JPH05335559A - 二重拡散層の作り込み方法 - Google Patents

二重拡散層の作り込み方法

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JPH05335559A
JPH05335559A JP13543892A JP13543892A JPH05335559A JP H05335559 A JPH05335559 A JP H05335559A JP 13543892 A JP13543892 A JP 13543892A JP 13543892 A JP13543892 A JP 13543892A JP H05335559 A JPH05335559 A JP H05335559A
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layer
type layer
boron
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impurity
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JP13543892A
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Mutsumi Sawada
睦美 澤田
Yoshihiko Nagayasu
芳彦 長安
Naoto Fujishima
直人 藤島
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体の表面部に互いに深さが異なるn形層と
p形層からなる二重拡散層を作り込む際に深い方の拡散
層内の不純物を設定どおり正確な濃度で作り込めるよう
にする。 【構成】二重拡散層10の浅い方の例えばn形層11の不純
物としての砒素Asと深い方のp形層12の不純物としての
ボロンBをボロンの平均飛程が砒素Asの平均飛程より大
きくなるように図1(b) と図1(c) の工程でそれぞれイ
オン注入した後に図1(d) の工程で砒素AsとボロンBを
同時に熱拡散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバイポーラトランジスタ
や電界効果トランジスタ用の半導体表面部に互いに深さ
が異なるn形層とp形層からなる二重拡散層を不純物の
イオン注入とその熱拡散により作り込む方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の半導体素子や集積回路装置を構成
するn形やp形の拡散層を半導体内に作り込むに際して
は最近ではイオン注入法が益々広く利用されるに至って
おり、原則的には所定の不純物をイオン注入したつど熱
拡散処理を施して拡散層とするのが本来であるが、多数
の拡散層に対して一々熱拡散処理を施すのでは工程数が
増え熱処理時間も掛かるので、比較的浅い拡散層につい
ては複数個の拡散層用に不純物をそれぞれイオン注入し
て置いた上で同時に熱拡散処理を施すことにより半導体
装置の製造工程を合理化する場合が多い。
【0003】本発明はかかる同時熱処理により導電形と
深さが互いに異なる2個の拡散層をほぼ同じ場所に重ね
た二重拡散層を作り込む場合に関し、この場合には従来
から両拡散層用にそれぞれ熱拡散速度が異なる不純物を
用い、この速度差を利用して2個の拡散層を互いに異な
る深さに作り込むのが通例である。例えば、 npn形のバ
イポーラトランジスタのエミッタ層用の浅い高不純物濃
度のn形層とベース層用のそれより深く面積がやや広い
p形層とからなる二重拡散層を作り込む場合、n形層用
には低拡散速度の砒素を, p形層用にはそれより高拡散
速度のボロンをそれぞれ不純物としてイオン注入し、熱
拡散処理によりエミッタ層とベース層を同時に作り込む
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の同時熱拡散によ
り少ない工程数かつ短い熱処理時間で二重拡散層を作り
込むことができるが、その深い方の拡散層, 上の例では
ベース層用のp形層内の不純物濃度が設定値からずれて
ばらつきやすく、このためトランジスタの特性が変動し
やすくなる問題がある。かかるp形層の不純物濃度の設
定値からの狂いは浅い方の拡散層, 上の例ではエミッタ
層用のn形層の下側部分に出やすく、かつn形層の不純
