JPH05335582A - 縦型mosfet装置およびその製造方法 - Google Patents
縦型mosfet装置およびその製造方法Info
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- JPH05335582A JPH05335582A JP4134965A JP13496592A JPH05335582A JP H05335582 A JPH05335582 A JP H05335582A JP 4134965 A JP4134965 A JP 4134965A JP 13496592 A JP13496592 A JP 13496592A JP H05335582 A JPH05335582 A JP H05335582A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スイッチング動作のしきい値電圧を大きくす
ることなく入力容量を小さくして、ドライブ駆動損失お
よびスイッチング損失を大幅に改善した縦型MOSFE
T装置およびその製造方法を提供する。 【構成】 ゲート酸化膜は溝部(8)の側壁部ではチャ
ネルを構成するが、その底部ではチャネルを構成しない
ことに着目して、溝部(8)の底部のゲート酸化膜(1
5)の膜厚を溝部(8)の側壁部のゲート酸化膜(1
6)の膜厚より厚くする。このゲート酸化膜(15、1
6)は、まず減圧CVDにより溝部(8)が平坦化する
まで酸化膜を堆積し、この酸化膜をエッチバックするこ
とにより溝部の底部に厚いゲート酸化膜(15)を形成
し、その後、熱酸化により溝部(8)の側壁部に薄いゲ
ート酸化膜(16)を形成する。
ることなく入力容量を小さくして、ドライブ駆動損失お
よびスイッチング損失を大幅に改善した縦型MOSFE
T装置およびその製造方法を提供する。 【構成】 ゲート酸化膜は溝部(8)の側壁部ではチャ
ネルを構成するが、その底部ではチャネルを構成しない
ことに着目して、溝部(8)の底部のゲート酸化膜(1
5)の膜厚を溝部(8)の側壁部のゲート酸化膜(1
6)の膜厚より厚くする。このゲート酸化膜(15、1
6)は、まず減圧CVDにより溝部(8)が平坦化する
まで酸化膜を堆積し、この酸化膜をエッチバックするこ
とにより溝部の底部に厚いゲート酸化膜(15)を形成
し、その後、熱酸化により溝部(8)の側壁部に薄いゲ
ート酸化膜(16)を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、縦型MOSFET装
置およびその製造方法に関し、特にその入力容量を小さ
くすることによりドライブ駆動損失およびスイッチング
損失を改善した縦型MOSFET装置およびその製造方
法に関する。
置およびその製造方法に関し、特にその入力容量を小さ
くすることによりドライブ駆動損失およびスイッチング
損失を改善した縦型MOSFET装置およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、微細化により低オン抵抗が得やす
いことから、縦型MOSFET構造のいわゆるトレンチ
型UMOSFETが注目されている。
いことから、縦型MOSFET構造のいわゆるトレンチ
型UMOSFETが注目されている。
【0003】このトレンチ型UMOSFETは、例え
ば、IEEE Electron Device LettersVol12,No.3 March,1
99に紹介されており、このトレンチ型UMOSFETは
図4に示すようにトレンチ部を有するもので、接合FE
T効果(JFET効果)による微細化の制限がないため
に低オン抵抗化できるという特徴を有する。
ば、IEEE Electron Device LettersVol12,No.3 March,1
99に紹介されており、このトレンチ型UMOSFETは
図4に示すようにトレンチ部を有するもので、接合FE
T効果(JFET効果)による微細化の制限がないため
に低オン抵抗化できるという特徴を有する。
【0004】このトレンチ型UMOSFETの製造方法
を図4を参照して説明すると、まず、n+ 基板1上に成
長させたエピタキシャルn- 膜2に、ドーパントを順次
イオン注入等で拡散して、ボディ領域3およびソース領
域11を形成する。その後、フォトリソグラフィにより
位置決めし、リアクティブイオンエッチング(RIE)
