JPH05335514A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH05335514A
JPH05335514A JP4140407A JP14040792A JPH05335514A JP H05335514 A JPH05335514 A JP H05335514A JP 4140407 A JP4140407 A JP 4140407A JP 14040792 A JP14040792 A JP 14040792A JP H05335514 A JPH05335514 A JP H05335514A
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JP
Japan
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misfet
drain
gate
source
junction
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JP4140407A
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Shinichi Takagi
信一 高木
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作マージンが向上できると共に、歩留りが
向上でき、高速化及び高集積化ができることを目的とす
る。 【構成】 第1のMISFETのドレイン13と第2の
MISFETのソース13とが接続され、第1のMIS
FETのドレイン13あるいは第2のMISFETのソ
ース13と第2のMISFETのゲート8とがpn接合
からなるダイオードを介して接続され、第1のMISF
ETのソース6がビット線に接続され、第1のMISF
ETのゲ−ト4がワ−ド線に接続され、第2のMISF
ETのドレイン10が電源線に接続された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超小型の半導体記憶装置
に係り、特にダイナミック型RAM用のメモリセルに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、MOS型集積回路を用いたDRA
Mのメモリセルは、1つのMOSFETに1つのキャパ
シタを組み合わせたものが用いられていた。メモリ容量
の増大に伴ってメモリセル面積の縮小化が必要となる
が、このトランジスタとキャパシタからなるセルの場
合、キャパシタに保持された電荷のみでビット線の電位
を変化させるため、セル面積を縮小する場合でもキャパ
シタの容量値はあまり小さくできず、このため面積縮小
化に際して大きな障害となっていた。
【0003】この問題を解決するため、セル自身に保持
電荷を増幅して出力するゲインセルが提案されている。
その1つに、キャパシタとしてトランジスタのゲートキ
ャパシタを用い、読み出しに際して電流をトランジスタ
で増幅し、電荷を電源線から供給するセルが提案されて
いる(W.H.Krautschneider et al.: MicroelectronicEn
gineering,15(1991)367-370) 。
【0004】図14にかかるゲインセルの回路図を示
す。同図によれば、セルに保持される0,1の情報は第
2のMOSFET(M2 )のゲートに蓄積される電荷と
して蓄えられる。データ書き込み時には、スイッチング
素子Sをonにしてトランスファーゲートである第1の
MOSFET(M1 )のドレインと電荷増幅用素子であ
るM2 のゲートとを短絡する。
【0005】即ち、データを書き込むときは、WL(ワ
ード線)を1にし、スイッチング素子Sを短絡させる
と、BL(ビット線)の電位はM2 のゲートに書き込ま
れる。また、データを読み出すときは、スイッチング素
子Sを開放の状態でWLを1にして、もしゲートに1の
電位が書き込まれていれば、M2 がオンして電源線VDD
から電荷が供給されBLの電位を引き上げる。0の情報
が書き込まれていれば、M2 はオンせず、BLの電位の
上昇はない。この結果をセンスアンプで増幅すれば、デ
ータを読み出すことができる。
【0006】図15にスイッチング素子Sとして、シリ
コンとアルミニウムとのショットキーダイオ−ド(D)
を用いた例を示す。同図によれば、シリコン基板100
の能動領域上に直列に接続されたM1 及びM2 が形成さ
れ、M1 はワ−ド線(WL)に接続されたポリシリコン
のゲ−ト電極101と、このゲ−ト電極101の両側に
あってビット線(BL)に接続されたソ−ス/ドレイン
領域102とを有し、M2 はゲ−ト電極101と、この
ゲ−ト電極101の両側にあって電源線VDDに接続され
たソ−ス/ドレイン領域102と、M1 及びM2 が共有
するソ−ス/ドレイン領域102及びゲ−ト電極101
上に形成され、ソ−ス/ドレイン領域102及びゲ−ト
電極101を接続するアルミニウム層103とを有して
いる。
【0007】従って、セルに保持される0及び1の情報