物濃度が高いほど大きくなる傾向がある。
【0005】この問題を実際のトランジスタについて調
査した結果によれば、浅く高不純物濃度のn形層用に砒
素を 4.5x1015原子/cm2 の高ドーズ量で, 深いp形層
用にボロンをそれより1桁程度低い2x1014原子/cm2
のドーズ量でそれぞれイオン注入した場合、熱拡散処理
後のp形層の半導体表面に露出した部分では面抵抗が65
0Ω/□であるに対し、そのn形層の下側部分の面抵抗
は3kΩ/□と 4.6倍にも高くなっていてボロン濃度の
不足が認められ、この面抵抗に対応する不純物濃度から
換算するとイオン注入したボロンの20%程度しか利用さ
れていないことになる。これを補うためドーズ量を5倍
に上げると半導体面に与えるダメージが当然大きくな
る。本発明はかかる問題を解決して二重拡散層をばらつ
きが少ない正確な不純物濃度で作り込むことを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明方法では、前述の
ように半導体の表面部に互いに深さが異なるn形層とp
形層からなる二重拡散層を作り込むに際し、n形層およ
びp形層用の不純物を半導体の表面部に両層用の不純物
の一方の平均飛程が他方の平均飛程より大きくなるよう
それぞれイオン注入した後、両層用の不純物を同時に熱
拡散させることにより上述の目的を達成する。
【0007】なお、上述の二重拡散層中の浅い拡散層が
n形で深い拡散層がp形の場合は、n形層用の不純物に
は砒素やアンチモンを,p形層用の不純物にはボロンを
それぞれ用いるのがよく、n形層用不純物を 50keV程度
の加速電圧でイオン注入する場合その平均飛程よりp形
層用のボロンの平均飛程を深くするためこれを 60keV以
上の加速電圧でイオン注入するのがよい。また、本発明
方法でも二重拡散層中の浅い方の拡散層用に熱拡散速度
が低い不純物を, 深い方の拡散層用にそれより熱拡散速
度が高い不純物をそれぞれ用いるのが望ましい。さら
に、深い拡散層用不純物を熱拡散後に二重拡散層内に形
成すべきpn接合の深さより大な平均飛程でイオン注入す
るのが、とくにn形層とp形層用の不純物の拡散速度に
あまり差がない場合や浅い拡散層用の不純物の熱拡散速
度が深い拡散層用の不純物の熱拡散速度より高い場合に
有利である。
【0008】本発明方法は二重拡散層内に形成すべきpn
接合の深さが比較的浅い場合に適用するのが有利で、pn
接合の深さが 0.3μm以下, より望ましくは 0.2μm以
下の場合に適用するのがとくに有利である。さらに、本
発明方法はとくにバイポーラトランジスタのベース・エ
ミッタ領域や, DMOSトランジスタないしは高耐圧M
OSトランジスタのベース・ソース領域を構成する二重
拡散層に適用するのが有利で、いずれの場合でもベース
層を二重拡散層中の深い方の拡散層とするのがよい。本
発明をMOSトランジスタ類に適用する場合、そのゲー
ト酸化膜の上に追加酸化膜を少なくとも数十Å, より望
ましくは数百Å以上の厚みに付けた後にn形層とp形層
用の不純物をイオン注入するのがよい。
【0009】
【作用】本発明は二重拡散層のn形層とp形層用の不純
物をイオン注入して同時熱拡散させる際、浅い方の拡散
層用の例えばn形の不純物がそれとは逆のp形不純物で
ある深い方の拡散層用の不純物を熱拡散中に取り込みな
いし捕捉してしまうのが従来の問題点の原因である点に
着目したもので、前項中の構成にいうように深い方の拡
散層用不純物である一方の不純物の平均飛程が浅い方の
拡散層用不純物である他方の不純物の平均飛程, より望
ましくは二重拡散層内に形成すべきpn接合の深さより大
きくなるようにイオン注入することにより、両拡散層用
の不純物を同時に熱拡散させる際に深い方の拡散層用不
純物である例えばp形不純物が浅い方の拡散層内に取り
込まれないしは捕捉される効果を減殺して、二重拡散層
中の深い方の拡散層を従来よりばらつきが少ない正確な
不純物濃度で作り込むことに成功したものである。
【0010】
【実施例】以下、図を参照しながら本発明の実施例を説
明する。図1は本発明による二重拡散層の作り込み方法
をDMOSトランジスタのベース・ソース領域に適用し
た実施例を主な工程ごとの状態で示すトランジスタの要
部拡大断面図、図2は二重拡散層用の不純物のイオン注
入および熱拡散の実験結果を示す不純物濃度分布図であ