等により垂直にエッチングして溝部8を形成する。そし
てゲート酸化膜9を熱酸化により形成した後、ポリシリ
コンを溝部8に堆積してこれをエッチバックにより平坦
化してゲート電極10を形成する。更にこのゲート電極
10の上に減圧CVD(LPCVD)等により層間絶縁
膜12をソース領域11まで堆積し、最後にこの上にA
l電極14をスパッタリング等により堆積する。
を図4を参照して説明すると、まず、n+ 基板1上に成
長させたエピタキシャルn- 膜2に、ドーパントを順次
イオン注入等で拡散して、ボディ領域3およびソース領
域11を形成する。その後、フォトリソグラフィにより
位置決めし、リアクティブイオンエッチング(RIE)
等により垂直にエッチングして溝部8を形成する。そし
てゲート酸化膜9を熱酸化により形成した後、ポリシリ
コンを溝部8に堆積してこれをエッチバックにより平坦
化してゲート電極10を形成する。更にこのゲート電極
10の上に減圧CVD(LPCVD)等により層間絶縁
膜12をソース領域11まで堆積し、最後にこの上にA
l電極14をスパッタリング等により堆積する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近この種
のMOSFETにおいては、スイッチング電源等の変換
周波数が高くなるに従い、ドライブ駆動損失とスイッチ
ング損失が大きくなり、全損失中におけるこのドライブ
駆動損失とスイッチング損失の割合は大きくなってい
る。このため、駆動時に充放電する容量成分である入力
容量の低減化が強く求められている。
のMOSFETにおいては、スイッチング電源等の変換
周波数が高くなるに従い、ドライブ駆動損失とスイッチ
ング損失が大きくなり、全損失中におけるこのドライブ
駆動損失とスイッチング損失の割合は大きくなってい
る。このため、駆動時に充放電する容量成分である入力
容量の低減化が強く求められている。
【0006】しかしながら、上述したトレンチ型UMO
SFETにおいては、ゲート酸化膜9が溝部8と均一に
形成されており、このゲート酸化膜9を薄くする程入力
容量も大きくなり、ドライブ駆動損失およびスイッチン
グ損失が増大するという問題が生じる。
SFETにおいては、ゲート酸化膜9が溝部8と均一に
形成されており、このゲート酸化膜9を薄くする程入力
容量も大きくなり、ドライブ駆動損失およびスイッチン
グ損失が増大するという問題が生じる。
【0007】この入力容量を小さくする1つの方法とし
てゲート酸化膜9を厚くする方法も考えられるが、ゲー
ト酸化膜9を厚くするとスイッチング動作のしきい値電
圧が必要以上に大きくなり、実用的ではない。
てゲート酸化膜9を厚くする方法も考えられるが、ゲー
ト酸化膜9を厚くするとスイッチング動作のしきい値電
圧が必要以上に大きくなり、実用的ではない。
【0008】そこで、この発明は、スイッチング動作の
しきい値電圧を大きくすることなく入力容量を小さくし
て、ドライブ駆動損失およびスイッチング損失を大幅に
改善した縦型MOSFET装置およびその製造方法を提
供することを目的とする。
しきい値電圧を大きくすることなく入力容量を小さくし
て、ドライブ駆動損失およびスイッチング損失を大幅に
改善した縦型MOSFET装置およびその製造方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、第1の導電型半導体基板または
第1の導電型エピタキシャル層の表面部に第2の導電型
の第1の拡散層および第1の導電型の第2の拡散層が2
重に形成され、更にその表面にゲート酸化膜およびゲー
ト電極が埋設される溝部を有し、かつチャネルが垂直方
向に配設される縦型MOSFET装置において、前記ゲ
ート酸化膜の膜厚を前記溝部の側壁部より底部で厚くし
たことを特徴とする。
め、請求項1の発明は、第1の導電型半導体基板または
第1の導電型エピタキシャル層の表面部に第2の導電型
の第1の拡散層および第1の導電型の第2の拡散層が2
重に形成され、更にその表面にゲート酸化膜およびゲー
ト電極が埋設される溝部を有し、かつチャネルが垂直方
向に配設される縦型MOSFET装置において、前記ゲ
ート酸化膜の膜厚を前記溝部の側壁部より底部で厚くし
たことを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、第1の導電型半