は、M2 のゲートに蓄積される電荷によって決定され、
読み出しに際しては、電流をM2 で増幅し、電荷を電源
線VDDから供給する。M1 のドレインとM2 のゲートと
の間には、ショットキーダイオ−ド(D)が介在し、情
報1を読み出す時にゲートに蓄積された電荷を逃がさな
い役目を果たし、書き込み時には順方向にバイアスされ
て電流が流れる。逆方向電流がまったく流れないと、情
報0を書き込むことができないため、実際には、情報1
読み出し時のゲート蓄積電荷の逃げがM2 の増幅作用に
影響を与えない範囲で適度に逆方向電源が流れるという
非常に複雑かつ微妙なスイッチング特性が要求されてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のゲインセルにおいては、セルの書き込み時間を
決定するショットキー接合の逆方向電流量の制御が難し
いため、セルの動作マージンの低下、歩留りの低下及び
書き込み時間の増大による動作速度の低下を招くという
問題点があった。
【0009】また、ダイオードはアルミニウムとポリシ
リコンとの間のショットキ−接合であるため、電流−電
圧特性がポリシリコンの表面状態やポリシリコン薄膜の
膜質及び粒径などに強く依存するので、制御性、均一性
及び再現性が低下するという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、
動作マージンが向上できると共に、歩留りが向上でき、
高速化及び高集積化ができる半導体記憶装置を提供する
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するため、第1のMISFETのドレインと第2の
MISFETのソースとが接続され、上記第1のMIS
FETのドレインあるいは上記第2のMISFETのソ
ースと上記第2のMISFETのゲートとがpn接合か
らなるダイオードを介して接続され、上記第1のMIS
FETのソースがビット線に接続され、上記第1のMI
SFETのゲ−トがワ−ド線に接続され、上記第2のM
ISFETのドレインが電源線に接続されたものであ
り、pn接合の接合界面が第1のMISFETあるいは
第2のMISFETの形成された半導体基板中に存在す
るものである。
【0012】
【作用】本発明においては、pn接合ダイオ−ドが半導
体基板中に存在するので、半導体中にドープされた不純
物量に応じて逆方向バイアス時における電流量の制御性
が向上する。さらに、接合界面が半導体バルク中に存在
することから、不安定な表面状態の影響を受けないの
で、電流量の制御性、均一性及び再現性が向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明のゲインセルに係る実施例を図
面に基づいて説明する。
【0014】図1はゲインセルの断面図であり、図2〜
図6はゲインセルの製造工程断面図である。
【0015】図1において、ゲインセルは、p型シリコ
ン基板1に素子分離用の素子分離絶縁膜2が形成され、
p型シリコン基板1の能動領域所定部上にはゲート酸化
膜3,7及びゲート電極4,8が順次形成されている。
ゲート電極4,8の外側のp型シリコン基板1表面部に
は高濃度n型領域のソース領域6及びドレイン領域10
が形成されている。ゲート電極4,8間にあって第1の
MOSFETのドレインあるいは第2のMOSFETの
ソースの形成予定領域には不純物濃度が1019cm-3台の
n型拡散領域11が形成され、ゲート電極4,8の側壁
に側壁絶縁膜5,9が形成されている。また、n型拡散
領域11の表面部には不純物濃度が1019cm-3台のp型
拡散層12が形成され、このp型拡散層12の表面部に
は不純物濃度が1017〜1018cm-3程度の中濃度n型領
域13が形成されている。更に、中濃度n型領域13及
びゲート電極8上にはこれらを接続する高濃度n型のポ
リシリコン電極14が形成され、ソース領域6及びドレ
イン領域10並びにゲート電極4上に開口部を有する層
間絶縁膜15が形成され、この層間絶縁膜15の開口部
にビット線16、ワード線17及び電源線18が形成さ
れている。
【0016】次に、かかる構成のゲインセルの製造方法
を説明する。
【0017】先ず、通常のMOS集積回路の工程と同様
にp型シリコン基板1に素子分離絶縁膜2を形成して素
子分離を行なう(図2)。
【0018】その後、p型シリコン基板1の表面を酸化
してp型シリコン基板1の能動領域所定部上にゲート酸
化膜3,7を形成する。更に、全面にポリシリコン薄膜
を熱CVD法により堆積して燐拡散を行った後、パター
ニングして、ゲート酸化膜3,7上にゲート電極4,8
を形成する。その後、第1のMOSFETのドレインあ
るいは第2のMOSFETのソースとなる領域をレジス
トで被覆して、砒素のイオン注入を行い、ゲート電極
4,8の夫々片側に高濃度n型領域のソース領域6及び
ドレイン領域10を形成する(図3)。
【0019】その後、レジストを剥離して燐のイオン注
入を行い、第1のMOSFETのドレインあるいは第2
のMOSFETのソースとなる領域にn型拡散領域11