る。図1の実施例では二重拡散層が浅いn形層とそれよ
り深いp形層とからなり、n形層用不純物を砒素とし,
p形層用不純物をボロンとするが、本発明はもちろんこ
れに限らず種々の場合に適用できる。
【0011】図1(a) は本発明方法を適用する前の状態
を示す。DMOSトランジスタ用のウエハの基板1ない
しエピタキシャル層はn形で、これにチャネル形成層で
あるp形のウエル2が例えば1017原子/cm3 程度の不純
物濃度で深く拡散され、その表面に250 Å程度の薄いゲ
ート酸化膜3が付けられ、かつその上側に多結晶シリコ
ンを成長させフォトレジストのマスク膜Mによる指定パ
ターンでエッチングを施すことによりゲート4が形成さ
れているものとする。
【0012】図1(b) は二重拡散層中の浅い方のn形層
用不純物のイオン注入工程を示す。イオン注入用マスク
にはゲート4とフォトレジストのマスク膜M1を用い、n
形の不純物ないしはドナーとして砒素Asを例えば4.5 x
1015原子/cm2 のドーズ量,50keVの加速電圧で例えば
0.036μmの平均飛程の深さにイオン注入して後述のn
形層11用の導入不純物11aとする。図の右側にこのイオ
ン注入された砒素Asの深さdに対する不純物濃度Cの分
布がC1aで示されている。
【0013】図1(c) は深い方のp形層用不純物のイオ
ン注入工程を示す。ゲート4と別のマスク膜M2をイオン
注入用マスクとして、p形の不純物ないしアクセプタと
してボロンBを例えば5x1013原子/cm2 のドーズ量,
60keVの加速電圧で砒素Asの場合より数倍深い例えば
0.2μmの平均飛程でイオン注入して導入不純物12aと
する。図の右側にその不純物濃度分布をC2aで示す。な
お、図1(b) の砒素Asのイオン注入と図1(c) のボロン
Bのイオン注入は後述のチャネリング問題を除外して工
程順序を入れ換えることが可能である。
【0014】また、両不純物を図のようにゲート酸化膜
3のみを通してウエル2の表面部にイオン注入すること
でもよいが、その表面の結晶格子に与えるダメージをで
きるだけ減少させるため、図1(a) の工程に入る前に少
なくとも数十Å, この実施例では数百Åの膜厚の追加酸
化膜を例えば 900℃, 数十分程度の熱酸化処理により付
けて置くのが、DMOSトランジスタの場合にはダメー
ジによる耐圧の低下や動作しきい値のばらつきを防止す
る上でとくに望ましい。
【0015】図1(d) は熱拡散工程を示す。熱処理は例
えば 900℃, 1hr.の条件で行ない、上述の導入不純物11
aと12aである砒素AsとボロンBをそれぞれ 0.2〜0.25
μmと 0.5〜O.7 μmの深さに拡散させてn形層11とp
形層12からなる二重拡散層10とする。図の右側にこの熱
拡散後の砒素AsとボロンBの濃度分布がC1とC2でそれぞ
れ示されている。この実施例では二重拡散層10内のpn接
合面はウエル2の表面から 0.2μm程度の深さに形成さ
れる。
【0016】図1(e) にDMOSトランジスタの完成時
の状態を示す。このトランジスタはn形層11をソース
層, p形層12をベース層, p形のウエル2をチャネル形
成層,n形の基板1をドレイン領域とそれぞれするが、
ドレイン用にn形の接続層5を設けるのが望ましいので
図1(b) の工程で基板1の表面の所定範囲にも砒素Asを
イオン注入して置き、図1(d) の工程でそれを熱拡散さ
せてドレイン接続層5を作り込む。この熱拡散工程後は
燐シリケートガラス等の層間絶縁膜6を成膜して要所に
窓を開口し、かつ電極膜7用にアルミを被着してフォト
エッチングによりソースSとドレインDとゲートG用の
電極を形成する。さらに電極膜7上を窒化シリコン等の
保護膜で覆うのが通例であるが図では省略されている。
【0017】本発明方法では、上述のように図1(b) の
工程でイオン注入する砒素Asの平均飛程より図1(c) の
工程でイオン注入するボロンBの平均飛程をかなり深く
し、イオン注入後のボロンBのピーク濃度の深さでは砒
素Asの濃度を充分低く抑えるので、イオン注入したボロ
ンBの大部分を図1(d) の工程でp形層12内に熱拡散さ
せてアクセプタ量を従来の3倍以上にも増加させ、p形
層12にこの実施例ではDMOSトランジスタのベース層
としての機能を確実に果たさせてトランジスタ性能のば
らつきを減少させることができる。
【0018】図2(a) に図1と同様な二重拡散層に対す