導体基板または第1の導電型エピタキシャル層の表面部
に第2の導電型の第1の拡散層および第1の導電型の第
2の拡散層を2重に形成し、その表面にゲート酸化膜お
よびゲート電極を埋設した溝部を形成し、その上にソー
ス電極を形成することによりチャネルが垂直方向に配設
される縦型MOSFET装置の製造方法において、前記
ゲート酸化膜は、減圧CVDにより前記溝部が平坦化す
るまで酸化膜を堆積し、この酸化膜をエッチバックする
ことにより前記溝部の底部に第1のゲート酸化膜を形成
するステップと、熱酸化により前記溝部の側壁部に前記
第1のゲート酸化膜より薄い第2のゲート酸化膜を形成
するステップとを含むことを特徴とする。
導体基板または第1の導電型エピタキシャル層の表面部
に第2の導電型の第1の拡散層および第1の導電型の第
2の拡散層を2重に形成し、その表面にゲート酸化膜お
よびゲート電極を埋設した溝部を形成し、その上にソー
ス電極を形成することによりチャネルが垂直方向に配設
される縦型MOSFET装置の製造方法において、前記
ゲート酸化膜は、減圧CVDにより前記溝部が平坦化す
るまで酸化膜を堆積し、この酸化膜をエッチバックする
ことにより前記溝部の底部に第1のゲート酸化膜を形成
するステップと、熱酸化により前記溝部の側壁部に前記
第1のゲート酸化膜より薄い第2のゲート酸化膜を形成
するステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明においては、ゲート酸化膜は溝部の側
壁部ではチャネルを構成するが、その底部ではチャネル
を構成しないことに着目して、ゲート酸化膜の膜厚を溝
部の側壁部より底部で厚く形成する。
壁部ではチャネルを構成するが、その底部ではチャネル
を構成しないことに着目して、ゲート酸化膜の膜厚を溝
部の側壁部より底部で厚く形成する。
【0012】このゲート酸化膜は、まず減圧CVDによ
り溝部が平坦化するまで酸化膜を堆積し、この酸化膜を
エッチバックすることにより溝部の底部に厚いゲート酸
化膜を形成し、その後、熱酸化により溝部の側壁部に薄
いゲート酸化膜を形成する。
り溝部が平坦化するまで酸化膜を堆積し、この酸化膜を
エッチバックすることにより溝部の底部に厚いゲート酸
化膜を形成し、その後、熱酸化により溝部の側壁部に薄
いゲート酸化膜を形成する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の縦型MOS
FET装置およびその製造方法の一実施例を詳細に説明
する。
FET装置およびその製造方法の一実施例を詳細に説明
する。
【0014】図1は、この発明の縦型MOSFET装置
の一実施例を示したものである。この実施例の縦型MO
SFET装置は、図4に示した従来のトレンチ型UMO
SFETと基本的には同一の構成からなるが、この実施
例においては溝部8の底部に形成されるゲート酸化膜1
5の膜厚が溝部8の側壁に形成されるゲート酸化膜16
の膜厚より厚くなっている点が図4に示したものと異な
る。他の部分は図4に示したものと同一である。なお、
説明の便宜上図1においては図4と同一の部分に関して
は図4で用いた符号と同一の符号を付してその詳細説明
を省略する。
の一実施例を示したものである。この実施例の縦型MO
SFET装置は、図4に示した従来のトレンチ型UMO
SFETと基本的には同一の構成からなるが、この実施
例においては溝部8の底部に形成されるゲート酸化膜1
5の膜厚が溝部8の側壁に形成されるゲート酸化膜16
の膜厚より厚くなっている点が図4に示したものと異な
る。他の部分は図4に示したものと同一である。なお、
説明の便宜上図1においては図4と同一の部分に関して
は図4で用いた符号と同一の符号を付してその詳細説明
を省略する。
【0015】図1に示した縦型MOSFET装置の製造
方法は、溝部8を形成するまでは図4に示したものと同
一である。
方法は、溝部8を形成するまでは図4に示したものと同
一である。
【0016】ただし、この実施例では、溝部8を図4に
示したものよりも少し深めに形成する。そして、例えば
TEOSをソースとしたLPCVDにより酸化膜を溝部
8が平坦化するまで堆積する。その後、ボディ領域3の
わずか下までエッチバックする。これにより、溝部8の
底部に厚いゲート酸化膜15が形成される。この後、熱