を形成する。続いて、全面に熱CVD法により絶縁膜を
堆積した後、エッチバックして、ゲート電極4,8の側
壁に側壁絶縁膜5,9を形成する(図4)。
【0020】その後、ボロンの飛程が前工程の燐の飛程
より浅くなるように、且つイオン注入により形成される
pn接合近傍の燐及びボロンの不純物濃度が1019cm-3
台になるように、BF2 のイオン注入を行い、n型拡散
領域11の表面部にp型拡散層12を形成し、第1のM
OSFETのドレインあるいは第2のMOSFETのソ
ースとなる領域にpn接合を形成する(図5)。
【0021】その後、全面にポリシリコンを堆積して砒
素をイオン注入した後、パターニングを行い、p型拡散
層12及びゲート電極8上にこれらを接続するポリシリ
コン電極14を形成する。更に、所望の逆方向電流が得
られる濃度になるように熱工程を加えてポリシリコン電
極14から砒素をシリコン基板1中に拡散させ、pn接
合の界面近傍の砒素濃度が1017〜1018cm-3程度にな
るように、p型拡散層12の表面部に中濃度n型領域1
3を形成する(図6)。
【0022】しかる後、全面に層間絶縁膜15として、
シリコン酸化膜を熱CVD法により堆積し、高濃度n型
領域のソース領域6及びドレイン領域10並びにゲート
電極4上の層間絶縁膜15を開口する。さらに、全面に
アルミニウム薄膜をスパッタリング法により堆積してパ
ターニングを行い、層間絶縁膜15の開口部にビット線
16、ワード線17及び電源線18を形成し、工程を終
了する(図1)。
【0023】かくして、本実施例によれば、pn接合ダ
イオ−ドが半導体基板中に存在しているため、半導体中
にドープされた不純物量に応じて逆方向バイアス時の電
流量の調節及び設計ができる。さらに、界面が半導体バ
ルク中に存在するため、不安定な表面状態の影響を受け
ないので、電流量の制御性、均一性及び再現性が向上す
る。
【0024】次に、本発明のゲインセルに係る他の実施
例を図面により説明する。
【0025】図7はpn接合ダイオードとして、負性抵
抗を有するエサキダイオード(または、共鳴トンネルダ
イオード)を用いたゲインセルの回路図及びエサキダイ
オードの電流−電圧特性図である。図8はエサキダイオ
ードを用いたゲインセルの断面図であり、図9は化合物
半導体によるエサキダイオードを用いた場合のゲインセ
ルの断面図である。
【0026】図7(a)において、ゲインセルは、ソ−
スがビット線(BL)に接続され、ゲ−トがワ−ド線
(WL)に接続された第1のMOSFET(M1 )と、
ドレインが電源線(VDD)に接続され、ソ−スがM1
ドレインに接続された第2のMOSFET(M2 )と、
2 のゲ−トとM1 のドレインとの間に接続されたエサ
キダイオード(D)とから構成されている。
【0027】このようなエサキダイオード(D)を用い
たゲインセルでは、情報1を読み出す際、M2 のゲート
電圧が高い状態にある時間が長いほど、ビット線(B
L)に駆動できる電荷量が多くなることから、図7
(b)に示すように、読み出し動作直後にダイオードに
印加される電圧(VDD−Vpr :電源電圧−プリチャー
ジ電圧)が、電流−電圧特性の谷の電圧の近傍であれ
ば、ゲートから電荷が逃げにくくなり、駆動電荷量が増
大する。つまり、エサキダイオード(D)を用いれば、
セル動作の特性が向上することになる。
【0028】図8において、かかるゲインセルは、p型
シリコン基板1に素子分離用の素子分離絶縁膜2が形成
され、p型シリコン基板1の能動領域所定部上にはゲー
ト酸化膜3,7を介してゲート電極4及び高濃度のp型
ポリシリコンゲート電極23が形成されている。ゲート
電極4,23の外側のp型シリコン基板1表面部には高
濃度n型領域のソース領域6及びドレイン領域10が形
成されている。ゲート電極4,23間にあって第1のM
OSFETのドレインあるいは第2のMOSFETのソ
ースの形成予定領域には不純物濃度が1020cm-3台のn
型拡散領域20が形成され、ゲート電極4,23の側壁
に側壁絶縁膜5,9が形成されている。また、n型拡散
領域20の表面部には不純物濃度が1020cm-3台のp型
拡散層21が形成されている。更に、p型拡散層21及
びゲート電極23上にはこれらを接続する高濃度p型ポ
リシリコン電極22が形成され、ゲート酸化膜7下のp
型シリコン基板1表面部には低濃度n型領域24が形成
されている。また、ソース領域6及びドレイン領域10
並びにゲート電極4上に開口部を有する層間絶縁膜15
が形成され、この層間絶縁膜15の開口部にビット線1
6、ワード線17及び電源線18が形成されている。
【0029】そして、このようなゲインセルは、図3に
示す工程の後、燐あるいは砒素のイオン注入のみを行っ
て1020cm-3程度の濃度までドーピングした後、ポリシ
リコンを堆積すると共に、BF2 をイオン注入し、ポリ
シリコンからボロンを1020cm-3程度まで拡散して形成
される。
【0030】また、このゲインセルでは、第2のMOS
FETのゲート電極23がp型ポリシリコンなので、第
2のMOSFETのチャネルには、予め砒素を浅くイオ