るイオンマイクロアナライザによる分析結果を示す。図
の横軸は深さd, 縦軸は不純物濃度Cであり、イオン注
入後のボロンBの不純物濃度分布がBiで, 熱拡散後の砒
素AsとボロンBの不純物濃度分布がAdとBdで, ボロンB
を単独でイオン注入した場合の熱拡散後の不純物濃度分
布がBd0でそれぞれ示されている。なお、この実験試料
ではpn接合が半導体面から0.15μmの深さに形成されて
いる。熱拡散後のボロンの不純物濃度分布Bdの左側のピ
ークからわかるように砒素Asが拡散されたn形層11内に
ボロンBが若干取り込まれているが、p形層12内のボロ
ン濃度はボロン単独の場合の不純物濃度分布Bd0と比べ
て大差はなく、イオン注入されたボロンBの大部分がp
形層12に貢献していることがわかる。
【0019】図2(b) はn形不純物として燐Pを用いた
場合の実験結果を同図(a) と同様な要領で示すもので、
イオン注入時のボロンBの不純物濃度分布がBi, 熱拡散
後の燐PとボロンBの不純物濃度分布がPdとBd, ボロン
Bだけをイオン注入した時の熱拡散後の不純物濃度分布
がBd0でそれぞれ示されている。ボロンのイオン注入時
の不純物濃度分布Biのピークより熱拡散後の不純物濃度
分布Bdのピークが浅い方にずれていることから、燐Pの
場合にもn形層がボロンを取り込む効果をもつことがわ
かる。なお、この実験では燐の効果を確かめるために不
純物濃度が高く取られているが、二重拡散層を作り込む
場合はドーズ量がもちろん下げられる。しかし、燐Pは
熱拡散速度が高くその不純物濃度分布Pdが図のようによ
く延びるので、二重拡散層を作り込むにはボロンを前述
のようにpn接合を形成すべき深さより大な平均飛程でイ
オン注入するのが望ましい。
【0020】図2(c) にn形不純物として同様に燐を用
いた場合につきp形不純物としてのボロンとのイオン注
入の順序の違いがボロンの濃度分布に与える影響を実験
した結果を同図(a) と同じ要領で示す。イオン注入時の
燐Pの不純物濃度分布がPi,ボロンBを先にイオン注入
した場合と燐Pを先にイオン注入した場合のボロンBの
イオン注入時の不純物濃度分布がBi1とBi2でそれぞれ
示されている。なお、これら二つの場合について燐Pの
不純物濃度分布Piには差が認められなかった。図示のよ
うに分布Bi2がピークになる平均飛程は0.18μmで分布
Bi1の平均飛程0.20μmより浅く、これから燐を先にし
た方が若干であるがボロンをイオン注入し難くなること
がわかる。
【0021】これは原子半径が大きな燐を先にイオン注
入すると半導体面が非晶化しボロンが注入され難くなる
ためと考えられる。しかし、ボロンを先にイオン注入す
ると半導体面にいわゆるチャネリングが発生してトラン
ジスタの特性がその悪影響を受けるおそれがあるので、
実際には燐を先にイオン注入する方がよい。同様に、図
1の実施例の場合も原子半径の大な方の砒素をボロンよ
り先にイオン注入するのがチャネリングを防止する上で
有利である。
【0022】
【発明の効果】以上のとおり本発明方法では、半導体の
表面部に互いに深さが異なるn形層とp形層とからなる
二重拡散層を作り込むに際して、n形層とp形層用の不
純物を半導体の表面部に対して不純物の一方の平均飛程
が他方の平均飛程よりも大きくなるようイオン注入した
後に両層用の不純物を同時に熱拡散させることにより、
次の効果を得ることができる。
【0023】(a) n形層とp形層用の不純物のイオン注
入時の濃度分布の重なりが減少するので、深い方の拡散
層用にイオン注入した不純物が熱拡散工程中に逆の導電
形の浅い方の拡散層に捕捉される割合を減少させて利用
効率を従来の3倍以上に向上することができ、本発明方
法により二重拡散層をばらつきが少ない正確な不純物濃
度で作り込んでトランジスタの性能を向上しかつ特性の
ばらつきを減少させることができる。 (b) 二重拡散層中の深い方の拡散層用の不純物の利用効
率が上がるので従来のように不純物を余分にイオン注入
する必要がなくなり、本発明によって不純物のドーズ量
を下げて半導体表面に与える結晶欠陥を減少させ、欠陥
に基づくトランジスタの耐圧低下を防止し電界効果トラ
ンジスタでは動作しきい値のばらつきを減少させること
ができる。 本発明方法はイオン注入時の不純物に対する加速電圧を
若干上げるだけで実施することができ、工程数やコスト
を全く増加させることなく上述の半導体装置の性能を向
