表裏間でただ単に導電性を示す異方向性導電フ
ィルムと違って、通常の状態では絶縁体であるが圧力を
加えると圧力が加わった箇所・方向に導電性を示す特徴
がある。(例えばシェル社の商品名Z LINKTM
ど。)本実施例の電歪効果素子100は、先ずペロブス
カイト結晶構造をもつ多成分固溶体セラミックの粉末
(例えばPb(Zr,Ti)O3 )に有機バインダー
(例えばポリビニル・ブチラール樹脂)の粉末を混合し
てグリーンシートを作り、この上に銀−パラジウムペー
ストを印刷塗布した後、60〜80層積層して、高温焼
結(例えば1,000℃以上)を行うことによって積層
焼結体が形成される。
【0009】次に、この積層焼結体の対向する側面に露
出した内部電極導体層4b1 〜4bn のうち一方の側面
において、4b2 ,4b4 …4bn の端面に図2
(a),(b)に示す形状にエッチングで製作した外部
電極導体(例えば銅合金)5c2 の凸部を前記内部電極
層4b2 ,4b4 …4bn の上に合わせて位置決めし、
加圧導電性フィルム5e2 を介して加圧接続する。
【0010】続いて、もう一方の側面において4b1
4b3 …4bn-1 の上に同様にして外部電極導体5c1
を加圧導電性フィルム2e1 を介して加圧接続する。よ
ってフィルムを加圧している突起と、フィルムを挟んで
突起と対向する内部電極導体層間は電気的に接続される
ことになる。
【0011】上記第一の実施例では外部電極導体5
1 ,5c2 を製作する手段としてエッチングを用いた
が、切削加工(ダイシングソーを使用)によっても同様
に製作することができる。
【0012】上述した切削加工した外部電極導体は、エ
ッチングにより製作したものに比べ内部電極導体層の層
間に合わせて加工できるという利点がある。
【0013】尚、くし歯状の外部電極導体は、図3のよ
うに二つに分けて製作することも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ガラス絶
縁層に代って対向する側面に露出する内部電極導体層の
それぞれと交互と一層おきに電気的に接続するように加
工された一対のくし歯状の外部電極導体を、それぞれの
側面において加圧導電性フィルムを介して加圧接続する
ことによりくし歯状内部電極導体層を形成したので、外
部電極導体層形成時にガラス中に銀が拡散したり、熱ス
トレスによってガラス中にクラックが発生するといった
絶縁の劣化につながる原因を無くすことができ、結果と
して絶縁層の信頼性が高くなり素子の劣化を防止できる
効果を有する。
【0015】また、ガラス絶縁層を形成する必要がな
く、工程を短縮できるので工数が削減でき、製品のコス
トが下がるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電歪効果素子の断面図であ
る。
【図2】図1に示す本発明の一実施例に使用する外部電
極導体の側面図及び平面図である。
【図3】本発明の他の実施例に使用する外部電極導体の
構造を示す平面図である。
【図4】従来の電歪効果素子の一例の斜視図である。
【符号の説明】
2e1 ,2e2 加圧導電性フィルム 3a1 ,3a2 〜3an+1 圧電セラミック部材 4b1 ,4b2 〜4bn 内部電極導体層 5c1 ,5c2 外部電極導体 5 外部電極導体層 6d1 ,6d2 リード線 7I1 ,7I2 ガラス絶縁層 100,110 電歪効果素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミック部材と内部電極導体層と
    を交互に積層した積層型電歪効果素子において、前記電
    歪効果素子の対向する一対の側面上に加圧導電性フィル
    ムを有し、前記加圧導電性フィルムが前記内部電極露出
    部端面上に一層おきに、しかもそれぞれの側面で互い違
    いに加圧接続されていることを特徴とする電歪効果素
    子。
JP4143834A 1992-06-04 1992-06-04 電歪効果素子 Withdrawn JPH05335643A (ja)

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JP4143834A JPH05335643A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 電歪効果素子

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JPH05335643A true JPH05335643A (ja) 1993-12-17

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ID=15348033

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10207530A1 (de) * 2002-02-22 2003-09-11 Epcos Ag Piezoaktor mit strukturierter Außenelektrode
JP2004531888A (ja) * 2001-04-30 2004-10-14 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 多層構造の電気的部品および圧電式部品のための付加的接触接続部
CN104247065A (zh) * 2012-08-10 2014-12-24 京瓷株式会社 层叠型压电元件及具备该层叠型压电元件的压电致动器、喷射装置以及燃料喷射系统

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