ン注入して低濃度n型領域24を形成することで、閾値
を適切に調整し、埋め込みチャネル型MOSFETとし
ておく必要がある。
【0031】さらに、エサキダイオードをシリコンで構
成すると、電流が谷となる電圧は0.2V近傍の値とな
る。もしこの値が、全体的なセル動作を考える上で低す
ぎるならば、図9に示すように、基板1上に他の禁制帯
幅の広い半導体、例えば、不純物濃度が1020cm-3台の
ガリウム砒素薄膜25,26(または、インジウム燐,
ガリウム燐等)を積層してpn接合を形成すれば良い。
【0032】図10はスイッチング素子として書き込み
信号を入力する電極をゲートに持つMOSFETを用い
たゲインセルの回路図、図11はそのゲインセルの断面
図、図12はスイッチング素子としてゲート付きダイオ
ードを用いたゲインセルの断面図、図13はそのゲート
付きダイオードの電流−電圧特性図及びゲート付きダイ
オードを用いたゲインセルの部分断面図である。
【0033】図10において、ゲインセルは、ソ−スが
ビット線(BL)に接続され、ゲ−トがワ−ド線(W
L)に接続された第1のMOSFET(M1 )と、ドレ
インが電源線(VDD)に接続され、ソ−スがM1 のドレ
インに接続された第2のMOSFET(M2 )と、M2
のゲ−トとM1 のドレインとの間に接続された書き込み
信号を入力する電極(VWRITE )をゲートに有する第3
のMOSFET(M3 )とから構成されている。
【0034】図11において、ゲインセルは、p型シリ
コン基板1に素子分離用の素子分離絶縁膜2が形成さ
れ、p型シリコン基板1の能動領域所定部上にはゲート
酸化膜3,ゲート電極4が順次形成されると共に、高濃
度n型ポリシリコンソ−ス領域27,p型ポリシリコン
チャネル領域28,高濃度n型ポリシリコンドレイン領
域29が横方向に順次形成されている。ゲート電極4の
両側のp型シリコン基板1表面部には高濃度n型領域の
ソース領域6及び高濃度n型ポリシリコンソ−ス領域2
7直下に位置する高濃度のn型拡散領域20が形成され
ている。また、p型ポリシリコンチャネル領域28上に
は絶縁膜(図示略す)を介してゲ−ト電極30が形成さ
れ、p型ポリシリコンチャネル領域28の下方には低濃
度n型領域24が形成されている。さらに、ソース領域
6、ゲート電極4,30及び高濃度n型ポリシリコンド
レイン領域29に隣接するp型シリコン基板1表面部に
形成されたドレイン領域10上に開口部を有する層間絶
縁膜15が形成され、この層間絶縁膜15の開口部にビ
ット線16、ワード線17、書き込み信号用の金属線3
1及び電源線18が形成されている。
【0035】即ち、かかるゲインセルは、スイッチング
素子を第3のMOSFET(M3 )により構成し、読み
出し動作と書き込み動作とを区別するための電極(V
WRITE)を付加したものであり、第3のMOSFET
(M3 )のゲート電極を書き込み時のみオンにして、第
1のMOSFET(M1 )のドレインと第2のMOSF
ET(M2 )のゲートとを短絡させる。これにより、p
n接合に対する逆バイアス時の電流量の制限のない、安
定性の高いセルが得られる。
【0036】また、第3のMOSFET(M3 )に代え
て、図12に示すようなゲ−ト付きダイオードを用いて
も良い。この素子では、図13に示すように、電極(V
WRIT E )のゲート電圧に依存して、pn接合の電流−電
圧特性を変化させることができる。即ち、第3のゲート
電極に正のバイアスを印加しておけば、pn接合の逆バ
イアス電流は小さいが、第3の電極に負の電圧をある値
以上印加すると、バンド間トンネル電流が流れて逆バイ
アス電流が著しく増大する。そこで、書き込み動作時の
みに負電圧を印加すれば、セル動作が実現できる。ま
た、その際、フラットバンド電圧を適正に選んで、正電
圧の印加によって逆バイアス電流をカットオフするよう
に設定することもできる。尚、ゲート付きダイオードを
用いたゲインセルは図1に示すゲインセルにゲ−ト電極
30及び書き込み信号用の金属線31を付加したもので
あり、その他の構成は同様なので、説明を割愛する。
【0037】本実施例では、nチャネルMOSFETを
用いたが、pチャネルMOSFETを用いても良いこと
は言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ゲ
ート容量に情報を蓄積する高集積化に優れたDRAMセ
ルを制御性、均一性及び再現性良く実現できる。よっ
て、セルの動作マージンが向上できると共に、歩留りが
向上でき、高速化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲインセルの断面図である。
【図2】本発明のゲインセルの製造工程断面図である。
【図3】本発明のゲインセルの製造工程断面図である。
【図4】本発明のゲインセルの製造工程断面図である。
【図5】本発明のゲインセルの製造工程断面図である。
【図6】本発明のゲインセルの製造工程断面図である。
【図7】本発明のエサキダイオードを用いたゲインセル
の回路図及びエサキダイオードの電流−電圧特性図であ
る。
【図8】本発明のエサキダイオードを用いたゲインセル