上させ品質のばらつきを減少させる効果を上げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重拡散層の作り込み方法をDMOS
トランジスタに適用した実施例を主な工程ごとの状態で
示し、同図(a) は本発明方法を適用する前、同図(b) は
n形層用不純物のイオン注入工程、同図(c) は砒素用不
純物のイオン注入工程、同図(d) は熱拡散工程、同図
(e) はトランジスタの完成時の状態をそれぞれ示すDM
OSトランジスタの要部拡大断面図である。
【図2】本発明方法に関連する二重拡散層用不純物のイ
オン注入と熱拡散に関する実験結果を示し、同図(a) は
不純物が砒素とボロンの場合、同図(b) は不純物が燐と
ボロンの場合、同図(c) は燐とボロンのイオン注入順序
を入れ換えた場合にそれぞれ関する実験結果の不純物濃
度分布図である。
【符号の説明】
1 半導体基板ないしエピタキシャル層 2 二重拡散層が作り込まれるウエル 10 二重拡散層 11 n形層 12 p形層 As n形層用の不純物としての砒素 B p形層用の不純物としてのボロン C 不純物濃度 C1 砒素の不純物濃度分布 C2 ボロンの不純物濃度分布 d 不純物のイオン注入ないし拡散の深さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/73 8617−4M H01L 21/265 A 7377−4M 29/72

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体の表面部に互いに深さが異なるn形
    層とp形層からなる二重拡散層を作り込む方法であっ
    て、両層用の不純物を半導体の表面部に対してn形層と
    p形層用の不純物の一方の平均飛程が他方の平均飛程よ
    り大になるようそれぞれイオン注入した後に、n形層と
    p形層用の不純物を同時に熱拡散させることを特徴とす
    る二重拡散層の作り込み方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法において、n形層と
    p形層用の不純物の一方を熱拡散後の二重拡散層内に形
    成すべきpn接合面の深さより大な平均飛程でイオン注入
    することを特徴とする二重拡散層の作り込み方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の方法において、二重拡散
    層のp形層の深さがn形層より大であり、n形層用の不
    純物に砒素を,p形層用の不純物にボロンをそれぞれ用
    いることを特徴とする二重拡散層の作り込み方法。
JP13543892A 1992-05-28 1992-05-28 二重拡散層の作り込み方法 Pending JPH05335559A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5837597A (en) * 1994-12-21 1998-11-17 Nec Corporation Method of manufacturing semiconductor device with shallow impurity layers
US5972768A (en) * 1996-02-19 1999-10-26 Fuji Electric Co. Ltd. Method of manufacturing semiconductor device having low contact resistance
US6043532A (en) * 1996-11-11 2000-03-28 Sgs-Thomson Microelectronics S.R.L. DMOS transistor protected against "snap-back"
KR100839656B1 (ko) * 2006-12-28 2008-06-19 주식회사 실트론 Pn 접합 방법 및 그 구조
JP2017183315A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 住友重機械工業株式会社 レーザアニール装置及び活性化アニール方法

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