酸化によって溝部8の側壁部のシリコンを酸化して薄い
ゲート酸化膜16を形成する。この後の処理は図4で示
したものと同一である。
示したものよりも少し深めに形成する。そして、例えば
TEOSをソースとしたLPCVDにより酸化膜を溝部
8が平坦化するまで堆積する。その後、ボディ領域3の
わずか下までエッチバックする。これにより、溝部8の
底部に厚いゲート酸化膜15が形成される。この後、熱
酸化によって溝部8の側壁部のシリコンを酸化して薄い
ゲート酸化膜16を形成する。この後の処理は図4で示
したものと同一である。
【0017】このような構成によると、MOSFETの
チャネルに関係する溝部8の側壁部のゲート酸化膜16
は薄くでき、チャネルに関係しない溝部8の底部のゲー
ト酸化膜15は厚くできるので、スイッチング動作のし
きい値電圧を大きくすることなく入力容量を小さくする
ことができ、ドライブ駆動損失およびスイッチング損失
を大幅に改善することが可能になる。
チャネルに関係する溝部8の側壁部のゲート酸化膜16
は薄くでき、チャネルに関係しない溝部8の底部のゲー
ト酸化膜15は厚くできるので、スイッチング動作のし
きい値電圧を大きくすることなく入力容量を小さくする
ことができ、ドライブ駆動損失およびスイッチング損失
を大幅に改善することが可能になる。
【0018】図2は、この実施例の縦型MOSFET装
置に形成される容量を説明するための図で、溝部8の底
部のゲート酸化膜15はゲートドレイン間容量Cgdを形
成し、溝部8の側壁部のゲート酸化膜16はドレインソ
ース間容量Cdsを形成し、層間絶縁膜12はゲートソー
ス間容量Cgsを形成する。
置に形成される容量を説明するための図で、溝部8の底
部のゲート酸化膜15はゲートドレイン間容量Cgdを形
成し、溝部8の側壁部のゲート酸化膜16はドレインソ
ース間容量Cdsを形成し、層間絶縁膜12はゲートソー
ス間容量Cgsを形成する。
【0019】この縦型MOSFET装置を等価回路で示
すと図3のようになる。図3から明らかなように、この
縦型MOSFET装置の入力容量、すなわちCiss は Ciss =Cgs+Cgd となり、出力容量、すなわちCoss は Coss =Cgd+Cds となり、帰還容量、すなわちCrss は Crss =Cgd となる。
すと図3のようになる。図3から明らかなように、この
縦型MOSFET装置の入力容量、すなわちCiss は Ciss =Cgs+Cgd となり、出力容量、すなわちCoss は Coss =Cgd+Cds となり、帰還容量、すなわちCrss は Crss =Cgd となる。
【0020】ここで、溝部8の底部のゲート酸化膜15
を厚くすることにより、この溝部8の底部のゲート酸化
膜15の膜厚により決定されるゲートドレイン間容量C
gdを小さくすることができるので、入力容量Ciss およ
び帰還容量Crss を小さくすることができ、これにより
ドライブ駆動損失およびスイッチング損失を低減できる
ので、スイッチ効率を大幅に改善できる。また入力容量
Ciss および帰還容量Crss を小さくすることにより駆
動における充放電時間が短くなるので、その動作速度を
高速化することができる。また、電子の流れは下向きで
あるので、溝部8の底部のゲート酸化膜15を厚くする
ことによるオン抵抗の上昇も少ない。
を厚くすることにより、この溝部8の底部のゲート酸化
膜15の膜厚により決定されるゲートドレイン間容量C
gdを小さくすることができるので、入力容量Ciss およ
び帰還容量Crss を小さくすることができ、これにより
ドライブ駆動損失およびスイッチング損失を低減できる
ので、スイッチ効率を大幅に改善できる。また入力容量
Ciss および帰還容量Crss を小さくすることにより駆
動における充放電時間が短くなるので、その動作速度を
高速化することができる。また、電子の流れは下向きで
あるので、溝部8の底部のゲート酸化膜15を厚くする
ことによるオン抵抗の上昇も少ない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ゲート酸化膜の膜厚を溝部の側壁部より底部で厚くなる
ように構成したので、入力容量および帰還容量を小さく
することができ、これによりドライブ駆動損失およびス
イッチング損失を低減し、スイッチ効率を大幅に改善す
ることができる。また入力容量および帰還容量を小さく