の断面図である。
【図9】本発明のエサキダイオードを用いた他のゲイン
セルの断面図である。
【図10】本発明の書き込み信号を入力する電極をゲー
トに持つゲインセルの回路図である。
【図11】本発明の書き込み信号を入力する電極をゲー
トに持つゲインセルの断面図である。
【図12】本発明のゲート付きダイオードを用いたゲイ
ンセルの断面図である。
【図13】本発明のゲート付きダイオードの電流−電圧
特性図及びゲート付きダイオードを用いたゲインセルの
部分断面図である。
【図14】従来のゲインセルの基本回路図である。
【図15】従来のショットキーダイオードを用いたゲイ
ンセルの回路図及び断面図である。
【符号の説明】
1 p型シリコン基板 2 素子分離絶縁膜 3,7 ゲート酸化膜 4,8 ゲート電極 5,9 側壁絶縁膜 6 ソース領域 10 ドレイン領域 11 n型拡散領域 12 p型拡散層 13 中濃度n型領域 14 ポリシリコン電極 15 層間絶縁膜 16 ビット線 17 ワード線 18 電源線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のMISFETのドレインと第2の
    MISFETのソースとが接続され、上記第1のMIS
    FETのドレインあるいは上記第2のMISFETのソ
    ースと上記第2のMISFETのゲートとがpn接合か
    らなるダイオードを介して接続され、上記第1のMIS
    FETのソースがビット線に接続され、上記第1のMI
    SFETのゲ−トがワ−ド線に接続され、上記第2のM
    ISFETのドレインが電源線に接続されたことを特徴
    とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 pn接合の接合界面が第1のMISFE
    Tあるいは第2のMISFETの形成された半導体基板
    中に存在することを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 pn接合からなるダイオードは高濃度不
    純物がドープされた半導体により形成されるエサキダイ
    オードであることを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 第1のMISFETのドレインと第2の
    MISFETのソースとが接続され、上記第1のMIS
    FETのドレインあるいは上記第2のMISFETのソ
    ースと上記第2のMISFETのゲートとが負性微分抵
    抗を有する共鳴トンネルダイオードを介して接続され、
    上記第1のMISFETのソースがビット線に接続さ
    れ、上記第1のMISFETのゲ−トがワ−ド線に接続
    され、上記第2のMISFETのドレインが電源線に接
    続されたことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 第1のMISFETのドレインと第2の
    MISFETのゲートとの間に存在するpn接合に近接
    して接合電流を変化させる制御電極を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 第1のMISFETのドレインと第2の
    MISFETのゲートとの間に存在するpn接合に絶縁
    膜を介して上記pn接合の逆方向電流を制御する電極を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 第1のMISFETのドレインと第2の
    MISFETのソースとが接続され、上記第1のMIS
    FETのドレインあるいは上記第2のMISFETのソ
    ースと第3のMISFETのソースとが接続され、上記
    第3のMISFETのドレインと第2のMISFETの
    ゲートとが接続され、上記第1のMISFETのソース
    がビット線に接続され、上記第1のMISFETのゲ−
    トがワ−ド線に接続され、上記第2のMISFETのド
    レインが電源線に接続されたことを特徴とする半導体記
    憶装置。
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JP (1) JPH05335514A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180115999A (ko) * 2017-04-14 2018-10-24 포항공과대학교 산학협력단 다중 레벨의 전하 저장이 가능한 반도체 소자

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KR20180115999A (ko) * 2017-04-14 2018-10-24 포항공과대학교 산학협력단 다중 레벨의 전하 저장이 가능한 반도체 소자

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