することにより駆動における充放電時間が短くなるの
で、その動作速度を高速化することができる。
ゲート酸化膜の膜厚を溝部の側壁部より底部で厚くなる
ように構成したので、入力容量および帰還容量を小さく
することができ、これによりドライブ駆動損失およびス
イッチング損失を低減し、スイッチ効率を大幅に改善す
ることができる。また入力容量および帰還容量を小さく
することにより駆動における充放電時間が短くなるの
で、その動作速度を高速化することができる。
【図1】この発明の縦型MOSFET装置の一実施例を
示す構造図。
示す構造図。
【図2】図1に示した実施例の縦型MOSFET装置に
形成される容量を説明するための図。
形成される容量を説明するための図。
【図3】図1に示した実施例の等価回路図。
【図4】従来のトレンチ型UMOSFETの構造図。
1 n+ 基板 2 エピタキシャルn- 膜 3 ボディ領域 8 溝部 9 ゲート酸化膜 10 ゲート電極 11 ソース領域 12 層間絶縁膜 14 Al電極 15 厚いゲート酸化膜 16 薄いゲート酸化膜
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の導電型半導体基板または第1の導
電型エピタキシャル層の表面部に第2の導電型の第1の
拡散層および第1の導電型の第2の拡散層が2重に形成
され、更にその表面にゲート酸化膜およびゲート電極が
埋設される溝部を有し、かつチャネルが垂直方向に配設
される縦型MOSFET装置において、 前記ゲート酸化膜の膜厚を前記溝部の側壁部より底部で
厚くしたことを特徴とする縦型MOSFET装置。 - 【請求項2】 第1の導電型半導体基板または第1の導
電型エピタキシャル層の表面部に第2の導電型の第1の
拡散層および第1の導電型の第2の拡散層を2重に形成
し、その表面にゲート酸化膜およびゲート電極を埋設し
た溝部を形成し、その上にソース電極を形成することに
よりチャネルが垂直方向に配設される縦型MOSFET
装置の製造方法において、 前記ゲート酸化膜は、 減圧CVDにより前記溝部が平坦化するまで酸化膜を堆
積し、この酸化膜をエッチバックすることにより前記溝
部の底部に第1のゲート酸化膜を形成するステップと、 熱酸化により前記溝部の側壁部に前記第1のゲート酸化
膜より薄い第2のゲート酸化膜を形成するステップとを
含むことを特徴とする縦型MOSFET装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4134965A JPH05335582A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 縦型mosfet装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4134965A JPH05335582A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 縦型mosfet装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05335582A true JPH05335582A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15140732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4134965A Withdrawn JPH05335582A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 縦型mosfet装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05335582A (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0676814A2 (en) * | 1994-04-06 | 1995-10-11 | Nippondenso Co., Ltd. | Trench semiconductor device and process of producing same |
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